JPH0211956Y2 - - Google Patents

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JPH0211956Y2
JPH0211956Y2 JP1983169136U JP16913683U JPH0211956Y2 JP H0211956 Y2 JPH0211956 Y2 JP H0211956Y2 JP 1983169136 U JP1983169136 U JP 1983169136U JP 16913683 U JP16913683 U JP 16913683U JP H0211956 Y2 JPH0211956 Y2 JP H0211956Y2
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JP
Japan
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slits
mold plate
bolt
mold
plate
Prior art date
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JP1983169136U
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JPS6074829U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、モールドプレートに設けられた冷
却用スリツトに特徴がある連続鋳造用モールドに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、連続鋳造設備では、第1図、第2図に示
すように、長辺側モールドプレート1と短辺側モ
ールドプレート1′には、同じ深さに形成された
上下方向に沿う多数本のスリツト5が設けられて
おり、このスリツト5内に冷却媒体を下から上に
通流させることにより長辺側モールドプレート1
と短辺側モールドプレート1′を冷却し、その長
辺方向及び短辺方向の温度分布を均一化しようと
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、長辺側モールドプレート1と短
辺側モールドプレート1′は夫々長辺側バツクプ
レート2と短辺側バツクプレート2′にボルト3
により装着されており、このボルト3の存在によ
りスリツト間隔が他所より大きくなるから、ボル
ト螺合箇所での冷却が不充分となる。従つて、長
辺側モールドプレート1と短辺側モールドプレー
ト1′のボルト螺合箇所を通る長辺方向及び短辺
方向の温度分布を均一化できず、このボルト螺合
箇所でのモールド壁面の溶損や割れ(クラツク)
を生じ、これにより短期間の操業でモールドプレ
ートの交換を余儀なくされるという重大な欠点が
あつた。
〔考案の目的〕
この考案は前記課題を解決するためになしたも
ので、モールドプレートのボルト螺合箇所での冷
却効果を高めることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る連続鋳造用モールドは、第1図
〜第3図に示す如く、モールドプレート1,1′
に設けられたスリツト5の内、モールドプレート
1,1′をバツクプレート2,2′に装着したボル
ト3の両側に位置するスリツト5Aのみを、ボル
ト3の先端及び他のスリツトの底面よりモールド
プレート1,1′表面側に近づくよう深く形成し、
他のスリツト5を前記スリツト5Aより浅く形成
していることを特徴としており、このような構成
によつて前記目的を達成するものである。
〔作用〕
ボルト3の両側に位置するスリツト5Aはボル
ト3の先端及び他のスリツトの底面よりモールド
プレート1,1′の表面側に近づくようにされて
いるから、ボルト3の先端側に位置するモールド
プレート部分は他のモールドプレート部分と略同
程度に冷却される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に沿い説明す
る。
図中1は長辺側モールドプレートで、長辺側バ
ツクプレート2にボルト3により装着され、長辺
側バツクプレート2を介し対向配置されている。
1′は短辺側モールドプレートで、位置調整装
置8及びタイボルト9を介して長辺側モールドプ
レート1に取り付けた短辺側バツクプレート2′
に図示しないボルト3により装着され、短辺側バ
ツクプレート2′を介し対向配置されると共に、
タイボルト9による締結によつて長辺側モールド
プレート1間に挟持固定されている。
長辺側、短辺側モールドプレート1,1′の裏
面部には、凹所4と、該凹所4に連続した上下方
向に沿う多数本のスリツト5が設けられ、また、
長辺側、短辺側バツクプレート2,2′には、前
記凹所4と上下で連通する供給通路6と排出通路
7が設けられており、供給通路6を介して外部か
ら供給される冷却媒体がスリツト5内を下から上
へ通流して排出通路7を介して外部へ排出するよ
うになつている。
この考案は、このような連続鋳造用モールドに
おいて、長辺側、短辺側モールドプレート1,
1′に設けられたスリツト5の内、長辺側、短辺
側モールドプレート1,1′を長辺側、短辺側バ
ツクプレート2,2′に装着したボルト3の両側
に位置するスリツト5Aのみを、ボルト3の先端
及び他のスリツトの底面より長辺側、短辺側モー
ルドプレート1,1′の表面側に近づくよう深く
形成し、他のスリツト5を前記スリツト5Aより
浅く形成していることを特徴とする。
具体的には、モールドプレート厚を39〜40mm、
スリツト5の深さをボルト3の先端位置の近傍に
達する15mmとした場合、スリツト5Aの深さを20
mmとし、スリツト5Aの先端をボルト3の先端及
び他のスリツトの底面よりモールドプレート1,
1′の表面側に近づくよう深く形成したものであ
る。
以上の構成において、スリツト5内を下から上
へ通流する冷却媒体により長辺側、短辺側モール
ドプレート1,1′の冷却が行われるが、ボルト
3の両側に位置するスリツト5Aの先端はボルト
3の先端及び他のスリツトの底面よりモールドプ
レート1,1′の表面側に近づくよう他のスリツ
ト5より深く形成されているから、ボルト3の先
端側に位置するモールドプレート部分は他のモー
ルドプレート部分と略同程度に冷却される。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案は、モールドプレートを
バツクプレートに装着したボルトの両側に位置す
るスリツト5Aのみをボルトの先端及び他のスリ
ツトの底面よりモールドプレート表面側に近づく
よう深く形成し、他のスリツト5を前記スリツト
5Aより浅く形成したため、ボルトの先端側に位
置するモールドプレート部分を他のモールドプレ
ート部分と略同程度に冷却することができ、長辺
方向、短辺方向の温度分布を均一化することが充
分に可能となるから、ボルト螺合箇所でのモール
ド壁面の溶損や割れが生じることはなく、長期間
に渡つて安定した操業を実施することができる。
また、前記スリツトの設け方により、スリツト
5,5A内を通流する冷却媒体の量を節約できる
他、モールドプレートの強度も維持して、冷却媒
体通路内の圧力が溶鋼圧力より大きくなるような
ことがあつてもモールドプレートの溶鋼側への変
位を極力抑制し、鋳造される鋳片の品質を良好な
ものとできると共に、加工も容易となり、既存接
備に容易かつ確実に適用できる等、産業上極めて
有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図はこの考案の一実施例を示す一
部断面の概略的平面図、同部分拡大図、第2図は
第1図の−線断面図である。 1,1′……モールドプレート、2,2′……バ
ツクプレート、3……ボルト、4……凹所、5,
5A……スリツト、6……供給通路、7……排出
通路、8……位置調整装置、9……タイボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モールドプレートに設けられたスリツトの内、
    モールドプレートをバツクプレートに装着したボ
    ルトの両側に位置するスリツト5Aのみを、ボル
    トの先端及び他のスリツトの底面よりモールドプ
    レート表面側に近づくよう深く形成し、他のスリ
    ツト5を前記スリツト5Aより浅く形成している
    ことを特徴とする連続鋳造用モールド。
JP16913683U 1983-10-31 1983-10-31 連続鋳造用モ−ルド Granted JPS6074829U (ja)

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JP16913683U JPS6074829U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 連続鋳造用モ−ルド

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JP16913683U JPS6074829U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 連続鋳造用モ−ルド

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JPS6074829U JPS6074829U (ja) 1985-05-25
JPH0211956Y2 true JPH0211956Y2 (ja) 1990-04-04

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Publication number Publication date
JPS6074829U (ja) 1985-05-25

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