JPH0718534A - 繊維を捲縮及び交差結合させるための方法と装置 - Google Patents

繊維を捲縮及び交差結合させるための方法と装置

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JPH0718534A
JPH0718534A JP5183482A JP18348293A JPH0718534A JP H0718534 A JPH0718534 A JP H0718534A JP 5183482 A JP5183482 A JP 5183482A JP 18348293 A JP18348293 A JP 18348293A JP H0718534 A JPH0718534 A JP H0718534A
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fibers
tows
fiber
box
tow
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JP5183482A
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Roland Michael
マイケル・ロウランド
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R K CARBON FIBER ZU Ltd
R K CARBON FIBER-ZU Ltd
R K Carbon Fibers Ltd
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R K CARBON FIBER ZU Ltd
R K CARBON FIBER-ZU Ltd
R K Carbon Fibers Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/12Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using stuffer boxes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交差結合可能な繊維、すなわち、トウに、非
対称なで実質的に永久的な捲縮を施す方法及び装置を提
供する。 【構成】 加工前の繊維であるトウ10を、ヒーター1
2を通して加熱することによって柔軟化させ、捲縮用ボ
ックス16に引き込みロール14によって送り込む。ト
ウ10は、ジェット19で蒸気を浴びせられながら、捲
縮用ボックス16の中でドクターブレード15を互い違
いに通され、重錘17によって圧力をかけられる。捲縮
用ボックス16から取り出されたトウ10は、複数の加
熱領域を持つオーブン18で加熱される。その後、取出
しロール22によって引き出されながら、送風機21で
冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差結合(crosslinkin
g)した繊維に、非対称な捲縮(crimps)、すなわち、「縮
れ」を与えるための装置及び方法に関する。特に、更に
熱処理することによって捲縮が行なわれる点において、
あたかも交差結合したように動く繊維の中のトウに含ま
れる交差結合した繊維を捲縮する装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】「捲縮」とは、「繊維にお
ける非線形性」と定義することができる。カーペットの
製造に用いられる多くの人造繊維の場合、不織(non-wov
en )のバッティングや繊維の捲縮や曲がりは人工的に熱
や機械を用いて施される。また、捲縮は非線形の(捲縮
した)繊維と真っすぐな繊維(繊維を延ばしたもの)に
おける相違と考えられている。2つの繊維が互いに平行
になることを防ぐことによって、捲縮が糸にバルクをも
たらすので、捲縮はカーペット用繊維及び不織の繊維の
応用品おいて重要となる。その結果、カーペットのタフ
トは、より大きな遮蔽力、柔らかな外観、摩擦、摩滅に
対する良い抵抗力を備えることになる。
【0003】捲縮はステープル繊維の加工にも役立つ。
捲縮は、滑りやすいために加工しにくいハイモジュラス
繊維の加工にも、特に役立つ。繊維に波形やねじれをも
たらすように圧力をかけることが蒸気やボックスによっ
てポリエステル、アクリル、ナイロンといったようなス
テープル繊維を捲縮するための標準的なやり方である。
この捲縮がカーディングのような不織の織物加工工程に
おいて、より良く繊維を加工するものであり、ステープ
ル繊維に高いロフト(低密度)のバッティングを形成さ
せるものである。撚り糸を造るための多くの形態が必要
となる効率的なカーディングに捲縮が再び必要になるの
で、この捲縮がこれらの繊維を紡いだ糸に加工するため
に必要になってくる。捲縮は、繊維を一層からませ、撚
り糸を一層強くする手段も提供する。織物全体から見て
も、捲縮は重要である。しかしながら、織物繊維は熱可
塑性であり、それ故に、繊維がガラス転移点を越えて加
熱されると、捲縮が崩れる。例えば、捲縮された連続性
のあるトウPAN(アクリル性)は、OPF(酸化ポリ
アクリロニトリル)の製造のために酸化直前で耐え得る
225℃まで加熱すると、窯から引き出す間に、全体的
に捲縮が損なわれる。
【0004】炭素繊維やそれに関連する繊維のような熱
硬化性繊維は、相対的に知られていないが、それらは柔
らかくならないか、または溶けないために、捲縮するこ
とはない。熱、蒸気、及び圧力は、炭素繊維、(炭素6
5%以上の)炭素質繊維、その他の熱硬化性繊維に対し
て捲縮を生じさせない。撚り糸又はトウを捲縮される、
又は非線形となる配置に繊維をヒートセットに必要とさ
れる温度に均一に加熱されたチャンバーに入れることに
よって、ボックスで捲縮が形成される。蒸気は、通常、
補助的に、円滑にするために使われる。撚り糸がフィー
ドロールによってチャンバーの中に強制的に入れられる
と、既に入っている撚り糸を圧迫し、結果として、フィ
ラメントを曲げ、ねじれを生じさせる。(捲縮させ
る。) ボックスの上部に収まるウエイトチューブは、ボックス
の中の撚り糸の流れと量を左右する。頻度(1インチ当
りの捲縮)及び繊維の中で捲縮の程度は、チューブの重
さとともに、フィード(送り)ロールの速度を、引取り
ロールの速度に対して調整することによって制御され
る。これらの技術によってなされる捲縮は、単一のフィ
ラメントに対しても行なわれ、(トウに対する)紡績技
術で用いられる多様な手段によっても行なわれる。捲縮
は、一般的に、多くの鋭い曲がりで特徴付けられる。
【0005】ここに参照されるべきマッカロウ等による
米国特許第4868038号は、編成された布地の形を
した安定化した高分子繊維を熱処理することによって、
物理的な特性を有する特異な非線形の炭素質繊維を調製
する一つの方法を公開している。不均一な圧力や張力の
ない状況で、繊維が実質的に不可逆なヒートセットにか
けられる方法をここでは述べている。非線形の繊維を得
るために、切れ目のない繊維を解き、望ましい長さに切
る。非線形炭素質繊維を得るために、繊維を編成し、解
くことで繊維を製造する費用が増加する。この捲縮は永
久的であり、その後に熱処理しても消えない。
【0006】ロビンソンによる米国特許第224587
4号では、繊維の弾性的限界を越えて、繊維を曲げて延
ばすという条件下で、繊維をローラーに通して、繊維を
カールした材料に仕立てる方法が公開されている。その
ような方法では、本発明にある非線形繊維は製造には使
われない。この捲縮は、捲縮した繊維をガラス転移点ま
で加熱することによって、除去することができる。
【0007】ヘンミによる米国特許第2623266号
では、洞状構造や螺旋状構造を持つ捲縮された繊維を機
械的に作り出す法を公開している。繊維は加熱され、迷
路のような捲縮を加える一連のバーを通る。しかしなが
ら、繊維は捲縮し、伸張した状態になる。従って、非線
形の繊維とトウを生産するための相対的に廉価で、単純
な方法を提供することが望まれている。更には、繊維に
前段階の加工操作をおこなう必要のない非線形の繊維を
提供する方法が望ましい。また、編成し、解くという作
業を行なう必要のない非線形の繊維を製造する方法を提
供することも望まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、交差結合可能
な繊維又はトウに、非対称で実質的に永久的なヒートセ
ットによる捲縮を形成する方法であって、
(a)繊維又はトウを柔らかくするため
に、さらに交差結合可能な加工前の前記繊維又はトウを
加熱し、(b)前記繊維又はトウに非対称な捲縮を形成
するために、前記加熱した繊維又はトウを水平方向に、
水平な捲縮用ボックスに送り込み、(c)前記捲縮用ボ
ックスに入った前記繊維又はトウに約10乃至50kg
の圧力を加え、(d)前記捲縮用ボックスから、前記繊
維又はトウを張力を加えることなく運び出し、(e)実
質的に永久的な捲縮を形成し、炭素質の繊維又はトウに
するために、張力を加えることなく前記捲縮した前記繊
維又はトウを熱処理することからなる、方法と、交差結
合した繊維又はトウに非対称な捲縮を形成し、その後応
力や張力を加えることなく実質的に永久的なヒートセッ
トによる捲縮を有する炭素質の繊維又はトウを形成する
ための装置であって、 a)更に交差結合可能な加工前の繊維又はトウを加熱す
る手段と、 b)前記繊維又はトウを捲縮用ボックスに送り込むため
の、前記加熱手段に隣り合うロール手段と、 c)前記ロール手段に隣り合い、前記ロール手段から前
記繊維又はトウを受け入れ非対称の捲縮を形成するため
の水平な捲縮用ボックスを有し、前記ボックスは固定式
と可動式のドクターブレードを具え、該可動式のドクタ
ーブレードは折られた状態にある繊維又はトウに圧力を
加えるために該ブレードに圧力を加える手段を有し、さ
らに、 d)前記捲縮用ボックスから出てきた前記繊維又はトウ
を不活性雰囲気において加熱する手段と、 e)圧力又は張力を加えることなく前記捲縮用ボックス
から前記加熱手段まで前記繊維又はトウを運ぶための搬
送手段とを有してなる、 装置。により前記課題を解決する。
【0009】
【実施例】内容を明瞭にするために、以下の説明には特
殊な用語が使用されているが、これらの用語は、本発明
の特定の構成を説明するために選別されたものに過ぎ
ず、本発明の範囲を限定する趣旨ではない。図1にある
ように、加工前繊維(precursor fibers)であるトウ(to
w)10が、繊維を柔軟にするためのヒーター12を最初
に通る。トウが酸化ポリアクリロニトリルベースの繊維
である場合に使用される蒸気ジェット13が、ヒーター
12に具えられていると好都合である。加熱されたトウ
10は、フィード、すなわち、引き込みロール14、1
4Aによって、捲縮用ボックス16に送り込まれる。フ
ィードロール14、14Aは、好適には、捲縮用ボック
ス16に送り込まれた時、蒸気によって柔らかい状態に
繊維を維持するために適切な温度に加熱される。 捲縮
用ボックス16は、その中にトウを送り込み、繊維に圧
力を加える機能を持つ、一組のドクターブレード15,
15Aを具えている。ブレード15,15Aの一つを蝶
番で回転可能にすることによって、圧力が与えられる。
圧力は、図面にもあるように、ばね手段、重錘17、又
はその他の好ましい手段によって与えることができる。
約10キロから50キロの圧力が、酸化ポリアクリロニ
トリル繊維に好ましい捲縮を与えることが見出された。
トウの捲縮は、捲縮用ボックス16のロール14、14
Aの接点において形成される。捲縮用ボックス16にト
ウ10が集められることによって、反対の圧力が生じ、
かくして、トウ10が捲縮を形成する。捲縮用ボックス
16の幅と深さが捲縮のタイプに影響を及ぼす。捲縮中
及び捲縮前のジェット19,19Aからの蒸気もまた、
捲縮の量に影響を及ぼす。
【0010】捲縮用ボックス16の後に、コンベヤ20
があり、これが、捲縮用ボックス16から捲縮されたト
ウ10’を受け取り、さらに、複数の加熱領域18a、
18b、18cのあるオーブン18に、張力や応力を与
えることなく送り込む。最初加熱領域18aは、主にト
ウ10´の脱水のためにある。他の領域である18b、
18cは、トウ10´をヒートセット及び/又は炭化さ
せるために、不活性雰囲気において、捲縮されたトウ1
0´を熱処理するために使われる。
【0011】ヒーター18で加熱されたトウ10´は、
繊維に張力や応力を与えないようにコンベヤの速度に同
期した取出しロール22で取り出される前に、好ましく
は、送風機21によって冷やされる。
【0012】繊維又はトウが安定化した繊維、すなわ
ち、酸化ポリアクリロニトリル繊維からなるもので、ヒ
ートセットが行なわれる場合、酸化繊維は、窒素、アル
ゴン、ヘリウムのような非酸化雰囲気中で、300度か
ら1400度の温度に加熱される。炭化領域は、多数の
加熱領域を持つ、単一の、又は多様な温度勾配を持つ炉
であることができる。不活性ガスは、加熱領域の開口か
ら供給してもよいし、又は繊維が装置の中を通過する過
程において、様々な箇所で吹き出させてもよい。
【0013】本発明による炭素質繊維の調製に好適に使
用される安定化したポリアクリロニトリルの繊維及びト
ウのための、重合物である加工前の材料は、以下の材料
のうちの1つ又はそれ以上から選別される。すなわち、
アクリロニトリルホモポリマー、アクリロニトリルコポ
リマー、アクリロニトリルターポリマーである。コポリ
マーは、好適には、少なくとも約85モルパーセントの
アクリロニトリルの構成単位と、残り15モルパーセン
トまでの、スチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビ
ニルビリジン及びこれらの共重合物の1つ又はそれ以上
のモノビニル構成単位からなるものである。
【0014】ポリアクリロニトリルベースの繊維の場
合、米国特許4837706号にあるような加工前の材
料である、適当な液状物質を溶かし、乾燥させ、湿式紡
績するこれまでの方法で、繊維は調製することができ
る。通常、名目の直径が4から25マイクロメーターで
ある繊維の基礎となるポリアクリロニトリル(PAN)
ベースの繊維は、トウの中に連続性の単繊維の多重な集
合体を集めたものである。繊維は、例えば、酸化やその
他の安定化させるための一般的な方法によって、より安
定化させられる。通常切られたり、引き伸ばされて壊れ
たステープル繊維より造られる繊維又はトウが本発明に
よって加工され、ヒートセット反応を導く時間の間、不
活性の非酸化雰囲気中で高い温度で熱処理される。典型
的には、約5パーセントから35パーセントの窒素含有
量に繊維は維持される。150℃から525℃、または
それ以上の温度領域で、繊維は実質的に永久的又は不可
逆的なヒートセット(熱固定)性を与えられる。
【0015】525℃又はそれ以上の温度という高い温
度での熱処理の結果、より永久的又は不可逆的な捲縮が
繊維又はトウに施される。捲縮されたトウ又は繊維は、
それ自体で使用できる。本発明によって提供される酸化
ポリアクリロニトリルベースの材料から得られる炭素質
繊維は、次の3つのグループに分類される。第1のグル
ープでは、炭素質繊維は、65パーセントを越え85パ
ーセント未満の炭素含有率であり、電気的には非伝導性
であり、静電気消費性向を持たないもの、すなわち、静
電荷を消すことができないものである。本発明におい
て、「電気的に非伝導性」とは、4ミクロンから20ミ
クロンの直径を持つ個々の繊維からなる6K(6000
本のフィラメント)トウについて測定した場合、1セン
チ当り4×10の6乗オーム(1インチ当り4×10の
7乗オーム)を越える抵抗値を意味する。繊維が安定化
され、ポリアクリロニトリルベースの繊維をヒートセッ
トした場合、約18パーセント又はそれ以上の窒素含有
量が繊維に電導性をもたらすことがわかっている。第2
のグループでは、炭素質繊維とは、部分的に電導性を示
すもので(すなわち、低電導性)、炭素を65パーセン
ト越え85パーセント未満含むものと分類される。その
ような繊維の窒素含有量は、一般的に16パーセントか
20パーセントである。低電導性とは、個々の加工前の
繊維の直径が4マイクロメーターから20マイクロメー
ターの繊維からなる6Kのトウが、1センチ当り4×1
0の6乗から1センチ当り4×10の3乗(1インチ当
り4×10の7乗から1インチ当り4×10の4乗)の
抵抗値を持つことを意味する。第3のグループには、少
なくとも85パーセント以上92パーセント未満の炭素
含有率と、少なくとも5パーセントの窒素含有率を持っ
ている繊維が入る。これらの繊維は、高い電導性がある
と特徴付けられる。すなわち、6Kのトウで測定する
と、1センチ当り4×10の3乗オーム(1インチ当り
4×10の4乗オーム)以下の電気抵抗値を持ってい
る。
【0016】非対称で、電導性を持つ炭素質繊維は、E
MIシールディングに役立つ。本発明によって加工され
るパラ−アラミドが必要とするのは、わずかに約0・5
から5パーセント、好適とされるものでは、約1から3
パーセントの炭素質でり、それで実質的に永久的な捲縮
ができる。本発明によって加工することが可能であるp
アラミドの具体例は、ポリパラベンズアミドとポリパラ
フェニリンテレフタルアミドを含むものである。ポリパ
ラベンズアミドとその製造過程は、米国特許第3109
836号、第3225001号、第3541056号、
第3542719号、第3547895号、第3585
71号、3575933号、3600350号、第36
71542号、第3699085号、第3753957
号、第4025494号に公開されている。ポリパラフ
ェニリンテレフタルアミド(pアラミド)は、E・I・
デュポン社の登録商標である「ケブラー」の名で商業上
利用されており、同様な調製過程は、米国特許第306
3966号、第3094511号、3232910号、
3414645号、第3673143号、第37482
99号、第3836498号、第3827988号等で
公開されている。その他の全芳香族系ポリアミドは、ポ
リ(2、7−フェナンスリドン)テレフタルアミド、ポ
リ(パラフェニリン−2、6−ナフタルアミド)、ポリ
(メチル−1、4−フェニレン)テレフタルアミドであ
る。更に、全芳香族系ポリアミドの具体例は、P・W・
モーガンによって「マクロモレキュール」第10巻、6
号、1381ページから1390ページ(1977年)
に公開されている。本発明によるpアラミド繊維は、2
00℃を越す温度で、好ましくは200℃から500℃
で、より好ましくは200℃から375℃で熱処理され
るべきである。加熱する時間は、温度、繊維のサイズ、
芳香族系ポリアミドのタイプ等に依存する。本発明を、
上記具体例について説明したが、具体的開示はあくまで
例示のためのものであり、本発明の趣旨から逸脱するこ
となく、多くの変更をなし得るものであることが理解さ
れるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の概略正面図である。
【符号の説明】
10 トウ 12 ヒーター 13 蒸気ジェット 14 引き込みロール 15 ドクターブレード 16 捲縮用ボックス 17 重錘 18 オーブン 19 ジェット 20 コンベヤ 21 送風機 22 取出しロール

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差結合可能な繊維又はトウに、非対称
    で実質的に永久的なヒートセットによる捲縮を形成する
    方法であって、 (a)繊維又はトウを柔らかくするために、さらに交差
    結合可能な加工前の前記繊維又はトウを加熱し、 (b)前記繊維又はトウに非対称な捲縮を形成するため
    に、前記加熱した繊維又はトウを水平方向に、水平な捲
    縮用ボックスに送り込み、 (c)前記捲縮用ボックスに入った前記繊維又はトウに
    約10乃至50kgの圧力を加え、 (d)前記捲縮用ボックスから、前記繊維又はトウを張
    力を加えることなく運び出し、 (e)実質的に永久的な捲縮を形成し、炭素質の繊維又
    はトウにするために、張力を加えることなく前記捲縮し
    た前記繊維又はトウを熱処理することからなる、方法。
  2. 【請求項2】 前記加工前繊維又はトウが、(b)の工
    程において、蒸気によって加熱される、請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 (b)の工程において、前記繊維又はト
    ウが、一組の加熱されたロールによって前記ボックスに
    送り込まれる、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 (e)の工程が不活性雰囲気において3
    00℃を超す温度で前記繊維又はトウを熱処理すること
    からなる、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記繊維又はトウが酸化ポリアクロニト
    リルベースの繊維又はトウからなる、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 前記加工前の繊維又はトウがpアラミド
    からなる、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 (e)の熱処理工程が脱水の工程を含む
    個別の熱処理領域で前記繊維を熱処理する工程からな
    る、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 交差結合した繊維又はトウに非対称な捲
    縮を形成し、その後応力や張力を加えることなく実質的
    に永久的なヒートセットによる捲縮を有する炭素質の繊
    維又はトウを形成するための装置であって、 a)更に交差結合可能な加工前の繊維又はトウを加熱す
    る手段と、 b)前記繊維又はトウを捲縮用ボックスに送り込むため
    の、前記加熱手段に隣り合うロール手段と、 c)前記ロール手段に隣り合い、前記ロール手段から前
    記繊維又はトウを受け入れ非対称の捲縮を形成するため
    の水平な捲縮用ボックスを有し、前記ボックスは固定式
    と可動式のドクターブレードを具え、該可動式のドクタ
    ーブレードは折られた状態にある繊維又はトウに圧力を
    加えるために該ブレードに圧力を加える手段を有し、さ
    らに、 d)前記捲縮用ボックスから出てきた前記繊維又はトウ
    を不活性雰囲気において加熱する手段と、 e)圧力又は張力を加えることなく前記捲縮用ボックス
    から前記加熱手段まで前記繊維又はトウを運ぶための搬
    送手段とを有してなる、 装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱手段が複数の加熱領域からな
    る、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段の1つが不活性ガスを供
    給するための手段を含む、請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱手段が蒸気を供給するための
    手段を含む、請求項8の装置。
  12. 【請求項12】 前記搬送手段が平らな表面を有し、前
    記加熱手段を通るように前記繊維又はトウを搬送するよ
    うになっている、請求項8の装置。
  13. 【請求項13】 前記ロール手段が加熱される、請求項
    8の装置。
  14. 【請求項14】 前記前記加熱手段から前記繊維又はト
    ウを取り出す手段を含む、請求項8の装置。
  15. 【請求項15】 前記捲縮用ボックスは上部の可動ドク
    ターブレードと、下部の固定ドクターブレードを具え、
    該上部ドクターブレードは前記捲縮用ボックスにある繊
    維又はトウに約10乃至50kgの圧力を加える手段を
    有する、請求項8の装置。
  16. 【請求項16】 前記捲縮用ボックスが蒸気を供給する
    手段を含む、請求項8の装置。
  17. 【請求項17】 請求項1の方法によって捲縮された炭
    素質繊維。
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