JPH07185344A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH07185344A
JPH07185344A JP5337960A JP33796093A JPH07185344A JP H07185344 A JPH07185344 A JP H07185344A JP 5337960 A JP5337960 A JP 5337960A JP 33796093 A JP33796093 A JP 33796093A JP H07185344 A JPH07185344 A JP H07185344A
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catalyst
recovery processing
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fuel ratio
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Hisashi Aoyama
尚志 青山
Tadaki Ota
忠樹 太田
Akira Tayama
彰 田山
Akio Isobe
明雄 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒が一時劣化を起こしたら、回復処理を施
し、触媒性能を回復させる。 【構成】 触媒金属として主にパラジウムを担持させた
機関排気系に設置される排気浄化用の触媒(1)と、触
媒(1)の劣化度合を検出する劣化度合検出手段51
と、触媒(1)に流入する排気温度を検出する排気温度
検出手段(13)と、検出された触媒劣化度合に応じて
触媒(1)の劣化回復処理を行う時期を判定する手段5
2と、判定結果が劣化回復処理時期にありかつ検出され
た排気温度が所定値以上であるときに排気の空燃比を理
論空燃比よりもリーン側の劣化回復処理空燃比に制御し
て触媒(1)の劣化回復処理を行う手段53とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気浄化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関から排出される排気ガスを清浄
化するため、空燃比を理論空燃比となるようにフィード
バック制御すると共に、排気通路にHC,COの酸化
と、NOの還元を同時に行う三元触媒を設置したシステ
ムが、広く実用化されている。
【0003】この三元触媒に用いられる触媒金属とし
て、機関始動後、短時間のうちから良好に機能する、低
温活性にすぐれているパラジウムを主成分としたものが
開発されている(特開昭58−189037号公報参
照)。
【0004】パラジウム(Pd)は常温で酸化物が安定
で、酸化パラジウム(PdO)として触媒作用を発揮す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パラジウム
系触媒は、理論空燃比よりもリッチ側の空燃比で、高温
の排気雰囲気に晒されると、金属パラジウムに還元され
てしまい、触媒性能が一時的に低下する、いわゆる一時
劣化を起こす。この一時劣化は、ウォッシュコートの熱
変形による比表面積の減少や、貴金属の分散度の減少等
によって起きる永久劣化が進んだ触媒ほど、顕著に現れ
る。
【0006】触媒の一時劣化が起きれば、その間、排気
の浄化作用が低下し、排気エミッションが増加する。
【0007】そこで、本発明は、このように一時劣化を
起こした場合に、触媒の劣化回復処理を施し、触媒性能
を回復させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図14に
示すように、触媒金属として主にパラジウムを担持させ
た機関排気系に設置される排気浄化用の触媒(1)と、
この触媒(1)の劣化度合を検出する劣化度合検出手段
51と、触媒(1)に流入する排気温度を検出する排気
温度検出手段(13)と、検出された触媒劣化度合に応
じて触媒(1)の劣化回復処理を行う時期を判定する劣
化回復処理時期判定手段52と、この判定結果が劣化回
復処理時期にありかつ検出された排気温度が所定値以上
であるときに排気の空燃比を理論空燃比よりもリーン側
の劣化回復処理空燃比に制御して触媒(1)の劣化回復
処理を行う劣化回復処理手段53とを備える。
【0009】第2の発明は、図15に示すように、触媒
金属として主にパラジウムを担持させた機関排気系に設
置される排気浄化用の触媒(1)と、この触媒(1)の
劣化度合を検出する劣化度合検出手段51と、触媒
(1)に流入する排気温度を検出する排気温度検出手段
(13)と、検出された触媒劣化度合に応じて触媒
(1)の劣化回復処理を行う時期を判定する劣化回復処
理時期判定手段52と、検出された触媒劣化度合に応じ
て触媒の劣化回復処理を行う時間を設定する劣化回復処
理時間設定手段54と、前記判定結果が劣化回復処理時
期にありかつ検出された排気温度が所定値以上であると
きに排気の空燃比を理論空燃比よりもリーン側の劣化回
復処理空燃比に制御して触媒の劣化回復処理を行う劣化
回復処理手段53と、この劣化回復処理に移行してから
の積算時間が設定された劣化回復処理時間に達したとき
に劣化回復処理を終了させる劣化回復処理終了手段55
とを備える。
【0010】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始動直後
の触媒劣化度合の検出値に基づいて、触媒を所定温度以
上の排気に晒したときに劣化度合が許容範囲を越えて進
行するまでの時間を推定する暴露可能時間推定手段と、
この検出された排気温度が所定値以上である時間を積算
する暴露時間積算手段と、積算された暴露時間と推定さ
れた暴露可能時間とを比較して劣化回復処理時期を判定
する比較判定手段とから構成される。
【0011】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始動直後
に劣化度合検出手段が検出した劣化度合を初期劣化度合
として記憶する記憶手段と、所定時間毎に検出した劣化
度合と初期劣化度合との差を算出する劣化進行度算出手
段と、この劣化進行度と初期劣化度合に応じて設定され
る基準値とを比較して劣化回復処理時期を判定する比較
判定手段とから構成される。
【0012】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記劣化回復処理手段は、機関の空燃比を理論空燃
比にフィードバック制御するときのフィードバック制御
係数を補正して空燃比をリーン側にシフトさせる。
【0013】第6の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記劣化回復処理手段は、排気通路に設置した触媒
の上流に2次空気を導入して触媒流入排気の空燃比をリ
ーン側にシフトさせる。
【0014】
【作用】第1の発明では、触媒の一時的な劣化が判定さ
れると、排気温度が所定値以上のときに、空燃比が理論
空燃比よりもリーン側に制御され、触媒回復処理が行わ
れる。パラジウム系触媒は、高温のリーン雰囲気に晒さ
れることにより、触媒の一時劣化が取り除かれ、触媒性
能が回復する。
【0015】したがって、触媒の劣化が判定されたとき
に、このように触媒の回復処理を実施することで、触媒
に長期的に安定した性能をもたらすことが可能となり、
良好な排気浄化機能を維持できる。
【0016】第2の発明では、触媒の劣化度合に応じて
劣化回復処理に必要な時間が決められ、この設定時間だ
け回復処理を行うことにより、空燃比をリーン化しての
劣化回復処理に伴う運転性や排気性能に及ぼす影響を可
及的に少なくし、効率的に触媒の回復処理を実施でき
る。
【0017】第3の発明では、機関始動直後に検出した
触媒の永久劣化度合に関連して劣化回復処理時期を判定
している。高温リーン雰囲気で回復する一時劣化は、常
温で放置することによっても回復し、機関を停止させて
おくと触媒は回復する。したがって、機関の始動直後に
検出された初期劣化度合は、触媒の回復不能な劣化、つ
まり永久劣化を表している。一時劣化の進行の速さは、
永久劣化の程度に依存し、永久劣化度合が大きくなるほ
ど進行が速まる。したがって、この永久劣化の程度に応
じて、触媒の劣化が許容範囲に到達するまでの時間を推
定することにより、正確に劣化回復処理時期を判定でき
る。
【0018】第4の発明では、初期劣化度合と所定時間
毎の劣化度合との比較に応じて劣化回復処理時期を判定
している。初期劣化度合と所定時間毎の劣化度合との
差、つまり劣化進行度は、その運転中に進行した一時劣
化の大きさを表しており、したがって、この劣化進行度
を初期劣化度合に応じた基準値と比較することにより、
一時劣化と永久劣化を合わせた全体の劣化が許容範囲に
達するまでの時期を正確に判定することができる。
【0019】第5の発明では、空燃比フィードバック制
御の制御係数(例えば比例値、積分値)を補正して空燃
比をリーン化するので、このための新たなハード構成の
追加が不必要となる。
【0020】第6の発明では、2次空気の導入により空
燃比をリーン化するので、機関は理論空燃比など、通常
の制御範囲の空燃比で運転され、劣化回復処理中でも良
好な運転性を確保できる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すもので、エンジ
ン7の吸気通路8には燃料噴射弁5が取付けられ、コン
トローラ4からの信号に応じて燃料を噴射する。排気通
路9には排気中のHC,COの酸化と、NOの還元を同
時に行う三元触媒1が設置される。この三元触媒1は、
アルミナに触媒金属として、パラジウム(Pd)を主
に、その他セリア等を担持させたパラジウム系触媒で構
成される。
【0022】三元触媒1の上流と下流には、それぞれ第
1、第2の酸素センサ2と3が設置され、コントローラ
4は、第1の酸素センサ2の出力に基づいて空燃比が理
論空燃比となるように、前記燃料噴量をフィードバック
制御している。また、第1の酸素センサ2と、第2の酸
素センサ3の出力が、それぞれリッチリーンに反転する
回数を比較して、後述するように、触媒の劣化度合を検
出し、この劣化に対応して、所定の運転時期に触媒の劣
化回復処理を実行する。なおこのため、コントローラ4
には、エンジン冷却水温を検出する水温センサ12、三
元触媒1の入口側の排気温度を検出する温度センサ13
からの信号が入力する。また、図示しないが、エンジン
吸入空気量、回転数等の運転状態を代表する信号も入力
する。
【0023】なお、吸気通路8には排気通路9からの一
部の排気を還流する排気還流通路14が接続され、コン
トローラ4を介して排気還流制御弁15が運転条件に応
じて排気の還流量を制御し、排気中のNOを減少させ
る。
【0024】図2にも示すように、パラジウム系触媒
は、理論空燃比もしくはそれよりもリッチな高温排気雰
囲気で晒すことにより、触媒性能が一時的に劣化する特
性をもっている。また、これとは別に触媒の物理的な劣
化に伴う永久劣化も一般的な触媒と同様に発生する。図
示したものは、温度が500℃で、空燃比が理論空燃比
(λ=1)の高温排気に長時間にわたりパラジウム系触
媒を晒したときの、触媒転化率の変化の状態(一時劣
化)を表している。この場合、時間の経過と共に触媒転
化率は低下していくが、永久劣化の少ない触媒Aは変化
が少なく、これに対して、触媒B、Cと、永久劣化の進
んだものほど、転化率の低下が顕著に現れる。触媒の一
時劣化については、リーン空燃比の高温排気雰囲気にお
いて、回復することができ、それぞれ永久劣化の最初の
状態まで、触媒性能は回復する。したがって、触媒の一
時劣化の状態を判断したら、排気温度が高温となる運転
条件で、一時的に空燃比をリーンに制御することで、劣
化した触媒を回復させられるのである。
【0025】このような触媒の劣化回復処理を行うため
に、コントローラ4は図3〜図9に示す制御を行う。
【0026】まず、図3は触媒の劣化を判断するための
制御ルーチンで、機関の始動後に一回だけ実行される。
【0027】ステップS1で機関冷却水温Twを読み込
んだら、ステップS2で冷却水温Twが、例えば暖機終
了後の所定値T1以上かどうか判断し、次いで、ステッ
プS3で空燃比のフィードバック制御領域にあるか判断
する。
【0028】なお、いずれも異なる場合は、最初に戻
る。
【0029】ステップS4と5では、それぞれ触媒上流
の第1の酸素センサ2と、下流の第2の酸素センサ3の
出力のリッチリーンの反転周波数F1とF2を読み込
む。反転周波数の比率、F2/F1は、図4に示すよう
に、触媒の劣化度合が進むほど1に近づく。触媒が正常
に機能しているときは、排気中の酸素をストレージする
ので、上流の排気中に含まれている酸素を、そのまま触
媒の下流で検出することはできない。しかし、触媒が劣
化してくると、上流の排気中の酸素がそのまま下流に流
れる出るため、下流の酸素センサ出力の反転周波数は、
上流の酸素センサ出力の反転周波数に近づいてくる。
【0030】ステップS6では、この反転周波数比Fr
を、F2/F1として算出し、ステップS7で、この周
波数比Frを所定値Fraと比較する。ここでは、触媒
の劣化度合を判定し、検出した周波数比が所定値よりも
大きいときは、触媒が劣化しているものと判断し、ステ
ップS8の劣化検出ルーチンへ移行する。
【0031】以上の制御は機関が始動される度に、始動
直後(ただし触媒活性後)に一回だけ実行されるが、触
媒の一時劣化は常温に放置した状態で自然に回復するた
め、機関を停止している間に劣化が回復し、したがって
上記タイミングで検出した劣化度合(周波数比Fr:以
下で初期劣化度合という)は、触媒の永久劣化のみを反
映しているものとみなすことができる。
【0032】次に図5の劣化検出ルーチンにおいて、ス
テップS11では反転周波数比Frに基づいて、図8に
示すテーブルから、数段階に設定した触媒の劣化度合R
mと、触媒性能の許容範囲内でそのまま排気に晒すこと
が可能な暴露可能時間Tcと、劣化度合に応じて決まる
回復処理時間に相当する回復処理判定値Trとを読み出
し、ステップS12の暴露時間算出・回復処理ルーチン
へ進む。
【0033】この場合、触媒の劣化度合Rmは反転周波
数比Frに対応し、また、始動直後に検出した初期劣化
度合Rmは永久劣化度合に対応していることから、暴露
可能時間Tcは、この永久劣化の状態を基盤にして、排
気温度がある値よりも高いときに、そのまま運転を継続
したときに進行すると予測される触媒劣化度との加算値
が、触媒性能の許容限度に達するまでの時間として設定
されている。そして、この暴露可能時間Tcに応じて回
復処理判定値Trは設定される。
【0034】なお、このルーチンはエンジンが停止する
までの間、所定の周期でもって繰り返し実行される(ス
テップS13)。
【0035】図6は前記した暴露時間算出・回復処理ル
ーチンの詳細であり、ステップS21で後述する積算値
Tin=0にセットし、ステップS22でタイマTi=
0として、タイマの計数を開始すると共に、そのときの
触媒入口排気温度Tに基づいて、図9のテーブルから重
み係数Kcを読み出す。この重み係数は、単位時間当た
りに進行する触媒の劣化度(これは回復度にも対応)を
表すもので、厳密には、排気温度と空燃比をパラメータ
とする二次元マップとなるが、排気温度の影響がより大
きいので、温度のみに基くテーブル設定でもよい。
【0036】ステップS23で排気温度Tを重み係数K
cを選んだときの設定温度範囲と比較し、この温度範囲
内にある時間をステップS24で積算する。ただし、こ
の積算値Tinは、Tin=Tin+Kc×Tiとして
算出し、排気温度Tに基づいて求めた重み係数Kcと温
度範囲にあるときの時間Tiとの乗算分を加算すること
により、積算値を増していく。
【0037】そして、ステップS25でこの積算値Ti
nを暴露可能時間Tcと比較し、このTcに達するまで
は、上記ステップS22からS25までの積算動作を繰
り返し、そのときの排気温度に応じて積算を継続し、そ
して積算結果が、Tin>Tcになったならば、図7の
触媒劣化回復処理に移行する。
【0038】触媒の劣化は、高温の排気温度に晒されて
いる時間に応じて進行し、このようにして暴露可能時間
Tcとの関係で、劣化の進行を判断するのである。
【0039】図7において、ステップS26では、まず
積算値Tin=0にリセットし、ステップS27で触媒
入口温度Tが、劣化回復処理が可能な所定値以上の高温
状態かどうかを判断し、さらにステップS28では、運
転条件が高負荷のリッチ空燃比領域(KMR)かどうか
判断する。
【0040】このリッチ空燃比領域では、触媒劣化回復
処理のためリーンシフトしようとしても、運転性の点か
らKMRが優先され、リーンシフトできないので、それ
までの回復処理の経過を無視して、最初からやり直す。
【0041】KMRにないときは、ステップS29で、
タイマTi=0として、タイマの計数を開始し、触媒入
口温度Tに基づいて図9のテーブルから、重み係数Kr
を読み出し、ステップS30で空燃比フィードバック制
御の制御係数(例えば比例値、積分値)を変更し、フィ
ードバック制御の制御中心をリーン側にシフトし、劣化
回復処理に移行する。なお、このとき、同時に排気還流
量を増量し、空燃比リーン化により、三元触媒で浄化処
理できなくなったNOを低減する。
【0042】前述のように、触媒に流入する排気温度が
高温の状態において、空燃比をリーン化することで、劣
化したパラジウム系触媒は、永久劣化を除き、一時劣化
分の回復が図られるのである。
【0043】ステップS31、S32で一定温度以上の
状態での時間を積算する。この積算値Timは、Tim
=Tim+Kr×Tiとして算出される。ステップS3
1で排気温度が所定の温度範囲から変化したら、ステッ
プS32でタイマを停止し、ステップS33を経由し
て、再びステップS27に戻り、劣化処理時間の積算を
継続する。
【0044】なお、この場合も、劣化の回復が、リーン
雰囲気の排気の温度に大きく影響されるため、排気温度
にのみ依存して設定した図9のテーブルから、重み係数
Krを設定することができるのである。
【0045】ステップS33では、積算値Timを、前
記した回復処理判定値Trと比較することにより、回復
処理が完了したかどうかを判断する。このようにして、
検出された触媒の劣化度合に対応した回復処理時間を経
過したならば、触媒の一時劣化は、初期状態まで回復
(ただし永久劣化分は除く)したものと判断し、ステッ
プS34に進み、空燃比のフィードバック制御の制御係
数と、排気還流率(EGR率)を通常の運転状態の値に
戻し、劣化回復処理を終了する。
【0046】空燃比をリーン化するのに、フィードバッ
ク制御係数を補正する代わりに、三元触媒1の上流かつ
酸素センサ2の下流に2次空気を導入する装置を設け、
ステップS30において、触媒の上流に2次空気を導入
し、触媒流入排気をリーン化してもよい。この場合、エ
ンジン空燃比は、通常の理論空燃比となるので、触媒の
劣化回復処理を行っても、良好な運転性を確保できる。
【0047】次に、図10、図11に示す他の実施例を
説明する。
【0048】この実施例は、前記触媒の劣化の進行度
が、永久劣化度合、つまり機関始動直後に検出した初期
劣化度合に関連していることから、この劣化度合に応じ
た基準値に基づいて、一時劣化と永久劣化を合わせた全
体の劣化が許容限度に達するまでの時期を判定するよう
にしたのである。
【0049】まず、図10のルーチンは、機関を始動す
るたびに一回だけ実行されるもので、ステップS41か
らステップS46までは、図3の基本ルーチンの、ステ
ップS1〜ステップS6と同一であり、ステップS47
において、反転周波数比Frにより図8のテーブルから
求めた劣化度Rmを、初期劣化度Rmoとして記憶する
と共に、このRmoに基づいて、図12のテーブルか
ら、基準値Rmcを読み出す。この基準値Rmcは、R
mo+Rmcが触媒性能の劣化限度となるように決めら
れ、初期劣化度Rmoが大きくなるほど、Rmcは小さ
くなる。
【0050】つまり、ここでは、機関始動後に一回行わ
れる、触媒の劣化判定から、この劣化度合を初期劣化と
して記憶しておく。
【0051】そして、図10のルーチンに移行する。こ
のルーチンは機関運転後の所定時間毎に繰り返し実行さ
れるもので、触媒の劣化の進行度を判定するもので、こ
このステップS51〜ステップS54までは、同じく上
記ステップS2〜ステップS6までと同一の内容であ
り、ここでは排気温度が所定値以上のときの、酸素セン
サ出力の反転周波数比Frを算出したら、ステップS5
5で、このFrに基づいて、図8のテーブルから劣化度
合Rmを読み出し、これと前記初期劣化度合Rmoとの
差、つまり一時劣化の進行度ΔRmを、ΔRm=Rm−
Rmoとして算出する。機関の始動直後に検出した初期
劣化度合は、永久劣化度合に対応するから、このΔRm
は、回復可能な触媒の一時劣化を表す。
【0052】ステップS56でこの一時劣化進行度ΔR
mを基準値Rmcと比較する。初期劣化度合、つまり永
久劣化度合が進んでいるほど、基準値Rmcは小さい値
となり、この場合には、それだけ一時劣化の許容度も小
さくなる。もし、一時劣化度合ΔRmが、基準値Rmc
以下でないときは、触媒の回復処理ルーチンに移行する
ためステップS57に進み、回復処理判定値Trを読み
出し、ステップS58の回復処理動作を実行する。
【0053】なお、この回復処理ルーチンは、前記した
図7のステップS26からステップS34と同一の動作
内容となっていて、高温排気雰囲気での空燃比のリーン
化により、回復処理判定値Trに達するまでの期間、触
媒の劣化回復処理を行うのである。
【0054】このようにして、機関始動直後に検出した
初期劣化度合に応じた基準値に基づいて、一時劣化と永
久劣化を合わせた全体の劣化が許容限度に達するまでの
時期を判定するので、触媒を回復処理するための制御
を、劣化の状態を正確に判断しながら効率よく行うこと
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように第1の発明は、触媒金属と
して主にパラジウムを担持させた機関排気系に設置され
る排気浄化用の触媒と、この触媒の劣化度合を検出する
劣化度合検出手段と、触媒に流入する排気温度を検出す
る排気温度検出手段と、検出された触媒劣化度合に応じ
て触媒の劣化回復処理を行う時期を判定する劣化回復処
理時期判定手段と、この判定結果が劣化回復処理時期に
ありかつ検出された排気温度が所定値以上であるときに
排気の空燃比を理論空燃比よりもリーン側の劣化回復処
理空燃比に制御して触媒の劣化回復処理を行う劣化回復
処理手段とを備えたため、触媒の一時的な劣化が判定さ
れると、排気温度が所定値以上のときに、排気空燃比を
リーン制御し、触媒の回復処理を行うので、常に良好な
触媒性能を維持し、排気エミッションを改善することが
できる。
【0056】第2の発明は、触媒金属として主にパラジ
ウムを担持させた機関排気系に設置される排気浄化用の
触媒と、この触媒の劣化度合を検出する劣化度合検出手
段と、触媒に流入する排気温度を検出する排気温度検出
手段と、検出された触媒劣化度合に応じて触媒の劣化回
復処理を行う時期を判定する劣化回復処理時期判定手段
と、検出された触媒劣化度合に応じて触媒の劣化回復処
理を行う時間を設定する劣化回復処理時間設定手段と、
前記判定結果が劣化回復処理時期にありかつ検出された
排気温度が所定値以上であるときに排気の空燃比を理論
空燃比よりもリーン側の劣化回復処理空燃比に制御して
触媒の劣化回復処理を行う劣化回復処理手段と、この劣
化回復処理に移行してからの積算時間が設定された劣化
回復処理時間に達したときに劣化回復処理を終了させる
劣化回復処理終了手段とを備えたため、触媒の劣化度合
に応じて劣化回復処理に必要な時間が決められ、この設
定時間だけ回復処理を行うので、空燃比をリーン化して
の劣化回復処理に伴う運転性や排気性能に及ぼす影響を
可及的に少なくし、効率よく触媒の回復処理を実施でき
る。
【0057】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始動直後
の触媒劣化度合の検出値に基づいて、触媒を所定温度以
上の排気に晒したときに劣化度合が許容範囲を越えて進
行するまでの時間を推定する暴露可能時間推定手段と、
検出された排気温度が所定値以上である時間を積算する
暴露時間積算手段と、積算された暴露時間と推定された
暴露可能時間とを比較して劣化回復処理時期を判定する
比較判定手段とから構成されるので、触媒の永久劣化の
程度に応じて、一時劣化が許容範囲に到達するまでの時
間を推定することにより、正確に劣化回復処理時期を判
定できる。
【0058】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始動直後
に劣化度合検出手段が検出した劣化度合を初期劣化度合
として記憶する記憶手段と、所定時間毎に検出した劣化
度合と初期劣化度合との差を算出する劣化進行度算出手
段と、この劣化進行度と初期劣化度合に応じて設定され
る基準値とを比較して劣化回復処理時期を判定する比較
判定手段とから構成されるので、触媒の劣化進行度を初
期劣化度合と比較することにより、一時劣化と永久劣化
を合わせた全体の劣化が許容範囲に達するまでの時期を
正確に判定することができる。
【0059】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記劣化回復処理手段は、機関の空燃比を理論空燃
比にフィードバック制御するときのフィードバック制御
係数を補正して空燃比をリーン側にシフトさせるので、
劣化処理のために空燃比をリーン化するのに、新たなハ
ード構成の追加が不必要で、構成が簡略化される。
【0060】第6の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記劣化回復処理手段は、排気通路に設置した触媒
の上流に2次空気を導入して触媒流入排気の空燃比をリ
ーン側にシフトさせるので、劣化回復処理のために空燃
比をリーン化しても、機関の空燃比は通常の制御範囲に
あるため、劣化回復処理中でも良好な運転性を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図2】触媒性能の変遷状態を示す説明図である。
【図3】上記実施例の触媒の劣化検出の制御動作を示す
フローチャートである。
【図4】同じく触媒の劣化判定の説明図である。
【図5】同じく触媒の劣化判定の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図6】同じく触媒の暴露時間設定の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】同じく劣化回復処理の制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】反転周波数比と劣化度合等の関係を示す説明図
である。
【図9】触媒入口温度と重み係数の関係を示す説明図で
ある。
【図10】他の実施例の制御動作を示すフローチャート
である。
【図11】同じく触媒の劣化進行判定の制御動作のフロ
ーチャートである。
【図12】初期劣化度と基準値の関係を示す説明図であ
る。
【図13】劣化進行度と回復処理判定値の関係を示す説
明図である。
【図14】第1の発明の構成図である。
【図15】第2の発明の構成図である。
【符号の説明】
1 三元触媒(パラジウム系触媒) 2 酸素センサ 3 酸素センサ 4 コントローラ 5 燃料噴射弁 9 排気通路 13 排気温度センサ 51 劣化度合検出手段 52 劣化回復処理時期判定手段 53 劣化回復処理手段 54 劣化回復処理時間設定手段 55 劣化回復処理終了手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/20 ZAB C (72)発明者 磯部 明雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒金属として主にパラジウムを担持させ
    た機関排気系に設置される排気浄化用の触媒と、 この触媒の劣化度合を検出する劣化度合検出手段と、 触媒に流入する排気温度を検出する排気温度検出手段
    と、 検出された触媒劣化度合に応じて触媒の劣化回復処理を
    行う時期を判定する劣化回復処理時期判定手段と、 この判定結果が劣化回復処理時期にありかつ検出された
    排気温度が所定値以上であるときに排気の空燃比を理論
    空燃比よりもリーン側の劣化回復処理空燃比に制御して
    触媒の劣化回復処理を行う劣化回復処理手段とを備える
    ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】触媒金属として主にパラジウムを担持させ
    た機関排気系に設置される排気浄化用の触媒と、 この触媒の劣化度合を検出する劣化度合検出手段と、 触媒に流入する排気温度を検出する排気温度検出手段
    と、 検出された触媒劣化度合に応じて触媒の劣化回復処理を
    行う時期を判定する劣化回復処理時期判定手段と、 検出された触媒劣化度合に応じて触媒の劣化回復処理を
    行う時間を設定する劣化回復処理時間設定手段と、 前記判定結果が劣化回復処理時期にありかつ検出された
    排気温度が所定値以上であるときに排気の空燃比を理論
    空燃比よりもリーン側の劣化回復処理空燃比に制御して
    触媒の劣化回復処理を行う劣化回復処理手段と、 この劣化回復処理に移行してからの積算時間が設定され
    た劣化回復処理時間に達したときに劣化回復処理を終了
    させる劣化回復処理終了手段とを備えることを特徴とす
    る内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始
    動直後の触媒劣化度合の検出値に基づいて、触媒を所定
    温度以上の排気に晒したときに劣化度合が許容範囲を越
    えて進行するまでの時間を推定する暴露可能時間推定手
    段と、 この検出された排気温度が所定値以上である時間を積算
    する暴露時間積算手段と、 積算された暴露時間と推定された暴露可能時間とを比較
    して劣化回復処理時期を判定する比較判定手段とから構
    成される請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化
    装置。
  4. 【請求項4】前記劣化回復処理時期判定手段が、機関始
    動直後に劣化度合検出手段が検出した劣化度合を初期劣
    化度合として記憶する記憶手段と、 所定時間毎に検出した劣化度合と初期劣化度合との差を
    算出する劣化進行度算出手段と、 この劣化進行度と初期劣化度合に応じて設定される基準
    値とを比較して劣化回復処理時期を判定する比較判定手
    段とから構成される請求項1または2に記載の内燃機関
    の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】前記劣化回復処理手段は、機関の空燃比を
    理論空燃比にフィードバック制御するときのフィードバ
    ック制御係数を補正して空燃比をリーン側にシフトさせ
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃機関の排気
    浄化装置。
  6. 【請求項6】前記劣化回復処理手段は、排気通路に設置
    した触媒の上流に2次空気を導入して触媒流入排気の空
    燃比をリーン側にシフトさせる請求項1〜4のいずれか
    一つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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