JPH07185223A - 双方向流水管の夾雑物除去装置 - Google Patents

双方向流水管の夾雑物除去装置

Info

Publication number
JPH07185223A
JPH07185223A JP5348717A JP34871793A JPH07185223A JP H07185223 A JPH07185223 A JP H07185223A JP 5348717 A JP5348717 A JP 5348717A JP 34871793 A JP34871793 A JP 34871793A JP H07185223 A JPH07185223 A JP H07185223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water pipe
discharge
filter member
case
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5348717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3118772B2 (ja
Inventor
Takao Hashimoto
孝夫 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP05348717A priority Critical patent/JP3118772B2/ja
Publication of JPH07185223A publication Critical patent/JPH07185223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3118772B2 publication Critical patent/JP3118772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向からの水内に含まれる夾雑物を補足
し、除去すると同時に、1度堆積された夾雑物が流水管
内に再流入することを防止出来る装置を提供する。 【構成】 ケース2内に流れ込む全ての流水は、逆流防
止手段によって流入室18に入り、そこからフィルター
部材3を通過して流出室18へと流れる。そのため、水
の流れが正流であっても、または逆流に変化しても、常
時この流入室18内に夾雑物が堆積されることになり、
所定期間経過した時点で開閉弁9を開放することによっ
て夾雑物を確実に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流水管を流れる流水中
に含まれる夾雑物を除去するための夾雑物除去装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流水管、例えば、ダクタイル鋳
鉄管等においては、管内面に錆止めのためにモルタルラ
イニングが施されており、各家庭等に供給する水質を保
障している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、流水管の上流側、すなわち本管か
ら必要に応じて枝管を取り出すため、この流水管に孔穿
け工事、さらには流水管の切断工事が施される。これら
工事過程において金属粉が発生し、さらに流水管の穿
孔、切断工事で金属部分が露出し、この部分に錆が発生
するため、これら金属粉や錆粉が流水管内を流れるとい
う問題があった。
【0004】また、この穿孔、配管工事は地中で行われ
ることが殆どであり、砂等が流水管内に侵入することも
あり、水質の保障が困難であった。
【0005】そこで、流水中のこのような夾雑物を除去
するためのフィルター部材を備えた装置等が開発されて
いる。しかし、これらのフィルター部材は水が一方向の
みに流れることを前提として設置されるものであり、流
水管の本管では水が一方向に向けて絶えず供給される
が、網目状に分岐した支管内では水の使用状態および供
給状態によっては逆流が発生し、支管等の流水管内では
双方向に流れが生じる可能性がある。そのため、フィル
ター部材を流水管内に設置しただけでは、それまでフィ
ルター部材で捕捉されて蓄積された夾雑物が、逆流と同
時にフィルター部材から離れて流れ出すため、フィルタ
ーの機能を果さなくなる事態が起こる。
【0006】本発明は、このような問題点に着目されて
なされたもので、双方向からの流水内の夾雑物を除去で
きる双方向流水管の夾雑物除去装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の双方向流水管の
夾雑物除去装置は、流水管の所定部分にケースを設置
し、前記ケースには、底壁に開閉弁を有する排出部を形
成するとともに、前記流水管との両接続部にはそれぞれ
流入口と排出口との少なくとも2つの開口を設け、さら
にケース内を、前記流入口と、排出部とに連通する流入
室と、前記排出口と連通する排出室とに区画するように
フィルター部材を嵌挿し、また、流入口と排出口にはそ
れぞれ逆流防止手段を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】このケース内に流れ込む全ての流水は、逆流防
止手段によって流入室に入り、そこからフィルター部材
を通過して流出室へと流れる。そのため、水の流れが正
流であっても、または逆流に変化しても、常時この流入
室内に夾雑物が堆積されることになり、所定期間経過し
た時点で開閉弁を開放することによって夾雑物を確実に
除去することが出来る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、1は流水管としての水道管であって、この水道
管1には、略円筒状のケース2が水密的に嵌合固定され
ている。この略円筒状のケース2の軸線は、水道管1の
軸線に対してほぼ直角に延びている。このケース内に
は、水道管1内の流水を遮るように取付けられて、水道
管1内の流水によりもたらされる夾雑物を捕捉するため
の円筒状のフィルター部材3が配置されている。
【0010】また、前記ケース2の流水管1との両接続
部には、逆流防止手段としての開閉弁4、4’、5、
5’を有する流水の流入口6、6’と排出口7、7’と
が形成されており、さらに前記流入口6、6’と排出口
7、7’とを覆うように接続管8が延設され、流水管1
に各々接続されている。また、包囲ケース2の底壁に
は、開閉弁9を有する排出管10との接続部に孔部11
が形成されている。
【0011】フィルター部材3は網目状に形成されたフ
ィルターメッシュ22を有し、その側面には流水及び夾
雑物をフィルター部材3内に受け入れる流入筒12が形
成され、下端には排出孔13を有する底板14が取付け
られている。また、上端には円環状のシール部材15が
取付けられている。
【0012】このフィルター部材3は、前記流入筒12
と前記流入口6、6’とが連通し、さらに排出孔13が
ケース底壁に形成された孔部11に接続されるようにケ
ース2内に嵌挿されている。よって、ケース2内は、フ
ィルター部材3によって、流入口6、6’及び排出孔1
3とを有する流入室18と、排出口7、7’を有する排
出室19とに区画されることになる。そして、ケース2
内は、前記ケース2内に形成された保持部材16と、蓋
部材17とによって、シール部材15が押圧されるよう
に密閉されている。
【0013】流入口6、6’と排出口7、7’には、そ
れぞれ取付け部材20が設けられている。そして開閉弁
4、5はケース2の内側、開閉弁4’、5’はケース2
の外側方向にのみ開放されるように、ヒンジを介して、
前記取付け部材20に懸吊されている。なお、開閉弁
4、4’、5、5’は、流圧等による特に強い圧力を受
けない状態では、自重によって閉じられるようになって
いる。
【0014】このように構成された夾雑物除去装置にお
いて、この実施例ではケース2が水道管1よりも通過面
積が広く、実質的に水道管路が拡大され、流速がこの拡
大部分で急速に落ちるため、水道管1内を流れる流水中
に含まれる大部分の夾雑物Tは、フィルター部材3の底
板14上に堆積される。
【0015】また、沈下されなかった夾雑物は、フィー
ルターメッシュ22によって捕捉されるが、流速が低下
しているため、最終的には、時間の経過とともに前記フ
ィルターメッシュ22から剥がれ落ち、底板14上に堆
積することになる。すなわち、双方向から流れてくる夾
雑物Tはフィルター部材3に到達する以前に大部分が沈
下し、フィルターメッシュ22に付着する夾雑物Tは極
めて少量となり、フィルターメッシュ22の目詰りは長
期間発生しない構造になっている。
【0016】例えば、図1の矢印Pで示すように、流水
が左から右へ流れる時、流水および夾雑物Tは、流水管
1から接続管8、そして流入口6へと流れる。ここで、
流入圧によって開閉弁4が開放され、流水および夾雑物
Tは、さらに流入筒12を介して流入室18内へ流入す
る。
【0017】ここで夾雑物Tは、前述の流速の低下によ
り大部分が底板14上に沈下する。流水はさらにフィル
ターメッシュ22の内側から外側の排出室19へ流出
し、開閉弁4’を押開き、排出口7’を通過し、接続管
8、さらには流水管1内へと排出されていく。また、前
記開閉弁4、4’が開放されている時、他の開閉弁5、
5’は閉じられているため、堆積された夾雑物がそこか
ら流出してしまうことはない。
【0018】また、流水が逆方向に変化すると、逆に今
度は開閉弁5、5’が開放され、開閉弁4、4’が閉じ
られ、流水は流入口6’から排出口7へと流れるように
流路が切り替わるが、今度は流入口6からの夾雑物の流
出は阻止される。
【0019】このようにして、1度底板14上に堆積さ
れた夾雑物Tは、開閉弁4、4’、5、5’によって、
流水管1への再流入が阻止される。そのため、流水の変
化とは無関係に、所定の期間の経過後に排出管10に設
けられた開閉弁9を開放することによって、堆積した夾
雑物を排出孔13と孔部11、さらに排出管10を介し
て大気中に排出させることが出来る。
【0020】図2には、本発明第2実施例の夾雑物除去
装置が示されている。本発明の実施例の夾雑物除去装置
との相違点としては、フィルター部材3が、平板状のも
のであり、流入口6、6’を有する流入室18と、排出
口7、7’とを有する排出室19とを上下方向に区画す
るように嵌挿されている点である。
【0021】このケース2の底壁は、排出部11に向っ
て傾斜している。また23は、ケース2内に形成された
フィルター部材3を支持するための保持部材である。
【0022】この夾雑物除去装置においても、前述の本
発明実施例の夾雑物除去装置と同じように、流水の変化
に伴って逆流防止手段としての開閉弁4、4’、5、
5’が作動する。そしてさらに、フィルターメッシュ2
2の夾雑物の捕捉面が下方向になるために、夾雑物はよ
り付着しにくく、剥がれ落ちやすくなる。すなわち、フ
ィルターメッシュ22の目詰りは長期間発生しないとい
った利点がある。
【0023】また、前述の実施例と同様に、ケース2の
底壁に堆積された夾雑物Tは、孔部11より、排出管1
0の開閉弁9を通過して外部に放出される。また、夾雑
物の排出作業は、水流の変化とは無関係に所定の期間経
過後に定期的に行うことが出来る。
【0024】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0025】例えば、片側に流入口と排出口とを多数個
設置し、流体通過面積を拡げることもでき、さらに必要
があれば、ばねを用いて開閉弁を付勢することもでき
る。
【0026】
【発明の効果】このケース内に流れ込む全ての流水は、
逆流防止手段によって流入室に入り、そこからフィルタ
ー部材を通過して流出室へと流れる。そのため、水の流
れが正流であっても、または逆流に変化しても、常時こ
の流入室内に夾雑物が堆積されることになり、所定期間
経過した時点で開閉弁を開放することによって夾雑物を
確実に除去することが出来る。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の夾雑物除去装置の要部断面図で
ある。
【図2】本発明第2実施例の夾雑物除去装置の要部断面
図である。
【符号の説明】
1 水道管(流水管) 2 ケー
ス 3 フィルター部材 4、4’ 開閉
弁(逆流防止手段) 5、5’ 開閉弁(逆流防止手段) 6、6’ 流入
口 7、7’ 排出口 8 接続
管 9 開閉弁 10 排出
管 11 孔部 12 流
入筒 13 排出孔 14 底
板 15 リング 16 保
持部材 17 蓋部材 18 流
入室 19 排出室 20 取
付け部材 22 フィルターメッシュ 23 保
持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/60 B01D 29/04 530 A 29/10 510 B 520 Z 29/36 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流水管の所定部分にケースを設置し、前
    記ケースには、底壁に開閉弁を有する排出部を形成する
    とともに、前記流水管との両接続部にはそれぞれ流入口
    と排出口との少なくとも2つの開口を設け、さらにケー
    ス内を、前記流入口と、排出部とに連通する流入室と、
    前記排出口と連通する排出室とに区画するようにフィル
    ター部材を嵌挿し、また、流入口と排出口にはそれぞれ
    逆流防止手段を設けたことを特徴とする双方向流水管の
    夾雑物除去装置。
  2. 【請求項2】 ケース内の流体通過面積が、両端に接続
    される流水管の流体通過面積よりも実質的に拡大されて
    いる請求項1に記載の双方向流水管の夾雑物除去装置。
  3. 【請求項3】 逆流防止手段が、一方向の流水に対して
    のみ開放可能な開閉弁であり、少なくとも接続部の一流
    入口と、他の接続部の一排出口とが同方向に開放可能に
    なっている請求項1または2に記載の双方向流水管の夾
    雑物除去装置。
  4. 【請求項4】 フィルター部材が円筒形であり、このフ
    ィルター部材の円筒内部が流入室である請求項1ないし
    3のいずれかに記載の双方向流水管の夾雑物除去装置。
  5. 【請求項5】 フィルター部材がほぼ水平に配設された
    平板状であり、流入室が、排出室よりも下方に設けられ
    ている請求項1ないし3のいずれかに記載の双方向流水
    管の夾雑物除去装置。
  6. 【請求項6】 開閉弁が、上部に取付けられたヒンジに
    よって開閉可能に懸吊されている請求項3ないし5のい
    ずれかに記載の双方向流水管の夾雑物除去装置。
JP05348717A 1993-12-27 1993-12-27 双方向流水管の夾雑物除去装置 Expired - Fee Related JP3118772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05348717A JP3118772B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 双方向流水管の夾雑物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05348717A JP3118772B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 双方向流水管の夾雑物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07185223A true JPH07185223A (ja) 1995-07-25
JP3118772B2 JP3118772B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=18398899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05348717A Expired - Fee Related JP3118772B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 双方向流水管の夾雑物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3118772B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149022A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd ストレーナ装置
KR102654032B1 (ko) * 2023-10-17 2024-04-03 케이원에코텍 주식회사 양방향 스트레이너

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149022A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Waterworks Technology Development Organization Co Ltd ストレーナ装置
KR102654032B1 (ko) * 2023-10-17 2024-04-03 케이원에코텍 주식회사 양방향 스트레이너

Also Published As

Publication number Publication date
JP3118772B2 (ja) 2000-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5372718A (en) Filtering device
US5382360A (en) Spill free clean out traps and filters
JPH07136421A (ja) 流水管の夾雑物除去装置
JP3118772B2 (ja) 双方向流水管の夾雑物除去装置
JP3090568B2 (ja) 流水管の夾雑物除去装置
JP3144523B2 (ja) 双方向流水管の夾雑物除去装置
JPH07132204A (ja) 双方向流水管の夾雑物除去装置
JP3117051B2 (ja) 双方向流水管の夾雑物除去装置
JP2564883Y2 (ja) 管内異物排出装置
JPH07180799A (ja) ドレンポットおよびドレントラップ装置
JP3144517B2 (ja) 双方向流水管の夾雑物除去装置
JPH0775705A (ja) 流水管内の夾雑物除去装置
JP2006082031A (ja) Y形ストレーナ
JP3144522B2 (ja) 配水管網の夾雑物除去システム
JP2853514B2 (ja) 消火栓等の排泥装置
KR19980063079A (ko) 모래집진밸브
JP3644550B2 (ja) ポンプ装置の流入路構造
JP3042674B2 (ja) 管体用の夾雑物除去装置
JP2901466B2 (ja) 流水管内の夾雑物除去装置
KR960010298Y1 (ko) 배관순환유체의 불순물 여과장치
JPH06262007A (ja) 堆積物排出機構を有するストレーナー
JP2529012Y2 (ja) 管内異物排出装置
JP2002257287A (ja) ブロー機能を有するストレーナ
JPH05617Y2 (ja)
KR910009020Y1 (ko) 난방 배관속의 불순물 제거 및 스케일 방지장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees