JPH07132204A - 双方向流水管の夾雑物除去装置 - Google Patents
双方向流水管の夾雑物除去装置Info
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- JPH07132204A JPH07132204A JP5303340A JP30334093A JPH07132204A JP H07132204 A JPH07132204 A JP H07132204A JP 5303340 A JP5303340 A JP 5303340A JP 30334093 A JP30334093 A JP 30334093A JP H07132204 A JPH07132204 A JP H07132204A
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- JP
- Japan
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- water pipe
- filter mesh
- foreign matter
- filter
- flow
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/24—Preventing accumulation of dirt or other matter in the pipes, e.g. by traps, by strainers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 双方向からの流水内の夾雑物を除去できる双
方向流水管の夾雑物除去装置を提供すること。 【構成】 流水管1’を流れる夾雑物Tは、フィルター
部材のフィルターメッシュ3に衝突するが、このフィル
ターメッシュ3は流水管の流れを斜めに横切るように配
設されているため、夾雑物Tはその水流に押されるよう
にフィルターメッシュ3を伝って下流へと順次流され
る。最下流部分には夾雑物用ポケット6がありこのポケ
ットに一時的に補足され、所定時間後に開閉弁10を開
放することにより、そこに溜まった夾雑物は排出部から
外部に放出される。この流水管1’内を流れる流水方向
が逆になったとしても同様に上流側の夾雑物が捕捉さ
れ、外部に放出されることになる。
方向流水管の夾雑物除去装置を提供すること。 【構成】 流水管1’を流れる夾雑物Tは、フィルター
部材のフィルターメッシュ3に衝突するが、このフィル
ターメッシュ3は流水管の流れを斜めに横切るように配
設されているため、夾雑物Tはその水流に押されるよう
にフィルターメッシュ3を伝って下流へと順次流され
る。最下流部分には夾雑物用ポケット6がありこのポケ
ットに一時的に補足され、所定時間後に開閉弁10を開
放することにより、そこに溜まった夾雑物は排出部から
外部に放出される。この流水管1’内を流れる流水方向
が逆になったとしても同様に上流側の夾雑物が捕捉さ
れ、外部に放出されることになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流水管を流れる流水中
に含まれる夾雑物を除去するための夾雑物除去装置に関
する。
に含まれる夾雑物を除去するための夾雑物除去装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流水管、例えば、ダクタイル鋳
鉄管等においては、管内面に錆止めのためにモルタルラ
イニングが施されており、各家庭等に供給する水質を保
障している。
鉄管等においては、管内面に錆止めのためにモルタルラ
イニングが施されており、各家庭等に供給する水質を保
障している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、流水管の上流側、すなわち本管か
ら必要に応じて枝管を取り出すため、この流水管に孔穿
け工事、さらには流水管の切断工事が施される。これら
工事過程において金属粉が発生し、さらに流水管の穿
孔、切断工事で金属部分が露出し、この部分に錆が発生
するため、これら金属粉や錆粉が流水管内を流れるとい
う問題があった。
来の技術にあっては、流水管の上流側、すなわち本管か
ら必要に応じて枝管を取り出すため、この流水管に孔穿
け工事、さらには流水管の切断工事が施される。これら
工事過程において金属粉が発生し、さらに流水管の穿
孔、切断工事で金属部分が露出し、この部分に錆が発生
するため、これら金属粉や錆粉が流水管内を流れるとい
う問題があった。
【0004】また、この穿孔、配管工事は地中で行われ
ることが殆どであり、砂等が流水管内に侵入することも
あり、水質の保障が困難であった。
ることが殆どであり、砂等が流水管内に侵入することも
あり、水質の保障が困難であった。
【0005】そこで、流水中のこのような夾雑物を除去
するためのフィルター部材を備えた装置等が開発されて
いる。しかし、この装置を長年使用すると、フィルター
部材に目詰りが発生し、流水管内の流水の流れに支障を
きたすため、定期的にフィルター部材の交換作業を行う
必要がある。この交換作業は、流水管内の流水を一旦止
めて、装置を分解して行わなければならず、非常に手間
がかかるといった問題があった。
するためのフィルター部材を備えた装置等が開発されて
いる。しかし、この装置を長年使用すると、フィルター
部材に目詰りが発生し、流水管内の流水の流れに支障を
きたすため、定期的にフィルター部材の交換作業を行う
必要がある。この交換作業は、流水管内の流水を一旦止
めて、装置を分解して行わなければならず、非常に手間
がかかるといった問題があった。
【0006】さらに、水道管の本管では水が一方向に向
けて絶えず供給されるが、網目状に分岐した支管内では
水の使用状態および供給状態によっては逆流が発生し、
支管等の流水管内では双方向に流れが生じる可能性があ
る。そのため、フィルター部材を流水管内に設置しただ
けでは、それまでフィルター部材で捕捉されて蓄積され
た夾雑物が、逆流と同時にフィルター部材から離れて流
れ出すため、フィルターの機能を果さなくなる事態が起
こる。
けて絶えず供給されるが、網目状に分岐した支管内では
水の使用状態および供給状態によっては逆流が発生し、
支管等の流水管内では双方向に流れが生じる可能性があ
る。そのため、フィルター部材を流水管内に設置しただ
けでは、それまでフィルター部材で捕捉されて蓄積され
た夾雑物が、逆流と同時にフィルター部材から離れて流
れ出すため、フィルターの機能を果さなくなる事態が起
こる。
【0007】本発明は、このような問題点に着目されて
なされたもので、双方向からの流水内の夾雑物を除去で
きる双方向流水管の夾雑物除去装置を提供することを課
題とする。
なされたもので、双方向からの流水内の夾雑物を除去で
きる双方向流水管の夾雑物除去装置を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の双方向流水管の
夾雑物除去装置は、流水管内を流れる夾雑物を捕捉する
ための流水管に張設されるフィルターメッシュを有する
フィルター部材であって、このフィルター部材は鉛直方
向から見た流水管をほぼ斜めに横切るように配設されて
おり、フィルター部材の最下流部分には夾雑物用ポケッ
トが形成され、この夾雑物用ポケットは開閉弁を介して
排出部に導通されていることを特徴としている。
夾雑物除去装置は、流水管内を流れる夾雑物を捕捉する
ための流水管に張設されるフィルターメッシュを有する
フィルター部材であって、このフィルター部材は鉛直方
向から見た流水管をほぼ斜めに横切るように配設されて
おり、フィルター部材の最下流部分には夾雑物用ポケッ
トが形成され、この夾雑物用ポケットは開閉弁を介して
排出部に導通されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】流水管を流れる夾雑物は、フィルター部材のフ
ィルターメッシュに衝突するが、このフィルターメッシ
ュは流水管の流れを斜めに横切るように配設されている
ため、夾雑物はその水流に押されるようにフィルターメ
ッシュを伝って下流へと順次流される。最下流部分には
夾雑物用ポケットがありこのポケットに一時的に補足さ
れ、所定時間後に開閉弁を開放することにより、そこに
溜まった夾雑物は排出部から外部に放出される。この流
水管内を流れる流水方向が逆になったとしても同様に上
流側の夾雑物が捕捉され、外部に放出されることにな
る。
ィルターメッシュに衝突するが、このフィルターメッシ
ュは流水管の流れを斜めに横切るように配設されている
ため、夾雑物はその水流に押されるようにフィルターメ
ッシュを伝って下流へと順次流される。最下流部分には
夾雑物用ポケットがありこのポケットに一時的に補足さ
れ、所定時間後に開閉弁を開放することにより、そこに
溜まった夾雑物は排出部から外部に放出される。この流
水管内を流れる流水方向が逆になったとしても同様に上
流側の夾雑物が捕捉され、外部に放出されることにな
る。
【0010】
【実施例】本発明の基本的な第1実施例を図1ないし図
3で説明すると、1’は流水管1の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台4で支持されている。この
流水管1’内にはフィルター部材2が図1に示される如
く鉛直上方向から見た流水管1’をほぼ斜めに横切るよ
うに配設されている。このフィルター部材2は流水管
1、1’を流れる水が全てそのフィルターメッシュ3を
通過しないと下流へ流れないように、流水管1’内の全
周を覆っている。
3で説明すると、1’は流水管1の一部をなす継手状の
流水管であり、下方から基台4で支持されている。この
流水管1’内にはフィルター部材2が図1に示される如
く鉛直上方向から見た流水管1’をほぼ斜めに横切るよ
うに配設されている。このフィルター部材2は流水管
1、1’を流れる水が全てそのフィルターメッシュ3を
通過しないと下流へ流れないように、流水管1’内の全
周を覆っている。
【0011】図2には、フィルター部材2単体が示され
ており、流水管1’を斜めに横切るべく楕円形状に形成
されたフィルターメッシュ3を周縁部分で固定する保持
枠5を有している。この保持枠5は、流水管1’内に固
定された際に流水管1’内の水流抵抗にならないような
薄板であり、かつ流水管1’内面にその外面が隙間なく
当接できるような構造になっている。
ており、流水管1’を斜めに横切るべく楕円形状に形成
されたフィルターメッシュ3を周縁部分で固定する保持
枠5を有している。この保持枠5は、流水管1’内に固
定された際に流水管1’内の水流抵抗にならないような
薄板であり、かつ流水管1’内面にその外面が隙間なく
当接できるような構造になっている。
【0012】そのため、このようなフィルターメッシュ
3、保持枠5、さらには流水管1’の配置関係は、フィ
ルターメッシュ3と保持枠との最下流域に鋭角状の夾雑
物用ポケット6を構成する。またこの実施例では、夾雑
物用ポケット6の裏側、すなわち最下流域のフィルター
メッシュ3の下流側を一部覆うような逆流防止板7が保
持枠5と一体に左右に形成されている。8はこの夾雑物
用ポケット6の近傍に位置する保持枠5に穿設された排
出用の孔部である。
3、保持枠5、さらには流水管1’の配置関係は、フィ
ルターメッシュ3と保持枠との最下流域に鋭角状の夾雑
物用ポケット6を構成する。またこの実施例では、夾雑
物用ポケット6の裏側、すなわち最下流域のフィルター
メッシュ3の下流側を一部覆うような逆流防止板7が保
持枠5と一体に左右に形成されている。8はこの夾雑物
用ポケット6の近傍に位置する保持枠5に穿設された排
出用の孔部である。
【0013】図3は図1のA−A断面図であり、流水管
1’には保持枠5の左右それぞれの孔部8に対応する位
置に貫通孔9が穿設されており、この貫通孔9は開閉弁
10を有する排水管11に接続されている。
1’には保持枠5の左右それぞれの孔部8に対応する位
置に貫通孔9が穿設されており、この貫通孔9は開閉弁
10を有する排水管11に接続されている。
【0014】この実施例の作用を説明すると、図3に示
す矢印方向から流水がある場合、図面左側が上流域とな
り右側が下流域となる。流水内の夾雑物Tは流水管中を
流水を受けながら流れ、フィルター部材2に到達する。
す矢印方向から流水がある場合、図面左側が上流域とな
り右側が下流域となる。流水内の夾雑物Tは流水管中を
流水を受けながら流れ、フィルター部材2に到達する。
【0015】夾雑物の流れは、種々条件によって異なる
が、その一部は流水管1、1’の底面に沿って流れ、そ
の他は流水管1、1’中を浮遊して流れる。流水管1’
中を浮遊して流れる夾雑物Tは、フィルターメッシュ3
に衝突すると、このフィルターメッシュ3が流水管の流
れを斜めに横切るように配設されているため、その水流
に押されるようにフィルターメッシュ3を伝って下流へ
と順次流され、最下流部分に位置する夾雑物用ポケット
6に一時的に捕捉される。
が、その一部は流水管1、1’の底面に沿って流れ、そ
の他は流水管1、1’中を浮遊して流れる。流水管1’
中を浮遊して流れる夾雑物Tは、フィルターメッシュ3
に衝突すると、このフィルターメッシュ3が流水管の流
れを斜めに横切るように配設されているため、その水流
に押されるようにフィルターメッシュ3を伝って下流へ
と順次流され、最下流部分に位置する夾雑物用ポケット
6に一時的に捕捉される。
【0016】また、流水管1、1’の底面に沿って流れ
る夾雑物Tは保持枠5の内周面12に乗り上げ、さらに
水流に押されるようにフィルターメッシュ3および内周
面12を伝って夾雑物用ポケット6に一時的に補足され
る。
る夾雑物Tは保持枠5の内周面12に乗り上げ、さらに
水流に押されるようにフィルターメッシュ3および内周
面12を伝って夾雑物用ポケット6に一時的に補足され
る。
【0017】そのため、フィルターメッシュ3には夾雑
物Tが多量に残留することがなく、そのほとんどが夾雑
物用ポケット6に収容されることになる。ここで所定時
間後、開閉弁10を開放することにより、ポケット6に
溜まった夾雑物Tは流水管1’内の水圧により排水管1
1を通って外部に放出される。
物Tが多量に残留することがなく、そのほとんどが夾雑
物用ポケット6に収容されることになる。ここで所定時
間後、開閉弁10を開放することにより、ポケット6に
溜まった夾雑物Tは流水管1’内の水圧により排水管1
1を通って外部に放出される。
【0018】この実施例では夾雑物用ポケット6を覆う
ように逆流防止板7が形成されているので、たとえ流水
管1内の流水方向が変化し逆流となったとしても、その
前まで上流側であった夾雑物用ポケット6に一時的に溜
まった夾雑物Tが下流側へ流れることを阻止できる。も
ちろん、逆流防止板7を省略することも考えられる。こ
の場合は、流水が夾雑物用ポケット6の先端部まで夾雑
物Tを押し込むので夾雑物Tの捕捉が完全であるが、逆
流時には下流に夾雑物Tが流れる危険があるため、絶え
ず開閉弁10を開放する必要がある。
ように逆流防止板7が形成されているので、たとえ流水
管1内の流水方向が変化し逆流となったとしても、その
前まで上流側であった夾雑物用ポケット6に一時的に溜
まった夾雑物Tが下流側へ流れることを阻止できる。も
ちろん、逆流防止板7を省略することも考えられる。こ
の場合は、流水が夾雑物用ポケット6の先端部まで夾雑
物Tを押し込むので夾雑物Tの捕捉が完全であるが、逆
流時には下流に夾雑物Tが流れる危険があるため、絶え
ず開閉弁10を開放する必要がある。
【0019】またこのように流水が逆流に変わった場合
は、フィルター部材2の裏面が前述と同様の働きをし、
裏面の夾雑物用ポケット6に夾雑物Tが溜まり、開閉弁
10の開放でその夾雑物Tを外部に放出できる。
は、フィルター部材2の裏面が前述と同様の働きをし、
裏面の夾雑物用ポケット6に夾雑物Tが溜まり、開閉弁
10の開放でその夾雑物Tを外部に放出できる。
【0020】図4はフィルター部材2の変形例としての
第2実施例であり、第1実施例と相違する点は、案内バ
ー13を有する点である。この案内バー13は、基本的
にその端部が保持枠5の内側面12もしくは逆流防止板
7に固定されており、フィルターメッシュ3を上流側、
下流側から、言い換えると表裏両側から支持しているた
め、フィルターメッシュ3の流水による変形を防止でき
る。
第2実施例であり、第1実施例と相違する点は、案内バ
ー13を有する点である。この案内バー13は、基本的
にその端部が保持枠5の内側面12もしくは逆流防止板
7に固定されており、フィルターメッシュ3を上流側、
下流側から、言い換えると表裏両側から支持しているた
め、フィルターメッシュ3の流水による変形を防止でき
る。
【0021】また、片面に配設された複数の案内バー1
3は、上流側から下流側に向いて延びており、その方向
は全て下流側の夾雑物用ポケット6に集中している。も
う片面(裏側)も逆流に対して同様に上流側から下流側
に向いて延びており、その方向は全て夾雑物用ポケット
6に集中している。
3は、上流側から下流側に向いて延びており、その方向
は全て下流側の夾雑物用ポケット6に集中している。も
う片面(裏側)も逆流に対して同様に上流側から下流側
に向いて延びており、その方向は全て夾雑物用ポケット
6に集中している。
【0022】そのため、フィルターメッシュ3に衝突す
る夾雑物Tは、流水管内の流水に押される一方、この案
内バー13を伝って下流側へ導かれるため、より効果的
に夾雑物Tを夾雑物用ポケット6に収納できる。
る夾雑物Tは、流水管内の流水に押される一方、この案
内バー13を伝って下流側へ導かれるため、より効果的
に夾雑物Tを夾雑物用ポケット6に収納できる。
【0023】図5ないし図7にはフィルター部材の第3
実施例が示されており、夾雑物Tが比較的重い物質であ
る場合や、多量の夾雑物Tが流れる場合に適している。
実施例が示されており、夾雑物Tが比較的重い物質であ
る場合や、多量の夾雑物Tが流れる場合に適している。
【0024】このフィルター部材3は図5、図7に示さ
れるように、楕円形状のフィルターメッシュ3を流水管
1’の底部付近で、流水管1’の軸を挟んで左右に開切
した形状になっており、この開切部14は、上流域と下
流域とに渡り、下流への水流が阻止されるように捕捉カ
バー15で覆われている。
れるように、楕円形状のフィルターメッシュ3を流水管
1’の底部付近で、流水管1’の軸を挟んで左右に開切
した形状になっており、この開切部14は、上流域と下
流域とに渡り、下流への水流が阻止されるように捕捉カ
バー15で覆われている。
【0025】この捕捉カバー15の最下流点は、流水管
1’の底部最下点近傍に位置しており、また最下流点に
は流水管1’に貫通孔9が穿設され、開閉弁10を有す
る排出管11に導通されている。なお、この実施例で
は、第2実施例同様、フィルターメッシュ3の表裏に案
内バー13が取付けられており、この案内バー13は開
切部14に夾雑物Tを案内するように、開切部方向に延
びている。
1’の底部最下点近傍に位置しており、また最下流点に
は流水管1’に貫通孔9が穿設され、開閉弁10を有す
る排出管11に導通されている。なお、この実施例で
は、第2実施例同様、フィルターメッシュ3の表裏に案
内バー13が取付けられており、この案内バー13は開
切部14に夾雑物Tを案内するように、開切部方向に延
びている。
【0026】この実施例の作用は、第1実施例とほぼ同
じであるが、捕捉カバー15が大きいため多くの夾雑物
を捕捉カバー15内に保持できるとともに、流水管1’
の下方を流れてくる夾雑物を的確に捕捉カバー15下面
に保持できる。この場合も、開閉弁10を開設すること
により、捕捉カバー15の下面及び貫通孔9の近傍に集
っている夾雑物を流水管内の水圧で効果的に外部に放出
できる。
じであるが、捕捉カバー15が大きいため多くの夾雑物
を捕捉カバー15内に保持できるとともに、流水管1’
の下方を流れてくる夾雑物を的確に捕捉カバー15下面
に保持できる。この場合も、開閉弁10を開設すること
により、捕捉カバー15の下面及び貫通孔9の近傍に集
っている夾雑物を流水管内の水圧で効果的に外部に放出
できる。
【0027】以上、各実施例を説明したが、本発明の要
旨の範囲内における種々の変更も本発明に含まれ、例え
ば、フィルターメッシュ3は平板状であるが、流速や夾
雑物の種類によって多少の凹凸を形成してもよく、案内
バーを使用しない時はパンチメタル等でフィルターメッ
シュ3を保護することもでき、また案内バーを夾雑物用
ポケットに集中させずにそれぞれ平行に配することも可
能である。
旨の範囲内における種々の変更も本発明に含まれ、例え
ば、フィルターメッシュ3は平板状であるが、流速や夾
雑物の種類によって多少の凹凸を形成してもよく、案内
バーを使用しない時はパンチメタル等でフィルターメッ
シュ3を保護することもでき、また案内バーを夾雑物用
ポケットに集中させずにそれぞれ平行に配することも可
能である。
【0028】
【発明の効果】本発明はフィルターメッシュが流水管の
流れを斜めに横切るように配設されているため、夾雑物
はその水流に押されるようにフィルターメッシュを伝っ
て下流へと順次流される。最下流部分には夾雑物用ポケ
ットがありこのポケットに一時的に補足され、所定時間
後に開閉弁を開放することにより、そこに溜まった夾雑
物は排出部から外部に放出される。この流水管内を流れ
る流水方向が逆になったとしても同様に上流側の夾雑物
が捕捉され、外部に放出されることになるため、フィル
ター部材を取り替えることなく、双方向の流れに対して
完全なフィルター部材の保守が可能となる。
流れを斜めに横切るように配設されているため、夾雑物
はその水流に押されるようにフィルターメッシュを伝っ
て下流へと順次流される。最下流部分には夾雑物用ポケ
ットがありこのポケットに一時的に補足され、所定時間
後に開閉弁を開放することにより、そこに溜まった夾雑
物は排出部から外部に放出される。この流水管内を流れ
る流水方向が逆になったとしても同様に上流側の夾雑物
が捕捉され、外部に放出されることになるため、フィル
ター部材を取り替えることなく、双方向の流れに対して
完全なフィルター部材の保守が可能となる。
【0029】
【図1】本発明第1実施例のフィルター部材の装着され
た流水管の斜視図である。
た流水管の斜視図である。
【図2】図1のフィルター部材の斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明第2実施例のフィルター部材の斜視図で
ある。
ある。
【図5】本発明第3実施例の切開斜視図である。
【図6】本発明第3実施例の図3に対応する断面図であ
る。
る。
【図7】図6のB−B断面図である。
1 流水管 2 フ
ィルター部材 3 フィルターメッシュ 4 基
台 5 保持枠 6 夾
雑物用ポケット 7 逆流防止板 8 孔
部 9 貫通孔 10 開
閉弁 11 排出管 12
内周面 13 案内バー 14
開切部 15 捕捉カバー
ィルター部材 3 フィルターメッシュ 4 基
台 5 保持枠 6 夾
雑物用ポケット 7 逆流防止板 8 孔
部 9 貫通孔 10 開
閉弁 11 排出管 12
内周面 13 案内バー 14
開切部 15 捕捉カバー
Claims (8)
- 【請求項1】 流水管内を流れる夾雑物を捕捉するため
の流水管に張設されるフィルターメッシュを有するフィ
ルター部材であって、このフィルター部材は鉛直方向か
ら見た流水管をほぼ斜めに横切るように配設されてお
り、フィルター部材の最下流部分には夾雑物用ポケット
が形成され、この夾雑物用ポケットは開閉弁を介して排
出部に導通されていることを特徴とする双方向流水管の
夾雑物除去装置。 - 【請求項2】 フィルター部材が、フィルターメッシュ
と少なくともその周縁の一部を固定する保持枠からな
り、保持枠にはフィルターメッシュの形状を保持し、か
つ夾雑物を下流方向に誘導する案内バーが複数固定され
ている請求項1に記載の双方向流水管の夾雑物除去装
置。 - 【請求項3】 フィルター部材が、ほぼ楕円形のフィル
ターメッシュと、フィルターメッシュの全周縁を固定す
る保持枠とからなり、保持枠に排出部に導通する孔部が
形成されている請求項1又は2に記載の双方向流水管の
夾雑物除去装置。 - 【請求項4】 フィルター部材の最下流部分に、フィル
ターメッシュを下流側で覆う逆流防止板が形成されてい
る請求項1ないし3のいずれかに記載の双方向流水管の
夾雑物除去装置。 - 【請求項5】 逆流防止板が、フィルターメッシュの保
持枠と一体に形成されている請求項4に記載の双方向流
水管の夾雑物除去装置。 - 【請求項6】 夾雑物用ポケットが、フィルターメッシ
ュと流水管内壁とで形成されている請求項1に記載の双
方向流水管の夾雑物除去装置。 - 【請求項7】 フィルター部材のフィルターメッシュ
が、流水管の底部付近で流水管の軸を挟んで左右に切開
されており、この切開部分から下流域側に捕捉カバーが
延設され、夾雑物用ポケットを構成している請求項1ま
たは2に記載の双方向流水管の夾雑物除去装置。 - 【請求項8】 捕捉カバーの最下流点が、流水管の底部
最下点近傍に位置し、前記最下流点下方の流水管に排出
部に導通する孔部が形成されている請求項7に記載の双
方向流水管の夾雑物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05303340A JP3125832B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 双方向流水管の夾雑物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05303340A JP3125832B2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 双方向流水管の夾雑物除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132204A true JPH07132204A (ja) | 1995-05-23 |
JP3125832B2 JP3125832B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=17919798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1993-11-09 JP JP05303340A patent/JP3125832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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