JPH07184785A - 調理器の調理プレート - Google Patents

調理器の調理プレート

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JPH07184785A
JPH07184785A JP33011293A JP33011293A JPH07184785A JP H07184785 A JPH07184785 A JP H07184785A JP 33011293 A JP33011293 A JP 33011293A JP 33011293 A JP33011293 A JP 33011293A JP H07184785 A JPH07184785 A JP H07184785A
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JP
Japan
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cooking
layer
cooking plate
parts
plate
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JP33011293A
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JP3119410B2 (ja
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Osamu Hiroki
修 広木
Hideo Nakayama
秀夫 中山
Yuichi Fukuda
雄一 福田
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Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理の汚れを容易に除去でき、また容易にキ
ズを発生しない調理器の調理プレートを得る。 【構成】 調理プレート1の調理面1aに四フッ化エチ
レン樹脂の下塗層2aと、下塗層2aの上に四フッ化エ
チレン樹脂100部に対してTiO2(またはTiN)
0.5〜5部およびカーボン繊維1〜10部を添加した
上塗層2bとからなる高硬度な非貼着特性層2を塗着し
てなる調理器の調理プレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理面にフッ素樹脂加
工した調理器の調理プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の調理器の調理プレートは、図2に
示すように調理プレート1の調理面1aはブラストやア
ルミナ溶射等の下地処理を施してから、四フッ化エチレ
ン樹脂からなるフッ素樹脂層3を塗着してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の調理器の調理プ
レートは、調理プレート1の調理面1aはフッ素樹脂層
3だけを塗着してあるため、調理中に金属ヘラ等を垂直
方向にスライドするとフッ素樹脂層3にキズが発生し外
組部品として劣るばかりでなく、フッ素樹脂層3が剥離
する等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、非鉄金属または鉄系金
属からなる調理プレートを備えた調理器の調理プレート
において、調理プレートの調理面は四フッ化エチレン樹
脂の下塗層と、この下塗層の上に四フッ化エチレン樹脂
100部(重量比)に対してTiO2(またはTiN)
0.5〜5部およびカーボン繊維1〜10部を添加した
上塗層とからなる高硬度な非貼着特性層を塗着してなる
ものである。
【0005】
【作用】上記の構成により、本発明の調理器の調理プレ
ートは、調理プレートの調理面は四フッ化エチレン樹脂
の下塗層の上に四フッ化エチレン樹脂にTiO2(また
はTiN)およびカーボン繊維を添加した上塗層とから
なる非貼着特性層を塗着してなるため、四フッ化エチレ
ン樹脂(フッ素樹脂)の補強材としてTiO2(または
TiN)の繊維が縦方向(垂直方向)に広がりカーボン
繊維が横方向(水平方向)に広がる特性により二つの補
強材が3次元の骨組みになるため、高硬度な非貼着特性
を有し調理の汚れを容易に除去できると共に、調理中に
金属ヘラ等を垂直方向にスライドしても容易にキズを発
生しなくなる。
【0006】
【実施例】本発明の調理器の一実施例を図1により説明
する。
【0007】図において、1は食品を調理する調理プレ
ートでアルミやアルミ合金等の非鉄金属または鉄や鋳鉄
等の鉄系金属を素材として用いて成形された調理容器で
例えばホットプレート等の調理器の調理プレートであり
通常は発熱体(図示せず)により加熱されるように構成
され、通常その調理面1aは脱脂処理後ブラスト加工等
の表面処理加工し、そしてその表面に次に述べる非貼着
特性層2を塗着してなるものである。2は高硬度な非貼
着特性層で、四フッ化エチレン樹脂からなり素材と密着
性が高く非貼着特性を有する下塗層2aと、この下塗層
2aの上に四フッ化エチレン樹脂100部(重量比)に
対してTiO2(またはTiN)0.5〜5部およびカ
ーボン繊維1〜10部を添加し表面硬度が高くかつ非貼
着特性を有する上塗層2bとからなるものである。
【0008】また下塗層2aは調理プレート1の素材に
吹付塗装され、この下塗層2aの上に上塗層2bが吹付
塗装されそして390℃の温度で焼付けてある。
【0009】次に本実施例の作用について表1により説
明する。
【0010】表1において、比較サンプルAは上塗材と
して四フッ化エチレン樹脂100部に対してTiO
2(あるいはTiN)のみ15部の混合物である。比較
サンプルBは上塗材として四フッ化エチレン樹脂100
部に対してカーボン繊維のみ15部の混合物である。従
来のサンプルは上塗材として補強材を添加してない四フ
ッ化エチレン樹脂のみである。上記のサンプルと本発明
のサンプルと比較試験を行った結果が表1に示す比較表
である。
【0011】
【表1】
【0012】表1において、耐摩耗性試験1(水平方
向)は市販されているステンレス製のヘラに500g重
の荷重を加えて摺動機でサンプルに対して水平に摺動さ
せる方式である。次に耐摩耗性試験2(垂直方向)は前
記ヘラをサンプルに対して垂直に摺動させて比較試験を
した。その他の比較試験法としてJIS6894号等の
試験法に準じて行った。
【0013】その結果は表1に示すように、本発明のサ
ンプルは耐摩耗性試験2(垂直方向)にやや弱点がある
ものの、その他の項目では致命的な欠陥がないことが比
較試験により明確である。
【0014】このように本発明のサンプルが優れた要因
として、非貼着特性層2は素材と密着性が高く非貼着特
性を有する下塗層2aと、この下塗層2aの上に表面硬
度が高くかつ非貼着特性を有する上塗層2bとからな
り、また上塗層2bは四フッ化エチレン樹脂(フッ素樹
脂)の補強材としてTiO2(またはTiN)の繊維が
縦方向(垂直方向)に広がりカーボン繊維が横方向(水
平方向)に広がる特性により二つの補強材が3次元の骨
組みになるためである。
【0015】
【発明の効果】以上本発明によると、高硬度な非貼着特
性を有し調理の汚れを容易に除去できると共に、調理中
に金属ヘラ等を垂直方向にスライドしても容易にキズを
発生しない耐久性の有る調理器の調理プレートを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す調理器の調理プレート
の要部断面図である。
【図2】従来例を示す調理器の調理プレートの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 調理プレート 1a 調理面 2 非貼着特性層 2a 下塗層 2b 上塗層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非鉄金属または鉄系金属からなる調理プ
    レート(1)を備えた調理器の調理プレートにおいて、
    前記調理プレート(1)の調理面(1a)に四フッ化エ
    チレン樹脂の下塗層(2a)と、この下塗層(2a)の
    上に四フッ化エチレン樹脂100部(重量比)に対して
    TiO2(またはTiN)0.5〜5部およびカーボン
    繊維1〜10部を添加した上塗層(2b)とからなる高
    硬度な非貼着特性層(2)を塗着してなることを特徴と
    する調理器の調理プレート。
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