JPH07183916A - 多重通信回線データサンプリング回路 - Google Patents
多重通信回線データサンプリング回路Info
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- JPH07183916A JPH07183916A JP32440993A JP32440993A JPH07183916A JP H07183916 A JPH07183916 A JP H07183916A JP 32440993 A JP32440993 A JP 32440993A JP 32440993 A JP32440993 A JP 32440993A JP H07183916 A JPH07183916 A JP H07183916A
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Abstract
を減らす。 【構成】 PWMパルスINがエッジ検出回路40に入
力すると、リングカウンタ50のリセット入力端子RA
にPWMパルス検出信号S42が入力し、リングカウン
タ50がリセットされる。PWMパルスINは、RS−
FF73がリセット状態であれば、リングカウンタ50
の出力信号S50bによりサンプルされ、デコード信号
DS1を出力する。次に、デコード出力信号DS1を処
理するタイミングの早いPWMパルスINが入力される
と、PWMパルス復調シーケンサ60の予測デコード信
号DS2が出力され、RS−FF73がセットされ、セ
レクタ71が、PWMパルスINのサンプルクロックを
リングカウンタ50の出力信号S50bから出力信号S
50aに切り替える。
Description
装置(ノード)を結合して情報交換するための多重通信
回線システム、例えば、車両内のドアロック制御システ
ム、ライト制御システム、ナビゲーションシステム等の
ネットワーク、及び自動販売機の集中管理システム等に
用いられ、特に回線に接続される各ノードにおける多重
通信バスのデータサンプリング回路に関するものであ
る。
の構成図である。多重通信に使用する伝送データのビッ
トフォーマットとしては、変調をかけないNRZ方式
や、パルス幅変調をかけたPWM方式がある。ここで
は、このPWM方式を例にとり説明する。この多重通信
システムは、2本のワイヤ(ツイストペア線)によりネ
ットワークを構成した差動型バス構造となっており、B
US(−)線1、及びBUS(+)線2を有している。
BUS(−)線1はプルアップ抵抗3を介して電源電位
VDDに、BUS(+)線2はプルダウン抵抗4を介し
て接地電位GNDに、それぞれ接続されている。BUS
(−)線1、及びBUS(+)線2のデュアルワイヤに
は、複数の装置(ノード)10−1,10−2,…10
−nがワイヤードアンド論理で接続されている。各ノー
ド10−1,10−2,…10−nは、BUS(−)線
1、及びBUS(+)線2上のデータを取り込む受信回
路11、PWMパルスをサンプルし、そのパルス幅に応
じて種々のデコード信号を出力するPWMパルス復調回
路12、そのデコード信号をプログラムによって処理す
る中央処理装置(Central Processing Unit,以下、CP
Uという)13、及びCPU13の処理結果をパルス幅
変調して出力するPWM変調回路14を備え、それぞれ
データを送受信することが可能な構成になっている。
US(+)線2上のディジタルデータを受信してPWM
パルス復調回路12へ与える回路であり、出力端子がP
WMパルス復調回路12に接続されている。PWMパル
ス復調回路12は、前記多重通信回線上のPWMパルス
を取り込み、そのPWMパルスの幅に応じてデコード信
号を出力する回路であり、出力端子がCPU13に接続
されている。CPU13は、PWMパルス復調回路12
のデコード信号をプログラムによって処理する回路であ
り、出力端子がPWM変調回路14に接続されている。
PWM変調回路14は、各トランジスタ15−1〜15
−n,16−1〜16−nをそれぞれ駆動するための送
信データを生成する図示しない送信データ生成回路、及
びエンコーダ回路等で構成され、CPU13の出力信号
のパルス幅変調を行い、各トランジスタ15−1〜15
−n,16−1〜16−nをそれぞれ駆動する回路であ
る。各トランジスタ15−1〜15−n,16−1〜1
6−nは、各PWM変調回路14の出力制御信号でそれ
ぞれ駆動されてディジタルデータをBUS(−)線1及
びBUS(+)線2へ出力するトランジスタであり、そ
の一方のトランジスタ15−1〜15−nのコレクタが
BUS(−)線1に、エミッタがGNDに、それぞれ接
続されている。他方のトランジスタ16−1〜16−n
のエミッタはVDDに、コレクタはBUS(+)線2
に、それぞれ接続されている。
2の概略の構成図である。このPWMパルス復調回路1
2は、前記多重通信回線上のバスアイドル状態(パッシ
ブステート)からアクティブ状態(ドミナントステー
ト)への変化を検出するPWMパルス検出回路20を有
している。PWMパルス検出回路20は、遅延フリップ
フロップ(以下、D−FFという)21及び2入力AN
Dゲート22を備えている。PWMパルス検出回路20
の出力側は、リングカウンタ31のリセット入力端子R
に接続されている。リングカウンタ31は、クロック信
号CLKにより動作し、PWMパルス検出回路20によ
るエッジ検出結果に同期してサンプリング信号を生成す
る回路である。リングカウンタ31の出力側は、PWM
パルス復調シーケンサ32のクロック信号入力端子CK
にサンプリングクロックとして接続されている。PWM
パルス復調シーケンサ32は、リングカウンタ31によ
り生成されたサンプリング信号で前記PWMパルスIN
を一定の小時間単位ごとにサンプルして、そのサンプル
の結果の組み合わせに応じてデコード信号DSを出力す
る回路である。一般に、リングカウンタ31のタイミン
グ信号は一定の小時間単位の中央付近に設定されてい
る。
ては、各ノード10−1,10−2,…10−n内の全
ての回路が動作状態になっており、BUS(−)線1及
びBUS(+)線2の状態を常にモニタしている。例え
ば、ノード10−1からノード10−2へデータを送信
する場合、該ノード10−1内のトランジスタ15−
1,16−1によって送信先のアドレスやメッセージデ
ータ等をBUS(−)線1及びBUS(+)線2へ出力
する。すると、ノード10−2では、受信回路11がB
US(−)線1及びBUS(+)線2上のデータを受信
し、その受信信号をPWMパルス復調回路12へ与え
る。PWMパルス復調回路12では、受信回路11の出
力をデコードし、CPU13へ入力する。CPU13
は、ノード10−1からのデータが自己宛てのものか否
かを判断し、自己宛てのものであれば、当該メッセージ
データを継続受信し、又応答要求があれば、その応答信
号をPWM変調回路14へ入力する。PWM変調回路1
4は、前記応答信号をパルス幅変調し、トランジスタ1
5−2,16−2によってノード10−1へ返送する。
調回路に取り込む(以下、サンプリングという)までの
詳細を説明する。一般に、シリアル通信で、調歩同期通
信をする場合、各通信ノードでボーレートを併せて通信
する。スタート信号を決め、データの立ち上がり或いは
立ち下がりをトリガとして、図9中の受信時の1データ
ビットのサンプルポイントtcとサンプリング周期tr
とを決定し、シリアルデータを所定のデータビット数だ
けサンプリングしていく。図9に一般的な調歩同期通信
の1バイト分通信のタイムチャートを示す。又、図9に
示すように、データサンプルするポイントは、データの
変化点に近い位置を避け、データビットのセンタの位置
でサンプリングしている。例えば、原振周期の16倍の
周期でデータビット切り替わりが発生するような場合で
は、データビット切り替わりが発生してから原振周期の
8倍の時間が経過した後、即ちセンタ位置のときデータ
をサンプリングし、以降原振周期の16倍のインタバル
(一定周期)で、順次データをサンプリングしていくこ
とになる。このようにして同期をとり、データを取り込
んでいく。前記サンプリング周期trは、リングカウン
タ等で構成し、一定周期でサンプルポイントを得る回路
構成となっており、ビットの中央打ち抜き(センタ位置
でのデータ取り込み)を実現している。
成の装置では、伝送データの波形鈍りが大きいと、正常
にデータサンプリングできなくなるという問題点があっ
た。例えば、多重通信によるシリアル伝送路等で無信号
状態であるバスアイドル状態は抵抗によりプルダウンさ
れ、信号伝送開始のときはトランジスタ等の駆動素子で
駆動して“H”へ立ち上げて通信をする。図8におい
て、駆動を終了すると、今度は、前記プルダウン抵抗で
“L”のバスアイドル状態に戻すことを繰り返し、PW
Mビット等を伝送する。ここで、多重通信バスに接続さ
れるノードが増加したり伝送線路が長くなると、寄生容
量値が増加し、前記プルダウン抵抗で“L”に戻る時間
が長くなる。換言すれば、トランジスタで駆動する
“H”へ変化する波形は立上がりが速いが、受動素子で
ある抵抗などでバス状態を“L”へ戻す波形は、寄生容
量によって遅延がかかり、図8の(2)に示すように波
形鈍りが発生する。そのため、調歩同期通信でデータビ
ットのセンタサンプリングを実施すると“L”に下がり
切らない過渡状態のバスレベルをサンプルしてしまうと
いう問題が生じていた。そのため、図8の(3)に示す
ように、サンプルポイントをデータビットのセンタ位置
からデータビットの最終エッジの方向へシフトさせたサ
ンプルポイントにしてサンプルすることが考えられる
が、この場合は、データサンプル完了から次のビットま
での時間余裕t2が短くなるという欠点があり、次のビ
ットを送出するための送信制御において支障をきたす問
題が発生する。本発明は、従来技術が持っていた課題と
してバスラインの容量値が増大すると伝送信号の鈍りが
発生し、正常に通信できなくなるという問題点を除去す
るため、サンプルポイントを各ビット単位の1/2より
後方に設置し、伝送パルスの後縁側へシフトすると同時
に、受信データのデコード結果に基づき次のサンプルポ
イントを前記サンプルポイント位置に対して速い位置で
サンプルするようにし、パルスの鈍りに対する許容度を
大幅に改善した多重通信バスのデータサンプリング回路
を提供するものである。
を解決するために、ワイヤード・アンド論理により結合
される多重通信バスシステム中の多重通信回線データサ
ンプリング回路において、信号論理のアクティブを示す
ドミナント信号出力状態からパッシブ信号出力状態への
切り替わり目におけるパッシブ信号の第1のサンプルポ
イントを、伝送ビット単位時間の1/2より後縁側に配
置し、通信フレーム中の所定の箇所におけるパッシブ信
号を連続サンプリングする箇所のパッシブ信号の第2の
サンプルポイントを、前記第1のサンプルポイントより
伝送ビット単位時間の前縁側に配置している。第2の発
明では、第1の発明において、第1及び第2のサンプル
ポイントを発生する手段は、高レベルから低レベルへの
変化及び低レベルから高レベルへの変化をディジタル的
に検出するエッジ検出回路、該エッジ検出回路の検出出
力信号と同期をとって所定の周期のクロック信号を生成
するリングカウンタ、シリアルに順次入力される受信デ
ータを所定の通信ビットデータとして解読するデータ復
調回路、及び前記データ復調回路の出力信号に基づき前
記リングカウンタの複数の出力信号のうちの1つを次の
データサンプルポイントとして選択するセレクタとで、
構成している。
線データサンプリング回路を構成したので、バス上デー
タのドミナント状態からパッシブ状態へ移行するステー
ジにおいてのパッシブ状態の受信は、伝送ビット単位の
後半でサンプルすることが可能となり、波形に鈍りを生
じても安定したサンプリングができ、又、伝送制御する
上で、早めにサンプリングする必要のある通信フレーム
中の所定の箇所については、例えば、パッシブ状態を連
続してサンプリングする箇所では波形鈍りはないため、
前記サンプルポイントより前よりの位置でサンプリング
することによって伝送制御を容易に、かつ効率よく実現
する。第2の発明によれば、サンプルポイント発生手段
は、バス上のパッシブからドミナント信号変化によるエ
ッジ検出によって同期のとられたリングカウンタで構成
され、複数の時間的ずれを有するサンプルクロックを生
成し、受信データの復調結果によって、通信フレーム中
のパッシブ状態が連続する箇所を判定し、その箇所で
は、前記複数のサンプルクロックのうちの1つを選択し
て実際のサンプルクロックとして使用し、他の通信フレ
ーム中、例えば、データフィールドにおいては、別のサ
ンプルクロックを選択する。従って、前記課題を解決で
きるのである。
サンプリング回路の概略の回路図である。このPWMパ
ルスサンプリング回路は、PWMパルスINのパッシブ
からドミナントへの変化をとらえ、その結果を出力する
エッジ検出回路40を有している。エッジ検出回路40
は、D−FF41及び2入力ANDゲート42を備えて
いる。エッジ検出回路40の出力側は、タイミング信号
発生手段であるリングカウンタ50のリセット入力端子
RAに接続されている。リングカウンタ50は、エッジ
検出回路40の出力信号S42に同期してクロック入力
端子CLKの基準クロックによりタイミング信号S50
a〜S50cを出力する回路である。又、このPWMパ
ルスサンプリング回路は、PWMパルス復調シーケンサ
60を備えている。PWMパルス復調シーケンサ60
は、PWMパルスINを取り込み、クロック信号でサン
プルして、そのサンプルの結果の組み合わせに応じてデ
コード信号DS1及び予測デコード信号DS2を出力す
る回路である。
3,Q5は、セレクタ71の入力端子I1,I2にそれ
ぞれ接続されている。セレクタ71は、セレクト入力端
子Sの入力信号で入力端子I1,I2のいずれか一方を
選択してサンプルクロック信号S71を出力する回路で
ある。セレクタ71の出力端子Oは、PWMパルス復調
シーケンサ60のクロック入力端子CKに接続されてい
る。PWMパルス復調シーケンサ60の予測デコード信
号出力端子PQ5〜PQ7は、3入力ORゲート72を
介してRS−FF73のセット入力端子Sに接続されて
いる。このRS−FF73のリセット入力端子Rには、
リングカウンタ50の出力端子Q6が接続されている。
RS−FF73は、セット入力端子Sとリセット入力端
子Rとの入力信号で出力信号S73の論理が切り替わる
回路である。RS−FF73の出力端子Qは、セレクタ
71のセレクト端子Sに接続され、RS−FF73がセ
ットされていれば、リングカウンタ50の出力端子Q3
の出力信号S50aをPWMパルス復調シーケンサ60
のクロック入力端子CKにPWMパルスのサンプルクロ
ックとして入力する。又、RS−FF73がリセットさ
れていれば、リングカウンタ50の出力端子Q5の出力
信号S50bを、PWMパルス復調シーケンサ60のク
ロック入力端子CKにPWMパルスINのサンプルクロ
ックとして入力する。
構成例を示す概略の回路図である。このリングカウンタ
50は、初段のD−FF51の出力信号が次段のD−F
F52〜58に順次入力するように縦続接続され、終段
のD−FF58の出力信号が初段のD−FF51の入力
側へ入力するように接続されている。リセット入力端子
RAは、D−FF51のセット入力端子S及びD−FF
52〜58のリセット入力端子Rに共通接続されてい
る。クロック入力端子CLKは、D−FF51〜58の
クロック入力端子CKに共通接続されている。図5は、
図1に示すPWMパルス復調シーケンサ60の一構成例
を示す概略の構成ブロック図である。このPWMパルス
復調シーケンサ60は、状態コントロール回路61及び
状態ラッチ回路62を有している。状態コントロール回
路61は、コントロール信号入力端子q1〜q11及び
PWMパルス入力端子PWMを備え、PWMパルスIN
を入力して状態ラッチ回路62の出力信号に応じて出力
信号D1〜D11の状態を遷移する回路である。状態ラ
ッチ回路62は、D−FF62−1〜62−11を備
え、リセット入力端子Rは、D−FF1〜11のリセッ
ト入力端子Rに共通接続されている。クロック入力端子
CKは、D−FF1〜11のクロック入力端子CKに共
通接続されている。状態ラッチ回路62の出力端子q1
〜q11は、状態コントロール回路61のコントロール
信号入力端子q1〜q11、デコード出力回路63の入
力端子q1〜q11、及び予測デコード出力回路64の
入力端子q1〜q11に接続されている。状態ラッチ回
路62は、状態コントロール回路61の出力信号D1〜
D11を入力してサンプルクロック信号S71でサンプ
ルし、そのサンプル結果を状態コントロール回路61の
入力端子q1〜q11、デコード出力回路63、及び予
測デコード出力回路64の入力端子q1〜q11に入力
する回路である。又、このPWMパルス復調シーケンサ
60は、デコード出力回路63及び予測デコード出力回
路64を備えている。デコード出力回路63及び予測デ
コード出力回路64は、状態ラッチ回路62の出力信号
q1〜q11をデコードしてデコード信号DS1及び予
測デコード信号DS2をそれぞれ出力する回路である。
サの動作を説明するためのフローチャートである。又、
図7は、図1のPWMパルスサンプリング回路の動作を
説明するためのタイムチャートであり、横軸に時間、及
び縦軸に電圧がとられている。この図7及び図6を参照
しつつ、図1のPWMパルスサンプリング回路の動作を
説明する。PWMパルスINがエッジ検出回路40に入
力すると、D−FF41及びANDゲート42により、
PWMパルスINの立ち上がり、即ち、パッシブからド
ミナントへ変化するとき、リングカウンタ50のリセッ
ト入力端子RAにPWMパルス検出信号S42が入力さ
れ、リングカウンタ50がリセットされる。この動作
は、PWMパルスINの立ち上がりを検出するたびに行
われ、これにより、PWMパルスINと同期をとってい
る。図6のステップ71において、PWMパルスIN
は、RS−FF73がリセット状態であれば、図6のス
テップ72において、リングカウンタ50の出力信号S
50bによりサンプルされる。次に、図6のステップ7
3において、PWMパルスINのサンプル結果がドミナ
ントレベル(以下、“H”という)の時、図6のステッ
プ74において、FF62−1の出力端子q1が“H”
になり、状態コントロール回路61の入力端子q1も
“H”になる。又、図6のステップ73において、PW
MパルスINのサンプル結果がパッシブレベル(以下、
“L”という)の時は、ステップ71のリセット状態に
戻る。
スINは、リングカウンタ50の出力信号S50bによ
りサンプルされる。次に、図6のステップ76におい
て、PWMパルスINのサンプル結果が“H”の時、図
6のステップ77において、FF62−1,62−2の
出力端子q1,q2がそれぞれ“H”になり、状態コン
トロール回路61の入力端子q1,q2もそれぞれ
“H”になる。又、図6のステップ76において、PW
MパルスINのサンプル結果が“L”の時は、ステップ
78のFF62−7〜62−11の出力端子q7〜q1
1がそれぞれ“H”の状態になる。以下、同様の方法で
PWMパルスINのサンプリングを一定の小時間単位毎
に行い、デコード信号DS1を出力する。ここで、リン
グカウンタ50のサンプルクロック信号S50bのサン
プルポイントは、PWMパルスINの伝送ビット単位時
間の後縁側に設定してあるので、デコード出力信号の処
理タイミングが遅くなる。
果が“L”,“L”と“L”が2回続いた場合、PWM
パルス復調シーケンサ60の予測デコード信号DS2が
出力され、RS−FF73をセットし、セレクタ71に
より、PWMパルスINのサンプルクロックを、リング
カウンタ50の出力信号S50bから出力信号S50a
に切り替える。ここで、リングカウンタ50の出力信号
S50aは、出力信号S50bよりも早く出力されるた
め、受信したPWMパルスINのサンプルポイントが早
くなり、かつ、デコード出力信号DS1が出力するタイ
ミングも早くなる。このデコード出力信号DS1を出力
し終わると、リングカウンタ50の出力信号S50cに
より、RS−FF73がリセットされ、セレクタ71
は、リングカウンタ50の出力信号S50bをPWMパ
ルスINのサンプルクロックS71としてPWMパルス
復調シーケンサ60のクロック入力端子CKに入力す
る。このように、デコード出力DS1の処理するタイミ
ングが遅くなければならないPWMパルスINを受信し
ている間、例えば、メッセージ受信開始後のデータ受信
等の間は、PWMパルスINのサンプルポイントをPW
MパルスINの立ち下がりに近づける。又、デコード出
力DS1の処理するタイミングが早くなければならない
PWMパルスINを受信している間、例えば、メッセー
ジ受信開始前、あるいは、受信メッセージに対する応答
開始前等の間は、PWMパルスINのサンプルポイント
を、デコード出力DS1の処理するタイミングに間に合
う位置に変化させることにより、PWMパルスINの鈍
りがある程度生じても、正常にデコードできる。ここ
で、デコード出力DS1の処理するタイミングが早くな
ければならないPWMパルスIN、例えば、メッセージ
受信開始命令、あるいは、受信メッセージに対する応答
要求命令等には、パルス幅がないもの(“L”が2回以
上連続するもの)が一般に使用されているため、PWM
パルスINの鈍りの影響を受けない。
点を有している。本実施例では、受信したPWMパルス
INのサンプルポイントをデコード出力信号DS1を処
理するタイミングに応じて変化させるようにしている。
そのため、PWMパルスINに鈍りが生じてもサンプル
ポイントを伝送ビット単位時間の1/2より後方に配置
することで正常にデコードすることを可能にし、信号伝
送線等に付随する容量等の許容値を改善できる。従っ
て、多重通信回線の配線長が大きく取れ、多重通信回線
の接続範囲が広くなり、広範囲に亘る制御が可能とな
る。又、接続するノードの数も多くすることができ、多
種多様な制御が可能となる。本実施例は、種々の用途に
使用できるが、近年急速に普及しつつある車両内のナビ
ゲーションシステム、オーディオシステム、防犯監視シ
ステムのネツトワーク、及び自動販売機の集中管理シス
テム等に適用すれば、非常に効果の高いものである。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 図1のエッジ検出回路40は、パルスのエッジ
を検出する回路であれば、他の構成でもよい。 (b) リングカウンタ50(タイミング信号発生手
段)は、リセット信号とクロック信号とに基づき互いに
時間差を有する複数のタイミング信号を発生する回路で
あれば、他の構成でもよい。 (c) セレクタ71は、他のゲート回路等で構成して
もよい。 (d) フリップフロップ73は、JKフリップフロッ
プ等の他のフリップフロップで構成してもよい。 (e) デコード出力信号を処理するタイミングを予測
する方法は、他の方法でもよい。例えば、PWMパルス
のサンプル結果が“L”,“L”,“L”・・・と
“L”が3回以上続いた場合に予測デコード出力信号を
出力するように設定してもよい。 (f) 本発明は、多重通信に限定されることはない。
2の発明によれば、多重通信回線に接続される装置(ノ
ード)の伝送信号復調回路において、受信したパルスの
サンプルポイントを、デコード結果の処理するタイミン
グに応じて変化させるようにしたので、パルスの鈍りが
生じても正常にデコードすることを可能にし、信号線等
に付随する容量等の許容値を改善できる。従って、多重
通信回線の配線長が大きく取れるので多重通信の接続範
囲が広くなり、広範囲に亘る制御が可能となる。又、ノ
ードの数も多くすることができ、多種多様な制御が可能
となる。
グ回路の概略の構成図である。
ある。
の構成図である。
構成図である。
である。
を表す図である。
ング信号発生手段) 60 PWMパルス復調シーケ
ンサ 71 セレクタ 73 フリップフロップ
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤード・アンド論理により結合され
る多重通信バスシステムにおいて、 信号論理のアクティブを示すドミナント信号出力状態か
らパッシブ信号出力状態への切り替わり目におけるパッ
シブ信号の第1のサンプルポイントを、伝送ビット単位
時間の1/2より後縁側に配置し、 通信フレーム中の所定の箇所におけるパッシブ信号を連
続サンプリングする箇所のパッシブ信号の第2のサンプ
ルポイントを、前記第1のサンプルポイントより伝送ビ
ット単位時間の前縁側に配置したことを特徴とする多重
通信回線データサンプリング回路。 - 【請求項2】 前記第1及び第2のサンプルポイントを
発生する手段は、 高レベルから低レベルへの変化及び低レベルから高レベ
ルへの変化をディジタル的に検出するエッジ検出回路
と、 該エッジ検出回路の検出出力信号と同期をとり、所定の
周期のクロック信号を生成するリングカウンタと、 シリアルに順次入力される受信データを所定の通信ビッ
トデータとして解読するデータ復調回路と、 前記データ復調回路の出力信号に基づき前記リングカウ
ンタの複数の出力信号のうちの1つを次のデータサンプ
ルポイントとして選択するセレクタとで、 構成したことを特徴とする請求項1記載の多重通信回線
データサンプリング回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32440993A JP3249270B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | パルスサンプリング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32440993A JP3249270B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | パルスサンプリング回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07183916A true JPH07183916A (ja) | 1995-07-21 |
JP3249270B2 JP3249270B2 (ja) | 2002-01-21 |
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ID=18165483
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32440993A Expired - Fee Related JP3249270B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | パルスサンプリング回路 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3249270B2 (ja) |
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- 1993-12-22 JP JP32440993A patent/JP3249270B2/ja not_active Expired - Fee Related
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