JPH07183845A - 受信レベル検出回路 - Google Patents

受信レベル検出回路

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JPH07183845A
JPH07183845A JP5327248A JP32724893A JPH07183845A JP H07183845 A JPH07183845 A JP H07183845A JP 5327248 A JP5327248 A JP 5327248A JP 32724893 A JP32724893 A JP 32724893A JP H07183845 A JPH07183845 A JP H07183845A
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time constant
circuit
signal
peak hold
output
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JP5327248A
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Inventor
Tomonori Masugi
智紀 間杉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、回路構成を簡単にでき、価格的に安
価にできるとともに、維持コストの低減できる受信レベ
ル検出回路を提供する。 【構成】リップルフィルタ1230の時定数回路123
4を有するピークホールド回路1232によりバースト
波形からなる受信信号のピークホールドを生成するとと
もに、受信バースト波形の終了時刻とタイミングを合わ
せてリセット回路1235により時定数回路1234を
短絡することにより、受信信号によりリップル成分を除
去したアナログ信号の受信レベル出力を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重方式のデジ
タル無線端末に用いられる受信レベル検出回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、屋外から相手を呼び出して通話が
できる携帯端末装置として時分割多重方式のデジタル無
線端末が広く用いられるようになっている。ところで、
このようなデジタル無線端末では、アンテナから入力さ
れた信号を受信部で受信すると、この受信された信号を
2段ミキサーにより周波数変換したのちIF信号を生成
し、このIF信号を受信レベル検出回路に与え、入力信
号の受信レベル(RSSI出力)を検出し、これを空き
チャンネル判定情報などに使用するために制御部に出力
するようにしている。
【0003】図9は、従来の受信レベル検出回路の一例
を示すもので、この場合、IF信号は、高周波信号とし
て与えられ、この信号をログアンプ1に与えて電力の対
数値に比例した直流成分を含む受信バースト波形の信号
に変換し、さらにこの出力信号をA/D変換器2でデジ
タル変換してのち、デジタル回路からなるリップルフィ
ルタ3により平均化処理して受信レベル出力(RSSI
出力)を検出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
時分割多重方式のデジタル無線端末においては、ログア
ンプ1の受信バースト波形の出力信号は、高速で変動す
るものであるため、この信号をデジタル変換するA/D
変換器2には、高速で動作する高速型のものが必要とな
り、これにともない、この後に続くリップルフィルタ3
についても、処理すべき信号の情報量が多く、しかも速
い処理速度が要求されることから、リップルフィルタ3
を構成するデジタル回路に高速型で回路構成が複雑なも
のが必要になる。
【0005】このことから、回路全体の構成が大きくな
り、価格的に高価なものになるばかりか、消費電力など
も増大することから維持コストも高くつくという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、回路構成を簡単にでき、価格的に安価にできるとと
もに、維持コストの低減も可能にした受信レベル検出回
路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、時分割
多重方式のデジタル無線端末に用いられる受信レベル検
出回路において、所定の時定数が設定された時定数回路
と、この時定数回路が接続され且つ前記デジタル無線端
末のバースト波形の受信信号が与えられると該受信信号
に対し前記時定数回路の時定数の値に応じたピークホー
ルド出力を生成するピークホールド出力生成手段と、こ
のピークホールド出力生成手段より生成されたピークホ
ールド出力を積分して出力する積分手段と、前記受信バ
ースト波形の終了時刻とタイミングを合わせて前記時定
数回路を短絡するリセット手段とにより構成されてい
る。
【0008】また、本発明によれば、時分割多重方式の
デジタル無線端末に用いられる受信レベル検出回路にお
いて、所定の時定数が設定された時定数回路と、この時
定数回路が接続され且つ前記デジタル無線端末のバース
ト波形の受信信号が与えられると該受信信号に対し前記
時定数回路の時定数の値に応じたピークホールド出力を
生成するピークホールド出力生成手段と、このピークホ
ールド出力生成手段より生成されたピークホールド出力
を積分して出力する積分手段と、前記受信バースト波形
の立下がりを検出して出力する受信バースト波形立下が
り検出手段と、この検出手段の出力をまって前記時定数
回路を短絡するリセット手段とにより構成されている。
【0009】また、本発明によれば、時分割多重方式の
デジタル無線端末に用いられる受信レベル検出回路にお
いて、所定の時定数が設定された時定数回路、この時定
数回路が接続され且つ前記デジタル無線端末のバースト
波形の受信信号が与えられると該受信信号に対し前記時
定数回路の時定数の値に応じたピークホールド出力を生
成するピークホールド出力生成手段、このピークホール
ド出力生成手段より生成されたピークホールド出力を積
分して出力する積分手段を有する第1の回路と、前記バ
ースト波形の受信信号を積分して出力する積分手段を有
する第2の回路と、前記バースト波形の受信信号が存在
する期間は前記第1の回路を選択するとともに、前記バ
ースト波形の受信信号が存在しない期間は前記第2の回
路を選択するスイッチング手段とにより構成されてい
る。
【0010】
【作用】この結果、本発明によれば、バースト波形から
なる受信信号のピークホールドを時定数回路を有するピ
ークホールド出力生成手段により生成するとともに、受
信バースト波形の終了時刻とタイミングを合わせてリセ
ット手段により時定数回路を短絡することで、受信信号
によりリップル成分を除去したアナログ信号の受信レベ
ル出力を検出するようにしているので、リップルフィル
タ部分をアナログ方式で構成し、この後でA/D変換な
どによりデジタル信号からなる受信レベル出力を生成す
ることができる。
【0011】また、本発明によれば、バースト波形から
なる受信信号のピークホールドを時定数回路を有するピ
ークホールド出力生成手段により生成するとともに、受
信バースト波形の立下がりを検出する受信バースト波形
立下がり検出手段の出力をまってリセット手段により時
定数回路を短絡することで、受信信号によりリップル成
分を除去したアナログ信号の受信レベル出力を検出する
ようにしているので、リップルフィルタ部分をアナログ
方式で構成できるのは勿論、回路内部でリセット信号を
生成できることで、安定した動作が期待できる。
【0012】さらに、本発明によれば、バースト波形の
受信信号が存在する期間は、バースト波形からなる受信
信号のピークホールドを時定数回路を有するピークホー
ルド出力生成手段により生成する第1の回路を選択する
とともに、バースト波形の受信信号が存在しない期間は
バースト波形の受信信号を積分して出力する積分手段を
有する第2の回路を選択するようになるので、バースト
期間外において、受信する妨害電波によってピークホー
ルド手段の時定数回路がチャージアップしてしまうのを
防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は、本発明の受信レベル検出回路が
用いられる時分割多重方式のデジタル無線端末の概略構
成を示すものである。
【0014】図において、11はアンテナで、このアン
テナ11には、高周波部12を接続している。この高周
波部12は、周波数変換処理を行うもので、アンテナス
イッチ部121、受信部122、受信レベル検出回路1
23、送信部124およびPLLシンセサイザー125
を有している。
【0015】ここで、アンテナスイッチ部121は、ア
ンテナ11からの入力信号を受信部122に、送信部1
24からの出力信号をアンテナ11にそれぞれ振り分け
るものである。受信部122は、アンテナ11からアン
テナスイッチ部121を介して入力された受信信号を2
段のミキサーにより周波数変換し、1.9GHzから1
50〜250MHz、さらに10MHzのIF信号を生
成するようにしている。受信レベル検出回路123は、
詳細は後述するが、受信部122から与えられるIF信
号より入力信号の受信レベル(RSSI出力)を検出
し、空きチャンネル判定情報などに使用するために後述
する制御部20に与えるようにしている。送信部124
は、後述するモデム13から入力されるπ/4シフトQ
PSKの変調波をミキサにより1.9GHzに周波数変
換し、アンテナスイッチ部121を介してアンテナ11
に出力するようにしている。そして、PLLシンセサイ
ザー125は、受信部122、送信部123での周波数
変換のための局部発振を行うものである。
【0016】そして、この高周波部12にモデム13、
TDMA14、スピーチコーディック15およびPCM
16を接続し、このPCM16にアンプ17を介して受
話側のスピーカ18、送話側のマイクロフォン19を接
続している。
【0017】ここで、モデム13は、π/4シフトQP
SKの変復調処理を行うもので、受信側では、受信部1
22からのIF信号を復調し、IQデータに分離して、
データ列としてTDMA14に転送し、また、送信側で
は、TDMA14から転送されてきたデータからIQデ
ータを作成し、π/4シフトのQPSK変調をして送信
部124に送るようにしている。
【0018】TDMA14は、フレーム同期およびスロ
ットのフォーマット処理を行うもので、受信側では、モ
デム13から送られてきたデータ(フレーム)から所定
タイミングでスロットを取り出し、スクランブルなどを
解除して、このスロットのフォーマットから構成データ
を取り出し、制御データを後述する制御部20に送ると
ともに、音声データをスピーチコーディック15に転送
し、また、送信側では、スピーチコーディック15から
転送されてくる音声データに制御データを付加してスロ
ットを作成し、スクランブルをかけて所定タイミングで
スロットをフレームに挿入しモデム13に転送するよう
にしている。
【0019】スピーチコーディック15は、デジタルデ
ータの圧縮/伸張処理を行うもので、受信側では、TD
MA14から送られてくるADPCM音声信号(4bi
t×8KHz=32Kbps)をPCM音声信号(8b
it×8KHz=64Kbps)に復号化することによ
り伸張してPCM16に出力し、送信側では、PCM1
6から送られてくるPCM音声信号をADPCM音声信
号に符号化することにより圧縮してTDMA14に送る
ようにしている。
【0020】PCM16は、アナログ/デジタル処理を
行うもので、受信側では、スピーチコーディック15か
ら送られてくるPCM音声信号をD/A変換によりアナ
ログ信号をアンプ17に出力してスピーカ18を駆動
し、また、送信側では、マイクロフォン19から入力さ
れたアナログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号
をスピーチコーディック15に出力するようにしてい
る。また、このPCM16は、ボリューム、リンガー、
トーン信号などを制御するようにもしている。
【0021】そして、これら高周波部12、モデム1
3、TDMA14、スピーチコーディック15およびP
CM16には、制御部20を接続し、この制御部20
に、ROM21、RAM22、録再回路23、メモリ2
4、表示部25、キー入力部26を接続している。
【0022】ここで、ROM21は、制御部20での制
御プログラムを記憶したものである。RAM22は、制
御部20での制御により扱われるデータを一時記憶する
ものである。また、録再回路23は、留守番電話として
使用される際の伝言の録音再生を行うものである。メモ
リ24は、留守番電話として使用される際の定型的なメ
ッセージなどを記憶するものである。表示部25は、各
種制御のための入力データおよび結果などを表示するも
のである。キー入力部26は、各種機能を設定するため
のキー入力を制御部20に与えるようにしている。
【0023】図2は、受信レベル検出回路123の概略
構成を示すものである。この場合、1231はログアン
プで、このログアンプ1231には、アナログ式のリッ
プルフィルタ1230を接続している。このリップルフ
ィルタ1230は、ピークホールド回路1232、積分
器1233、CR時定数回路1234、リセット回路1
235からなるもので、このうち、ピークホールド回路
1232と積分器1233を直列に接続し、また、ピー
クホールド回路1232にはCR時定数回路1234を
接続し、このCR時定数回路1234にリセット回路1
235を接続している。
【0024】ここで、ログアンプ1231は、前述した
ように高周波信号として与えられるIF信号を電力の対
数値に比例した直流成分を含む受信バースト波形の信号
に変換するものである。
【0025】ピークホールド回路1232は、ファース
トアタック型のものが用いられ、受信バースト波形の信
号に対してCR時定数回路1234で設定されるCR時
定数の値に応じたピークホールド出力を生成するように
している。
【0026】積分器1233は、ピークホールド回路1
232からのピークホールド出力を積分して出力するも
のである。そして、リセット回路1235は、受信バー
スト波形ごとの終了タイミングで与えられるリセット信
号により、CR時定数回路1234を短絡するものであ
る。
【0027】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。いま、図1に示すデジタル無線端末の通話
モードでは、相手加入者からアンテナ11を介して通話
信号が入力されると、高周波部12よりモデム13、T
DMA14、スピーチコーディック15およびPCM1
6を介して受話側スピーカ18より音声が出力され、一
方、送話側のマイクロフォン19より通話信号が入力さ
れると、PCM16よりスピーチコーディック15、T
DMA14、モデム13、高周波部12を介してアンテ
ナ11から相手加入者に対して出力される。
【0028】この場合、高周波部12では、アンテナ1
1からアンテナスイッチ部121を介して受信部122
に受信信号が入力されると2段のミキサーにより周波数
変換し、1.9GHzから150〜250MHz、さら
に10MHzのIF信号を生成し、このIF信号が受信
レベル検出回路123に与える。
【0029】この場合、受信レベル検出回路123のロ
グアンプ1231に高周波信号として与えられるIF信
号は、同ログアンプ1231により図3(a)に示す電
力の対数値に比例した直流成分を含む受信バースト波形
の信号に変換され出力されている。
【0030】そして、このログアンプ1231からの出
力信号は、リップルフィルタ1230のピークホールド
回路1232に与えられる。すると、ピークホールド回
路1232より、CR時定数回路1234のCR時定数
の値に応じて同図(b)に示すピークホールド出力が生
成され、この出力が積分器1233に与えられ、積分器
1233により積分され同図(c)に示す積分出力とし
て得られる。
【0031】そして、この積分出力は、アナログのRS
SI出力として、図示しないA/D変換手段によりデジ
タル化され、デジタルのRSSI出力として制御部20
に送られ、空チャンネル判定などに用いられる。
【0032】ところで、これらログアンプ1231の出
力信号および積分器1233の積分出力を時間軸を広げ
て観測すると、ログアンプ1231の出力信号は、図4
(a)に示すように受信バースト波形の信号からなって
おり、これに対して、ピークホールド回路1232のピ
ークホールド出力を積分した積分器1233の積分出力
は、CR時定数回路1234の時定数の影響により同図
(b)に示すように立ち下がり特性の劣化したものとし
て得られる。
【0033】そこで、第1実施例では、通常、TDMA
通信方式における受信バースト波形は、一定長さに設定
されるもので、受信の同期が取れた時点で受信バースト
の開始時刻と終了時刻が検出できることに着目し、この
受信バースト波形の終了時刻とタイミングを合わせて、
例えば、制御部20などからリセット信号が発生する
と、これをリセット回路1235に与えるようにしてい
る。
【0034】すると、リセット回路1235により受信
バースト波形の終了時刻タイミングでCR時定数回路1
234が短絡されるようになり、積分器1233の積分
出力からなるRSSI出力は、図4(c)に示すように
立ち下がり特性の良好なものとして出力されるようにな
る。
【0035】なお、同実施例におけるピークホールド回
路1232は、ログアンプ1231の出力信号のピーク
レベルを検出するものであるため、本来受信レベル検出
に要求されているバースト内平均電力を検出するものと
隔たりがある。しかしながら、図5に示すようにデジタ
ル変調の信号電力は、その特性上ピークレベルaと平均
電力bの差cがほぼ一定であるとあると考えられるの
で、RSSI出力信号を処理する際に、予めこれらのレ
ベル差cを相殺するようにすることで、正確な受信レベ
ルの検出が可能になる。
【0036】従って、このようにすればリップルフィル
タ1230の時定数回路1234を有するピークホール
ド回路1232によりバースト波形からなる受信信号の
ピークホールドを生成するとともに、受信バースト波形
の終了時刻とタイミングを合わせてリセット回路123
5により時定数回路1234を短絡することで、受信信
号によりリップル成分を除去したアナログ信号の受信レ
ベル出力を検出するようにしているので、つまり、リッ
プルフィルタ1230でのアナログ処理によりアナログ
信号からなるRSSI出力を得、この後に、デジタル変
換によりデジタル信号からなるRSSI出力を生成する
ようにしているので、従来のリップルフィルタをデジタ
ル回路で構成したものと比べ、リップルフィルタ123
0を含めて回路全体の構成を簡単にできるとともに、価
格的に安価にでき、さらに消費電力なども小さくできる
ことから維持コストも低減できる。
【0037】(第2実施例)図6は、本発明の第2実施
例に用いられる受信レベル検出回路の概略構成を示すも
ので、図2と同一部分には同符号を付している。この場
合、ログアンプ1231の出力端に微分器1236を接
続している。この微分器1236は、ログアンプ123
1の上述した図4(a)に示す受信バースト波形信号の
立ち下がりを検出するもので、この検出出力をリセット
信号としてリセット回路1235に与えるようにしてい
る。
【0038】しかして、このようにすれば、制御部20
などの外部回路からリセット信号を与えられるのでな
く、回路内部でリセット信号を生成できるので、安定し
た動作が得られ、さらに、上述した第1実施例と同様な
効果も期待できる。
【0039】(第3実施例)図7は、本発明の第3実施
例に用いられる受信レベル検出回路の概略構成を示すも
ので、図2と同一部分には同符号を付している。この場
合、ログアンプ1231の出力端にスイッチ1237を
接続し、このスイッチ1237のポジションa側にピー
クホールド回路1232、積分器1233、CR時定数
回路1234を接続し、スイッチ1237のポジション
b側に積分器1238を接続している。そして、積分器
1233をスイッチ1239のポジションa側に、積分
器1238をスイッチ1239のポジションb側にそれ
ぞれ接続するようにしている。
【0040】しかして、この第2実施例では、リセット
回路によるバースト立下がり補正を行うのに代わり、ス
イッチ1237、1239による信号経路の切換えを行
うようにしている。この場合、図8に示すようにバース
ト期間内Aでは、制御部20からのバースト制御信号に
基づきスイッチ1237、1239のポジションがaと
なり、上述したピークホールド回路1232と積分器1
233による動作が行われ、バースト期間外Bでは、ス
イッチ1237、1239のポジションがbとなり、積
分器1238による積分動作が行われる。また、このバ
ースト期間外Bでは、ピークホールド回路1232のC
R時定数回路1234の自然放電が行われ、リセットさ
れる。
【0041】しかして、このようにすれば、バースト期
間外Bにおいて、受信してしまう妨害電波によってピー
クホールド回路1232のCR時定数回路1234がチ
ャージアップしてしまうことがないので、妨害の強い電
波状態でも、正確なRSSI出力を得られることにな
る。また、バースト期間が短い場合で、CR時定数回路
1234の自然放電によるリセットが充分でない場合
は、上述したと同様にリセット回路を付加することで解
決できる。さらに、上述した第1実施例と同様な効果も
期待できることは勿論である。なお、本発明は、上記実
施例にのみ限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変
形して実施できる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、バ
ースト波形からなる受信信号のピークホールドを時定数
回路を有するピークホールド出力生成手段により生成す
るとともに、受信バースト波形の終了時刻とタイミング
を合わせてリセット手段により時定数回路を短絡するこ
とで、受信信号によりリップル成分を除去したアナログ
信号の受信レベル出力を検出するようにしているので、
リップルフィルタ部分をアナログ方式で構成し、この後
でA/D変換などによりデジタル信号からなる受信レベ
ル出力を生成することができ、従来のリップルフィルタ
をデジタル回路で構成したものと比べ、回路全体の構成
を簡単にできるとともに、価格的に安価にでき、さらに
消費電力なども小さくできることから維持コストも低減
できる。
【0043】また、本発明によれば、バースト波形から
なる受信信号のピークホールドを時定数回路を有するピ
ークホールド出力生成手段により生成するとともに、受
信バースト波形の立下がりを検出する受信バースト波形
立下がり検出手段の出力をまってリセット手段により時
定数回路を短絡することで、受信信号によりリップル成
分を除去したアナログ信号の受信レベル出力を検出する
ようにしているので、リップルフィルタ部分をアナログ
方式で構成できるのは勿論、回路内部でリセット信号を
生成できることから、安定した動作が期待できる。
【0044】さらに、本発明によれば、バースト波形の
受信信号が存在する期間は、バースト波形からなる受信
信号のピークホールドを時定数回路を有するピークホー
ルド出力生成手段により生成する第1の回路を選択する
とともに、バースト波形の受信信号が存在しない期間は
バースト波形の受信信号を積分して出力する積分手段を
有する第2の回路を選択するようになるので、バースト
期間外において、受信する妨害電波によってピークホー
ルド手段の時定数回路がチャージアップしてしまうのを
防止でき、妨害の強い電波状態でも、正確なRSSI出
力を得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に用いられる時分割多重方
式のデジタル無線端末の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例の受信レベル検出回路の概略構成を
示す図。
【図3】第1実施例を説明するための波形図。
【図4】第1実施例を説明するための波形図。
【図5】第1実施例を説明するための図。
【図6】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図7】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図8】第3実施例を説明するための図。
【図9】従来の受信レベル検出回路の概略構成を示す
図。
【符号の説明】
11…アンテナ、 12…高周波部、 121…アンテナスイッチ部、 122…受信部、 123…受信レベル検出回路、 1230…リップルフィルタ、 1231…ログアンプ、 1232…ピークホールド回路、 1233…積分器、 1234…CR時定数回路、 1235…リセット回路、 1236…微分器、 1237…スイッチ、 1238…積分器、 1239…スイッチ、 124…送信部、 125…PLLシンセサイザー、 13…モデム、 14…TDMA、 15…スピーチコーディック、 16…PCM、 17…アンプ、 18…受話側スピーカ、 19…マイクロフォン、 20…制御部、 21…ROM、 22…RAM、 23…録再回路、 24…メモリ、 25…表示部、 26…キー入力部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重方式のデジタル無線端末に用
    いられる受信レベル検出回路において、 所定の時定数が設定された時定数回路と、 この時定数回路が接続され且つ前記デジタル無線端末の
    バースト波形の受信信号が与えられると該受信信号に対
    し前記時定数回路の時定数の値に応じたピークホールド
    出力を生成するピークホールド出力生成手段と、 このピークホールド出力生成手段より生成されたピーク
    ホールド出力を積分して出力する積分手段と、 前記受信バースト波形の終了時刻とタイミングを合わせ
    て前記時定数回路を短絡するリセット手段とを具備した
    ことを特徴とする受信レベル検出回路。
  2. 【請求項2】 時分割多重方式のデジタル無線端末に用
    いられる受信レベル検出回路において、 所定の時定数が設定された時定数回路と、 この時定数回路が接続され且つ前記デジタル無線端末の
    バースト波形の受信信号が与えられると該受信信号に対
    し前記時定数回路の時定数の値に応じたピークホールド
    出力を生成するピークホールド出力生成手段と、 このピークホールド出力生成手段より生成されたピーク
    ホールド出力を積分して出力する積分手段と、 前記受信バースト波形の立下がりを検出して出力する受
    信バースト波形立下がり検出手段と、 この検出手段の出力をまって前記時定数回路を短絡する
    リセット手段とを具備したことを特徴とする受信レベル
    検出回路。
  3. 【請求項3】 時分割多重方式のデジタル無線端末に用
    いられる受信レベル検出回路において、 所定の時定数が設定された時定数回路と、この時定数回
    路が接続され且つ前記デジタル無線端末のバースト波形
    の受信信号が与えられると該受信信号に対し前記時定数
    回路の時定数の値に応じたピークホールド出力を生成す
    るピークホールド出力生成手段と、このピークホールド
    出力生成手段より生成されたピークホールド出力を積分
    して出力する積分手段を有する第1の回路と、 前記バースト波形の受信信号を積分して出力する積分手
    段を有する第2の回路と、 前記バースト波形の受信信号が存在する期間は前記第1
    の回路を選択するとともに、前記バースト波形の受信信
    号が存在しない期間は前記第2の回路を選択するスイッ
    チング手段とを具備したことを特徴とする受信レベル検
    出回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002313094A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Texas Instr Japan Ltd 信号保持回路
CN113841365A (zh) * 2019-05-23 2021-12-24 三菱电机株式会社 接收电路

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JP2002313094A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Texas Instr Japan Ltd 信号保持回路
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