JPH07183569A - Sam型アバランシフォトダイオード及びその作製方法 - Google Patents

Sam型アバランシフォトダイオード及びその作製方法

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JPH07183569A
JPH07183569A JP5346425A JP34642593A JPH07183569A JP H07183569 A JPH07183569 A JP H07183569A JP 5346425 A JP5346425 A JP 5346425A JP 34642593 A JP34642593 A JP 34642593A JP H07183569 A JPH07183569 A JP H07183569A
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compound semiconductor
region layer
avalanche
sam
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JP5346425A
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Ruberego Yan
ヤン・ルベレゴ
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速動作が可能であり、しかも暗電流が生成し
難い構造のSAM型アバランシフォトダイオードを提供
する。 【構成】SAM型アバランシフォトダイオードは、
(イ)(111)B面を有する化合物半導体基板10
と、(ロ)化合物半導体基板10の(111)B面上に
形成された、開口部14を有する絶縁層12と、(ハ)
開口部14の底部の露出した化合物半導体基板10の
(111)B面の上及び開口部14の縁部近傍の絶縁層
12上に形成された、化合物半導体から成るアバランシ
増幅領域層18と、(ニ)化合物半導体から成り、アバ
ランシ増幅領域層18を被覆する分離層20と、(ホ)
化合物半導体から成り、分離層20を被覆する光吸収領
域層22と、(ヘ)光吸収領域層22に電気的に接続さ
れた第1の電極26と、アバランシ増幅領域層16に電
気的に接続された第2の電極28から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機金属気相成長法に
基づく選択エピタキシャル成長を応用したSAM(Sepe
rated Absorption Multiplication Region)型アバラン
シフォトダイオード及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アバランシフォトダイオードは大きな内
部光増幅機能を有しており、半導体光検出器の中で最も
高い感度を有する。また、アバランシフォトダイオード
は帯域特性も優れており、ダイナミックレンジも大きい
ので、大容量・長距離の光伝送や微弱光測定に不可欠な
受光素子である。アバランシフォトダイオードの性能
は、 (A)量子効率(光電子変換効率) (B)増倍雑音(アバランシ増倍に伴って発生する雑
音) (C)暗電流(光信号を照射しない場合でも流れる逆方
向電流) などで決まる。
【0003】アバランシフォトダイオードの増倍雑音は
電子と正孔のイオン化率の比k(=α/β)に依存して
いる。それ故、アバランシフォトダイオードを構成する
各層の構造によってイオン化率を制御して、増倍雑音を
低減しようとする試みがなされている。このような試み
として、超格子アバランシフォトダイオード(SL−A
PD)、階段状アバランシフォトダイオード(SC−A
PD)、グレーデッドバンドギャップアバランシフォト
ダイオード(GB−APD)、チャネリングアバランシ
フォトダイオード(CH−APD)を挙げることができ
る。
【0004】一方、電気的・光学的性質の異なる材料を
組み合わせることによって、光吸収領域層とアバランシ
増幅領域層とを分離し、アバランシフォトダイオードの
特性を改善する試みもなされている。このような試みの
1つにSAM型アバランシフォトダイオードを挙げるこ
とができる。このSAM型アバランシフォトダイオード
においては、光吸収領域層とアバランシ増幅領域層との
間に分離層を設けることによって、図8に示すようなエ
ネルギーバンド分布を形成し、電子のイオン化率(α)
の向上による増倍雑音の低減、トランジット時間の短縮
化、あるいはブレークダウン特性の向上を図っている。
【0005】このSAM型アバランシフォトダイオード
は、例えば、文献 "Double Junction AlInAs/GaInAs Mu
ltiquantum Well Avalanche Photodiodes", Y. LeBelle
go,et al., ELECTRONICS LETTER, 21th, November 199
1, Vol. 27, No. 24, pp. 2228-2229 から公知である。
【0006】この文献に記載されたSAM型アバランシ
フォトダイオードは、図9に模式的な一部断面図を示す
ような構造を有する。即ち、このSAM型アバランシフ
ォトダイオードは、n+−InPから成る化合物半導体
基板100と、その上に形成された、多重量子井戸層か
ら成り厚さ0.2μmのアバランシ増幅領域層102
と、分離層104と、厚さ2.5μmの光吸収領域層1
06から基本的に構成されている。SAM型アバランシ
フォトダイオードの形状はメサ型であり、外表面全体に
亙ってSiNから成るパッシベーション膜114が形成
されている。光吸収領域層106にはp+型不純物拡散
領域108が形成されている。また、p型電極110が
+型不純物拡散領域108に電気的に接続されてい
る。更に、化合物半導体基板100にはアバランシ増幅
領域層102と電気的に接続されたn型電極112が形
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバから射出さ
れる光ビームの直径は、通常20μm程度である。従っ
て、光吸収領域層106の受光部分は直径20μm程度
の大きさが必要とされる。アバランシ増幅領域層102
が例えば狭いバンドギャップを有するGaInAsから
構成されている場合、イオン衝突化に必要とされる10
5V/cm程度の高電界をバイアスとしてSAM型アバ
ランシフォトダイオードに印加したとき、アバランシ増
幅領域層102がかかる高電界に耐え得るためには、ア
バランシ増幅領域層102を所謂埋め込み構造にする必
要がある。
【0008】それ故、アバランシ増幅領域層102を、
光吸収領域層106より大きくする必要があり、例えば
直径40μm程度が必要とされる。一方、トランジット
時間を考慮すると、アバランシ増幅領域層102の厚さ
は0.2μm程度であることが望ましい。光吸収領域層
106の厚さと直径、並びにアバランシ増幅領域層10
2の厚さと直径をこのような値に設定した場合、光吸収
領域層106及びアバランシ増幅領域層102の容量
は、それぞれ約0.02pF及び約0.75pFとな
る。即ち、アバランシフォトダイオードの容量はアバラ
ンシ増幅領域層102の容量に支配される。アバランシ
フォトダイオードの容量がこのように大きいと、アバラ
ンシフォトダイオードの高速動作に制約を受けるという
問題がある。
【0009】また、図9に示したSAM型アバランシフ
ォトダイオードにおいては、イオン衝突化に必要とされ
る105V/cm程度の高電界をバイアスとしてアバラ
ンシフォトダイオードに印加したとき、パッシベーショ
ン膜114を介してアバランシ増幅領域層102と光吸
収領域層106との間にリーク電流が生成し易い。この
ようなリーク電流が生成すると、暗電流が増加し、アバ
ランシフォトダイオードの性能が低下する。
【0010】従って、本発明の目的は、高速動作が可能
であり、しかも暗電流が生成し難い構造のSAM型アバ
ランシフォトダイオード及びその作製方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のSAM型アバランシフォトダイオードは、
(イ)(111)B面を有する化合物半導体基板と、
(ロ)化合物半導体基板の(111)B面上に形成され
た、開口部を有する絶縁層と、(ハ)開口部底部の露出
した化合物半導体基板の(111)B面の上及び開口部
の縁部近傍の絶縁層上に形成された、化合物半導体から
成るアバランシ増幅領域層と、(ニ)化合物半導体から
成り、アバランシ増幅領域層を被覆する分離層と、
(ホ)化合物半導体から成り、分離層を被覆する光吸収
領域層と、(ヘ)光吸収領域層に電気的に接続された第
1の電極と、前記アバランシ増幅領域層に電気的に接続
された第2の電極、から成ることを特徴とする。
【0012】本発明のSAM型アバランシフォトダイオ
ードの一態様においては、開口部底部の露出した化合物
半導体基板の(111)B面上及び開口部の縁部近傍の
絶縁層上に形成された、化合物半導体から成るバッファ
層を更に備え、アバランシ増幅領域層がバッファ層を被
覆している。あるいは、光吸収領域層には不純物拡散領
域が形成されている。また、化合物半導体基板をInP
から構成し、アバランシ増幅領域層をi−GaInAs
から成る井戸層とi−AlInAsから成る障壁層とか
ら構成された多重量子井戸層とし、分離層をp−InP
から構成し、光吸収領域層をi−GaInAsから構成
することができる。開口部の平面形状は、正六角形又は
円形とすることが望ましい。
【0013】上記の目的を達成するための本発明のSA
M型アバランシフォトダイオードの作製方法は、(イ)
化合物半導体基板の(111)B面上に絶縁層を形成し
た後、開口部を絶縁層に形成する工程と(ロ)開口部底
部に露出した化合物半導体基板の(111)B面の上、
及び開口部の縁部近傍の絶縁層上に、化合物半導体から
成るアバランシ増幅領域層を有機金属気相成長法にてエ
ピタキシャル成長させる工程と、(ハ)化合物半導体か
ら成り、アバランシ増幅領域層を被覆する分離層を有機
金属気相成長法にてエピタキシャル成長させる工程と、
(ニ)化合物半導体から成り、分離層を被覆する光吸収
領域層を有機金属気相成長法にてエピタキシャル成長さ
せる工程と、(ホ)光吸収領域層に電気的に接続された
第1の電極と、アバランシ増幅領域層に電気的に接続さ
れた第2の電極とを形成する工程、から成ることを特徴
とする。
【0014】SAM型アバランシフォトダイオードの作
製方法の一態様においては、絶縁層に開口部を形成した
後、アバランシ増幅領域層を形成する前に、開口部底部
の露出した化合物半導体基板の(111)B面上及び開
口部の縁部近傍の絶縁層上に、化合物半導体から成るバ
ッファ層を有機金属気相成長法にてエピタキシャル成長
させる工程を更に含む。あるいは、光吸収領域層に不純
物拡散領域を形成する工程を更に含む。また、化合物半
導体基板をInPから構成し、アバランシ増幅領域層を
i−GaInAsから成る井戸層とi−AlInAsか
ら成る障壁層とから構成された多重量子井戸層とし、分
離層をp−InPから構成し、光吸収領域層をi−Ga
InAsから構成することができる。開口部の平面形状
は、正六角形又は円形とすることが望ましい。
【0015】
【作用】本発明のSAM型アバランシフォトダイオード
においては、アバランシ増幅領域層は分離層によって被
覆され、更に、分離層は光吸収領域層によって被覆され
ている。従って、アバランシ増幅領域層は必然的に所謂
埋め込み構造となり、しかも、アバランシ増幅領域層を
光吸収領域層よりも小さくすることができる。それ故、
アバランシ増幅領域層の厚さが薄くとも、アバランシ増
幅領域層の容量を小さく抑えることができ、SAM型ア
バランシフォトダイオード全体の容量を小さくすること
ができる。その結果、アバランシフォトダイオードを高
速で動作させることが可能になる。
【0016】また、本発明のSAM型アバランシフォト
ダイオードにおいては、アバランシ増幅領域層と光吸収
領域層とは、分離層及び表面が極めて清浄な絶縁層によ
って完全に隔てられており、アバランシ増幅領域層と光
吸収領域層との間にリーク電流が発生することを確実に
防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を実施例に基
づき説明する。
【0018】本発明のSAM型アバランシフォトダイオ
ードの模式的な一部断面図を図1の(A)に、また、模
式的な一部平面図を図1の(B)に示す。尚、各図の
(B)に示した模式的な一部平面図において各構成要素
を明確にするために、各構成要素に斜線を付した。ま
た、各図の(A)に示した模式的な一部断面図は、線A
−Aに沿った一部断面図である。
【0019】本発明のSAM型アバランシフォトダイオ
ードは、(111)B面を有する化合物半導体基板10
と、絶縁層12と、アバランシ増幅領域層18と、分離
層20と、光吸収領域層22と、第1の電極26と、第
2の電極28から構成されている。
【0020】化合物半導体基板10は、例えばn+−I
nPから成る。尚、(111)B面とは、InPから成
る化合物半導体基板10の最表面がP原子層から構成さ
れた状態を意味する。
【0021】絶縁層12は、SiO2又はSiN等の絶
縁材料から成り、化合物半導体基板10の(111)B
面上に形成されており、開口部14を有する。開口部1
4の平面形状は、正六角形又は円形とすることが望まし
い。
【0022】アバランシ増幅領域層18は、開口部14
底部の露出した化合物半導体基板10の(111)B面
の上、及び開口部14の縁部14A近傍の絶縁層12上
に形成されており、例えば化合物半導体から構成された
多重量子井戸層から成る。この多重量子井戸層は、例え
ば、i−AlInAsから成る厚さ20nmの障壁層
と、i−GaInAsから成る厚さ20nmの井戸層か
ら構成することができる。アバランシ増幅領域層18全
体の厚さは、トランジット時間を考慮すると、0.1〜
0.2μmとすることが望ましい。
【0023】このように、アバランシ増幅領域層18を
多重量子井戸構造とすることによって、0.55eV程
度の大きな伝導帯のオフセットΔECを得ることがで
き、バルクのGaInAsと比較して、大きな電子のイ
オン化率(α)を得ることができる。一方、GaInA
sとAlInAsとの間の価電子帯のオフセットΔEV
は0.15Vと小さいので、アバランシ増幅領域層18
の正孔のイオン化率(β)は、バルクのGaInAsと
同程度である。従って、2×105V/cm程度の電界
をアバランシフォトダイオードに印加したとき、k=α
/βの値を10程度の大きな値とすることができ、増倍
雑音を低減することができる。
【0024】分離層20は、化合物半導体(例えばp−
InP)から成り、アバランシ増幅領域層18を被覆し
ている。即ち、分離層20は、アバランシ増幅領域層1
8の頂面上及び側壁上に形成されている。言い換えれ
ば、分離層20は、アバランシ増幅領域層18の頂面及
び絶縁層12上に形成されている。分離層20を設ける
ことによって、図8に示したようなエネルギーバンド分
布を形成することができ、アバランシ増幅領域層18と
光吸収領域層22とを分離することができる。分離層2
0のキャリア濃度は、分離層20の厚さに依存するが、
例えば1017/cm3程度とすることが望ましい。
【0025】光吸収領域層22は分離層20を被覆して
おり、化合物半導体(例えばi−GaInAs、より具
体的にはノンドープn型GaInAs)から成る。即
ち、光吸収領域層22は、分離層20の頂面上及び側壁
上に形成されている。言い換えれば、光吸収領域層22
は、分離層20の頂面及び絶縁層12上に形成されてい
る。このような構造にすることで、アバランシ増幅領域
層18と光吸収領域層22とは、分離層20及び絶縁層
12によって完全に隔てられている。また、光吸収領域
層22をこのような化合物半導体から構成することによ
って、光吸収領域層22をほぼ完全に空乏化することが
でき、トランジット時間を無視し得る程度に短くするこ
とができ、しかも光吸収領域層22の容量を低減するこ
とができる。
【0026】光吸収領域層22にはp+型の不純物拡散
領域24が形成されており、このp+型の不純物拡散領
域24上にp型の第1の電極26が形成されている。こ
れによって、光吸収領域層22と第1の電極26が電気
的に接続される。p+型の不純物拡散領域24のキャリ
ア濃度は、例えば約5×1018/cm3である。尚、p+
型の不純物拡散領域24は、光吸収領域層22の表面か
ら約0.5μmの深さまで形成されている。
【0027】開口部14底部の露出した化合物半導体基
板の(111)B面10上及び開口部14の縁部14A
近傍の絶縁層12上には、化合物半導体(例えばn+
InP)から成るコンタクト層を兼ねたバッファ層16
を形成することが望ましい。このバッファ層16を被覆
するようにアバランシ増幅領域層18が形成されてい
る。
【0028】化合物半導体基板10上にはn型の第2の
電極28が形成されており、第2の電極28は、化合物
半導体基板10及びバッファ層16を介してアバランシ
増幅領域層18と電気的に接続されている。
【0029】第1の電極26が形成された部分を除く光
吸収領域層22の頂面には、例えばSiO2やSiNか
ら成るパッシベーション膜30が形成されている。この
パッシベーション膜30は、光反射防止膜としての機
能、及びp+型の不純物拡散領域24を形成するための
マスクとしての機能も果たす。
【0030】尚、第1の電極26の電極引き出し部26
Aの直下には第2の電極28との短絡を防止するための
絶縁膜が形成されているが、図1の(B)にはかかる絶
縁膜の図示は省略した。また、第2の電極28の外側に
も絶縁層12が形成されているが、図面を簡素化するた
めに、図1の(B)においては、かかる部分の絶縁層1
2に斜線を付すことを省略した。
【0031】以上に説明したように、実施例のSAM型
アバランシフォトダイオードは、基本的には、n+−I
nPから成る化合物半導体基板10上に形成されたp+
iPIN+構造を有する。
【0032】以下、本発明のSAM型アバランシフォト
ダイオードの作製方法を、図2〜図7を参照して説明す
る。尚、本発明のSAM型アバランシフォトダイオード
の作製方法は、基本的には、有機金属気相成長法(MO
CVD法)に基づいた所謂選択エピタキシャル成長技術
を応用している。また、MOCVD法における原料ガス
の供給量は、MOCVD反応装置内の分圧で表わした。
尚、MOCVD反応装置内の全圧は0.1気圧とした。
【0033】[工程−100] (化合物半導体基板1
0の調製) 先ず、化合物半導体基板10の(111)B面上に絶縁
層12を形成した後、開口部14を絶縁層12に形成す
る。即ち、n+−InPから成る化合物半導体基板10
の(111)B面上に、0.1μm程度の厚さのSiO
2又はSiNから成る絶縁層12をCVD法等にて堆積
させる(図2の模式的な斜視図を参照)。次に、通常の
フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、
正六角形(若しくは円形)の開口部14を絶縁層12に
形成する(図3参照)。これによって、化合物半導体基
板10の(111)B面が開口部14の底部に露出す
る。開口部14の平面形状を正六角形とした場合、化合
物半導体基板10の[1,1,0]方向及びこの方向と
等価の方向と直角の方向に開口部14の側壁が形成され
るように、且つ開口部14の側壁が化合物半導体基板1
0の表面に対して垂直となるように、開口部14を形成
することが望ましい。
【0034】[工程−110] (バッファ層16の形
成) 次いで、MOCVD装置を用いて、開口部14底部の露
出した化合物半導体基板10の(111)B面上及び開
口部14の縁部14A近傍の絶縁層12上に、化合物半
導体(例えばn+−InP)から成り厚さ0.2〜0.
3μmのバッファ層16をMOCVD法にて選択エピタ
キシャル成長させることが望ましい。バッファ層16の
形成条件を以下に例示する。 基板加熱温度 : 730゜C In原料ガス : TMIn(トリメチルインジウム) 供給量 : 2×10-6気圧 P原料ガス : ホスフィン 原料ガス分圧比: 800 ドーピングガス: Si26 尚、原料ガス分圧比とは、MOCVD反応装置内におけ
るIII族元素原料ガス/V族元素原料ガスの圧力比を
意味する。
【0035】バッファ層16が形成された状態を図4に
示す。尚、図4の(B)は化合物半導体基板10等の模
式的な一部平面図であり、図4の(A)は、線A−Aに
沿った化合物半導体基板10等の一部断面図である。こ
のような条件で化合物半導体(n+−InP)を選択的
にエピタキシャル成長させることによって、当初、バッ
ファ層16は、開口部14底部に露出した化合物半導体
基板10の(111)B面上にのみエピタキシャル成長
する。即ち、化合物半導体基板10に対して垂直方向へ
エピタキシャル成長する。開口部14内でエピタキシャ
ル成長が完了した後、バッファ層16は、開口部14の
縁部14A近傍の絶縁層12上にもエピタキシャル成長
する。即ち、バッファ層16は、化合物半導体基板10
に対して垂直方向及び水平方向へエピタキシャル成長す
る。
【0036】化合物半導体基板10の(111)B面上
で、バッファ層16は、化合物半導体基板10の[1,
1,0]方向、[−1,0,−1]方向、[0,1,
1]方向、[−1,−1,0]方向、[1,0,1]方
向及び[0,−1,−1]方向にエピタキシャル成長す
る。その結果、エピタキシャル成長したバッファ層16
の平面形状は正六角形となる。バッファ層16の各側壁
は{110}面を有する。
【0037】[工程−120] (アバランシ増幅領域
層18の形成) 次に、バッファ層16を被覆するようにアバランシ増幅
領域層18をMOCVD法にて選択エピタキシャル成長
させる。即ち、アバランシ増幅領域層18を、開口部1
4底部の露出した化合物半導体基板10の(111)B
面の上方、及び開口部14の縁部14A近傍の絶縁層1
2上に形成する。言い換えれば、アバランシ増幅領域層
18を、バッファ層16の頂面上及び側壁上に形成す
る。この状態を、化合物半導体基板10等の模式的な一
部平面図として図5の(B)に、また線A−Aに沿った
一部断面図として図5の(A)に示す。アバランシ増幅
領域層18の平面形状は正六角形である。アバランシ増
幅領域層18の側壁は{110}面を有する。
【0038】アバランシ増幅領域層18は、例えば、i
−AlInAsから成り厚さ20nmの障壁層と、i−
GaInAsから成り厚さ20nmの井戸層から構成さ
れた多重量子井戸層から成る。障壁層を10層、井戸層
を10層形成した。
【0039】障壁層の形成条件を以下に例示する。 基板加熱温度 : 730゜C Al原料ガス : TMAl(トリメチルアルミニウ
ム) 供給量 : 1×10-6気圧 In原料ガス : TMIn(トリメチルインジウム) 供給量 : 2×10-6気圧 As原料ガス : アルシン 原料ガス分圧比: 400 井戸層の形成条件を以下に例示する。 基板加熱温度 : 730゜C Ga原料ガス : TMG(トリメチルガリウム) 供給量 : 2×10-6気圧 In原料ガス : TMIn(トリメチルインジウム) 供給量 : 2×10-6気圧 As原料ガス : アルシン 原料ガス分圧比: 400
【0040】このような条件でMOCVD法にてアバラ
ンシ増幅領域層18を構成する障壁層及び井戸層を選択
的にエピタキシャル成長させることによって、これらの
各層は、化合物半導体基板10に対して垂直方向及び水
平方向へエピタキシャル成長する。その結果、アバラン
シ増幅領域層18が、バッファ層16の頂面上、及びバ
ッファ層16の側壁上でしかも絶縁層12上に形成さ
れ、バッファ層16はアバランシ増幅領域層18で被覆
される。
【0041】[工程−130] (分離層20の形成) 次に、化合物半導体から成りアバランシ増幅領域層18
を被覆する分離層20をMOCVD法にて選択的にエピ
タキシャル成長させる。即ち、分離層20を、アバラン
シ増幅領域層18の頂面上及び側壁上に形成する。この
状態を、化合物半導体基板10等の模式的な一部平面図
として図6の(B)に、また線A−Aに沿った一部断面
図として図6の(A)に示す。分離層20の平面形状は
正六角形である。分離層20の側壁は{110}面を有
する。正六角形の対角線で表現したときの分離層20の
大きさを5μmとしたが、最低2μm程度の大きさであ
ればよい。分離層20は例えば厚さ0.1μmのp−I
nPから成り、キャリア濃度は約1017/cm3であ
る。分離層20の形成条件を以下に例示する。 基板加熱温度 : 730゜C In原料ガス : TMIn(トリメチルインジウム) 供給量 : 2×10-6気圧 P原料ガス : ホスフィン 原料ガス分圧比: 800 ドーピングガス: DEZ
【0042】このような条件でMOCVD法にて分離層
20を選択的にエピタキシャル成長させることによっ
て、分離層20は、化合物半導体基板10に対して垂直
方向及び水平方向へエピタキシャル成長する。その結
果、分離層20が、アバランシ増幅領域層18の頂面
上、及びアバランシ増幅領域層18の側壁上でしかも絶
縁層12上に形成され、アバランシ増幅領域層18は分
離層20で被覆される。
【0043】[工程−140] (光吸収領域層22の
形成) その後、化合物半導体から成り、分離層20を被覆する
光吸収領域層22をMOCVD法にて選択的にエピタキ
シャル成長させる。即ち、光吸収領域層22を、分離層
20の頂面上及び絶縁層12上に形成する。この状態
を、化合物半導体基板10等の模式的な一部平面図とし
て図7の(B)に、また線A−Aに沿った一部断面図と
して図7の(A)に示す。光吸収領域層22の平面形状
は正六角形である。光吸収領域層22の側壁は{11
0}面を有する。光吸収領域層22は、例えば厚さ2.
5〜3.0μm程度のi−GaInAsから成る。光吸
収領域層22の形成条件を以下に例示する。 基板加熱温度 : 730゜C Ga原料ガス : TMG(トリメチルガリウム) 供給量 : 2×10-6気圧 In原料ガス : TMIn(トリメチルインジウム) 供給量 : 2×10-6気圧 As原料ガス : アルシン 原料ガス分圧比: 400
【0044】このような条件でMOCVD法にて光吸収
領域層22を選択的にエピタキシャル成長させることに
よって、光吸収領域層22は、化合物半導体基板10に
対して垂直方向及び水平方向へエピタキシャル成長す
る。その結果、光吸収領域層22が、分離層20の頂面
上、及び分離層20の側壁上でしかも絶縁層12上に形
成され、分離層20は光吸収領域層22で被覆される。
即ち、アバランシ増幅領域層18と光吸収領域層22と
は、分離層20及び絶縁層12によって完全に隔てられ
る。しかも、絶縁層12の表面が清浄に保持された状態
で各層が形成されるので、アバランシ増幅領域層18と
光吸収領域層22との間において、絶縁層12の表面を
伝わるリーク電流が発生することを確実に防止すること
ができる。
【0045】[工程−150] (不純物拡散領域2
4、電極26,28の形成) その後、全面に通常のCVD法等によってSiO2又は
SiNから成るパッシベーション膜30を光吸収領域層
22の頂面上に形成する。次いで、フォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術を用いて、p型電極形成予定領
域上のパッシベーション膜30に例えば正六角形の帯状
の開口部を形成する。この開口部よりも内側の光吸収領
域層22は、光が入射する領域である。この光が入射す
る領域は正六角形であり、正六角形の対角線で表現した
ときの大きさを20μmとした。
【0046】そして、パッシベーション膜30を拡散マ
スクとして用いて、Znを光吸収領域層22に拡散させ
て、光吸収領域層22の深さ0.5μmまで、p+型の
不純物拡散領域24を形成する。尚、パッシベーション
膜30をマスクとして用いてイオン注入を行い、光吸収
領域層22にp+型の不純物拡散領域24を形成するこ
ともできる。p+型の不純物拡散領域24のキャリア濃
度を約5×1018/cm3とした。その後、化合物半導
体基板10上の絶縁層12を一部分除去し、真空蒸着法
等及びエッチング技術を用いて、この部分の化合物半導
体基板10上にAuGe/Auから成るn型電極28を
形成する。次いで、必要な領域に絶縁膜(図示せず)を
形成した後、p+型の不純物拡散領域24上にAuZn
/Auから成るp型電極26を形成し、同時に化合物半
導体基板10にAuから成る電極引き出し部26Aを形
成する。
【0047】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例にて説明した各種条件は例示であり、適宜変更す
ることができる。
【0048】実施例で説明した各層の組成を、例えば以
下に示す組成に置き換えることができる。 バッファ層16 n+−GaAs アバランシ増幅領域層18 InP 分離層20 AlInAs 光吸収領域層22 GaInAs
【0049】また、実施例においては、化合物半導体基
板10をInPから構成したが、代わりにGaAsから
構成することもできる。この場合、各層を例えば以下の
組成から構成すればよい。 化合物半導体基板10 n+−GaAs バッファ層16 n+−GaAs アバランシ増幅領域層18 AlGaAs/GaAs
超格子 分離層20 p−GaAs 光吸収領域層22 i−GaAs又はp-
GaAs
【0050】
【発明の効果】本発明のSAM型アバランシフォトダイ
オードにおいては、アバランシ増幅領域層の大きさを光
吸収領域層の大きさよりも小さくすることができるの
で、アバランシフォトダイオード全体の容量を小さくす
ることができる。その結果、アバランシフォトダイオー
ドを高速で動作させることが可能になる。
【0051】また、アバランシ増幅領域層と光吸収領域
層とは、分離層及び清浄な界面を有する絶縁層によって
完全に隔てられており、アバランシ増幅領域層と光吸収
領域層との間にリーク電流が発生することを確実に防止
することができ、暗電流の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSAM型アバランシフォトダイオード
の模式的な一部断面図及び一部平面図である。
【図2】本発明のSAM型アバランシフォトダイオード
の作製方法を説明するための化合物半導体基板等の模式
的な斜視図である。
【図3】図2に引き続き、本発明のSAM型アバランシ
フォトダイオードの作製方法を説明するための化合物半
導体基板等の模式的な一部断面図及び一部平面図であ
る。
【図4】図3に引き続き、本発明のSAM型アバランシ
フォトダイオードの作製方法を説明するための化合物半
導体基板等の模式的な一部断面図及び一部平面図であ
る。
【図5】図4に引き続き、本発明のSAM型アバランシ
フォトダイオードの作製方法を説明するための化合物半
導体基板等の模式的な一部断面図及び一部平面図であ
る。
【図6】図5に引き続き、本発明のSAM型アバランシ
フォトダイオードの作製方法を説明するための化合物半
導体基板等の模式的な一部断面図及び一部平面図であ
る。
【図7】図6に引き続き、本発明のSAM型アバランシ
フォトダイオードの作製方法を説明するための化合物半
導体基板等の模式的な一部断面図及び一部平面図であ
る。
【図8】SAM型アバランシフォトダイオードにおける
エネルギーバンド分布を模式的に示した図である。
【図9】従来のSAM型アバランシフォトダイオードの
模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10 化合物半導体基板 12 絶縁層 14 開口部 16 バッファ層 18 アバランシ増幅領域層 20 分離層 22 光吸収領域層 24 不純物拡散領域 26 第1の電極 28 第2の電極 30 パッシベーション膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)(111)B面を有する化合物半導
    体基板と、 (ロ)該化合物半導体基板の(111)B面上に形成さ
    れた、開口部を有する絶縁層と、 (ハ)該開口部底部の露出した化合物半導体基板の(1
    11)B面の上及び該開口部の縁部近傍の絶縁層上に形
    成された、化合物半導体から成るアバランシ増幅領域層
    と、 (ニ)化合物半導体から成り、該アバランシ増幅領域層
    を被覆する分離層と、 (ホ)化合物半導体から成り、該分離層を被覆する光吸
    収領域層と、 (ヘ)該光吸収領域層に電気的に接続された第1の電極
    と、前記アバランシ増幅領域層に電気的に接続された第
    2の電極、 から成ることを特徴とするSAM型アバランシフォトダ
    イオード。
  2. 【請求項2】前記開口部底部の露出した化合物半導体基
    板の(111)B面上及び該開口部の縁部近傍の絶縁層
    上に形成された、化合物半導体から成るバッファ層を更
    に備え、アバランシ増幅領域層が該バッファ層を被覆し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のSAM型アバ
    ランシフォトダイオード。
  3. 【請求項3】光吸収領域層には不純物拡散領域が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のSAM型アバランシフォトダイオード。
  4. 【請求項4】化合物半導体基板はInPから成り、アバ
    ランシ増幅領域層はi−GaInAsから成る井戸層と
    i−AlInAsから成る障壁層とから構成された多重
    量子井戸層から成り、分離層はp−InPから成り、光
    吸収領域層はi−GaInAsから成ることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のSAM
    型アバランシフォトダイオード。
  5. 【請求項5】開口部の平面形状は正六角形又は円形であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載のSAM型アバランシフォトダイオード。
  6. 【請求項6】(イ)化合物半導体基板の(111)B面
    上に絶縁層を形成した後、開口部を該絶縁層に形成する
    工程と (ロ)開口部底部に露出した化合物半導体基板の(11
    1)B面の上、及び該開口部の縁部近傍の絶縁層上に、
    化合物半導体から成るアバランシ増幅領域層を有機金属
    気相成長法にてエピタキシャル成長させる工程と、 (ハ)化合物半導体から成り該アバランシ増幅領域層を
    被覆する分離層を有機金属気相成長法にてエピタキシャ
    ル成長させる工程と、 (ニ)化合物半導体から成り該分離層を被覆する光吸収
    領域層を有機金属気相成長法にてエピタキシャル成長さ
    せる工程と、 (ホ)該光吸収領域層に電気的に接続された第1の電極
    と、前記アバランシ増幅領域層に電気的に接続された第
    2の電極とを形成する工程、 から成ることを特徴とするSAM型アバランシフォトダ
    イオードの作製方法。
  7. 【請求項7】絶縁層に開口部を形成した後、アバランシ
    増幅領域層を形成する前に、開口部底部の露出した化合
    物半導体基板の(111)B面上及び該開口部の縁部近
    傍の絶縁層上に、化合物半導体から成るバッファ層を有
    機金属気相成長法にてエピタキシャル成長させる工程を
    更に含むことを特徴とする請求項6に記載のSAM型ア
    バランシフォトダイオードの作製方法。
  8. 【請求項8】光吸収領域層に不純物拡散領域を形成する
    工程を更に含むことを特徴とする請求項6又は請求項7
    に記載のSAM型アバランシフォトダイオードの作製方
    法。
  9. 【請求項9】化合物半導体基板はInPから成り、アバ
    ランシ増幅領域層はi−GaInAsから成る井戸層と
    i−AlInAsから成る障壁層とから構成された多重
    量子井戸層から成り、分離層はp−InPから成り、光
    吸収領域層はi−GaInAsから成ることを特徴とす
    る請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のSAM
    型アバランシフォトダイオードの作製方法。
  10. 【請求項10】開口部の平面形状は正六角形又は円形で
    あることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか
    1項に記載のSAM型アバランシフォトダイオードの作
    製方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161349A (ja) * 2008-12-08 2010-07-22 Sumitomo Chemical Co Ltd 半導体装置、半導体装置の製造方法、半導体基板、および半導体基板の製造方法
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CN114520268A (zh) * 2020-11-19 2022-05-20 无锡华润微电子有限公司 光电二极管单元及光电二极管阵列

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