JPH07183541A - 半導体微細構造の形成方法 - Google Patents

半導体微細構造の形成方法

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JPH07183541A
JPH07183541A JP5325440A JP32544093A JPH07183541A JP H07183541 A JPH07183541 A JP H07183541A JP 5325440 A JP5325440 A JP 5325440A JP 32544093 A JP32544093 A JP 32544093A JP H07183541 A JPH07183541 A JP H07183541A
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semiconductor layer
semiconductor
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Nagayasu Yamagishi
長保 山岸
Masahiro Akiyama
正博 秋山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
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    • H01S5/34Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板の厚さ方向と垂直な方向(横方向に)に
超格子層を形成することを従来より設計自由度を大きく
して形成出来る方法を提供する。 【構成】 (111)B面を主面とするGaAs基板2
1上にSiO2 膜23を形成する。このSiO2 膜23
にストライプ状の開口部23であってストライプ方向が
[11−2]方向である開口部23aを形成する。該開
口部23aから基板21を該開口部23a下及び開口部
23a周囲のSiO2 膜23部分下に所定の空間25が
形成されるように部分的に除去する。結晶成長温度を比
較的低温(600℃程度)としかつ高砒素圧としたMO
CVD法を用い、開口部23aから空間25内に形成し
ようとする半導体層用の成長ガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体微細構造の形
成方法に関し、特に少なくとも2種類の半導体層を、そ
れらが基板の厚み方向(すなわち基板面に垂直な方向)
と直交若しくはほぼ直交する方向に沿って積層構造を呈
するように具えた、半導体微細構造を形成する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の形成方法の従来例として、例え
ば文献I(ジャーナル オブ バキューム サイエンス
テクノロジ(J.Vac.Sci.Techno
l.)B6(4),Jul/Aug(1988),p.
1373)に開示された方法があった。
【0003】この方法は、図8に示すように、オフセッ
ト角αを有する基板11表面の微小ステップ11aを利
用し第1及び第2の2種類の半導体層13、15を、そ
れらが基板11の厚み方向と直交する方向(図8中Xで
示す方向)に沿って積層構造を呈するように形成して、
超格子構造を得る方法であった。詳細には、基板11表
面の各ステップに第1の半導体層13を数原子層13a
だけ部分的に成長させ次いで第2の半導体層15を数原
子層15aだけ成長させるという手順を繰り返すことに
よって、基板11上に上記X方向に沿って2種類の半導
体層13、15が連なっている超格子層(以下「縦型超
格子層」と略称することもある。)を形成するというも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来方法では、:オフセット角を有する基板上のステ
ップ成長を利用するため、縦型超格子層を形成出来る材
料が制約されること、:微小ステップ幅(図8中dS
で示す。)或いはそれの何分の1かに当たる幅だけ第1
の半導体層によりステップを被覆した後その成長を完全
に停止し、次に第2の半導体層をステップの残りの部分
に成長させるため、超格子層の幅がステップの幅または
その何分の1かに限定されること及び厚さが一義的に決
まってしまうこと、:微妙な結成成長の制御性が要求
されること、:原子層オーダの成長の積み重ねを行な
う必要があるため、デバイス作製に必要と考えられる厚
さ数μmの縦型超格子層を得るためには結晶成長の時間
が長くかかる等の問題点があった。
【0005】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、上述の問題点を解
決できる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
めこの発明によれば、基板上に組成が異なる少なくとも
2種類の半導体層を、これら半導体層が前記基板の厚み
方向(すなわち基板面に垂直な方向)と直交若しくはほ
ぼ直交する方向に沿って積層構造を呈するように具え
る、半導体微細構造を形成するに当たり、基板として、
形成しようとする半導体層の種となり得る基板を用い、
該基板上に、後に該基板を一部除去する際に用いられる
エッチング手段に対し耐性を有し、かつ、該形成しよう
とする半導体層の成長時に該半導体層に結晶欠陥を導入
しずらい(もちろん全く導入しない場合も含む)特性を
有する材料から成る薄膜を形成し、該薄膜に所定の開口
部を形成し、該開口部から前記基板を該開口部周囲の前
記薄膜部分下に所定の空間が形成されるように部分的に
除去し、該形成された空間内に前記開口部を介して前記
形成しようとする半導体層用の成長ガスを、該半導体層
が前記直交若しくはほぼ直交する方向に優位に成長する
条件の下で供給することを特徴とする。
【0007】ここで、組成が異なる少なくとも2種類の
半導体層とは、設計に応じ選ばれる種々のものであるこ
とができる。例えば超格子層を形成する例で考えれば、
少なくとも井戸層を構成する半導体層と障壁層を構成す
る半導体層との2種類の半導体層が挙げられる。また2
次元電子ガスヘテロ構造を構築する例で考えれば、少な
くともチャネル層を構成する半導体層と電子供給層を構
成する半導体層との2種類の半導体層が挙げられる。ま
た、例えば発光素子や受光素子を構築する例で考えれ
ば、少なくとも活性層を構成する半導体層とクラッド層
を構成する半導体層とさらに場合によっては光ガイド層
を構成する半導体層等が挙げられる。また、同じ材料を
用いた層であるが導電型が異なる少なくとも2種類の半
導体層も、この発明でいう組成が異なる2種類の半導体
層の概念に含まれるものとする。また、この発明では少
なくとも2種類の半導体層に加え必要に応じ半導体層以
外の層がこれら半導体層間に形成される場合も含む。
【0008】また、形成しようとする半導体層の種とな
り得る基板とは、例えば形成しようとする半導体層が例
えばGaAs層及びAlGaAs層の2種の半導体層で
ある場合はGaAs基板というように、格子整合などを
考慮しかつ形成しようとする半導体層に適したた種々の
好適なものをいうものとする。たとえば、シリコン基板
上にGaAs層がエピタキシャル成長されたものもここ
でいう所定基板に含まれるし、また、形成しようとする
半導体層とは材質が異なる基板でも本発明の目的に合致
すればこの発明でいう基板に含まれる。
【0009】また、前記薄膜も上記要件を満たすもので
あれば特に限定されない。この薄膜として用いて好適な
ものとして誘電体薄膜を挙げることが出来る。さらに具
体的にはSiO2 膜を挙げることが出来る。
【0010】また、薄膜に形成する開口部の形状及び面
積は設計に応じ決定すれば良い。この開口部の形状は該
開口部周囲の薄膜下に形成する空間の形状を決める一つ
の要因となり、さらには、形成される半導体層のプロフ
ァイルを決める一つの要因にもなる。薄膜に形成する開
口部の形状のいくつかの例を後述の実施例に示した。
【0011】また、形成しようとする半導体層が基板の
厚さ方向と直交若しくはほぼ直交する方向に優位に成長
する条件とは、用いる基板や形成しようとする半導体層
各々の結晶構造や用いる成膜方法などにより主に決定さ
れるものであり、設計に応じ設定する。成長条件の一例
を後述の実施例に示してある。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、基板に形成された空
間であって上面(基板の厚み方向)が所定の薄膜で覆わ
れている空間が半導体層の成長領域とされる。そして該
成長領域である空間内に所望の半導体層用の成長ガスが
供給される。ここで、該空間の壁は形成しようとする半
導体層の種となり得る基板部分であるのでこの壁を種と
して半導体層の成長が生じる。ただし、この空間の上面
は上述のとおり所定の薄膜で覆われており、しかも、成
長ガスは基板の厚み方向と直交若しくはほぼ直交する方
向(これら方向を以下、「横方向」ともいう。)に結晶
成長が優位に進む条件の下で供給されるので、該空間で
は半導体層は横方向に優位に成長する。成長ガスの種類
を適宜切り換えることにより少なくとも2種類の半導体
層が任意の順序で横方向に積層できる。このようにこの
発明の方法では、オフセット面によるステップを用いる
ことなく成長ができるので、そうしていた場合に生じて
いた問題は生じないか軽減される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の半導体微
細構造の形成方法の実施例について説明する。なお、説
明に用いる各図はこの発明を理解出来る程度に各構成成
分の形状、寸法及び配置関係を概略的に示してあるにす
ぎない。また、各図において、同様な構成成分について
は同一の符号を付して示しその重複説明を省略する。な
おこの実施例では、GaAs基板に、該基板の厚み方向
と直交若しくはほぼ直交する方向(横方向)にGaAs
井戸層及びAlGaAs障壁層で構成される超格子層
を、形成する例を説明する。
【0014】1.第1実施例 図1(A)〜(D)、図2(A)〜(C)及び図3は第
1実施例の説明に供する工程図である。特に、図1
(A)〜(D)及び図2(C)は断面図をもって、図2
(A)は上面図をもって、図2(B)及び図3は一部切
り欠き斜視図をもって、工程中の試料の様子をそれぞれ
示してある。ここで、図2(B)は、図2(A)のI−
I線上でかつPで示した部分を拡大して示した切り欠き
斜視図に、相当する。
【0015】先ず、形成しようとする半導体層の種とな
り得る基板としてGaAs基板21を用意する。そし
て、このGaAs基板21上に、後に該基板21を一部
除去する際に用いられるエッチング手段に対し耐性を有
し、かつ、該形成しようとする半導体層の成長時に該半
導体層に結晶欠陥を導入しずらい特性を有する材料から
成る薄膜としてこの場合SiO2 膜23を形成する(図
1(A))。この実施例では厚さが100〜200nm
のSiO2 膜23をCVD法により形成している。もち
ろん、SiO2 膜23の膜厚や成膜法は一例にすぎな
い。
【0016】次に、ホトリソグラフィ技術及びエッチン
グ技術を用いこのSiO2 膜23に所定の開口部23a
を形成する(図1(B))。この第1実施例ではこの開
口部23aを、図2(A)に上面図として示すように、
所定の幅を有したストライプ状の開口部23aとする。
しかも、ストライプ状の開口部23aを所定ピッチで複
数個形成している。ここで、用いるGaAs基板21
を、(111)B面を主面とするGaAs基板とする場
合、上記ストライプ状の開口部23aは、そのストライ
プ方向が[11−2]方向となるように形成するのが好
適である。なぜなら、こうすると、形成しようとする半
導体層の横方向成長が促進され易いからである(詳細は
後述する。)。なお、ここで表示した[11−2]にお
ける−2とは、2バーの意味である。
【0017】次に、該開口部23aから前記基板21
を、該開口部23a周囲のSiO2 膜23部分下に所定
の空間25が形成されるように部分的に除去する(図1
(C))。ただし、隣り合う開口部23a間のSiO2
膜下に基板21の一部21aが空間25の壁(柱部とも
いう。)として残るように、このエッチングを行なう。
こうして得られた空間25はトンネル状の形状となる。
このような基板の部分的除去は、開口部23aから例え
ば塩素系ガス例えばGaCl+Asを導入してGaAs
基板21を部分的に除去することにより行なえる。こう
して得られた空間25は、形成しようとする半導体層を
成長させるための領域となり、また、壁(柱部)21a
は、形成しようとする半導体層を成長させるための種と
して使用出来る。なお、ここでの基板のエッチングはド
ライエッチングに限られずウエットエッチングで行なっ
ても良い。その場合のエッチャントとして、例えば、硫
酸系あるいはアンモニア系のエッチャントを用いること
ができる。
【0018】次に、空間25内に、前記開口部23aを
介して、形成しようとする半導体層用の成長ガスを、該
半導体層が前記直交若しくはほぼ直交する方向に優位に
成長する条件の下で供給する。この実施例では例えばM
OCVD法を用いしかも成長温度を比較的低温(例えば
600℃程度)とし、かつ、高砒素圧(例えば10-4
orr程度)とした条件で、先ず、第1の半導体層とし
てのAlGaAs層形成用のガスを空間25内に供給し
てAlGaAs層27を形成する。AlGaAs層27
の厚さが所望の厚さとなったときこの層27の成長を中
止し、今度は第2の半導体層としてのGaAs層形成用
のガスを空間25内に供給してGaAs層29を所望の
厚さに形成する。超格子層を得るためには、AlGaA
s層27及びGaAs層29の夫々の厚さを例えば10
nmとすれば良い。GaAs基板21として主面が(1
11)B面のGaAs基板を用い、かつ、ストライプ状
の開口部23aのストライプ方向を[11−2]とし、
しかも、MOCVD法における成長温度を上記のごとく
低温とし、かつ、高砒素圧としておくと、上記AlGa
As層27及びGaAs層29の成長工程において、こ
れらの層27、29はGaAs(111)B面すなわち
GaAs基板21の主面には成長せず、GaAs(11
0)面に成長する。すなわち、空間25において基板2
1の厚さ方向と垂直な方向(横方向)にこれら層25、
27は成長する(図1(D)、図2(A)及び
(B))。なお、このような異方性の成長条件について
は、用いる基板の種類と、成長させたい横方向が結晶構
造上でどの結晶方位になるかとの関係を主に考慮して適
宜選択すれば良い。
【0019】AlGaAs層27及びGaAs層29の
上記成長を交互に行うことにより空間25内をこれら層
25、27により埋め込むことが出来る(図2(C)及
び図3)。また、空間25内に縦型のGaAs/AlG
aAs超格子層が形成出来る。なお、半導体層の成長が
終了した後は、SiO2 膜23は、設計に応じ、全部除
去しても、一部除去しても、或は、残存させても良い。
【0020】このようにして形成された縦形超格子層で
の、図3にXで示した方向に沿うバンドダイヤグラム
を、図4に示した。
【0021】ところで、この第1実施例の製造方法にお
いては、半導体層27、29の成長条件によっては、半
導体層27、29の成長が、横方向へ優位ではあるもの
の該横方向にのみではなく基板21の厚さ方向の成長成
分をも有した状態で行なわれる場合がある。その場合の
構造例を図5に図3と同様な表記方法をもって示した。
この場合は基板21に対し横方向だけではなく厚さ方向
(図5中Zで示した方向)にも超格子構造が構成され
る。このため、新しい量子化機能デバイスの構築に利用
出来る可能性がある。具体例でいえば、例えば第1の半
導体層27を第1導電型(例えばp型)半導体層とし、
第2の半導体層29を第2導電型(n型)半導体層とし
てp/n接合の連続する超格子構造を得た例で考えれ
ば、表面に縦型超格子を並べさらに厚さ方向にp/n接
合を並べた構造が得られたことになるから、高効率の太
陽電池の実現が期待出来る。また、従来のHBT(ヘテ
ロバイポーラトランジスタ)を平面的に形成出来る。
【0022】2.第2実施例 上述の第1実施例では開口部23aがストライプ状のも
のであったが、開口部をドット状のものとしこれに応じ
た結晶成長用の空間を形成するようにしても良い。この
第2実施例はその例である。図7(A)及び(B)はそ
の説明に供する上面図および該上面図におけるI−I線
上のP部分の拡大切り欠き斜視図である。
【0023】この第2実施例では、基板21上に形成し
たSiO2 膜23に、ここでは円形の開口部23bを多
数、それらがSiO2 膜の各所に点在するように形成す
る。このような開口部23bは第1実施例の開口部23
aを形成した方法に準じた方法で行なえる。
【0024】次に、開口部23b下およびその周辺のS
iO2 膜を選択的に除去して基板21に第2実施例の空
間25aを形成する。この場合は平面形状が円形の空間
25aが得られると考えられる。その後、この空間25
a内に第1の半導体層27及び第2の半導体層29を適
当な順(たとえば交互)に成長させる。これら層の成長
法は第1実施例に準じた方法で行なえる。これら層2
7、29の形成において壁21aに等方的に結晶が成長
するような結晶成長条件を用いると、各半導体層27、
29が同心円状に成長された構造が得られる。
【0025】なお、この第2実施例の場合も基板の厚み
方向にも結晶が成長するような条件をもって各半導体層
27,25を形成することにより、縦方向、横方向双方
に超格子層が形成されるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の半導体微細構造の形成方法によれば、所定基板に
上面(基板の厚み方向)が所定の薄膜で覆われている空
間を形成し、該空間内に所望の半導体層用の成長ガスを
該半導体層の横方向成長が優位になるような条件下で供
給して横方向に少なくとも2種類の半導体層を積層す
る。したがって、オフセットされた結晶面によるステッ
プを用いることなく所望の積層構造が得られるので、従
来の問題を回避若しくは軽減出来ると考えられる。すな
わち、従来に比べ、形成しようとする材料の自由度が高
まり、また、結晶成長条件の制御が容易となり、また、
結晶成長速度が早まると考えられる。また、開口部およ
び空間の形状、大きさはホトリソグラフィ技術及びエッ
チング技術により所望の精度で形成出来るので、たとえ
ば超格子層の形成位置、大きさ、形状を従来に比べ任意
の位置、大きさ、形状にし易いと考えられる。
【0027】これらのことから、たとえば縦型超格子を
用いた新規な太陽電池、基板に垂直にチャネル層を有し
た複数組の2次元電子ガスヘテロ構造を有した平面型の
トランジスタ(高速トランジスタ)等の実現が期待出来
る。また、本発明を半導体レーザの形成に適用した場
合、低閾値動作、低電流動作および広帯域動作し、か
つ、狭スペクトル特性を有した半導体レーザの実現が期
待出来る。さらに、面発光型レーザの作製も可能と考え
られるので大面積で効率の良い半導体レーザの実現が期
待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は、第1実施例の説明に供する
工程図である。
【図2】(A)〜(C)は、第1実施例の説明に供する
図1に続く工程図である。
【図3】第1実施例の説明に供する図2に続く工程図で
ある。
【図4】第1実施例の説明に供する図である。
【図5】第1実施例の他の例の説明図(その1)であ
る。
【図6】第1実施例の他の例の説明図(その2)であ
る。
【図7】(A)および(B)は、第2実施例の説明に供
する図である。
【図8】従来技術の説明に供する図である。
【符号の説明】
21:基板(ここではGaAs基板) 21a:空間の壁(柱部) 23:所定の薄膜(ここではSiO2 膜) 23a:開口部 25:空間 27:第1の半導体層(ここではAlGaAs層) 29:第2の半導体層(ここではGaAs層) 23b:第2実施例での開口部 25a:第2実施例での空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/778 21/338 29/812 31/04 9171−4M H01L 29/80 H 7376−4M 31/04 E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に組成が異なる少なくとも2種類
    の半導体層を、これら半導体層が前記基板の厚み方向と
    直交若しくはほぼ直交する方向に沿って積層構造を呈す
    るように具える、半導体微細構造を形成するに当たり、 基板として、形成しようとする半導体層の種となり得る
    基板を用い、 該基板上に、後に該基板を一部除去する際に用いられる
    エッチング手段に対し耐性を有し、かつ、該形成しよう
    とする半導体層の成長時に該半導体層に結晶欠陥を導入
    しずらい特性を有する材料から成る薄膜を形成し、 該薄膜に所定の開口部を形成し、該開口部から前記基板
    を該開口部下及び開口部周囲の前記薄膜部分下に所定の
    空間が形成されるように部分的に除去し、 該形成された空間内に前記開口部を介して前記形成しよ
    うとする半導体層用の成長ガスを、該半導体層が前記直
    交若しくはほぼ直交する方向に優位に成長する条件の下
    で供給することを特徴とする半導体微細構造の形成方
    法。
JP5325440A 1993-12-22 1993-12-22 半導体微細構造の形成方法 Pending JPH07183541A (ja)

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JP (1) JPH07183541A (ja)

Cited By (3)

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