JPH08306906A - 量子半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

量子半導体装置およびその製造方法

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JPH08306906A
JPH08306906A JP34187195A JP34187195A JPH08306906A JP H08306906 A JPH08306906 A JP H08306906A JP 34187195 A JP34187195 A JP 34187195A JP 34187195 A JP34187195 A JP 34187195A JP H08306906 A JPH08306906 A JP H08306906A
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quantum
quantum well
well layer
semiconductor device
etch pit
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JP34187195A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Sakuma
芳樹 佐久間
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量子箱を含む量子半導体装置を、基板のドラ
イエッチングを含む工程により製造することを目的とす
る。 【解決手段】 閃亜鉛鉱型基板の{111}A面に、異
方性ドライエッチングにより、{110}面よりなる側
壁面で画成された三角錐状のエッチピットを形成し、か
かるエッチピット上に一対のバリア層で挟まれた量子井
戸層を堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置の
製造に関し、特にInPやGaAs等の閃亜鉛鉱型構造
を有する基板上に形成された逆三角錐状のエッチピット
上に形成した量子半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】今日使われている電子装置の多くはシリコ
ン基板上に形成されている。その典型的な例がDRAM
である。DRAMの分野では、集積密度を向上させるた
めに多大の努力がなされており、今日既に256Mビッ
トの集積密度が達成されている。また、西暦2000に
は1Gビットの集積密度が達成されると予測されてい
る。
【0003】しかし、1Gビットの集積密度が達成され
た後の素子開発の展望は、現在のところ明確でない。こ
のような極端に微細化された素子では、電子の波動性の
ためMOSFET等の従来の素子の動作原理が当てはま
らなくなるのではないかという懸念が存在する。
【0004】一方、量子効果に基づいて動作する全く新
しい原理の電子装置が提案されている。かかる量子半導
体装置は、量子箱(キャリアを3次元的に閉じ込めた量
子井戸),量子細線(キャリアを2次元的に閉じ込めた
量子井戸),あるいはキャリアの1次元的な閉じ込めを
行う通常の量子井戸を使う。かかる量子半導体装置は、
特にIII-V 族化合物半導体装置において活発に研究され
ている。
【0005】
【従来の技術】しかし、従来の量子半導体装置の研究
は、素子の可能性あるいはその理論的側面に関するもの
が主であり、量子箱等の量子構造を均一に配列した実際
の量子半導体装置の製作は余りなされていない。
【0006】今日、確実に製作できる量子半導体装置は
超格子構造を有するものである。超格子構造において
は、各々数十オングストロームの厚さの薄い半導体層が
多数積層されて一次元量子井戸構造を形成する。そこ
で、これらの超格子構造に対して電子ビーム露光法を使
ったリソグラフィを実行することにより、2次元的な閉
じ込めを実現する量子井戸構造を形成することが提案さ
れている。さらに、このような超格子構造を基に、3次
元閉じ込めを行う量子箱を形成することも考えられる。
例えば、P. M. Petroff et al., Applied Physics Lett
ers, vol.41,1982,pp.635 - 638, あるいは H. Temkin
et al., Applied Physics Letters, vol.50, 1987, pp.
413 - 415 を参照。
【0007】しかし、このような、フォトリソグラフィ
あるいは電子線リソグラフィを直接に適用する従来の量
子細線あるいは量子箱の製造方法では、量子構造を形成
しようとする部分が損傷したり汚染されたりする問題が
生じやすく、その結果、得られた装置の電子的あるいは
光学的特性は不可避的に劣化してしまう。
【0008】製造時における量子構造の損傷の問題を回
避するために、量子構造を結晶層の堆積により形成しよ
うとする提案もなされている。例えば、単結晶半導体基
板上にSiO2 等の絶縁膜を形成し、これをリソグラフ
ィによりパターニングして絶縁パターンを形成した後、
その上にMOVPE法等により選択的に半導体層を成長
させる。例えば、H. Asai, et al., Applied Physcs Le
tters, vol.51, 1987,pp.1518 - 1520 あるいは T. Fuk
ui, et al., Applied Physics Letters, vol.58, 1991,
pp.2018 - 2020 を参照。
【0009】さらに、単結晶半導体基板をリソグラフィ
により処理し、引き続いて半導体層をその上にMBE法
あるいはMOVPE法により堆積し、所望の量子細線あ
るいは量子箱を得ることが提案されている。この方法で
は、GaAsやInP等のIII-V 族化合物半導体基板の
(100)面上に、V字型の溝が、SiO2 マスクを使
って形成され、その上に半導体層がエピタキシャル成長
される。例えばKapon,E., et al., Applied Physics Le
tters, vol.50, 1987, pp.347 - 349 を参照。
【0010】しかし、これらの従来の提案で、量子箱あ
るいは量子細線に関して実施されているものは少ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような事情から、
本出願人は、1994年4月28日に出願した特願平6
−92576において、量子箱等の量子構造を基板上に
形成する簡単な方法を提案した。
【0012】この本出願人の提案によれば、例えば円形
形状の開口を有するマスクがGaAsやInP等の閃亜
鉛鉱型構造を有する基板の{111}B面上に形成さ
れ、さらに異方性ウェットエッチングを施すことによ
り、逆三角錐状のエッチピットを形成する。さらにかか
るエッチピット上にバリア層として作用するバンドギャ
ップの大きい半導体層と量子井戸層として作用するバン
ドギャップの小さい半導体層とを交互に堆積することに
より、エッチピット中に量子構造を形成する。このよう
な構造では、3次元的閉じ込めを生じる量子箱がエッチ
ピットの底に形成される。すなわち、このような方法に
より、電子デバイスの能動部として作用する量子構造
を、容易に製造することが可能になる。
【0013】一方、前記従来の方法は、{111}A面
を有する半導体基板に適用した場合、適当な溝が得られ
ない問題点を有していた。また、前記従来の方法では、
量子井戸構造を形成する過程で形成されたエッチピット
が、エッチングの後に必然的に空気に接触してしまい、
その結果空気中に含まれる不純物による汚染を回避でき
ない問題点を有する。さらに、かかるウェットエッチン
グ工程は、気相成長装置中で実行される一連の工程の連
鎖を中断させ、その結果素子製造時のスループットが低
下してしまう。エッチング工程には洗浄工程および乾燥
工程が伴うが、これらの工程は堆積装置の外で実行する
必要がある。
【0014】そこで、本発明は上記の問題点を解決した
新規で有用な量子半導体装置およびその製造方法を提供
することを概括的目的とする。本発明のより具体的な目
的は、量子箱を含む量子半導体装置を、外気に曝すこと
なく製造する製造方法、およびかかる製造方法で製造さ
れた量子半導体装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、実質的に{111}A
面に一致する主面により画成された、閃亜鉛鉱型構造を
有する半導体基板と;前記主面上に形成され、頂点にお
いて交わる複数の側壁面により画成され、また互いに交
差する任意の二つの側壁面の交線が前記頂点において交
わる構成の三角錐状のエッチピットと;前記エッチピッ
ト上に形成された能動部とよりなり、前記能動部は、前
記側壁面に沿って形成され、第1のバンドギャップを有
する量子井戸層と、前記量子井戸層を挟持するように形
成された、前記第1のバンドギャップよりも大きい第2
のバンドギャップを有するバリア層とよりなることを特
徴とする量子半導体装置により、または請求項2に記載
したように、前記エッチピットは{110}方位を有す
る結晶面よりなる側壁面により画成されていることを特
徴とする請求項1記載の量子半導体装置により、または
請求項3に記載したように、前記エッチピットは{11
1}B方位を有する結晶面よりなる側壁面により画成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の量子半導体装
置により、または請求項4に記載したように、前記量子
井戸層は、前記頂点において量子箱を形成することを特
徴とする請求項1から3のうち、いずれか一項記載の量
子半導体装置により、または請求項5に記載したよう
に、前記量子井戸層は、前記交線において量子細線を形
成することを特徴とする請求項1から4のうち、いずれ
か一項記載の量子半導体装置により、または請求項6に
記載したように、前記量子箱は、前記量子井戸層のう
ち、他の部分とは異なる、バンドギャップの低い組成を
有することを特徴とする、請求項4記載の量子半導体装
置により、または請求項7に記載したように、実質的に
{111}A面に一致する主面を有する閃亜鉛鉱型の構
造を有する半導体基板の主面上に、異方性ドライエッチ
ングを施すことにより、三角錐状のエッチピットを形成
する工程と;前記エッチピット上に、第1のバンドギャ
ップを有する半導体材料よりなるバリア層を堆積する工
程と;前記バリア層上に、前記第1のバンドギャップよ
りも小さい第2のバンドギャップを有する半導体材料よ
りなる量子井戸層を堆積する工程と;前記量子井戸層上
に、前記第2のバンドギャップよりも大きい第3のバン
ドギャップを有する半導体材料よりなるバリア層を堆積
する工程とよりなることを特徴とする量子半導体装置の
製造方法により、または請求項8に記載したように、前
記異方性ドライエッチング工程は、{110}面のエッ
チング速度が他の結晶面のエッチング速度よりも実質的
に減少するように実行されることを特徴とする請求項7
記載の方法により、または請求項9に記載したように、
前記異方性ドライエッチング工程は、{111}B面の
エッチング速度が他の結晶面のエッチング速度よりも実
質的に減少するように実行されることを特徴とする請求
項7記載の方法により、または請求項10に記載したよ
うに、前記量子井戸層はIII-V 族半導体材料よりなり、
前記量子井戸層の堆積工程においては、堆積温度と前記
量子井戸層を形成するV族元素の供給速度とを設定する
ことにより、堆積条件が設定されることを特徴とする請
求項7記載の方法により、または請求項11に記載した
ように、前記量子井戸層を堆積する工程は、前記量子井
戸層の実質的な堆積が、前記エッチピットの稜線に沿っ
ては生じるが前記エッチピットの頂点および側壁面には
生じないように、堆積条件を設定して実行されることを
特徴とする請求項7記載の方法により解決する。
【0016】次に本発明の原理を図1(A),(B)を
参照しながら説明する。ただし、図1(A)は半導体基
板上に形成された量子半導体装置の平面図を示し、図1
(B)は同じ量子半導体装置の図1(A)中に示した一
点鎖線A−A’に沿った断面図である。
【0017】図1(A),(B)を参照するに、閃亜鉛
鉱型結晶構造を有するGaAsあるいはInPよりなる
半導体基板1の{111}A面に、異方性ドライエッチ
ングにより、浅い三角錐状のエッチピット4が形成され
る。ドライエッチングは前記{111}A面を円形の開
口部を形成されたマスクで覆って実行される。典型的な
例では、ドライエッチングは、{110}面のエッチン
グ速度が他の結晶面のエッチング速度よりも小さくなる
ようにエッチング条件を設定して実行され、その結果、
エッチピット4は{111}A面に対して35.3°傾
いた{110}面により画成されることになる。図1
(A)の平面図に示すように、このようにして形成され
たエッチピット4は、<0−11>方向に延在する辺に
より画成された三角形状の底面を有する。通常のよう
に、本発明においても{111}A面と標記した場合、
(111)A面と等価な全ての結晶面を表すものとす
る。また、A面はIII 族元素を露出する結晶面を表す。
また、ドライエッチングの条件を変更することにより、
別の結晶面、例えば{11−1}B面により画成された
エッチピット4を形成することも可能である。
【0018】このようにして形成されたエッチピット4
上には、大きなバンドギャップを有するバリア層5およ
び7により挟持された量子井戸層6を含む量子構造が形
成される。かかる量子構造は、{110}側壁面に沿っ
て形成され1次元のキャリア閉じ込めを生じる通常の量
子井戸10の他に、三角錐の稜線に沿って形成される量
子細線9と、三角錐の頂点に形成される量子箱8とを含
む。かかる量子構造上に能動領域を形成することによ
り、量子構造中に生じる量子力学的効果を使った量子半
導体装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図2
(A)〜(C)を参照しながら説明する。図2(A),
(B)を参照するに、基板1はInPよりなり、(11
1)A面により画成されており、前記(111)A面上
には、SiO2 絶縁膜12が、CVD法により、約10
0nmの厚さに堆積されている。絶縁膜12は堆積の
後、通常のフォトリソグラフィ法によりパターニングさ
れ、直径が約1μmの円形の開口部13が形成される。
基板11の厚さは例えば400μm程度である。
【0020】次に、基板1は、絶縁膜12をこのように
形成された後、縦型減圧MOVPE装置の反応室に移さ
れ、50Torrの圧力下、500°Cの温度でドライ
エッチングがなされる。その際、ドライエッチングは、
2 により1%の濃度に希釈されたHClガスを100
SCCMの流量で流し、さらにH2 により10%の濃度
に希釈されたPH3 ガスを50SCCMの流量で流しな
がら実行される。また、反応室中の全ガス流量は200
0SCCMに設定される。
【0021】かかるドライエッチングの結果、基板11
上には図2(C)に示すように、開口部13に対応して
三角錐状のエッチピット14が形成される。図2(C)
を参照するに、各々のエッチピット14は、平面図上に
おいて、円形開口部13に外接する三角形状を有し、従
って大きさは開口部13の大きさによりおおよそ規定さ
れる。また、複数のエッチピット14は、エッチピット
14の側壁面を画成する{110}面が、基板主面を構
成する(111)A面に対して所定の結晶方位を有する
ため、同じ方位に形成される。
【0022】ドライエッチングの際に導入されるPH3
は、InP基板11の熱解離によるPの損失を抑止する
作用をなし、またHClによるエッチングの作用を抑止
するように作用する。そこで、エッチピット14を形成
する際に、PH3 の流量を制御することにより、エッチ
ング速度を制御することが可能である。
【0023】図3(A),(B)はエッチピット14の
詳細を示す。ただし、図3(A)はエッチピット14を
拡大して示す平面図、また図3(B)はエッチピット1
4の図3(A)の線A−A’に沿った断面図を示す。図
3(A),(B)を参照するに、エッチピット14は各
々{110}面よりなる三つの側壁面により画成されて
おり、各々の側壁面は基板11の主面を構成する(11
1)A面に対して35.3°の角度で交差する。また、
各エッチピット14において、交差する二つの側壁面
は、(111)A面に対して19.5°の角度で交差す
る稜線を形成する。
【0024】このような{110}面で画成された側壁
面は、InP基板11の(111)A面に異方性ドライ
エッチングを施し、その際エッチング条件を、{11
0}面のエッチング速度が他の結晶面よりも実質的に低
くなるように設定することにより形成される。すなわ
ち、円形のマスク開口部13に外接する側壁面として
{110}面が発達した後は、エッチングは実質的にそ
れ以上進行することがなく、エッチピット14の成長は
実質的に停止する。その結果、エッチピット14の大き
さは、開口部13の大きさにより制御される。
【0025】エッチピット14を高解像度の走査型電子
顕微鏡(SEM)により観察した結果では、三角錐の三
つの稜線、従って{110}面よりなる三つの側壁面
は、正確に三角錐の頂点において交差しており、三角錐
の底には平坦面は見られなかった。
【0026】エッチピット14が基板11上に形成され
た後、基板11を堆積装置の反応室に残したまま、温度
を600°Cに設定し、Inの原料としてH2 で希釈し
たTMIn(トリメチルインジウム)を、同じくH2
より10%の濃度に希釈したPH3 (ホスフィン)と共
に、100SCCMの流量で導入する。ただし、PH 3
はPの原料であり、100SCCMの流量で供給され
る。また、キャリアガスとして高純度のH2 が、反応室
に、全ガス流量が2000SCCMになるように供給さ
れる。その結果、図4(A)に示すように、各々のエッ
チピット14の{110}面上に、InPよりなるバリ
ア層15が、500Åの厚さに堆積される。
【0027】InP層の堆積の際、TMInを保持する
容器は13.5°Cの温度に保持され、その結果、TM
Inの蒸気圧は1Torrに設定される。また堆積の
際、反応室の圧力は50Torrに設定される。次に、
図4(B)の工程において、前記TMInを13.5°
Cで保持した容器にH2 よりなるキャリアガスが200
SCCMの流量で供給され、その結果TMInが反応室
に、Inの原料として供給される。同時に、H2 よりな
るキャリアガスがTMGa(トリメチルガリウム)を−
10.0°Cの温度で保持している容器に5SCCMの
流量で供給され、その結果TMGaが反応室にGaの原
料として供給される。反応室には、H2 により10%の
濃度に希釈されたアルシンが、100SCCMの流量で
さらに供給され、これに加えてH2 よりなるキャリアガ
スが、反応室中のH2 の全ガス流量が2000SCCM
になるように供給される。その結果、図4(B)に示す
ように、三角錐状エッチピットの頂点、すなわち底部
に、InGaAsよりなる量子井戸層15が、50Åの
厚さに堆積する。
【0028】次に、H2 よりなるキャリアガスが、TM
Inを13.5°の温度で保持している前記容器に、1
00SCCMの流量で供給され、その結果、TMInが
反応室に、キャリアガスと共に供給される。同時に、H
2 よりなるキャリアガスが、H2 により10%の濃度に
希釈されたPH3 を保持する容器に、100SCCMの
流量で供給され、その結果生じたPH3 がPの原料とし
て、反応室に、H2 キャリアガスと共に供給される。そ
の際、H2 キャリアガスの流量は、反応室中におけるH
2 の全流量が2000SCCMになるように設定され
る。その結果、InPよりなるバリア層17が、500
Åの厚さに形成される。
【0029】ただし、以上の説明における層15〜17
の厚さは、実際にはエッチピットの形成されていない平
坦な(111)A基準面上にそれぞれの層を堆積させた
場合の厚さから推定したものである。このような堆積の
結果、InGaAs層16のうち、層16がInPバリ
ア層15,17により3次元的に閉じ込められている三
角錐の頂点領域には量子箱18が形成される。このよう
にして形成された量子箱18は、例えばレーザダイオー
ドや発光ダイオード等の発光素子の活性部として、ある
いは情報を量子準位に蓄積するメモリ装置の能動部とし
て使うことができる。かかる、量子箱18が形成される
三角錐の頂点領域では、特に量子井戸層16が3元素以
上の混晶を形成するような材料より構成されている場
合、量子井戸層16は、堆積条件を制御することによ
り、他の領域、例えば{110}面上に2次元的に成長
した領域とは異なった、より低いバンドギャップを有す
るような組成に形成することができる。これは、頂点を
画成する三つの{110}面の面方位の効果によるもの
であり、その結果、量子箱18には、キャリアを閉じ込
めるようなポテンシャルが形成される。
【0030】量子箱18の形成においては、InPが
{110}面に選択的に堆積する性質があるため、バリ
ア層15はエッチピット14の{110}側壁面に沿っ
て堆積する。一方、量子井戸層16を構成するInGa
As層の堆積速度は、{110}面においてはやや低く
なるため、量子井戸層16はエッチピット14の頂点
(底)近傍において平坦な底面を形成する。この平坦な
底面は(111)Aに近い結晶面を形成する。
【0031】量子箱18がこのようにして形成される結
果、量子細線19がエッチピット14の稜線に沿って形
成される。このようにして形成される量子細線19は、
{211}A面に近い結晶面により画成されている。量
子細線19においても、量子井戸層16の組成は、{1
10}面上に2次元的に堆積した他の領域とは異なり、
その結果、量子細線19に沿って量子井戸層16の組成
が、バンドギャップが低くなるように変化する。
【0032】かかる構造においては、通常の1次元的な
キャリアの閉じ込めを生じる量子井戸層20が、{11
0}面よりなるエッチピット14の側壁面に沿って形成
されるが、{110}面上におけるInGaAs層16
の厚さを減少させることにより、量子井戸層20が量子
半導体装置の動作に影響を与えないようにすることがで
きる。実際、InGaAs量子井戸層16の厚さを減少
させることにより、量子井戸20あるいは量子細線19
量子準位が、量子箱18の量子準位に対して実質的に変
化し、その結果、量子半導体装置を、実質的に量子箱1
8しか含まないように形成することができる。
【0033】上記のエッチピット14の形成工程におい
て、基板11として{111}B面を有するGaAsあ
るいはInPの結晶を使った場合には、満足すべき結果
は得られなかった。このような場合、エッチングはSi
2 マスク12の下で開口部13を越えて進行してしま
う。換言すると、このようにして形成されたエッチピッ
トは基板表面において外接三角形を形成せず、エッチピ
ット14の深さが制御できなくなる。
【0034】本発明では、先にも説明したようにエッチ
ング条件を変えることにより、側壁面として{111}
B面が出現するようにエッチピット14を形成すること
も可能である。この場合、側壁面は(111)A面より
なる基板主面に対して70.5°の角度をなし、また二
つの側壁面の間に形成される稜線は基板主面に対して5
4.7°の角度で交差する。
【0035】次に、エッチピット14上に形成された量
子構造を使った半導体装置を本発明の第2実施例として
説明する。図5は、(111)A面を有する半絶縁性I
nP基板31上に形成されたダブルエミッタRHET
(共鳴トンネルトランジスタ)の構成を示す。
【0036】図5を参照するに、基板31上にはn+
InGaAsよりなるコレクタコンタクト層32が20
0nmの厚さに形成されており、コレクタコンタクト層
32上にはn型InGaAsよりなるコレクタ層33が
200nmの厚さに形成される。コレクタ層33はコレ
クタコンタクト層32上においてメサ構造を形成し、そ
の結果コレクタ層33の両側においてコレクタコンタク
ト層32の表面が露出する。
【0037】コレクタ層32上には非ドープInPより
なるバリア層34が50〜100nmの厚さで形成され
ており、n型InGaAsよりなるベース層35がバリ
ア層34上に50nmの厚さで形成される。さらに、F
eでドープされた半絶縁性InP層36がベース層35
上に堆積されている。このInP層36は、先に説明し
た基板31と同様に(111)A面よりなる主面により
画成されており、前記(111)A主面上には{11
0}面よりなる側壁面により画成された三角錐状のエッ
チピット45,46が、エッチピット14と同様に形成
されている。
【0038】エッチピット45,46の各々はエミッタ
領域を形成し、非ドープInPよりなる上下のバリア層
38,40により挟持された量子井戸層39を含む、エ
ッチピット14上に形成されたのと同様な量子構造を形
成する。上側バリア層41上には、n型InGaAsよ
りなるエミッタ層41が、凹部を埋めるように形成さ
れ、エミッタ層41上には、さらにn+ 型のInGaA
sよりなるエミッタコンタクト層42が形成される。
【0039】エミッタコンタクト層42上には、エミッ
タ電極43がオーミック接触をして形成され、さらに露
出したコレクタコンタクト層32の表面にはコレクタ電
極44が形成される。かかるダブルエミッタRHETに
おいては、エミッタ構造45に加えてエミッタ構造46
を第二のエミッタ構造として形成することにより、ベー
ス電極を省略することが可能である。その結果、従来の
RHETにおいて生じていた、非常に薄いベース層にベ
ース電極をオーミック接触して形成する際の困難が回避
され、半導体装置の製造が容易になる。
【0040】図6はエミッタ構造45,46に形成され
る量子箱のバンド構造を示す。かかるエミッタ構造で
は、バリア層38,40が形成するポテンシャル障壁に
挟まれた量子井戸層39に量子準位が形成され、その結
果前記量子準位に対応する所定のエネルギを有するホッ
トエレクトロンのみが、エミッタ構造45,46からベ
ース層35に選択的に注入される。量子箱におけるキャ
リアの3次元閉じ込めの結果、ベース層35に注入され
たホットエレクトロンはデルタ関数的な鋭いエネルギス
ペクトルを有し、トランジスタのスイッチング動作は明
確なしきい値特性を示す。かかるダブルエミッタRHE
Tは、例えば米国特許第5,311,465に記載され
たようなSRAMを形成するのに有用である。
【0041】エッチピット14上へのInGaAs層1
6の堆積モードは、堆積温度およびAs原子の供給速
度、すなわちAs原料ガスの供給速度を制御することに
より制御される。InGaAs層16の成長モードを制
御することにより、量子箱18,量子細線19あるいは
1次元閉じ込めを生じる量子井戸20を、必要に応じて
形成することができる。
【0042】同様の説明は、InGaAs層の堆積のみ
ならず、GaAs層等、AsをV族元素として含むいず
れのIII-V 族半導体層の堆積についても当てはまる。ま
た、このような量子箱、量子細線あるいは量子井戸の選
択的な形成は、InP等の閃亜鉛鉱型構造を有する他の
III-V 族半導体材料を使う場合においても、また閃亜鉛
鉱型構造を有するII-VI 族半導体材料を使う場合につい
ても適用可能である。
【0043】また、このようにして形成された量子細線
19あるいは量子井戸20も、量子箱18と同様な有用
な電子装置あるいは光学装置を形成できる。特に、エッ
チピット14の一の側壁面に形成された量子井戸層20
によって光ビームを形成した場合、光ビームは対向する
側壁面により上方に反射され、基板11の上主面から垂
直方向に出射する。
【0044】さらに、エッチピット14の頂点(底)に
形成された量子箱18と稜線に沿って形成された量子細
線19とが協働する半導体装置を形成することも可能で
ある。かかる半導体装置では、例えば、量子井戸19中
の一の量子細線19中の電子がエッチピット14底部の
量子箱を通って他の量子細線19に到達する際に、量子
箱18を通過する確率を制御することが可能である。
【0045】また、図5において説明したような多数の
量子半導体装置を共通の基板上に形成して集積回路を構
成することも可能である。さらに、図4(C)の構造に
おいて、基板11をドープされた半導体材料より構成
し、発光ダイオード等の発光半導体装置を形成すること
も可能である。このような場合には、基板11およびバ
リア層15をn型に、またバリア層17をp型にドープ
し、さらに量子井戸層として非ドープInGaAsを使
うことにより、量子構造にp-i-n 接合を形成する。ある
いは、基板11およびバリア層15をp型にドープし、
バリア層17をn型にドープしてもよい。いずれの場合
においても、バリア層15,17は、量子井戸層16よ
りなる活性層を挟むクラッド層として作用し、図7に示
すように、基板11の底面には電極11aが、またバリ
ア層17上の凹部を埋めるように形成された半導体層2
1上には電極21aが形成される。ただし、半導体層2
1はバリア層17と同一の導電型にドープされている。
また、層15〜17を、同一組成の半導体層を、導電型
を変えながら堆積させて形成してもよい。
【0046】以上の説明では、基板11が、(111)
A面よりなる結晶面により画成されているものとしてい
た。しかし、本発明は決してこのような基板11の特定
の結晶方位に限定されるものではなく、エッチピット1
4は、{111}Aと標記される(111)A面と等価
な面のいずれに形成してもよい。また、エッチピット1
4を形成する結晶面は、{111}A面に対して10°
以内の角度で傾斜していてもかまわない。
【0047】さらに、開口部13は、三角錐上のエッチ
ピット14を形成するためには円形であるのが好ましい
が、これに限定されるものではなく、円形に近い形状で
あればよい。エピタキシャル層15〜17の堆積は、先
に説明した減圧MOCVD法以外にも、MBE法,AL
E法,CBE法,GSMBE法,MOMBE法,塩化物
VPE法,水酸化物VPE法,およびLPE法等によっ
て実行してもよい。また、絶縁膜12あるいは電極の堆
積は、CVD法,スパッタ法あるいは蒸着法により行う
ことができる。
【0048】また、三角錐状のエッチピットを形成する
際のドライエッチング法は、エッチングガスとしたHC
lを使うものに限定されるものではなく、Clを含む他
のガス、例えばCCl4 ,CH3 Cl,C2 5 Cl等
をエッチングガスとして使ってもよい。また、エッチン
グガスは、Clのかわりに別のハロゲン,例えばF,B
r,I等を含むもの、例えばCF4 ,CBr4 ,CH3
I等であってもよい。
【0049】SiO2 マスク12に形成される開口部1
3の大きさは1μmに限定されるものではなく、必要に
応じて1〜10μmの範囲で選択できる。また、電子ビ
ーム露光法を使うことにより、マスク開口部13は10
0Åから1μmの大きさに形成することもできる。かか
る微細なマスク開口部13を形成することにより、量子
構造は微細化され、基板上に形成される半導体装置の集
積密度が向上する。
【0050】さらに、マスク12を構成する材料はSi
2 に限定されるものではなく、SiONあるいはSi
N等を使うこともできる。さらに、マスク層12とし
て、W,WSi,Al等の導電性材料を使うこともでき
る。またマスク層12として、基板11に対して施され
るエッチングにおいて選択性を示すような半導体材料を
使うことも可能である。例えば、基板11がInPであ
る場合、マスク層12としてInGaAsPを使うこと
が可能である。かかる、基板上にエピタキシャル成長し
たエッチングマスクを使うことにより、マスク層12の
基板11に対する密着性を向上させることができ、これ
に伴いエッチピットの大きさの制御性が向上する。
【0051】図4(A)〜(C)あるいは図7の実施例
において、エッチピット14上における半導体層15〜
17の堆積は、基板11上にエッチングマスク層12を
残したままで実行される。このようにすることにより、
図7に示すように、マスク開口部において、電極を自己
整合するように形成できる。
【0052】一方、半導体層15〜17の堆積を、エッ
チングマスク12を除去した状態で実行してもよい。こ
のような、エッチングマスク12を除去して実行する堆
積工程は、MBE法等、マスク層12が分子線ビームに
影を生じる可能性のある堆積工程において特に有用であ
る。半導体層15〜17がマスク層12無しで形成され
た場合、半導体層の堆積は、基板11の(111)A面
方位を有する表面上においても生じる。そこで、前記基
板11の(111)A面上に、量子半導体装置と協働す
る半導体装置を、周辺回路として形成することもでき
る。
【0053】さらに、量子半導体装置を担持する基板1
1は決してInPに限定されるものではなく、閃亜鉛鉱
型構造を有する他の半導体材料を使うことも可能であ
る。例えば、GaAsを基板11として使っても同様の
結果が得られることが確認されている。基板11として
GaAsを使った場合、InPを基板に使った場合より
もアンダーエッチングを減少させることができる。さら
に、基板11としては、他の2成分系,3成分系あるい
は4成分系の化合物半導体材料、例えばAlGaAs,
InGaAs,InAlAs,InGaP,AlGa
P,AlGaAsP,InGaAlP,InGaAlA
s,およびInGaAsPを使うことが可能である。さ
らに、閃亜鉛鉱型構造を有するII-VI 族化合物半導体材
料を基板11として使うこともできる。
【0054】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の要旨内において様々な変形・変更が可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、量子箱および量子細線
を含む量子構造を、閃亜鉛鉱型の結晶構造を有する基板
上に、三角錐状のエッチピットを異方性ドライエッチン
グ法により形成することにより、形成できる。その際、
エッチピットの形成は、バリア層あるいは量子井戸層の
堆積を行う堆積装置内において、反応室から取り出すこ
となく実行でき、エッチピットが汚染される可能性を排
除することができる。さらに、量子半導体装置製造時の
スループットが著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の第1実施例による量子半導体装置の製
造工程を示す図である。
【図3】図2に示した工程で形成されたエッチピットを
示す図である。
【図4】本発明の第1実施例において、エッチピット上
に量子構造を形成する工程を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例による、ダブルエミッタR
HETの構成を示す図である。
【図6】図5の装置のバンド構造図である。
【図7】本発明の別の実施例による発光半導体装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1,11,31 基板 11a 電極 2,12 エッチングマスク 4,14,45,46 エッチピット 5,7,15,17,38,40 バリア層 6,16,39 量子井戸層 8,18 量子箱 9,19 量子細線 10,20量子井戸 13 開口部 21 層 21a 電極 32 コレクタコンタクト層 33 コレクタ層 34 バリア層 35 ベース層 42 エミッタコンタクト層 43 エミッタ電極 44 コレクタ電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に{111}A面に一致する主面
    により画成された、閃亜鉛鉱型構造を有する半導体基板
    と;前記主面上に形成され、頂点において交わる複数の
    側壁面により画成され、また互いに交差する任意の二つ
    の側壁面の交線が前記頂点において交わる構成の三角錐
    状のエッチピットと;前記エッチピット上に形成された
    能動部とよりなり、 前記能動部は、前記側壁面に沿って形成され、第1のバ
    ンドギャップを有する量子井戸層と、前記量子井戸層を
    挟持するように形成された、前記第1のバンドギャップ
    よりも大きい第2のバンドギャップを有するバリア層と
    よりなることを特徴とする量子半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記エッチピットは{110}方位を有
    する結晶面よりなる側壁面により画成されていることを
    特徴とする請求項1記載の量子半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記エッチピットは{111}B方位を
    有する結晶面よりなる側壁面により画成されていること
    を特徴とする請求項1記載の量子半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記量子井戸層は、前記頂点において量
    子箱を形成することを特徴とする請求項1から3のう
    ち、いずれか一項記載の量子半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記量子井戸層は、前記交線において量
    子細線を形成することを特徴とする請求項1から4のう
    ち、いずれか一項記載の量子半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記量子箱は、前記量子井戸層のうち、
    他の部分とは異なる、バンドギャップの低い組成を有す
    ることを特徴とする、請求項4記載の量子半導体装置。
  7. 【請求項7】 実質的に{111}A面に一致する主面
    を有する閃亜鉛鉱型の構造を有する半導体基板の主面上
    に、異方性ドライエッチングを施すことにより、三角錐
    状のエッチピットを形成する工程と;前記エッチピット
    上に、第1のバンドギャップを有する半導体材料よりな
    るバリア層を堆積する工程と;前記バリア層上に、前記
    第1のバンドギャップよりも小さい第2のバンドギャッ
    プを有する半導体材料よりなる量子井戸層を堆積する工
    程と;前記量子井戸層上に、前記第2のバンドギャップ
    よりも大きい第3のバンドギャップを有する半導体材料
    よりなるバリア層を堆積する工程とよりなることを特徴
    とする量子半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記異方性ドライエッチング工程は、
    {110}面のエッチング速度が他の結晶面のエッチン
    グ速度よりも実質的に減少するように実行されることを
    特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記異方性ドライエッチング工程は、
    {111}B面のエッチング速度が他の結晶面のエッチ
    ング速度よりも実質的に減少するように実行されること
    を特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記量子井戸層はIII-V 族半導体材料
    よりなり、前記量子井戸層の堆積工程においては、堆積
    温度と前記量子井戸層を形成するV族元素の供給速度と
    を設定することにより、堆積条件が設定されることを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記量子井戸層を堆積する工程は、前
    記量子井戸層の実質的な堆積が、前記エッチピットの稜
    線に沿っては生じるが前記エッチピットの頂点および側
    壁面には生じないように、堆積条件を設定して実行され
    ることを特徴とする請求項7記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000315807A (ja) * 1999-03-31 2000-11-14 Fr Telecom プレーナ・ヘテロ構造の製造方法
JP2002141548A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Fujitsu Ltd 量子半導体装置、波長多重化光信号受信装置、光メモリ装置

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