JPH0718308Y2 - 冷 菓 - Google Patents

冷 菓

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JPH0718308Y2
JPH0718308Y2 JP1989026518U JP2651889U JPH0718308Y2 JP H0718308 Y2 JPH0718308 Y2 JP H0718308Y2 JP 1989026518 U JP1989026518 U JP 1989026518U JP 2651889 U JP2651889 U JP 2651889U JP H0718308 Y2 JPH0718308 Y2 JP H0718308Y2
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JP
Japan
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ice
dome
shaped
dessert
container
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JP1989026518U
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JPH02116983U (ja
Inventor
千香子 保芦
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有限会社松兵衛
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  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、砕氷を成形して作った氷を利用した冷菓に関
する。
「従来の技術」 従来、デザート類として、フルーツみつ豆、あんみつ、
プリン、ゼリー等種々のものが知られている。また、冷
たいデザート類として、かき氷やアイスクリーム等が知
られている。
一方、皿等の容器に載置されたさしみ等を、砕氷を成形
して作ったかまくらのようなドームで覆った料理も一部
で作られている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、従来のデザート類は、冷蔵庫等から取り
出した後、しばらくすると昇温してしまい、冷たくフレ
ッシュな味覚が損なわれてしまうことがあった。また、
かき氷やアイスクリーム等においては、溶けてしまうこ
とすらあった。
一方、日本料理に見る、氷のドームで覆ったかまくらに
しつらえたさしみは、さしみを冷たい状態に維持するた
めに氷を用いており、氷に設けた開口から中のさしみが
見えるようになっている。そして、食べるときは、この
開口からさしみのみをつまんで食べるものであり、開口
部があるため冷凍効果も少なく、氷は食べることを意図
していない。
本考案の目的は、デザート類を冷たい状態に比較的長時
間維持でき、食べるときには氷をデザート類と一緒に食
べることができ、しかも斬新な外観を有する冷菓を提供
することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案の冷菓の一つは、デザ
ート類を、その周囲に空隙を設けて、砕氷を成形して作
ったドーム状の氷で覆ったことを特徴とする。
また、本考案の冷菓もう一つは、全体として皿状又はカ
ップ状をなす容器の底壁中央部にデザート類が載置さ
れ、砕氷を成形して作ったドーム状の氷が、前記デザー
ト類をその周囲に空隙を設けて覆うように、前記容器の
底壁周縁部に配置され、前記容器の底壁には、前記デザ
ート類と前記ドーム状の氷とを仕切る環状の凸部が設け
られていることを特徴とする。
以下、本考案について好ましい具体例を挙げて詳細に説
明する。
本考案において、ドーム状の氷は、細かい砕氷を種々の
方法で成形して作ることができる。例えば、ボールのよ
うな容器に砕氷を分散させて入れ、このボールの内部に
より小さな別のボールの底部を押し込んで、2つのボー
ルの間で砕氷を成形することによって作ることができ
る。この場合、成形された氷の厚さ及び硬さは、ドーム
形状を維持し、かつ食べるときにスプーン等で容易にく
ずせる程度にすることが好ましい。また、2つの大きさ
の異なるボールの間に砕氷を入れてドーム状に成形した
後、製氷室でより強いドームにすることもできる。
なお、ドーム状の氷の形は、特に限定されず、例えば半
球形状、円筒形状、円錐形状、箱形などの種々の形状が
採用でき、また、上面中央部から放射状の溝をつけたり
した、凹凸の模様を有する形状などにしてもよい。
また、ドーム状の氷は、必ずしも一体化されている必要
はなく、幾つかの成形物を組合わせて全体としてドーム
状をなすものでもよい。例えば、上面中央部に孔を開
け、この孔に適合するキャップ状のものを被せて作った
ものでもよい。
更に、このドーム状の氷自体に甘味料、香料、着色料な
どを予め添加して、氷に所望の風味や色をつけておいて
もよい。
本考案の冷菓は、上記のように砕氷を成形してなるドー
ム状の氷とデザート類とを組合わせて製品とする。
デザート類としては、フルーツみつ豆、あんみつ、プリ
ン、ゼリー、アイスクリーム、くず切り、ところ天、果
物等、氷と一緒に食することができるものであれば、種
類を問わずに用いることができる。ただし、氷と混ぜた
ときに甘味が付与されるようにするため、シロップなど
の甘味料が含有されたフルーツみつ豆、あんみつ等のデ
ザート類がより好適である。
デザート類を、その周囲に空隙を設けて、ドーム状の氷
で覆った製品を作るに際して、皿状又はカップ状の適宜
な容器を用いることができる。この容器としては、ガラ
ス、陶磁器、プラスチック、防湿紙などでできた皿や小
鉢、カップなどが自由に使用できるが、本考案のより好
ましい態様においては、全体として皿状又はカップ状を
なし、底壁中央部にデザート類が載置される部分が設け
られ、底壁周縁部に砕氷を成形して作ったドーム状の氷
が載置される部分が設けられ、デザート類を覆うように
ドーム状の氷を載置したとき、デザート類とドーム状の
氷とを仕切る環状の凸部が底壁に設けられている容器が
採用される。この容器を用いることにより、ドーム状の
氷が一部溶けても、その水がデザート類と混じらないよ
うにすることができる。
なお、容器をカップ状にし、デザート類及びドーム状の
氷を収容した後、上面開口に蓋を被せて製品化してもよ
い。
「作用及び効果」 本考案によれば、デザート類を、その周囲に空隙を設け
て、砕氷を成形して作ったドーム状の氷で覆ったことに
より、次のような作用及び効果を有する斬新な冷菓を提
供することができる。
(1)デザート類をドーム状の氷で覆ったので、デザー
ト類を冷蔵庫等から出した後でも、冷たい状態に比較的
長時間維持することができる。
(2)デザート類がドーム状の氷で覆われ、食する前に
外部からはデザート類が見えないので、見た目に斬新な
感覚を与える。
(3)ドーム状の氷をくずすと、内部からデザート類が
見えてくるので、食べるときに遊び心が満たされる。
(4)ドーム状の氷をくずしてデザート類と混ぜて食べ
ることができるので、冷たくフレッシュな食味、食感が
得られる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。な
お、第1図〜第4図において、ドーム状の氷1は、細か
く砕いた氷をプレス成形して作ったものである。この氷
1は、外周面に凹凸模様が付せられていてもよい。
実施例1 第1図に示すように、デザート2として、メロン2a、豆
2b、さくらんぼ2c、オレンジ2d、寒天2e、シロップ2f等
からなるフルーツみつ豆を作った。また、容器3とし
て、大皿3aの中央上面に小皿3bを載せたものを用意し
た。そして、デザート2を小皿3bに入れ、デザート2及
び小皿3bを覆うようにドーム状の氷1を被せて大皿3aに
載置した。
この冷菓は、外部からはドーム状の氷1しか見えないの
で、出されたときに斬新な感覚が与えられ、また、氷1
をスプーンでくずすと内部からデザート2が見えてくる
ので、食するときの楽しさが得られた。
更に、氷1をくずして小皿3bに落し、くずした氷をデザ
ート2と混ぜて一緒に食べることにより、冷たくフレッ
シュな味覚が得られた。また、氷は、デザート2のシロ
ップ2fを混ざりあって甘味が付与された。
なお、常温下で時間が経過してドーム状の氷1が一部溶
けても、溶けた水が大皿3aに受けられ、小皿3bには入ら
ないので、デザート2の甘味等が溶けた水によって薄め
られてしまうことはなかった。
実施例2 第2図に示すように、デザート2として、プリン2gとカ
ラメルソース2hとからなるプリンを作った。また、容器
3として、中央部がやや上げ底になってそこに凹部3cが
形成され、この凹部3cの回りに環状の凹部3dが形成さ
れ、凹部3cと3dとの間にリブ状の仕切り3eが形成された
プラスチック製容器を用意した。そして、中央の凹部3c
に上記デザート(プリン)2を載せ、このデザート2を
覆うようにドーム状の氷1を外周の凹部3dに載置した。
この冷菓においても、実施例1と同様な効果が得られ
た。
実施例3 第3図に示すように、デザート2として、あん2i、メロ
ン2a、豆2b、さくらんぼ2c、寒天2e、シロップ2f等から
なるあんみつを作った。また、容器3として、カップ状
の容器本体3fの底部に、環状の仕切り3gをリブ状に形成
し、上面開口に蓋3hが設けられたプラスチック製容器を
用意した。そして、デザート(あんみつ)2を仕切り3g
で囲まれた中央の凹部に入れ、このデザート2を覆うよ
うにドーム状の氷1を仕切り3gの外周に載置し、上面開
口に蓋3hを被せて製品とした。
この冷菓においても、実施例1と同様な効果が得られ
た。また、この冷菓は、容器3に蓋3hを被せることによ
って、通常のカップ入りアイスクリームなどと同様に流
通させることができる。
実施例4 第4図に示すように、デザート2として半球状のアイス
クリームを作った。また、容器3として、カップ状の容
器本体3iに蓋3kが設けられた紙製容器を用意した。そし
て、デザート(アイスクリーム)2を容器本体3iの底部
中央に載置し、更にデザート2を覆うようにドーム状の
氷1を被せて載置し、上面開口に蓋3kを被せて製品とし
た。なお、氷1には、予めシロップを含有させておい
た。
この冷菓においても、実施例1と同様な効果が得られ
た。また、この冷菓は、通常のカップ入りアイスクリー
ムなどと同様に流通させることができる。
実施例5 第5図に示すように、デザート2としてオレンジ2d、キ
ーウイ2j、メロン2a、バナナ2k等の果物の盛りあわせを
作った。また、容器3として、中央部がやや上げ底にな
ってそこに凹部3cが形成され、この凹部3cの回りに環状
の凹部3dが形成され、凹部3cと3dとの間に環状に突出し
た仕切り3eが形成され、更に、仕切り3eから凹部3dに至
る球面状の周壁3jが設けられたプラスチック製容器を用
意した。そして、中央の凹部3cに上記デザート(果物)
2を載せ、このデザート2を覆うようにドーム状の氷1
を外周の凹部3dに載置した。このとき、ドーム状の氷1
の周縁部内面が球面状の周壁3jに当接するようにした。
こうして作られた冷菓は、ドーム状の氷1の周縁部内面
が容器3の周壁3jに当接しているので、氷1が位置ずれ
することなくしっかりと支持され、かつ、移動中にくず
れてしまわないような十分な強度を付与される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図及び第5図は、本考案
による冷菓のそれぞれ異なる実施例を示す断面図であ
る。 1…ドーム状の氷、2…デザート、2a…メロン、2b…
豆、2c…さくらんぼ、2d…オレンジ、2e…寒天、2f…シ
ロップ、2g…プリン、2h…カラメルソース、2i…あん、
2j…キーウイ、2k…バナナ、3…容器、3a…大皿、3b…
小皿、3c…凹部、3d…環状の凹部、3e…仕切り、3f…容
器本体、3g…仕切り、3h…蓋、3i…容器本体、3j…周
壁、3k…蓋。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デザート類を、その周囲に空隙を設けて、
    砕氷を成形して作ったドーム状の氷で覆ったことを特徴
    とする冷菓。
  2. 【請求項2】全体として皿状又はカップ状をなす容器の
    底壁中央部にデザート類が載置され、砕氷を成形して作
    ったドーム状の氷が、前記デザート類をその周囲に空隙
    を設けて覆うように、前記容器の底壁周縁部に配置さ
    れ、前記容器の底壁には、前記デザート類と前記ドーム
    状の氷とを仕切る環状の凸部が設けられていることを特
    徴とする冷菓。
  3. 【請求項3】前記デザート類がフルーツみつ豆、あんみ
    つ、プリン、ゼリー、アイスクリーム、果物、くず切
    り、ところ天から選ばれた一種である請求項1又は2記
    載の冷菓。
  4. 【請求項4】前記ドーム状の氷に甘味料、香料、着色料
    から選ばれた少なくとも一種が添加されている請求項1
    〜3のいずれか1つに記載の冷菓。
JP1989026518U 1989-03-08 1989-03-08 冷 菓 Expired - Lifetime JPH0718308Y2 (ja)

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596488U (ja) * 1982-07-05 1984-01-17 鎗本 雅照 氷食品
JPS6011810Y2 (ja) * 1982-08-19 1985-04-18 雅照 鎗本 氷食品
JPS62146564A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 Seiji Iwao 干菓子入り氷菓及びその製法
JPS62282551A (ja) * 1986-05-30 1987-12-08 Masanori Araki 氷製食品

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JPH02116983U (ja) 1990-09-19

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