JPH0683634B2 - 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法 - Google Patents

可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0683634B2
JPH0683634B2 JP61060784A JP6078486A JPH0683634B2 JP H0683634 B2 JPH0683634 B2 JP H0683634B2 JP 61060784 A JP61060784 A JP 61060784A JP 6078486 A JP6078486 A JP 6078486A JP H0683634 B2 JPH0683634 B2 JP H0683634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
candy
movable center
transparent lid
center according
transparent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61060784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62220150A (ja
Inventor
義男 飯島
正義 牧野
寛 内野
智和 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lotte Co Ltd
Original Assignee
Lotte Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lotte Co Ltd filed Critical Lotte Co Ltd
Priority to JP61060784A priority Critical patent/JPH0683634B2/ja
Publication of JPS62220150A publication Critical patent/JPS62220150A/ja
Publication of JPH0683634B2 publication Critical patent/JPH0683634B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可動センター入りキャンデーおよびその製造
方法に関し、更に詳細には透明キャンデーにて密封され
た中空部に菓子類などからなる可動センターを封入して
なるキャンデーおよびその製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、中空立体形状を有したキャンデーとしては、“細
工キャンデー”の製造方法が知られており、これは適当
な太さを有し節のない竹製パイプの先端に球状に丸めた
半流動状態の引き飴をつけ、次に他の先端より口で空気
を吹き込み該引き飴を膨化させ成形する方法である。こ
れを工業的に行なった例(特公昭60−4700号公報)も見
られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法では内部より膨化させるため特殊な製
造機械が必要であり、中空の中に充填物を入れることは
困難である。また、この方法で膨化させたキャンデーは
肉厚が均一である反面、肉厚が薄く、壊れ易い。
本発明の目的版、特殊な機械装置を必要とせず、簡単な
工程により容易かつ安価に可動センター入り中空キャン
デーを製造することが出来、肉厚を自由に選択でき、喫
食時にセンターの動きが透視出来、見て楽しめると共
に、良好な食感を呈するキャンデー並びにその製造方法
を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、透明キャンデーよりなる凹部体、
透明蓋部、両部を密封的に固定する透明キャンデー部、
前記3部により構成される密封中空部に可動センター部
を封入してなることを特徴とする可動センター入りキャ
ンデーであり、所望形状の逆凹形モールドに溶融キャン
デーを注入し固化した後これを取出して透明キャンデー
よりなる凹部体を得、前記凹部体に所望の可動センター
部を収容し、前記凹部体に相応する透明蓋部を別に調製
し、前記透明蓋部を凹部体上に載置し、前記凹部体と透
明蓋部を溶融キャンデーにより固定することにより密封
中空部を構成することを特徴とする可動センター入りキ
ャンデーの製造方法である。
本発明に使用される透明キャンデーとしては、透明であ
る以外に特に制限はなく、一般的に使用される砂糖と水
飴との比3:1〜1:1程度の物が好適に使用できる。その他
高マルトース含有糖による透明ハードキャンデー(特公
昭57−34788号公報)が知られており、更に必要に応じ
他の糖類、食用油脂、食品乳化剤、香料、色素、呈味
料、有機酸を添加しても良い。
可動センターとしては、中空内部で可動であり、キャン
デーの目的に副うものであれば特に制限はなく、液体及
び固形物から選択される。液体としては低凝固点の油
脂、例えば−5℃においても液状を保持する食用油脂類
及び水溶性液体類が対象となり、固形物としては菓子
類、例えばキャンデー類・ゼリー・ラムネパウダーなど
の粉末、打錠菓子、チョコレートなどが挙げられ、その
他乾燥果実、種子類などの食品類が挙げられる。更に、
非食品固形物も宣伝などの必要に応じて使用することも
出来、例えばプラスチック動物や漫画主人公などの小型
玩具、装飾物、印刷板などである。
非食品固形物や液体は、凹部体内に嵌合するプラスチッ
ク密閉容器に収容して使用することにより、本発明の可
動センターの範囲を拡大することが出来る。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 透明キャンデーの調製: 砂糖50部、水飴50部を145℃まで煮詰めたものを以下の
実施例の透明キャンデーの生地とし、このキャンデー生
地を所望の型に注入して冷却固化することにより透明キ
ャンデーを得ることが出来る。
実施例2 第1図(a)の逆凹形の成形型1に実施例1で得たキャ
ンデー生地を注入、冷却、固化して第1図(b)に示す
凹部体2を得る。凹部体2の上面3を熱風で加熱溶融
し、凹部体の中に可動センター部としてのキャンデー粒
4を入れ〔第1図(c)〕、実施例1で得たキャンデー
生地で別に調製した上面3に丁度対応する透明蓋部5を
上面3の上に載置押圧して可動センター入りキャンデー
6〔第1図(d)〕を得た。
実施例3 実施例2と異なる点は、第2図(c)に示すように凹部
体2を丁度納める型7にキャンデー粒4を入れた凹部体
2を収容し、上面3の開口径より大きく、上面3の外径
より小さい径を有する透明蓋部5を載置し、キャンデー
生地8を型7に注入して透明蓋部5を完全に被覆し〔第
2図(d)〕、凹部体2と透明蓋部5とが強固に固定さ
れた可動センター入りキャンデー6〔第2図(e)〕を
得た。
実施例4 実施例3と異なる点は、第3図(a)に示すように、逆
凹形の成形型1の内底凸部に段差9を備え、従って得ら
れる凹部体2の内壁に段差9が形成され〔第3図
(b)〕、透明蓋部5は段差9に密接支持され〔第3図
(c)〕、実施例3のように型7なしで透明キャンデー
8を凹部体2の上面3と透明蓋部5とを完全に被覆した
可動センター入りキャンデー6〔第3図(d)〕を得
た。
実施例5 実施例4と異なる点は、成形型1の内底凸部に段差でな
く錐台形の傾斜10を備え、従って得られる凹部体2の内
壁に傾斜10が形成され〔第4図(b)〕、透明キャンデ
ーの蓋部5は傾斜10に密接支持され〔第4図(c)〕、
凹部体2の上面3と透明蓋部5とを完全に被覆固定した
可動センター入りキャンデー6を得た。
実施例6 実施例5と異なる点は、透明キャンデー蓋部を把手付き
透明プラスチック蓋部11を使用したことで、把手は予め
凹部体2に設けられた切欠を介して支持される(第5
図)。
実施例7 第6図(a)、(b)、(c)、及び(d)は凹部体
2、透明蓋部5、及び透明キャンデー部8との各種係合
による固定支持の例を示すものであって、可動センター
部として金魚形キャンデー12とサラダ油13を使用してい
る。
実施例8 第7図は第6図(d)と異なり、把手付き透明プラスチ
ック蓋11はプラスチック容器を兼ね、このプラスチック
容器中に水14と精巧なプラスチック製金魚15を収容し、
前記プラスチック容器は凹部体2中に丁度嵌入できる密
閉容器として構成され、キャンデー喫食後に装飾品とし
て使用できるようにしたものである。このように構成す
ることにより、液体として水の使用が可能となり、各種
非食品固形物の使用が選択可能とされる。
以上、本発明に係る可動センター入りキャンデー及びそ
の製造方法について、好適な実施例を挙げ、添付図面に
よって詳細に説明したが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の精神を逸脱しない範囲におい
て種々の変化がなされ得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によると、容易かつ安価に可動センター入りキャ
ンデーを製造することが出来、喫食時にセンターの動き
が透視出来、見て楽しめると共に、良好な食感を呈する
可動センター入りキャンデーを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は凹部体と透明蓋部の間に固定透明キャンデー部
がある可動センター入りキャンデーの製造工程説明図、
第2図は透明蓋部上部に固定透明キャンデーがある可動
センター入りキャンデーを型7を使用する製造工程説明
図、第3図は凹部体の内壁に段差を設けて透明蓋部を支
持する可動センター入りキャンデーの製造工程図、第4
図は凹部体の内壁に傾斜を設けて透明蓋部を支持する可
動センター入りキャンデーの製造工程図、第5図は把手
付きプラスチック透明蓋部を使用した可動センター入り
キャンデーの説明図、第6図は各種の別の形態の凹部
体、透明蓋部及び透明キャンデーの固定を示す説明図、
第7図は把手付きプラスチック蓋部がプラスチック容器
を兼ねて構成された可動センター入りキャンデーの説明
図である。 1……逆凹形の成形型 2……凹部体 3……上面 4……キャンデー粒(可動センター部) 5……透明蓋部 6……可動センター入りキャンデー 7……型 8……キャンデー生地(固定用透明キャンデー) 9……段差 10……傾斜 11……把手付き透明プラスチック蓋部 12……金魚形キャンデー 13……サラダ油 14……水 15……プラスチック製金魚

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明キャンデーよりなる凹部体と、透明蓋
    部と、これらの両部材を密封的に固定する透明キャンデ
    ー部とからなり、前記3部材により構成される密封中空
    部に可動センター部を封入することを特徴とする可動セ
    ンター入りキャンデー。
  2. 【請求項2】透明蓋部はキャンデー又はプラスチックよ
    りなる特許請求の範囲第1項記載の可動センター入りキ
    ャンデー。
  3. 【請求項3】プラスチック透明蓋部は把手用延在部を有
    する特許請求の範囲第2項記載の可動センター入りキャ
    ンデー。
  4. 【請求項4】可動センター部は液体油脂、固形物又はこ
    れらの組合せからなる特許請求の範囲第1項記載の可動
    センター入りキャンデー。
  5. 【請求項5】固形物は可動状の菓子類、乾燥果実類、種
    子類又はこれらの組合せよりなる特許請求の範囲第4項
    記載の可動センター入りキャンデー。
  6. 【請求項6】固形物は小型玩具、装飾物又は印刷板など
    の非可食物よりなる特許請求の範囲第4項記載の可動セ
    ンター入りキャンデー。
  7. 【請求項7】所望形状の逆凹形モールドに溶融キャンデ
    ーを注入し固化した後これを取出して透明キャンデーよ
    りなる凹部体を得、前記凹部体に所望の可動センター部
    を収容し、前記凹部体に相応する透明蓋部を別に調製
    し、前記透明蓋部を凹部体開口を閉塞するように載置
    し、前記凹部体と透明蓋部を溶融キャンデーにより固定
    することにより密封中空部を構成することを特徴とする
    可動センター入りキャンデーの製造方法。
  8. 【請求項8】凹部体上面を熱風にて溶融し透明蓋部を押
    圧固定することを特徴とする特許請求の範囲第7項記載
    の可動センター入りキャンデーの製造方法。
  9. 【請求項9】透明蓋部は凹部体開口部により密接支持さ
    れ溶融キャンデーを前記透明蓋部上部に注入固化せしめ
    て凹部体と透明蓋部を固定することを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の可動センター入りキャンデーの製
    造方法。
  10. 【請求項10】凹部体上部より大形の透明蓋部を載置密
    接支持せしめる特許請求の範囲第9項記載の可動センタ
    ー入りキャンデーの製造方法。
  11. 【請求項11】凹部体内面の段部により透明蓋部を密接
    支持する特許請求の範囲第9項記載の可動センター入り
    キャンデーの製造方法。
  12. 【請求項12】凹部体内面の傾斜により透明蓋部を密接
    支持する特許請求の範囲第9項記載の可動センター入り
    キャンデーの製造方法。
  13. 【請求項13】透明蓋部をキャンデー又はプラスチック
    より調製する特許請求の範囲第7項乃至第12項のいずれ
    か1項に記載の可動センター入りキャンデーの製造方
    法。
  14. 【請求項14】プラスチック透明蓋部は把手用延在部を
    有する特許請求の範囲第13項記載の可動センター入りキ
    ャンデーの製造方法。
  15. 【請求項15】プラスチック透明蓋部は凹部体内に嵌合
    するプラスチック密閉容器の蓋部である特許請求の範囲
    第13項又は第14項記載の可動センター入りキャンデーの
    製造方法。
  16. 【請求項16】可動センター部は液体油脂、固形物又は
    これらの組合せからなる特許請求の範囲第7項記載の可
    動センター入りキャンデーの製造方法。
  17. 【請求項17】固形物は可動状の菓子類、乾燥果実類、
    種子類又はこれらの組合せよりなる特許請求の範囲第15
    項記載の可動センター入りキャンデーの製造方法。
  18. 【請求項18】固形物は小型玩具、装飾物又は印刷板な
    どの非可食物よりなる特許請求の範囲第15項記載の可動
    センター入りキャンデーの製造方法。
JP61060784A 1986-03-20 1986-03-20 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0683634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61060784A JPH0683634B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61060784A JPH0683634B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62220150A JPS62220150A (ja) 1987-09-28
JPH0683634B2 true JPH0683634B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=13152262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61060784A Expired - Lifetime JPH0683634B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683634B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5066502A (en) * 1988-12-05 1991-11-19 Eales George E Confection and safety support handle
AT395932B (de) * 1990-10-17 1993-04-26 Tree Elisabeth Mag Dr Essbare dekorationsauflage fuer speisen
DE29703131U1 (de) * 1997-02-21 1997-05-07 Zeta Espacial Süßware mit Verpackung
US6187350B1 (en) * 1997-06-12 2001-02-13 Zeta Espacial S.A. Combination confectionary product
KR100367730B1 (ko) * 2000-05-08 2003-01-14 주식회사 지에프 입체형 그림스틱캔디 제조용 대칭형 형틀과 그를 이용한입체형 그림스틱캔디의 제조방법
JP5163696B2 (ja) * 2010-05-31 2013-03-13 ユーハ味覚糖株式会社 生チョコレート様組成物をセンターとして有するソフトキャンディ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62220150A (ja) 1987-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6024995A (en) Food product with a filling and a method of producing it
US4517205A (en) Co-deposited two-component hard candy
US4104405A (en) Food product having expanded confection and method of manufacture
US4759937A (en) Technique for molding edible popcorn art objects
MX2013000465A (es) Paleta formada con molde rellenada de chocolate y metodo de fabricacion de la misma.
WO2009135661A1 (en) Moulding of chocolate
JPH0683634B2 (ja) 可動センタ−入りキヤンデ−およびその製造方法
GB2196828A (en) Gelatine confectionary product
EP2084970B1 (en) Equipment for the realization of decorations on food
JP2896241B2 (ja) 組み合せ菓子
US20040071831A1 (en) Anatomically correct candy novelty
JPS62248463A (ja) 液相を内部に包含したゼリー体の製造法
JPS6075236A (ja) ゼリ−を載置したチヨコレ−ト菓子の製造法
RU2813600C1 (ru) Кондитерское изделие шоколадная "бомбочка" для помещения в горячий напиток
RU2315481C1 (ru) Способ изготовления составного фигурного кондитерского изделия
CN110384160A (zh) 一种充气调味造型巧克力配方及工艺
JP4124951B2 (ja) 一体成形の中空外皮を備えた食品
RU2355178C1 (ru) Способ производства шоколадного изделия сложной конфигурации с высокой детализацией
JP3070600U (ja) カスタードプリンの製造型と、この製造型より得られるカスタードプリン製品と、このカスタードプリン製品の容器
JP2003102387A (ja) シュー菓子及びその製造方法
EP4287838A1 (en) Specialty food products and methods for manufacturing the same
JPH02265436A (ja) スティック付きキャンデー菓子及びその製造方法
JPS595342Y2 (ja) 食品
JP3032988U (ja) チョコレート菓子
CN113519679A (zh) 一种童趣diy碗仔糖果的制备方法