JPH07182883A - 不揮発性メモリ自動書き込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不揮発性メモリ書き込み装置において、自動
的にメモリの新規交換または交換設置を判断する。 【構成】 不揮発性メモリ１内の特定アドレスのデータ
とあらかじめ決められたキーワードとを比較判断する不
揮発性メモリ交換入力判断部２と、この判断部２の判断
結果に応じて不揮発性メモリ１へのデータの書き込み命
令を出力しあるいは停止する不揮発性メモリ書き込み命
令出力処理部３とを備え、特定アドレスのデータとキー
ワードとが一致した場合にはデータの書き込み命令を停
止し、また特定アドレスのデータとキーワードとが一致
しない場合にはデータの書き込み命令を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は不揮発性メモリにデータ
を書き込む不揮発性メモリ書き込み装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来より不揮発性メモリに工場設定値を
書き込む方法として種々の方法が考えられている。この
工場設定値は、テレビジョン受像機の画面調整等を行う
ために、０あるいは１のデータとして不揮発性メモリ内
に書き込む。

【０００３】以下、従来の不揮発性メモリにデータを書
き込む不揮発性メモリデータ書き込み装置の一例につい
て説明する。

【０００４】図２は従来の不揮発性メモリ書き込み装置
のブロック図である。図２において、４は操作部、５は
操作部４の書き込み命令ボタンが押されたかどうかの情
報の入力を行うための不揮発性メモリ書き込み命令入力
処理部、６は不揮発性メモリ書き込み命令出力処理部
で、不揮発性メモリ書き込み命令入力処理部５の情報に
より不揮発性メモリ７にデータを書き込むための不揮発
性メモリ書き込み命令を出力し、不揮発性メモリにデー
タを書き込むためのものである。

【０００５】まず、不揮発性メモリ７を新規に設置しま
たは交換設置し、操作部４の不揮発性メモリ書き込み命
令ボタン８を押す。次に、この操作部４の書き込み命令
ボタン８が押されて操作部４が操作されたという情報
が、不揮発性メモリ書き込み命令入力処理部５に入力さ
れ、不揮発性メモリ７が新規に設置されまたは交換設置
されたという情報を出力する。次に不揮発性メモリ書き
込み命令入力処理部５の情報により、不揮発性メモリ書
き込み命令出力処理部６が、不揮発性メモリデータ書き
込み命令を出力し、不揮発性メモリにデータを書き込
む。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような不揮発性メモリ書き込み装置は、不揮発性メモリ
書き込み命令出力処理部を動作させるために、不揮発性
メモリ書き込みボタンを押すなどの、操作部を操作する
という人為的な作業が必要である。

【０００７】この作業はサービスマンなど作業者の手に
よる場合が多く、また生産工程においても操作部を操作
するという、１工程が必要である。

【０００８】本発明は上記問題点に鑑み不揮発性メモリ
交換入力判断部を追加することにより自動的に不揮発性
メモリ書き込み命令出力部が動作することを可能とした
不揮発性メモリ書き込み回路を提供するものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに本発明の不揮発性メモリ書き込み装置は、不揮発性
メモリ内の特定アドレスのデータとあらかじめ決められ
たキーワードとを比較判断する判断部と、この判断部の
判断結果に応じて不揮発性メモリへのデータの書き込み
命令を出力あるいは停止する不揮発性メモリ書き込み命
令出力処理部を備え、特定アドレスのデータとキーワー
ドとが一致した場合にはデータの書き込み命令を停止
し、また特定アドレスのデータとキーワードとが一致し
ない場合にはデータの書き込み命令を出力するものであ
る。

【００１０】

【作用】この構成によって不揮発性メモリが新規または
交換設置されたか否かを、人間が判断して次の動作を指
示するのではなく、不揮発性メモリ交換入力判断部が判
断し、この判断結果に基づき自動的に不揮発性メモリ書
き込み命令出力処理部が動作する。

【００１１】

【実施例】以下本発明の一実施例における不揮発性メモ
リ書き込み装置について、図１を参照しながら説明す
る。

【００１２】図１において、１は不揮発性メモリ、２は
不揮発性メモリ１が新規に設置されまたは交換設置され
たかを判断する不揮発性メモリ交換入力判断部であり、
この不揮発性メモリ交換入力判断部２にはあらかじめ決
められたキーワードが設定入力されている。３は不揮発
性メモリ書き込み命令出力処理部で、不揮発性メモリ交
換入力判断部２の判断結果に応じて、不揮発性メモリに
データを書き込むか否かを切り換えるためのものであ
る。

【００１３】以上のような構成の不揮発性メモリ書き込
み装置について、その動作を説明する。

【００１４】まず、不揮発性メモリ１がテレビジョンセ
ットに設置されると、不揮発性メモリ交換入力判断部２
は不揮発性メモリの特定のアドレス（たとえば、ＦＦ番
地と決めておく）のデータをあらかじめ決められている
キーワードと比較する。

【００１５】比較の結果、特定アドレスのデータがキー
ワードと等しければ、不揮発性メモリが新規または交換
設置されていないと判断し、不揮発性メモリ書き込み命
令出力処理部３へは、不揮発性メモリ書き込み命令を出
力しない情報を送る。

【００１６】また、特定アドレスのデータがキーワード
と等しくなければ不揮発性メモリ１が新規に設置されま
たは交換設置されたと判断し、不揮発性メモリ書き込み
命令出力処理部３に対して不揮発性メモリ書き込み命令
を出力するための情報を送る。書き込み命令を出力した
場合、不揮発性メモリ書き込み命令出力処理部３は、デ
ータ書き込み終了後に特定のアドレスにあらかじめ決め
られているキーワードを書き込み、作業を終了する。こ
のようにして、新規でないメモリには、すべて特定アド
レスに所定のキーワードを記録しており、新規のメモリ
には、特定アドレスにキーワードを記録していないの
で、人為的な判断をする必要もなくメモリが新しいか否
かを判断することができる。

【００１７】以上のように本実施例によれば、従来の不
揮発性メモリ書き込み装置の不揮発性メモリ書き込み命
令入力処理部に、新たに不揮発性メモリ交換入力判断部
を加え、不揮発性メモリを新規に設置しまたは交換設置
したときに、不揮発性メモリ書き込み命令を出力させる
情報が、不揮発性メモリ交換入力判断部から不揮発性メ
モリ書き込み命令出力処理部に出力されたことによっ
て、従来例にはない自動的に不揮発性メモリにデータを
書き込むことができる装置を実現している。

【００１８】

【発明の効果】本発明は、人為的な判断によることな
く、不揮発性メモリが新規に設置されまたは交換設置さ
れたか否かを判断することができるので、自動的に不揮
発性メモリにデータを書き込むことを可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における不揮発性メモリ書き
込み装置のブロック図

【図２】従来の不揮発性メモリ書き込み装置のブロック
図

【符号の説明】

１ 不揮発性メモリ ２ 不揮発性メモリ交換入力判断部 ３ 不揮発性メモリ書き込み命令出力処理部 ４ 操作部 ５ 不揮発性メモリ書き込み命令入力処理部 ６ 不揮発性メモリ書き込み命令出力処理部 ７ 不揮発性メモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 あらかじめ決められたキーワードを有
   し、不揮発性メモリ内の特定アドレスのデータと前記キ
   ーワードとを比較判断する判断部と、前記判断部の判断
   結果に応じて不揮発性メモリへのデータの書き込み命令
   を出力しあるいは停止する不揮発性メモリ書き込み命令
   出力処理部を備え、前記特定アドレスのデータと前記キ
   ーワードとが一致した場合には前記データの書き込み命
   令を停止し、また前記特定アドレスのデータと前記キー
   ワードとが一致しない場合には前記データの書き込み命
   令を出力する不揮発性メモリ自動書き込み装置。