JPH0718183Y2 - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JPH0718183Y2
JPH0718183Y2 JP1989144884U JP14488489U JPH0718183Y2 JP H0718183 Y2 JPH0718183 Y2 JP H0718183Y2 JP 1989144884 U JP1989144884 U JP 1989144884U JP 14488489 U JP14488489 U JP 14488489U JP H0718183 Y2 JPH0718183 Y2 JP H0718183Y2
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JP
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support plate
vibrating piece
welding
bent
lead wire
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JP1989144884U
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金三 所
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River Eletec Corp
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River Eletec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は水晶振動子における振動片の支持構造に関する
ものである。
従来の技術 従来、特に水晶振動片の長さ寸法がリード線ピッチ寸法
に近似した水晶振動片を搭載する場合、上端部に拡径し
た平坦部01を形成した一対のリード線02を基板03に貫通
して絶縁性部材04を介して保持し、この拡径平坦部01に
弾性支持板05の端部下面を溶接し、該支持板05を溶接端
部から上方へ折曲して、その上方端部06に水晶振動片07
を接着保持し、基板03上に蓋体08を被着して振動片07を
容器内に封入した水晶振動子09が知られている(第6図
(a),(b),(c)参照)。
考案が解決しようとする課題 上記従来技術にあっては、弾性支持板を溶接するリード
線の上端部(頂面)が軸部より大径に形成されているの
で、溶接面積が比較的大で溶接がし易く、また支持板が
折曲形成されていることにより、水晶振動片の弾性支持
効果を向上することができる。
しかしながら、支持板が上方へ屈曲した状態では、この
上方へ折り返された部分が支持板とリード線頂面との溶
接部の上方に位置することになるので、上記溶接時上方
への折返し片が障害になって溶接電極を上方から溶接位
置に降下させることができない。
そのために、通常は溶接電極降下時支持板の折り返し片
が障害にならない範囲で、支持板を直線状に延ばした状
態で、溶接電極を降下させて支持板をリード線頂面に溶
着し、溶着後に支持板の一部を上方へ屈曲して折返し片
を形成していた。
したがって、この支持板の折返し作業は基板に取り付け
られたリード線上で行うので面倒であるばかりか、該取
付部等他部分に影響を生じないよう慎重さが要求され、
また振動片載置部の寸法や折曲部分等の精度を出すこと
が困難であった。
本考案は、このような難点を克服し、支持板の精度を損
じることなく支持板をリード線上部に容易に溶接するこ
とができ、さらに薄型に構成可能な水晶振動子を提供し
ようとするものである。
課題を解決するための手段及び作用 本考案は、上記目的を達成するために、基板に貫通保持
した一対のリード線に弾性支持板を固着して、その上部
に水晶振動片を固定し、該基板に蓋体を被着して水晶振
動片を箱型容器に封入した水晶振動子において、前記一
対のリード線の上部を折曲するとともにその上部に平坦
面を形成し、該平坦面上に弾性支持板の下端が溶接さ
れ、該弾性支持板は溶接部上方を避けて斜め上方に延び
るように構成したことを特徴とする水晶振動子としたも
ので、水晶振動片はリード線上に接合された支持板によ
って弾性的に支持され、その振動は一対のリード線を介
して容器の外部に電気的に導出される。
実施例 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は蓋体を除いた水晶振動子の分解斜視図で、第2
図は一部を断面で示した側面図である。
1は金属材等からなる箱型容器の基板で、一対のリード
線2、2を挿通する孔3、3が穿設されるとともに外周
が薄肉に形成され、その上面には蓋体4の側壁5の下端
外周の鍔部6と係合する突条7が形成されている。
上記リード線2は上部が略直角に基板1の長手方向内側
に折曲されて折曲部8が形成されるとともに折曲部8の
上面は平坦面に作られ、リード線2は折曲部8が基板1
の上方に突出するようにしてその軸部10が前記基板1の
挿通孔3に挿通された後溶融ガラス9により気密かつ絶
縁的に固定される。
上記折曲部8の上部平坦面には、金属材料からなる弾性
支持板11の下方水平部12が載置され、第5図に示すよう
に溶接電極Aが上方から下方水平部12を押圧して支持板
11をリード線2に溶接する。
弾性支持板11には上記下方水平部12から外方斜め上方に
延びる本体13が構成され、本体13の上部に水晶振動片15
の載置部14が形成されている。本体13は溶接部である下
方水平部12から溶接部を避けるように斜め上方に延びて
いるので、前記溶接に際し溶接電極Aの下降の障害とな
らない。
一対の弾性支持板11の載置部14に所定長の水晶振動片15
が載置され、振動片15は導電性接着剤16によって支持板
11に機械的に保持されるとともに電気的に接続される。
上記のようにして、基板1上に水晶振動片15が取付けら
れた後、前記した基板1の外周に設けた突条7に蓋体4
の下端外周の鍔部6を係合し、溶接によって気密に封止
される。
本実施例は、このようにして水晶振動片15を箱型容器に
封入した振動子17が構成され、振動片15の振動は弾性支
持板11を介してリード線2の軸部10から容器外に電気的
に導出される。
そして、本実施例は弾性支持板11が溶接部から溶接部を
避けて斜め上方に延びているので、リード線2に弾性支
持板11を溶接する際、溶接電極Aを支障なく降下させる
ことができ、溶接作業を容易かつ確実に行うことができ
る。
第3図に示す実施例では一対のリード線2、2を互いに
外側に折曲げて折曲部18、18を形成し、この折曲部18に
弾性支持板19の下方水平部20が溶接され、支持板19には
内方斜め上方に延びる本体21、その上方の水晶振動片載
置部22が形成されている。この構成も溶接部である下方
水平部20の上方に支持板本体21が位置しないので溶接電
極Aによる溶接作業に支障を生じない。
第4図に示すものは、第1〜3図に示すリード線2の変
形例で、上部折曲部23の下面に補強用のリブ24が形成さ
れており、溶接時リード線2にかかる溶接電極の押圧力
をこのリブ24によって強固に支えようとするものであ
る。なお、リブ24の代りにあるいはリブ24とともに折曲
角部に丸み(アール)を付けてもよく、この場合も同様
に補強効果を奏し得る。
考案の効果 本考案は、弾性支板がリード線との溶接部の直上を避け
て上方に延設されるように構成されることにより、リー
ド線上に弾性支持板を溶接するとき溶接電極の降下押圧
に支障を生じることがなく、溶接作業を容易かつ確実に
行うことができ、また、屈曲部がなくばね高さを減じる
ことができて振動子の小型化をはかることができる。
さらに、リード線を折曲した部分の上面に弾性支持板が
溶接される構成となっているので、弾性支持板が支持す
る水晶振動片の長さに応じて弾性支持板の溶接位置を自
由に変更することができる。
したがって、箱型容器の高さ方向の寸法を変えることな
く、長さの異なる多種の水晶振動片を収納することが可
能で、容器を薄型にして小型化することができ、この種
電子部品に特に要求される軽薄短小化に沿うことができ
る。また、弾性支持板の下端を溶接するリード線の折曲
部の上部が平坦面に形成されているので、この点からも
溶接作業を一層容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水晶振動子の蓋体を除いた分解斜
視図、第2図は同振動子の一部を断面で示した側面図、
第3図は他の実施例の同側面図、第4図はリード線の変
形図で(a)は側面図、(b)は正面図、第5図は弾性
支持板とリード線の溶接図、第6図(a),(b),
(c)は従来の水晶振動子の要部断面図である。 1……基板、2……リード線、3……挿通孔、4……蓋
体、5……側壁、6……鍔部、7……突条、8……折曲
部、9……ガラス、10……軸部、11……弾性支持板、12
……下方水平部、13……本体、14……振動片載置部、15
……水晶振動片、16……導電性接着剤、17……振動子、
18……折曲部、19……弾性支持板、20……下方水平部、
21……本体、22……振動片載置部、23……折曲部、24…
…リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に貫通保持した一対のリード線に弾性
    支持板を固着して、その上部に水晶振動片を固定し、該
    基板に蓋体を被着して水晶振動片を箱型容器に封入した
    水晶振動子において、前記一対のリード線の上部を折曲
    するとともにその上部に平坦面を形成し、該平坦面上に
    弾性支持板の下端が溶接され、該弾性支持板は溶接部の
    直上を避けて上方に延びるように構成したことを特徴と
    する水晶振動子。
JP1989144884U 1989-12-18 1989-12-18 水晶振動子 Expired - Lifetime JPH0718183Y2 (ja)

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JP1989144884U JPH0718183Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 水晶振動子

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JPH0384632U JPH0384632U (ja) 1991-08-28
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