JP2527417Y2 - ヨーレートセンサ - Google Patents

ヨーレートセンサ

Info

Publication number
JP2527417Y2
JP2527417Y2 JP1990122615U JP12261590U JP2527417Y2 JP 2527417 Y2 JP2527417 Y2 JP 2527417Y2 JP 1990122615 U JP1990122615 U JP 1990122615U JP 12261590 U JP12261590 U JP 12261590U JP 2527417 Y2 JP2527417 Y2 JP 2527417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
yaw rate
rate sensor
processing circuit
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990122615U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0478513U (ja
Inventor
慎二 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP1990122615U priority Critical patent/JP2527417Y2/ja
Publication of JPH0478513U publication Critical patent/JPH0478513U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527417Y2 publication Critical patent/JP2527417Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の概要 本考案は振動子が気密状態に維持され、振動子に結露
が生じることのないヨーレートセンサを提供するもので
あって、振動子を含む振動体部がシールケースにより振
動子台上に気密にシールされており、前記振動子が安定
的に発振し、回転角速度を正確に測ることができるもの
である。
産業上の利用分野 本考案はヨーレートセンサ、より詳細には振動体部お
よび信号処理回路部を備え、車体の回転角速度等を検知
するのに使用されるヨーレートセンサに関する。
従来の技術 従来のこの種ヨーレートセンサは第12図及び第13図に
示したように構成されており、振動子台10上に接続用の
銅パターンが形成されたプリント基板11が貼着されてお
り、このプリント基板11上方に振動子13がピン12によっ
て支持されてプリント基板11に固定されている。そして
これらプリント基板11及び振動子13によって振動体部14
が構成されている。
振動子台10の下方には信号処理回路部16が配設されて
おり、この信号処理回路部16と振動体部14とは接続コー
ド24によって電気的に接続されており、信号処理回路部
16には入出力ケーブル26が接続されている。
外装ケース19は底板17と蓋体18とにより構成されてお
り、底板17には振動体部14及び信号処理回路部16の取り
付け部20が形成されており、この取り付け部20には信号
処理回路部16が直接的に取り付けられ、振動体部14はゴ
ムダンパ22及び信号処理回路部16を介して取り付け部20
に取り付けられている。
これら振動体部14及び信号処理回路部16の取り付け部
20への取り付けは、ネジ23を取り付け部20に螺合させる
ことにより行なわれている。
考案が解決しようとする課題 上記したようなヨーレートセンサにあっては、振動子
13が気密性を有するカバーで覆われていないため、振動
子13に結露が生じることがあり、結露が生じると振動子
13の基本振動数が変化してしまい、ヨーレートセンサの
出力に誤差を生じてしまうといった課題があった。
また振動体部14と信号処理回路部16とは底板17に共締
めにより取り付けられているため、取り付け状態が不安
定であると同時に組み立てに手間取るといった課題があ
った。
本考案は上記した課題に鑑み考案されたものであっ
て、振動子が気密状態で維持され、振動子に結露が生じ
ることのない、また組み立て工程が簡単で、しかも安定
的に各部品を取り付けることができるヨーレートセンサ
を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記した目的を達成するために本考案に係るヨーレー
トセンサは、振動体部および信号処理回路部を備えたヨ
ーレートセンサにおいて、前記振動体部がシールケース
により振動子台上に気密にシールされると共に、前記振
動子台の前記振動体部と反対側には前記信号処理回路部
が固着され、これら振動体部および信号処理回路部が外
装ケースに発泡樹脂層を介して固定されていることを特
徴とする。
作用 上記した構成によれば、振動体部を構成する振動子に
結露が生じることはなく、該振動子は安定的に発振し、
正確に回転角速度が測られると共に、前記外装ケースか
ら前記振動体部に伝わる衝撃が前記発泡樹脂層により緩
和され、ゴムダンパによる場合よりも、外部の影響を受
けることがより少なくなり、一層正確に回転角速度を測
ることが可能となる。
実施例 以下、本考案に係るヨーレートセンサの実施例を図面
に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能を有す
る構成部品については同一の符号を付すこととする。
まず第1の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明
する。
第1図乃至第4図において30は金属製の振動子台であ
り、この振動子台30の上方に、接続用の銅パターンが形
成されたプリント基板11が取り付け用のピン31を介して
振動子台30に固定されており、このプリント基板11の上
方に振動子13がピン12によって支持されてプリント基板
11に固定されている。
そしてこれらプリント基板11及び振動子13によって振
動体部14が構成されており、この振動体部14は、溶接に
より振動子台30に気密に固着されたシールケース29によ
り外部と遮断され、気密性が維持されている。
振動子台30の下方には信号処理回路部32が取り付け用
ピン31を介して取り付けられており、この取り付け用ピ
ン31により信号処理回路部32と振動体部14とは電気的に
接続されている。信号処理回路部32には接続線42が取り
付けられており、この接続線42は外装ケース36のコネク
タ部38に取り付けられたコネクタピン40に接続されてい
る。
外装ケース36は本体部34と蓋体35とにより構成されて
おり、本体部34には振動子台30の取り付け部37が形成さ
れており、この取り付け部37には振動子台30がゴムダン
パ22を介して取り付けられている。この振動子台30の取
り付け部37への取り付けは、ネジ23を取り付け部37に螺
合させることにより行なわれている。
また外装ケース36のコネクタ部38には第4図に示した
ように孔39が形成され、これら孔39にコネクタピン40が
挿通され、コネクタピン40はフレキシブル基板41に半田
付けにより固定されており、コネクタピン40に上記した
ように接続線42が接続されている。
この接続線42は第4図(b)に示したように電線ケー
ブルであっても良く、またコネクタ部38は第5図に示し
たように、コネクタピン40を本体部34側に一体的に取り
付けておき、その後フレキシブル基板41をコネクタピン
40に挿通させて取り付ける構成となしても良い。
このように構成されたヨーレートセンサにあっては、
振動体部14がシールケース29により振動子台30上に気密
にシールされているので、振動体部14を構成する振動子
13に結露が生じることはなく、振動子13は安定的に発振
し、常に正確に回転角速度を測ることができる。
また、振動子台30の振動体部14の取り付け面と反対側
の面には信号処理回路部32が固着され、振動子台30が外
装ケース36にゴムダンパ22を介して固定されているの
で、共締めによる場合と相違し、振動体部14および信号
処理回路部32を外装ケース36に安定的に取り付けること
ができ、また組み立て工程も容易なものとなる。
次に第2の実施例を第6図及び第7図に基づいて説明
する。
本実施例に係るヨーレートセンサにあっては、外装ケ
ース45が本体部43と蓋体44とから構成されており、本体
部43に振動体部14を取り付けるための第1の取り付け部
46と、信号処理回路部48を取り付けるための第2の取り
付け部47とが形成されている。
振動体部14は上記した第1の実施例の場合と同様に、
シールケース29により気密に維持された状態で振動子台
30に固定されており、この振動子台30がゴムダンパ22を
介して第1の取り付け部46に取り付けられている。他
方、信号処理回路部48は第2の取り付け部47にネジ23を
用いて直接的に取り付けられており、また信号処理回路
部48はコネクタ部49側に延設されてコネクタピン40が取
り付けられており、接続線42を必要としない構造となっ
ている。
かかる構成のヨーレートセンサにあっては、上記ヨー
レートセンサの場合と同様に、振動体部14を構成する振
動子13に結露が生じることはなく、振動子13は安定的に
発振し、正確に回転角速度を測ることができると共に、
振動体部14が信号処理回路部48の影響を受けることが少
なくなり、より一層正確な回転角速度を測ることが可能
となる。
またコネクタ部49は第8図に示したように、本体部43
側にコネクタピン40を一体的に形成しておき、その後信
号処理回路部48側を挿通させて取り付ける構造となして
も良い。
次に第9図に示した第3の実施例について説明する。
本実施例に係るヨーレートセンサにあっては、外装ケ
ース55が本体部56と蓋体57とから構成されており、本体
部56に信号処理回路部48を取り付けるための第2の取り
付け部47のみが形成されており、信号処理回路部48が第
2の取り付け部47にネジ23により直接的に固定される一
方、振動子台30はゴムダンパ22に介して信号処理回路部
48に取り付けられている。
振動体部14は上記した第1の実施例の場合と同様に、
シールケース29により気密に維持された状態で振動子台
30に固定されており、この振動子台30が上記したように
ゴムダンパ22を介して信号処理回路部48に取り付けられ
ている。
また信号処理回路部48はコネクタ部49側に延設されて
コネクタピン40が取り付けられており、接続線42を必要
としない構造となっている。
かかる構成のヨーレートセンサにあっては、上記ヨー
レートセンサの場合と同様に、振動体部14を構成する振
動子13に結露が生じることはなく、振動子13は安定的に
発振し、正確に回転角速度を測ることができる。また、
外装ケース55から振動体部14に伝わる衝撃が信号処理回
路部48を介して伝えられるため、外部の影響を受けるこ
とがより少なくなり、より一層正確に回転角速度を測る
ことが可能となる。
次に第10図に示した第4の実施例について説明する。
本実施例に係るヨーレートセンサにあっては、外装ケ
ース60が本体部58と蓋体59とから構成されており、本体
部58にはシールケース29の位置決めを行なうための位置
決め用突起61が形成されている。また、発泡樹脂層64の
コネクタ部38側への侵入を阻止するための仕切り板62も
形成されている。
振動子台63には上記した実施例の場合と同様に、振動
体部(図示せず)がシールケース29により気密状態を維
持して固定されており、振動子台63の下面側には信号処
理回路部32固定されている。そしてこれらシールケース
29および信号処理回路部32の外装ケース60への固定は、
外装ケース60内に形成された発泡樹脂層64により行なわ
れている。
このように構成されたヨーレートセンサにあっては、
上記ヨーレートセンサの場合と同様に、振動体部を構成
する振動子に結露が生じることはなく、振動子は安定的
に発振し、正確に回転角速度を測ることができる。ま
た、外装ケース60から振動体部14に伝わる衝撃が発泡樹
脂層64により緩和され、ゴムダンパによる場合よりも外
部の影響を受けることをより少なくでき、一層正確に回
転角速度を測ることが可能となる。
次に第11図に示した第5の実施例について説明する。
本実施例に係るヨーレートセンサにあっては、外装ケ
ース67が本体部65と蓋体66とから構成され、本体部65に
振動子台30を固定するための取り付け部69が形成されて
いる。
振動子13及び信号処理回路部32はシールケース68によ
り気密に維持された状態で振動子台30に固定されてお
り、この振動子台30がゴムダンパ22を介して取り付け部
69に取り付けられている。またプリント基板11は振動子
台30の下面側に固定されており、プリント基板11から接
続線42が引き出されてコネクタピン40に接続されてい
る。
かかる構成のヨーレートセンサにあっては、上記ヨー
レートセンサの場合と同様に、振動体部14を構成する振
動子13に結露が生じることはなく、振動子13が安定的に
発振し、正確に回転角速度を測ることができる。また信
号処理回路部32もシールケース68により保護されている
ため、信号処理回路部32に配設されている電子部品を湿
気から守ることができ、ヨーレートセンサの長寿命化を
図ることができる。しかも外装ケース67から振動子13に
伝わる衝撃が振動子台30及び信号処理回路部32を介して
伝えられるため、外部の影響を受けることがより少なく
なり、一層正確に回転角速度を測ることが可能となる。
考案の効果 以上の説明により明らかなように本考案に係るヨーレ
ートセンサにあっては、振動体部を構成する振動子に結
露を生じることはなく、該振動子は安定的に発振し、正
確に回転角速度が測られると共に、前記外装ケースから
前記振動体部に伝わる衝撃が前記発泡樹脂層により緩和
され、ゴムダンパによる場合よりも、外部の影響を受け
ることがより少なくなり、一層正確に回転角速度を測る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヨーレートセンサの第1の実施例
を示す断面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は外
観を示す斜視図、第4図(a)(b)はコネクタ部の構
造を示す分解断面図、第5図(a)(b)はコネクタ部
の別の取り付け方法を示す分解断面図、第6図は本考案
に係るヨーレートセンサの第2の実施例を示す断面図、
第7図はコネクタ部の構造を示す分解断面図、第8図は
コネクタ部の別の取り付け方法を示す分解断面図、第9
図は本考案に係るヨーレートセンサの第3の実施例を示
す断面図、第10図は本考案に係るヨーレートセンサの第
4の実施例を示す断面図、第11図は本考案に係るヨーレ
ートセンサの第5の実施例を示す断面図、第12図は従来
のヨーレートセンサを示す断面図、第13図は従来のヨー
レートセンサの要部を示す分解斜視図である。 14……振動体部、22……ゴムダンパ、29、68……シール
ケース、30、63……振動子台、32、48……信号処理回路
部、36、45、55、60、67……外装ケース、64……発泡樹
脂層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動体部および信号処理回路部を備えたヨ
    ーレートセンサにおいて、前記振動体部がシールケース
    により振動子台上に気密にシールされると共に、前記振
    動子台の前記振動体部と反対側には前記信号処理回路部
    が固着され、これら振動体部および信号処理回路部が外
    装ケースに発泡樹脂層を介して固定されていることを特
    徴とするヨーレートセンサ。
JP1990122615U 1990-11-21 1990-11-21 ヨーレートセンサ Expired - Lifetime JP2527417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122615U JP2527417Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 ヨーレートセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122615U JP2527417Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 ヨーレートセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0478513U JPH0478513U (ja) 1992-07-08
JP2527417Y2 true JP2527417Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=31870379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990122615U Expired - Lifetime JP2527417Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 ヨーレートセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527417Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001020258A1 (fr) * 1999-09-10 2001-03-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de vitesse angulaire

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585304Y2 (ja) * 1992-11-09 1998-11-18 株式会社トーキン 圧電振動ジャイロ
JP4554971B2 (ja) * 2004-03-30 2010-09-29 シチズンホールディングス株式会社 ジャイロ装置
JP6656017B2 (ja) * 2016-02-22 2020-03-04 矢崎総業株式会社 制御基板及び電気接続箱

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3047158A1 (de) * 1980-12-15 1982-07-22 Egon 5650 Solingen Evertz Verfahren und vorrichtung zur abtragenden flaechenbehandlung von gegenstaenden aus hochkohlenstoffhaltigem eisen
JPH0799311B2 (ja) * 1985-11-12 1995-10-25 石川島播磨重工業株式会社 加熱炉の温度制御方法
JPH02268219A (ja) * 1989-04-10 1990-11-01 Tokimec Inc ジャイロ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001020258A1 (fr) * 1999-09-10 2001-03-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de vitesse angulaire

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0478513U (ja) 1992-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007057288A (ja) 圧電ジャイロセンサモジュール及び電子機器
JPH11218424A (ja) 振動型ジャイロスコープ
JP2002071353A (ja) 角速度測定装置
JP2527417Y2 (ja) ヨーレートセンサ
WO2001020258A1 (fr) Detecteur de vitesse angulaire
JP3593197B2 (ja) 圧電振動ジャイロ
JP3605877B2 (ja) 角速度センサユニット
JP2000188494A (ja) シ―ルド構造
US20240093997A1 (en) Inertial Measurement Device
CN220819037U (zh) 传感器及电子设备
JPH0397213U (ja)
JPH11220284A (ja) シールド構造
JPH0718183Y2 (ja) 水晶振動子
JPH0126127Y2 (ja)
JPH01175013U (ja)
JPS58869Y2 (ja) 電子アラ−ム腕時計
JPH11257967A (ja) 角速度センサ
JPH0128708Y2 (ja)
JPH0231713Y2 (ja)
JP2574347Y2 (ja) アタックセンサ
JPH1114486A (ja) 圧力センサ
JPH0121360Y2 (ja)
JPS6433216U (ja)
JPS6035298Y2 (ja) 水晶振動子
JPH079199Y2 (ja) 電子発音装置