JPH0231713Y2 - - Google Patents
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- JPH0231713Y2 JPH0231713Y2 JP1982008836U JP883682U JPH0231713Y2 JP H0231713 Y2 JPH0231713 Y2 JP H0231713Y2 JP 1982008836 U JP1982008836 U JP 1982008836U JP 883682 U JP883682 U JP 883682U JP H0231713 Y2 JPH0231713 Y2 JP H0231713Y2
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- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、静電容量形近接スイツチに関し、
特に、検出感度が高くかつ安定になるように改良
した静電容量形近接スイツチに関する。
特に、検出感度が高くかつ安定になるように改良
した静電容量形近接スイツチに関する。
静電容量形近接スイツチは、検出用電極が大地
との間に有している静電容量が、物体等の接近に
よつて変化することにより回路を動作させること
を動作原理とするもので、非磁性金属の検出距離
および金属以外の物体の検出の点で有利なためし
ばしば利用される。
との間に有している静電容量が、物体等の接近に
よつて変化することにより回路を動作させること
を動作原理とするもので、非磁性金属の検出距離
および金属以外の物体の検出の点で有利なためし
ばしば利用される。
第1図は、従来の静電容量形近接スイツチの縦
断面図である。この図に示すように、有底円筒形
樹脂ケース1の底部に銅箔21を有するプリント
基板からなる検出用電極2を配置し、回路部4が
実装されたプリント基板5と前記検出用電極2お
よびケーブル6とを電気的に接続してこのプリン
ト基板5をケース1内部に収めた後、これら回路
部4等を振動・衝撃等から保護し、かつシール性
を保持するためエポキシ等の樹脂7を充填する。
その後蓋兼用ケーブル押え部材8がケース1に被
着される。
断面図である。この図に示すように、有底円筒形
樹脂ケース1の底部に銅箔21を有するプリント
基板からなる検出用電極2を配置し、回路部4が
実装されたプリント基板5と前記検出用電極2お
よびケーブル6とを電気的に接続してこのプリン
ト基板5をケース1内部に収めた後、これら回路
部4等を振動・衝撃等から保護し、かつシール性
を保持するためエポキシ等の樹脂7を充填する。
その後蓋兼用ケーブル押え部材8がケース1に被
着される。
ところで、検出用電極2の周辺にまで樹脂7が
充填されると、この検出用電極の2の誘電体検出
という機能からも、検出変化率が低下し、安定に
(特に周囲温度変化に対し)微少容量変化を検出
することが困難となる。これを詳述する。静電容
量形近接スイツチの検出変化率Rは次式で表わす
ことができる。この検出変化率Rが大きいほど検
出感度が高いといえる。
充填されると、この検出用電極の2の誘電体検出
という機能からも、検出変化率が低下し、安定に
(特に周囲温度変化に対し)微少容量変化を検出
することが困難となる。これを詳述する。静電容
量形近接スイツチの検出変化率Rは次式で表わす
ことができる。この検出変化率Rが大きいほど検
出感度が高いといえる。
R=△C/C0 …(1)
ここで、C0は、残留静電容量であり、これに
は前記検出用電極2の周辺部の部材による静電容
量も含まれている。△Cは、前記検出用電極2と
大地間に被検出物体が入ることによる静電容量の
変化分である。この△Cの値はC0の値に比し非
常に小さい。したがつて、検出感度が高く一定で
あり、正確な検出を行なうためには、前記C0の
値が小さく一定であることが好ましい。つまり、
検出用電極2の周辺には誘電率の大きいものや、
温度変化により誘電率等の変化するものを設けな
いのが好ましい。このため、従来ではこの図に示
すように、空洞部材9を用いて、検出用電極2と
回路部4の発振回路の一部41とをこの空洞部材
9の空洞91内に収めて充填樹脂7を遠避けるよ
うにしている。またこの空洞部材9を金属として
静電シールド的な機能を併せ持たすこともある。
しかしながら、このような別途に作つた空洞部材
9を用いることは、いたずらに構造を複雑化し、
組立に手間がかかつて高価格化を招くのみであ
る。
は前記検出用電極2の周辺部の部材による静電容
量も含まれている。△Cは、前記検出用電極2と
大地間に被検出物体が入ることによる静電容量の
変化分である。この△Cの値はC0の値に比し非
常に小さい。したがつて、検出感度が高く一定で
あり、正確な検出を行なうためには、前記C0の
値が小さく一定であることが好ましい。つまり、
検出用電極2の周辺には誘電率の大きいものや、
温度変化により誘電率等の変化するものを設けな
いのが好ましい。このため、従来ではこの図に示
すように、空洞部材9を用いて、検出用電極2と
回路部4の発振回路の一部41とをこの空洞部材
9の空洞91内に収めて充填樹脂7を遠避けるよ
うにしている。またこの空洞部材9を金属として
静電シールド的な機能を併せ持たすこともある。
しかしながら、このような別途に作つた空洞部材
9を用いることは、いたずらに構造を複雑化し、
組立に手間がかかつて高価格化を招くのみであ
る。
そこで、上記の欠点を解消するため、第2図に
示すような改良をすることが考えられる。第2図
は、改良した静電容量形近接スイツチの縦断面図
である。この図において、銅箔21を有するプリ
ント基板からなる検出用電極2と回路部4が実装
されたプリント基板5とをリード3で予め接続
し、かつプリント基板5にケーブル6を接続した
後、有底円筒形樹脂ケース1の開口部からその内
部に挿入配置する。そして開口部から最初は発泡
樹脂71を、次に通常の(非発泡の)エポキシな
どの樹脂7を充填する。発泡樹脂には色々なタイ
プがあるが、特にポリウレタン系のものは、50〜
90%以上が気体のものがあり、その誘電率が空気
の誘電率とほぼ等しく、検出用電極2の周辺に充
填されても検出感度への影響が少ない。エポキシ
樹脂7の充填はケーブル6の引張り強度や外部か
らの機械的強度の向上に効果がある。したがつ
て、本改良例によれば、検出感度に大きな影響を
及ぼすことなく、空洞部材を使用したりする従来
のものに比較して構造および組立が簡単になる。
示すような改良をすることが考えられる。第2図
は、改良した静電容量形近接スイツチの縦断面図
である。この図において、銅箔21を有するプリ
ント基板からなる検出用電極2と回路部4が実装
されたプリント基板5とをリード3で予め接続
し、かつプリント基板5にケーブル6を接続した
後、有底円筒形樹脂ケース1の開口部からその内
部に挿入配置する。そして開口部から最初は発泡
樹脂71を、次に通常の(非発泡の)エポキシな
どの樹脂7を充填する。発泡樹脂には色々なタイ
プがあるが、特にポリウレタン系のものは、50〜
90%以上が気体のものがあり、その誘電率が空気
の誘電率とほぼ等しく、検出用電極2の周辺に充
填されても検出感度への影響が少ない。エポキシ
樹脂7の充填はケーブル6の引張り強度や外部か
らの機械的強度の向上に効果がある。したがつ
て、本改良例によれば、検出感度に大きな影響を
及ぼすことなく、空洞部材を使用したりする従来
のものに比較して構造および組立が簡単になる。
しかしながら、前述した改良によつてもなお次
に説明するような欠点がある。
に説明するような欠点がある。
第3図は、第2図に示した静電容量形近接スイ
ツチの検出用電極付近を示す斜視図である。前記
検出用電極2は、基材22(たとえば、ベーク、
エポキシ等)と銅箔21よりなるプリント基板で
あり、前記プリント基板5とリード3により接続
されている。すなわち、リード3の一方は、検出
用電極2に銅箔21と反対側の面に突出ないよう
に挿入し半田10により半田付けされ、リード3
の他方は、プリント基板5の金属パターン51部
に挿入し半田付けされ固定されている。したがつ
て、半田付け部が別々に2個所あり、しかも、リ
ード3が必要となり、部品管理上の手間と製造上
の工数アツプにより、コストアツプの要因となつ
ている。また、リード3は、検出用電極2の一部
となつており、これが太い場合は前記(1)式のC0
の値を大きくし、検出感度においてそれだけ周辺
部材の影響を受けやすくなるので、なるべく細く
しなければならない。しかしこのことは、組立途
中などに検出用電極2に力が加わつた場合などで
はリード3が変形することになり、検出用電極2
とプリント基板5との相対的な位置関係が変わ
り、ケース1への検出用電極2等の挿入がうまく
いかなくなる。さらに、前記(1)式のC0の値にば
らつきが生じ、検出感度にばらつきが生じる。
ツチの検出用電極付近を示す斜視図である。前記
検出用電極2は、基材22(たとえば、ベーク、
エポキシ等)と銅箔21よりなるプリント基板で
あり、前記プリント基板5とリード3により接続
されている。すなわち、リード3の一方は、検出
用電極2に銅箔21と反対側の面に突出ないよう
に挿入し半田10により半田付けされ、リード3
の他方は、プリント基板5の金属パターン51部
に挿入し半田付けされ固定されている。したがつ
て、半田付け部が別々に2個所あり、しかも、リ
ード3が必要となり、部品管理上の手間と製造上
の工数アツプにより、コストアツプの要因となつ
ている。また、リード3は、検出用電極2の一部
となつており、これが太い場合は前記(1)式のC0
の値を大きくし、検出感度においてそれだけ周辺
部材の影響を受けやすくなるので、なるべく細く
しなければならない。しかしこのことは、組立途
中などに検出用電極2に力が加わつた場合などで
はリード3が変形することになり、検出用電極2
とプリント基板5との相対的な位置関係が変わ
り、ケース1への検出用電極2等の挿入がうまく
いかなくなる。さらに、前記(1)式のC0の値にば
らつきが生じ、検出感度にばらつきが生じる。
この考案の主な目的は、構造が簡単で組立てや
すく、コストダウンが可能であり、検出感度が高
くかつ安定した静電容量形近接スイツチを提供す
ることである。
すく、コストダウンが可能であり、検出感度が高
くかつ安定した静電容量形近接スイツチを提供す
ることである。
この考案は要約すれば、プリント基板の回路部
から先端部にまで細く引き延ばされた金属パター
ンを形成し、プリント基板の先端部の金属パター
ンに平板状の検出用電極を直接固着した静電容量
形近接スイツチである。
から先端部にまで細く引き延ばされた金属パター
ンを形成し、プリント基板の先端部の金属パター
ンに平板状の検出用電極を直接固着した静電容量
形近接スイツチである。
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第4図は、この考案にかかる静電容量形近接ス
イツチの検出用電極付近の第1の実施例を示す側
面図、第5図はその下方から見た平面図である。
以下、第2図の静電容量形近接スイツチとの相違
点を主に説明する。すなわち、前記回路部4が細
く引き延ばされた金属パターン51を有するプリ
ント基板5に設けられていて、前記プリント基板
5の先端部52に前記検出用電極2が、ほぼ直角
に、ガイド等を使用することなく直接取付けられ
ている。さらに、前記金属パターン51と前記検
出用電極2の銅箔21とが半田10により電気的
に接続されている。検出用電極2の先端部52へ
の取付け方法は、前述した半田10のみでもよい
し、他の方法、たとえば、接着剤を用いてもよ
い。以上のように、検出用電極2はプリント基板
5の先端部52に直接固着されているので、組立
途中などに検出用電極2とプリント基板5との相
対的な位置関係が変わることがないので、組立て
が容易であり、かつ(1)式のC0の値がばらつくこ
とがないため、安定した検出感度が得られる。ま
た、回路部4と検出用電極2とを接続する金属パ
ターン51は、プリント基板5上に設けられてい
るので、それ自体は強度を保つ必要がないため、
極力細くてよい。このように、金属パターン51
を極力細くすれば、金属パターン51周辺部によ
る静電容量を含む上記(1)式の残留静電容量C0を
低く押えることができるので、検出感度が高くな
る。
イツチの検出用電極付近の第1の実施例を示す側
面図、第5図はその下方から見た平面図である。
以下、第2図の静電容量形近接スイツチとの相違
点を主に説明する。すなわち、前記回路部4が細
く引き延ばされた金属パターン51を有するプリ
ント基板5に設けられていて、前記プリント基板
5の先端部52に前記検出用電極2が、ほぼ直角
に、ガイド等を使用することなく直接取付けられ
ている。さらに、前記金属パターン51と前記検
出用電極2の銅箔21とが半田10により電気的
に接続されている。検出用電極2の先端部52へ
の取付け方法は、前述した半田10のみでもよい
し、他の方法、たとえば、接着剤を用いてもよ
い。以上のように、検出用電極2はプリント基板
5の先端部52に直接固着されているので、組立
途中などに検出用電極2とプリント基板5との相
対的な位置関係が変わることがないので、組立て
が容易であり、かつ(1)式のC0の値がばらつくこ
とがないため、安定した検出感度が得られる。ま
た、回路部4と検出用電極2とを接続する金属パ
ターン51は、プリント基板5上に設けられてい
るので、それ自体は強度を保つ必要がないため、
極力細くてよい。このように、金属パターン51
を極力細くすれば、金属パターン51周辺部によ
る静電容量を含む上記(1)式の残留静電容量C0を
低く押えることができるので、検出感度が高くな
る。
なお、金属パターン51の先端部に第5図に示
すようなはんだ付け部511を設けておけば、接
続がより強固になり、はんだ付けのみで十分強固
に検出用電極2を先端部52に取付けることがで
きる。
すようなはんだ付け部511を設けておけば、接
続がより強固になり、はんだ付けのみで十分強固
に検出用電極2を先端部52に取付けることがで
きる。
また、先端部52の金属パターン51の周辺部
には回路部4の部品を配置しない方が、前記(1)式
のC0の値を小さくできるので、検出感度への周
辺部材の影響を少なくすることができる。
には回路部4の部品を配置しない方が、前記(1)式
のC0の値を小さくできるので、検出感度への周
辺部材の影響を少なくすることができる。
第6図および第7図は、この考案にかかる静電
容量形近接スイツチの検出用電極付近の第2およ
び第3の実施例を示す平面図である。第4図また
は第5図の実施例との相違点は、先端部52が、
回路部4の部品を配置した部分よりも狭くなつて
いることである。すなわち、第6図では、先端部
52に、前記回路部4の部品を配置した部分との
間で段差が設けられている。第7図では、先端部
52は、先端に近付くほど狭くなつている。これ
によつて、前記(1)式のC0の値を小さくできるの
で、検出感度への周辺部材の影響を少なくするこ
とができる。
容量形近接スイツチの検出用電極付近の第2およ
び第3の実施例を示す平面図である。第4図また
は第5図の実施例との相違点は、先端部52が、
回路部4の部品を配置した部分よりも狭くなつて
いることである。すなわち、第6図では、先端部
52に、前記回路部4の部品を配置した部分との
間で段差が設けられている。第7図では、先端部
52は、先端に近付くほど狭くなつている。これ
によつて、前記(1)式のC0の値を小さくできるの
で、検出感度への周辺部材の影響を少なくするこ
とができる。
第8図はこの考案にかかる静電容量形近接スイ
ツチの検出用電極付近の第4の実施例を示す縦断
面図、第9図はその横断面を下方から見た図であ
る。第6図または第7図の実施例との相違点は、
前記検出用電極2に開口部23が開けられてい
て、前記先端部52が前記開口部23に挿入され
ていることである。これによつて、検出用電極2
を先端部52により強固に取付けることができ
る。さらに、検出用電極2と先端部52との相対
的位置関係が治具等を用いなくても正確に定まる
ため、検出用電極2等のケース1への挿入が容易
になり、加えて、プリント基板5の検出容量物体
としての影響が固定化され(すなわち、前記(1)式
のC0の値が固定化され)、検出感度のばらつきが
小さくなる。
ツチの検出用電極付近の第4の実施例を示す縦断
面図、第9図はその横断面を下方から見た図であ
る。第6図または第7図の実施例との相違点は、
前記検出用電極2に開口部23が開けられてい
て、前記先端部52が前記開口部23に挿入され
ていることである。これによつて、検出用電極2
を先端部52により強固に取付けることができ
る。さらに、検出用電極2と先端部52との相対
的位置関係が治具等を用いなくても正確に定まる
ため、検出用電極2等のケース1への挿入が容易
になり、加えて、プリント基板5の検出容量物体
としての影響が固定化され(すなわち、前記(1)式
のC0の値が固定化され)、検出感度のばらつきが
小さくなる。
以上の実施例においては、検出用電極2とし
て、銅箔21と基材22よりなるプリント基板を
用いているが、この代りに、金属、たとえば半田
付け可能な黄銅のみからなる検出用電極を用いて
もよい。そうすると、検出用電極自体の誘電率は
0となり、さらに、温度変化による形状変化も、
前記プリント基板に比べて極めて小さくなる。し
たがつて、検出用電極自体による検出感度への温
度の影響が極めて小さくなり(すなわち、前記(1)
式のC0の値の変化が小さくなり)、安定した検出
感度が得られる。
て、銅箔21と基材22よりなるプリント基板を
用いているが、この代りに、金属、たとえば半田
付け可能な黄銅のみからなる検出用電極を用いて
もよい。そうすると、検出用電極自体の誘電率は
0となり、さらに、温度変化による形状変化も、
前記プリント基板に比べて極めて小さくなる。し
たがつて、検出用電極自体による検出感度への温
度の影響が極めて小さくなり(すなわち、前記(1)
式のC0の値の変化が小さくなり)、安定した検出
感度が得られる。
なお、前記開口部23を開けるときに直角方向
に折曲げられた当該開口部の金属を、前記金属パ
ターン51との接続端子として用いることも可能
である。こうすることによつて、検出用電極2を
先端部52により強固に取付けることができる。
に折曲げられた当該開口部の金属を、前記金属パ
ターン51との接続端子として用いることも可能
である。こうすることによつて、検出用電極2を
先端部52により強固に取付けることができる。
以上のように、この考案によれば、プリント基
板の先端部に検出用電極が直接取付けられている
ので、両者を接続するリードが不要となる。した
がつて、リードが必要なことによる部品管理上の
手間と製造上の工数アツプという従来の欠点を除
去することができ、コストダウンが可能となると
ともに、組立途中などに検出用電極とプリント基
板との相対的な位置関係が変わることがないの
で、組立てが容易となる。また、残留静電容量
C0の値が組立て等の問題でばらつくことがない
ので、安定した検出感度が得られる。さらに、こ
の考案では、回路部と検出用電極とを細い金属パ
ターンにより接続しているので、金属パターン周
辺部の部材による静電容量を含む残留静電容量
C0を低く押えることができるため、検出感度を
高めることができる。
板の先端部に検出用電極が直接取付けられている
ので、両者を接続するリードが不要となる。した
がつて、リードが必要なことによる部品管理上の
手間と製造上の工数アツプという従来の欠点を除
去することができ、コストダウンが可能となると
ともに、組立途中などに検出用電極とプリント基
板との相対的な位置関係が変わることがないの
で、組立てが容易となる。また、残留静電容量
C0の値が組立て等の問題でばらつくことがない
ので、安定した検出感度が得られる。さらに、こ
の考案では、回路部と検出用電極とを細い金属パ
ターンにより接続しているので、金属パターン周
辺部の部材による静電容量を含む残留静電容量
C0を低く押えることができるため、検出感度を
高めることができる。
第1図は、従来の静電容量形近接スイツチの縦
断面図である。第2図は、改良した静電容量形近
接スイツチの縦断面図である。第3図は、第2図
に示した静電容量形近接スイツチの検出用電極付
近を示す斜視図である。第4図は、この考案にか
かる静電容量形近接スイツチの検出用電極付近の
第1の実施例を示す側面図、第5図はその下方か
ら見た平面図である。第6図および第7図は、こ
の考案にかかる静電容量形近接スイツチの検出用
電極付近の第2および第3の実施例を示す平面図
である。第8図はこの考案にかかる静電容量形近
接スイツチの検出用電極付近の第4の実施例を示
す縦断面図、第9図はその横断面を下方から見た
図である。 図において、1は有底円筒形樹脂ケース、2は
検出用電極、21は銅箔、22は基材、23は開
口部、3はリード、4は回路部、5はプリント基
板、51は金属パターン、511は半田付け部、
52は先端部、7は樹脂、71は発泡樹脂、10
は半田である。
断面図である。第2図は、改良した静電容量形近
接スイツチの縦断面図である。第3図は、第2図
に示した静電容量形近接スイツチの検出用電極付
近を示す斜視図である。第4図は、この考案にか
かる静電容量形近接スイツチの検出用電極付近の
第1の実施例を示す側面図、第5図はその下方か
ら見た平面図である。第6図および第7図は、こ
の考案にかかる静電容量形近接スイツチの検出用
電極付近の第2および第3の実施例を示す平面図
である。第8図はこの考案にかかる静電容量形近
接スイツチの検出用電極付近の第4の実施例を示
す縦断面図、第9図はその横断面を下方から見た
図である。 図において、1は有底円筒形樹脂ケース、2は
検出用電極、21は銅箔、22は基材、23は開
口部、3はリード、4は回路部、5はプリント基
板、51は金属パターン、511は半田付け部、
52は先端部、7は樹脂、71は発泡樹脂、10
は半田である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有底筒状形樹脂ケースと、 前記ケース内に収納され、その表面に回路部
が形成されたプリント基板と、 前記ケース内の底部に収納され、前記プリン
ト基板の回路部に電気的に接続された検出用電
極とを備えた静電容量形近接スイツチにおい
て、 前記プリント基板には、前記回路部から前記
プリント基板の先端部にまで細く引き延ばされ
た金属パターンが形成され、 前記検出用電極は平板状をなし、かつ前記プ
リント基板の先端部の前記金属パターンに電気
的に接続されるとともに直接固着されている静
電容量形近接スイツチ。 (2) 前記ケース内の底部の前記電極周辺には、発
泡樹脂が充填されている、実用新案登録請求の
範囲第1項記載の静電容量形近接スイツチ。 (3) 前記検出用電極は、前記プリント基板の先端
部にほぼ直角に取付けられる、実用新案登録請
求の範囲第1項または第2項記載の静電容量形
近接スイツチ。 (4) 前記プリント基板の前記金属パターンを極力
細くした、実用新案登録請求の範囲第1項ない
し第3項のいずれかに記載の静電容量形近接ス
イツチ。 (5) 前記回路部の部品は、前記プリント基板の先
端部の前記金属パターンから離れて配置され
る、実用新案登録請求の範囲第1項ないし第4
項のいずれかに記載の静電容量形近接スイツ
チ。 (6) 前記金属パターンを有する前記プリント基板
の先端部は、前記回路部の部品を配置した部分
より狭い、実用新案登録請求の範囲第1項ない
し第5項のいずれかに記載の静電容量形近接ス
イツチ。 (7) 前記検出用電極には、開口部が設けられてい
て、 前記先端部は、前記開口部に挿入されてい
る、実用新案登録請求の範囲第6項記載の静電
容量形近接スイツチ。 (8) 前記検出用電極が金属のみからなる、実用新
案登録請求の範囲第1項ないし第7項のいずれ
かに記載の静電容量形近接スイツチ。 (9) 前記金属は、黄銅である、実用新案登録請求
の範囲第8項記載の静電容量形近接スイツチ。 (10) 前記開口部を開けるときに直角方向に折曲げ
られた当該開口部の金属を、前記金属パターン
との接続端子として用いる、実用新案登録請求
の範囲第8項または第9項記載の静電容量形近
接スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP883682U JPS58113236U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 静電容量形近接スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP883682U JPS58113236U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 静電容量形近接スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58113236U JPS58113236U (ja) | 1983-08-02 |
JPH0231713Y2 true JPH0231713Y2 (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=30021510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP883682U Granted JPS58113236U (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 静電容量形近接スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58113236U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231773A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-10 | Agency Of Ind Science & Technol | ガスケツト材料 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131043U (ja) * | 1979-03-10 | 1980-09-17 | ||
JPS55131044U (ja) * | 1979-03-10 | 1980-09-17 |
-
1982
- 1982-01-25 JP JP883682U patent/JPS58113236U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231773A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-10 | Agency Of Ind Science & Technol | ガスケツト材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58113236U (ja) | 1983-08-02 |
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