JPH07181691A - デバイスの製造方法 - Google Patents
デバイスの製造方法Info
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- JPH07181691A JPH07181691A JP6296035A JP29603594A JPH07181691A JP H07181691 A JPH07181691 A JP H07181691A JP 6296035 A JP6296035 A JP 6296035A JP 29603594 A JP29603594 A JP 29603594A JP H07181691 A JPH07181691 A JP H07181691A
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- JP
- Japan
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- protecting group
- polymer
- resist
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/075—Silicon-containing compounds
- G03F7/0757—Macromolecular compounds containing Si-O, Si-C or Si-N bonds
- G03F7/0758—Macromolecular compounds containing Si-O, Si-C or Si-N bonds with silicon- containing groups in the side chains
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
-
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03F7/0045—Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03F7/039—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
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- Materials For Photolithography (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スチレンの化学的性質に基づく化学的に増幅
されたレジストに適したポリマーをスチレンのフェニル
環のメタ位の置換基を用いて有利に形成する。 【構成】 メタ位で置換されたポリマーを始めとする
(それに限定するわけではない)このような用途のため
のポリマーは、第一の保護基を持つ第一のモノマーと第
二の保護基を持つ第二のモノマーとを反応させることに
よって有利に形成される。重合の後、この第二の保護基
は、前記第一の保護基に実質的な影響を与えることなく
除去される。例えば、もしこの第一の保護基がアルコキ
シカルボニル基であり、前記の第二の保護基がシリルエ
ーテル基であると、微量の酸と共に低級アルコールによ
る処理によって、前記のアルコキシカルボニル基に影響
を与えることなく、前記のシリル基がOH基に変換され
る。
されたレジストに適したポリマーをスチレンのフェニル
環のメタ位の置換基を用いて有利に形成する。 【構成】 メタ位で置換されたポリマーを始めとする
(それに限定するわけではない)このような用途のため
のポリマーは、第一の保護基を持つ第一のモノマーと第
二の保護基を持つ第二のモノマーとを反応させることに
よって有利に形成される。重合の後、この第二の保護基
は、前記第一の保護基に実質的な影響を与えることなく
除去される。例えば、もしこの第一の保護基がアルコキ
シカルボニル基であり、前記の第二の保護基がシリルエ
ーテル基であると、微量の酸と共に低級アルコールによ
る処理によって、前記のアルコキシカルボニル基に影響
を与えることなく、前記のシリル基がOH基に変換され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リソグラフィー工程、
特にデバイス製造に関与するリソグラフィー工程に関す
る。
特にデバイス製造に関与するリソグラフィー工程に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィー工程は半導体装置などの
デバイスの製造に一般的に使用されている。つまり、材
料−すなわち露光放射線に感応するレジスト−が、基板
−すなわち複数のデバイスを形成するために加工される
シリコンウエハー−上に被覆される。この被覆材は(所
望により)焼成され、前記のレジストに到達する放射
が、その下の基板に転写しようとする所望のパターンに
対応するように、空間的に離散的な照射−すなわちマス
ク材を透過した光や制御された粒子(例えば電子)ビー
ムなど−を行い、ついで所望により、前記のパターンの
現像に先立ち、露光後の焼成がなされる。
デバイスの製造に一般的に使用されている。つまり、材
料−すなわち露光放射線に感応するレジスト−が、基板
−すなわち複数のデバイスを形成するために加工される
シリコンウエハー−上に被覆される。この被覆材は(所
望により)焼成され、前記のレジストに到達する放射
が、その下の基板に転写しようとする所望のパターンに
対応するように、空間的に離散的な照射−すなわちマス
ク材を透過した光や制御された粒子(例えば電子)ビー
ムなど−を行い、ついで所望により、前記のパターンの
現像に先立ち、露光後の焼成がなされる。
【0003】保護基を持つポリマーを含むレジスト材が
1989年3月14日付けの米国特許第4、812、5
42号に記載されている。これらの材料に存在する保護
基は、前記のレジスト材を形成する際の合成過程で望ま
しくない反応を防ぐため使用されている。このような保
護基は、レジストの働きに関与していないので、露光の
前後に加熱することによりレジスト材から完全に除去さ
れている。従って、例えば、ポリ(4−tert−ブト
キシカルボニルオキシスチレン−co−o−ニトロ−α
−メチルベンジルメタクリレート)のような合成ポリマ
ーにおいて、このtert−ブトキシカルボニル保護基
はヒドロキシル置換基を残すように除去される。この置
換基は、露光と焼成の後、露光領域にアルカリ溶解性を
もたらす酸基を提供する役割を果たす。この保護基はし
かし所望のパターンを製造することには関与していな
い。
1989年3月14日付けの米国特許第4、812、5
42号に記載されている。これらの材料に存在する保護
基は、前記のレジスト材を形成する際の合成過程で望ま
しくない反応を防ぐため使用されている。このような保
護基は、レジストの働きに関与していないので、露光の
前後に加熱することによりレジスト材から完全に除去さ
れている。従って、例えば、ポリ(4−tert−ブト
キシカルボニルオキシスチレン−co−o−ニトロ−α
−メチルベンジルメタクリレート)のような合成ポリマ
ーにおいて、このtert−ブトキシカルボニル保護基
はヒドロキシル置換基を残すように除去される。この置
換基は、露光と焼成の後、露光領域にアルカリ溶解性を
もたらす酸基を提供する役割を果たす。この保護基はし
かし所望のパターンを製造することには関与していな
い。
【0004】保護基を持つレジストの露光に使用できる
リソグラフィー工程の中では、ホトリソグラフィーがし
ばしば利用されている。ホトリソグラフィー工程はブラ
ンケット露光技法、すなわちウエハー全体を同時に露光
する、に適しているという利点を持つ。ブランケット露
光は、レジストを露光するエネルギーが電子ビームであ
る時に通常使用されるラスター・スキャンなどのその他
の方法に比較すると比較的高速であることが有利であ
る。しかし、通常ブランケット露光により近紫外あるい
は可視光で得ることのできる解像度は電子リソグラフィ
ーなどのその他の方法で達成されるものに比較するとや
や低い。
リソグラフィー工程の中では、ホトリソグラフィーがし
ばしば利用されている。ホトリソグラフィー工程はブラ
ンケット露光技法、すなわちウエハー全体を同時に露光
する、に適しているという利点を持つ。ブランケット露
光は、レジストを露光するエネルギーが電子ビームであ
る時に通常使用されるラスター・スキャンなどのその他
の方法に比較すると比較的高速であることが有利であ
る。しかし、通常ブランケット露光により近紫外あるい
は可視光で得ることのできる解像度は電子リソグラフィ
ーなどのその他の方法で達成されるものに比較するとや
や低い。
【0005】遠紫外線あるいはエックス線によりブラン
ケット露光でより高い解像度を達成することが可能とな
る。エックス線による露光の方が通常遠紫外光による露
光よりも高度な解像度を生じる可能性を持つものの、こ
れについては広く研究されてはいない。遠紫外線の照射
に感応性を持つホトレジストへの一つのアプローチは、
照射により酸基を生じる化合物と、生成された酸と熱の
影響下で反応するようなポリマーとを併用することであ
る。この反応はしばしばこのリソグラフィー工程に関与
する保護基を通じて行われ、この保護基は、アルカリ水
溶液中での溶解度を向上させるカルボン酸基あるいは水
酸基のような基を残して、前記のポリマーから除去され
る。
ケット露光でより高い解像度を達成することが可能とな
る。エックス線による露光の方が通常遠紫外光による露
光よりも高度な解像度を生じる可能性を持つものの、こ
れについては広く研究されてはいない。遠紫外線の照射
に感応性を持つホトレジストへの一つのアプローチは、
照射により酸基を生じる化合物と、生成された酸と熱の
影響下で反応するようなポリマーとを併用することであ
る。この反応はしばしばこのリソグラフィー工程に関与
する保護基を通じて行われ、この保護基は、アルカリ水
溶液中での溶解度を向上させるカルボン酸基あるいは水
酸基のような基を残して、前記のポリマーから除去され
る。
【0006】典型的な酸発生剤/酸感応性ポリマーの組
み合わせには光感応性酸発生剤としてのオニウム塩と例
えばt−ブトキシカルボニル保護基などの反応性置換基
を持つ、ポリ(4−t−ブトキシカルボニルオキシスチ
レン)などのポリマーの組み合わせがある。(1985
年1月1日付けのItoらの米国特許第4、491、6
28号を参照のこと。)ジスルホン酸発生剤を含むその
他の化学増幅レジストが欧州特許公報050265AZ
に記載されている。このような系は通常、化学線照射に
よる一つの酸分子の製造がこの酸に感応性のあるポリマ
ーにおける複数の分子に反応を引き起こすため化学増幅
系と呼ばれている。
み合わせには光感応性酸発生剤としてのオニウム塩と例
えばt−ブトキシカルボニル保護基などの反応性置換基
を持つ、ポリ(4−t−ブトキシカルボニルオキシスチ
レン)などのポリマーの組み合わせがある。(1985
年1月1日付けのItoらの米国特許第4、491、6
28号を参照のこと。)ジスルホン酸発生剤を含むその
他の化学増幅レジストが欧州特許公報050265AZ
に記載されている。このような系は通常、化学線照射に
よる一つの酸分子の製造がこの酸に感応性のあるポリマ
ーにおける複数の分子に反応を引き起こすため化学増幅
系と呼ばれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】化学増幅レジストの特
性を向上させようという試みが行われている。カナダ特
許出願番号第2、001、384号に記載されている物
質においては、前記のtert−ブトキシカルボニル
(t−BOC)を残すような基が使用されている。この
出願においては前記のt−BOC基を含むポリマーが溶
媒和され、これらの基の一部を除去するために溶液に酸
を添加し加熱する。その結果生じる部分的に脱保護され
たポリマーから酸を除去し、ついでこのポリマーを分離
して、光酸発生剤をスピンコート用溶媒と共にこのポリ
マーへと加え、ついでこの組み合わせを用いて基板を被
覆し、その後露光を行なう。このプロセスは合成後の反
応をさらに必要とし、また被覆に先立ち細心の注意を払
って酸を除去しなくてはならないという点で望ましいも
のではない。
性を向上させようという試みが行われている。カナダ特
許出願番号第2、001、384号に記載されている物
質においては、前記のtert−ブトキシカルボニル
(t−BOC)を残すような基が使用されている。この
出願においては前記のt−BOC基を含むポリマーが溶
媒和され、これらの基の一部を除去するために溶液に酸
を添加し加熱する。その結果生じる部分的に脱保護され
たポリマーから酸を除去し、ついでこのポリマーを分離
して、光酸発生剤をスピンコート用溶媒と共にこのポリ
マーへと加え、ついでこの組み合わせを用いて基板を被
覆し、その後露光を行なう。このプロセスは合成後の反
応をさらに必要とし、また被覆に先立ち細心の注意を払
って酸を除去しなくてはならないという点で望ましいも
のではない。
【0008】酸発生剤/ポリマーの組み合わせの性能を
高めるためになされている、もう一つの提案は、酸に感
応する置換基を持ち、また光の照射によって鎖の切断を
誘起し、それによって分子量を減少させる基をポリマー
鎖中に含むようなポリマーを使用することである。19
88年10月30日から11月2日までエレンビル、ニ
ューヨークで開かれたソサエティー・オブ・プラスチッ
ク・エンジニアズのProceedings of R
egional Technical Confere
nce on Photopolymers、Prin
ciples、Processes and Mate
rialsのミッド・ハドソン・セクション、11ペー
ジのR.G.タラスコンらによる記載、およびR.G.
タラスコンらによるポリマー・エンジニアリング・アン
ド・サイエンス、29巻850ページ(1989年)の
記載にあるように、このような組み合わせの一つには酸
発生剤とスルホン基を主鎖に含むポリマーの組み合わせ
があげられる。
高めるためになされている、もう一つの提案は、酸に感
応する置換基を持ち、また光の照射によって鎖の切断を
誘起し、それによって分子量を減少させる基をポリマー
鎖中に含むようなポリマーを使用することである。19
88年10月30日から11月2日までエレンビル、ニ
ューヨークで開かれたソサエティー・オブ・プラスチッ
ク・エンジニアズのProceedings of R
egional Technical Confere
nce on Photopolymers、Prin
ciples、Processes and Mate
rialsのミッド・ハドソン・セクション、11ペー
ジのR.G.タラスコンらによる記載、およびR.G.
タラスコンらによるポリマー・エンジニアリング・アン
ド・サイエンス、29巻850ページ(1989年)の
記載にあるように、このような組み合わせの一つには酸
発生剤とスルホン基を主鎖に含むポリマーの組み合わせ
があげられる。
【0009】ポリ(4−t−ブトキシカルボニルオキシ
スチレン)を含むものなど、化学的に増幅されたレジス
トには細線露光において大きな期待がもてるものの、こ
れらの材料には露光および露光後の焼成の際に縮む傾向
が見られる。このような縮みにより像の質における損失
が生じ、また紫外線、エックス線あるいは電子ビームに
よる露光を使用することにより達成できるはずの解像度
の向上がやや妨げられる。従って、化学的に増幅された
レジストは極めて有望であるものの、改良すべき点があ
る。
スチレン)を含むものなど、化学的に増幅されたレジス
トには細線露光において大きな期待がもてるものの、こ
れらの材料には露光および露光後の焼成の際に縮む傾向
が見られる。このような縮みにより像の質における損失
が生じ、また紫外線、エックス線あるいは電子ビームに
よる露光を使用することにより達成できるはずの解像度
の向上がやや妨げられる。従って、化学的に増幅された
レジストは極めて有望であるものの、改良すべき点があ
る。
【0010】
【課題を解決しようとする手段】同時出願中の米国特許
出願番号第07/734423号(11月9日)(これ
はここに参照として含められている)に述べられている
ように、部分的に脱保護した化学的に増幅させたレジス
トでは保護ポリマーに関連する縮みが減少する。199
3年1月25日付けの米国特許出願番号第08/008
029号(ボーラー−ミクソン4−2)でさらに詳しく
述べたように、脱保護を行なうことのできるアプローチ
には保護基を持つレジストの熱加工が含まれる。本発明
により、単一の保護基の部分脱保護に依存するものでは
ないもう一つのアプローチが可能である。ここでは、少
なくとも二つの保護基が使用され、この第一の保護基の
濃度は、前述の部分的に脱保護したレジストにおいて用
いた濃度と同様の所望の濃度となっている。このアプロ
ーチは露光中ポリマー中に残る第一の保護基と、ポリマ
ーの合成後に除去される第二の保護基とを使用し、保護
基とOH基を持つポリマーを生じさせる。例えば、te
rt−ブトキシカルボニル、t−ブチル、あるいはt−
アミロキシカルボニルなどの第一の保護基を含むモノマ
ーがシリルエーテル基などの第二の保護基を持つモノマ
ーと共に共重合される。この第二の保護基としては前記
の第一の保護基に悪影響を及ぼさない適当な媒体によっ
て除去できるようなものが選ばれる。4−t−ブトキシ
カルボニルオキシ基のような第一の保護基とシリルエー
テル基のような第二の保護基の場合、後者は微量(0.
1重量パーセント未満)のHClを含むメタノールなど
のアルコールによる処理によって除去され、前者はこの
処理によって本質的に影響を受けない。(スルホンコポ
リマーにおいては、十分なSO2が合成後に必ず残留す
るため、微量のHClは必要ない。)
出願番号第07/734423号(11月9日)(これ
はここに参照として含められている)に述べられている
ように、部分的に脱保護した化学的に増幅させたレジス
トでは保護ポリマーに関連する縮みが減少する。199
3年1月25日付けの米国特許出願番号第08/008
029号(ボーラー−ミクソン4−2)でさらに詳しく
述べたように、脱保護を行なうことのできるアプローチ
には保護基を持つレジストの熱加工が含まれる。本発明
により、単一の保護基の部分脱保護に依存するものでは
ないもう一つのアプローチが可能である。ここでは、少
なくとも二つの保護基が使用され、この第一の保護基の
濃度は、前述の部分的に脱保護したレジストにおいて用
いた濃度と同様の所望の濃度となっている。このアプロ
ーチは露光中ポリマー中に残る第一の保護基と、ポリマ
ーの合成後に除去される第二の保護基とを使用し、保護
基とOH基を持つポリマーを生じさせる。例えば、te
rt−ブトキシカルボニル、t−ブチル、あるいはt−
アミロキシカルボニルなどの第一の保護基を含むモノマ
ーがシリルエーテル基などの第二の保護基を持つモノマ
ーと共に共重合される。この第二の保護基としては前記
の第一の保護基に悪影響を及ぼさない適当な媒体によっ
て除去できるようなものが選ばれる。4−t−ブトキシ
カルボニルオキシ基のような第一の保護基とシリルエー
テル基のような第二の保護基の場合、後者は微量(0.
1重量パーセント未満)のHClを含むメタノールなど
のアルコールによる処理によって除去され、前者はこの
処理によって本質的に影響を受けない。(スルホンコポ
リマーにおいては、十分なSO2が合成後に必ず残留す
るため、微量のHClは必要ない。)
【0011】従って、この二つのモノマーはこれだけ
で、あるいはその他のSO2やメチルマレイミドなどの
モノマーと共に重合される(ここに参照として含められ
ている、同時出願されたガルバン−ドナヒュー−ライヒ
マニス 1−20を参照のこと)。その結果生じるポリ
マーは酸性メタノールなどの適当な媒体で処理され、第
一の保護基と当初から存在する第二の保護基に応じたO
H基とを持つポリマーを生じる。得られたポリマーは部
分的に脱保護された単一の保護基を持つものと同等のも
のである。最終的なポリマーにおける保護基対OH基の
比は、反応モノマーの相対的化学量論を調節することに
よって決定される。この同じプロセスによって該当する
ターポリマーならびにより高次のポリマーも製造するこ
とができる。(第3のまたはさらなる保護基を使用して
もよい。)
で、あるいはその他のSO2やメチルマレイミドなどの
モノマーと共に重合される(ここに参照として含められ
ている、同時出願されたガルバン−ドナヒュー−ライヒ
マニス 1−20を参照のこと)。その結果生じるポリ
マーは酸性メタノールなどの適当な媒体で処理され、第
一の保護基と当初から存在する第二の保護基に応じたO
H基とを持つポリマーを生じる。得られたポリマーは部
分的に脱保護された単一の保護基を持つものと同等のも
のである。最終的なポリマーにおける保護基対OH基の
比は、反応モノマーの相対的化学量論を調節することに
よって決定される。この同じプロセスによって該当する
ターポリマーならびにより高次のポリマーも製造するこ
とができる。(第3のまたはさらなる保護基を使用して
もよい。)
【0012】さらに、ビニル基に対してメタ位に置換基
を持つスチレンモノマーをベースとするレジストは、パ
ラ位の置換基を持つ物に比較し、接着性と光吸収特性が
大きく強化されている。適当なメタ位置換スチレンポリ
マーは既に述べた二重保護基プロセスを用いて製造する
ことができる。
を持つスチレンモノマーをベースとするレジストは、パ
ラ位の置換基を持つ物に比較し、接着性と光吸収特性が
大きく強化されている。適当なメタ位置換スチレンポリ
マーは既に述べた二重保護基プロセスを用いて製造する
ことができる。
【0013】
【実施例】デバイスの製造においてレジストの加工用に
述べる方法は、デバイス基板上にレジストを形成した後
で保護基を除去するために用いられる処理を除き、従来
から用いられている通りのものである。従って、例え
ば、Introduction to Microli
thography、ACS シンポジウム シリーズ
219、米国化学会、ワシントンDC、(1983年)
199−210ページにL.F.トムソンらが記載して
いるような従来の露光および現像技法が適している。さ
らにスピンコーティングなどの基板被覆技法はトンプソ
ンにより同じく186ページに記載されているものがま
た有利に使用できる。露光にはエックス線、遠紫外線な
どの露光放射線、および電子ビームなどの荷電粒子ビー
ムが適している。レジスト材は、露光と現像後、ひき続
きデバイス加工に使用される。例えば、このレジストは
金属層の上におかれ、これがエッチングされてレジスト
に応じたパターンを金属の中に製造する。別の方法とし
て金属をパターン化されたレジストを持つ基板の上に堆
積させ、このレジストを除去して、望ましいパターンに
堆積された金属を残す。あるいはさらに別法として、こ
のレジストをイオン注入マスクとして使用することもあ
る。
述べる方法は、デバイス基板上にレジストを形成した後
で保護基を除去するために用いられる処理を除き、従来
から用いられている通りのものである。従って、例え
ば、Introduction to Microli
thography、ACS シンポジウム シリーズ
219、米国化学会、ワシントンDC、(1983年)
199−210ページにL.F.トムソンらが記載して
いるような従来の露光および現像技法が適している。さ
らにスピンコーティングなどの基板被覆技法はトンプソ
ンにより同じく186ページに記載されているものがま
た有利に使用できる。露光にはエックス線、遠紫外線な
どの露光放射線、および電子ビームなどの荷電粒子ビー
ムが適している。レジスト材は、露光と現像後、ひき続
きデバイス加工に使用される。例えば、このレジストは
金属層の上におかれ、これがエッチングされてレジスト
に応じたパターンを金属の中に製造する。別の方法とし
て金属をパターン化されたレジストを持つ基板の上に堆
積させ、このレジストを除去して、望ましいパターンに
堆積された金属を残す。あるいはさらに別法として、こ
のレジストをイオン注入マスクとして使用することもあ
る。
【0014】一つの実施例において、本発明で用いられ
るこのレジスト材料には置換スチレンモノマーから形成
されるポリマーのフェニル環のメタ位に置換基を持つポ
リマーが含まれる。もう一つの実施例においてはパラ位
あるいはパラ位とメタ位の混合置換ポリマーが用いられ
る。このメタ位置換レジストまたはパラ位やパラ位とメ
タ位の両方に置換基を持つその他のレジストは、二つの
化学的に異なる保護基を使用する技法によって調製され
る。置換スチレン同士をいっしょにまた他のモノマーと
共に共重合させることはよく知られておりニューヨーク
州、ニューヨークのアカデミックプレス社から1974
年に出版されているスタンレー R.サンドラーらの概
論「ポリマーシンセシス第一巻」などに広く解説されて
いる。置換基の選択はレジストに求められる諸性質に依
存する。レジストに望ましい諸性質については米国特許
第4、996、136号、1991年2月26日付(フ
ーリハン2−14−24)に詳しく述べられており、こ
れはここに参照として含められている。が、一般にt−
ブトキシカルボニル、アセトキシおよびヒドロキシなど
の置換基がレジストとしての用途に対し有用なポリマ材
料をもたらす。
るこのレジスト材料には置換スチレンモノマーから形成
されるポリマーのフェニル環のメタ位に置換基を持つポ
リマーが含まれる。もう一つの実施例においてはパラ位
あるいはパラ位とメタ位の混合置換ポリマーが用いられ
る。このメタ位置換レジストまたはパラ位やパラ位とメ
タ位の両方に置換基を持つその他のレジストは、二つの
化学的に異なる保護基を使用する技法によって調製され
る。置換スチレン同士をいっしょにまた他のモノマーと
共に共重合させることはよく知られておりニューヨーク
州、ニューヨークのアカデミックプレス社から1974
年に出版されているスタンレー R.サンドラーらの概
論「ポリマーシンセシス第一巻」などに広く解説されて
いる。置換基の選択はレジストに求められる諸性質に依
存する。レジストに望ましい諸性質については米国特許
第4、996、136号、1991年2月26日付(フ
ーリハン2−14−24)に詳しく述べられており、こ
れはここに参照として含められている。が、一般にt−
ブトキシカルボニル、アセトキシおよびヒドロキシなど
の置換基がレジストとしての用途に対し有用なポリマ材
料をもたらす。
【0015】この二つの保護基は共重合される別々のモ
ノマー内に導入されるか、または共重合される独立した
置換モノマー上に存在する。(さらに、三つ以上のモノ
マーを使用することも可能である。)既に述べたよう
に、フリーラジカル重合などの従来の技法が所望の重合
を行なうために使用できる。
ノマー内に導入されるか、または共重合される独立した
置換モノマー上に存在する。(さらに、三つ以上のモノ
マーを使用することも可能である。)既に述べたよう
に、フリーラジカル重合などの従来の技法が所望の重合
を行なうために使用できる。
【0016】重合の後、照射によるパターン露光に先立
ち、前記の第ニの保護基のすべてあるいは大部分が除去
される。この除去は前記の第一の保護基に実質的に悪影
響を与えることなく前記第ニの保護基と実質的に反応す
る反応体を使用することによって行われる。すなわちこ
の第二の保護基の除去に使用される反応条件の下では第
二の保護基の90から100%が除去され、前記の第一
の保護基の1%未満にしか影響が及ばないことが望まし
い。
ち、前記の第ニの保護基のすべてあるいは大部分が除去
される。この除去は前記の第一の保護基に実質的に悪影
響を与えることなく前記第ニの保護基と実質的に反応す
る反応体を使用することによって行われる。すなわちこ
の第二の保護基の除去に使用される反応条件の下では第
二の保護基の90から100%が除去され、前記の第一
の保護基の1%未満にしか影響が及ばないことが望まし
い。
【0017】第一の保護基の典型的な例としてはt−ブ
トキシカルボニル、t−ブチルおよびt−アミロキシカ
ルボニル基があげられる。これらの基が選ばれているの
は酸の存在下でカルボニウムイオンを発生し、このカル
ボニウムイオンはα水素が脱離するのに十分安定であ
り、HClのような非求核性の希酸の存在下で実質的に
影響を受けないからである。しかし、このテストは徹底
して行われたものではなく、前述に記載の反応が可能で
ある限り、使用される前記の特定の第一の保護基には制
限はない。前記の第二の保護基としての典型的な置換基
にはトリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルエ
チルシリル、ジメチルプロピルシリル、ジメチルイソプ
ロピルシリルおよびジメチル−t−ブチルシリル基があ
る。ここでまた、前述の第二の保護基対第一の保護基の
前記の所望の反応速度が可能である限りにおいて、前記
の第二の保護基の選択は制限されない。
トキシカルボニル、t−ブチルおよびt−アミロキシカ
ルボニル基があげられる。これらの基が選ばれているの
は酸の存在下でカルボニウムイオンを発生し、このカル
ボニウムイオンはα水素が脱離するのに十分安定であ
り、HClのような非求核性の希酸の存在下で実質的に
影響を受けないからである。しかし、このテストは徹底
して行われたものではなく、前述に記載の反応が可能で
ある限り、使用される前記の特定の第一の保護基には制
限はない。前記の第二の保護基としての典型的な置換基
にはトリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルエ
チルシリル、ジメチルプロピルシリル、ジメチルイソプ
ロピルシリルおよびジメチル−t−ブチルシリル基があ
る。ここでまた、前述の第二の保護基対第一の保護基の
前記の所望の反応速度が可能である限りにおいて、前記
の第二の保護基の選択は制限されない。
【0018】通常、加水分解などの比較的に単純な反応
を行なう第二の保護基を選択することが望ましい。例え
ば、シリル基を使用するとメタノール(微量の酸と水分
の下で)などの低級アルキルアルコールとの相互作用が
生じ、シリル保護基が除去され、OH置換基が生じる。
この第一の基の除去は通常ポリマーを含むレジストの露
光と現像の際に行われる。リソグラフィーによる露光と
現像の条件が米国特許第4、996、136号(同上)
に記載されている。
を行なう第二の保護基を選択することが望ましい。例え
ば、シリル基を使用するとメタノール(微量の酸と水分
の下で)などの低級アルキルアルコールとの相互作用が
生じ、シリル保護基が除去され、OH置換基が生じる。
この第一の基の除去は通常ポリマーを含むレジストの露
光と現像の際に行われる。リソグラフィーによる露光と
現像の条件が米国特許第4、996、136号(同上)
に記載されている。
【0019】本発明を説明するため下記の実施例をあげ
る。
る。
【0020】実施例1 反応用に、4−ビニルフェニル アセテートをHoec
hst−Celaneseから、また4−tert−ブ
トキシカルボニルオキシスチレンをKodakから入手
し、それぞれを入手後何等の操作を加えずに使用した。
さらに無水二酸化硫黄をMatheson Gas P
roductsから、アゾイソブチロニトリル(AIB
N)をAlfa Chemical Companyか
ら入手した。フェニルクミルジスルホン、bis(2−
ニトロ−6−トリフルオロメチルベンジル)1、3−ベ
ンゼンジスルフォネートおよびポリ(p−アセトキシス
チレン−co−p−tert−ブトキシカルボニルオキ
シスチレン−co−スルホン)(アセトキシスチレン対
tert−ブトキシカルボニルオキシスチレンの比は4
0:60であり、全スチレンのスルホンに対する比は
2.8:1)をOCGMicroelectronic
Materials、Inc.から入手した。炭酸カ
リウム、炭酸セシウムおよび臭化メチルトリフェニルホ
スホニウムを100℃で5酸化燐により真空下で乾燥さ
せた。テトラヒドロフラン(THF)をナトリウムとベ
ンゾフェノンを用いて蒸留した。
hst−Celaneseから、また4−tert−ブ
トキシカルボニルオキシスチレンをKodakから入手
し、それぞれを入手後何等の操作を加えずに使用した。
さらに無水二酸化硫黄をMatheson Gas P
roductsから、アゾイソブチロニトリル(AIB
N)をAlfa Chemical Companyか
ら入手した。フェニルクミルジスルホン、bis(2−
ニトロ−6−トリフルオロメチルベンジル)1、3−ベ
ンゼンジスルフォネートおよびポリ(p−アセトキシス
チレン−co−p−tert−ブトキシカルボニルオキ
シスチレン−co−スルホン)(アセトキシスチレン対
tert−ブトキシカルボニルオキシスチレンの比は4
0:60であり、全スチレンのスルホンに対する比は
2.8:1)をOCGMicroelectronic
Materials、Inc.から入手した。炭酸カ
リウム、炭酸セシウムおよび臭化メチルトリフェニルホ
スホニウムを100℃で5酸化燐により真空下で乾燥さ
せた。テトラヒドロフラン(THF)をナトリウムとベ
ンゾフェノンを用いて蒸留した。
【0021】生成物の特性は1Hおよび13CNMR分光
法によって求められ、CDCl3またはCD3ODの溶液
で前記の溶媒の、プロトンシグナルを参照として用いて
BrukerAM360分光計で記録した。フーリエ変
換赤外分光法(FTIR)を二重研磨シリコンウエハー
あるいはKBrディスクを用いて二重ビームモードにお
いてMattson Instruments Gal
axy Series8020 FTIR分光計で行な
った。紫外分光法はポリマーのエチルエトキシプロピオ
ネート(EEP)溶液(15重量%)を石英ディスク上
にかけて得られたポリマーの薄膜を用いてHewlet
t−Packard 8452A Diode Arr
ay分光光度計により行なった。このUVサンプルの膜
厚は、Sloan Dektak 3030表面測定シ
ステムによって測定した。
法によって求められ、CDCl3またはCD3ODの溶液
で前記の溶媒の、プロトンシグナルを参照として用いて
BrukerAM360分光計で記録した。フーリエ変
換赤外分光法(FTIR)を二重研磨シリコンウエハー
あるいはKBrディスクを用いて二重ビームモードにお
いてMattson Instruments Gal
axy Series8020 FTIR分光計で行な
った。紫外分光法はポリマーのエチルエトキシプロピオ
ネート(EEP)溶液(15重量%)を石英ディスク上
にかけて得られたポリマーの薄膜を用いてHewlet
t−Packard 8452A Diode Arr
ay分光光度計により行なった。このUVサンプルの膜
厚は、Sloan Dektak 3030表面測定シ
ステムによって測定した。
【0022】分析的薄膜クロマトグラフィー(TLC)
をシリカゲルGF254(厚さ0.25mm)で被覆し
た市販のメルクプレート上で行なった。Waters
Model 510のポンプ、Waters Mode
l 410の示差屈折計検出器およびViscotek
Model 100の示差粘度計検出器を使用して粒
度排除クロマトグラフィー(SEC)をおこなった。一
組のPolymerLaboratories DL−
gel、粒度5μm、MIXCポアタイプのカラムを用
い、溶出溶媒としてテトラヒドロフランを使用した。デ
ータ取得ならびに分析はASYST Unical ソ
フトウエアシステムを装備したAT&T6312マイク
ロコンピュータを用いて行なった。分子量データは狭い
分子量の線形ポリスチレンスタンダード(Polyme
r Laboratories)から作成した一般的な
検量線との比較で報告する。
をシリカゲルGF254(厚さ0.25mm)で被覆し
た市販のメルクプレート上で行なった。Waters
Model 510のポンプ、Waters Mode
l 410の示差屈折計検出器およびViscotek
Model 100の示差粘度計検出器を使用して粒
度排除クロマトグラフィー(SEC)をおこなった。一
組のPolymerLaboratories DL−
gel、粒度5μm、MIXCポアタイプのカラムを用
い、溶出溶媒としてテトラヒドロフランを使用した。デ
ータ取得ならびに分析はASYST Unical ソ
フトウエアシステムを装備したAT&T6312マイク
ロコンピュータを用いて行なった。分子量データは狭い
分子量の線形ポリスチレンスタンダード(Polyme
r Laboratories)から作成した一般的な
検量線との比較で報告する。
【0023】熱分析データはTAC7熱分析コントロー
ラーならびにPE−7700データステーションと接続
されたPerkin−ElmerTGAー7熱重量分析
計を用いて得られた。TGAサンプルを20cm3/分
の精製N2ガス流で毎分10℃の割合で加熱した。DS
Cサンプルを毎分10℃の割合で加熱した。元素分析
(C、H、SおよびSi)はニュージャージー州マジソ
ンのRobertsonMicrolit Labor
atories社によって行われた。
ラーならびにPE−7700データステーションと接続
されたPerkin−ElmerTGAー7熱重量分析
計を用いて得られた。TGAサンプルを20cm3/分
の精製N2ガス流で毎分10℃の割合で加熱した。DS
Cサンプルを毎分10℃の割合で加熱した。元素分析
(C、H、SおよびSi)はニュージャージー州マジソ
ンのRobertsonMicrolit Labor
atories社によって行われた。
【0024】メチレンクロライド50mlに3−ヒドロ
キシベンズアルデヒド(36.1g、0.30モル)と
トリエチルアミン(50.0ml、0.36モル)を溶
解し氷冷した溶液に、アセチルクロライド(25.0m
l、0.35モル)を滴下した。1時間後、この混合物
を室温まで暖め、一晩(〜12時間)反応させた。反応
混合物をメチレンクロライドで希釈し、水で2回洗浄
し、1NのHClで2回洗浄し、水で2回洗浄し、食塩
水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発乾固し
た。その結果得られた生成物の3−アセトキシベンズア
ルデヒドをフラッシュクロマトグラフィーで、メチレン
クロライドとヘキサンの2:1の混合物で溶出して精製
し、42.2gの黄色油状物質を得た(収率87%)。
1HNMRδ2.30(s、3H、COCH3)、7.2
2(q、1H、ArH)、7.31(q、1H、Ar
H)、7.52(t、1H、ArH)、7.59(s,
1H、ArH)、9.96(s、1H、CHO)。13C
NMRδ20.9(CH3)、122.1、127.
1、127.6、130.0(ArCH)、137.
6、151.1(ArC)、169.0(COC
H3)、191.0(CHO)。
キシベンズアルデヒド(36.1g、0.30モル)と
トリエチルアミン(50.0ml、0.36モル)を溶
解し氷冷した溶液に、アセチルクロライド(25.0m
l、0.35モル)を滴下した。1時間後、この混合物
を室温まで暖め、一晩(〜12時間)反応させた。反応
混合物をメチレンクロライドで希釈し、水で2回洗浄
し、1NのHClで2回洗浄し、水で2回洗浄し、食塩
水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発乾固し
た。その結果得られた生成物の3−アセトキシベンズア
ルデヒドをフラッシュクロマトグラフィーで、メチレン
クロライドとヘキサンの2:1の混合物で溶出して精製
し、42.2gの黄色油状物質を得た(収率87%)。
1HNMRδ2.30(s、3H、COCH3)、7.2
2(q、1H、ArH)、7.31(q、1H、Ar
H)、7.52(t、1H、ArH)、7.59(s,
1H、ArH)、9.96(s、1H、CHO)。13C
NMRδ20.9(CH3)、122.1、127.
1、127.6、130.0(ArCH)、137.
6、151.1(ArC)、169.0(COC
H3)、191.0(CHO)。
【0025】3−アセトキシスチレンの合成に対して、
すべてのガラス器具は一晩乾燥器で乾燥させ冷めないう
ちに組み立てた。ジメチルホルムアミド(350ml)
中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(47.9
g、0.134モル)および炭酸セシウム(47.6
g、0.146モル)を50℃で1時間、明るい黄色を
呈するまで加熱した。ジメチルホルムアミド(100m
l)に溶解した3−アセトキシベンズアルデヒド(2
0.0g、0.122モル)を加熱した溶液へ滴下し
た。70時間後、反応混合物を室温まで冷却し、氷上に
そそいだ。生成物をt−ブチルカテコール(0.1g)
の存在下ヘキサンで抽出した。有機溶液を食塩水で洗浄
し、MgSO4で乾燥し、蒸発乾固した。生成物をフラ
ッシュクロマトグラフィーで精製し、ヘキサン対メチレ
ンクロライド3:1の混合物で溶出し、11.0gの薄
黄色油状の3−アセトキシスチレンを得た(収率55
%)。1HNMRδ2.21(s、3H、CH3)、5.
24(d、1H、CH)、5.65(d、1H、C
H)、6.67(q、1H、CH)、6.93(d、1
H、ArH)、7.15(s、1H、ArH)、7.2
5(m、2H、ArH)。13CNMRδ20.4(CH
3)、114.4(CH2)、118.7、120.5、
123.3、129.0(ArCH)、135.6(C
H)、138.8、150.7(ArC)、168.7
(C=O)。
すべてのガラス器具は一晩乾燥器で乾燥させ冷めないう
ちに組み立てた。ジメチルホルムアミド(350ml)
中で臭化メチルトリフェニルホスホニウム(47.9
g、0.134モル)および炭酸セシウム(47.6
g、0.146モル)を50℃で1時間、明るい黄色を
呈するまで加熱した。ジメチルホルムアミド(100m
l)に溶解した3−アセトキシベンズアルデヒド(2
0.0g、0.122モル)を加熱した溶液へ滴下し
た。70時間後、反応混合物を室温まで冷却し、氷上に
そそいだ。生成物をt−ブチルカテコール(0.1g)
の存在下ヘキサンで抽出した。有機溶液を食塩水で洗浄
し、MgSO4で乾燥し、蒸発乾固した。生成物をフラ
ッシュクロマトグラフィーで精製し、ヘキサン対メチレ
ンクロライド3:1の混合物で溶出し、11.0gの薄
黄色油状の3−アセトキシスチレンを得た(収率55
%)。1HNMRδ2.21(s、3H、CH3)、5.
24(d、1H、CH)、5.65(d、1H、C
H)、6.67(q、1H、CH)、6.93(d、1
H、ArH)、7.15(s、1H、ArH)、7.2
5(m、2H、ArH)。13CNMRδ20.4(CH
3)、114.4(CH2)、118.7、120.5、
123.3、129.0(ArCH)、135.6(C
H)、138.8、150.7(ArC)、168.7
(C=O)。
【0026】3−t−ブトキシカルボニルオキシベンズ
アルデヒドを合成するために、3−ヒドロキシベンズア
ルデヒド(55.9g、0.458モル)、炭酸カリウ
ム(126g、0.916モル)および18−クラウン
−6(1.20g、4.54mmol)をテトラヒドロ
フラン(200ml)中で3−ヒドロキシベンズアルデ
ヒドが溶解するまで混合した。反応混合物をついで氷浴
にセットした。テトラヒドロフラン(75ml)に溶か
したジ−t−ブチルジカーボネート(100g、0.4
58モル)を反応混合物へ滴下した。0℃で1時間保っ
た後、反応混合物を室温まで暖めさらに(約12時間)
反応させた。溶液を過剰の炭酸カリウムからデカンテー
ションによって分離し、蒸発乾固させた。反応混合物を
メチレンクロライドにもう一度溶解し、水で4回洗浄
し、食塩水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ蒸発乾
固して100gの茶色油状の3−t−ブトキシカルボニ
ルオキシベンズアルデヒドを得た(収率98%)。1H
NMRδ1.56(s、9H、CH3)、7.42
(m、1H、ArH)、7.53(t、1H、Ar
H)、7.72(m、2H、ArH)、9.98(s、
1H、CHO)。13CNMRδ27.4(C−C
H3)、83.8(C−CH3)、121.6、126.
9、127.1、129.9(ArCH)、137.
5、151.4(ArC)、190.8(CHO)。
アルデヒドを合成するために、3−ヒドロキシベンズア
ルデヒド(55.9g、0.458モル)、炭酸カリウ
ム(126g、0.916モル)および18−クラウン
−6(1.20g、4.54mmol)をテトラヒドロ
フラン(200ml)中で3−ヒドロキシベンズアルデ
ヒドが溶解するまで混合した。反応混合物をついで氷浴
にセットした。テトラヒドロフラン(75ml)に溶か
したジ−t−ブチルジカーボネート(100g、0.4
58モル)を反応混合物へ滴下した。0℃で1時間保っ
た後、反応混合物を室温まで暖めさらに(約12時間)
反応させた。溶液を過剰の炭酸カリウムからデカンテー
ションによって分離し、蒸発乾固させた。反応混合物を
メチレンクロライドにもう一度溶解し、水で4回洗浄
し、食塩水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ蒸発乾
固して100gの茶色油状の3−t−ブトキシカルボニ
ルオキシベンズアルデヒドを得た(収率98%)。1H
NMRδ1.56(s、9H、CH3)、7.42
(m、1H、ArH)、7.53(t、1H、Ar
H)、7.72(m、2H、ArH)、9.98(s、
1H、CHO)。13CNMRδ27.4(C−C
H3)、83.8(C−CH3)、121.6、126.
9、127.1、129.9(ArCH)、137.
5、151.4(ArC)、190.8(CHO)。
【0027】3−t−ブトキシカルボニルオキシスチレ
ンを合成するために、テトラヒドロフラン(100m
l)に溶解した3−t−ブトキシカルボニルオキシベン
ズアルデヒド(21.3g、95.8mmol)をテト
ラヒドロフラン(350ml)の臭化メチルトリフェニ
ルホスホニウム(34.1g、95.6mmol)とカ
リウムt−ブトキシド(10.7g、95.6 mmo
l)のスラリーに滴下した。4時間後、この反応混合物
を氷上に注ぎ、酢酸エチル(500ml)で希釈した。
この有機層を水で2回洗浄し、食塩水で1回洗浄し、M
gSO4で乾燥させ、蒸発乾固した。生成物をフラッシ
ュクロマトグラフィーでヘキサンとメチレンクロライド
の2:1の混合物で溶出して精製し、薄黄色油状の3−
tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン11.3
gを得た(収率54%)。1HNMRδ1.60(s、
9H、CH3)、5.31(dd、1H、CH2)、5.
79(dd、1H、CH2)、6.73(dd、1H、
CH)、7.10(m、1H、ArH)、7.31
(m、3H、ArH)。13CNMRδ27.6(C
H3)、83.4(C−CH3)、114.9(C
H2)、118.7、120.5、123.7、12
9.3(ArCH)。135.9(CH)、139.
2、151.3(ArC)。
ンを合成するために、テトラヒドロフラン(100m
l)に溶解した3−t−ブトキシカルボニルオキシベン
ズアルデヒド(21.3g、95.8mmol)をテト
ラヒドロフラン(350ml)の臭化メチルトリフェニ
ルホスホニウム(34.1g、95.6mmol)とカ
リウムt−ブトキシド(10.7g、95.6 mmo
l)のスラリーに滴下した。4時間後、この反応混合物
を氷上に注ぎ、酢酸エチル(500ml)で希釈した。
この有機層を水で2回洗浄し、食塩水で1回洗浄し、M
gSO4で乾燥させ、蒸発乾固した。生成物をフラッシ
ュクロマトグラフィーでヘキサンとメチレンクロライド
の2:1の混合物で溶出して精製し、薄黄色油状の3−
tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン11.3
gを得た(収率54%)。1HNMRδ1.60(s、
9H、CH3)、5.31(dd、1H、CH2)、5.
79(dd、1H、CH2)、6.73(dd、1H、
CH)、7.10(m、1H、ArH)、7.31
(m、3H、ArH)。13CNMRδ27.6(C
H3)、83.4(C−CH3)、114.9(C
H2)、118.7、120.5、123.7、12
9.3(ArCH)。135.9(CH)、139.
2、151.3(ArC)。
【0028】3−ヒドロキシスチレンを合成するため
に、3−アセトキシスチレン(14g、84mmol)
を氷冷した塩化アンモニウム(14ml)に滴下した。
1.5時間後、水(150ml)を加え二酸化炭素を8
時間、反応混合液が中性のpHを示すまで吹き込んだ。
反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水で1回、
ついで食塩水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸
発させてオレンジ色油状の3−ヒドロキシスチレン10
gを得た(収率99%)。1HNMR(CD3OD)δ
5.0(br、OH)、5.18(d、1H、C
H2)、5.72(d、1H、CH2)、6.60(m、
1H、CH)、6.76(d、1H、ArH)、6.9
0(d、1H、ArH)、6.94(s、1H、Ar
H)、7.13(t、1H、ArH)。13CNMR(C
D3OD)δ113.5(ArCH)、113.8(C
H2)、115.6、118.8、130.4(ArC
H)、137.9(CH)、140.1、158.2
(ArC)。
に、3−アセトキシスチレン(14g、84mmol)
を氷冷した塩化アンモニウム(14ml)に滴下した。
1.5時間後、水(150ml)を加え二酸化炭素を8
時間、反応混合液が中性のpHを示すまで吹き込んだ。
反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水で1回、
ついで食塩水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸
発させてオレンジ色油状の3−ヒドロキシスチレン10
gを得た(収率99%)。1HNMR(CD3OD)δ
5.0(br、OH)、5.18(d、1H、C
H2)、5.72(d、1H、CH2)、6.60(m、
1H、CH)、6.76(d、1H、ArH)、6.9
0(d、1H、ArH)、6.94(s、1H、Ar
H)、7.13(t、1H、ArH)。13CNMR(C
D3OD)δ113.5(ArCH)、113.8(C
H2)、115.6、118.8、130.4(ArC
H)、137.9(CH)、140.1、158.2
(ArC)。
【0029】3−トリメチルシリルオキシスチレンを合
成するために、氷浴にセットした3−ヒドロキシスチレ
ン(10g、83mmol)にヘキサメチルジシロキサ
ン(25ml、120mmol)を加えた。30分後、
反応混合物を室温まで暖め、さらに21時間反応させ
た。白色の沈殿をこしとり、過剰のヘキサメチルジシロ
キサンを真空下で除去し、生成物を蒸留(40℃/0.
05mmHg)によって精製し、13gの透明な油状の
3−トリメチルシリルオキシスチレンを得た(収率73
%)。1HNMRδ0.20(s、9H、SiCH3)、
5.15(d、1H、CH2)、5.63(d、1H、
CH2)、6.58(dd、1H、CH)、6.69
(t、1H、ArH)、6.84(s、1H、Ar
H)、6.94(d、1H、ArH)、7.10(t、
1H、ArH)。13CNMRδ2.5(SiCH3)、
113.9(CH2)、117.7、119.5、11
9.7、129.4(ArCH)、136.7(C
H)、139.1、155.4(ARC)。
成するために、氷浴にセットした3−ヒドロキシスチレ
ン(10g、83mmol)にヘキサメチルジシロキサ
ン(25ml、120mmol)を加えた。30分後、
反応混合物を室温まで暖め、さらに21時間反応させ
た。白色の沈殿をこしとり、過剰のヘキサメチルジシロ
キサンを真空下で除去し、生成物を蒸留(40℃/0.
05mmHg)によって精製し、13gの透明な油状の
3−トリメチルシリルオキシスチレンを得た(収率73
%)。1HNMRδ0.20(s、9H、SiCH3)、
5.15(d、1H、CH2)、5.63(d、1H、
CH2)、6.58(dd、1H、CH)、6.69
(t、1H、ArH)、6.84(s、1H、Ar
H)、6.94(d、1H、ArH)、7.10(t、
1H、ArH)。13CNMRδ2.5(SiCH3)、
113.9(CH2)、117.7、119.5、11
9.7、129.4(ArCH)、136.7(C
H)、139.1、155.4(ARC)。
【0030】4−トリメチルシリルオキシスチレンを前
記の3−トリメチルシリルオキシスチレンと同様に調製
した。
記の3−トリメチルシリルオキシスチレンと同様に調製
した。
【0031】合成したスルホン含有ポリマーそれぞれに
対し、AIBNとトルエンの混合物を入れた修正ケルダ
ールフラスコを、−75℃の浴にセットし、フラスコ内
を真空にした。スチレンモノマーをガス抜きし、このフ
ラスコへ真空下で移送した。AIBNのスチレンモノマ
ーに対する比は1:50であった。スチレンモノマーの
体積はSO2とトルエンの全体積に対し当量で、SO2に
対するスチレンモノマーのモルフィード比は1:1.2
5であった。SO2を蒸留し、−75℃で目盛りつきフ
ラスコ内にとり、冷凍/解凍法によってガス抜きし、つ
いで蒸留によってこの反応容器に導入した。フラスコは
封をして65℃の浴内へ入れた。数時間後、フラスコを
室温まで冷却し、過剰のSO2を攪はんしながら真空下
で除去した。アセトンを加え、反応混合物をメタノール
内で沈殿させてポリマーを分離した。ポリマーを再度ア
セトンへ溶解しメタノール(2x)または石油エーテル
(2x)中で沈殿させることによって精製した。精製ポ
リマーを室温で一晩真空乾燥器内に置いた。全スチレン
のスルホンに対する比は、特に明記されない限り〜2.
8:1であった。
対し、AIBNとトルエンの混合物を入れた修正ケルダ
ールフラスコを、−75℃の浴にセットし、フラスコ内
を真空にした。スチレンモノマーをガス抜きし、このフ
ラスコへ真空下で移送した。AIBNのスチレンモノマ
ーに対する比は1:50であった。スチレンモノマーの
体積はSO2とトルエンの全体積に対し当量で、SO2に
対するスチレンモノマーのモルフィード比は1:1.2
5であった。SO2を蒸留し、−75℃で目盛りつきフ
ラスコ内にとり、冷凍/解凍法によってガス抜きし、つ
いで蒸留によってこの反応容器に導入した。フラスコは
封をして65℃の浴内へ入れた。数時間後、フラスコを
室温まで冷却し、過剰のSO2を攪はんしながら真空下
で除去した。アセトンを加え、反応混合物をメタノール
内で沈殿させてポリマーを分離した。ポリマーを再度ア
セトンへ溶解しメタノール(2x)または石油エーテル
(2x)中で沈殿させることによって精製した。精製ポ
リマーを室温で一晩真空乾燥器内に置いた。全スチレン
のスルホンに対する比は、特に明記されない限り〜2.
8:1であった。
【0032】ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
ースルホン)をこの一般的な重合方法によって製造し、
4時間後に47%の収率で得たのち、メタノール中で沈
殿させて精製した。アセトキシスチレンのtert−ブ
トキシカルボニルオキシスチレンに対する比は40:6
0であった。GPC:Mw=77、200;Mn=50、
400;D=1.5;IV=0.30.元素分析計算
値:C 64.9;H 6.2;S4.89;実測値:
C 64.4;H 6.20;S 4.76。OD248
(EEP):0.13AU/μm。BOC脱保護:開始
162℃(27%重量損失)。分解:開始205℃。T
g:142℃。1HNMRδ1.54(CーCH3)、
2.26(COCH3)、1.3−3.9(CH、C
H2)および6.1−7.4(ArH)。
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
ースルホン)をこの一般的な重合方法によって製造し、
4時間後に47%の収率で得たのち、メタノール中で沈
殿させて精製した。アセトキシスチレンのtert−ブ
トキシカルボニルオキシスチレンに対する比は40:6
0であった。GPC:Mw=77、200;Mn=50、
400;D=1.5;IV=0.30.元素分析計算
値:C 64.9;H 6.2;S4.89;実測値:
C 64.4;H 6.20;S 4.76。OD248
(EEP):0.13AU/μm。BOC脱保護:開始
162℃(27%重量損失)。分解:開始205℃。T
g:142℃。1HNMRδ1.54(CーCH3)、
2.26(COCH3)、1.3−3.9(CH、C
H2)および6.1−7.4(ArH)。
【0033】ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−4−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、10時間の反応の後に25%の収
率で得、石油エーテル中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。分析計算値:C65.5;H 6.0;S
5.5;実測値:C 64.7;H 6.11;S
5.52。OD248(EEP):0.30AU/μm。
BOC脱保護:開始157℃(21%重量損失)。分
解:232℃。Tg:192℃。1H NMRδ1.54
(C−CH3)、2.26(COCH3)、1.3−3.
9(CH、CH2)および6.1−7.4(ArH)。
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−4−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、10時間の反応の後に25%の収
率で得、石油エーテル中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。分析計算値:C65.5;H 6.0;S
5.5;実測値:C 64.7;H 6.11;S
5.52。OD248(EEP):0.30AU/μm。
BOC脱保護:開始157℃(21%重量損失)。分
解:232℃。Tg:192℃。1H NMRδ1.54
(C−CH3)、2.26(COCH3)、1.3−3.
9(CH、CH2)および6.1−7.4(ArH)。
【0034】ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−3−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、10時間の反応の後に32%の収
率で得、石油エーテル中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。元素分析実測値:C 66.3;H 6.7
3;S 4.80。OD248(EEP):0.19AU
/μm。BOC脱保護:148℃(22%重量損失)。
分解:233℃。Tg:169℃。1HNMRδ1.54
(C−CH3)、2.26(COCH3)、1.3−3.
9(CH、CH2)および6.1−7.4(ArH)。
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−3−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、10時間の反応の後に32%の収
率で得、石油エーテル中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。元素分析実測値:C 66.3;H 6.7
3;S 4.80。OD248(EEP):0.19AU
/μm。BOC脱保護:148℃(22%重量損失)。
分解:233℃。Tg:169℃。1HNMRδ1.54
(C−CH3)、2.26(COCH3)、1.3−3.
9(CH、CH2)および6.1−7.4(ArH)。
【0035】ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−4−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、9.5時間の反応の後に39%の
収率で得、メタノール中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。元素分析実測値:C 63.0;H 5.6
7;S 6.35。OD248(EEP):0.39AU
/μm。BOC脱保護:154℃(17%重量損失)。
分解:230℃。Tg:177℃。1H NMRδ1.5
6(C−CH3)、2.29(COCH3)、1.6−
3.3(CH、CH2)および6.3−7.2(Ar
H)。
−tert−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co
−4−ヒドロキシスチレン−co−スルホン)を上記の
方法によって製造し、9.5時間の反応の後に39%の
収率で得、メタノール中で沈殿させて精製した。アセト
キシスチレン対tert−ブトキシカルボニルオキシス
チレン対ヒドロキシスチレンの比は40:35:25で
あった。元素分析実測値:C 63.0;H 5.6
7;S 6.35。OD248(EEP):0.39AU
/μm。BOC脱保護:154℃(17%重量損失)。
分解:230℃。Tg:177℃。1H NMRδ1.5
6(C−CH3)、2.29(COCH3)、1.6−
3.3(CH、CH2)および6.3−7.2(Ar
H)。
【0036】スチレンコポリマーに対し、AIBNとト
ルエンの混合物を入れた修正ケルダールフラスコを、−
75℃の浴にセットしフラスコ内を真空にした。ガス抜
きしたスチレンモノマーを真空下でこのフラスコに移送
した。AIBNのスチレンモノマーに対する比は1:5
0であり、トルエンの量は連続したスチレンモノマーの
量に等しかった。フラスコはシールした後65℃の浴内
へ入れた。4〜8時間の後、フラスコを室温まで冷却
し、アセトンを加えた。反応混合物を酸性メタノール
(3500mlのメタノール中に0.5mlのHCl)
中で沈殿させ分離すると同時に脱保護を行なった。この
ポリマーを再度アセトンへ溶解し石油エーテル(2x)
中で沈殿させることによって精製した。精製ポリマーを
室温で一晩真空乾燥器内においた。3−ヒドロキシスチ
レンの4−t−ブトキシカルボニルオキシスチレンに対
する比が3:1である、ポリ(3−ヒドロキシスチレン
−4−t−ブトキシカルボニルオキシスチレン)(P
(3HS−4TBS))を収率29%で調製した。分析
計算値:C76.6;H 6.90;実測値:C 7
6.2;H 7.18。GPC:Mw=68、300;
Mn=53、500;D=1.3;IV=0.23。O
D:0.17AU/μm。収率:29%。白色固体。
ルエンの混合物を入れた修正ケルダールフラスコを、−
75℃の浴にセットしフラスコ内を真空にした。ガス抜
きしたスチレンモノマーを真空下でこのフラスコに移送
した。AIBNのスチレンモノマーに対する比は1:5
0であり、トルエンの量は連続したスチレンモノマーの
量に等しかった。フラスコはシールした後65℃の浴内
へ入れた。4〜8時間の後、フラスコを室温まで冷却
し、アセトンを加えた。反応混合物を酸性メタノール
(3500mlのメタノール中に0.5mlのHCl)
中で沈殿させ分離すると同時に脱保護を行なった。この
ポリマーを再度アセトンへ溶解し石油エーテル(2x)
中で沈殿させることによって精製した。精製ポリマーを
室温で一晩真空乾燥器内においた。3−ヒドロキシスチ
レンの4−t−ブトキシカルボニルオキシスチレンに対
する比が3:1である、ポリ(3−ヒドロキシスチレン
−4−t−ブトキシカルボニルオキシスチレン)(P
(3HS−4TBS))を収率29%で調製した。分析
計算値:C76.6;H 6.90;実測値:C 7
6.2;H 7.18。GPC:Mw=68、300;
Mn=53、500;D=1.3;IV=0.23。O
D:0.17AU/μm。収率:29%。白色固体。
【0037】3HS対4TBSの比が1:1である、ポ
リ(3HS−co−4−TBS)を56%の収率で得
た。分析計算値:C74.1;H 7.06;実測値:
C 75.2;H 7.46。GPC:Mw=64、5
00;Mn=49、000;D=1.3;IV=0.2
1。OD:0.14AU/μm。
リ(3HS−co−4−TBS)を56%の収率で得
た。分析計算値:C74.1;H 7.06;実測値:
C 75.2;H 7.46。GPC:Mw=64、5
00;Mn=49、000;D=1.3;IV=0.2
1。OD:0.14AU/μm。
【0038】3HS対4TBSの比が1:3である、ポ
リ(3HS−co−4TBS)を54%の収率で得た。
分析計算値:C72.3;H 7.20;実測値:C
71.8;H 7.37。GPC:Mw=75、50
0;Mn=46、000;D=1.6;IV=0.2
1。0.10AU/μm。
リ(3HS−co−4TBS)を54%の収率で得た。
分析計算値:C72.3;H 7.20;実測値:C
71.8;H 7.37。GPC:Mw=75、50
0;Mn=46、000;D=1.6;IV=0.2
1。0.10AU/μm。
【0039】実施例2 レジスト材を調製するために光酸発生剤(ビス(2−ニ
トロ−6−トリフルオロメチルベンジル)1、3−ベン
ゼンジスルホネートをポリマーの重量に対して15重量
%あるいはフェニルクミルジスルホンをポリマーに対し
て3重量%)をマトリックスポリマー(15重量/体積
%)をエチルエトキシプロピオネート(EEP)あるい
は酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテルに溶解
することによって得た溶液中に溶解して溶液を調製し
た。この溶液をヘキサメチルジシラザン(HMDS)下
塗り4”シリコン基板上にスピンコートし、120℃で
30秒間焼成した。このレジスト被覆基板をついで基本
的にメチルメタクリレートメタクリル酸コポリマーであ
る、OCGMicroelectronics Mat
erials社から市販されているDeep UVレジ
ストオーバーコートで約600オングストロームの厚み
に被覆した。これは約3000rpmで60秒間のスピ
ンコーティングし、105℃で60秒間焼成することに
よって行われた。このレジスト被覆基板をついでLam
bda Physik エキシマレーザーを備えたSu
ss Model MA56A コンタクト アライナ
ーによって、あるいは0.48NA光学素子を備えたG
CA−XLSLaserStep(商標)遠紫外線露光
ツールで248nmで露光した。露光後、この基板を1
20℃で1分焼成した。現像溶液としてはテトラメチル
アンモニウム(TMAH)(25%水溶液)をさらに水
で希釈したものを用いた。TMAH溶液の水に対する比
率は1:10から1:9までの間で変化させた。露光
し、焼成したフィルムをこの水性アルカリ溶液で15−
120秒間現像した。フィルムの厚みはNanospe
cフィルム厚みゲージ(Nanometrics、社)
上で測定した。解像度と画像の質をJEOL Mode
l 35CFS走査電子顕微鏡で現像されたパターンを
検査することによって求めた。これらの評価の結果を表
1にまとめる。
トロ−6−トリフルオロメチルベンジル)1、3−ベン
ゼンジスルホネートをポリマーの重量に対して15重量
%あるいはフェニルクミルジスルホンをポリマーに対し
て3重量%)をマトリックスポリマー(15重量/体積
%)をエチルエトキシプロピオネート(EEP)あるい
は酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテルに溶解
することによって得た溶液中に溶解して溶液を調製し
た。この溶液をヘキサメチルジシラザン(HMDS)下
塗り4”シリコン基板上にスピンコートし、120℃で
30秒間焼成した。このレジスト被覆基板をついで基本
的にメチルメタクリレートメタクリル酸コポリマーであ
る、OCGMicroelectronics Mat
erials社から市販されているDeep UVレジ
ストオーバーコートで約600オングストロームの厚み
に被覆した。これは約3000rpmで60秒間のスピ
ンコーティングし、105℃で60秒間焼成することに
よって行われた。このレジスト被覆基板をついでLam
bda Physik エキシマレーザーを備えたSu
ss Model MA56A コンタクト アライナ
ーによって、あるいは0.48NA光学素子を備えたG
CA−XLSLaserStep(商標)遠紫外線露光
ツールで248nmで露光した。露光後、この基板を1
20℃で1分焼成した。現像溶液としてはテトラメチル
アンモニウム(TMAH)(25%水溶液)をさらに水
で希釈したものを用いた。TMAH溶液の水に対する比
率は1:10から1:9までの間で変化させた。露光
し、焼成したフィルムをこの水性アルカリ溶液で15−
120秒間現像した。フィルムの厚みはNanospe
cフィルム厚みゲージ(Nanometrics、社)
上で測定した。解像度と画像の質をJEOL Mode
l 35CFS走査電子顕微鏡で現像されたパターンを
検査することによって求めた。これらの評価の結果を表
1にまとめる。
【0040】 表1 ポリマー コントラスト PEBによる リソグラフィー感度 PED レジストフィル クリアリ 0.5μm ラチチュ
ム厚み損失(%) ング線量 解像度線量 ード (mJ/cm2) A >10 20 16 50 <15分 B >10 20 32 90 >15分 C >10 11 60 135 >15分 D >10 11 45 99 >15分 E >10 11 12 30 <15分 A:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−スルホ
ン)a,b B:ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−スルフ
ォン)a,b C:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
tーブトキシカルボニルオキシスチレン−co−3−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b D:ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−3−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b E:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−4−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b a 本研究で使用したPAGはビス(2−ニトロ−6−ト
リフルオロメチルベンジル)−1,3−ベンゼンジスル
ホネートであった。b リソグラフィー評価はOCGマイクロエレクトロニッ
ク・マテリアルズ社により市販されているDeepU.
V.レジスト用のバリアーカバーコートを使用して行な
った。
ム厚み損失(%) ング線量 解像度線量 ード (mJ/cm2) A >10 20 16 50 <15分 B >10 20 32 90 >15分 C >10 11 60 135 >15分 D >10 11 45 99 >15分 E >10 11 12 30 <15分 A:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−スルホ
ン)a,b B:ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−スルフ
ォン)a,b C:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
tーブトキシカルボニルオキシスチレン−co−3−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b D:ポリ(3−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−3−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b E:ポリ(4−アセトキシスチレン−co−4−ter
t−ブトキシカルボニルオキシスチレン−co−4−ヒ
ドロキシスチレン−co−スルホン)b a 本研究で使用したPAGはビス(2−ニトロ−6−ト
リフルオロメチルベンジル)−1,3−ベンゼンジスル
ホネートであった。b リソグラフィー評価はOCGマイクロエレクトロニッ
ク・マテリアルズ社により市販されているDeepU.
V.レジスト用のバリアーカバーコートを使用して行な
った。
【0040】
【発明の効果】化学的に増幅されたレジストにおける短
所であった露光および露光後の焼成の際の縮みを部分的
に脱保護を行なうことによって減少させた。本発明にお
いては化学的に増幅させたレジストに適したポリマーを
スチレンのフェニル環のメタ位の置換基を用いて有利に
形成することができる。
所であった露光および露光後の焼成の際の縮みを部分的
に脱保護を行なうことによって減少させた。本発明にお
いては化学的に増幅させたレジストに適したポリマーを
スチレンのフェニル環のメタ位の置換基を用いて有利に
形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャネット ミホコ コメタニ アメリカ合衆国、07059 ニュージャージ ー、ワレン、ジェシカ レイン 4 (72)発明者 オムカラム ナラマス アメリカ合衆国、07920 ニュージャージ ー、バスキング リッジ、シカモアー コ ート 89 (72)発明者 エルサ レイチマニス アメリカ合衆国、07090 ニュージャージ ー、ウエストフィールド、セント マーク ス アベニュー 550 (72)発明者 キャスリン エリザベス ウーリッチ アメリカ合衆国、02215 マサチューセッ ツ、ボストン、クィーンズベリー ストリ ート #11 104
Claims (7)
- 【請求項1】 第一の保護基を持つ複数の第一の置換基
と複数の第二の置換基を持つポリマーをパターン状にデ
バイスの基板へ塗布するステップと、 前記の第一の保護基の実質的な除去を誘起し、潜像を形
成するために前記のポリマーを照射により露光するステ
ップと、 前記の像を現像するステップと、 デバイスを完成するために上記の結果得られたパターン
を使用するステップとからなるデバイスの製造方法にお
いて、 前記の露光に先立ち前記複数の第二の置換基を残すため
に、複数の第二の保護基を除去することを特徴とするデ
バイスの製造方法。 - 【請求項2】 前記の第二の保護基がトリメチルシリ
ル、トリエチルシリル、ジメチルシリル、ジメチルプロ
ピルシリル、ジメチルイソプロピルシリルおよびジメチ
ル−t−ブチルシリル基からなる群から選ばれることを
特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 前記の第一の保護基がt−ブトキシカル
ボニル基であることを特徴とする請求項2の方法。 - 【請求項4】 前記の第一の保護基がt−ブトキシカル
ボニル基であることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項5】 前記のポリマーがフェニル側基を持つこ
とを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項6】 前記のフェニル基のメタ位が前記の第一
あるいは前記の第二の保護基によって置換されているこ
とを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項7】 前記のデバイスの基板への塗布に先立
ち、前記の第二の保護基が除去されることを特徴とする
請求項1の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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