JPH0718062U - シフトレバーノブ - Google Patents
シフトレバーノブInfo
- Publication number
- JPH0718062U JPH0718062U JP5298693U JP5298693U JPH0718062U JP H0718062 U JPH0718062 U JP H0718062U JP 5298693 U JP5298693 U JP 5298693U JP 5298693 U JP5298693 U JP 5298693U JP H0718062 U JPH0718062 U JP H0718062U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knob
- shift lever
- shift
- change operation
- stroke amount
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動変速機のシフトチェンジ操作を迅速に行
うことが可能なシフトレバーノブを提案すること。 【構成】 シフトレバーノブ10は、先細りのノブ本体
11と、その下端に形成されたスカート分12から構成
されており、ノブ中心にはシフトレバーへの取付け用の
ねじ孔13が形成されている。従来のような先端側が広
がっているノブを用いる場合に比べてシフトチェンジ操
作に必要なシフトレバーのストローク量を小さくするこ
とができ、その分、シフトチェンジ操作を迅速に行うこ
とが可能になる。
うことが可能なシフトレバーノブを提案すること。 【構成】 シフトレバーノブ10は、先細りのノブ本体
11と、その下端に形成されたスカート分12から構成
されており、ノブ中心にはシフトレバーへの取付け用の
ねじ孔13が形成されている。従来のような先端側が広
がっているノブを用いる場合に比べてシフトチェンジ操
作に必要なシフトレバーのストローク量を小さくするこ
とができ、その分、シフトチェンジ操作を迅速に行うこ
とが可能になる。
Description
【0001】
本考案は自動車用の手動変速機のシフトレバーノブに関するものであり、さら に詳しくは、変速操作を迅速に行うことを可能としたシフトレバーノブに関する ものである。
【0002】
手動変速機が搭載された自動車のシフトチェンジは、クラッチ操作により一時 的に駆動力伝達経路を遮断した状態で行う。したがって、加速中等において、こ のシフトチェンジ操作時間が長いと、車速が低下してしまう。よって、特に、レ ーシング用あるいはスポーツタイプの自動車においては、この操作を短時間で行 うことが必要であり、そのような操作が要望されている。
【0003】 このシフトチェンジ操作を短時間で行うための方法の一つとして、シフトレバ ーのストローク量を小さくする方法がある。このためには、シフトレバーの支点 を変更することにより、シフトチェンジ操作時のシフトレバーのスロトーク量を 小さくすればよい。すなわち、図1(A)に示すように、シフトレバー1の中程 の位置よりも下側に支点1aが形成されているものを、図1(B)に示すように 、その支点1aを上方に移動させるようにしている。このようにすると、シフト レバー1の下端の作用点2を一定量移動するために必要となるシフトレバー1の 上端のノブ3のストローク量を小さくすることが可能である。ストローク量が小 さくなると、その分、シフトチェンジ操作を迅速に行うことができる。
【0004】
しかしながら、上記のようにシフトレバーのシフト操作に必要なストローク量 を減少させる方法は、既存の自動車に適用する場合には、シフトレバーの全体を 交換する必要があり、簡単にはできない。また、シフトレバーの支点をノブの側 に移動すれば、その分、シフトレバー操作に必要な操作力も多く必要になり、シ フトレバーの操作性が損なわれるおそれもある。
【0005】 本発明の課題は、このような点に鑑みて、シフトレバー全体の交換作業を必要 とすることなく、また、シフトレバーの操作力の増加を伴うことなく、シフトレ バーのストローク量を小さくして迅速なシフトチェンジ操作を行うことを可能に することにある。
【0006】
上記の課題を解決するために、本考案においては、シフトレバー上端に取り付 けれるノブに着目し、これを新規な形状のものとすることにより、シフトレバー のストローク量を小さくできるようにしている。
【0007】 すなわち、本考案においては、従来においては上端側が広がった形状であった シフトレバーノブを、下端側から上端側に向けて先細りの形状のものとすること により、シフトチェンジ操作に必要なシフトレバーのストローク量を小さくして いる。
【0008】 このような本考案のシフトレバーノブの形状としては、一般的には、外周面が 凸状曲面となった円錐台形状を採用することができる。
【0009】 また、シフトレバーノブの操作時において、小指等を引掛けてノブの移動を確 実に行うためには、ノブ本体の下端部分に湾曲状外周面を一体形成することが好 ましい。
【0010】
本考案のシフトレバーノブは、先細りの形状をしている。したがって、実施例 を示す図3から分かるように、従来のような先端側が広がっているノブを用いる 場合に比べて、シフトチェンジ操作に必要なシフトレバーのストローク量を小さ くすることができる。よって、シフトチェンジ操作を従来に比べてその分、迅速 に行うことが可能になる。
【0011】
以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1および図2には、本考案を適用したシフトレバーノブの外観を示してある 。これらの図に示すように、本例のシフトレバーノブ10は、ノブ本体11と、 この下端に一体形成されたスカート部12から基本的に構成されている。ノブ本 体11は、全体として、凸状外周面11aを備えた円錐台形状をしている。スカ ート部12は、下方に向けて窄まった湾曲外周面12aを備えた形状をしている 。この形状のノブ10の中心にはねじ孔13が形成されており、ここに、シフト レバー14の先端部分14aをねじ込み固定できるようになっている。
【0013】 図3には、本例のノブ11を取り付けたシフトレバー13におけるシフトチェ ンジ操作時の移動範囲を示してある。図における中央の位置が変速機を非係合状 態にする位置であり、左右の位置が変速機を所定の変速段に切り換えた位置であ る。シフトチェンジ操作においては、図の左右の一方の位置から中央の位置を介 して、他方の位置まで移動する必要がある。本例のノブ11を取り付けた場合の ストローク量はL1である。これに対して、従来における先端側が広がった形状 のノブ20が取付けられているシフトレバーにおけるストルーク量はL2である 。この図から分かるように、ノブの形状が先細りの形状となっている分だけ、ス トローク量を小さくすることが可能であり、したがって、その分、シフトチェン ジ操作を短時間で行うことができる。よって、本例のノブを用いれば、加速中等 において迅速なシフトチェンジ操作を行うことができ、円滑な加速動作等を実現 できる。
【0014】 また、既存のノブをシフトレバー先端から外して、本例のノブ11と交換する のみで、上記のようにシフトチェンジ操作に必要なストローク量を少なくできる 。よって、従来のように、シフトレバーの支点を変更するために、シフトレバー 自体を交換する等の作業が不要である。よって、簡単な交換作業により、シフト レバーのストローク量を少なくすることができるので便利である。
【0015】 ここで、前述したように従来におけるノブは先端側が広がった形状となってい る。この理由は、運転者がノブをグリップし易くするためである。しかし、シフ トチェンジ操作を迅速に行う場合には、運転者はノブを握らずに、ノブの先端に 手を乗せておき、シフトチェンジ操作時には、手の平をノブ側面にずらして、ノ ブ側面を手の平で目標とする変速段の方向に向けて押し込む、あるいは引き込む ように操作する。このような操作を行う場合には、先端側が広がっている従来の ノブ形状では、却って、操作がしずらくなってしまう。この点においても、本例 のように、先細りとなったノブ形状は、シフトチェンジ操作時の運転者の手の動 きに合致したものであり、したがって、迅速なシフトチェンジ操作を行うために 適している。
【0016】 さらに、本例のノブ11においては、その下端部分に湾曲状外周面12aが形 成されている。この部分は、上記のようなシフトレバー操作時に、小指等を当て がうことができる。このため、シフトレバー操作を確実に行うことができるので 便利である。
【0017】 なお、本例のノブを用いると共に、従来のように、シフトレバー自体の支点位 置を上方に移動させるようにすれば、双方の相乗効果により、シフトレバーのス トローク量を大幅に小さくすることができる。
【0018】 また、本例では、小指等を当てがうためのスカート部分12をノブ下端部分に 形成しているが、場合によっては、このような部分を省略してもよい。
【0019】 さらに、本例のノブは凸状外周面を備えた円錐台形状をしているが、これ以外 の先細り形状を採用してもよい。例えば、正確な円錐台形状を採用することもで きる。または、半球形状、それに類似した形状を採用することができる。さらに は、外周面が湾曲面となった先細り形状を採用することもできる。
【0020】 次に、上記の説明においてはノブの材質については特に言及していないが、こ れは一般的に使用されている材質を採用することができる。例えば、合成樹脂、 金属などとすることができる。
【0021】
以上説明したように、本考案のシフトレバーノブは、全体として先細りの形状 をしている。したがって、従来のような先端側が広がった形状のノブに比べて、 シフトレバーのシフトチェンジ操作に必要なストローク量を少なくすることがで きる。よって、従来よりも迅速なシフトチェンジ操作を実現できる。また、従来 のようなシフトレバー自体の支点を変更することによりストローク量を少なくす る場合にくらべて、ノブのみを交換すればよいので、変更のための作業が極めて 簡単になる。
【0022】 さらには、本考案のノブは、その下端側に指等を係合可能な湾曲状外周面を形 成してあるので、ノブの操作を確実に行うことができるという利点もある。
【図1】本考案の一実施例のシフトレバーノブを示す外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】図1のシフトレバーノブを示す図であり、
(A)はその平面図、(B)はその側面図、(C)はそ
の底面図である。
(A)はその平面図、(B)はその側面図、(C)はそ
の底面図である。
【図3】図1のノブが取り付けられたシフトレバーのス
トローク量と、従来のノブが取付けられたシフトレバー
のストローク量との差を示す説明図である。
トローク量と、従来のノブが取付けられたシフトレバー
のストローク量との差を示す説明図である。
【図4】従来におけるシフトレバーのストローク量の低
減方法を示す説明図である。
減方法を示す説明図である。
10・・・シフトレバーノブ 11・・・ノブ本体 11a・・・凸状外周面 12・・・ノブ本体の下端に形成したスカート部 12a・・・スカート部の湾曲状外周面 13・・・ねじ孔 14・・・シフトレバー 14a・・・シフトレバーの先端部分
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車用の手動変速機におけるシフトレ
バーノブにおいて、全体として下端部分から上端部分に
向けて先細りの形状をしたノブ本体を有することを特徴
とするシフトレバーノブ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ノブ本体は略円
錐台形状をしていることを特徴とするシフトレバーノ
ブ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記ノブ本
体の下端には、指係合用の湾曲状外周面が形成されてい
ることを特徴とするシフトレバーノブ。 - 【請求項4】 請求項1、2または3において、シフト
レバー先端への取付け用の孔が形成されていることを特
徴とするシフトレバーノブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298693U JPH0718062U (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | シフトレバーノブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298693U JPH0718062U (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | シフトレバーノブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718062U true JPH0718062U (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=12930248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5298693U Pending JPH0718062U (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | シフトレバーノブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718062U (ja) |
-
1993
- 1993-09-04 JP JP5298693U patent/JPH0718062U/ja active Pending
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