JPH07179721A - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

ポリアセタール樹脂組成物

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JPH07179721A
JPH07179721A JP6569191A JP6569191A JPH07179721A JP H07179721 A JPH07179721 A JP H07179721A JP 6569191 A JP6569191 A JP 6569191A JP 6569191 A JP6569191 A JP 6569191A JP H07179721 A JPH07179721 A JP H07179721A
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JP
Japan
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weight
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acetal resin
resin composition
bis
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JP6569191A
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English (en)
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Masaharu Kimura
政春 木村
Naohiko Tsujimoto
直彦 辻本
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
New Oji Paper Co Ltd
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来のアセタール樹脂材料の欠点、即ち、易燃
性、樹脂成分のドロッピングを改良し、機械的性質と耐
熱性、難燃性に優れ、しかも、実用成形性に優れたアセ
タール樹脂組成物を与える。 【構成】アセタール樹脂に、木質パルプ〔5乃至70重
量%〕、および、多官能性シアン酸エステル〔0.5乃
至10重量%〕、または、その重合体〔0.5乃至10
重量%〕とを配合する。 【効果】木質パルプと多官能性シアン酸エステル、また
は、その重合体との相乗効果により、極めて優れた機械
的性質と耐熱性、難燃性に優れ、しかも、実用成形性に
優れ、各種成形部品の材料として好適に用いることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アセタール樹脂組成物
に関するものである。更に詳しく言えば、本発明はアセ
タール樹脂に木質パルプ、および、多官能性シアン酸エ
ステル、または、その重合体とを配合してなるアセター
ル樹脂組成物に関し、機械的強度、および、耐熱性、難
燃性に優れた成形体になるアセタール樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アセタール樹脂は、大量生産が可能で安
価な熱可塑性樹脂であり、しかも機械的強度、および、
耐熱性、耐薬品性に優れているため、従来金属材料が使
用されていた分野である軸受や歯車等の各種機械部品か
ら自動車や精密機械、電気・電子機器、建築用部材等の
素材として、あらゆる産業分野で賞用されている。しか
し、アセタール樹脂には、機械部品として高温下や応力
下で長期間使用し続けると、たわみや熱変形等を生じ易
いと言った欠点がある。一般に、アセタール樹脂成形材
料には、これらの欠点を改良する事を目的としてガラス
繊維やタルクなどの無機質フィラーが充填材として配合
されているが、外観が著しく悪化するのみならず、軸受
や歯車、カム等の摺動部品においては、当該成形部品と
接触している部材の摩耗が増大すると言った重大な欠点
・問題点が残されている。またアセタール樹脂には、容
易に熔融して燃え易いと言った致命的な欠点がある。こ
の欠点は、アセタール樹脂に無機質フィラー等を配合す
る方法では解決することが出来ない。アセタール樹脂に
無機質フィラー等を配合すると、剛性強度や耐熱性は改
善されるが、樹脂成分のドリッピング、即ち、樹脂熔融
物の滴下の阻止・防止には殆ど効果がない。また、赤リ
ン等の難燃剤を添加・配合する方法も提案されている
が、難燃剤の種類や配合量によっては、必ずしも十分な
難燃効果が得られず、しかも、アセタール樹脂の優れた
性質を著しく損なうことすらあり、好ましい方法とは言
えない。即ち、アセタール樹脂には、未だ、難燃性の付
与・改善と言った重大な技術的改善課題が残されてい
る。
【0003】本発明者等は、アセタール樹脂に木質パル
プを配合することによって上記の課題を解決することが
できるとの知見を得たが〔特願平2−12201号〕、
アセタール樹脂と木質パルプとの接着性が未だ不十分で
あり、更なる機械的特性の改良が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
問題点を解決して、優れた機械的性質、および、良好な
難燃性を有するアセタール樹脂と木質パルプとを配合し
た樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アセタール樹
脂に、木質パルプ、および、多官能性シアン酸エステ
ル、または、その重合体とを配合したことを特徴とする
アセタール樹脂組成物にある。更に詳しく言えば、本発
明は、アセタール樹脂に、全樹脂組成物に対して5乃至
70重量%の木質パルプと、0.5乃至10重量%の多
官能性シアン酸エステル、または、その重合体とを均一
に分散してなることを特徴とするアセタール樹脂組成物
にある。
【0006】アセタール樹脂に、合成樹脂配合剤、即
ち、充填剤や補強材として汎用されているガラス繊維や
炭素繊維等を配合すると、エンジニアリングプラスチッ
クスとして重要な性質である剛性強度や耐熱性は改善さ
れるが、樹脂成分のドリッピング現象の阻止・防止に
は、殆ど効果がない。しかし、アセタール樹脂に、ガラ
ス繊維や炭素繊維等の替わりに木質パルプを配合して均
一に分散させると、樹脂成分のドリッピング現象が阻止
されて、顕著に難燃化して、その目的を達成することが
出来る。また、更に、多官能性シアン酸エステル、特
に、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン、
または、その重合体を配合して均一に分散させると、機
械的強度、および、耐熱性、難燃性等がより一層改善・
改良される。
【0007】アセタール樹脂のドリッピング現象の阻止
・防止効果は、本質的に可燃物である木質パルプの配合
量の増加と共に顕著になるが,その作用機構について
は,未だ十分には解明されておらず、今後の重要な研究
課題である。アセタール樹脂のドリッピング現象の阻止
・防止効果が、木質パルプの配合量の増加と共に顕著に
なることなどから、木質パルプの立体的な分子構造と密
接な関係があるものと推察される。
【0008】本発明においてアセタール樹脂とは、ポリ
アセタールホモポリマー、および、主鎖の50%以上が
オキシメチレン連鎖よりなるポリアセタールコポリマ
ー、並びに、これらのポリアセタールを公知の方法で架
橋、或いは、グラフト共重合して変性したもの、およ
び、これらのポリアセタールの2種類以上の混合・配合
物のことを意味する。
【0009】また、木質パルプとは、セルローズ系、ま
たは、リグノセルローズ系の材料のことを意味し、更に
具体的に言えば、ディゾルビングパルプ、ケミカルパル
プ、セミケミカルパルプ、メカニカルパルプ〔サーモメ
カニカルパルプ、リファイナーグラウンドパルプ、砕木
パルプ等〕、古紙パルプなどのことを意味する。
【0010】更にまた、多官能性シアン酸エステルと
は、分子中に2個以上のシアン酸エステル基を有する次
の一般式 R1-(-O−C≡N)m で表されるポリシアン酸エステル化合物〔式中、R1
芳香族性の多価の有機基であり、シアン酸エステル基は
1 の芳香環に直接結合しており、mは2以上の整数、
通常10以下の整数を表す〕を意味する。ここでR1
表された芳香族性の多価の有機基とは、ベンゼン、ナフ
タレン、ビフェニル、ジフェニルメタン、ジフェニルエ
タン、2,2−ジフェニルプロパン、ジフェニルエーテ
ル、ジフェニルエーテル、ジフェニルスルホキシド、フ
ェノ−ル、或いは、クレゾールとホルムアルデヒドとを
反応させて得られるベンゼン多核体などから誘導される
多価の有機基を意味する。なかでも、R1 が2,2−ジ
フェニルプロパンである2,2−ビス(4−シアナトフ
ェニル)プロパンが最も汎用である。多官能性シアン酸
エステルの重合体とは、多官能性シアン酸エステルの縮
合重合反応によって得られる縮合樹脂、或いは、多官能
性シアン酸エステルと多官能性マレイミドとの縮合重合
反応によって得られる縮合樹脂のことを意味する。ここ
に多官能性マレイミドとは、ビス(4−マレイミノフェ
ニル)メタンに代表される分子中に2以上のマレイミド
基を有する有機化合物を意味する。通常一般的には、既
に「BTレジン」の商品名〔製造販売元 三菱瓦斯化
学〕で市販されている2,2−ビス(4−シアナトフェ
ニル)プロパンを多官能性シアン酸エステル成分とする
多官能性シアン酸エステル重合体の中から、所望により
適宜に選ぶことによって、十分にその目的を達成するこ
とができる。
【0011】本発明を実施するとき、木質パルプの配合
量は、5乃至70重量%〔樹脂組成物中〕、より好まし
くは、20乃至60重量%である。木質パルプの配合量
が5重量%よりも少ない場合には、十分なドリッピング
現象の阻止・防止効果を得ることができず、難燃化の効
果は不十分なものとなる。また、逆に、木質パルプの配
合量が70重量%よりも多くなると、配合・混合操作が
極めて困難となり、均質な樹脂組成物を得ることができ
ない場合が生じる。
【0012】多官能性シアン酸エステル、または、その
重合体の配合量は、0.5乃至10重量%〔樹脂組成物
中〕、より好ましくは、1乃至5重量%である。その重
合体の配合量が0.5重量%よりも少ない場合には、十
分な機械的強度と低い成形収縮率を得ることが出来な
い。また逆に、多官能性シアン酸エステル、または、そ
の重合体の配合量を10重量%よりも多くしても、物性
値の大幅な改善・向上効果は得られず、経済的にも不利
である。
【0013】本発明を実施するとき、本発明の組成物に
は、所望により、さらに機械的特性などを改良する目的
で、公知のフィラー類、例えば、ガラス繊維、炭素繊
維、ウィスカー〔例えば、チタン酸カリウム、酸化亜
鉛、炭化珪素、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、ア
ルミナ等〕、フレーク〔マイカ、タルク、ガラスフレー
ク、カオリンフレーク、グラファイト等〕、球状無機充
填物〔例えば、ガラスビーズ、ガラスバルーン、ガラス
粉末、球状シリカ、球状アルミ等〕、無定形無機充填物
〔例えば、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等〕、
無機添加物〔例えば、二硫化モリブテン、二硫化タング
ステン、フッ化黒鉛、窒化ホウ素等〕などを配合・混合
することができる。また、所望により、さらに加工性の
改良、或いは、機能付与の目的で公知の離型剤や帯電防
止剤、顔料、難燃剤などを配合・混合することができ
る。
【0014】本発明のアセタール樹脂組成物の配合は、
公知のニーダーや押出機、或いは、バンバリーミキサー
等を用いて、公知の方法に従って、アセタール樹脂の加
熱熔融下に均一に分散混合する方法で実施される。な
お、本配合操作の実施に際して、各原料物質の配合順序
等には、特に制限はなく、プラスチックス加工技術の常
識に反しない限りにおいて任意である。以下、本発明に
ついて実施例、および、比較例を示して、その効果を具
体的に、かつ詳細に説明する。なお、以下に示す実施例
は、具体的に説明するためのものであって、本発明の実
施態様や発明の範囲を限定するものとしては意図されて
いない。
【0015】
【実施例】
実施例1 バンバリー型加圧ニーダー〔トーシン製、容量10リッ
トル、主スクリュー回転数 26RPM、モーター 40HP 〕に
アセタール樹脂〔三菱瓦斯化学製、商品名ユピタール F
30 100重量部にメラミン1重量部、および、グアナ
ミン1重量部を配合したもの〕90重量部〔2.7 kg〕、
晒クラフトパルプ〔王子製紙製〕10重量部〔0.3 k
g〕、および、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)
プロパン〔三菱瓦斯化学製、化合物Aと表示〕1重量部
〔0.03kg〕を仕込み〔表1参照〕、常法に従って、6.5
kg/cm2・G の窒素ガス加圧下に、樹脂温度 190〜210 ℃
で20分間加熱混練してコンパウンド化したのち、ペレ
ット化した。次いで、常法に従って射出成形して物性試
験用テストピースを作成した。ここに得られたテストピ
ースを使用して物性試験〔試験方法:燃焼性 UL-94HB、
テストピース幅 12mm 、厚さ 3.2mm;曲げ強度 ASTM D7
90、試験温度 23 ℃;曲げ弾性率 ASTM D790、試験温度
23 ℃;熱変形温度 ASTM D648、試験荷重 18.6kg/c
m2 〕を行い、表2に示す結果を得た。
【0016】実施例2 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を80重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を20重量部とし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0017】実施例3 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0.5重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施
例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0018】実施例4 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部とし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0019】実施例5 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を3重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施例1
と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0020】実施例6 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部の替わりに平均重合度が約3の2,2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパン重合体〔三菱瓦斯化学製、化
合物Bと表示〕1重量部を使用した〔表1参照〕以外
は、全て実施例1と同様にして、表2に示す結果を得
た。
【0021】実施例7 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部の替わりに平均重合度が約3の2,2−ビス(4−シ
アナトフェニル)プロパン重合体3重量部を使用した
〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表2
に示す結果を得た。
【0022】実施例8 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を6重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施例1
と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0023】実施例9 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を60重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を40重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0.5重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施
例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0024】実施例10 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を60重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を40重量部にし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0025】実施例11 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を50重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を50重量部とし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0026】実施例12 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を40重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を60重量部とし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0027】実施例13 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を2重量部にし、ガラス繊維〔チョップトストラン
ド、旭ファイバーグラス製、商品名グラスロン〕20重
量部を加えた〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様
にして、表2に示す結果を得た。
【0028】
【比較例】
比較例1 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を60重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を40重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施例1
と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0029】比較例2 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を60重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を40重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0.2重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施
例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0030】比較例3 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施例1
と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0031】比較例4 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を70重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を30重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0.2重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施
例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0032】比較例5 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を50重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を50重量部に、
2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン1重量
部を0重量部とした〔表1参照〕以外は、全て実施例1
と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0033】比較例6 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を98重
量部に、晒クラフトパルプ10重量部を2重量部とした
〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表2
に示す結果を得た。
【0034】比較例7 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を100
重量部に、晒クラフトパルプ10重量部を0重量部とし
た〔表1参照〕以外は、全て実施例1と同様にして、表
2に示す結果を得た。
【0035】比較例8 実施例1において、アセタール樹脂90重量部を50重
量部に、晒クラフトパルプ50重量部をガラス繊維〔チ
ョップトストランド、旭ファイバーグラス製、商品名グ
ラスロン〕50重量部に替えた〔表1参照〕以外は、全
て 実施例1と同様にして、表2に示す結果を得た。
【0036】
【発明の効果】本発明のアセタール樹脂組成物は、アセ
タール樹脂に、木質パルプ、および、多官能性シアン酸
エステル、または、その重合体とを配合した難燃性組成
物であって、優れた機械的性質と改良された難燃性、お
よび、耐熱性を有し、各種成形部品の材料として好適に
用いることができる。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセタール樹脂に、木質パルプ、およ
    び、多官能性シアン酸エステル、または、その重合体と
    を配合したことを特徴とするアセタール樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 多官能性シアン酸エステルが、2,2−
    ビス(4−シアナトフェニル)プロパンである請求項1
    記載のアセタール樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 多官能性シアン酸エステル、または、そ
    の重合体の配合量が全組成物中の0.5乃至10重量%
    である請求項1記載のアセタール樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 木質パルプの配合量が全組成物中の5乃
    至70重量%である請求項1記載のアセタール樹脂組成
    物。
JP6569191A 1991-03-06 1991-03-06 ポリアセタール樹脂組成物 Pending JPH07179721A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316079A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 繊維強化ポリアセタール樹脂組成物およびそれを含む樹脂成形品

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