JPH0717933U - ロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構 - Google Patents

ロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構

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JPH0717933U
JPH0717933U JP4837193U JP4837193U JPH0717933U JP H0717933 U JPH0717933 U JP H0717933U JP 4837193 U JP4837193 U JP 4837193U JP 4837193 U JP4837193 U JP 4837193U JP H0717933 U JPH0717933 U JP H0717933U
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義章 古川
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株式会社日本除雪機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で操作力の小さなロータリ除雪車のエン
ジン回転数調節機構を提供する。 【構成】 ロータリ・アクセル1及びペダル式アクセル
2のポテンショメータ8、9からの出力電圧はマイクロ
・コンピュータ3に送られる。マイクロ・コンピュータ
3は入力電圧に応じた制御信号を電磁比例油圧制御弁4
に出力する。電磁比例油圧制御弁4は制御信号に基づい
て油圧シリンダ5のピストンロッド5aを伸縮させ、燃
料噴射ポンプ21の噴射量をコントロールしてエンジン
11の回転数を調節する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2系統のアクセル手段によりエンジン回転数を調節するロータリ除 雪車のエンジン回転数調節機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ除雪車は通常1台のエンジンで車両の走行と除雪装置の駆動とを行な っている。これは、除雪時の走行速度が非常に遅く、ほとんどのエンジン動力を 除雪装置の駆動に消費できること及び回送時には除雪動力が不要で、エンジン動 力の全てを走行に使用可能であるという理由によるものである。そして、エンジ ン回転数とは別に走行速度をコントロールして、走行速度と作業速度とを別々に 制御できるようになっている。これは、除雪負荷の大小に係らず、除雪装置によ る投雪距離を一定に保つためである。すなわち、エンジンの負荷としては、除雪 による作業負荷と走行速度に応じた走行負荷とがあるが、除雪すべき雪の量が多 く作業負荷が大きいときには走行速度を遅くして走行負荷を小さくし、逆に雪の 量が少なく作業負荷が小さいときには走行速度を早くして走行負荷を大きくし、 エンジン負荷を一定に保って投雪距離が一定になるようにしている。もし、走行 速度と作業速度とを別個に制御できない場合には、雪の量が多く除雪負荷が大き いと投雪距離が短くなり、雪の量が少なく除雪負荷が小さいときには投雪距離が 長くなってしまう。なお、ロータリ除雪車では、除雪作業時は常にフルスロット ルであり、走行速度をコントロールすることによりエンジン負荷を調節してエン ジン回転数を制御し、通常、エンジントルクが最大となる回転数すなわち最も効 率のよい回転数で作業するようにしている。
【0003】 図2は、一般的なロータリ除雪車の動力伝達装置を示すものである。この図に おいて、エンジン11で発生した動力は、変速機12に至り走行用動力と作業用 動力とに二分される。走行用動力は油圧ポンプ13及び油圧モータ14を経て副 変速機及び分配機15に伝達され、さらに前後輪16、17に伝達される。一方 、作業用動力は、変速機12から除雪装置18に伝達される。
【0004】 このような動力伝達装置を有するロータリ除雪車における、従来のエンジン回 転数調節機構を図面に基づいて説明する。
【0005】 図3に示すように、エンジン11の燃料噴射ポンプ21の噴射量調節レバー2 1aに上下2枚のスリット板22、23が摺動可能に装着されている。スリット 板22はアクセルレバー24にワイヤ26により連結され、スリット板23はア クセルリンケージ25にワイヤ26により連結されている。そして、アクセルレ バー24を実線で示すアイドリング位置iから点線で示す全開位置fの方向に回 動させるか、アクセルペダル27を同じくiからfの方向に踏み込むことにより 、噴射量調節レバー21aを図中反時計回りに回動させ燃料の噴射量を増大させ 、エンジン11の回転数を上昇させる。逆に、アクセルレバー24をfからiの 方向に回動させるか、アクセルペダル27の踏み込みを軽くすると、噴射量調節 レバー21aが図中時計回りに回動し燃料の噴射量を減少させ、エンジン11の 回転数を下降させる。また、アクセルレバー24は摩擦板30を備えており、任 意の位置(傾斜角)に保持することができる。
【0006】 ところで、図4に示すように、上下2枚のスリット板22及び23は、噴射量 調節レバー21aの止め金29がそのスリット内を自由に摺動するようになって いる。従って、アクセルレバー24またはアクセルペダル27により、一方のス リット板が移動した場合でも、他方のスリット板はそのままの位置に停止してい る。
【0007】 次に、一般的なロータリ除雪車の走行速度の制御機構について、図2、3を参 照して説明する。前述したように、走行用動力は変速機12から油圧ポンプ13 及び油圧モータ14を介して副変速機及び分配機15に伝達され、さらに前後輪 16、17に伝達される。油圧ポンプ13の流量制御弁31は前後進無段変速レ バー(以下、変速レバーという)32により制御され、油圧ポンプ13の流量を コントロールする。すなわち、変速レバー32の傾角に比例して流量制御弁31 が作動し、油圧ポンプ13による油圧動力を増減させて走行速度をコントロール する。
【0008】 上記のようなエンジン回転数調節機構及び走行速度制御機構を有するロータリ 除雪車において、除雪作業時はアクセルレバー24によりエンジン11の回転数 を最大に保ち、除雪負荷に応じて変速レバー32を操作して走行速度を調整する 。そして、回送時にはアクセルペダル27によりエンジン11の回転数を制御す るとともに、変速レバー32を操作して走行速度を調整する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、通常、ロータリ除雪車においては大型のディーゼルエンジンが 搭載されることが多く、上述のエンジン回転数調節機構によれば、燃料ポンプ2 1の燃料噴射量の調節に大きな操作力が要求され、アクセルレバー24及びアク セルペダル27の操作が重いという問題があった。また、大きな操作力が必要な ことからアクセルレバー24及びアクセルペダル27が大型化するという問題も あった。
【0010】 本考案は、従来のロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構における上述の問 題を解決し、小型で操作力の小さなロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構を 提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本考案によって、2系統のアクセル手段が別個に燃料供給量を 制御してエンジン回転数を調節可能なロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構 において、接点位置に応じた電圧を出力する二つのポテンショメータと、該二つ のポテンショメータの各出力電圧に応じた制御信号を出力するマイクロコンピュ ータと、該マイクロコンピュータの制御信号に応じた制御動作を行なう制御手段 と、該制御手段により制御されるアクチュエータであって前記エンジンの燃料供 給手段に接続されその燃料供給量を制御するアクチュエータとを有することによ り解決される。
【0012】
【作用】
ポテンショメータの出力電圧を調整することにより、マイクロコンピュータ及 び制御手段を介してアクチュエータを制御し、エンジンへの燃料供給量を制御し てその回転数を調節する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1に示す本実施例のロータリ除雪車のエンジン回転数制御機構は、ロータリ アクセル1、ペダル式アクセル2、マイクロコンピュータ3、電磁比例油圧制御 弁4、油圧アクチュエータ5等により構成される。ロータリアクセル1は回転つ まみ6及び回転式ポテンショメータ8からなり、回転つまみ6を回すことにより その回転角に応じた電圧をポテンショメータ8が出力する。また、ペダル式アク セル2は、アクセルペダル7、回転式ポテンショメータ9及び両者を連結するリ ンク10a、10bからなり、アクセルペダル7を踏み込むことによりその踏み 込み角に応じた電圧をポテンショメータ9が出力する。ロータリアクセル1及び ペダル式アクセル2からの出力はマイクロコンピュータ3に入力する。マイクロ コンピュータ3は入力電圧に応じて電磁比例油圧制御弁4を制御するための制御 電流を出力する。電磁比例油圧制御弁4は、油圧アクチュエータ(本実施例では 油圧シリンダ)5に供給する油圧を入力電流に比例して制御する。油圧シリンダ 5は、電磁比例油圧制御弁4の制御によりピストンロッド5aを伸縮させる。ピ ストンロッド5aの先端は、エンジン11の燃料噴射ポンプ21の噴射量調節レ バー21aに枢着されており、ピストンロッド5aの伸縮により燃料噴射ポンプ 21の燃料噴射量が調節され、エンジン11の回転数がコントロールされる。
【0015】 回転つまみ6の回転量及びアクセルペダル7の踏み込み量がゼロのとき、油圧 シリンダ5のピストンロッド5aは伸長しており、このときエンジン11はアイ ドリングの状態にある。そして、回転つまみ6が開方向に向かって回されるかア クセルペダル7が踏み込まれるに従ってピストンロッド5aは縮小し、シリンダ 5内に引き込まれる。その結果、噴射量調節レバー21aが図中反時計回りに回 動しエンジン11の回転数は上昇する。回転つまみ6の回転量またはアクセルペ ダル7の踏み込み量が最大になったときにエンジン11の回転数も最大となる。 なお、ロータリアクセル1とペダル式アクセル2とは、それぞれ別個にエンジン 回転数を制御することができる。
【0016】 本実施例のエンジン回転数調節機構において、噴射量調節レバー21aの回動 は油圧シリンダ5により行なっている。そして、油圧シリンダのピストンロッド 5aの伸縮は、ポテンショメータ8、9からの出力電圧に応じて制御される。従 って、回転つまみ6の回転及びアクセルペダル7の踏み込みはポテンショメータ 8、9を回すだけの力しか必要とせず、大きな操作力は必要としない。そのため 、小さな操作力で容易にエンジン回転数を調節することができる。また、小さな 操作力で済むことからロータリアクセル1及びペダル式アクセル2を小型化する ことができる。さらに、ロータリアクセル1及びペダル式アクセル2からの出力 は電線19により電磁比例油圧制御弁4に伝達される。電線19の配回しは従来 のエンジン回転数調節機構におけるワイヤの配回しに比べ自由度が高い。従って 、エンジンルーム内の各種部品の配置の自由度が増すと共に、アクセルの設置場 所も自由となり、例えばロータリアクセル1をハンドル上や運転席のコントロー ルパネル上など運転者の操作し易い場所に設置することが可能である。
【0017】 なお、本考案は、本実施例の構成に限定されるものではなく、例えば回転式ポ テンショメータをスライド式ポテンショメータに変更することや、油圧制御弁と 油圧アクチュエータの組み合わせを電動アクチュエータ(例えばステッピング・ モータ等)とその制御手段に変更することも可能であるなど、数多の変更が可能 であることはいうまでもない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のエンジン回転数調節機構によれば、小さな操作 力で容易にエンジン回転数を調節することができる。また、アクセル手段を小型 化することができる。さらに、エンジンルーム内の各種部品の配置の自由度が増 すと共に、アクセル手段を運転者の操作し易い場所に設置することが可能となる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施例の構成を示す系統図
である。
【図2】図2は、ロータリ除雪車の一般的な動力伝達装
置を示す構成図である。
【図3】図3は、従来のロータリ除雪車のエンジン回転
数調節機構の一例を示す系統図である。
【図4】図4は、その調節機構の一方のアクセル手段に
よりエンジン回転数が調節された様子を示す、噴射量調
節レバー付近を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ロータリ・アクセル 2 ペダル式アクセル 3 マイクロ・コンピュータ 4 電磁比例油圧制御弁 5 油圧アクチュエータ 6 回転つまみ 7 アクセルペダル 8、9 ポテンショメータ 11 エンジン 13 油圧ポンプ 14 油圧モータ 18 除雪装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2系統のアクセル手段が別個に燃料供給
    量を制御してエンジン回転数を調節可能なロータリ除雪
    車のエンジン回転数調節機構において、接点位置に応じ
    た電圧を出力する二つのポテンショメータと、該二つの
    ポテンショメータの各出力電圧に応じた制御信号を出力
    するマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータ
    の制御信号に応じた制御動作を行なう制御手段と、該制
    御手段により制御されるアクチュエータであって前記エ
    ンジンの燃料供給手段に接続されその燃料供給量を制御
    するアクチュエータとを有することを特徴とするロータ
    リ除雪車のエンジン回転数調節機構。
JP4837193U 1993-09-06 1993-09-06 ロータリ除雪車のエンジン回転数調節機構 Expired - Lifetime JP2518124Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163908A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Nichijo Manufacturing Co Ltd ロータリ除雪車及びロータリ除雪車の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013163908A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Nichijo Manufacturing Co Ltd ロータリ除雪車及びロータリ除雪車の制御方法

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