JPH0717924U - 車両用エンジン冷却水温度調節器 - Google Patents

車両用エンジン冷却水温度調節器

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JPH0717924U
JPH0717924U JP4627893U JP4627893U JPH0717924U JP H0717924 U JPH0717924 U JP H0717924U JP 4627893 U JP4627893 U JP 4627893U JP 4627893 U JP4627893 U JP 4627893U JP H0717924 U JPH0717924 U JP H0717924U
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JP
Japan
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temperature
cooling water
water temperature
engine cooling
comparator
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Pending
Application number
JP4627893U
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English (en)
Inventor
敏雄 鈴木
好朗 下斗米
剛志 加藤
眞勝 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的接点がなく、1個の温度センサで複数
回路の制御を可能とする、高信頼性、低コストの車両用
エンジン冷却水温度調節器を提供する。 【構成】 温度センサ1でエンジンの冷却水温度を検出
し、その温度検出情報と予め設定した基準の温度情報と
をコンパレータ3で比較する。コンパレータの出力信号
を受けたROM4は予め記憶しているプログラムに基づ
いて制御信号を出力し、その制御信号を入力した駆動回
路は、複数の半導体リレーのうち、該当する半導体リレ
ーを駆動し、この半導体リレーのオン・オフ動作により
加熱、冷却等の手段を運転制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気動車等の車両に搭載されるエンジンの冷却水温度調節器に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載された、例えばディーゼルエンジンの冷却水温度を検出し、この検 出温度に基づいて水温調節、あるいは車内暖房などの運転制御を行なっている。 例えば、冷却水温度が85℃を超えると冷却用送風機をオンにし、75℃以下に下が るとオフにする。また、季節により、冷却水温度が60℃以下になると車内暖房の 予熱器をオンにし、80℃以上になるとオフにする。さらには、冷却水温度が98℃ 以上になると、エンジン保護のためエンジンから負荷を切り離してアイドリング 状態にするなどの制御を行なっている。
【0003】 従来、この種のエンジン冷却水温度調節器は、温度センサとしてサーモスタッ トを主体とする水温継電器が使用されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、サーモスタットは熱膨張率の異なる2枚の金属板を張り合わせ、温 度によりその金属板が撓んで接点がオン・オフするバイメタル方式であるから、 温度精度が悪い。 制御温度は1点に固定されるので温度を変更する場合 はサーモスタットの交換が必要である。 機械的接点であるから焼き付きが生 じ、寿命が短い。 制御温度の点数だけサーモスタットが必要になる。など、 信頼性及びコストの面で問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点を解決するもので、機械的接点を排除し、かつ、 1個の温度センサで複数回路の制御を可能にする、高信頼性、低コストの車両用 エンジン冷却水温度調節器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、エンジンの冷却水温度を検出する温度 センサと、この温度センサの温度検出情報と予め設定した基準の温度情報とを比 較するコンパレータと、コンパレータの出力信号を入力し予め記憶しているプロ グラムに基づいて制御信号を出力するROMと、その制御信号により複数の半導 体リレーを駆動する駆動回路とからなり、複数の半導体リレーのオン・オフ動作 により加熱、冷却等の手段を運転制御することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
温度センサからの温度検出情報と基準の温度情報とをコンパレータで比較し、 冷却水温度がどの温度範囲にあるかを検出する。ROMはその温度に対応する命 令を出力し、その命令を受けた駆動回路は、複数の半導体リレーのうち該当する 半導体リレーを動作させるべく実行する。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例の エンジン冷却水温度調節器をブロック図で示したもので、1は温度センサとして のサーミスタで、エンジン冷却水を流す配管内に設置される。2はバッファアン プ、3はコンパレータで、サーミスタ1で検出した冷却水温度を、例えば電圧に 変換し、内蔵する複数の基準温度に対応する電圧と比較して冷却水温度がどの温 度範囲にあるかを検出する。4は予め設定したソフトプログラムを記憶し、コン パレータ3の出力信号に対応した制御信号を出力するROM、5は駆動回路であ り、ROM4の命令に対応した駆動信号を出力する。6a〜6gは半導体リレーで 、駆動回路5にそれぞれ接続されており、駆動回路5が出力する駆動信号の内容 に該当する半導体リレーがオン・オフ動作する。各半導体リレーは、制御対象装 置につながる継電器に接続されている。7は各構成回路に電力を供給する電源回 路である。
【0009】 図2は、本考案の一実施例のエンジン冷却水温度調節器の外観を示したもので あり、10は温度調節器本体、11a,11bはセンサ用コネクタで、第1センサ(サ ーミスタ1)及び第2センサに接続される。なお、第2センサは、サーミスタ1 とは別に独立して設けられたエンジン保護専用のサーミスタであり、本実施例で は、エンジン保護の信頼性を高めるために、第1センサにより温度検知して制御 する系統と、第2センサにより温度検知して制御する系統の2系統によるダブル 制御を行なっている。12は外部電源接続用コネクタ、13は出力コネクタで、複数 の半導体リレー6a〜6gと外部継電器とを接続する。14a〜14dは出力状態を表 示するLEDである。例えばLED14aが点灯か消灯かにより、冷却用送風機が 動作しているか否かなどを表示する。
【0010】 上記構成において、例えば、サーミスタ1が、冷却水温度が85℃以上になった ことを検出すれば、半導体リレー6aがオンになり、冷却用送風機を動作させ、 75℃以下に下がったことを検出すれば、半導体リレー6bがオンになって冷却用 送風機の動作を停止させる。また、冬場には、サーミスタ1が、冷却水温度が60 ℃以下になったことを検出すれば、半導体リレー6cが動作して車内暖房の予熱 器に通電し、80℃以上になったことを検出すれば、半導体リレー6dが動作して 通電を停止する。さらには、冷却水温度が98℃以上になったことを検出すれば、 半導体リレー6eが動作してエンジンから負荷を切り離す、といった動作を行な うことができる。
【0011】 なお、本実施例の場合、1つの温度センサに対して、最大7回路の同時温度制 御が可能である。また、本体ケース、入出力コネクタ、表示用LEDなどを完全 防水型とすれば、車両内外全ての場所に設置が可能である。さらに、使用する電 子部品やケーブルは−20℃〜70℃まで使用可能であるから、国内の略全域で適用 できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているから、次のような効果を奏する。 1.機械的接点の素子を全く使用せず、即ち、温度センサとしてサーミスタ、 出力素子として半導体リレーをそれぞれ使用するので、温度精度が高く、また接 点の焼き付きなどが起こらず、信頼性が高く、かつ寿命が長い。
【0013】 2.センサ1つで、複数の出力をもち、従って、複数回路の温度制御が可能で ある。
【0014】 3.制御温度の変更設定は、ROMのソフトプログラムの交換で容易に行なえ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】同実施例の外観図である。
【符号の説明】
1 … サーミスタ、 3 … コンパレータ、 4 … RO
M、 5 … 駆動回路、6a〜6g … 半導体リレー、 7
… 電源回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 剛志 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内 (72)考案者 関 眞勝 東京都中央区築地3丁目10番10号 株式会 社中村自工内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの冷却水温度を検出する温度セ
    ンサと、該温度センサの温度検出情報と予め設定した基
    準の温度情報とを比較するコンパレータと、該コンパレ
    ータの出力信号を入力し予め記憶しているプログラムに
    基づいて制御信号を出力するROMと、前記制御信号に
    より複数の半導体リレーを駆動する駆動回路とからな
    り、前記複数の半導体リレーのオン・オフ動作により加
    熱、冷却等の手段を運転制御することを特徴とする車両
    用エンジン冷却水温度調節器。
JP4627893U 1993-08-25 1993-08-25 車両用エンジン冷却水温度調節器 Pending JPH0717924U (ja)

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JP4627893U JPH0717924U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 車両用エンジン冷却水温度調節器

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JP4627893U JPH0717924U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 車両用エンジン冷却水温度調節器

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JPH0717924U true JPH0717924U (ja) 1995-03-31

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ID=12742772

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JP4627893U Pending JPH0717924U (ja) 1993-08-25 1993-08-25 車両用エンジン冷却水温度調節器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59120749A (ja) * 1982-12-27 1984-07-12 Honda Motor Co Ltd 内燃エンジンの温度による制御装置
JPH04365923A (ja) * 1991-02-22 1992-12-17 Nippondenso Co Ltd 車両用電動ファンの制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59120749A (ja) * 1982-12-27 1984-07-12 Honda Motor Co Ltd 内燃エンジンの温度による制御装置
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