JPH0717732Y2 - 屋外構造物の床板 - Google Patents

屋外構造物の床板

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JPH0717732Y2
JPH0717732Y2 JP3927691U JP3927691U JPH0717732Y2 JP H0717732 Y2 JPH0717732 Y2 JP H0717732Y2 JP 3927691 U JP3927691 U JP 3927691U JP 3927691 U JP3927691 U JP 3927691U JP H0717732 Y2 JPH0717732 Y2 JP H0717732Y2
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雄二 北川
信行 田中
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株式会社北全
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は組立式駐車場,屋外の
製品置場,格納庫等の床となる屋外構造物の床板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている屋外構造物の床板と
しては、例えば組立式仮設駐車場の場合、軽量化のため
に床板の一部を網目板としたものがあるが、このタイプ
では雨水が落下するため、二階建式の駐車設備では階下
に位置する車が汚れたり、水が溜まる問題があった(雨
水の処理に対しての考慮がなされていなかった)。ま
た、下位の車を汚さないタイプとしては、先ず本件出願
人が提示した組立式仮設駐車デッキが知られている(実
公昭51−1160号公報)。この場合の床板は、床板
本体(デッキ構成単板)を、単板の前後位置に山形の連
結縁を形成すると共に、左右両端にU状の掛止縁を配設
した構成としてなり、且つこの対向せる掛止縁間に差し
渡す樋状連結片の下面に別途U状の受樋を配設するよう
にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この種のデッ
キ(単板)の組立てに当っては、単板前後の重なる山折
版部にパッキングをいちいち介在せねばならず作業が面
倒であり、且つ、この山形連結縁が凸面を呈するため、
全域にフラット床面とならず使用勝手が限られる。ま
た、左右端の溝型掛止部の下面に設置するU状の受樋の
水処理では、水のオーバーフローを招き易く、水もれが
しやすい。又、施設の施工後に取り付ける際には、工事
に手間が掛かる欠点を有する。なお、水の落下を防ぐた
め、床板の表面に防水シートを貼り付けた例もあるが、
自動車の車輪で傷付き、長期にあっては水漏れを招くも
ので、且つ防災上も好ましくない。
【0004】本考案は上記実情に鑑み、長方形状単板と
なる床板本体の3方に樋使用となるコ状連結溝片を配
し、これに連結まち板を係合し、且つ下方に雨水を直接
受ける受樋体を組合わせることで、上記課題を解決する
簡易タイプの屋外構造物の床板を提供することを目的と
したものである。
【0005】
【課題を解決するたねの手段】本考案は、下面に補強桁
を適宜配設した長方形鉄板の左右両端及び前側又は後側
となる3辺縁に鉤折りのコ状連結溝片を形成し床板本体
とし、該床板本体を鉄骨構造物体の上面に並べると共
に、該床板本体の左右方向にあって床板本体端のコ状連
結溝片と隣接の床板本体端のコ状連結溝片とを一定間隔
を介して設置し、双方のコ状連結溝片に連結まち板の下
向き鉤折り片を夫々嵌合し、該連結まち板片をコ状連結
溝片の下面に設置する押え板に挿通する締付ボルトで固
定し、前後方向にあって床板本体のコ状連結溝片に隣接
の床板本体の鉤折り片を嵌合し、且つ前記連結まち板を
受ける対向の両端コ状連結溝片の下部に構造物体の梁部
に載置される受樋体を設置し、該受樋体で床板本体の3
辺縁のコ状連結溝片端より流れる雨水を受けるようにし
たものである。
【0006】
【作用】上記のように、鉄骨組みした所定の高さの構造
物主体の天井面の一定間隔で配設された梁部の上面に、
床板本体の下面に有する補強桁の両端部を載置すると共
に、この左右,前後に並べる床板本体の継ぎ目部分とな
る床板本体端のコ状連結溝片と隣接の床板本体端のコ状
連結溝片とを一定間隔を隔て設置し、この双方の上向き
となるコ状連結溝片の溝部に連結まち板の下向き鉤折り
を係合して連結し、該連結まち板をコ状連結溝片の下面
に直交設置する押え板とに締付けボルトを挿通して締付
け固定する。また、床板本体の前後方向にあっては、こ
のコ状連結溝片に隣接の床板本体の折り枠部を直接嵌合
して連結する。更に、前記構造物の梁部上に、前記双方
のコ状連結溝片に対応する幅をもった受樋体を設置し、
該受樋体に適宜排水路を取付ける。この各床板本体の上
面に降った雨水を、3方の各コ状連結溝片端から直接下
方に位置した受樋体に集め、外部の排水施設に流出させ
るものである。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。1は上面1aを滑り止め用縞
板フロアー2としてなる長方形の鉄板で、該鉄板1の左
右両端及び前側又は後側となる3辺緑にコ状連結溝片3
を夫々鉤折りして形成すると共に、鉄板1の下面1bに
は前記コ状連結溝片3の溝深さより大なる寸法をもつ補
強桁4を複数本長手方向に配設し、床板本体5とする。
この場合、複数本の補強桁4間にあって所定間隔で直交
する複数個の補強桁4′は、両端を補強桁4に達しない
よう少し間隙を設けて配設し、メッキ処理をした場合に
歪みを招かなくしている。6は両端に前記床板本体5に
コ状連結溝片3に嵌入する下向きの鉤折り片7を設けた
連結まち板で、該連結まち板6の長さは床板本体5の複
数枚の幅分を有し、且つ該連結まち板6の幅は、一定間
隔aを隔て対向する床板本体5,5の両端のコ状連結溝
片3,3に嵌合する幅を呈する。また、この連結まち板
6の継ぎ目には、まち板カバー6′を被せている。8は
前記対向するコ状連結溝片3,3の下面に掛かる長さを
もつ押え板で、該押え板8の中央に穿った挿通孔9と連
結まち板6に穿った挿通孔10に締付ボルト11を挿通
し締付けるようにしている。また、12は前記床板本体
5,5のコ状連結溝片3,3の設置間隔aより少し広い
幅をもった溝造物13の梁部14に載置する逆台形状の
合成樹脂製受樋体であり、これら全体として屋外構造物
の床板15となる。
【0009】次にこの作用を説明すると、先ず2階建或
いは複数階建の簡易駐車場の組立てに際し、所定敷地の
上に基板16,支柱17,方づえ18及び梁部14等の
構築部材にて公知の鉄骨構造物13を形成する。更に、
梁部14上に、該梁部14に直交して少なくとも床板本
体5の長さ分をもつ間隔に配設された梁枠体14′,1
4′を載置し、該梁枠体14′,14′上に床板本体5
の左右端を載せ、前後方向へは床板本体5の前部のコ状
連結溝片3に隣接の床板本体5の折り枠部5aを嵌めて
連結し四方へ広がる床板15を形成する。即ち、構築さ
れた梁部14,14上に横長配置の床板本体5を、この
下面長手方向に突設の補強桁4の両端部を載せ差し渡し
とする。この場合、単一の梁部14上にあって、床板本
体5の一方のコ状連結溝片3aと隣接の床板本体5のコ
状連結溝片3bとは一定間隔aを隔ててセットする。こ
の後、上向きとなる双方のコ状連結溝片3a,3b中に
連結まち板6の両端の下向き鉤折り片7,7を嵌合し、
且つ該連結まち板6の前後に有する挿通孔10に締付ボ
ルト11を挿通し、該締付ボルト11の下端を、前記対
向するコ状連結溝片3a,3bの下面に亘り当接した押
え板8の挿通孔9に挿通し固定のナット部11′に螺合
すれば、連結まち板6は締付けられ床板本体5,5側に
固定となり、安定した屋根兼2階床の床板となる(図4
を参照)。尚、連結まち板6の固定は、図7に示すよう
に、コ状連結溝片3a,3bに別部材となる四角枠型支
持枠19の上部に有するフック部20を引掛け、このコ
状連結溝片3a,3bの下端より突出した夫々の支持枠
19の枠孔19a内に押え板8の両端を差し込み保持
し、該押え板8と連結まち板6を前記同様に締付ボルト
11で締付けることにより、強固に床板本体5,5側に
固定される。また、床板本体5の前後方向への敷設にあ
っては、床板本体5の前側のコ状連結溝片3cに隣接の
床板本体5の下向きの折り枠部5aを直接嵌合するだけ
でよい(図5を参照)。更に、前記梁部14の上面と対
向する床板本体5,5のコ状連結溝片3a,3bとの間
隙部位置には、梁部14に載置する受樋体12を介在す
る。このとき、受樋体12は前後端が構造物13の支柱
17と梁部14の組立部品となる取付ボルト頭21に臨
み、ずれ止めとなる。22は受樋体12に穿った流出口
23に球接続の排水ホースである。従って、左右,前後
となる四方に並んだ床板本体5群にあって各3方のコ状
連結溝片3が構成する樋は全体として格子状を呈し、こ
の樋端はいずれも梁部14に設置の受樋体12の上方に
位置するものとなる。
【0010】ここにおいて、床板本体1に降った雨水は
四方に流れ、左右端側に向かった水はコ状連結溝片3
a,3bに流れ落ち、前後端側に向った水は、コ状連結
溝片3cと隣接の床板本体1のコ状連結溝片3cに流れ
落ちる。而して、このコ状連結溝片3a,3bの切り端
から流れ落ちる水は下方に平行に設置された受樋体12
に流れ込み、また受樋体12に直交となるコ状連結溝片
3cにあってもこの切り端から水が直接受樋体12に流
れ込むため,外部への水漏れを招かない円滑な樋流路と
なる。この受樋体12に流入した雨水は流出口23から
排水ホース22を介して外部の排水施設(図示せず)に
流す。
【0011】
【考案の効果】上述のように、本考案の屋外構造物の床
板は、構造物体の梁部に差し渡す床板本体の3方に樋兼
連結部材となるコ状連結溝片を配し、この左右端のコ状
連結溝片を連結まち板の鉤折り片及び押え板で連結する
と共に、前側又は後側のコ状連結溝片を隣接の床板本体
の折り枠部で連結する組立構成を採り、且つ連結まち板
の下方に梁部に載置する受樋体を設置するようにしたた
め、2階の床面構成に当たって順次前後,左右へ溝嵌合
の組合わせをすればよく、重量物となる床板(1枚あて
の自重、例えば4390×1098mmで250kg)
にあっても構造物に対する敷設作業が容易で、簡易組立
てに最適である。しかも、本考案は床板本体の四方に敷
設して形成されるコ状連結溝部の樋路が全体として格子
状配置を呈し、該樋路からの雨水を連結まち板の下方の
受樋体に直接集めるため、素早い水捌け,排水となり、
オーバーフローを招かない。また、この受樋体は構造物
(梁部,柱)上に載置するだけでよく、取付ボルト頭の
間に嵌まり込み動くことなく、軽量の合成樹脂製でも十
分対処できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す分解斜視図。
【図2】床板本体の正面図。
【図3】同底面図。
【図4】構造物に対する床板本体を敷設した説明図。
【図5】同床板本体を直交方向に接続した要部の説明
図。
【図6】床板本体と連結まち板を敷設した状態を示す平
面図。
【図7】同床板本体と連結まち板の固定の仕方の要部を
示す説明図。
【図8】同押え板用支持枠の斜視図。
【符号の説明】
1 鉄板 1b 下面 3 コ状連結溝片 4 補強桁 5 床板本体 6 連結まち板 8 押え板 11 締付ボルト 12 受樋体 13 構造物 14 梁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に補強桁を適宜配設した長方形鉄板の
    左右両端及び前側又は後側となる3辺縁に鉤折りりのコ
    状連結溝片を形成し床板本体とし、該床板本体を鉄骨構
    造物体の上面に並べると共に、核床板本体の左右方向に
    あって床板本体端のコ状連結溝片と隣接の床板本体端の
    コ状連結溝片とを一定間隔を介して設置し、双方のコ状
    連結溝片に連結まち板の下向き鉤折り片を夫々嵌合し、
    該連結まち板片をコ状連結溝片の下面に設置する押え板
    に挿通する締付ボルトで固定し、前後方向にあって床板
    本体のコ状連結溝片に隣接の床板本体の鉤折り片を嵌合
    し、且つ前記連結まち板を受ける対向の両端コ状連結溝
    片の下部に構造物体の梁部に載置される受樋体を設置
    し、該受樋体で床板本体の3辺縁のコ状連結溝片端より
    流れる雨水を受ける屋外構造物の床板。
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