JPH07177272A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07177272A
JPH07177272A JP5320466A JP32046693A JPH07177272A JP H07177272 A JPH07177272 A JP H07177272A JP 5320466 A JP5320466 A JP 5320466A JP 32046693 A JP32046693 A JP 32046693A JP H07177272 A JPH07177272 A JP H07177272A
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Shinichi Ito
慎一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、かな漢字変換能力を持つファクシミ
リ装置に関し、ユーザが必要とするかな漢字変換候補
を、他装置とファクシミリ手順を行うことで獲得し、更
に獲得した漢字変換候補の文字列を学習することで、各
ユーザごとに適したかな漢字変換辞書を構築することを
目的とする。 【構成】ユーザが単語の読みがなを入力部2により入力
すると、制御部1は、ファクシミリ手順制御部4と、メ
ッセージ変換部8と、メッセージ送信部5と、メッセー
ジ受信部6を制御して、センタマシン20とファクシミ
リ手順を行い、単語の読みがなに対応する複数の漢字文
字列を獲得し、ユーザの指定に応じて漢字変換辞書メモ
リ10を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特に漢字を入力・表示できる装置でのかな漢字変換
手段を有するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかな漢字変換機能をもつファクシ
ミリ装置では、かな漢字変換の為の単語の読みに対応す
る漢字文字列は装置内部のメモリに搭載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ装置では、装置内部のメモリに制限がありかな漢
字変換可能な漢字文字列の個数に制限があった。このた
め、漢字変換できないかな文字があった。
【0004】本発明の目的は、センタマシンとファクシ
ミリ通信することで漢字変換できる漢字情報を受信し、
ユーザが希望する漢字変換ができるようにするファクシ
ミリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、単語の
読みがなを入力する入力部と、単語の読みがなに対応し
た複数の漢字文字列を記憶する記憶手段と、ファクシミ
リ手順信号を送受信するファクシミリ手順制御部と、フ
ァクシミリメッセージ信号を送信するメッセージ送信部
と、ファクシミリメッセージ信号を受信するメッセージ
受信部と、入力部により入力された単語の読みがなをフ
ァクシミリメッセージ信号に変換してメッセージ送信部
に出力したり、メッセージ受信部で受信したファクシミ
リメッセージ信号を漢字文字列に変換するメッセージ変
換部と、ファクシミリ手順信号制御部とメッセージ変換
部とメッセージ送信部とメッセージ受信部と制御して、
入力された単語の読みがなに対応する漢字文字列を獲得
して、記憶手段の内容を更新するオンラインかな漢字変
換のための制御部とを含むファクシミリ装置が得られ
る。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の実施例を示す回路図、図2
は動作中のファクシミリ制御手順を示す流れ図である。
【0008】本発明の実施例は、ファクシミリ装置10
0で複数の宛先の名前などの情報をローマ字又はカナ入
力しその情報を漢字変換するとき、希望する漢字文字列
に変換することが不可能な場合、電話回線30を介して
センタマシン20を呼出して漢字変換可能な漢字文字列
のリストをファクシミリ送信するよう要求し、送信され
たその漢字文字列リストをファクシミリ装置100がフ
ァクシミリ制御手順の実行のもとで受信し表示及び登録
できるようにしたものである。
【0009】図1において、ファクシミリ装置100
は、制御部1を中心に構成されている。入力部2は、複
数の宛先の情報をメモリ11に記憶させるときに、それ
ら宛先情報(たとえば、住所,名称,会社名など)をロ
ーマ字又はカナ入力するためのキースイッチと、漢字変
換のためのキースイッチと、漢字文字列リストをセンタ
マシンから送ってもらう要求(オンラインかな漢字変換
要求)を出すためのキースイッチと、ファクシミリ通信
に必要な各種キースイッチとを有する。
【0010】表示部3は、入力部2で入力された宛先情
報の他、漢字変換リスト、通信状態を制御部1の制御の
もとに表示するディスプレイを有する。
【0011】ファクシミリ手順制御部4はCCITT勧
告T.30に従ってファクシミリ制御手順が行われるよ
う制御手順信号を送受信するもので、制御部1の指示に
よって制御される。メッセージ送信部5とメッセージ受
信部6は、それぞれファクシミリ制御手順のフェーズC
でのメッセージ送信,受信を実行する回路で、内部にモ
デムを有する。メッセージ送信部5、メッセージ受信部
6およびファクシミリ手順制御部4は出力部7に接続さ
れる。出力部7は、通常のファクシミリ装置で備わって
いる網制御回路である。
【0012】メッセージ変換部8は、オンラインかな漢
字変換要求のキースイッチが入力部2から入力されたと
き、漢字変換されるべきかな文字情報としてたとえばJ
ISコードをメッセージとして送信し、またその送信に
応答したセンタマシンから漢字変換のための漢字文字列
リストのメッセージを受信し制御部1に知らせる。ま
た、メッセージ変換部8は符号化及び復号化部12とメ
ッセージ送信部5、メッセージ受信部6との間の画情報
の伝達通路も制御部1の制御のもとに形成する。
【0013】かな漢字変換部9は、制御部1からのかな
コードに対応する漢字文字列(変換前の候補となる漢字
文字列)を漢字辞書メモリ10から読出し、それを制御
部1に出力し、表示部3に表示させたり、制御部1から
のかなコードが漢字変換不可能なとき変換不可信号を制
御部1に出力する。漢字辞書メモリ10は、漢字文字列
を記憶している。また各漢字文字列を構成する単漢字の
他、JISに定められた単漢字を記憶する。
【0014】符号化及び復号化部12はファクシミリ画
情報を圧縮,伸長する回路で、読取り及び記録部13は
CCDイメージセンサ、密着イメージセンサなどの読取
り部と感熱その他の記録方式の記録部から成る。これら
は従来のファクシミリ装置にも備わっているものであ
り、詳細な説明は省略する。
【0015】次に本発明の実施例の動作について説明す
る。制御部1が宛先入力状態にあるとき、オペレータは
入力部2から宛先のかな文字のキースイッチを入力す
る。制御部1はそのキースイッチに応じたキー情報のか
なコードを発生し、その後、かな漢字変換キーが入力部
2で押下されると、かな漢字変換部9へかなコードを出
力する。これによって、かな漢字変換部9は、入力され
たかなコードに対応するすべての漢字(漢字情報)を漢
字辞書メモリ10から読出し、その漢字情報を制御部1
へ出力する。制御部1はその漢字を表示部3に表示する
よう制御する。オペレータは表示された漢字のうち希望
する漢字(単漢字又は漢字文字列)を選択し、メモリ1
1に記憶する。このようにして、メモリ11に宛先情報
が記憶される。
【0016】一方、かな漢字変換部9が制御部1から入
力したかなコードを漢字文字列に変換できないとき、変
換不可信号を発生し制御部1へ出力する。これにより制
御部1は表示部3に漢字変換不可能を表示又は入力した
かな文字をそのまま表示する。また表示部3に表示され
る漢字変換された文字群の中に希望する漢字文字列がな
いケースがある。これら2つの表示の場合、オペレータ
は、センタマシン20に対して変換可能なすべての漢字
文字列のリストを送信してもらうよう要求するオンライ
ンかな漢字変換要求のキースイッチを入力部2で入力す
る。制御部1はオンラインかな漢字変換要求を入力部2
から受信すると、図2に示すファクシミリ制御手順を実
行する。
【0017】すなわち、制御部1はオンラインかな漢字
変換要求を受けつけると、ファクシミリ手順制御部4を
制御する。ファクシミリ手順制御部4は予め記憶されて
いるセンタマシン20の宛先に出力部7を介して発呼
し、CNG信号を送出する。ここからCCITT勧告
T.30のファクシミリ制御手順が行われる。ファクシ
ミリ手順制御部4は、センタマシン20に接続するファ
クシミリ通信制御部21からNSF,CSI,DIS信
号を受信し、非標準の通信が可能であることがわかる
と、NSS信号にオンラインかな変換要求を載せてセン
タマシン側に送信する。 ファクシミリ手順制御部4は
CFR信号を受信すると、それを制御部1に通知し、制
御部1はこれによってメッセージ変換部8を制御し入力
部2で入力された漢字変換されるべきかなコードをメッ
セージとしてメッセージ送信部5に出力する。メッセー
ジ送信部5はそのかなコードをファクシミリメッセージ
信号として出力部7を介してセンタマシン側へ送信す
る。ファクシミリメッセージ信号の送信が終了すると制
御部1はファクシミリ手順制御部4を制御しPPS−E
OM信号を送信し、それに対するMCF信号を受信す
る。
【0018】一方、センタマシン20はファクシミリメ
ッセージ信号として受信したかなコードを認識し、その
かなコードに対応する漢字文字列をリストアップし各漢
字文字列を漢字コードとしてコード化した信号(JIS
規格の信号)を発生する。センタマシンのファクシミリ
通信制御部21がMCF信号送出後、再び前制御手順を
実行し、ファクシミリ装置100からCFR信号を受信
すると、センタマシン20が発生した漢字文字列のリス
ト(漢字コード列)をファクシミリメッセージ信号とし
て送信する。
【0019】ファクシミリ装置100はそのファクシミ
リメッセージ信号をメッセージ受信部6で受信し、メッ
セージ変換部8はそのファクシミリメッセージ信号の漢
字文字列のリスト(漢字コード列)をかな漢字変換部9
に転送する。かな漢字変換部9は漢字文字列のリストを
表わす漢字コード列に対応する漢字のドット情報を漢字
辞書メモリ10から読出し、制御部1へ出力する。これ
によって、制御部1は表示部3を制御し漢字文字列を表
示するオペレータが表示された漢字文字列リストの中か
ら希望する漢字文字列を選択するとそれが宛先情報とし
てメモリ11に登録される。また、同時に、制御部1は
かな漢字変換部9を制御し、選択した漢字文字列を新た
なかな漢字変換用の漢字として漢字辞書メモリ10に登
録する。したがって、次からは、登録した漢字文字列に
対応するかな文字列を入力してもすぐに変換が可能とな
る。ただし、漢字文字列を登録する領域がない場合に
は、かな漢字変換部9は最も変換率の低い漢字文字列を
漢字辞書メモリ10から削除して、代わりに選択した漢
字文字列を登録する。また表示部3はオペレータに次の
オンラインかな漢字変換を実行するかを指示する。
【0020】ファクシミリ手順制御部4は、センタマシ
ン側から漢字文字列のリストを受信後、PPS−EOM
信号を受信すると、RNR信号の送信及びそれに対する
RR信号の受信を繰り返す。RNR,RR信号の送受信
シーケンスは、ECM手順に有り、受信機(RNR信号
を送信する側)が送信機(センタマシン側)を回線を切
らずに待たせるためのものである。オペレータが表示部
3に表示された漢字文字列リストの中から希望するもの
を選択し、それが漢字辞書メモリ10に登録されると、
制御部1はファクシミリ手順制御部4におけるRNR,
RR信号シーケンスを終了し回線を切断する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば装
置に搭載されていない単語の読みに対する漢字文字列が
あっても、ファクシミリ手順によってかな漢字変換辞書
を更新することで、ユーザが期待するかな漢字変換が行
なえるようになる。この結果、本装置に搭載されるかな
漢字変換辞書は、ユーザごとにカスタマイズされること
となり、より使い勝手の良いかな漢字変換の環境がユー
ザに提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図2は本発明の実施例で実行されるファクシミ
リ通信制御手順を示す手順図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 入力部 3 表示部 4 ファクシミリ手順制御部 5 メッセージ送信部 6 メッセージ受信部 7 出力部 8 メッセージ変換部 9 かな漢字変換部 20 センタマシン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単語よみがなを入力する入力手段と、 単語の読みがなに対応した複数の漢字文字列を記憶する
    記憶手段と、 ファクシミリ手順信号を送受信する手順制御手段と、 ファクシミリメッセージ信号を送信する送信手段と、 ファクシミリメッセージ信号を受信する受信手段と、 前記入力された単語の読みがなをファクシミリメッセー
    ジ信号に変換し前記送信手段に出力し、前記受信手段か
    らのファクシミリメッセージ信号を漢字文字列に変換す
    る変換手段と、 前記変換手段から出力される前記漢字文字列によって前
    記記憶手段の内容を更新する手段とを含むファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段はオンラインかな漢字変換
    要求を発生し、前記オンラインかな漢字変換要求によっ
    て前記更新手段は、前記手順制御手段と前記送信手段と
    前記受信手段と前記変換手段とを制御してファクシミリ
    通信を実行させ相手装置から前記入力された単語の読み
    がなに対応する漢字文字列を受信し、その後前記記憶手
    段を更新することを特徴とするファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980073086A (ko) * 1997-03-12 1998-11-05 김광호 전자사전 기능을 갖는 팩시밀리 장치 및 그 제어방법
US7899664B2 (en) 2006-05-22 2011-03-01 Sharp Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, computer, information processing system, information processing method, and program for receiving a character string and returning conversion candidates

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980073086A (ko) * 1997-03-12 1998-11-05 김광호 전자사전 기능을 갖는 팩시밀리 장치 및 그 제어방법
US7899664B2 (en) 2006-05-22 2011-03-01 Sharp Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, computer, information processing system, information processing method, and program for receiving a character string and returning conversion candidates

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