JPH07176835A - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents

回路基板及びその製造方法

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JPH07176835A
JPH07176835A JP5319420A JP31942093A JPH07176835A JP H07176835 A JPH07176835 A JP H07176835A JP 5319420 A JP5319420 A JP 5319420A JP 31942093 A JP31942093 A JP 31942093A JP H07176835 A JPH07176835 A JP H07176835A
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resist film
lead
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタル基板を有する回路基板が従来よりもフ
ァインパターンでかつ高精度に得ることができ、信頼性
の高い製品として提供できる。 【構成】 回路基板の本体部が電鋳による金属層14に
よって形成されたメタル基板であり、該メタル基板に搭
載する半導体チップと電気的に接続される導通部が、前
記メタル基板の厚み方向に形成された筒状の電気的絶縁
体からなる絶縁体部12により周囲が囲まれ、かつ電鋳
による前記金属層14aで形成されたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路基板及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップを搭載する回路基板には図
13に示すように半導体チップ5を実装基板6に実装す
るためのインターポーザとして使用する製品がある。こ
の製品は単板状に形成した基板7に外部接続端子として
のリード8を立設したものである。基板7としてはセラ
ミックあるいはメタルが用いられるが、メタルを使用す
る場合は基板7にドリル加工で孔をあけ、孔内に樹脂等
の電気的絶縁物を充填し、この絶縁物にリード挿入用の
孔をあけ、孔内にリードを挿入することによって作成す
る。リードの接着強度を上げる場合はリード挿入用の孔
の内壁にめっき等で金属層を設け、はんだ付け等でリー
ドを接合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にメタル基板を用いてインターポーザ用の回路基板を製
造する場合、基板にドリル加工で孔あけする従来方法で
はピンを取り付ける絶縁物の寸法精度が悪い、ピン径や
ピンの配置ピッチに制限されてピンの配置を狭ピッチに
することが困難でありファイン化が難しいこと、製造が
煩雑で製造コストがかかるという問題点があった。ま
た、従来方法の場合は基板と別部品でピンを用意するか
ら部品点数が多くなる、リードをはんだ付けして取り付
けた場合でもリードの接続信頼性が十分とはいえないと
いった問題点があった。
【0004】そこで、本発明はこれら問題点を解消すべ
くなされたものであり、その目的とするところは、上記
インターポーザ用の回路基板として外部接続端子部が高
密度かつ高精度に形成され、電気的特性に優れ、信頼性
の高い製品として提供でき、また、精度よく効率的に製
造できる回路基板の製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、回路基板におい
て、回路基板の本体部が電鋳による金属層によって形成
されたメタル基板であり、該メタル基板に搭載する半導
体チップと電気的に接続される導通部が、前記メタル基
板の厚み方向に形成された筒状の電気的絶縁体からなる
絶縁体部により周囲が囲まれ、かつ電鋳による前記金属
層で形成されたことを特徴とする。また、前記金属層が
銅または銅合金からなることを特徴とする。また、前記
導通部とメタル基板とが、絶縁体部を介して同軸形状に
形成されたことを特徴とする。また、前記メタル基板の
半導体チップ搭載面とは反対側の面に露出する導通部
に、電鋳によって形成された外部接続端子としてのリー
ド部が、前記導通部と一体に形成されたことを特徴とす
る。また、半導体チップ搭載面とは反対側のメタル基板
面に、電鋳によって形成された外部接続端子としてのリ
ード部が、前記メタル基板と一体に形成されたことを特
徴とする。また、前記リード部が凸形状に形成されたこ
とを特徴とする。また、前記導通部とリード部とが異種
金属によって形成されたことを特徴とする。また、前記
導通部が銅または銅合金からなり、リード部がニッケル
またはニッケル合金からなることを特徴とする。また、
前記メタル基板の半導体チップを搭載する面とは反対側
の面に露出する導通部に、外部接続端子としてのバンプ
が形成されたことを特徴とする。また、前記メタル基板
の半導体チップを搭載する面に形成された絶縁層上に回
路パターンが形成され、該回路パターンと導通部が接続
されたことを特徴とする。
【0006】また、回路基板の製造方法において、母型
上に電気的絶縁体を用いて筒状の絶縁体部を立設し、電
鋳により前記母型上にめっきを被着して、回路基板の本
体となる金属層および半導体チップと電気的に接続され
る導通部となる前記絶縁体部内の金属層を形成した後、
前記母型上から前記金属層および前記絶縁体部を剥離す
ることを特徴とする。また、母型上にレジスト膜を用い
て筒体部を立設し、電鋳により前記母型上にめっきを被
着して回路基板の本体となる金属層および半導体チップ
と電気的に接続される導通部となる前記筒体部内の金属
層を形成した後、前記レジスト膜を除去し、電気的絶縁
性を有する絶縁材を前記除去部分に充填した後、前記母
型上から前記金属層および前記絶縁材を剥離することを
特徴とする。また、前記母型上に回路基板の本体となる
金属層と筒状の絶縁体部に周囲が囲まれた導通部となる
金属層を形成した後、外部接続端子用のリード形成部位
を除きレジスト膜を形成し、電鋳を施して前記導通部と
なる金属層あるいは前記回路基板の本体となる金属層と
一体にリード部を形成した後、前記レジスト膜を除去す
ることを特徴とする。また、前記母型上に回路基板の本
体となる金属層と筒状の絶縁体部に周囲が囲まれた導通
部となる金属層を形成した後、外部接続端子用のリード
形成部位を除き第1のレジスト膜を形成し、電鋳を施し
て前記導通部となる金属層あるいは前記回路基板の本体
となる金属層と一体にランド部を形成し、該ランド部の
中心部を除き第2のレジスト膜を形成し、電鋳を施して
前記ランド部と一体にリード部を形成した後、前記第1
のレジスト膜および前記第2のレジスト膜を除去するこ
とを特徴とする。また、前記第1のレジスト膜に代えて
電気的絶縁性を有する絶縁膜を形成し、電鋳を施して前
記導通部となる金属層あるいは前記回路基板の本体とな
る金属層と一体にランド部を形成し、該ランド部の中心
部を除きレジスト膜を形成し、電鋳を施して前記ランド
部と一体にリード部を形成した後、前記レジスト膜を除
去することを特徴とする。
【0007】
【作用】回路基板本体のメタル基板に形成する導通部を
電鋳方法によって形成することにより、高精度のファイ
ンパターンを有する回路基板を得ることができる。ま
た、導通部と外部接続端子とが一体形成されることによ
って外部接続部との電気的接続が確実になり信頼性の高
い回路基板を得ることができる。また、電鋳方法を利用
して回路基板を製造することによって、導通部と外部接
続端子とが一体形成でき、ファインパターンでかつ信頼
性の高い接続部を有する回路基板を容易に得ることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。本発明に係る回路基板は回路基
板の本体をメタル基板によって形成した製品であり、そ
の製造にあたり電鋳方法によってメタル基板を形成する
とともに、このメタル基板に搭載する半導体チップと電
気的に接続する導通部と該導通部に接続する外部接続端
子を形成したものである。
【0009】図1〜図5に本発明に係る回路基板の製造
方法の実施例について示す。図1は金属製の母型10上
に電鋳方法によってメタル基板を形成するため、まず絶
縁体部12をパターン形成した状態を示す。絶縁体部1
2は電気的絶縁性を有する材料、たとえばポリイミドを
使用し、メタル基板に設ける導通部の位置に合わせて母
型10上の所定位置に筒状に立設して形成する。絶縁体
部12は製品に残す部分であり導通部とメタル基板とを
電気的に絶縁するために設ける。絶縁体部12は母型1
0の表面にポリイミドを塗布し、筒状の配置パターンに
合わせて露光して現像し、キュア工程を経て形成する。
【0010】次に、電鋳により母型10の表面上にめっ
きを被着させ金属層14を形成する(図2)。金属層1
4は図のように母型10の露出面上に形成される。金属
層14は筒状に形成した絶縁体部12の内部にも金属層
14aとして形成され導通部となる。金属層14、14
aにはたとえば銅、銅合金、ニッケル合金等の金属を用
いる。なお、金属層14、14aを母型10上に形成し
た後、研磨して金属層14、14aと絶縁体部12が同
厚になるようにしてもよい。こうして形成された金属層
14、14a、絶縁体部12が回路基板となる。
【0011】図3、4、5は金属層14、14a上に外
部接続端子を形成する工程を示す。外部接続端子も電鋳
により形成する。そのため、まず、図3に示すようにメ
タル基板上に絶縁層16をパターン形成する。絶縁層1
6は金属層14a部分と金属層14上の外部接続端子を
設ける部位を除いて金属層14の表面を被覆するように
設ける。絶縁層16も製品に残る部分であるが、これも
上記絶縁体部12と同様に表面にポリイミドを塗布した
後、露光し、現像、キュア工程を経て形成する。
【0012】絶縁層16を形成した後、電鋳により金属
層14、14aの露出部にランド18を形成する(図
4)。ランド18は外部接続端子の基部部分を構成す
る。なお、ランド18は各導通部の金属層14a位置に
設ける他、メタル基板の金属層14部分にも設ける。メ
タル基板の金属層14部分に設けたランド18はメタル
基板と一体に形成されることになる。ランド18を形成
した後、外部接続端子となるリード部22を形成する。
このリード部22も電鋳によって形成する。そのためラ
ンド18を形成したメタル基板上にレジスト膜20をパ
ターン形成する。レジスト膜20はランド18の形成位
置に合わせてパターンニングされリード形成用孔を設け
たものである。リード形成用孔はランド18まで連通さ
せて設け、電鋳を施すことによってリード部22をラン
ド18上に形成する。
【0013】電鋳によってリード部22を形成した後、
レジスト膜20を溶解除去することによって、図5に示
すように母型10に付着した回路基板が形成される。回
路基板は母型10からメタル基板を剥離して単体の製品
として得られる。得られた回路基板はメタル基板の厚み
方向に導通部たる金属層14aが通じ、ランド18にリ
ード部22が立設した製品となる。なお、上記例ではメ
タル基板を母型10から剥離する前にレジスト膜20を
溶解除去したが、母型10からメタル基板を剥離した後
にレジスト膜20を除去してもよい。この場合は、レジ
スト膜20の溶解除去を後工程にすることでリード部2
2が保護できるという利点がある。
【0014】上記実施例ではランド18を形成する際に
絶縁層16をパターン形成したが、絶縁層16のかわり
にレジストを利用し、第1のレジスト膜をパターン形成
した後、電鋳によって金属層14、14aの露出部にラ
ンド18を形成し、次いで、リード部22のパターンに
したがって第2のレジスト膜をパターン形成し、再度電
鋳によりリード部22を形成した後、第1のレジスト膜
と第2のレジスト膜を溶解することによって外部接続端
子を有する回路基板を得ることができる。
【0015】本実施例の回路基板の製造方法は露光、現
像方法によって絶縁体部12を形成するから、ドリル等
でメタル基板に孔あけして外部接続端子を取り付ける方
法にくらべてはるかに微細でかつ高精度に外部接続端子
を形成することができる。また、電鋳により金属層を形
成するから絶縁体部12と金属層との接合性が良好で、
かつ、導通部と外部接続端子が一体に形成されることか
ら互いの電気的な接続も確実で信頼性の高い接続部を形
成することができるという特徴がある。また、得られた
回路基板は導通部である金属層14aとメタル基板の金
属層14が絶縁体部12を介して同軸形状に形成される
から、絶縁体部12の材料を適当に選択することによっ
てインピーダンスマッチングを図ることが可能で、これ
によって優れた電気的特性を有する回路基板を得ること
が可能になる。
【0016】なお、ランド18およびリード部22は電
鋳によって形成するから、電鋳に用いる金属を適宜選択
することによって金属層14、14aと同じ金属で外部
接続端子を形成することもできるし、異種金属によって
形成することもできる。たとえば、金属層14、14a
とランド18、リード部22の全体を銅あるいは銅合金
で一体形成することも可能であるし、金属層14、14
aを銅あるいは銅合金とし、ランド18およびリード部
22をニッケルまたはニッケル合金にするといった構成
も可能である。
【0017】また、上記例では単体のランド18に各々
リード部22を形成したが、母型10から剥離したメタ
ル基板の面に絶縁層を介して所要の回路パターン及び半
導体チップ搭載部を設け、回路パターンと金属層14a
を接続することが可能である。回路パターンは絶縁層上
に貼着した銅などの金属箔をエッチングし、または銅な
どをスパッタリングにより形成する。搭載する半導体チ
ップはベアチップであっても、樹脂封止されたものであ
ってもよい。また、上記例のようにランド18にリード
部22を形成するかわりに、リード部22より短寸の凸
形状の接続部を形成することも可能であり、リード部2
2のかわりに外部接続端子としてのバンプを形成するこ
とも可能である。
【0018】また、上記例では母型10上に形成した絶
縁体部12を最終製品まで残すようにしたが、母型10
上に絶縁体部12を筒状に形成する際にポリイミドにか
えてレジスト膜によって形成し、金属層14、14aを
形成した後、レジスト膜を除去し、このレジスト膜を除
去した部分に別の電気的絶縁性を有する絶縁材料、たと
えばポリイミドを充填するようにしてもよい。絶縁材料
として適当な誘電率を有する材料を選び、絶縁体部12
の寸法を調整することによって導通部についてインピー
ダンスマッチングを図ることが容易に可能になる。
【0019】図6、7は回路基板の他の製造方法を示
す。この実施例においても電鋳によって回路基板の本体
となるメタル基板を形成する点は上記例と同様である
が、母型10の表面にじかに絶縁体部12を付着させな
い状態でメタル基板を形成することを特徴とする。すな
わち、本実施例では母型10上にまず電鋳により金属層
30を設け、エッチング等で母型10の表面まで達しな
い深さの導通部用孔を設け、この導通部用孔の内壁面と
金属層30の表面を絶縁層32で被覆し、さらに電鋳を
施して導通部用孔内に金属層部34を形成する。絶縁層
32はポリイミドを塗布することによって外部接続端子
のランド形成部も同時にパターン形成でき、電鋳を施す
ことによってランド36も同時に形成する。
【0020】次いで、導通部およびランド36の位置に
合わせて外部接続端子を形成するため上記実施例と同様
にレジスト膜38をパターン形成し、電鋳を施してリー
ド部39を形成する(図7)。こうして、母型10上に
金属層30、導通部、ランド36等の各部を形成した
後、母型10から金属層30を剥離する。本実施例の場
合は母型10はメタル部分とのみ付着しているから前記
実施例のように金属層部分と絶縁体部12がともに母型
10に付着している場合にくらべて母型10からの剥離
性が良好になり、剥離操作が容易にできるという利点が
ある。
【0021】母型10から金属層30を剥離した後、金
属層30の不要部分を研削除去して回路基板とする。図
7でA線が金属層30の研削除去位置を示す。この研削
操作は金属層部34の底部位置まで金属層30を除去す
る操作で、これによって金属層部34を絶縁層32によ
って電気的に絶縁して独立した導通部とすることができ
る。そして、レジスト膜38を除去することによって外
部接続端子を有する回路基板が得られる。この実施例の
場合も金属層30に対してランド36、リード部39を
電鋳方法で形成するから回路基板の接続部分のファイン
化を図ることができ、かつ効率的に回路基板を形成する
ことが可能になる。
【0022】図8、9、10は回路基板のさらに他の製
造方法を示す。この方法ではフレキシブルプリント配線
板(FPC) を利用してメタル基板を形成し、FPC の金属部
分からメタル基板を剥離し、剥離体から金属部分を除去
することによって回路基板を得ることを特徴とする。図
8は銅箔42付きのベースフィルム44の銅箔42表面
上に上記実施例と同様に筒状の絶縁体部46を形成した
状態である。次いで、銅箔42に電鋳を施し金属層48
を形成し、さらに絶縁層50をパターン形成し、電鋳を
施してランド52を形成する(図9)。
【0023】図10はランド52上にリード部54を形
成した状態を示す。リード部54の形成方法は上記実施
例と同様である。こうして、回路基板の本体および外部
接続端子を形成した後、銅箔42とベースフィルム44
の境界部分から回路基板を剥離する。すなわち、図10
のB線位置から回路基板の本体部分を剥離した後、その
表面に残る銅箔42部分をエッチングで除去することに
よって外部接続端子を有する回路基板が得られる。
【0024】この実施例の場合も上記実施例と同様に絶
縁体部46および絶縁層50をパターン形成することで
回路基板のファイン化を図ることが可能になる。また、
電鋳法によることで微細パターンを高精度に形成でき、
絶縁体部と外部接続端子との密着性が良好になり、メタ
ル基板の導通部と外部接続端子とが一体形成されて接続
部分の信頼性が向上するといった特徴がある。また、銅
箔42とベースフィルム44との境界部分から剥離する
ことで回路基板の本体を支持体側から剥離する操作が確
実にかつ容易にでき、銅箔42はエッチングによって簡
単に除去することができるという利点がある。なお、実
施例では銅箔付きのベースフィルムを使用したが、銅箔
以外の銅合金やその他の金属を設けたものを使用しても
よい。
【0025】ところで、上記実施例では電鋳によって母
型10上にメタル基板を形成した後、母型10からメタ
ル基板を剥離して回路基板を得ているが、メタル基板が
薄厚であったりすると母型10から剥離する際にメタル
基板が変形するという問題がある。外部接続端子がきわ
めてファインパターンで形成される製品の場合はメタル
基板の変形が製品精度に重要な影響を与えるから、母型
10から確実にメタル基板を剥離できるようにする必要
がある。金属層14に外部接続端子が形成されている場
合は、電磁石60に外部接続端子挿入用の孔を形成して
おくとよい。
【0026】図11、12はメタル基板を母型10から
剥離する方法を示す説明図である。すなわち、図11に
示す装置は母型10上に金属層14が付着形成された状
態で電磁石60に金属層14を磁気力によって吸着支持
し、金属層14を吸着した状態で母型10を剥離するこ
とによって回路基板を得るものである。この場合、金属
層14は磁気力によって吸着支持するから磁性体材料を
使用する必要がある。母型10を剥離した後、電磁石の
通電を停止して金属層14をとり外して回路基板を得
る。
【0027】図12に示す装置は図8、9、10に示し
たFPC を利用してメタル基板を形成した場合で、電磁石
60に金属層48を磁気力により吸着支持することによ
ってベースフィルム44を銅箔42から剥離除去した
後、電磁石60の通電を停止して金属層48を取り外
す。金属層48を取り外した後、前述したようにメタル
基板を被覆する銅箔42をエッチング除去することによ
って回路基板を得ることができる。この場合も金属層4
8を形成する金属は磁性体材料である必要がある。上記
のように金属層14、48を電磁石60に吸着支持する
ことによって回路基板を変形させることなく母型10や
ベースフィルム44を剥離除去することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームは、上述し
たように、メタル基板を有する回路基板として従来製品
よりもはるかにファインパターンでかつ高精度の製品と
して提供することができる。また、導通部と外部接続端
子とが一体形成されることによって接続部の電気的接続
が確実になり信頼性の高い回路基板として提供すること
ができる。また、電鋳方法を利用して回路基板を製造す
ることによって、導通部と外部接続端子とが一体形成で
き、ファインパターンでかつ信頼性の高い接続部を有す
る回路基板を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】母型上に絶縁体部を形成した状態を示す説明図
である。
【図2】金属層を形成した状態を示す説明図である。
【図3】絶縁層を設けた状態を示す説明図である。
【図4】電鋳によってランドを形成した状態を示す説明
図である。
【図5】電鋳によってリード部を形成した状態を示す説
明図である。
【図6】母型上に金属層を設けた状態を示す説明図であ
る。
【図7】リード部を形成した状態を示す説明図である。
【図8】FPC の銅箔上に絶縁体部を形成した状態を示す
説明図である。
【図9】FPC の銅箔上に金属層を形成した状態を示す説
明図である。
【図10】ランド上にリード部を形成した状態を示す説
明図である。
【図11】金属層から母型を剥離する方法を示す説明図
である。
【図12】金属層からベースフィルムを剥離する方法を
示す説明図である。
【図13】半導体チップを搭載した回路基板を実装基板
に実装する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 母型 12 絶縁体部 14 金属層 14a 金属層 16、32、50 絶縁層 18、36、52 ランド 20、38 レジスト膜 22、39、54 リード部 30 金属層 34 金属層 42 銅箔 44 ベースフィルム 46 絶縁体部 60 電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/20 B 7511−4E 3/34 501 A 7128−4E

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板の本体部が電鋳による金属層に
    よって形成されたメタル基板であり、該メタル基板に搭
    載する半導体チップと電気的に接続される導通部が、前
    記メタル基板の厚み方向に形成された筒状の電気的絶縁
    体からなる絶縁体部により周囲が囲まれ、かつ電鋳によ
    る前記金属層で形成されたことを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 金属層が銅または銅合金からなることを
    特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 【請求項3】 導通部とメタル基板とが、絶縁体部を介
    して同軸形状に形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の回路基板。
  4. 【請求項4】 メタル基板の半導体チップ搭載面とは反
    対側の面に露出する導通部に、 電鋳によって形成された外部接続端子としてのリード部
    が、前記導通部と一体に形成されたことを特徴とする請
    求項1記載の回路基板。
  5. 【請求項5】 半導体チップ搭載面とは反対側のメタル
    基板面に、電鋳によって形成された外部接続端子として
    のリード部が、前記メタル基板と一体に形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の回路基板。
  6. 【請求項6】 リード部が凸形状に形成されたことを特
    徴とする請求項4または5記載の回路基板。
  7. 【請求項7】 導通部とリード部とが異種金属によって
    形成されたことを特徴とする請求項4記載の回路基板。
  8. 【請求項8】 導通部が銅または銅合金からなり、リー
    ド部がニッケルまたはニッケル合金からなることを特徴
    とする請求項4または7記載の回路基板。
  9. 【請求項9】 メタル基板の半導体チップを搭載する面
    とは反対側の面に露出する導通部に、外部接続端子とし
    てのバンプが形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の回路基板。
  10. 【請求項10】 メタル基板の半導体チップを搭載する
    面に形成された絶縁層上に回路パターンが形成され、該
    回路パターンと導通部が接続されたことを特徴とする請
    求項1記載の回路基板。
  11. 【請求項11】 母型上に電気的絶縁体を用いて筒状の
    絶縁体部を立設し、電鋳により前記母型上にめっきを被
    着して、回路基板の本体となる金属層および半導体チッ
    プと電気的に接続される導通部となる前記絶縁体部内の
    金属層を形成した後、 前記母型上から前記金属層および前記絶縁体部を剥離す
    ることを特徴とする回路基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 母型上にレジスト膜を用いて筒体部を
    立設し、電鋳により前記母型上にめっきを被着して回路
    基板の本体となる金属層および半導体チップと電気的に
    接続される導通部となる前記筒体部内の金属層を形成し
    た後、 前記レジスト膜を除去し、 電気的絶縁性を有する絶縁材を前記除去部分に充填した
    後、 前記母型上から前記金属層および前記絶縁材を剥離する
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 母型上に回路基板の本体となる金属層
    と筒状の絶縁体部に周囲が囲まれた導通部となる金属層
    を形成した後、 外部接続端子用のリード形成部位を除きレジスト膜を形
    成し、 電鋳を施して前記導通部となる金属層あるいは前記回路
    基板の本体となる金属層と一体にリード部を形成した
    後、 前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項11
    または12記載の回路基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 母型上に回路基板の本体となる金属層
    と筒状の絶縁体部に周囲が囲まれた導通部となる金属層
    を形成した後、 外部接続端子用のリード形成部位を除き第1のレジスト
    膜を形成し、 電鋳を施して前記導通部となる金属層あるいは前記回路
    基板の本体となる金属層と一体にランド部を形成し、 該ランド部の中心部を除き第2のレジスト膜を形成し、 電鋳を施して前記ランド部と一体にリード部を形成した
    後、 前記第1のレジスト膜および前記第2のレジスト膜を除
    去することを特徴とする請求項11または12記載の回
    路基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1のレジスト膜に代えて電気的絶縁
    性を有する絶縁膜を形成し、 電鋳を施して前記導通部となる金属層あるいは前記回路
    基板の本体となる金属層と一体にランド部を形成し、 該ランド部の中心部を除きレジスト膜を形成し、 電鋳を施して前記ランド部と一体にリード部を形成した
    後、 前記レジスト膜を除去することを特徴とする請求項14
    記載の回路基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007122572A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Toppan Printing Co Ltd 回路基板、半導体装置、電子タグの製造方法
JP2008021959A (ja) * 2006-04-13 2008-01-31 Alps Electric Co Ltd グリーンシートのスルーホール加工装置およびスルーホール加工方法
CN107492537A (zh) * 2016-06-09 2017-12-19 日月光半导体制造股份有限公司 中介层、半导体封装结构及半导体工艺

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