JPH07176018A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

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Publication number
JPH07176018A
JPH07176018A JP31794193A JP31794193A JPH07176018A JP H07176018 A JPH07176018 A JP H07176018A JP 31794193 A JP31794193 A JP 31794193A JP 31794193 A JP31794193 A JP 31794193A JP H07176018 A JPH07176018 A JP H07176018A
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JP
Japan
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head
magnetic
depth
magnetoresistive
depth marker
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Withdrawn
Application number
JP31794193A
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English (en)
Inventor
Kazunori Onuma
一紀 大沼
Chiharu Watanabe
千春 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH07176018A publication Critical patent/JPH07176018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な引出し導体の厚み及び十分なデプスマ
ーカーの厚みを保ちつつ、しかも狭磁気ギャップ化を達
成し、周波数特性を大幅に改善して高い再生分解能を得
る 【構成】 磁性体基板2に対し、イオン入射角45度に
てエッチングを行い、角度ほぼ45度のテーパ面部2a
を形成し、絶縁層3を介してMR素子4及びバイアス導
体5を蒸着或はスパッタ法により成膜し、引出し導体
6,7を接続形成して、絶縁層8を介して接着材9によ
り保護基板となるNi−Znヘマタイトを材料とした磁
性体基板10を接合し固定して、引出し電極6,7の端
子部及び絶縁層8の末端部にイオンエッチングを施し形
成し構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルテー
プレコーダやデータストレージ等の高密度ディジタル記
録再生装置等に搭載され、磁気抵抗効果を利用して記録
信号を再生する磁気抵抗効果型ヘッドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置における小型
大容量化が進行する中で、特にノート型パソコンに代表
されるような可搬型コンピュータへの適用が考慮される
用途では、例えば2.5インチハードディスク装置に対
する要求が高まっている。
【0003】このような小型ハードディスクでは、ディ
スク径に依存して媒体速度が遅くなるため、再生出力が
媒体速度に依存する従来の誘導型磁気ヘッドでは、再生
出力が低下し、大容量化の妨げとなっている。
【0004】しかし、磁界によって抵抗率が変化する磁
気抵抗効果素子(以下、単にMR素子と記す)の抵抗変
化を再生出力電圧として検出する磁気抵抗効果型ヘッド
は、その再生出力が媒体速度に依存せず、低媒体速度で
も高再生出力が得られるという特徴を有するため、小型
ハードディスクにおいて大容量化を実現する磁気ヘッド
として注目されている。
【0005】磁気抵抗効果型ヘッド(以下、単にMRヘ
ッドと記す)には大きく分類して、上記MR素子の両側
を非磁性材にて挟み込んだノンシールド型ヘッド、この
ノンシールド型ヘッドの再生周波数特性を改善するため
に上記MR素子の両側を軟磁性材にてシールドしたシー
ルド型ヘッド、及び耐摩耗性等の諸特性の安定化のため
に磁束を上記MR素子へ導きこのMR素子を非露出型と
したいわゆるヨーク型ヘッドの3種のものがある。
【0006】上記シールド型ヘッドは、ノンシールド型
ヘッドと比較して周波数特性が良好であり、高い分解能
が得られ、しかも上記ヨーク型ヘッドと比較してその作
製が容易であり再生出力も高いことから最も実用化がな
されているMRヘッドである。このシールド型ヘッドに
は、センス電流がトラック幅方向に流れる横型タイプと
センス電流がトラック幅方向に対して垂直方向に流れる
縦型タイプとがあるが、現在では横型タイプが主流とな
っている。
【0007】従来の上記横型タイプのMRヘッドは、図
24及び図25(図24中の線分A−A’による断面
図)に示すように、軟磁性材の基板101上に絶縁層1
02を介してMR素子103が形成され、このMR素子
103の長手方向両端部にそれぞれ電極である引出し導
体105,106が形成されて、MR素子103の長手
方向に沿って(即ち、磁気記録媒体摺動面Aに沿って)
センス電流が流れるように構成されている。更にこのM
R素子103上にはバイアス導体107が形成され、前
記絶縁層102を介して軟磁性の基板104が積層され
構成されている。ここで、MR素子103は、その長手
方向が磁気記録媒体摺動面Aと平行となるように配置さ
れ、その長手方向端部の一方を上記磁気記録媒体摺動面
Aに露出させたかたちに形成されている。
【0008】上述の従来の横型タイプのMRヘッドの製
造方法としては、図25に示すように、先ず軟磁性材か
らなる磁性基板(或は非磁性基板上へ軟磁性薄膜を成膜
した基板)101上に絶縁層102を形成する。そし
て、MR素子103及びバイアス磁界をこのMR素子1
03に印加するためのバイアス導体107を成膜し、フ
ォトリソグラフィー技術により所望の形状に加工する。
このとき、MR素子103を磁化容易磁区方向をトラッ
ク幅方向に安定化させる必要があり、MR素子103の
形状及びMR素子103形成面の面粗度が磁区を安定さ
せる重要な要因となっている。次に、MR素子103へ
センス電流を供給するための電極である引出し導体10
5,106をMR素子103の引出し導体接合部103
a,103bにおいてこのMR素子103と接続し、更
にこの上に絶縁層102を介して軟磁性材からなる磁性
基板104を接着材108により接合し、磁気記録媒体
摺動面Aの研削工程等の後工程を経て上記MRヘッドが
完成する。
【0009】ところで、このMRヘッドの作製の際に、
その磁気記録媒体摺動面Aの研削工程において、MR素
子103のヘッドデプスを正確に規定する必要上、この
MR素子103の近傍にデプスマーカーを配設して、こ
のデプスマーカーを目安としてMR素子103のヘッド
デプスを決定する方法がある。すなわち、図24に示す
ように、MR素子103の近傍に、磁気記録媒体摺動面
Aが底辺となるように直角二等辺三角形状のデプスマー
カー111を配設し、その直角部の頂点がデプス0の位
置に規定されている。つまり、この磁気記録媒体摺動面
Aを研削するときに、デプスマーカー111の底辺11
1aの幅の1/2の値が研削したデプスとなる。このデ
プスマーカー111により、ヘッドデプスを所定値に規
定することができる。
【0010】また、MR素子103のヘッドデプスを決
定する他の方法としては、図27に示すように、磁気記
録媒体摺動面Aの研削時にMR素子103の形状が変化
してゆくことによるこのMR素子103の抵抗値の変化
を抵抗測定機112により測定し、この抵抗値により所
定のヘッドデプスに規定するものがある。しかしなが
ら、この方法では研削時に大規模な抵抗値モニタが必要
であり、端子接続を行うことのより作業時間が大幅に増
加する等の問題があり、現在では上記デプスマーカーを
使用する方法が主流となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シール
ド型のMRヘッドにおいては、その周波数特性は、図2
6(図24中の線分B−B’による断面図)中の磁気ギ
ャップ間隔bによって決定され、この磁気ギャップ間隔
bが小さい程周波数特性は良好なものとなり、より高密
度の再生を行うことが可能となる。
【0012】ところが、上記MRヘッドの場合、MR素
子103を軟磁性材による基板101及び104で挟み
込むため、磁気ギャップ間隔bの大きさは最も膜厚の大
きい引出し導体105,106の厚みにより規制される
ので、これら引出し導体105,106を薄く形成する
必要がある。しかしながら、引出し導体105,106
を薄くすれば、それだけこれら引出し導体105,10
6の電気抵抗が増大する。すると、MR素子103へ流
すセンス電流を制御するセンス電流回路の負荷の増加
や、電圧の増加による引出し導体105,106の断
線、信号ノイズの増加等が発生することとなる。従っ
て、引出し導体105,106を薄く形成することは非
常に困難であり、磁気ギャップ間隔bを満足な値とする
ことは難しい。
【0013】それに加えて、このMRヘッドの作製の際
に、上述のようにデプスマーカー111をMR素子10
3の近傍に配設する必要があるが、測定の要請からこの
デプスマーカー111の厚みは1μm程度は必要であ
る。この値は、デプスマーカー111がない場合の磁気
ギャップ間隔b以上のものであり、このデプスマーカー
111の存在によって磁気ギャップ間隔bの値は2倍以
上となってしまう。このため、周波数特性の著しい劣化
が引き起こされるという深刻な問題が生じ、この磁気ギ
ャップ間隔bの値を小さくすることが困難であるという
ことは高密度の再生特性の達成を阻む主要な原因の一つ
となっている。
【0014】本発明は、上述の様々な課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、十分な引出
し導体の厚み及び十分なデプスマーカーの厚みを保ちつ
つ、しかも狭磁気ギャップ化を達成し、周波数特性を大
幅に改善して高い再生分解能を得ることを可能とする磁
気抵抗効果型ヘッドを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気抵抗効果
素子の上下を軟磁性材で挟持してなる磁気抵抗効果型ヘ
ッドにおいて、磁気抵抗効果素子と電気的に接続される
引出し導体を、前記磁気抵抗効果素子形成面より低い段
差面上に形成して構成する。
【0016】この場合、上記軟磁性材を多結晶フェライ
トからなる軟磁性基板として形成し構成してもよい。
【0017】またこの場合、磁気記録媒体摺動面に臨む
引出し導体を高融点金属材料により形成して構成しても
よい。
【0018】本発明は、磁気抵抗効果素子の上下を軟磁
性材で挟持してなる磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、ヘ
ッドデプスを検出するためのデプスマーカーを、磁気抵
抗効果素子形成面より低い段差面上に形成して構成す
る。
【0019】
【作用】本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッドにおいて
は、磁気抵抗効果素子(以下、単にMR素子と記す)と
電気的に接続される引出し導体が、上記MR素子形成面
より低い段差面上に形成されているので、上記MR素子
やこのMR素子の上部に形成されているバイアス導体よ
りも大きな厚みを有する上記引出し導体が磁気ギャップ
間隔の値に影響を及ぼすことはない。従って、上記引出
し導体厚を所望の十分な大きさに形成してセンス電流を
安定に確保しつつも、磁気ギャップ間隔を所定の小さな
値とすることで良好な周波数特性が得られることとな
る。
【0020】さらに、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッ
ドにおいては、ヘッドデプスを検出するためのデプスマ
ーカーが、MR素子形成面より低い段差面上に形成され
ているので、上記MR素子やこのMR素子の上部に形成
されているバイアス導体よりも大きな厚みを有する上記
デプスマーカーが磁気ギャップ間隔の値に影響を及ぼす
ことはない。従って、上記デプスマーカーを所望の十分
な大きさに形成してギャップデプスの測定を容易なもの
としつつも、磁気ギャップ間隔を所定の小さな値とする
ことで良好な周波数特性が得られることとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
いくつかの実施例を図面を参照しながら説明する。
【0022】先ず、第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘ
ッド(以下、単にMRヘッドと記す)は、図1及び図2
(図1中で線分C−C’による断面図)に示すように、
磁気抵抗効果素子(以下、単にMR素子と記す)4が、
再生時の磁路となる軟磁性体よりなる磁性体基板2で挟
み込まれた構造となっている。
【0023】具体的には、先ず絶縁性に優れたNi−Z
nヘマタイト等の多結晶フェライトを材料とした磁性体
基板2が角度ほぼ45度のテーパ面部2aを有して形成
され、その上にこのテーパ面部2aを滑らかにする目的
でいわゆるSOG(スピン・オン・グラス)の絶縁膜
(図示は省略)が成膜されている。ここで、上記SOG
とは、SiO2 (酸化珪素)系被膜形成用塗布液のこと
であり、各種電子部品材料を製造する工程でSiO2
主成分とする被膜を塗布−焼成法で形成する目的で用い
られる。このSOGの組成は、珪素化合物(RnSi
(OH)4-n )及び添加材(拡散用不純物,ガラス質形
成材,有機バインダ)を有機溶剤(アルコール主成分,
エステル,ケトン)に溶解したものである。
【0024】そして、その上部に絶縁層3を介してMR
素子4が形成され、このMR素子4を丁度覆うようにこ
のMR素子4にバイアス磁界を印加するためのバイアス
導体5が成膜されている。そして、これらMR素子4及
びバイアス導体5の端部(MR素子4及びバイアス導体
5のテーパ面部の終端部)の引出し導体接合部4a及び
4bにおいて、接合部6a及び7aでその一部が重ねら
れ接続された高融点金属を材料とする引出し電極6,7
が形成されている。ここで、これら引出し電極6,7の
接合部6a及び7aが形成されている位置の高さは、M
R素子4のそれよりも低い。そして、これらバイアス導
体5及び引出し電極6,7の上部に絶縁層8を介して接
着材9によりNi−Znヘマタイトを材料とした磁性体
基板10が固定されて形成されている。
【0025】ここで、図1に示すように、上記MR素子
4の近傍位置の磁性体基板2上には、上記MRヘッドの
磁気記録媒体摺動面Aの研削工程においてMR素子4の
ヘッドデプスを正確に規定するためのデプスマーカー1
1が形成されている。このデプスマーカー11は、図7
(図1中の線分D−D’による断面図)に示すように、
磁性体基板2上にデプスマーカー11と略々同一形状で
ありこのデプスマーカー11の厚みよりも深い溝部12
が形成され、この溝部12に絶縁層3を介して形成され
ている。そして、絶縁層8を介して接着材9によりNi
−Znヘマタイトを材料とした磁性体基板10が接着固
定されている。このデプスマーカー11は、磁気記録媒
体摺動面Aが底辺となるような直角二等辺三角形状であ
り、その直角部の頂点がデプス0の位置に規定されてい
る。つまり、この磁気記録媒体摺動面Aを研削するとき
に、デプスマーカー11の底辺11aの幅の1/2の値
が研削したデプスとなる。このデプスマーカー11によ
り、ヘッドデプスを所定値に規定することができる。
【0026】上記第1実施例に係るMRヘッドの作製方
法としては、先ず図3に示すように、絶縁性に優れたN
i−Znヘマタイトを材料とした磁性体基板2に対し、
Arイオンエッチング法によりイオン入射角45度にて
300nmエッチングを行い、角度ほぼ45度のテーパ
面部2aを形成する。ここで、このArイオンエッチン
グ法におけるイオン入射角は、図6に示すように、入射
角45度でエッチング対象物の表面の面粗度が最も低い
値を示す。即ち、入射角45度でエッチングを行なうこ
とで面粗度が最小値となり、MR特性に悪影響を及ぼす
ことが防止できる。
【0027】その後、このテーパ面部2aが形成された
磁性体基板2上にテーパ面部2aを滑らかにする目的で
いわゆるSOG(スピン・オン・グラス)の絶縁膜(図
示は省略)をスピンコート(又はディッピング,吹き付
け)によって塗布して形成し、塗布型の絶縁層3を20
0nmに塗布して熱処理を行い、その上部にMR素子4
及びバイアス導体5を蒸着或はスパッタ法により成膜す
る。そして、これら成膜したMR素子4及びバイアス導
体5を、フォトリソグラフィー技術により所定の形状に
パターニングを行いイオンエッチング法によりエッチン
グ形成する。
【0028】そして、図4に示すように、これらMR素
子4及びバイアス導体5の端部(MR素子4及びバイア
ス導体5のテーパ面部の終端部)の引出し導体接合部4
a及び4bにおいて、Ti/Cuよりなる厚さ約300
nmの引出し導体6,7をその接合部6a及び7aでそ
の一部が重ね合わせられるように接続して形成し、その
上部にSiO2 またはAl2 3 等の絶縁層8をスパッ
タ法により成膜する。
【0029】その後、図5に示すように、接着材9によ
り保護基板となるNi−Znヘマタイトを材料とした磁
性体基板10を接合し固定して、引出し電極6,7の端
子部及び絶縁層8の末端部にイオンエッチングを施す。
そして、上記デプスマーカー11を指針としてこのMR
ヘッドの磁気記録媒体摺動面Aを所定のヘッドデプスに
研削して、上記MRヘッドが完成する。
【0030】ここで、上記図1に示すデプスマーカー1
1の作製方法について説明する。先ず、図8に示すよう
に、上記磁性体基板2に対してデプスマーカー11より
も広く且つ深くエッチングを施して上記溝部12を形成
する。この溝部12は、フォトリソグラフィー技術によ
り非エッチング部分をレジスト樹脂によりマスクし、イ
オンミーリングにて形成するものである。なお、デプス
マーカー11を磁性体基板2の基準面cよりも低く形成
するために、エッチング量はデプスマーカー11の厚み
より大きくする必要がある。
【0031】次いで、この溝部12が形成された磁性体
基板2に図9に示すような絶縁層3をスパッタ形成し、
上述のようにMR素子4やバイアス導体5等がこの溝部
12の近傍で形成される前に、図10に示すように、こ
の溝部12の深さよりも厚みの薄いデプスマーカー11
をMR素子4に対する位置決めを行った後にこの溝部1
2内に形成する。なお、このデプスマーカー11は、磁
気記録媒体摺動面Aの研削時にその底辺11aの幅(即
ち、研削部に臨むデプスマーカー11の底辺部)を測長
する必要上、金属顕微鏡での観察がし易いCuやCr、
Ti等の金属を材料として形成する。このデプスマーカ
ー11は、金属顕微鏡で正確な測定を行うために、その
厚み(膜厚)が0.5μm以上であることが必須である
ことから1μm程度の膜厚にて形成する。このとき、デ
プスマーカー11は、上記MR素子4を保護する目的か
らいわゆるリフトオフ法により形成することが望まし
い。
【0032】そして、図11に示すように、バイアス導
体5及び引出し電極6,7の上部とともに絶縁層8を形
成し、接着材9によりNi−Znヘマタイトを材料とし
た磁性体基板10を接着固定してデプスマーカー11が
完成する。
【0033】上記第1実施例に係るMRヘッドにおいて
は、MR素子4と電気的に接続される引出し導体6,7
が、上記MR素子4の形成面より低い段差面上に形成さ
れているので、MR素子4やこのMR素子4の上部に形
成されているバイアス導体5よりも大きな厚みを有する
上記引出し導体6,7が磁気ギャップ間隔の値に影響を
及ぼすことはない。従って、上記引出し導体6,7の膜
厚を所望の十分な大きさに形成してセンス電流を安定に
確保しつつも、磁気ギャップ間隔を所定の小さな値とす
ることで良好な周波数特性が得られることとなる。
【0034】さらに、上記第1実施例に係るMRヘッド
においては、ヘッドデプスを検出するためのデプスマー
カー11が、MR素子4の形成面より低い段差面上に形
成されているので、上記MR素子4やこのMR素子4の
上部に形成されているバイアス導体5よりも大きな厚み
を有する上記デプスマーカー11が磁気ギャップ間隔の
値に影響を及ぼすことはない。従って、このデプスマー
カー11を所望の十分な大きさに形成してギャップデプ
スの測定を容易なものとしつつも、磁気ギャップ間隔を
所定の小さな値とすることで良好な周波数特性が得られ
ることとなる。
【0035】次に、本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッド
の第2実施例について図面を参照しながら説明する。な
お、上記第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドと対応
するものについては同符号を記す。
【0036】この第2実施例は上記第1実施例とほぼ同
様の構成及び機能を有し、同様の方法により作製される
が、図12及び図13(図12中で線分E−E’による
断面図)に示すように、MR素子21及び引出し導体2
2,23,24及び25の形状等と、デプスマーカー3
1の形状が異なる点で相違する。
【0037】上記第2実施例では、MR素子の形状が磁
区を制御する上で重要な要因であることを考慮して、図
12に示すように、MR素子21がライン形状に形成さ
れている。すなわち、この第2実施例では、図13、図
14(図12中で線分F−F’による断面図)及び図1
5(図12中で線分G−G’による断面図)に示すよう
に、先ず絶縁性に優れたNi−Znヘマタイト等の多結
晶フェライトを材料とした磁性体基板2が2つの角度ほ
ぼ45度のテーパ面部2c及び2dによって形成された
段差部2e及び2fを有し、上記第1実施例と同様にS
OG(スピン・オン・グラス)の絶縁膜(図示は省略)
が成膜されている。そして、磁気記録媒体摺動面Aにそ
の一側面部が臨むようにライン形状にMRヘッド21が
形成され、このMR素子21を丁度覆うようにこのMR
素子21にバイアス磁界を印加するためのバイアス導体
26が成膜されている。そして、これらMR素子21及
びバイアス導体26の第1の引出し導体接合部21a及
び21bにおいて、上記段差部2eにて接合部22a及
び23aでその一部が重ねられ接続された高融点金属を
材料とする第1の引出し導体22,23が上記段差部2
eから上記段差部2fに架けて形成されている。更に、
これら第1の引出し導体22,23の他端の接合部22
b及び23bには、上記段差部2fにおいて接合部24
a及び25aで第1の引出し導体22,23と重ねられ
接続された第2の引出し導体24,25が形成されてい
る。
【0038】そして、上記第1実施例と同様に、これら
バイアス導体26、第1及び第2の引出し導体22〜2
5の上部に絶縁層8を介して接着材9によりNi−Zn
ヘマタイトを材料とした磁性体基板10が固定されて形
成されている。
【0039】ここで、上記図12に示すように、上記M
R素子21の近傍位置の磁性体基板2上には、上記MR
ヘッドの磁気記録媒体摺動面Aの研削工程においてMR
素子21のヘッドデプスを正確に規定するためのデプス
マーカー31が形成されている。このデプスマーカー3
1は、図16(図11中の線分I−I’による断面図)
に示すように、磁気記録媒体摺動面Aが底辺となるよう
な直角二等辺三角形状であり、その直角部の頂点がデプ
ス0の位置に規定されている。つまり、この磁気記録媒
体摺動面Aを研削するときに、デプスマーカー11の底
辺11aの幅の1/2の値が研削したデプスとなる。こ
のデプスマーカー11により、ヘッドデプスを所定値に
規定することができる。このデプスマーカー31は、磁
性体基板2上にデプスマーカー31と同一形状の溝部2
7が形成され、この溝部27に成膜されている。これら
デプスマーカー31及び磁性体基板2上には、絶縁層3
が形成され、このデプスマーカー31の近傍上部に上述
のMR素子21やバイアス導体25等が形成されてい
る。そして、これらバイアス導体26及び引出し導体2
2〜25の上部に絶縁層8を介して接着材9によりNi
−Znヘマタイトを材料とした磁性体基板10が固定さ
れて形成されている。
【0040】上記第2実施例に係るMRヘッドの作製方
法としては、先ず図17に示すように、絶縁性に優れた
Ni−Znヘマタイトを材料とした磁性体基板2に対
し、Arイオンエッチング法によりイオン入射角45度
にて100nm及び300nmエッチングを行い、テー
パ面部2c及び2dを形成することで上記段差部2e及
び2fを形成し、上記SOG(スピン・オン・グラス)
の絶縁膜(図示は省略)をスピンコート(又はディッピ
ング,吹き付け)によって塗布して形成し、その上部に
塗布型の絶縁層3を成膜する。
【0041】その後、図18に示すように、磁気記録媒
体摺動面Aにその一端部が臨むようにMR素子21及び
バイアス導体26を成膜し、フォトリソグラフィー技術
により所定の形状にパターニングを行いイオンエッチン
グ法によりエッチング形成する。そして、図19(図1
2中の折れ線H−H’による断面図)に示すように、こ
れらMR素子21及びバイアス導体26の第1の引出し
導体接合部21a及び21bにおいて、上記段差部2e
にて接合部22a及び23aでその一部が重ねられ接続
された第1の引出し導体22,23を上記段差部2eか
ら上記段差部2fに架けて形成する。更に、これら第1
の引出し導体22,23の他端の接合部22b及び23
bに、上記段差部2fにおいて接合部24a及び25a
で第1の引出し導体22,23と重ねられ接続された第
2の引出し導体24,25を形成し、その上部にSiO
2 またはAl2 3 等の絶縁層8をスパッタ法により成
膜する。
【0042】その後、接着材9により保護基板となるN
i−Znヘマタイトを材料とした磁性体基板10を接合
し固定して、第1及び第2の引出し電極22〜25の端
子部及び絶縁層8の末端部にイオンエッチングを施す。
そして、上記デプスマーカー31を指針としてこのMR
ヘッドの磁気記録媒体摺動面Aを所定のヘッドデプスに
研削して、上記MRヘッドが完成する。
【0043】ここで、上記図12に示すデプスマーカー
31の作製方法について説明する。先ず、図20に示す
ように、上記磁性体基板2に対してデプスマーカー31
よりも所定分深くエッチングを施して上記溝部27を形
成する。この溝部27は、フォトリソグラフィー技術に
より非エッチング部分をレジスト樹脂によりマスクし、
イオンミーリングにて形成するものである。
【0044】その後、図21に示すように、溝部27が
形成された磁性体基板2の全面にデプスマーカー31の
材料である金属膜32を成膜する。そしてこの金属膜3
2が成膜された磁性体基板2を、図22に示すようにダ
イヤモンド等を用いて機械的に研削し、デプスマーカー
31が上記溝部27に完全に埋め込まれた形状とする。
なお、この研削量としては、磁性体基板2が1μm程度
研削される位を目安とする。
【0045】そして、図23に示すように、バイアス導
体5及び第1及び第2の引出し導体22〜25の上部と
ともに絶縁層8を形成し、接着材9によりNi−Znヘ
マタイトを材料とした磁性体基板10を接着固定してデ
プスマーカー31が完成する。
【0046】上記第2実施例に係るMRヘッドにおいて
は、上記第1実施例と同様に、MR素子21と電気的に
接続される第1及び第2の引出し導体22〜25が、上
記MR素子21の形成面より低い段差面上に形成されて
いるので、MR素子21やこのMR素子21の上部に形
成されているバイアス導体26よりも大きな厚みを有す
る第1及び第2の引出し導体22〜25が磁気ギャップ
間隔の値に影響を及ぼすことはない。従って、第1及び
第2の引出し導体22〜25の膜厚を所望の十分な大き
さに形成してセンス電流を安定に確保しつつも、磁気ギ
ャップ間隔を所定の小さな値とすることで良好な周波数
特性が得られることとなる。
【0047】さらに、上記第2実施例に係るMRヘッド
においては、ヘッドデプスを検出するためのデプスマー
カー31が、MR素子21の形成面より低い段差面上に
形成されているので、上記MR素子21やこのMR素子
21の上部に形成されているバイアス導体26よりも大
きな厚みを有する上記デプスマーカー31が磁気ギャッ
プ間隔の値に影響を及ぼすことはない。従って、このデ
プスマーカー31を所望の十分な大きさに形成してギャ
ップデプスの測定を容易なものとしつつも、磁気ギャッ
プ間隔を所定の小さな値とすることで良好な周波数特性
が得られることとなる。
【0048】なお、本発明は上記第1及び第2実施例に
係るMRヘッドに限定されるものではなく、例えば、上
記第1実施例において、そのデプスマーカーとしてデプ
スマーカー31を用いたり、さらに上記第2実施例にお
いて、そのデプスマーカーとしてデプスマーカー11を
用いたりすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る磁気抵抗効果型ヘッドによ
れば、磁気抵抗効果素子の上下を軟磁性材で挟持してな
る磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、磁気抵抗効果素子と
電気的に接続される引出し導体を、前記磁気抵抗効果素
子形成面より低い段差面上に形成して構成したので、十
分な引出し導体の厚みを保ちつつ、しかも狭磁気ギャッ
プ化を達成し、周波数特性を大幅に改善して高い再生分
解能を得ることが可能となる。
【0050】また、本発明によれば、磁気抵抗効果素子
の上下を軟磁性材で挟持してなる磁気抵抗効果型ヘッド
において、ヘッドデプスを検出するためのデプスマーカ
ーを、磁気抵抗効果素子形成面より低い段差面上に形成
して構成したので、十分なデプスマーカーの厚みを保ち
つつ、しかも狭磁気ギャップ化を達成し、周波数特性を
大幅に改善して高い再生分解能を得ることを可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッ
ドの要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの図
1中の線分C−C’による断面を模式的に示す断面図で
ある。
【図3】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの作
製工程において、バイアス導体まで作製された様子を模
式的に示す断面図である。
【図4】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの作
製工程において、引出し導体及び絶縁層まで作製された
様子を模式的に示す断面図である。
【図5】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドが作
製された様子を模式的に示す断面図である。
【図6】イオンエッチング法において、イオン入射角と
対象物の表面の粗面度に関係を示す特性図である。
【図7】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの構
成要素であるデプスマーカーの線分D−D’による断面
模式的に示す断面図である。
【図8】上記デプスマーカーの作製工程において、磁性
対基板にイオンエッチングが施されて溝部が形成された
様子を模式的に示す断面図である。
【図9】上記デプスマーカーの作製工程において、イオ
ンエッチングが施されて溝部が形成された磁性対基板に
絶縁層が形成された様子を模式的に示す断面図である。
【図10】上記デプスマーカーの作製工程において、イ
オンエッチングが施された磁性対基板の溝部に上記デプ
スマーカーが形成された様子を模式的に示す断面図であ
る。
【図11】上記デプスマーカーの作製工程において、こ
のデプスマーカーが完成した様子を模式的に示す断面図
である。
【図12】本発明の第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘ
ッドの要部を模式的に示す断面図である。
【図13】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
図1中の線分E−E’による断面を模式的に示す断面図
である。
【図14】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
図1中の線分F−F’による断面を模式的に示す断面図
である。
【図15】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
図1中の線分G−G’による断面を模式的に示す断面図
である。
【図16】本第1実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
構成要素であるデプスマーカーの線分I−I’による断
面を模式的に示す断面図である。
【図17】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
作製工程において、イオンエッチングが施された磁性対
基板上に絶縁層が形成された様子を模式的に示す断面図
である。
【図18】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
作製工程において、イオンエッチングが施され、絶縁層
が形成された磁性体基板上に金属膜が成膜された様子を
模式的に示す断面図である。
【図19】本第2実施例に係る磁気抵抗効果型ヘッドの
作製工程において、この磁気抵抗効果型ヘッドが完成し
た様子を模式的に示す断面図である。
【図20】上記デプスマーカーの作製工程において、磁
性対基板にイオンエッチングが施されて溝部が形成され
た様子を模式的に示す断面図である。
【図21】上記デプスマーカーの作製工程において、イ
オンエッチングが施されて溝部が形成された磁性対基板
に絶縁層が形成された様子を模式的に示す断面図であ
る。
【図22】上記デプスマーカーの作製工程において、イ
オンエッチングが施された磁性対基板の溝部に上記デプ
スマーカーが形成された様子を模式的に示す断面図であ
る。
【図23】上記デプスマーカーの作製工程において、こ
のデプスマーカーが完成した様子を模式的に示す断面図
である。
【図24】従来の磁気抵抗効果型ヘッドの要部を模式的
に示す断面図である。
【図25】従来の磁気抵抗効果型ヘッドの図24中の線
分A−A’による断面を模式的に示す断面図である。
【図26】従来の磁気抵抗効果型ヘッドの図24中の線
分B−B’による断面を模式的に示す断面図である。
【図27】磁気記録媒体摺動面の研削の際に、磁気抵抗
効果型素子の抵抗変化によりギャップデプスを測定する
方法を示す模式図である。
【符号の説明】
2,10・・・磁性体基板 4,21・・・MR薄膜ヘッド 5,26・・・バイアス導体 6,7・・・引出し導体 11,31・・・デプスマーカー 22,23・・・第1の引出し導体 24,25・・・第2の引出し導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果素子の上下を軟磁性材で挟
    持してなる磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、 磁気抵抗効果素子と電気的に接続される引出し導体が、
    前記磁気抵抗効果素子形成面より低い段差面上に形成さ
    れてなることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】 軟磁性材が多結晶フェライトからなる軟
    磁性基板であることを特徴とする請求項1記載の磁気抵
    抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体摺動面に臨む引出し導体が
    高融点金属材料により形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  4. 【請求項4】 磁気抵抗効果素子の上下を軟磁性材で挟
    持してなる磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、 ヘッドデプスを検出するためのデプスマーカーが、磁気
    抵抗効果素子形成面より低い段差面上に形成されてなる
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
JP31794193A 1993-12-17 1993-12-17 磁気抵抗効果型ヘッド Withdrawn JPH07176018A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7449790B2 (en) 2004-08-26 2008-11-11 Hitachi Global Storage Technologies, Inc. Methods and systems of enhancing stepper alignment signals and metrology alignment target signals
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