JPH0717554U - 透明な台プレートを備えたスタンプ - Google Patents
透明な台プレートを備えたスタンプInfo
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- JPH0717554U JPH0717554U JP5357493U JP5357493U JPH0717554U JP H0717554 U JPH0717554 U JP H0717554U JP 5357493 U JP5357493 U JP 5357493U JP 5357493 U JP5357493 U JP 5357493U JP H0717554 U JPH0717554 U JP H0717554U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背押しが綺麗に印刷でき、さらには背押しの
修正を可能とし、印面部材の交換も可能な、透明な台プ
レートを備えたスタンプを提供する。 【構成】 透明な台プレートの印面部材の受け面に、周
囲を壁により囲まれた浅い窪みを形成し、その窪みに薄
板状の受け部材を収受し、保持手段により印面部材を取
り付け保持する。その受け部材に印面部材を貼着する。
保持手段は、受け部材の外周側面と台プレートの壁の内
壁面とに形成され、嵌合可能な凹凸部により構成され
る。外部から窪みへ通じる孔もしくは切り欠きを設け
る。
修正を可能とし、印面部材の交換も可能な、透明な台プ
レートを備えたスタンプを提供する。 【構成】 透明な台プレートの印面部材の受け面に、周
囲を壁により囲まれた浅い窪みを形成し、その窪みに薄
板状の受け部材を収受し、保持手段により印面部材を取
り付け保持する。その受け部材に印面部材を貼着する。
保持手段は、受け部材の外周側面と台プレートの壁の内
壁面とに形成され、嵌合可能な凹凸部により構成され
る。外部から窪みへ通じる孔もしくは切り欠きを設け
る。
Description
【0001】
本考案は、一面側に住所、社名等所望の文字、記号を刻んだ印面部材を台プレ ートに貼付してなるスタンプに関し、さらに詳細に言えば、その台プレートが透 明材料で作られているスタンプに関する。
【0002】
従来から木製の台に文字を刻んだゴム等からなる印面を貼付した、ゴム印等と 称されるスタンプが使用されている。ところで近年は、外観の美観の良さ等から アクリル、スチロール等の合成樹脂からなる透明材料をスタンプの台プレートと して使用しているものも多い。
【0003】 このようなスタンプは、複数のスタンプを印面を下側にしてケース等に収納保 管している場合が多い。この場合、その状態で使用者が上から見てスタンプの区 別がつかないと、一個一個取り上げ、印面の字を確認して必要なスタンプを探す こととなる。木製の台を使用したものなどでは、その台の背面に印面の表示と同 じ表示を印刷してある場合がある。通称背押しと言われるものである。
【0004】 透明の台プレートを使用したスタンプとしては、例えば図7図に示された構成 のものがある。図においてスタンプ1は、例えばスチロールで作られた透明の台 プレート5の背面6側に、同じくスチロール製の握り3を圧入して固定し、台プ レートの受け面7に、弾力性を備えたゴム或いは合成樹脂製の印面部材8を貼付 して構成されている。印面部材8の印面9には所望の文字等が刻まれている。こ の印面部材8にも透明或いは半透明のものが使用されることが多い。このスタン プ1を台プレート5の背面6側から見ると、印面部材8に刻まれた文字が読み取 れる。しかしこのタイプのものでは、使用を重ねるに連れて、印面9の文字の部 分のみでなく、文字のない部分にもインクが付着する等して印面9が汚れ、台プ レート5の背面からの文字の識別が困難になってくる。
【0005】 この点を考慮したものとして図8に示されるタイプのものがある。図において 図7に示されたものと同じ構成部材については同じ番号を付してある。このタイ プのものは、図7に示したものにおいては印面部材8が台プレート5に直接貼付 されているのに対して、その印面部材8が通称タックスポンジと言われるものを 介した台プレート6に貼付されている点で異なる。このタックスポンジ13は、 図9に示されるように、両面に接着剤が塗布されたスポンジ14の一面に台紙1 5を貼付し、さらにこの状態のものを両面から容易に剥がせる保護シート16、 17で挟んだものが市販されており、これを適宜寸法に裁断して使用している。 これを使用するに当たっては、保護シート17を剥がして接着剤が塗布されてい る台紙15の表面18に、その接着剤の上から背押しを印刷する。そして、タッ クスポンジ13の台紙15側を台プレート5の受け面7に貼付し、保護シート1 6を剥がしてスポンジ14に印面部材8を貼付する。したがって、台紙15に印 刷した背押しが台プレート5の背面6側から読み取れることとなる。しかしなが ら、先に述べたように、背押しは台紙15に接着剤を塗布した面に印刷してある ので、文字が滲んだりして鮮明度に欠ける欠点がある。また、このスタンプの製 作後、印面の例えば一つの文字あるいは数字が不要になり、あるいは誤っていた 場合で、印面自体は剃刀等で削るなどして簡単に修正できる場合であっても、背 押しの修正は出来ない。使用の目的上、スポンジ14あるいは台紙15に塗布さ れる接着剤は強力なものであり、一度張りつけたものを無理に剥がそうとすると 、台紙15、スポンジ14が破れ、綺麗に剥がすことが出来ない。従って、背押 しの修正が出来ないばかりでなく、不要になったスタンプの台プレート5等を再 使用するにも困難を伴う。
【0006】
本考案は上記の如き従来例の課題に鑑みなされたものであり、背押しの明瞭な 印刷を可能にする構成を備えたスタンプを提供しようとするものである。さらに 本考案は、背押しの修正を可能とし、さらには印面の交換をも可能にする構成を 備えたスタンプを提供しようとするものである。
【0007】
上記課題を解決するために本考案においては、台プレートは透明材料で成形さ れるとともに、印面部材を受ける側の受け面に、周囲を囲む壁により形成された 浅い窪みを形成する。この窪みには薄板状の受け部材が収受され、台プレートと 受け部材とには、互いに係合して受け部材の台プレートの窪みからの離脱を阻止 する保持手段を設けて受け部材の離脱を阻止する。そして印面部材を受け部材に 貼付する構成としてある。
【0008】 一実施例においては、その保持手段は、受け部材の外周側面と台プレートの窪 みを囲む壁の内壁面とのうちのいずれ一方に形成された側方に突出する凸部と、 他方に形成されたその凸部が嵌入可能な凹部とで構成されている。
【0009】 他の実施例においては、台プレートには、該台プレートの外周面から窪みに通 じる小さな孔もしくは切り欠きが形成されている
【0010】
以下、図面に基づき本考案の具体的実施例を説明する。しかしながら、本考案 の範囲は、以下に説明される実施例の具体的構成に限定されるものではない。
【0011】 図1は、本考案に係るスタンプの実施例を示す、一部を断面とした側面図であ る。スタンプ21は、図7及び8に示された従来例と同様に、台プレート25と 、台プレート25の背面26側に圧入、ネジ結合等適宜手段で取り付けられてい る握り23とを備えている。そして台プレート23の受け面27には浅い窪み2 9が形成され、その窪み29には、本実施例では白色のプラスチック材料で作ら れた薄い板状の受け部材が収受されている。さらにその受け部材に、従来使用さ れていたものと同様の印面部材33が接着剤で貼付されている。
【0012】 図2は、台プレート25の下面図で、図1において下方から見た場合に対応し ている。窪み29は受け面27を浚うようにして形成され、その周囲を壁35で 取り囲まれている。本実施例では壁35は全周に渡って形成されているが、他の 実施例では必ずしも全周連続している必要はなく、部分的に設けられていても良 く、受け板31を収受し、図1に示される状態で位置決めして保持できれば十分 である。
【0013】 壁35の内壁面36には、受け部材31の窪み29からの離脱を阻止する保持 手段の一部を構成する凹部37が壁35内へ窪むようにして、本実施例において は図示のように長手方向に伸びる壁の部分に合計6個形成されている。凹部37 の形状は図3に示されるように、内壁面35の途中から始まり、窪み29の底面 41側に向かうに連れてその凹部37の深さが深くなるように、その凹部37の 底部38はテーパ状になっている。しかし凹部37の形状はこれに限定されるも のではなく、他に種々な形状がが可能である。例えば、断面が矩形となるように 底部38は壁35の内壁面36に平行に形成されてもよい。
【0014】 壁35には、図2及び4に示されるように、受け面27から壁35の高さ方向 の全長に伸び、さらに窪み29の底部41の一部をも切り取るように形成された 切り欠き39が設けられている。この切り欠き39の機能については後述する。
【0015】 図5は、台プレート25の窪み29に収受される受け部材31の平面図であり 、図1において下方から見た場合に対応している。受け部材31の外形形状は台 プレート25の窪み29の輪郭にほぼ対応しており、その厚みは窪み29の深さ にほぼ等しく、窪み29内に収受された場合にその上面45が台プレート25の 受け面27とほぼ面一になるようになっている。
【0016】 受け部材31には、図5及び6に示されるようにその外周面上で、台プレート 25の凹部37に対応した位置に、凸部43が形成されている。本実施例では、 その凸部43の形状は図4に示されるように凹部37の形状と補完する形状にさ れているが、必ずしもこの形状には限定されない。凹部37に嵌入出来、受け部 材31を窪み37に収受された状態に一定の保持力で保持出来ればよい。例えば 、半球状でもよい。また、先に述べたように凹部の形状も種々変更が可能であり 、それに合わせて凸部の形状を変更することが可能である。
【0017】 受け部材31の形状が上記のようになっているので、受け部材31を窪み29 内に向けて押すと、凸部43が一時的に弾性変形されて受け部材31は窪み29 内へ嵌入し、復元した凸部43が凹部37に嵌まり、受け部材31を窪み29か ら外れないようにして保持する。
【0018】 なお、他の実施例においては、凹部を受け部材に設け、凸部を台プレート25 に設けるようにすることも可能である。さらには、凸部と凹部を設けず、受け部 材31の外形寸法と窪み29の形状寸法に適当な圧入代を設け、受け部材31を 窪み29に圧入して保持することも可能である。この場合、窪み29の内壁面3 5と受け部材31の画集面とが保持手段となる。
【0019】 印面部材33は、図1に示すように受け部材の上面45に接着剤で貼着される こととなる。
【0020】 受け部材31の背面47には印面部材33の印面34に刻まれた文字、記号に 対応した背押しが印刷されている。
【0021】 ところで、背押しの修正をしたい場合、或いは印面部材その物を交換して、台 プレート25、握り23等はそのまま再使用したい場合などには、台プレート2 5の切り欠き39に細い棒等を差し込み、受け部材31の側面もしくは下面47 にその先端を当て、受け部材を窪み29から押し出すことが出来る。この説明か ら明らかなように、切り欠き39の形状は本実施例の形に限定される必要はない 。壁35の部分にのみ渡って形成され、窪み29の底部41にまで必ずしも及ぶ 必要はない。また必ずしも受け面27から切り込まれた切り欠きとする必要もな く、壁35の途中に明けられた孔でもよい。その孔は勿論窪み29の底部41の 一部を切り欠く形となっていてもよい。すなわち、その切り欠きもしくは孔は、 受け部材25の外側から窪み29に達し、それを通して細い棒の先端を、受け部 材31の側面あるいは背面47に押し当てることが出来るような形状であればよ い。
【0022】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、受け部材を台プレートの窪 みに収受し、保持手段によって台プレートに取り付け保持し、その受け部材に印 面部材を貼着するようにした。従って、受け部材の背面には接着剤等は塗布され ず、所謂背押しを綺麗に印刷することが出来る。
【0023】 また、保持手段を、台プレートの窪みの壁の内壁と受け部材の外周側面との一 方に設けた凸部と他方に設けた凹部とで形成すれば、受け部材の取り付けは単に 受け部材を窪みに押し込むだけで出来、作業が簡単で、しかも別途の保持手段を 必要としないので、安価に製造できる。
【0024】 さらに、台プレートの外周面から窪みに通じる孔もしくは切り欠きを形成して おけば、その孔もしくは切り欠きを介して細い棒等により受け部材を外すことが 出来、背押しの修正が可能となり、さらには受け部材、印面部材の交換が可能と なり、台プレートを再使用できる。
【図1】本考案の一実施例にかかるスタンプを示す部分
断面側面図である。
断面側面図である。
【図2】台プレートの下面図である。
【図3】図2の3−3線による断面図である。
【図4】図2の4−4線による断面図である。
【図5】受け部材の平面図である。
【図6】図5の6−6線による断面図である。
【図7】従来例を示す側面図である。
【図8】他の従来例を示す側面図である。
【図9】従来使用されていたタックスポンジの部分側面
図である。
図である。
21 スタンプ 23 握り 25 台プレート 27 受け面 29 窪み 31 受け部材 33 印面部材 35 壁 36 内壁面 37 凹部 39 切り欠き 43 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 一面に文字、記号を刻んである印面部材
を台プレートの印面部材受け面側に貼付してなるスタン
プにおいて、前記台プレートは透明材料で成形されると
ともに、前記受け面に、周囲を囲む壁により形成された
浅い窪みを備え、前記窪みには薄板状の受け部材が収受
され、前記印面部材は前記受け部材に貼付され、前記台
プレートと前記受け部材とには、互いに係合して前記受
け部材の前記台プレートの前記窪みからの離脱を阻止す
る保持手段が設けられていることを特徴とするスタン
プ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスタンプにおいて、前
記保持手段は、前記受け部材の外周側面と前記台プレー
トの前記壁の内壁面とのうちのいずれ一方に形成された
側方に突出する凸部と、他方に形成された前記凸部が嵌
入可能な凹部とを含んでなることを特徴とするスタン
プ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のスタンプにお
いて、前記台プレートには、該台プレートの外周面から
前記窪みに通じる小さな孔もしくは切り欠きが形成され
ていることを特徴とするスタンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5357493U JPH0717554U (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 透明な台プレートを備えたスタンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5357493U JPH0717554U (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 透明な台プレートを備えたスタンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717554U true JPH0717554U (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=12946610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5357493U Pending JPH0717554U (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 透明な台プレートを備えたスタンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717554U (ja) |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP5357493U patent/JPH0717554U/ja active Pending
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