JPH0717490U - ロボットの関節構造 - Google Patents

ロボットの関節構造

Info

Publication number
JPH0717490U
JPH0717490U JP4937793U JP4937793U JPH0717490U JP H0717490 U JPH0717490 U JP H0717490U JP 4937793 U JP4937793 U JP 4937793U JP 4937793 U JP4937793 U JP 4937793U JP H0717490 U JPH0717490 U JP H0717490U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
shaft
attached
rotating arm
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4937793U
Other languages
English (en)
Inventor
宏之 佐竹
Original Assignee
新明和工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新明和工業株式会社 filed Critical 新明和工業株式会社
Priority to JP4937793U priority Critical patent/JPH0717490U/ja
Publication of JPH0717490U publication Critical patent/JPH0717490U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】回動アームの回動限界角度を検出するセンサー
が、周囲の雰囲気によって悪影響を受けないようにす
る。 【構成】支持アーム10内に設けられたモーターの回転
が、高減速機30を介して低速回転とされ、出力軸52
から出力される。これにより、出力軸52に取り付けら
れた回動アーム20が回動する。入力軸31内には、連
結シャフト21が挿通しており、この連結シャフト21
の上端部が回動アーム20に連結されている。連結シャ
フト21の下端部は支持アーム10内に位置しており、
その下端部に被検知体22が取り付けられている。支持
アーム10内には回動アーム20が回動限界角度にまで
回動した際に被検知体を検出するセンサー23が設けら
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種作業を自動的に行うロボットの関節構造に関し、さらに詳述す れば、支持アームの端部に回動アームの基端部が高減速機によって回動可能に取 り付けられた関節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種作業を自動的に行うロボットの関節構造の一例を図2に示す。このロボッ トは、支持アーム61と、回動アーム62とが、高減速機63によって回動可能 に連結されている。支持アーム61内には、モーター64が配置されており、こ のモーター64の出力軸が、高減速機63の入力軸65に一対のかさ歯車66お よび67によって連結されている。高減速機63は、モーター64による入力軸 65の高速回転を、所定の低速回転に高減速して、出力軸68から出力するよう になっている。そして、この出力軸68に回動アーム62の基端部が連結されて いる。
【0003】 このような作業ロボットでは、安全のために、回動アーム62が所定の回動限 界角度に達した際に、回動アーム62の回動を停止させる構成になっている。こ のために、回動アーム62が左右両方向それぞれの回動限界角度に達したことを 検出する一対のセンサー71(図には一方のセンサーだけが示されている)およ びそのセンサー71によって検知される被検知体72が設けられている。被検知 体72は、回動アーム62と一体回動する高減速機63の出力軸68の外周面に 取り付けられており、センサー71は、回動アーム62が所定の回動限界角度ま で回動した場合に、その被検知体72を検知するように、回動アーム62を軸支 する支持アーム61の軸受体の外側面の所定位置に取り付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような関節構造を有するロボットは、例えば、回動アームに62の先端部 に洗浄用薬剤噴射機が取り付けられて、被洗浄体に薬剤を噴射して自動的に洗浄 するために使用される。このような場合には、回動アーム62の周囲に洗浄用薬 剤が飛散するために、外部に露出した状態のセンサー71や、センサー71に接 続された電線に液状あるいは霧状の薬剤がかかってしまう。このために、図2に 示すように、センサー71を覆うカバー73が、回動アーム62に取り付けられ るが、このようなカバー73では、センサー71および電線に薬剤がかかること を完全に防止することができない。センサー71は薬剤等の液体あるいは霧状の 雰囲気により誤信号を出力したり、使用不能となるおそれがある。また、電線も 薬剤等の影響を防止するために、確実にシールする必要がある。
【0005】 このようなカバー73を使用することなく、例えば、シール用接着剤によって センサーを覆った状態で固定すると、センサーの交換等に支障を来すおそれもあ る。
【0006】 本考案は、このような問題を解決するものであり、その目的は、回動アームの 回動限界角度を検出するセンサーを、回動アームの周囲における液体あるいは霧 状の雰囲気から確実に保護することができるロボットの関節構造を提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のロボットの関節構造は、内部にモーターが配置された支持アームと、 このモーターの回転軸とは直交状態になった回転軸を有しており、軸心部が中空 になった高減速機と、この高減速機の回転軸とは直交するように該高減速機の出 力軸に取り付けられた回動アームと、前記高減速機の軸心部を挿通しており、一 方の端部が該回動アームおよび支持アームのいずれか一方に取り付けられた連結 シャフトと、該連結シャフトに取り付けられた被検知体と、回動アームが所定位 置まで回動した際に該被検知体を検出するように、連結シャフトが取り付けられ ていない支持アームおよび回動アームのいずれかに取り付けられたセンサーと、 を具備することを特徴とするものであり、そのことにより、上記目的が達成され る。
【0008】
【作用】
本考案のロボットの関節構造では、支持アーム内のモーターの回転が、高減速 機によって低速回転とされて回動アームに伝達され、回動アームが回動される。 支持アームと回動アームは、高減速機の軸心に対して直交状態になっており、高 減速機の軸心部を挿通する連結シャフトは、例えば、一方の端部が回動アームに 連結される。この場合には、連結シャフトの他方の端部が支持アーム内に位置さ れて、支持アーム内に位置する端部に被検知体が取り付けられる。そして、この 被検知体を検出するセンサーが、支持アーム内の所定位置に配置され、回動アー ムが所定の回動限界角度まで回動されると、センサーが被検知体を検知する。支 持アーム内に配置されたセンサーは、回動アームの周囲の雰囲気の悪影響をうけ るおそれがない。
【0009】 また、連結シャフトの一方の端部を支持アームに取り付けた場合には、連結シ ャフトの他方の端部は回動アーム内に位置されて、その端部に被検知体が取り付 けられる。そして、回動アーム内の所定位置にセンサーが取り付けられる。この 場合にも、センサーは、回動アーム内に取り付けられるために、回動アームの周 囲の雰囲気による悪影響が防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、本考案のロボットの関節構造の一例を示す断面図である。この関節構 造は、例えば、洗浄用薬剤を噴射して被洗浄体を洗浄する洗浄ロボットに設けら れており、水平状態になった支持アーム10の一方の端部に回動アーム20の基 端部が、高減速機30によって回動可能に支持されている。
【0012】 支持アーム10は中空になっており、内部にはモーター40が水平状態で収容 される。水平状態の支持アーム10の先端部には環状の軸受体11が支持アーム 11と直交した状態で固設されている。一方、回動アーム20の基端部には出力 軸52が、固設されており、出力軸52は軸受体11により軸受(クロスローラ ベアリング)53を介して回動自在に軸支されている。
【0013】 支持アーム10は中空になっており、内部にはモーター40が水平状態で収容 されている。モーター40の出力軸には、かさ歯車42が取り付けられており、 このかさ歯車42にかさ歯車32が噛み合っている。このかさ歯車32は、回転 軸が鉛直方向になった高減速機30の楕円回転体33に挿入固定された中空の入 力軸31の下端部に取り付けられている。高減速機30は、よく知られているよ うに、入力軸31に取り付けられ、全体が楕円形状をした楕円回転体33と、楕 円回転体33の外周に嵌装され、外周に歯が刻まれた弾性薄肉のギア体36と、 ギア体36の外周に配置され、ギア体36の歯とかみ合う歯を有する2つのリン グギア体37および38とを含んでいる。なお、リングギア体37の歯数はギア 体36の歯数と同数であり、また、リングギア体38の歯数はギア体36の歯数 より2枚多く設けられている。そして、一方のリングギア体37は、軸受体11 に固定され、他方のリングギア体38は出力軸52の下部に同軸一体の筒状の連 結部材51に固定されており、楕円回転体33は、その上部が連結部材51によ り、また、下部は軸受体11に取り付けられた軸受35、39それぞれによって 回転自在に支持されている。
【0014】 55、57および59はいずれもOリングを示し、また、56はシール材を示 しており、外部の液体等が高減速機30内、支持アーム10内、あるいは回動ア ーム20内に浸入しないように考慮されている。
【0015】 高減速機30における中空の入力軸31内には、連結シャフト21が挿通して いる。この連結シャフト21は、上端部が入力軸31から上方へと延出しており 、中空の出力軸52内を貫通して回動アーム20に連結されている。連結シャフ ト21の下端部も、入力軸31の下端から下方へと延出しており、その下端部に 、板状の被検知体22が連結シャフト21とは直交状態で、この連結シャフト2 1の側方へと延出するように取り付けられている。従って、回動アーム20の回 動によって連結シャフト21が一体的に回動し、さらに連結シャフト21の下端 部に取り付けられた被検知体22が一体的に回動する。
【0016】 連結シャフト21の下端部の側方には、回動アーム20が二方向それぞれの回 動限界角度に達した場合に、この被検知体22を検知して動作する、例えば光電 式の一対のセンサー23が配置されている(図には一方のセンサーしか示されて いない)。各センサー23は、水平状態になった支持板25の下面に取り付けら れており、この支持板25が、支持アーム10の上部内周面に垂れ下がった状態 で取り付けられた支持軸24の下端部に取り付けられている。
【0017】 このような構成の関節構造では、モーター40が回転駆動されると、そのモー ター40の回転が、かさ歯車42および32を介して、入力軸31に伝達され、 高減速機30は、入力軸31に入力される高速回転を、高減速して出力軸52を 低速回転させる。すなわち、回転アーム20は低速回転されることになる。
【0018】 回動アーム20の回動によって、この回動アーム20と一体になった連結シャ フト21が回動する。そして、回動アーム20が所定の回動限界角度にまで回動 されると、連結シャフト21の下端部に取り付けられた被検知体22がいずれか 一方のセンサー23によって検出され、そのセンサー23から所定信号が出力さ れる。これによってモーター40の回転駆動が停止される。
【0019】 このように、回動アーム20の回動限界角度は、高減速機30の軸心部を挿通 する連結シャフト21に取り付けられた被検知体22と、連結シャフト21の近 傍に配置された各センサー23とによって検出される。そして、高減速機30の 軸心部を挿通する連結シャフト21に被検知体に取り付けることによって、セン サー23は、支持アーム10内に配置され、その結果、回動アーム20の先端部 に洗浄用薬剤噴射機等を保持して薬剤を被洗浄体に噴射している場合にも、シー ル状態になった支持アーム10内の各センサー23には薬剤がかかるおそれがな い。従って、各センサー23は使用不能になったり、誤信号が発生するおそれが ない。また、各センサー23に接続された電線も、支持アーム10内に配置され ているために、電線を薬剤等の液体から保護するための特別なシールが不要にな る。
【0020】 なお、上記実施例では、高減速機30の軸心部を挿通する連結シャフト21を 回動アーム20に取り付けて、支持アーム10内に各センサー23を配置する構 成としたが、連結シャフト21の下端部を支持アーム10に固定して連結シャフ ト21の上端部を回動アーム22内に配置し、その回動アーム22内の連結シャ フト21の上端部に被検知体23を取り付けるとともに、回動アーム22内の所 定位置に各センサー23を配置する構成としてもよい。この場合も、回動アーム 22内がシールされるために、各センサー23が液体等によって悪影響を受ける ことが防止される。
【0021】
【考案の効果】
本考案のロボットの関節構造は、このように、支持アームと回動アームとを連 結する高減速機の軸心部に連結シャフトを設けてその端部に被検知体を取り付け ることによって、支持アームおよび回動アームのいずれか一方の内部にセンサー を配置することができ、従って、回動アームの周囲の雰囲気によるセンサーに対 する悪影響を確実に防止することができる。また、センサーに接続された電線を 特別にシールする必要もなく、さらには、センサーの取り替えも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロボットの関節構造の一例を示す断面
図である。
【図2】従来のロボットの関節構造の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 支持アーム 20 回動アーム 21 連結シャフト 22 被検知体 23 センサー 30 高減速機 31 入力軸 40 モーター 52 出力軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にモーターが配置された支持アーム
    と、 このモーターの回転軸とは直交状態になった回転軸を有
    しており、軸心部が中空になった高減速機と、 この高減速機の回転軸とは直交するように該高減速機の
    出力軸に取り付けられた回動アームと、 前記高減速機の軸心部を挿通しており、一方の端部が該
    回動アームおよび支持アームのいずれか一方に取り付け
    られた連結シャフトと、 該連結シャフトに取り付けられた被検知体と、 回動アームが所定位置まで回動した際に該被検知体を検
    出するように、連結シャフトが取り付けられていない支
    持アームおよび回動アームのいずれかに取り付けられた
    センサーと、 を具備することを特徴とするロボットの関節構造。
JP4937793U 1993-09-10 1993-09-10 ロボットの関節構造 Pending JPH0717490U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4937793U JPH0717490U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 ロボットの関節構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4937793U JPH0717490U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 ロボットの関節構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717490U true JPH0717490U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12829340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4937793U Pending JPH0717490U (ja) 1993-09-10 1993-09-10 ロボットの関節構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717490U (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02148649U (ja) * 1989-05-19 1990-12-18
JP2009107116A (ja) * 2009-01-26 2009-05-21 Fanuc Ltd ロボットの関節部の密封装置及び関節ロボット
JP2010053954A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Denso Wave Inc ストッパ装置
CN107598911A (zh) * 2016-07-12 2018-01-19 纳博特斯克有限公司 密封构件、减速器以及清洗机器人
CN111376315A (zh) * 2018-12-26 2020-07-07 发那科株式会社 机器人的密封结构以及机器人
KR102554960B1 (ko) * 2022-04-14 2023-07-21 주식회사 나우로보틱스 산업 자동화를 위한 다관절 로봇

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0425393A (ja) * 1990-05-18 1992-01-29 Kobe Steel Ltd 産業用ロボット

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0425393A (ja) * 1990-05-18 1992-01-29 Kobe Steel Ltd 産業用ロボット

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02148649U (ja) * 1989-05-19 1990-12-18
JP2010053954A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Denso Wave Inc ストッパ装置
JP2009107116A (ja) * 2009-01-26 2009-05-21 Fanuc Ltd ロボットの関節部の密封装置及び関節ロボット
JP4763063B2 (ja) * 2009-01-26 2011-08-31 ファナック株式会社 密封装置を備えた関節ロボット
CN107598911A (zh) * 2016-07-12 2018-01-19 纳博特斯克有限公司 密封构件、减速器以及清洗机器人
KR20180007312A (ko) * 2016-07-12 2018-01-22 나부테스코 가부시키가이샤 시일 부재, 감속기 및 세정 로봇
TWI725206B (zh) * 2016-07-12 2021-04-21 日商納博特斯克股份有限公司 密封構件、減速機及清潔機器人
CN111376315A (zh) * 2018-12-26 2020-07-07 发那科株式会社 机器人的密封结构以及机器人
JP2020104179A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 ファナック株式会社 ロボットのシール構造およびロボット
US11161237B2 (en) 2018-12-26 2021-11-02 Fanuc Corporation Robot sealing structure and robot
KR102554960B1 (ko) * 2022-04-14 2023-07-21 주식회사 나우로보틱스 산업 자동화를 위한 다관절 로봇

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004123040A (ja) 全方向移動車
JPH0717490U (ja) ロボットの関節構造
JPH02198781A (ja) 垂直多関節腕型産業用ロボットのオフセットアーム構造
JP4763063B2 (ja) 密封装置を備えた関節ロボット
EP1050263A3 (en) Dishwashing machine with epicycloidal spray apparatus
KR102353654B1 (ko) 세정 장치
CN111745683A (zh) 水平多关节机器人
JP2013111694A (ja) 産業用ロボット
WO1988003464A1 (en) Rotary shaft device for industrial robots
JPH0323320B2 (ja)
JPH0443743B2 (ja)
WO1999003650A1 (fr) Robot industriel
JPH0429996Y2 (ja)
JPH048492A (ja) ロボットの手首機構
JP4400055B2 (ja) 回転部シール装置
JP4440354B2 (ja) スピン処理装置
KR100595472B1 (ko) 방사선 안전화 제염기
JPH082640Y2 (ja) フランジシート面oリング溝清掃装置
JPH0352128Y2 (ja)
KR200153411Y1 (ko) 로보트의 케이블 처리구조
JPH01266091A (ja) 水中作業ロボット
KR200164499Y1 (ko) 자동차의 외관치수 측정로봇
JP2645150B2 (ja) 洗浄装置
JPH0225395Y2 (ja)
JPS5988083U (ja) クレ−ンのフツク回転装置