JPH082640Y2 - フランジシート面oリング溝清掃装置 - Google Patents

フランジシート面oリング溝清掃装置

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JPH082640Y2
JPH082640Y2 JP1986097786U JP9778686U JPH082640Y2 JP H082640 Y2 JPH082640 Y2 JP H082640Y2 JP 1986097786 U JP1986097786 U JP 1986097786U JP 9778686 U JP9778686 U JP 9778686U JP H082640 Y2 JPH082640 Y2 JP H082640Y2
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JP
Japan
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flange
ring
cleaning
groove
upper lid
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Application number
JP1986097786U
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English (en)
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JPS636089U (ja
Inventor
賢治 岡田
耕一 松本
Original Assignee
バブコツク日立株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、原子炉圧力容器の上蓋フランジシート面
のOリング溝に付着したOリングの銀メツキ等の塵埃を
清掃、除去する装置に関する。
〈従来の技術と問題点〉 原子炉圧力容器は第6図に示すように、上蓋1と胴体
2をOリング3を介してスタッドボルト4及びナツト5
により接続し、圧力容器全体を密閉する構造となつてい
る。
第7図はスタッドボルト4によるフランジ接続状態の
詳細を示す。スタッドボルト4は胴体2のフランジ7と
スタッドボルト4のねじ部8により接続し、上蓋フラン
ジ9に形成した貫通穴10を貫通し、他端のねじ部11が上
蓋フランジ9上に突出している。このねじ部11にワツシ
ャ6及びナツト5を取付け、その締付け力によりOリン
グ3を介してスタッドボルト4で上蓋1と胴体2を接続
して密閉している。
第8図は、この接続状態においてOリング3による原
子炉圧力容器の密閉状態を示す。Oリング3は上蓋フラ
ンジ9のシート面12に形成されたOリング取付溝13に取
り付けられ、胴体フランジ7のシート面12に押付けられ
る。この後、スタッドボルト4を締め付けることによ
り、Oリング3は楕円形状に潰され、その反力でシール
する。
またOリング3の外面には銀メツキが施されており、
その銀メツキがOリング3とシート面12及びOリング取
付溝13の面と隙間を埋め、シール性能を高めてる。
一方、原子炉圧力容器は1年に1回定期検査のため上
蓋1の開閉作業が行われる。上蓋1の閉鎖に先立ち、O
リング3は新しいものと交換する。この時、上蓋フラン
ジ9の取付溝13に付着した銀メツキ等の塵埃を除去し、
Oリング取付け溝13の清掃を行う必要がある。また胴体
フランジのシート面12も同様に清掃しOリング3の銀メ
ツキ塵埃を除去する必要がる。
上蓋1は第9図に示すように、保持ペデスタル14によ
り床から約1mの位置に保持され、内側の高汚染領域を隔
離するため。全周ビニールシート15で覆われている。従
来はOリング取付溝13の清掃は、この状態で作業員が直
接磁石を使用して行なつていた。
上記従来技術では、上蓋のOリング取付溝13の清掃の
場合、Oリング取付溝13は床から1m位の高さに下向き位
置しているため、清掃時、あるいは清掃後の確認時、作
業員に無理な姿勢を強いるものであり、かつ高汚染領域
であるため、防護服及び防塵マスクを着用しているので
作業能率が非常に悪い。また清掃による塵埃の飛散によ
り、わずかな量でも吸引すると体内被爆の問題も生ず
る。
〈目的〉 この考案の目的は、原子炉圧力容器の上蓋のフランジ
に設けた、気密用のOリングに対する周溝を定検時に自
動的に清掃する装置を提案し、作業の安全と共に作業者
の被爆防止をはかる装置を提供することにある。
〈手段の概要〉 この考案は、フランジ付上蓋の内部側に設けられフラ
ンジシート面Oリング取付溝を清掃するフランジシート
面Oリング溝清掃装置であつて、フランジ中心を中心軸
とする伸縮可能の水平腕と、その端部に接続し前記上蓋
フランジの内側周方向に移動するOリング溝清掃具とよ
りなり、前記清掃具はダスト吸引ホースを有するダスト
カバーの内部にフランジのOリング取付溝を清掃する回
転ブラシを有し、前記溝に係合し前記回転ブラシの前後
に案内用コロを設けたことを特徴とするフランジシート
面Oリング溝清掃装置である。
〈実施例1〉 この考案の一実施例を、第1図〜第5図により説明す
る。
第1図A部に示す清掃部55は、第2〜4図に示すよう
に、ベース58上にリニアベアリング59を介して可動台60
を配置し、その上に、上蓋フランジ9のOリング取付溝
13を清掃するためのワイヤブラシ61、軸受62を介しワイ
ヤブラシ61を回転させる電動モータ63、清掃により発生
する塵埃を飛散させないためのダストカバー64及び前後
案内用コロ65を取りつけている。なおダストカバー64に
は塵埃を吸引するための吸引口66を設け吸引ホース67を
接続している。
以上のように構成した装置において、上蓋フランジ9
のOリング取付溝13の清掃手順を以下に説明する。
(1) 第1図に示すように、まず装置全体の架台51の
中心が上蓋1のほぼ中央となるようにセツトする。この
時、上蓋1の頂部中央に設けたノズル16から糸等により
錘を吊すことにより容易に中心が設定できる。
(2) つぎに伸縮アーム54を清掃部55が上蓋フランジ
9のOリング取付溝13に達するまで伸ばす。
(3) さらに第2図に示すように案内用コロ65がOリ
ング取付溝13と係合するように可動台60を伸縮アーム軸
心方向(前後)に動かして調整する。
(4) このとき第5図(B)に示すように、前後案内
コロ65aはOリング取付溝13の側面に、上下案内用コロ6
5bはOリング取付溝13の底面に接触しており、可動台6
0、即ちワイヤブラシ61とOリング取付溝13との相対位
置を一定にたもつように作用する。
(5) 一方ダストカバー64はワイヤブラシ61を覆い、
ワイヤブラシ61により除去された塵埃を受けられるよう
シート面12にほとんど接触するように位置し、ダストカ
バー64の開口部にはラバー68を取付てシート面12に密着
させる。
(6) 以上のようにセツトした後、電動モータ63と集
塵装置(図示せず)を起動することにより、Oリング取
付溝13に付着した銀メツキ等の塵埃は除去されダストカ
バー64の吸引口66から吸引され吸引ホース67を通つて集
塵装置に捕集される。集塵装置は上蓋1の外部に設置
し、フィルターを有しており、捕集した放射性をもつ塵
埃はフィルターとともに廃棄できる。
(7) 一方第1図に示す回転モータ57を起動すると架
台51を中心に歯車53を介して伸縮アーム54が回転し、清
掃部55によりOリング取付溝13の全周を清掃できる。
(8) この時、架台51が上蓋フランジ9の中心位置か
らずれていても、案内用コロ65(第4図)が作用し、伸
縮アームの端部に接続するベース58上を可動台60がアー
ム軸心方向にスライドし、ワイヤブラシ61は常にOリン
グ取付溝13に係合した状態となつている。ここに案内用
コロ、ワイヤブラシ、電動モータ、可動台を含む装置を
清掃具と称す。
(9) 以上のように、作業員は装置はセツトし、起動
させるだけでOリング取付溝13を全周にわたり清掃で
き、ビニール覆いをしているので塵埃が作業場所より漏
れることもなく、また作業者が放射能汚染される機会も
なく安全作業ができる。
(10) 清掃終了後は、伸縮アーム54を縮め、清掃部55
を取り外すことによりコンパクトにでき保管スペースは
小さくて済む。
〈効果〉 従来、磁石やワイヤブラシを使い作業員が手作業で行
なつていたOリング溝の清掃作業が遠隔操作の完全自動
で行うことができ、清掃作業による粉塵は集塵装置で吸
引され作業環境の汚染がなくなり、作業員が放射線粉塵
を吸引することがなくなり安全作業ができるようになつ
た。
また装置を上蓋内に位置させかつビニールシートで覆
うので粉塵飛散が防止される。また上蓋内に清掃装置を
位置させるので、フランジ締めつけ用スタツド配置によ
る作業阻害がない。
また圧力容器本体フランジ部内側面に沿い移動する案
内コロを持つ清掃具に適用し厚み(ブラシ外周面幅)の
大なるワイヤブラシを使用する時はフランジシート面の
清掃をブラシ位置をずらして行けば容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案にかかる装置で上蓋体フランジのO
リング溝を清掃している状態を示す図面、 第2図は第1図のA部詳細の清掃具の平面図、 第3図は第2図の正面図、 第4図は第2図のB−B図、 第5図は、第4図におけるC部の詳細図で、 第5図(A)は第4図の横断面図、 第5図(B)はその側面図、 第5図(C)はその正面図、 第6図は原子炉圧力容器の縦断面図、 第7図は第6図のG部詳細図、 第8図は第7図のH部詳細図、 (A)は拡大図、 (B)はOリング押えの平面図、 第9図は、原子炉圧力容器の上蓋の縦断面図であり、定
期検査中のビニールシートをかぶせた状態を示す面図、 第10図は、原子炉圧力容器胴体の縦断面図で胴体内に水
張りしてある状態を示す、 第11図は、第10図のJ部詳細を示す部分斜視図で、スタ
ッドボルト間が手も入らぬほど近接位置していることを
示す図面である。 1……上蓋、9……上蓋フランジ、55……清掃部 60……可動台、61……ワイヤブラシ、63……電動モータ 65……案内用コロ、67……吸引用ホース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ付の上蓋の内部側に設けられ、そ
    のフランジシート面Oリング取付溝を清掃するフランジ
    シート面Oリング溝清掃装置であつて、前記フランジ中
    心を回転中心軸とする伸縮可能の水平腕と、その端部に
    接続し前記フランジの内側周方向に移動するOリング溝
    の清掃具とよりなり、前記清掃具はダスト吸引ホースを
    有するダストカバーの内部にフランジのOリング取付溝
    を清掃する回転ブラシを有し、かつ前記溝に係合し前記
    回転ブラシの前後に案内用コロを設けたことを特徴とす
    るフランジシート面Oリング溝清掃装置。
JP1986097786U 1986-06-27 1986-06-27 フランジシート面oリング溝清掃装置 Expired - Lifetime JPH082640Y2 (ja)

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JP1986097786U JPH082640Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27 フランジシート面oリング溝清掃装置

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JPS636089U JPS636089U (ja) 1988-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6674835B2 (ja) * 2015-04-28 2020-04-01 三菱重工業株式会社 原子力圧力容器のシート面検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5979000U (ja) * 1982-11-17 1984-05-28 三菱重工業株式会社 原子炉容器フランジ面錆除去装置
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