JPH0717476Y2 - 曲がり管成形用芯型 - Google Patents

曲がり管成形用芯型

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JPH0717476Y2
JPH0717476Y2 JP5374790U JP5374790U JPH0717476Y2 JP H0717476 Y2 JPH0717476 Y2 JP H0717476Y2 JP 5374790 U JP5374790 U JP 5374790U JP 5374790 U JP5374790 U JP 5374790U JP H0717476 Y2 JPH0717476 Y2 JP H0717476Y2
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JP
Japan
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cylindrical
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JPH0413333U (ja
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浩三 高見
龍男 大古瀬
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、FRPなどの曲がり管を成形するための芯型に
関するものである。
(従来の技術) 従来、FRPなどによって複数の曲がり角度を有する曲が
り管を成形する場合、それぞれ異なる所定の曲がり角度
を有する複数個の曲がり管成形用芯型を準備し、それぞ
れの芯型を専用型として用いていた。この結果、所定の
曲がり角度の規格品を多量に成形する場合は問題ない
が、特殊な曲がり角度のものを少量づつ成形する場合に
は、それぞれ専用の芯型を用意しなければならず、コス
ト高になるという欠点があった。
このため、出願人は特公昭59−39294号公報に記載され
ているように、複数の筒状部材同士が連結されて芯型本
体が形成され、該芯型本体の少なくとも一連結部が該連
結部の両側の筒状部材間を任意角度に固定可能とされて
なる曲がり管成形用芯型を提案している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来技術にあっては、棒状体に対す
るナットの螺合位置で曲がり角度を設定するため、その
締め加減によっては曲がり角度を正確に出しにくいとい
う問題があった。
本考案はこのような従来技術の問題に鑑みてなされたも
ので、曲がり管を任意の角度に簡単かつ正確に固定する
ことのできる曲がり管成形用芯型を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、筒状左型と筒状右型を回動自在に連結すると
ともに、その連結部より離隔して筒状左型と筒状右型に
係合部を設け、この係合部に適宜長さのスペーサを介在
させ、筒状左型と筒状右型をスペーサの長さで規制され
る曲がり角度に固定可能としたことを特徴とするもので
ある。
(作用) 成形機に固定された筒状左型にヒンジ部材および連結ボ
ルトを取り付けた後、筒状右型に取り付けたヒンジ部材
を筒状左型のヒンジ部材に連結する。次いで、所望の角
度用スペーサを筒状左型の係合部と筒状右型の係合部の
間に介在し、連結ボルトにナットを締結することによっ
て筒状右型を筒状左型に対し固定する。さらに、筒状左
型と筒状右型間に形成された間隙およびヒンジ部材はス
テンレス製薄板で覆い、テープなどによって固定する。
このようにして設定された筒状芯型の周囲にFRPなどを
積層し、曲がり管を成形する。曲がり管が成形されれば
筒状右型と筒状左型の連結を解除し、筒状右型および筒
状左型を成形された曲がり管より抜き出す。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
Sは芯型であって、この芯型Sは、図示しない成形機に
連結された回転軸1と一体の角度治具2に適宜固定され
ている。そして、この芯型Sは、前述の角度治具2に取
り付けた筒状左型Lと、この筒状左型Lに後述するヒン
ジ部材9,9を介して回動自在に連結した筒状右型Rとよ
り構成されている。
また、筒状左型Lは、その一端側に溶着したフランジ3a
を前記角度治具2にボルトなどで固定した受口型3と、
この受口型3の他端側内径部に形成された大径部に、そ
の一端側外径部に形成された小径部を嵌合して一体に連
結固定した胴型4とよりなり、一方、筒状右型Rは、後
述する連結ボルト11が固定されるフランジ3aを一端側に
溶着した受口型3と、この受口型3の他端側内径部に形
成された大径部に、その一端側外径部に形成された小径
部を嵌合して一体に連結固定した胴型4とよりなる。
そして、両受口型3,3の一端側に溶着された各フランジ3
a,3aには、それぞれ脱型フランジ5,5が胴型4,4方向に向
けて進退自在に設けられている。
ところで、筒状左型Lの胴型4の他端側にはプレート6
がその内径部を遮蔽するように溶着されており、その中
心部にはシャフト7が一体に固定されるほか、その上部
には係合部8が固定されている。さらに、その下部に
は、ヒンジ部材9が設けられている。
一方、筒状右型Rの胴型4の他端側には、前述した筒状
左型Lの胴型4に設けられた係合部8に対応した係合部
8がその上部に設けられるとともに、その下部には筒状
左型Lの胴型4に設けられたヒンジ部材9に対応したヒ
ンジ部材9が設けられている。そして、この左右の係合
部8,8間には適宜長さのスペーサ10を介在させることが
できる。また、これらのヒンジ部材9,9は、両者に挿通
されたヒンジピン9aにより紙面に直交する鉛直軸回りに
回動自在であり、結局、筒状左型Lと筒状右型Rとはこ
のヒンジ部材9,9によって適宜回動することができる。
また、前記シャフト7には、連結ボルト11が紙面に直交
する連結軸12によって連結されており、この連結ボルト
11の他端には、筒状右型Rの受口型3のフランジ3aに接
触する座金13を介してナット14が螺合されている。この
結果、前述の係合8,8間に適宜長さのスペーサ10を介在
してナット14を締め付けると、筒状左型Lに対して筒状
右型Rは係合部8,8間の距離がスペーサ10で規定される
までヒンジピン9aの回りに回動することができる。した
がって、スペーサ10を適宜長さに変えることによって筒
状左型Lに対して筒状右型Rの回動角度(曲がり角度)
を任意に設定することができる。
なお、筒状左型Lの胴型4の他端部と、筒状右型Rの胴
型4の他端部とで形成される一部間隙には、その周りに
ステンレス製薄板などの被覆材15が巻回されている。
本考案の芯型Sを用いた曲がり管の成形は、芯型Sの周
りに、ガラス繊維よりなるマットなどに不飽和ポリエス
テル樹脂などの樹脂液に適宜硬化剤を混合して含浸した
ものを巻き付け、その上に、不飽和ポリエステル樹脂な
どの樹脂液と適宜硬化剤との混合液にガラスロービング
などの長尺状強化材を含浸させたものを巻回して成形材
料層を形成した後硬化せしめ、その後順次芯型Sを抜去
することにより行われる。具体的には、ヒンジ部材9,9
のヒンジピン9aを抜き、ナット14を弛めて連結ボルト11
より抜き出し、座金13を外した後、脱型フランジ5を受
口型3のフランジ3aに対して螺子などにより進出させ
る。すると、脱型フランジ5の内面は、成形体(曲がり
管)の端面に接触して動くことができないことから、受
口型3および胴型4よりなる筒状右型Rを相対的に抜き
出すことができる。同様にして筒状左型Lも連結ボルト
11とともに抜き出せばよい。
そして、前に成形した曲がり管と異なる曲がり角度を有
する曲がり管を成形する場合には、その所望の曲がり角
度に対応したスペーサ10を係合部8,8に介在させ、曲が
り角度を適宜変えた芯型Sを組み立てて用いるものであ
る。
(考案の効果) 以上のように本考案にあっては、スペーサを係合部に介
挿させて連結ボルトにナットを螺合して締めつけるだけ
の簡単な操作により、曲がり管の曲がり角度を正確に設
定することができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の曲がり管成形用芯型を例示する断面図で
ある。 S……芯型、L……筒状左型 R……筒状右型、3……受口型 4……胴型、5……脱型フランジ 8,8……係合部、9,9……ヒンジ部材 10……スペーサ、11……連結ボルト
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状左型と筒状右型を回動自在に連結する
    とともに、その連結部より離隔して筒状左型と筒状右型
    に係合部を設け、この係合部に適宜長さのスペーサを介
    在させ、筒状左型と筒状右型をスペーサの長さで規制さ
    れる曲がり角度に固定可能としたことを特徴とする曲が
    り管成形用芯型。
JP5374790U 1990-05-23 1990-05-23 曲がり管成形用芯型 Expired - Fee Related JPH0717476Y2 (ja)

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JPH0413333U JPH0413333U (ja) 1992-02-03
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