JPH0717475Y2 - 自動調節ラミネーター - Google Patents

自動調節ラミネーター

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JPH0717475Y2
JPH0717475Y2 JP1626891U JP1626891U JPH0717475Y2 JP H0717475 Y2 JPH0717475 Y2 JP H0717475Y2 JP 1626891 U JP1626891 U JP 1626891U JP 1626891 U JP1626891 U JP 1626891U JP H0717475 Y2 JPH0717475 Y2 JP H0717475Y2
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JP
Japan
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die
width
laminator
roll
drive device
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JP1626891U
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JPH0535258U (ja
Inventor
修 高木
弘信 榮嶋
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株式会社ムサシノキカイ
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は紙等の基材に溶融樹脂を
Tダイによりフィルム状に押出した後に展圧するラミネ
ーターに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のラミネーターの一例の構成
図である。Tダイ1から押出されたフィルム2は紙等の
基材3と重ね合わせた状態でクーリングロール4及びプ
レスロール5の接触点に送り込まれる。この接触点がフ
ィルム2と基材3の展圧点Pである。このプレスロール
5は空気ばね等の弾圧力を容易に調節出来る弾圧部材6
によりバックアップロール7を経てクーリングロール4
に押付けられている。前記展圧点Pを通過したフィルム
2によりラミネートされた基材3はクーリングロール4
の回転と共に移動し、案内ロール8、9を経て図示しな
い巻取装置に巻取られてゆく。
【0003】この場合、Tダイ1から押出されたフィル
ム2は未だ固化しておらず、溶融樹脂自体の表面張力に
より両側の端部が収縮して展圧点Pに到達するまでに幅
が狭くなってしまう。この状態は図4のフィルム成形途
中のネックインの状態図に示すものである。即ち、Tダ
イ1から押出された直後のフィルム2は未だ固化してい
ないので、両端部が収縮して厚さが厚くなるとともに、
幅が縮小して両側がそれぞれaだけ狭くなる。図で一点
鎖線は押出された直後のフィルム2の幅、二点鎖線は展
圧点Pの位置である。このような状態のフィルム2は展
圧点Pで基材3に重ね合わされ、プレスロール5でクー
リングロール4に押付けられ、冷却されて基材3にラミ
ネートされる。
【0004】このように両端が収縮して幅が狭くなるこ
とをネックインというが、このネックインの大きさは樹
脂の材質、フィルム2の成形幅、同じく成形厚さにより
一定ではなく、又、ネックイン部分はフィルム2の厚さ
が厚くなっており、製品としての歩留り低下の大きな要
因となる。
【0005】更に、ネックインの大きさはラミネート速
度、即ちTダイ1から押出されるフィルム2の速度にも
関係する。上述の押出された溶融樹脂の各種の条件によ
り、ネックインを最小にするためには、Tダイ1の下端
から展圧点Pまでの距離(エアーギャップという)は最
適値が決まるものである。
【0006】このエアーギャップを調節可能としたラミ
ネーターとして図3に示すように、Tダイ1は図示しな
い押出装置に固定されている。更に、クーリングロール
4はフレーム10に軸11で枢支されている第一アーム
12に摺動可能に取付けられた軸受け13を介して軸支
されている。この軸受け13は第一アーム12に固定さ
れているねじ軸14と調節ナット15により横方向に摺
動調節が可能である。
【0007】又、プレスロール5は第一アーム12の先
端側に枢支軸17で第一アーム12に枢支されている第
二アーム16に軸支されている。
【0008】更に、バックアップロール7は第一アーム
12の更に先端に枢支軸19で第一アーム12に枢支さ
れている第三アーム18の上端部に軸支されており、第
三アーム18の下端部には第一アーム12との間に弾圧
部材6が取付けられて、バックアップロール7をプレス
ロール5に押付け、プレスロール5がクーリングロール
4に押付けられるように構成されている。
【0009】又、第一アーム12の下側の支点121と
フレーム10の支点101との間に調節装置20が設け
られており、調節装置20の調節軸201を回すことに
よって支点121、101間の距離を調節出来、第一ア
ーム12を軸11を中心として回動せしめ、P点とTダ
イ1の下端までの距離を調節するように構成されてい
る。
【0010】なお、この場合P点は軸11を中心とした
円周上を移動するので、P点がTダイ1の真下に来る位
置は一か所(又は二か所)しかない。このために調節ナ
ット15との操作により、軸受け13を横方向に移動せ
しめ、P点が常にTダイ1の真下に来るように調整して
使用する必要がある。
【0011】更に、上述のTダイ1の下端とP点までの
距離、エアーギャップは実際のネックインの状況を見な
がら201の調節軸、15の調節ナットにより調整して
Tダイ1の真下で最適値を選んでいる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、ネック
インを最小にするための調整は長年の経験によるカンに
頼っており、最適値に調整完了までには相当の長さのラ
ミネートが出来てしまう。この部分は不良品として処理
されてしまうので、歩留り低下の原因となっている。
【0013】本考案は上述の問題を解決して、必要事項
の設定後は、自動的にエアーギャップの調節可能なラミ
ネーターを提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、紙等の基材3に合成樹脂成形装置のTダイ1から
押出された溶融樹脂のフィルム2をクーリングロール4
とプレスロール5とで展圧してラミネートするラミネー
ターにおいて、前記フィルム2の材質、厚さ、幅及びラ
ミネート速度を設定する設定器25と、この設定値によ
り前記Tダイ1から押出された前記フィルム2がネック
インにより縮小された実際の幅を検出する幅検出器23
と、前記クーリングロール4及びプレスロール5の上下
方向の位置を調節する第一駆動装置21と、前記設定器
25の設定値及び前記幅検出器23の検出値により前記
第一駆動装置21の動作を制御する制御装置24とを設
けたものである。更に、前記クーリングロール4及びプ
レスロール5の上下方向の位置を調節する第一駆動装置
21のほかに横方向の位置を調節する第二駆動装置22
と、前記設定器25の設定値及び前記幅検出器23の検
出値により前記第一駆動装置21及び第二駆動装置22
の動作を制御する制御装置24とを設けたものもある。
【0015】
【実施例】図1は本考案のラミネーターの構成図、図2
はこのラミネーターの動作制御をする制御系の構成図で
ある。
【0016】このラミネーターの構成は基本的には図3
の従来のラミネーターと同じであるが、制御系が相違す
るものである。この相違点は図2に示すように制御装置
24を設け、この制御装置24の入力側に製品の仕様に
基づく製造過程の諸元、即ちフィルムの材質、厚さ、幅
及びラミネート速度を設定する設定器25、Tダイ1か
ら押出されたフィルム2のネックインの状態を検出する
幅検出器23が接続されており、出力側にTダイ1の下
端と展圧点Pまでの距離であるエアーギャップを調節す
るために展圧点Pを上下方向に移動させる第一駆動装置
21、展圧点Pを左右方向に移動させる第二駆動装置2
2及びクーリングロール駆動装置26が設けられてい
る。
【0017】この制御装置24には予め決定されたデー
タに基づき、使用する樹脂の種類とこの樹脂に対する溶
融温度、フィルム2の厚さ、幅及びラミネート速度に基
づくエアーギャップの長さが記録されている。
【0018】更に、この記録に基づくエアーギャップの
長さは幅検出器23の検出々力により、制御装置24は
第一駆動装置21を駆動して第一アーム12を軸11を
中心として回動せしめて、Tダイ1と展圧点P迄の距離
を調節すると共に、第二駆動装置22及びクーリングロ
ール駆動装置26を駆動して軸11を中心として円周上
を移動する展圧点Pを常にTダイ1の真下に位置するよ
うに制御することにより、ネックインが最小に補正さ
れ、この補正により最適のエアーギャップとなるように
制御される。
【0019】
【考案の効果】上述のように、本考案のラミネーターは
製品の仕様に基づくフィルム2の樹脂の種類を選択し、
フィルム2の厚さと幅をTダイ1のリップとシールロッ
ドの調節で決定しさえすれば、それ以外のデータは設定
器25への入力により制御装置24が自動的に調整し、
最適条件での製造が実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のラミネーターの構成図である。
【図2】本考案のラミネーターの制御系の構成図であ
る。
【図3】従来のラミネーターの一例の構成図である。
【図4】フィルム成形途中のネックインの状態図であ
る。
【符号の説明】
1 Tダイ 2 フィルム 3 基材 4 クーリングロール 5 プレスロール 6 弾圧部材 7 バックアップロール 8 案内ロール 9 案内ロール 10 フレーム 11 軸 12 第一アーム 13 軸受け 16 第二アーム 17 枢支軸 18 第三アーム 19 枢支軸 20 調節装置 21 第一駆動装置 22 第二駆動装置 23 幅検出器 24 制御装置 25 設定器 26 クーリングロール駆動装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙等の基材に合成樹脂成形装置のTダイ
    から押出された溶融樹脂のフィルムをクーリングロール
    とプレスロールとで展圧してラミネートするラミネータ
    ーにおいて、前記フィルムの材質、厚さ、幅及びラミネ
    ート速度を設定する設定器と、この設定値により前記T
    ダイから押出された前記フィルムがネックインにより縮
    小された実際の幅を検出する幅検出器と、前記クーリン
    グロール及びプレスロールの上下方向の位置を調節する
    第一駆動装置と、前記設定器の設定値及び前記幅検出器
    の検出値により前記第一駆動装置の動作を制御する制御
    装置とを設けたことを特徴とする自動調節ラミネータ
    ー。
  2. 【請求項2】 紙等の基材に合成樹脂成形装置のTダイ
    から押出された溶融樹脂のフィルムをクーリングロール
    とプレスロールとで展圧してラミネートするラミネータ
    ーにおいて、前記フィルムの材質、厚さ、幅及びラミネ
    ート速度を設定する設定器と、この設定値により前記T
    ダイから押出された前記フィルムがネックインにより縮
    小された実際の幅を検出する幅検出器と、前記クーリン
    グロール及びプレスロールの上下方向の位置を調節する
    第一駆動装置と、前記クーリングロール及びプレスロー
    ルの横方向の位置を調節する第二駆動装置と、前記設定
    器の設定値及び前記幅検出器の検出値により前記第一駆
    動装置及び第二駆動装置の動作を制御する制御装置とを
    設けたことを特徴とする自動調節ラミネーター。
JP1626891U 1991-03-19 1991-03-19 自動調節ラミネーター Expired - Fee Related JPH0717475Y2 (ja)

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JPH0535258U JPH0535258U (ja) 1993-05-14
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