JPH0717403U - バイトの敷板 - Google Patents

バイトの敷板

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JPH0717403U
JPH0717403U JP5291893U JP5291893U JPH0717403U JP H0717403 U JPH0717403 U JP H0717403U JP 5291893 U JP5291893 U JP 5291893U JP 5291893 U JP5291893 U JP 5291893U JP H0717403 U JPH0717403 U JP H0717403U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
floor plate
cutting tool
cutting fluid
tool
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5291893U
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English (en)
Inventor
俊明 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Tungaloy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイトの切れ刃チップの逃げ面に切削液を十
分供給する。 【構成】 バイト底面よりわずかに大きめの敷板１の内
部に切削液供給用の穴２を設ける。穴の開口部５は上向
きとし、バイト底面に塞がれることなく、かつ切れ刃に
近い位置にとる。高圧給油により、切削液が上方に吹き
上がり、逃げ面に十分入り込んで、潤滑・冷却効果を発
揮する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、切削液の供給穴を備えたバイトの敷板に関わり、特に高圧給油に有 効である。
【０００２】
【従来の技術】
旋盤による旋削加工において切削液を供給する方法としては、切削点近傍に向 けて外部より切削液を噴射する方法が最も一般的である。また、バイト本体内に 穿設された油穴を介して供給する方法も提案されているが、実用的には多くは内 径加工用工具に限られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如き供給方法は、切れ刃チップの主に上面、すなわちすくい面に作用す るものである。すくい面は切れ刃チップと切りくずとが高温高圧で擦過するとこ ろなので、切削液の潤滑・冷却効果が切削性能に及ぼす効果は大きい。
【０００４】 ところで、最近は、より高い切削速度で加工を行なうようになってきている。 そのために、切削液を切削点に従来以上に確実に供給することが重要なポイント となるが、その対応の一つに高圧で切削液を噴射する方法があげられる。そして また、高速切削においては、すくい面のみならず、切れ刃チップと加工材料が高 速で擦過する逃げ面にも積極的に高圧給油することの効果は大きいとされる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、バイトの敷板 に切削液の供給路を設けたものである。すなわち、敷板の内部に切削液供給用の 穴を設け、この穴に連通する噴出口を敷板上面の上方に向けて１ヵ所以上開口さ せたものである。
【０００６】 さらに詳しくは、敷板はバイト底面より若干オーバーハングするような大きさ とし、上記開口部はバイト底面に塞がれない位置にあって、しかも切れ刃の逃げ 面に向けて切削液が噴射できる位置にあるようにする。
【０００７】
【作用】
本考案からなるバイト用の敷板を使用することにより、切削加工中の切れ刃の 逃げ面に切削液が供給できるようになり、切削液の潤滑・冷却効果が有効に発揮 される。そして、従来の給油方法と併用することにより、すくい面と逃げ面の両 方に切削液を十分供給できるようになる。
【０００８】
【実施例】
次に、本考案バイトの敷板における一実施例について図を参照しながら説明す る。
【０００９】 図１〜図３は、本考案バイトの敷板を示すものである。敷板１の内部には、切 削液の流路となる穴２があり、その後端には給油ポンプから送り込まれる切削液 の受入れ口となるジョイント部３が備わっている。穴２は直線状である必要はな く、途中より方向を変え、ジョイント部３が敷板１の側方にあってもかまわない 。
【００１０】 一方、穴２の先端部近傍より枝別れする２本の細穴４は敷板１周縁で方向を変 え、敷板１上面に貫通する開口５を形成している。この開口５は、本実施例では 、図４に示す菱形のスローアウェイチップ６を組込んだバイト７に適合する位置 にあって、開口部５より吐出される切削液がスローアウェイチップ６の横切れ刃 ８の逃げ面と前切れ刃９の逃げ面に向かうように形成されている。
【００１１】 このように、使用するバイトの刃形に従って、開口部５の位置や穴数の異なる 敷板を何種類か用意する必要がある。また、敷板１がバイト７からオーバーハン グする量は極力小さくして、敷板１が旋盤のチャックや加工物に干渉するのを避 けなければならない。
【００１２】
【考案の効果】
以上のように、本考案バイトの敷板を使用することにより、切削液を切れ刃チ ップの逃げ面に十分に供給できるようになる。これは、殊に高速度切削実用化の 一技術とされる高圧給油を行なうときに有効で、逃げ面において切削液の潤滑・ 冷却作用が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案バイトの敷板の一実施例を示す正面図で
ある。
【図２】図１に示す敷板の側面図である。
【図３】図１に示す敷板の斜視図である。
【図４】本考案バイトの敷板とバイトの位置関係を表わ
す説明図である。
【符号の説明】
１ 敷板 ２ 穴 ３ ジョイント部 ５ 開口部 ７ バイト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 バイトを旋盤に取付ける際に、バイトの
    底面と旋盤の刃物台との間に組み込まれる平板状のバイ
    トの敷板において、 前記敷板には切削液の供給用の穴が備わるとともに、こ
    の穴に連通する少なくとも１ヵ所の噴出口が上方に開口
    するよう形成されたバイトの敷板。
JP5291893U 1993-09-03 1993-09-03 バイトの敷板 Withdrawn JPH0717403U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015056496A1 (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 日本特殊陶業株式会社 バイト用ホルダ及び切削工具
JP2020500723A (ja) * 2016-12-01 2020-01-16 セコ ツールズ アクティエボラーグ 切削ツールのための曲線通路を備えたアンビル

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Effective date: 19980305