JPH07173898A - 開閉屋根構造 - Google Patents
開閉屋根構造Info
- Publication number
- JPH07173898A JPH07173898A JP5319299A JP31929993A JPH07173898A JP H07173898 A JPH07173898 A JP H07173898A JP 5319299 A JP5319299 A JP 5319299A JP 31929993 A JP31929993 A JP 31929993A JP H07173898 A JPH07173898 A JP H07173898A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- roof
- cushions
- air cushion
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の建築物等に容易に適用できると共に軽
量化，屋根収納時の省スペース化を図った開閉屋根構造
を提供する。 【構成】 内部に気体としての空気を充填・排出自在の
複数のエアクッション１１と、このエアクッション１１
を移動自在とする移動手段を構成するクランプ型レール
１２とを具備して屋根を形成し、空間の全天候化・多目
的化を図る。
量化，屋根収納時の省スペース化を図った開閉屋根構造
を提供する。 【構成】 内部に気体としての空気を充填・排出自在の
複数のエアクッション１１と、このエアクッション１１
を移動自在とする移動手段を構成するクランプ型レール
１２とを具備して屋根を形成し、空間の全天候化・多目
的化を図る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は開閉屋根構造に関し、特
に、例えば天然芝サッカー競技場等、屋外空間の全天候
化，多目的化を図るように工夫したものである。
に、例えば天然芝サッカー競技場等、屋外空間の全天候
化，多目的化を図るように工夫したものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
開閉屋根は、鉄骨トラスなどで屋根架構を構成してお
り、重量が大であり、屋根荷重支承部に負担がかかって
いた。
開閉屋根は、鉄骨トラスなどで屋根架構を構成してお
り、重量が大であり、屋根荷重支承部に負担がかかって
いた。
【０００３】また、開閉屋根構造の屋根を開けた「開」
状態の屋根開閉部の収納スペースにも大きな体積が必要
となり、設計上問題となる。
状態の屋根開閉部の収納スペースにも大きな体積が必要
となり、設計上問題となる。
【０００４】この為、従来法の開閉屋根は、重量，価格
等の面から、テンポラリーな建築及び目的に対して適用
することが出来なかった。また、従来のものはその重量
ゆえに、構造計画や建築計画に少なからず影響を与える
ものであり、軽量化が望まれている。
等の面から、テンポラリーな建築及び目的に対して適用
することが出来なかった。また、従来のものはその重量
ゆえに、構造計画や建築計画に少なからず影響を与える
ものであり、軽量化が望まれている。
【０００５】本発明は上記問題に鑑み、種々の建築物等
に容易に適用できると共に軽量化，屋根収納時の省スペ
ース化を図った開閉屋根構造を提供することを目的とす
る。
に容易に適用できると共に軽量化，屋根収納時の省スペ
ース化を図った開閉屋根構造を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る開閉屋根構造は、内部に気体を充填した複数の
エアクッションと、このエアクッションを移動自在とす
る移動手段とを具備してなるものである。
明に係る開閉屋根構造は、内部に気体を充填した複数の
エアクッションと、このエアクッションを移動自在とす
る移動手段とを具備してなるものである。
【０００７】
【作用】前記構成において、屋根を開放状態にする場合
には、片側又は両側へエアクッションを移動させ、集中
させて屋根を開放にする。また、エアクッション内に充
填された気体（空気）を抜き、移動手段によって収納手
段内に収納し、再び使用する場合すなわち屋根を閉じる
ときには、収納手段内から元に戻し、コンプレッサ等に
より気体（空気）をエアクッション内に充填し、屋根を
形成するようにしてもよい。
には、片側又は両側へエアクッションを移動させ、集中
させて屋根を開放にする。また、エアクッション内に充
填された気体（空気）を抜き、移動手段によって収納手
段内に収納し、再び使用する場合すなわち屋根を閉じる
ときには、収納手段内から元に戻し、コンプレッサ等に
より気体（空気）をエアクッション内に充填し、屋根を
形成するようにしてもよい。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る開閉屋根構造の好適な実
施例を図面を参照して説明する。
施例を図面を参照して説明する。
【０００９】図１は本実施例に係る開閉屋根構造の外観
図、図２はエアクッションの全体図を示す。これらの図
面に示すように、本実施例に係る開閉屋根構造は、内部
に気体としての空気を充填した複数のエアクッション１
１と、このエアクッション１１を移動自在とする移動手
段を構成するクランプ型レール１２とを具備するもので
ある。
図、図２はエアクッションの全体図を示す。これらの図
面に示すように、本実施例に係る開閉屋根構造は、内部
に気体としての空気を充填した複数のエアクッション１
１と、このエアクッション１１を移動自在とする移動手
段を構成するクランプ型レール１２とを具備するもので
ある。
【００１０】図２にエアクッション１１の一例を示す。
エアクッション１１はテフロン膜などの膜材料１１を２
枚重ね、周囲を密閉したものに空気を注入したものであ
る。この結果、使用する状況に合せて多様な形状，意匠
が可能となる。また、エアクッション１１の周囲には細
い鋼棒など弾性のある部材１１ｂを設け、全体をワイヤ
ー１１ｃで囲むことにより、必要以上の変形を防ぎ、そ
の移動などに支障が出ない様にしている。
エアクッション１１はテフロン膜などの膜材料１１を２
枚重ね、周囲を密閉したものに空気を注入したものであ
る。この結果、使用する状況に合せて多様な形状，意匠
が可能となる。また、エアクッション１１の周囲には細
い鋼棒など弾性のある部材１１ｂを設け、全体をワイヤ
ー１１ｃで囲むことにより、必要以上の変形を防ぎ、そ
の移動などに支障が出ない様にしている。
【００１１】図３はエアクッション１１の断面を示す。
エアクッション１１はローラ１１ｄを介してクランプ型
レール１２上を適宜移動可能としている。
エアクッション１１はローラ１１ｄを介してクランプ型
レール１２上を適宜移動可能としている。
【００１２】以上の構成により、図１に示すように、屋
根の両側へ図示しない駆動手段によってエアクッション
１１を移動させ、集中させることにより屋根を開放状態
（いわゆる「開」の状態）とすることができる。この際
両サイドへエアクッション１１を移動させた後、単に集
中させるだけではなく別に設けた収納手段内に収納する
ようにしてもよい。
根の両側へ図示しない駆動手段によってエアクッション
１１を移動させ、集中させることにより屋根を開放状態
（いわゆる「開」の状態）とすることができる。この際
両サイドへエアクッション１１を移動させた後、単に集
中させるだけではなく別に設けた収納手段内に収納する
ようにしてもよい。
【００１３】図４及び図５に屋根「開」状態におけるエ
アクッションユニット１の収納方法の一例を示す。この
収納方法はエアクッション１１の空気を排出することに
より体積を小さくし、収納部１３の省スペース化を図る
ようにしたものである。
アクッションユニット１の収納方法の一例を示す。この
収納方法はエアクッション１１の空気を排出することに
より体積を小さくし、収納部１３の省スペース化を図る
ようにしたものである。
【００１４】図４は空気を抜いたエアクッション１１を
重ね、縦に収納する方式を示す。すなわち、図４に示す
実施例の収納部１３Ａは、クランプ型レール１２と連通
する引込レール１４ａと収納レール１４ｂとが配された
収納躯体１５がクランプ型レール１２の一方又は両方に
設けられており、空気を排出したエアクッション１１を
複数箇重ねて収納するようにしたものである。この方式
はエアクッション１１の雨戸の様な出し入れを可能にす
る。尚、再び屋根を形成する際には収納部１３Ａから出
した際にコンプレッサ等により空気を注入し、元の形状
にし復元させればよい。
重ね、縦に収納する方式を示す。すなわち、図４に示す
実施例の収納部１３Ａは、クランプ型レール１２と連通
する引込レール１４ａと収納レール１４ｂとが配された
収納躯体１５がクランプ型レール１２の一方又は両方に
設けられており、空気を排出したエアクッション１１を
複数箇重ねて収納するようにしたものである。この方式
はエアクッション１１の雨戸の様な出し入れを可能にす
る。尚、再び屋根を形成する際には収納部１３Ａから出
した際にコンプレッサ等により空気を注入し、元の形状
にし復元させればよい。
【００１５】図５は空気を抜いたエアクッション１１を
レール１２に沿って壁などに収納する方式である。すな
わち、図５に示す収納部１３Ｂは、クランプ型レール１
２と連通する引込レール１４ａのみが収納躯体１５が配
されており、空気を排出して弾性変形自在なエアクッシ
ョン１１を順次押し込むようにして収納するようにした
ものである。この方式はエアクッション１１の周囲に設
けた変形を防ぐ為の部材１１ｂが十分な弾性を有する為
に可能となる。
レール１２に沿って壁などに収納する方式である。すな
わち、図５に示す収納部１３Ｂは、クランプ型レール１
２と連通する引込レール１４ａのみが収納躯体１５が配
されており、空気を排出して弾性変形自在なエアクッシ
ョン１１を順次押し込むようにして収納するようにした
ものである。この方式はエアクッション１１の周囲に設
けた変形を防ぐ為の部材１１ｂが十分な弾性を有する為
に可能となる。
【００１６】以上の実施例の開閉屋根構造は従来の開閉
屋根に比べて軽量化を図ることができるため、構造にと
らわれない自由な意匠が可能となる。また屋根の移動に
関する屋根走行路などの設備にも規模縮小が図られると
ともに屋根の駆動に要する力も小さくなる。以上の様な
ことから、従来では構造的に苦しいと思われた様な建築
計画での開閉屋根の適用が可能となる。
屋根に比べて軽量化を図ることができるため、構造にと
らわれない自由な意匠が可能となる。また屋根の移動に
関する屋根走行路などの設備にも規模縮小が図られると
ともに屋根の駆動に要する力も小さくなる。以上の様な
ことから、従来では構造的に苦しいと思われた様な建築
計画での開閉屋根の適用が可能となる。
【００１７】さらにエアクッション１１の空気が充填さ
れて機能を持つという特徴を生かし、屋根「開」状態つ
まりエアクッション収納時には空気を抜き、再び使用す
る際にはコンプレッサーなどで空気を充填するようにす
ることにより、屋根の収納スペースの縮小が可能にな
る。
れて機能を持つという特徴を生かし、屋根「開」状態つ
まりエアクッション収納時には空気を抜き、再び使用す
る際にはコンプレッサーなどで空気を充填するようにす
ることにより、屋根の収納スペースの縮小が可能にな
る。
【００１８】この結果、開閉屋根をエアクッションで構
成し軽量化を図ることにより屋根荷重支承部にかかる負
担の軽減を図ることができる。その為に従来では構造的
に難しいと思われた建築計画での開閉屋根の適用が可能
になる。
成し軽量化を図ることにより屋根荷重支承部にかかる負
担の軽減を図ることができる。その為に従来では構造的
に難しいと思われた建築計画での開閉屋根の適用が可能
になる。
【００１９】またエアクッションの空気が充填されて機
能を持つという特徴を利用し、空気の注入，排出を行う
ことにより、屋根「開」状態での屋根収納スペースの縮
小を図ることができる。
能を持つという特徴を利用し、空気の注入，排出を行う
ことにより、屋根「開」状態での屋根収納スペースの縮
小を図ることができる。
【００２０】さらに軽量である為に屋根の駆動設備も従
来に比べ小規模なものとなる。この様な利点に加え、低
コストであるという利点をも兼ね備えた本発明はスタジ
アムの様な大空間から博覧会などに設けられる例えばプ
ラザ，パビリオン、さらには商業施設に設けられるアー
ケード，モールに至るまで幅広い空間の全天候化，多目
的化を可能にするものである。
来に比べ小規模なものとなる。この様な利点に加え、低
コストであるという利点をも兼ね備えた本発明はスタジ
アムの様な大空間から博覧会などに設けられる例えばプ
ラザ，パビリオン、さらには商業施設に設けられるアー
ケード，モールに至るまで幅広い空間の全天候化，多目
的化を可能にするものである。
【００２１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればエア
クッションを用いた軽量かつ低コストの開閉屋根であり
空気の排出によりエアクッション自体の形状を変化させ
ることにより、屋根の収納スペースを小さくできる。こ
の結果、屋根としてではなく、必要なとき必要な期間そ
の対象となる屋外空間を覆ういわば仮設のテントなど、
テンポラリーなものとしての位置付けも可能である。こ
れらは建築計画などに非常に有利となる。
クッションを用いた軽量かつ低コストの開閉屋根であり
空気の排出によりエアクッション自体の形状を変化させ
ることにより、屋根の収納スペースを小さくできる。こ
の結果、屋根としてではなく、必要なとき必要な期間そ
の対象となる屋外空間を覆ういわば仮設のテントなど、
テンポラリーなものとしての位置付けも可能である。こ
れらは建築計画などに非常に有利となる。
【図１】本実施例に係る開閉屋根の概略図である。
【図２】本実施例に係るエアクッションの全体図であ
る。
る。
【図３】本実施例に係るエアクッションの断面図であ
る。
る。
【図４】本実施例に係るエアクッション収納部の断面図
である。
である。
【図５】本実施例に係るエアクッション収納部の断面図
である。
である。
１１ エアクッション １２ クランプ型レール １３Ａ，１３Ｂ 収納部 １４ａ 引込レール １４ｂ 収納レール １５ 収納躯体
Claims (1)
- 【請求項１】 内部に気体を充填した複数のエアクッシ
ョンと、このエアクッションを移動自在とする移動手段
とを具備してなる開閉屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5319299A JPH07173898A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 開閉屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5319299A JPH07173898A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 開閉屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07173898A true JPH07173898A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18108649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5319299A Pending JPH07173898A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 開閉屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07173898A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2010249308B2 (en) * | 2003-07-18 | 2011-08-04 | Prospective Concepts Ag | Pneumatic support |
| US8820000B2 (en) | 2003-07-18 | 2014-09-02 | Prospective Concepts Ag | Pneumatic support |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5319299A patent/JPH07173898A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2010249308B2 (en) * | 2003-07-18 | 2011-08-04 | Prospective Concepts Ag | Pneumatic support |
| US8820000B2 (en) | 2003-07-18 | 2014-09-02 | Prospective Concepts Ag | Pneumatic support |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030311 |