JPH07172B2 - 管状濾過部材をケーシングに装着する装置 - Google Patents

管状濾過部材をケーシングに装着する装置

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JPH07172B2
JPH07172B2 JP60132867A JP13286785A JPH07172B2 JP H07172 B2 JPH07172 B2 JP H07172B2 JP 60132867 A JP60132867 A JP 60132867A JP 13286785 A JP13286785 A JP 13286785A JP H07172 B2 JPH07172 B2 JP H07172B2
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セラヴエール
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    • B01D63/06Tubular membrane modules
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、管状濾過部材を包囲するケーシング内に該管
状濾過部材を接続する装置に関する。本装置は、管状濾
過部材及びケーシングの少なくとも一端において濾過部
材の外表面及びケーシングの内表面の間に配置されたエ
ラストマ材又はポリマ材のパッキンを含む。本発明は、
多孔質管束形濾過装置、特に濾過膜、限外濾過膜又は逆
浸透膜形の分離装置に使用される。
これらの装置は、1984年3月5日のフランス特許出願第
84 03368号の主題を成す。これらの装置は、セラミッ
ク、フリットガラス、焼結金属又は炭素から構成されて
いると共に平行な長手方向通路を備えたマクロポーラス
ブロックを含む。
複数個のかかる膜形分離部材を金属ケーシングに取付け
るには、プラスチック材又は弾性材からなるパッキンを
用いる。該パッキンは複数の機能を果す。即ち、濾過す
べき液体の収容スペースと濾液収容スペースとの間の隔
離を確保する。
両スペース間に数10バールに達し得る高度な圧力差が存
在するときにも濾過部材の位置を保持する。
金属又はガラス繊維強化プラスチック材料からなるケー
シングと通常はセラミック物質からなる分離部材との間
の0.5mm又は1mmに達するような熱膨脹差に耐える。
一般には、管状分離部材の外表面は滑らかである。何故
ならば、濾過すべき液体の収容スペースと液収容スペー
スとが膜の支持体である粗い多孔を介して連通しないよ
うに外側面がホウロウもしくは樹脂で被覆されている
か、又は部材が押出しによって製造されているからであ
る。パッキンに対する濾過部材のすべり抵抗は比較的小
さい。濾過部材中にしばしば液体が存在し、この液体が
摺動の潤滑剤たる機能を果す。この種の液体としては、
例えば、粘性液体又は苛性ソーダ溶液等がある。苛性ソ
ーダ溶液は、脂肪物質の濾過に使用後の分離膜の表面を
洗浄するため、しばしば石けんとして使用される。
従来は、摺動を阻止するために以下の措置を用いてい
た。
パッキンを高度に圧縮する。この場合にはパッキンが破
損する恐れがある。
パッキンを部材に接着する。この場合には、剪断応力、
濾過流体又は洗浄流体による化学的腐食、使用中にしば
しば生じる高温及び老化に強い接着剤を見つけるのが難
しい。
機械的ストッパを配置する。これらストッパは高価であ
り、時には複雑な形状をもつ。
従って、掃除し難い凹部又はスペースが存在するので細
菌増殖の温床になり易い。
本発明の目的は前記欠点を是正し、すべり、化学的腐食
及び高温に対する抵抗が大きくしかも構造が簡単で製造
コストを低減し得る、管状濾過部材をケーシング内に装
着する装置によって達成され得る。
本発明によれば、前述の目的は、セラミック、フリット
ガラス、焼結金属又は炭素から構成されている少なくと
も一つの管状の濾過部材を前記濾過部材を包囲する金属
製のケーシング内に装着する装置であって、前記装置
は、前記濾過部材の外表面及び前記ケーシングの内表面
の間において、前記濾過部材の先端及び前記ケーシング
の少なくとも一方に設けられたエラストマ製のパッキン
を含んでおり、前記濾過部材の外表面は、少なくとも前
記パッキンに面する長さの部分が凹凸状であり、前記凹
凸が、100ミクロン以上の厚さ又は深さを有する突起又
は凹所によって構成されており、前記パッキンはその位
置において圧縮されている、管状濾過部材をケーシング
内に装着する装置によって達成される。
本発明の装置によれば、濾過部材の外表面が少なくとも
パッキンに面する長さの部分が凹凸状であり、この凹凸
が100ミクロン以上の厚さ又は深さを有する突起又は凹
所によって構成されているが故に、濾過部材の外表面の
凹凸の中にエラストマ製のパッキンが侵入し得、それ
故、濾過部材の外表面上の摺動を確実に阻止し得、すべ
り、化学的腐食及び高温に対する抵抗を増大させ得ると
共に構造を簡単なものとし得、製造コストを低減させ得
る。エラストマ製のパッキンは、濾過部材の外表面の凹
凸により、濾過部材上に確実に維持されるが、その一方
で濾過部材には穏やかな応力しか与えず、しかもこの応
力はパッキンを適当に圧縮することにより均一な圧縮と
なり、いかなる問題も引き起こさない。エラストマ製の
パッキンは金属製のケーシングとセラミック、フリット
ガラス、焼結金属又は炭素から構成されている濾過部材
との間の示差膨張によって生じる変形に対してより柔軟
に適応し、また、パッキンはエラストマ製なので、アセ
ンブリを分解して濾過部材を交換したり洗浄したりする
ことができる。
以下、本発明を図面に示す好ましい実施例を参照しなが
ら詳述する。
第1図は、本発明による通路を備えたマクロポーラス濾
過部材の末端の部分断面図である。
第2図は濾過部材とパッキンとの間の接触面の拡大部分
断面図である。濾過部材の末端は密封用ホウロウを含浸
していない。部材の末端に付着したホウロウ中にセラミ
ック物質の粗粒が添加されている。
第3図は、濾過部材と、該濾過部材を包囲して液収集室
と濾過すべき液体の収集室との壁を形成する金属ケーシ
ングとの間のシール性を確保するためのパッキンとの接
触面の拡大部分断面図である。部材の末端は密封用ホウ
ロウとセラミック物質粗粒を混和したホウロウとによっ
て順次被覆されている。
第4図は、セラミック粗粒が焼結によって濾過部材に結
合されている同様の接触面の拡大部分断面図である。
第5図は、セラミック物質又は合成樹脂のバンドを部材
の末端に巻装して局部的環状肥厚部を濾過部材の表面に
形成した同様の接触面の拡大部分断面図である。
第6図は、物質粒子を溶融状態又は部分溶融状態で投射
することによって表面に堆積した点状局部的肥厚部が形
成されている同じ接触表面の拡大部分断面図である。
第7図は、濾過部材の末端の外面に溝又は窪みが形成さ
れている同じ接触表面の拡大部分断面図である。
第8図は、パッキンに接する表面の一部分のみに粗面部
が備えられた濾過部材の一端の部分断面図である。
第9図は、パッキンに面した表面全体が粗面部を備えて
いる濾過部材の一端の部分断面図である。
第10図は、両端にパッキンと鉄鋼プレート間のパッキン
締付ナットとを備えた濾過部材の断面図である。
実施例1 長手方向通路3を有しており、通路3が接触濾過膜4に
よって規定されたマクロポーラスブロックからなる濾過
部材を使用する。該ブロックの末端は第3図に示されて
いる。濾過部材1は、管2と濾過すべき流体を通す通路
3とを有しており、通路3は、ブロックよりも顕著に微
細な多孔性である濾過膜4で規定されている。該ブロッ
クを金属製のケーシング5で包囲し、右端に余剰の被濾
過流体の収集室6を形成する。更に、マクロポーラスブ
ロックの周囲に濾液収集室7を形成する。管2が濾液を
排出し得る。室6,7は、エラストマ製のパッキン9によ
って互いに隔離されている。
濾過部材2の末端から長手方向に30mmにわたる部分が以
下の重量組成のホウロウによって密封されている。
SiO2 72% A2O3 14% MgO 4% CuO 4.5% K2O 3% Na2O 2.5% ホウロウを平均粒径約1μの粉末に粉砕する。
次に、以下の重量組成の第1のスリップを調製する。
粉末ホウロウ 54.5% 水 43.7% ポリビニルアルコール (ローヌ・プーランRhone-Poulenc 0.3% のロドビオールRhodoviol 4/125) 界面活性剤(ポリプラスチック社 Societe Polyplasticの 1.5% ダーバンDarvan C) 十分に解膠した第1のスリップを調製し、この第1のス
リップを超音波攪拌槽に入れる。濾過部材の各末端を深
さ25mmまで液中に浸漬し、超音波攪拌下で30分間維持す
る。30分経過後、濾過部材の末端から高さ30mmまで第1
のスリップが部材の細孔に浸透している。30mmの浸透部
分のうち、25mmは第1のスリップ浸漬部、5mmは毛管現
象による浸透部である。濾過部材を第1のスリップ浴か
ら取出して、吸収スリップを乾燥する。
次に、以下の重量組成の第2のスリップを調製する。
粉末ホウロウ 45% 平均粒度180μのアルミナ粒子 25% ポリビニルアルコール 0.5% (ロドビオール 4/125) 界面活性剤 ダーバンC 1.5% 水 28% 第2のスリップは極めて粘性である。第2のスリップを
マクロポーラス濾過部材を一周する幅8mmのバンド10Aの
形状にブラシで塗布する。バンド10Aと濾過部材の末端
との間に、スリップが塗布されない幅9mmのバンド状部
分を残しておく。第2スリップのアルミナ粒子11は、濾
過部材の細孔に侵入できない粗粒である。
ホウロウを溶融すべく、二つのスリップ塗布層全体を酸
化性雰囲気中1300℃で焼成する。部材の両端に上記処理
を実施する。
上記処理の結果、濾過部材の各末端は、末端から長手方
向に30mmまで密封され、密封ゾーンの中央に幅9mmの粗
面ゾーンが残される。
次に、第10図に示すようにショアA硬度50のシリコーン
ゴム製圧縮パッキンを用い、7個の濾過部材を鋼製のケ
ーシング24の内部に組立てる。
第10図では、判り易いように濾過部材を全部は示してい
ない。濾過部材の軸線に垂直な二つの鋼プレート21,22
の間にボルト20を締付けることによってパッキン19を圧
縮する。必要があれば、パッキンと接触する所で濾過部
材に粗面ゾーン23を設けておく。ケーシング24の内部を
真空にし、次に5重量%の苛性ソーダ溶液を充填し、こ
の苛性ソーダが可能な全ての場所に確実に浸透するよう
に苛性ソーダの掃流を4時間維持する。
ここで、すべり抵抗テストは、パッキンを支持する金属
プレート21,22を固定しておき、くさび25を介して濾過
部材の一つの力Fを作用させる。濾過部材がパッキンに
対し摺動し始めるまで部材の軸線に平行に力Fを増加さ
せる。
摺動を開始させるのに必要な力、即ち、限界すべり抵抗
は、粗面ゾーンが存在しないとき300ニュートン、上記
の如く形成された粗面ゾーンが存在するとき1700ニュー
トンであった。
実施例2 第2図の濾過部材は、純アルミナの押出しによって製造
された内径7mm、外径10mm及び平均細孔径15μの管であ
る。管の内面は微細な多孔性の層を備えていないので、
この末端の密封処理は不要である。
管の外表面を末端から30mmの長さにわたって第2のスリ
ップで被覆し、ホウロウの溶融を確保すべく焼成する。
これにより各末端に、隆起粒子11を含む長さ30mmの粗面
ゾーン10が形成される。
上記管7本は、圧縮弾性パッキン9を用いて金属製のケ
ーシング5に装着される。パッキン9は管の各末端から
30mmの所まで到達し、粗面を正確に被覆する。
実施例1と同様にすべり抵抗テストにより限界すべり抵
抗を測定し以下の結果を得る。即ち、粗面が設けられて
いないとき150ニュートン、粗面が設けられているとき7
00ニュートン(この場合にはパッキンが分裂する)であ
る。
実施例3 実施例1のホウロウに代えて市販のエポキシ樹脂にて層
10Aを形成する。この樹脂は、管2の末端の含浸(第3
図)と外表面へのアルミナ粒子11の接着との双方の機能
を果す。
限界すべり抵抗は、粗面が設けられていないとき300ニ
ュートン、粗面が設けられているとき1500ニュートンで
ある。
実施例4 実施例2の濾過部材に以下の組成のペースト状セラミッ
ク組成物を付着させる(重量%)。
平均粒度0.5μのアルミナ 35% 平均粒度10μのアルミナ 40% メチルヒドロキシプロピルセルロース 1% 界面活性剤ダーバンC 0.5% 水 23.5% これにより焼結後の部材の各末端の外表面に、部材を一
周する幅4mm及び厚み0.8mmの二つの環状リブ12(第5
図)が形成される。二つの環状リブの夫々は、部材の末
端から10mm及び18mmの所に配置されている。
すべり抵抗テストによれば、限界すべり抵抗は、環状リ
ブが存在しないとき150ニュートン、環状リブが存在す
るとき600ニュートンである。
実施例5 環状リブをセラミック物質から以下の重量組成の物質に
代えて実施例4と同様に処理する。
エポキシ樹脂 20% 充填剤(平均粒度100μのアルミナ粒) 80% ここで、すべり抵抗テストによれば、限界すべり抵抗
は、環状リブが存在しないとき150ニュートン、環状リ
ブが存在するとき650ニュートンである。
実施例6 実施例2と同じ濾過部材を使用する。また、濾過部材構
成用の管の製造中に、管の押出し直後でまだ可塑性ペー
スト状であるときに管の各末端で末端から15mm入った所
に幅8mm及び深さ0.5mmの周縁溝を形成する。
これに対しては、シリコーンゴム製接着パッキンを使用
する。異なる物質間の接着性を良くするためには、濾過
部材とケーシングとの作用部をダウ・コーニング社Soci
ete Dow Corningの市販製品1200の如き下地処理剤で予
め処理し、パッキンを所定位置に注入成形す。
限界すべり抵抗は、溝が設けられていないとき150ニュ
ートン、溝が設けられているとき400ニュートンであ
る。
実施例7 実施例1の長手方向通路をもつマクロポーラスブロック
を使用し、各末端から30mmまでホウロウを含浸させる。
ホウロウ引きしたゾーン中央の外表面に幅12mmの粗面帯
域13(第8図)をサンドブラスチングによって形成す
る。滑らかな状態に残すべきゾーンに砂が付着しないよ
うにマスクを使用する。
限界すべり抵抗は、粗面ゾーンが設けられていないとき
300ニュートン、粗面がゾーンが設けられているとき500
ニュートンである。
実施例8 実施例4と同様に処理するが、環状リブを以下の如く形
成する。粉末アルミナの溶射(溶融粒子のフレーム吹付
け)によって幅3mm及び厚さ0.4mmの三つの環状リブを形
成する。溶射を環状リブ形成ゾーンに限定するためにマ
スクを使用する。
限界すべり抵抗は、環状リブが設けられていないとき15
0ニュートン、環状リブが設けられているとき600ニュー
トンである。
実施例9 濾過部材は、平均粒度30μの粉末ステンレス鋼を焼結し
て得られた内径15mm及び外径30mのステンレス鋼製の管
2(第9図)である。銅−銀ロウ組成物4重量部と有機
接着剤で秘包された平均直径100μのステンレス鋼の小
球1重量部との混合物を用い管の外表面14を末端から30
mmの処まで被覆する。
濾過部材を700℃で熱処理する。熱処理中にロウが溶融
する。ロウによって互いに結合された小球は、外表面に
被覆層として粗面層を形成する。また、余剰のロウは、
毛管現象によって部材の多孔に吸収される。
すべり抵抗テストによれば、限界すべり抵抗は、粗面ゾ
ーンが設けられていないとき250ニュートン、粗面ゾー
ンが設けられているとき1200ニュートンである。
第4図の濾過部材では、セラミック粗粒15を有機接着剤
によって濾過部材の外表面に付着させる。次に、焼結を
実施し、焼結により有機接着剤を燃焼させてセラミック
粒子を濾過部材の外表面に結合させる。
第6図の濾過部材に於いては、例えばセラミック物質か
らなる突起16が、パッキン9に接する濾過部材末端の外
表面ゾーンに設けられる。これら突起は、以下の如く形
成される。濾過部材の焼結以前又は以後に部材の末端に
バンド状セラミックペーストを付着させ、焼成して該バ
ンドの焼結を確保し同時に部材の表面とバンドとの結合
を確保する。また、セラミック物質粒子の相互間の結合
と濾過部材表面との結合とを得るためにホウロウ又は重
合性樹脂を用いてもよく、これに、無機材料からなる粒
子を混合しておいてもよい。また、濾過部材の形成中に
濾過部材の構成材料を局部的に変形させて突起を形成し
てもよい。
第7図は、濾過部材の末端に外表面に形成された窪み17
を示す。この窪みを形成するには、形成中に濾過部材の
材料を局部的に変形してもよく、又は形成後の濾過部材
に機械加工を行なってもよい。
実施例に記載のテストから明らかなように、本発明の装
置によれば、パッキンに対する濾過部材のすべり抵抗
は、極めて顕著に増加し得る。圧縮パッキンの場合、締
付けによって部材が動かないように維持される。しかし
乍ら滑らかな表面に対する圧縮パッキンが濾過部材を維
持し得る有効寿命は十分に長くはない。濾過部材は、圧
力差、圧力の増減、場合によってはドロップハンマの打
撃、示差膨張等の作用で長手方向にずれる。接着パッキ
ンの場合、使用中のパッキンの長手方向ずれの危険性は
更に大きい。
本発明の装置によれば、上記の如きずれを阻止するため
に機械的ストッパを使用しなくてもよい。このような機
械的ストッパは、パッキン圧縮プレートの機械加工によ
って形成されるのでコストが高い。
また本発明の装置によれば、濾過部材の周囲でパッキン
をそれほどきつく締付ける必要がないので、より高度な
可撓性物質からなるパッキンを使用し得る。より高度に
可撓性のこれらパッキンは、通常、金属からなるケーシ
ングと通常はセラミックからなる濾過部材との間は示差
膨張によって生じる変形に対してより柔軟に適応する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による通路を備えたマクロポーラス濾
過部材の末端の部分断面図、第2図は濾過部材とパッキ
ンとの間の接着面の拡大部分断面図、第3図は、濾過部
材と、該濾過部材を包囲して液収集室と濾過すべき液体
の収集室との壁を形成するケーシングとの間のシール性
を確保するためのパッキンとの接触面の拡大部分断面
図、第4図は、セラミック粗粒が焼結によって濾過部材
に結合されている同様の接触面の拡大部分断面図、第5
図は、セラミック物質又は合成樹脂のバンドを部材の末
端に巻装して局部的環状肥厚部を濾過部材の表面に形成
した同様の接触面の拡大部分断面図、第6図は、物質粒
子を溶融状態又は部分溶融状態で投射することによって
表面に堆積した点状局部的肥厚部が形成されている同じ
接触表面の拡大部分断面図、第7図は、濾過部材の末端
の外面に溝又は窪みが形成されている同じ接触表面の拡
大部分断面図、第8図は、パッキンに接する表面の一部
分のみに粗面部が備えられた濾過部材の一端の部分断面
図、第9図は、パッキンに面した表面全体が粗面部を備
えている濾過部材の一端の部分断面図、第10図は、両端
にパッキンと鋼プレート間のパッキン締付けナットとを
備えた濾過部材の断面図である。 1……濾過部材、2……外面、4……濾過膜、5……ケ
ーシング、6……余剰被濾過流体収集室、7……液収集
室、8……管、9……パッキン、12……環状リブ、15…
…小球、16……突起、17……窪み、19……パッキン、20
……ボルト、21,22……鋼プレート、24……ケーシン
グ、25……くさび。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック、フリットガラス、焼結金属又
    は炭素から構成されている少なくとも一つの管状の濾過
    部材を前記濾過部材を包囲する金属製のケーシング内に
    装着する装置であって、前記装置は、前記濾過部材の外
    表面及び前記ケーシングの内表面の間において、前記濾
    過部材の先端及び前記ケーシングの少なくとも一方に設
    けられたエラストマ製のパッキンを含んでおり、前記濾
    過部材の外表面は、少なくとも前記パッキンに面する長
    さの部分が凹凸状であり、前記凹凸が、100ミクロン以
    上の厚さ又は深さを有する突起又は凹所によって構成さ
    れており、前記パッキンはその位置において圧縮されて
    いる、管状濾過部材をケーシング内に装着する装置。
  2. 【請求項2】前記濾過部材の先端がホウロウ又はガラス
    で被覆させており、前記凹凸がホウロウ又はガラスの大
    きな粒子によって構成されている特許請求の範囲第1項
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記凹凸が、前記濾過部材の先端に堆積さ
    れた有機接着剤の中に分散された粒子によって構成され
    ている特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記濾過部材の先端が合成樹脂によって被
    覆されており、前記凹凸が前記合成樹脂の中に分散され
    た大きな粒子によって形成されている特許請求の範囲第
    1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記突起は、局所的又は周方向の過剰厚さ
    によって構成されており、これらの厚さは、前記濾過部
    材の先端のまわりに巻装された一つ以上のテープから作
    られている特許請求の範囲第1項に記載の装置。
JP60132867A 1984-06-20 1985-06-18 管状濾過部材をケーシングに装着する装置 Expired - Lifetime JPH07172B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8409687 1984-06-20
FR8409687A FR2566282B1 (fr) 1984-06-20 1984-06-20 Dispositif d'assemblage d'element filtrant tubulaire dans une enveloppe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111105A JPS6111105A (ja) 1986-01-18
JPH07172B2 true JPH07172B2 (ja) 1995-01-11

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