JPH07172775A - クレーンのブーム格納・展開装置 - Google Patents

クレーンのブーム格納・展開装置

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JPH07172775A
JPH07172775A JP5318415A JP31841593A JPH07172775A JP H07172775 A JPH07172775 A JP H07172775A JP 5318415 A JP5318415 A JP 5318415A JP 31841593 A JP31841593 A JP 31841593A JP H07172775 A JPH07172775 A JP H07172775A
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JP
Japan
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boom
rope length
posture
rope
hoisting angle
Prior art date
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Application number
JP5318415A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kuromoto
和憲 黒本
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to TW085213565U priority patent/TW329793U/zh
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Priority to EP95910728A priority patent/EP0812797A4/en
Publication of JPH07172775A publication Critical patent/JPH07172775A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/82Luffing gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/18Control systems or devices
    • B66C13/20Control systems or devices for non-electric drives

Abstract

(57)【要約】 【目的】クレーンのブームを格納または展開する作業に
おける安全性の向上を図る。 【構成】ブーム4の姿勢が作業姿勢Aから走行姿勢Bに
至るまでの、ブーム起伏角θとロープ長sとの対応関係
が予め設定される。ブーム起伏角検出手段14では、現
在のブーム起伏角θが検出され、ロープ長検出手段18
では、現在のロープ長sが検出される。ブーム起伏角検
出手段14で検出される現在のブーム起伏角θとロープ
長検出手段18で検出される現在のロープ長sとに基づ
いて、ブーム起伏角およびロープ長が上記設定されてい
るブーム起伏角θpおよびロープ長spとなるように、ブ
ーム駆動装置およびウインチ駆動装置が駆動制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンのブームの姿
勢が作業姿勢から走行姿勢になるように当該ブームを格
納し、あるいは走行姿勢から作業姿勢になるように当該
ブームを展開するクレーンのブーム格納・展開装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーン、たとえばラフテレンク
レーンにあっては、図1に示すようにブーム4を最短の
状態のまま矢印C1に示すように走行姿勢Bにさせると
ともに、フック7を上部旋回体であるレボフレーム3に
設けられたリンクまたはワイヤ環のような係合部材10
に引っかけることで、ブーム4をフック7が振れ回らな
いように格納してから、走行させる必要がある。
【0003】こうした格納状態を手動操作によって作り
出すことは、容易なことではない。すなわち、格納作業
にあたり、まず、ブーム4が最短にされるとともに十分
に起こされ、ワイヤ環10に係合され得る位置へフック
7が垂れ下げられる。そして、ワイヤ環10にフック7
を引っかけ、その状態から巻上げロープ6の張力を一定
に維持しつつ、ブーム4を伏せながらウインチでワイヤ
6を引き上げる、といった操作を手動で行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように格納作業を
行うには、オペレータに、ブーム伏せとウインチ上げの
精度の高い同時2操作が要求される。このため、操作に
熟練を要し、たとえ熟練したオペレータであっても操作
を誤り、危険な状態に陥るといった問題が発生する。
【0005】すなわち、上記同時2操作を誤ると、フッ
ク7は車体に衝突してしまい車体を損傷させることもあ
ろうし、あるいは巻上げロープ6に張力がかかりすぎて
しまいフック7が係合されているワイヤ環10がちぎれ
フック7が飛び上がる等、危険な状態になることが十分
予想される。
【0006】なお、格納作業ばかりでなく、ブーム4を
走行姿勢から作業姿勢に展開する展開作業の際にも、同
様の問題が招来する。
【0007】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、ブーム駆動とウインチ駆動のための同時2操
作を熟練を要することなく容易かつ精度よく行えるよう
にし、もって上記格納作業中または展開作業中における
安全性を向上させることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、巻上げロープ先端に配設されたフックを上
部旋回体に設けられた係合部材に係合させながら、ブー
ム駆動装置によってブームの起伏角を変化させるととも
に、ウインチ駆動装置によってブーム先端からフックま
での巻上げロープのロープ長を変化させることにより、
前記ブームの姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変化させて
当該ブームを格納し、あるいは前記ブームの姿勢を走行
姿勢から作業姿勢に変化させて当該ブームを展開するク
レーンのブーム格納・展開装置において、前記ブームの
姿勢が作業姿勢から走行姿勢に至るまでの、ブーム起伏
角とロープ長との対応関係を予め設定する設定手段と、
現在のブーム起伏角を検出するブーム起伏角検出手段
と、現在のロープ長を検出するロープ長検出手段と、前
記ブーム起伏角検出手段で検出される現在のブーム起伏
角と前記ロープ長検出手段で検出される現在のロープ長
とに基づいて、ブーム起伏角およびロープ長が前記設定
手段に設定されているブーム起伏角およびロープ長とな
るように、前記ブーム駆動装置および前記ウインチ駆動
装置を駆動制御する制御手段とを具えている。
【0009】
【作用】かかる構成によれば、図6に示すように、ブー
ム4の姿勢が作業姿勢A(図1参照)から走行姿勢Bに
至るまでの、ブーム起伏角θとロープ長sとの対応関係
が予め設定される。ブーム起伏角検出手段14(図1参
照)では、現在のブーム起伏角θが検出され、ロープ長
検出手段18(図1参照)では、現在のロープ長sが検
出される。
【0010】そこで、ブーム起伏角検出手段14で検出
される現在のブーム起伏角θとロープ長検出手段18で
検出される現在のロープ長sとに基づいて、ブーム起伏
角およびロープ長が上記設定されているブーム起伏角θ
pおよびロープ長spとなるように、ブーム駆動装置13
およびウインチ駆動装置17(図5参照)が駆動制御さ
れる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るクレーン
のブーム格納・展開装置の実施例について説明する。
【0012】図1は、実施例に適用されるクレーン1の
外観の側面図であり、同図に示すようにホイール式の下
部機構2によって走行するクレーンを想定している。
【0013】下部機構2の上部には、レボフレームであ
る上部旋回体3が旋回自在に配設されており、この上部
旋回体3には、ブーム4が矢印C1ないしC2に示すよう
に上下動され得るように、当該ブーム4がブーム回動ピ
ン4aによって回動自在に軸支されている。ブーム4の
起伏角θは、上記回動ピン4aに付設された可変抵抗、
ロータリエンコーダ等、所定の起伏角センサ14によっ
て検出される。なお、ブーム4を駆動するブーム駆動部
13の構成については後述する(図7(a)参照)。
さて、ブーム4には、先端にフック7が配設された巻上
げロープ6が、ブーム4の頂部に設けられたガイドシー
ブ5を含む複数のガイドシーブを介して、フック7の巻
上げ下げ自在に配設されている。ここで、ブーム4の先
端位置4bとその下方にあるフック7の中心位置7aと
の距離をロープ長sと定義する。ロープ長sは、ガイド
シーブ5の回転を検出することによってロープ長sを出
力するロータリエンコーダ等、所定のロープ長センサ1
8によって検出される。なお、巻上げロープ6の巻上げ
下げを行うウインチ駆動部17の構成については後述す
る(図7(b)参照)。
【0014】ここで、ブーム4の格納作業を行うには、
前述したように、まず、ブーム4が最短の状態にされる
とともに、十分に起こされ、ワイヤ環10に係合され得
る位置へフック7が垂れ下げられる。そして、ワイヤ環
10にフック7が一定の張力をもって係合された状態が
そのまま維持されるように、ブーム駆動部13によりブ
ーム4を駆動してブーム4の起伏角θが次第に小さくな
るよう起伏角θを変化させるとともに、ウインチ駆動部
17により巻上げロープ6を巻上げてロープ長sが次第
に小さくなるようロープ長sを変化させる。こうして、
ブーム4の姿勢を矢印C1に示すように作業姿勢Aから
走行姿勢Bに変化させてブーム4を格納する。
【0015】図3は、上記格納作業を行う制御装置11
の構成を示すブロック図である。
【0016】この制御装置11は、ブーム起伏角の制御
を手動で行い、ロープ長の制御を自動で行うものであ
る。
【0017】電気レバー12は、ブーム起伏角θを手動
によって変化させるために、操縦席に設けられており、
オペレータにより操作される操作レバー12aと、可変
抵抗等によって構成され操作レバー12aの操作量に比
例した電圧をブーム起伏角速度指令θ・Rとしてブーム
駆動部13に出力する速度指令出力部12bとから成っ
ている。なお、上記「θ・R」に示される「・」は、以
後「1階微分」を表すものと定義する。
【0018】ブーム駆動部13は、入力された速度指令
θ・Rに示される速度θ・Rで起伏角θが変化するよう
に、ブーム4を駆動する。
【0019】すなわち、図7(a)に示すように、速度
指令は、EPC(Electrical Proportional Contro
l)弁ドライバ22に加えられ、該ドライバ22は入力
速度指令に比例した電流EをEPC弁23に出力する。
EPC弁23は、入力電流Eに比例した2次圧であるパ
イロット圧PTを発生し、これを流量制御弁24のパイ
ロットポート24aまたは24bに作用させて、圧PT
に応じて流量制御弁24の弁位置を変化させる。流量制
御弁24には油圧ポンプ21からの吐出圧油が供給され
ており、上記弁位置に応じた流量の圧油が流量制御弁2
4からブーム4駆動用の油圧シリンダ25に供給され
る。
【0020】以上のようにして、ブーム4の起伏角θ
は、速度指令通りの速度θ・Rをもって変化される。ブ
ーム4の駆動に伴う当該ブーム4の逐次の起伏角θは、
起伏角センサ14によって検出されている。
【0021】一方、記憶部15には、図2に示すよう
に、作業姿勢Aから走行姿勢Bに至るまでの、ブーム起
伏角θとロープ長lの対応関係Dが記憶、格納されてい
る。この対応関係Dは、この軌跡Dに沿ってθ、sが変
化したならばワイヤ環10にフック7が一定の張力をも
って係合された状態のままで格納が精度よく行われると
いうθ、sの目標軌跡である。目標軌跡Dは、実機によ
る実験、シミュレーション等によって予め求めておくこ
とができる。
【0022】そこで、上記起伏角センサ14で検出され
た起伏角θに対応するロープ長sRが、上記記憶部15
の記憶内容から読み出される。
【0023】すなわち、図2に示すように、現在の起伏
角がθ1であるものとすると、矢印に示すように、起伏
角θ1に対応する目標軌跡D上の点P1が求められ、この
点P1に示されるロープ長sR1が求められ、記憶部15
から出力される。
【0024】記憶部15から出力されたロープ長sR
は、ウインチ駆動制御系の目標値として減算部16に加
えられる。一方、現在のロープ長sはロープ長センサ1
8によって検出されており、この検出値sがフィードバ
ック量として減算部16にフィードバックされる。
【0025】この結果、減算部16からは、目標値sR
とフィードバック量sとの偏差ΔsRが出力され、この
偏差ΔsRがウインチ駆動部17に加えられる。
【0026】ウインチ駆動部17は上述したブーム駆動
部13と同様な構成であり、図7(b)に示すように、
偏差指令ΔsRは、EPC弁ドライバ22´に加えら
れ、該ドライバ22´は入力偏差指令に比例した電流E
をEPC弁23´に出力する。EPC弁23´は、入力
電流Eに比例したパイロット圧PTを発生し、これを流
量制御弁26のパイロットポート26aまたは26bに
作用させて、圧PTに応じて流量制御弁26の弁位置を
変化させる。流量制御弁26には油圧ポンプ21からの
吐出圧油が供給されており、上記弁位置に応じた流量の
圧油が流量制御弁26からウインチ駆動用の油圧モータ
27に供給される。
【0027】以上のようにして、ロープ長sは、偏差Δ
sRが零になるように変化される。なお、ウインチ駆動
制御系としてはフィードバック制御系でなくてもよく、
オープンループ制御系で構成してもよい。この場合は、
ロープ長センサ18の配設を省略することができる。
【0028】以上の制御がすすめられると、起伏角θ、
ロープ長sは、目標軌跡Dに沿って変化し、格納作業を
精度よく行うことができる。この場合、オペレータとし
ては、ブーム4駆動用の操作レバー12aの操作にのみ
に専念していればよいので、熟練を要することなく容易
に操作することができる。
【0029】さて、図4は、上記格納作業を行う制御装
置の他の構成例を示すブロック図である。
【0030】この制御装置11´は、図3のものとは反
対に、ロープ長の制御を手動で行い、起伏角の制御を自
動で行うものである。
【0031】電気レバー19は、電気レバー12と同様
の構成のウインチ駆動用のレバーであり、操作レバー1
9aが操作されると、速度指令出力部19bから操作レ
バー19aの操作量に比例した電圧がウインチ速度指令
s・Rとしてウインチ駆動部17に対して出力される。
【0032】ウインチ駆動部17は、入力された速度指
令s・Rに示される速度s・Rでロープ長sが変化するよ
うに、ウインチを駆動する。ウインチの駆動に伴いロー
プ長sが変化するが、逐次のロープ長sは、ロープ長セ
ンサ18によって検出されている。
【0033】そこで、上記ロープ長センサ18で検出さ
れたロープ長sに対応する起伏角θRが、上記記憶部1
5の記憶内容から読み出される。
【0034】すなわち、図2に示すように、現在のロー
プ長がs2であるものとすると、矢印に示すように、ロ
ープ長s2に対応する目標軌跡D上の点P2が求められ、
この点P2に示される起伏角θR2が求められ、記憶部1
5から出力される。
【0035】記憶部15から出力された起伏角θR2は、
ブーム駆動制御系の目標値として減算部16´に加えら
れる。一方、現在の起伏角θは起伏角センサ14によっ
て検出されており、この検出値θがフィードバック量と
して減算部16´にフィードバックされる。
【0036】この結果、減算部16´からは、目標値θ
R2とフィードバック量θとの偏差ΔθRが出力され、こ
の偏差ΔθRがブーム駆動部17に加えられる。このた
め、起伏角θは、偏差ΔθRが零になるように変化され
る。
【0037】なお、ブーム駆動制御系としてはフィード
バック制御系でなくてもよく、オープンループ制御系で
構成してもよい。この場合は、起伏角センサ14の配設
を省略することができる。
【0038】以上の制御がすすめられると、起伏角θ、
ロープ長sは、目標軌跡Dに沿って変化し、格納作業を
精度よく行うことができる。この場合、オペレータとし
ては、ウインチ駆動用の操作レバー19aの操作にのみ
専念するだけでよいので、熟練を要することなく容易に
操作することができる。
【0039】さて、図5は、上記格納作業を行う制御装
置のさらに他の構成例を示すブロック図である。
【0040】この制御装置11´´は、ブーム起伏角の
制御、ロープ長の制御をともに自動で行うものである。
【0041】ブーム駆動用の電気レバー12の速度指令
出力部12bからは、操作レバー12aの操作量に比例
したブーム起伏角速度指令θ・Rが出力される。ブーム
駆動部13は、入力される指令に応じて起伏角θが変化
するように、ブーム4を駆動する。ブーム4の駆動に伴
い変化する当該ブーム4の逐次の起伏角θは、起伏角セ
ンサ14によって検出され、演算部20に加えられる。
【0042】一方、ウインチ駆動用の電気レバー19の
速度指令出力部19bからは、操作レバー19aの操作
量に比例したウインチ速度指令s・Rが出力される。ウ
インチ駆動部17は、入力される指令に応じてロープ長
sが変化するように、ウインチを駆動する。ウインチの
駆動に伴い変化する逐次のロープ長sは、ロープ長セン
サ18によって検出され、演算部20に加えられる。
【0043】そこで、演算部20は、上記起伏角センサ
14で検出される起伏角θと目標軌跡D上の目標起伏角
θpとのずれΔθを演算するとともに、ロープ長センサ
18で検出されるロープ長sと目標軌跡D上の目標ロー
プ長spとのずれΔsを演算し、これを出力する。
【0044】すなわち、図6に示すように、現在の起伏
角θ、現在のロープ長sが、θ−s座標系の座標位置Q
(θ、s)として表される。そこで、この座標位置Qと
目標軌跡D上の座標位置との距離が最小となるような、
軌跡D上の座標位置P(θp、sp)が求められる。この
とき、座標位置Qから座標位置Pに向かうベクトルをL
とする。この結果、ベクトルLの方向をプラス、マイナ
スの極性とし、ベクトルLのスカラ量を絶対値とする、
目標軌跡D上の目標起伏角θpと起伏角センサ14で検
出される起伏角θとのずれΔθ、および目標軌跡D上の
目標ロープ長spとロープ長センサ18で検出されるロ
ープ長sとのずれΔsをそれぞれ求めることができる。
【0045】演算部20から出力される上記ずれΔθ、
Δsは、それぞれ、上記速度指令θ・R、s・Rに加算さ
れて、加算された指令θ・R+Δθ、s・R+Δsがブー
ム駆動部13、ウインチ駆動部17にそれぞれ加えられ
る。
【0046】このため、ブーム駆動部13では、上記ず
れΔθが零になるようにブーム4が駆動され、ウインチ
駆動部17では、上記ずれΔsが零になるようにウイン
チが駆動される。
【0047】この結果、起伏角θ、ロープ長sは、目標
軌跡Dに沿って変化し、格納作業を自動的に精度よく行
うことができる。
【0048】なお、上述した実施例では、格納作業を行
う場合の制御について説明したが、展開作業を行う場合
の制御にも同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブーム駆動とウインチ駆動のための同時2操作を熟練を
要することなく、容易かつ精度よく行うことができる。
この結果、クレーンのブーム格納作業中または展開作業
中における安全性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るクレーンのブーム格納・展
開装置の実施例に適用されるクレーンの側面図である。
【図2】図2は実施例のクレーンのブーム格納作業中の
ブーム起伏角とロープ長の対応関係を目標軌跡として示
すグラフである。
【図3】図3は実施例の制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】図4は実施例の制御装置の他の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図5は実施例の制御装置のさらに他の構成を示
すブロック図である。
【図6】図6は図5に示す制御装置で行われる演算を説
明するために用いたグラフである。
【図7】図7の(a)は実施例のブーム駆動部の構成を
示す回路図であり、同図の(b)は実施例のウインチ駆
動部の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 クレーン 3 上部旋回体 4 ブーム 6 巻上げロープ 7 フック 13 ブーム駆動部 14 起伏角センサ 15 記憶部 17 ウインチ駆動部 18 ロープ長センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上げロープ先端に配設されたフッ
    クを上部旋回体に設けられた係合部材に係合させなが
    ら、ブーム駆動装置によってブームの起伏角を変化させ
    るとともに、ウインチ駆動装置によってブーム先端から
    フックまでの巻上げロープのロープ長を変化させること
    により、前記ブームの姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変
    化させて当該ブームを格納し、あるいは前記ブームの姿
    勢を走行姿勢から作業姿勢に変化させて当該ブームを展
    開するクレーンのブーム格納・展開装置において、 前記ブームの姿勢が作業姿勢から走行姿勢に至るまで
    の、ブーム起伏角とロープ長との対応関係を予め設定す
    る設定手段と、 現在のブーム起伏角を検出するブーム起伏角検出手段
    と、 現在のロープ長を検出するロープ長検出手段と、 前記ブーム起伏角検出手段で検出される現在のブーム起
    伏角と前記ロープ長検出手段で検出される現在のロープ
    長とに基づいて、ブーム起伏角およびロープ長が前記設
    定手段に設定されているブーム起伏角およびロープ長と
    なるように、前記ブーム駆動装置および前記ウインチ駆
    動装置を駆動制御する制御手段とを具えたクレーンのブ
    ーム格納・展開装置。
  2. 【請求項2】 巻上げロープ先端に配設されたフッ
    クを上部旋回体に設けられた係合部材に係合させなが
    ら、ブーム駆動装置によってブームの起伏角を変化させ
    るとともに、ウインチ駆動装置によってブーム先端から
    フックまでの巻上げロープのロープ長を変化させること
    により、前記ブームの姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変
    化させて当該ブームを格納し、あるいは前記ブームの姿
    勢を走行姿勢から作業姿勢に変化させて当該ブームを展
    開するクレーンのブーム格納・展開装置において、 前記ブームの姿勢が作業姿勢から走行姿勢に至るまで
    の、ブーム起伏角とロープ長との対応関係を予め設定す
    る設定手段と、 現在のブーム起伏角を検出するブーム起伏角検出手段
    と、 前記ブーム駆動装置を手動によって駆動制御し、該手動
    制御に伴い変化するブーム起伏角を前記ブーム起伏角検
    出手段によって検出し、該ブーム起伏角検出値に対応す
    るロープ長を前記設定手段の設定内容から読みだして、
    該読み出された設定ロープ長が得られるように前記ウイ
    ンチ駆動装置を自動制御する制御手段とを具えたクレー
    ンのブーム格納・展開装置。
  3. 【請求項3】 現在のロープ長を検出するロープ長
    検出手段をさらに具えており、 前記制御手段は、前記設定手段から読み出された設定ロ
    ープ長と前記ロープ長検出手段のロープ長検出値との差
    が零になるように、前記ウインチ駆動装置を制御するも
    のである、 請求項2記載のクレーンのブーム格納・展開装置。
  4. 【請求項4】 巻上げロープ先端に配設されたフッ
    クを上部旋回体に設けられた係合部材に係合させなが
    ら、ブーム駆動装置によってブームの起伏角を変化させ
    るとともに、ウインチ駆動装置によってブーム先端から
    フックまでの巻上げロープのロープ長を変化させること
    により、前記ブームの姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変
    化させて当該ブームを格納し、あるいは前記ブームの姿
    勢を走行姿勢から作業姿勢に変化させて当該ブームを展
    開するクレーンのブーム格納・展開装置において、 前記ブームの姿勢が作業姿勢から走行姿勢に至るまで
    の、ブーム起伏角とロープ長との対応関係を予め設定す
    る設定手段と、 現在のロープ長を検出するロープ長検出手段と、 前記ウインチ駆動装置を手動によって駆動制御し、該手
    動制御に伴い変化するロープ長を前記ロープ長検出手段
    によって検出し、該ロープ長検出値に対応するブーム起
    伏角を前記設定手段の設定内容から読みだして、該読み
    出された設定ブーム起伏角が得られるように、前記ブー
    ム駆動装置を自動制御する制御手段とを具えたクレーン
    のブーム格納・展開装置。
  5. 【請求項5】 現在のブーム起伏角を検出するブー
    ム起伏角検出手段をさらに具えており、 前記制御手段は、前記設定手段から読み出された設定ブ
    ーム起伏角と前記ブーム起伏角検出手段のブーム起伏角
    検出値との差が零になるように、前記ブーム駆動装置を
    制御するものである、 請求項4記載のクレーンのブーム格納・展開装置。
  6. 【請求項6】 巻上げロープ先端に配設されたフッ
    クを上部旋回体に設けられた係合部材に係合させなが
    ら、ブーム駆動装置によってブームの起伏角を変化させ
    るとともに、ウインチ駆動装置によってブーム先端から
    フックまでの巻上げロープのロープ長を変化させること
    により、前記ブームの姿勢を作業姿勢から走行姿勢に変
    化させて当該ブームを格納し、あるいは前記ブームの姿
    勢を走行姿勢から作業姿勢に変化させて当該ブームを展
    開するクレーンのブーム格納・展開装置において、 前記ブームの姿勢が作業姿勢から走行姿勢に至るまで
    の、ブーム起伏角とロープ長との対応関係を予め設定す
    る設定手段と、 現在のブーム起伏角を検出するブーム起伏角検出手段
    と、 現在のロープ長を検出するロープ長検出手段と、 前記ブーム駆動装置および前記ウインチ駆動装置を手動
    によって駆動制御し、該手動制御に伴い変化するブーム
    起伏角およびロープ長を前記ブーム起伏角検出手段およ
    び前記ロープ長検出手段によってそれぞれ検出し、該ブ
    ーム起伏角検出値と前記設定手段の設定ブーム起伏角と
    のずれおよび前記ロープ長検出値と前記設定手段の設定
    ロープ長とのずれをそれぞれ演算し、 該演算されたブーム起伏角のずれおよびロープ長のずれ
    がそれぞれ零になるように、前記ブーム駆動装置および
    ウインチ駆動装置を自動制御する制御手段とを具えたク
    レーンのブーム格納・展開装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段には、ブーム起伏角と
    ロープ長との対応関係が、ブーム起伏角を一方の座標軸
    としロープ長を他方の座標軸とする2次元座標系上の軌
    跡として設定されており、 前記制御手段は、 前記ブーム起伏角検出値およびロープ長検出値が示す前
    記2次元座標系上の座標位置と前記軌跡上の座標位置と
    の距離が最小となるように、前記軌跡上の座標位置を求
    め、該求めた軌跡上座標位置に示されるブーム起伏角と
    前記ブーム起伏角検出値とのずれおよび前記求めた軌跡
    上座標位置に示されるロープ長と前記ロープ長検出値と
    のずれをそれぞれ演算するものである、 請求項6記載のクレーンのブーム格納・展開装置。
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