JP3750763B2 - クレーンの旋回制御装置 - Google Patents

クレーンの旋回制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3750763B2
JP3750763B2 JP10967797A JP10967797A JP3750763B2 JP 3750763 B2 JP3750763 B2 JP 3750763B2 JP 10967797 A JP10967797 A JP 10967797A JP 10967797 A JP10967797 A JP 10967797A JP 3750763 B2 JP3750763 B2 JP 3750763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
load
swing
pressure
hydraulic motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10967797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10297877A (ja
Inventor
勉 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP10967797A priority Critical patent/JP3750763B2/ja
Publication of JPH10297877A publication Critical patent/JPH10297877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3750763B2 publication Critical patent/JP3750763B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンの旋回制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば操作レバーの操作量に応じて流体圧アクチュエータの駆動を制御する装置として、いわゆる速度制御式のものが一般によく知られている。これをクレーンの旋回にあてはめて説明する。図6はクレーンの全体構成図であり、図7は従来技術での旋回制御装置の回路構成図である。図6に示すように、クレーンは走行体61と、走行体61上に搭載され旋回可能な旋回体62と、旋回体62上に設けられたブーム63とを有し、シーブ64を介してワイヤロープに接続されたフック65により吊荷66を吊り上げる。
【0003】
旋回体62の旋回のための油圧回路は、図7に示すように、原動機101と、この原動機101によって駆動される可変容量油圧ポンプ3と、可変容量油圧ポンプ3から吐出される圧油によって駆動される旋回用油圧モータ2と、可変容量油圧ポンプ3から旋回用油圧モータ2に供給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁1と、方向制御弁1によりタンク8へブリードオフされた圧油の圧力を制御する圧力補償弁4と、オペレータが旋回指令を入力する操作レバー5と、操作レバー5の操作量を方向制御弁1に伝達するパイロット油圧回路へ圧油を供給するパイロット油圧源7とを備えている。圧力補償弁4は、ブリードオフされた圧油の圧力を旋回用油圧モータ2の駆動圧を導くことにより旋回用油圧モータ2の駆動圧力と等価な圧力に制御できる構成となっている。
【0004】
このような従来の旋回装置では、上記のように旋回用油圧モータ2の駆動圧とブリードオフされた圧油の圧力とが等しくなるように構成されているため、同一の開口面積であれば旋回負荷に拘わらず方向制御弁1の前後の圧力差が等しくなり、旋回用油圧モータ2側への流量と、ブリード側への流量は、可変容量油圧ポンプ3の吐出流量を旋回用方向制御弁1の開口面積比どおりに配分されることとなり、負荷圧力によらずオペレータが入力したとおりの流量配分ができる。
【0005】
一方、油圧モータに作用する負荷の変化を検出し、旋回速度を目標旋回速度どおりに制御する方法として、例えば特開平6−10905号公報に記載されているような方法が知られている。この方法では、油圧モータに作用する負荷が異なっても同一速度で作動できるように、ポンプ吐出圧とモータ負荷圧、すなわち、方向制御弁の前後の圧力をそれぞれ検出して、方向制御弁のスプール変位を制御している。したがって、モータの負荷にかかわらず旋回速度を同一に制御できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、クレーンにおいては、常に正確に操作レバーの操作量や負荷に対応した旋回速度を得るのがよいとも限らない場合がある。例えば、クレーンの旋回においては、ワイヤロープを介して吊荷を吊り下げているため、荷振れと呼ぶ振動現象(振り子運動)が生じる。吊荷の振れは旋回用油圧モータの負荷として作用するが、上記従来技術では、オペレータの旋回指令どおりに旋回速度を強制的に達成しようとするため、荷振れとは無関係に旋回動作をすることになる。したがって、オペレータは、荷振れによる旋回用油圧モータへの負荷状態が把握しずらく、吊荷が振れないように慎重に操作を行う必要があり、オペレータの労力と熟練した技量とを必要とする。
【0007】
本発明の目的は、旋回用油圧モータへの負荷状態を検出し、吊荷が振れないように旋回体の旋回を制御しつつ、オペレータの旋回指令どおりに旋回速度を制御するクレーンの旋回制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図1〜図6を参照して説明すると、本発明は、可変容量油圧ポンプ3と、可変容量油圧ポンプ3から吐出される圧油によって旋回体62を駆動する旋回用油圧モータ2と、可変容量油圧ポンプ3から旋回用油圧モータ2に供給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁1と、オペレータの操作指令を入力して旋回用方向制御弁1を操作する操作手段5とを備えたクレーンの旋回制御装置に適用され、操作手段5の操作方向を検出する操作方向検出手段11と、旋回用油圧モータ2の負荷状態を検出する負荷状態検出手段12A,12Bと、操作方向検出手段11および負荷状態検出手段12A,12Bからの信号に基づいて、吊荷66が旋回体62の旋回より遅れている荷振れ状態が検出されているときは吐出流量を減少させ、吊荷66が旋回体62の旋回より進んでいる荷振れ状態が検出されているときは吐出流量を増加させるように可変容量油圧ポンプ3の傾転角を制御する制御手段10,13とを備えることにより上記目的を達成する。
【0009】
なお、上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かりやすく説明するため実施の形態の図に対応付けたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るクレーンの旋回制御装置の構成を示す油圧回路図である。図1に示すように、本実施の形態に係るクレーンの旋回制御装置の油圧回路は、原動機101と、この原動機101によって駆動される可変容量油圧ポンプ3と、可変容量油圧ポンプ3から吐出される圧油によって駆動される旋回用油圧モータ2と、可変容量油圧ポンプ3から旋回用油圧モータ2に供給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁1と、方向制御弁1によりタンク8へブリードオフされた圧油の圧力を制御する圧力補償弁4と、オペレータが旋回指令を入力する操作レバー5と、操作レバー5の操作量を方向制御弁1に伝達するパイロット油圧回路へ圧油を供給するパイロット油圧源7とを備えている。圧力補償弁4は、ブリードオフされた圧油の圧力を旋回用油圧モータ2の駆動圧を導くことにより旋回用油圧モータ2の駆動圧力と等価な圧力に制御できる構成となっている。
【0011】
また、本実施の形態は、旋回用油圧モータ2の入口側圧力および出口側圧力を検出する圧力検出器12A,12Bと、操作レバー5の操作方向を検出する操作方向検出器11と、可変容量油圧ポンプ3の傾転角を変更する傾転角変更装置13と、圧力検出器12A,12Bの検出信号および操作方向検出器11の検出信号に基づいて、可変容量油圧ポンプ3の吐出流量を制御するよう傾転角変更装置13に信号を出力するコントローラ10とを備える。なお、圧力検出器12A,12Bのどちらが入口側あるいは出口側となるかは、旋回用油圧モータ2の指令旋回方向によって定められる。
【0012】
図2はコントローラ10の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ10は、操作方向検出器11による検出信号SDに基づいて、操作レバー5がA方向に操作されている場合はフラグを1にセットし、B方向に操作されている場合はフラグを−1にセットするフラグセット部21と、圧力検出器12A,12Bによる検出信号PA,PBの差信号ΔPを算出する加算器22と、差信号ΔPとフラグとの乗算を行って信号ΔPFを得る乗算器23と、乗算結果にゲインKを乗算して信号ΔPFKを得る係数器24と、信号ΔPFKの高周波成分のみを抽出して信号ΔPFKHを得るハイパスフィルタ25と、係数器24とハイパスフィルタ25からの信号ΔPFK,ΔPFKHの出力を切換えるスイッチ26と、信号ΔPFKあるいはΔPFKHと予め設定された流量信号Qとの差分を演算して吐出流量信号QSとして傾転角変更装置13に出力する加算器27とからなる。なお、流量信号Qは、例えば原動機101の回転数Nによることなく一定流量となるように定められている。
【0013】
そして、加算器22において検出信号PA,PBの差ΔPを算出し、乗算器23においてフラグを乗算することにより、旋回方向に対して旋回用油圧モータ2にどの程度の負荷が作用しているかを把握することができ、これにゲインKを乗算することにより可変容量油圧ポンプ3の吐出流量の増減量ΔPFKあるいはΔPFKHとし、予め設定された流量信号Qから減算することにより、次回の吐出流量を設定することができる。
【0014】
ここで、ハイパスフィルタ25は以下のように作用する。例えば、傾斜地や風などの影響により定常負荷が生じやすいときに、スイッチ26を切換えて、係数器24からの信号ΔPFKをハイパスフィルタ処理することにより、定常負荷による影響を除去することができ、これにより、圧力検出器12A,12Bにより検出される信号にのみ基づいて、吐出量の制御を行うことができる。
【0015】
またここで、吊荷66の振れと旋回用油圧モータ2の圧力との関係を説明する。図3は吊荷66の振れと旋回用油圧モータ2の圧力との関係を説明するための図である。
【0016】
旋回体62は、減速器(不図示)を介して旋回用油圧モータ2に接続されており、旋回体62の回転トルクは、旋回用油圧モータ2によって発生する。逆に、旋回体62に働く外乱(外部負荷)は、旋回用油圧モータ2に作用する。すなわち、旋回体62は、吊荷66の振れによって、吊荷66が振れている方向に力を受けることになる。荷振れにより、旋回方向に対して旋回体に働く力は、シーブ64(振り子の支点と近似できる)において、
M:吊荷質量、 g:重力加速度、 θ:吊荷の振れ角度とすると、
F=M×g×tanθ ・・・・・・・・(1)
となる。よって、シーブ64に働く力Fは、式(1)より、吊荷質量Mと吊荷66の振れ角度θで表すことができる。
【0017】
また、X:吊荷66の振れ幅、L:ワイヤロープの長さとし、ワイヤロープの長さLが、吊荷66の振れ幅Xに対して非常に大きい(L>>X)とすると、
tanθ≒sinθ≒X/L ・・・・・(2)
とみなすことができるので、
F=M×g×X/L ・・・・・・・・・(3)
と表すこともできる。すなわち、式(3)により、シーブ64に働く力Fは、吊荷質量Mと、ワイヤロープの長さLと、吊荷66の振れ幅Xで表すこともできる。
【0018】
シーブ64に作用する力Fに、作業半径RL、減速比αを乗算することにより、式(4)のとおり旋回用油圧モータ2へのトルクが換算できる。
T=F×RL×α ・・・・・・・・・・(4)
また、旋回用油圧モータ2のトルクを、旋回用油圧モータ2の出口側と入口側の圧力差ΔP0と、1回転あたりのモータ吐出容量Q0で表すと、一般に、
T=ΔP0×Q0/(2×π) ・・・・・・(5)
となり、旋回用油圧モータ2の容量Q0が一定とすると、トルクTは、旋回用油圧モータ2の出口側と入口側の圧力差ΔP0により表すことができる。
式(1)、(4)、(5)より、
tanθ=(ΔP0×Q0)/(2π×M×g×RL×α) ・・・(6)
が導き出され、旋回用油圧モータ2の入口側圧力と、出口側圧力と、吊荷質量Mと、作業半径RLと、減速比αとが分かれば、振れの状態θが把握できる。この場合、容量Q0は一定とする。また、ワイヤロープの長さLが分かれば、吊荷66の振れ幅Xが把握できる。
【0019】
図4(a),(b)は旋回方向と吊荷66の状態を示す図である。図4に示すように操作レバー5のA方向への操作により旋回体62がA方向に回転するとした場合、圧力検出器12Aにより旋回用油圧モータ2の入口側の圧力が検出され、圧力検出器12Bにより旋回用油圧モータ2の出口側の圧力が検出される。そして、図4(a)に示すように、旋回体62の旋回に対して吊荷66の移動が遅れた場合、旋回用油圧モータ2の入口側の圧力は出口側よりも大きくなり、逆に図4(b)に示すように吊荷66の移動が先行した場合は入口側の圧力は出口側よりも小さくなる。したがって、図4(a)に示す場合は、加算器22において算出される差ΔPは正の値となり、図4(b)に示す場合は負の値となる。
【0020】
次いで、本実施の形態の動作について説明する。
オペレータにより操作レバー5がA方向に操作されているとすると、操作方向検出器11により操作レバー5のA方向への操作が検出され、フラグセット部21においてフラグが1にセットされる。また、圧力検出器12A,12Bの検出信号PA,PBの差信号ΔPが加算器22において算出され、乗算器23において差信号ΔPとフラグとの乗算が行われ信号ΔPFが得られる。そして係数器24において信号ΔPFにゲインKが乗算され、信号ΔPFKが得られる。ここで、傾斜地などにおいて作業を行っている場合は、スイッチ26がB側に切換えられており、ハイパスフィルタ25において信号ΔPFKのハイパスフィルタ処理が行われ、信号ΔPFKHが得られる。なお、平坦地などにおいて作業を行う場合はスイッチ26はA側に切換えられる。そして、加算器27において流量信号Qと信号ΔPFKあるいはΔPFKHとの差分が求められ、次回の吐出流量を表す信号QSが得られる。そしてこの信号QSは傾転角変更装置13に入力され、可変容量油圧ポンプ3の吐出流量が制御される。
【0021】
ここで、図4(a)に示すような状態においては、加算器22において得られる信号ΔPは正であるため、信号ΔPFKあるいはΔPFKHは正となる。したがって、加算器27において得られる次回の吐出流量を表す信号QSは流量信号Qより小さいものとなるため、傾転角変更装置13により可変容量油圧ポンプ3の傾転角は小さくなるように制御される。したがって、吊荷66の遅れに追従するように旋回速度が小さくなり吊荷66の振れが防止される。
【0022】
一方、図4(b)に示すような状態においては、加算器22において得られる信号ΔPは負であるため、信号ΔPFKあるいはΔPFKHは負となる。したがって、加算器27において得られる次回の吐出流量を表す信号QSは流量信号Qより大きいものとなるため、傾転角変更装置13により可変容量油圧ポンプ3の傾転角は大きくなるように制御される。したがって、吊荷66の先行に追従するように旋回速度が大きくなり吊荷66の振れが防止される。
【0023】
図5(a)〜(d)は吊荷66の振れによる可変容量油圧ポンプの吐出量、旋回油圧モータへの流入量および旋回速度の関係を示す図である。図5(a)〜(d)に示すように、旋回用油圧モータ2の負荷が変動すると、この負荷を打ち消すように可変容量油圧ポンプ3の流量が変化し、これとともに旋回用油圧モータ2への流入流量も変化する。その結果、旋回体の旋回速度は吊荷66の振れを小さくする方向に変化し、これにより吊荷66の振れが防止される。
【0024】
なお、荷振れが収まっているときには、圧力検出器12A,12Bにより検出される信号の差信号ΔPはゼロとなるため、流量信号Qは補正されることなく、流量信号Qに応じた旋回速度により旋回体が旋回する。
【0025】
このように、本実施の形態においては、旋回用油圧モータ2に作用する負荷および操作レバー5の操作方向を検出し、この検出結果に基づいて吊荷66の振れを抑制するようにしたため、圧力補償弁4により負荷圧力によらずオペレータが指令した旋回速度により旋回を行うことができるとともに、荷振れを防止することができる。これにより、オペレータは吊荷66の振れを抑制するための操作を必要とせず、オペレータの労力は低減され、熟練した技量も必要としないため、クレーン旋回の操作性を向上させることができる。また、荷振れを防止するために、旋回体の速度が変更されるため、オペレータは荷振れを容易に認識することができる。さらに、可変容量油圧ポンプ3の吐出流量を変更するという可変ポンプに不可欠な機能を用いて荷振れを防止できるため、装置の構成が簡易なものとなり、また安全面からも好適である。
【0026】
なお、上記実施の形態においては、吊荷66の振れを検出するための手段として、旋回用油圧モータ2の入口側圧力および出口側圧力を検出する圧力検出器12A,12Bを用いているが、ブーム63の先端にロープの振れ角度を検出する角度センサを設け、この角度センサによりロープの振れ角度を検出することにより、吊荷66の振れを検出してもよい。
また、上記実施の形態においては、荷振れの際の作業半径を考慮していないが、上記式(6)に示すように作業半径を考慮することにより、荷振れをより一層防止することができる。
【0027】
以上の実施の形態と請求項との対応において、操作レバー5が操作手段を、操作方向検出器11が操作方向検出手段を、圧力検出器12A,12Bが負荷状態検出手段を、コントローラ10および傾転角変更装置13が制御手段を構成する。
【0028】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、旋回用油圧モータの負荷および操作手段の操作方向を検出し、この検出結果に基づいて傾転角を変更することにより吊荷の振れを抑制するようにしたため、オペレータが指令した旋回速度により旋回を行うことができるとともに、荷振れを防止することができる。これにより、オペレータは吊荷の振れを抑制するための操作を必要とせず、オペレータの労力は低減され、熟練した技量も必要としないため、クレーン旋回の操作性を向上させることができる。また、荷振れを防止するために、旋回体の速度が変更されるため、オペレータは荷振れを容易に認識することができる。さらに、可変容量油圧ポンプの吐出流量を変更するという補助的な構成により荷振れを防止できるため、装置の構成が簡易なものとなり、また安全面からも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る旋回制御装置の構成を示す油圧回路図
【図2】コントローラの構成を示すブロック図
【図3】吊荷の振れと旋回用油圧モータの圧力との関係を説明するための図
【図4】旋回体の回転方向と吊荷の振れとの関係を示す図
【図5】旋回用油圧モータの負荷とポンプ流量、モータ流入流量および旋回速度との関係を示すグラフ
【図6】クレーンの構成を示す図
【図7】従来の旋回制御装置の構成を示す油圧回路図
【符号の説明】
1 旋回用方向制御弁
2 旋回用油圧モータ
3 可変容量油圧ポンプ
4 圧力補償弁
5 操作レバー
7 パイロット油圧源
10 コントローラ
11 操作方向検出器
12A,12B 圧力検出器
13 傾転角変更装置
21 フラグセット部
22,27 加算器
23 乗算器
24 係数器
25 ハイパスフィルタ
26 スイッチ
61 走行体
62 旋回体
63 ブーム
64 シーブ
65 フック
66 吊荷
101 原動機

Claims (1)

  1. 可変容量油圧ポンプと、
    該可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によって旋回体を駆動する旋回用油圧モータと、
    前記可変容量油圧ポンプから前記旋回用油圧モータに供給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁と
    オペレータの操作指令を入力して前記旋回用方向制御弁を操作する操作手段とを備えたクレーンの旋回制御装置において、
    前記操作手段の操作方向を検出する操作方向検出手段と、
    前記旋回用油圧モータの負荷状態を検出する負荷状態検出手段と、
    前記操作方向検出手段および前記負荷状態検出手段からの信号に基づいて、前記吊荷が旋回体の旋回より遅れている荷振れ状態が検出されているときは吐出流量を減少させ、前記吊荷が旋回体の旋回より進んでいる荷振れ状態が検出されているときは吐出流量を増加させるように前記可変容量油圧ポンプの傾転角を制御する制御手段とを備えることを特徴とするクレーンの旋回制御装置。
JP10967797A 1997-04-25 1997-04-25 クレーンの旋回制御装置 Expired - Fee Related JP3750763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10967797A JP3750763B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 クレーンの旋回制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10967797A JP3750763B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 クレーンの旋回制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10297877A JPH10297877A (ja) 1998-11-10
JP3750763B2 true JP3750763B2 (ja) 2006-03-01

Family

ID=14516391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10967797A Expired - Fee Related JP3750763B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 クレーンの旋回制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3750763B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023148883A (ja) * 2022-03-30 2023-10-13 コベルコ建機株式会社 作業機械の旋回制御装置およびこれを備えた作業機械

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10297877A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3884178B2 (ja) 旋回制御装置
US7979182B2 (en) Swing drive system for construction machine
US8818649B2 (en) Rotation control device for working machine
JP5927188B2 (ja) 建設機械用の旋回流量制御システム及びその制御方法
CN106917432A (zh) 工程机械的液压控制装置
JP2000104290A (ja) 建設機械の制御装置
JP3750763B2 (ja) クレーンの旋回制御装置
JP2001302183A (ja) 油圧速度制御装置、フック過巻防止装置および干渉防止装置
JP2009155022A (ja) 油圧ウインチの制御装置
JP3426427B2 (ja) 旋回体の油圧制御装置
JPH10310374A (ja) 旋回式作業機械の旋回停止制御方法および同装置
EP3492664B1 (en) Construction machine
JP3705886B2 (ja) 油圧駆動制御装置
JP2001199676A (ja) 建設機械の操作系油圧回路
JP3352837B2 (ja) クレーンの旋回制御装置
JP7223264B2 (ja) 建設機械
JP2878131B2 (ja) クレーンの旋回制御装置
JP2019143379A (ja) 旋回制御装置
JP7443120B2 (ja) クレーン
JP6857152B2 (ja) 作業機械の油圧回路
JP2566752B2 (ja) 油圧クレ−ンの旋回制御装置
JPH11236189A (ja) 建設機械の旋回制御装置
KR20220033514A (ko) 건설기계
JP3980128B2 (ja) 作業機の旋回制御装置
JPH10120377A (ja) ウインチ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131216

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees