JPH07172739A - 巻上機用ディスクブレーキ - Google Patents

巻上機用ディスクブレーキ

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JPH07172739A
JPH07172739A JP32196293A JP32196293A JPH07172739A JP H07172739 A JPH07172739 A JP H07172739A JP 32196293 A JP32196293 A JP 32196293A JP 32196293 A JP32196293 A JP 32196293A JP H07172739 A JPH07172739 A JP H07172739A
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JP
Japan
Prior art keywords
armature
hoisting machine
brake
hoisting
magnet frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP32196293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Osada
朗 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、アーマチュアの変位動作を
精度良く検出して、ブレーキの動作確認を正確に行うこ
とのできる巻上機用ディスクブレーキを提供することに
ある。 【構成】 本発明は、第1の手段においては、マグネッ
トフレーム10内に設けられた圧電素子23により、アーマ
チュア13の変位動作により生じる押圧力を検出してブレ
ーキの動作確認を行うようにする。また第2の手段にお
いては、マグネットフレーム10とアーマチュア13とに掛
け渡される弾性体のアーマチュアの変位動作時に生じる
歪を、この弾性体に設けられた歪ゲージにより検出して
ブレーキの動作確認を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻上機用ディスクブレ
ーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の巻上機用ディスクブレーキについ
て図4〜図7を用いて説明する。ロープ式エレベータは
昇降路上部の機械室に設置した巻上機1のメインシーブ
2に巻き付けた主ロープ3の両端末にそれぞれかご4と
つり合い重り5を吊り下げ、巻上機1に組込んだ電動機
6によりかご4の昇降制御を行っている。
【0003】巻上機1にはその入力軸7の反モータ側に
無励磁動作型ディスクブレーキ8が取付けてある。無励
磁動作型ディスクブレーキ8はマグネット9を内蔵した
マグネットフレーム10が巻上機のケーシング11に固定さ
れ、マグネットフレーム10に隣接して摩擦板12を間に挟
んでアーマチュア13、ディスク14とが中心を貫く入力軸
7上に配置されている。更に、アーマチュア13、ディス
ク14は外周部分の3点を貫く軸15を介してケーシング11
に連結され、アーマチュア13は、回転は出来ないが入力
軸7上を軸方向に動くようにしている。入力軸7とボス
16はキー継手により直結され、摩擦板12とボス16はスプ
ラインにより連結されている。
【0004】マグネットフレーム10にはアーマチュア13
を摩擦板12に押付けるバネ17が軸に対して 120°ずつ隔
てて均等に3点取付けてある。エレベータのかご4を停
止させるとき、マグネット9の電流は遮断され、アーマ
チュア13はばね17により摩擦板12に押付けられ、摩擦板
12の回転が停止して巻上機の入力軸7にブレーキがかか
る。
【0005】反対にかご4の走行時にはマグネット9は
通電し、アーマチュア13がばね17に抗してマグネットフ
レーム10に吸引され、アーマチュア13、ディスク14と摩
擦板12はそれぞれ遊離して入力軸7は自由に回転する状
態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
巻上機用ディスクブレーキは、アーマチュア13の変位量
δが 0.5mm以下と小さいため、ブレーキの動作を検出し
て動作状態の確認をすることが難しく、例えば図7に示
すようにマグネットフレーム10とアーマチュア13のの間
に導伝ゴム18を設置して、マグネットフレーム10とアー
マチュア13に電圧付加を与え、アーマチュア13の引き寄
せ時の導通を測定することで動作状態を確認するように
したものがある。しかし、導伝ゴム18の接触部での抵抗
が不安定であるために検出機能の信頼性が低いという問
題がある。そこで、本発明の目的は、アーマチュアの動
作すなわちディスクブレーキの動作状態を正確に検出す
ることのできる巻上機用ディスクブレーキを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために第1の発明として巻上機本体に取り付け
られるマグネットフレーム内の電磁石への通電制御によ
りアーマチュアを吸引及び解放動作させ、このアーマチ
ュア解放時に、ばね力により前記アーマチュアを押付け
て巻上用電動機に連結する入力軸に連動して回転動作す
る摩擦板との間に摩擦力を働かせて前記巻上用電動機に
制動をかける巻上機用ディスクブレーキにおいて、前記
マグネットフレーム内に、前記アーマチュアの変位動作
により押圧力を受ける圧電素子を設けた巻上機用ディス
クブレーキを提供する。また、第2の発明として、巻上
機本体に取り付けられるマグネットフレーム内の電磁石
への通電制御によりアーマチュアを吸引及び解放動作さ
せ、このアーマチュア解放時に、ばね力により前記アー
マチュアを押付けて巻上用電動機に連結する入力軸に連
動して回転動作する摩擦板との間に摩擦力を働かせて前
記巻上用電動機に制動をかける巻上機用ディスクブレー
キにおいて、前記マグネットフレームと前記アーマチュ
アとに掛け渡される弾性体と、この弾性体に設けられる
歪ゲージとを備えた巻上機用ディスクブレーキを提供す
る。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明では、第1の発明にお
いては、マグネットフレーム内に設けられた圧電素子に
より、アーマチュアの変位動作により生じる押圧力を検
出してブレーキの動作確認を行うようにする。また第2
の発明においては、マグネットフレームとアーマチュア
とに掛け渡される弾性体のアーマチュアの変位動作時に
生じる歪を、この弾性体に設けられた歪ゲージにより検
出してブレーキの動作確認を行うようにする。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の巻上機用ディスクブレーキの構成
を示す断面図である。図において従来の構成と同様の部
分には同符号を付し説明は省略する。
【0010】図1における巻上機用ディスクブレーキ
は、マグネットフレーム10の内部に、アーマチュア13側
に開口する溝19を設け、この溝19にアーマチュア13の動
作状態を検出確認する動作検出装置20を設けている。こ
の動作検出装置20は、一端が溝19の開口部よりわずかに
突出するピン21と、ピン21の他端と接触する弾性体(ゴ
ム)22と、弾性体22と接触し、負荷圧力により電荷を生
じる圧電素子23とを備えており、圧電素子23は、裏面
(弾性体22と接触していない面)より弾性体22側へ押さ
えボルト24により押さえ付けられている。
【0011】このように構成された巻上機用ディスクブ
レーキにおいて、ブレーキの動作時すなわち、アーマチ
ュア13がバネ17により摩擦板12側へ押付けられていると
き、動作検出装置20のピン21はアーマチュア13からの圧
力を全く受けないかもしくはわずかに受ける程度にな
る。ピン21に加わるアーマチュア13からの動作力は、弾
性体22を介して圧電素子23に伝えられるが、ブレーキの
動作時ピン21はアーマチュア13からの動作力を殆ど受け
ないため、圧電素子23には殆ど電荷は発生しない。一
方、ブレーキの解放時には、アーマチュア13がマグネッ
ト9の吸引力によりマグネットフレーム10に引き寄せら
れるため、ピン21の先端が押付けられることになる。ピ
ン21が押し付けられると、前述したように弾性体22を介
して圧電素子23に圧力が加わり、圧電素子23に電荷が生
じる。従って、この電荷量を検出することにより、アー
マチュア13の動作状態が検出確認できるようになってい
る。また、弾性体(ゴム)22の弾性係数等の機械的ばら
つきによる圧電素子23の電荷発生量の違いを調整するた
めに、圧電素子23をアーマチュア13側へ押し付ける押さ
えボルト24が設けられている。従って押さえボルト24に
より、圧電素子23の電荷発生量を調整できるため、アー
マチュア13の動作を検出する動作検出装置20の検出しき
い値を所望の値に設定することができ、その感度を最良
の位置に設定することができる。
【0012】以上本実施例によれば、マグネットフレー
ム10の内部の溝19に設けられた動作検出装置20により、
アーマチュア13の動作状態を精度良く検出することがで
きるため、ブレーキの動作、解放を確実に検出確認する
ことができる。
【0013】次に本発明の第2の実施例について図2及
び図3を用いて説明する。図2において巻上機用ディス
クブレーキは、図1の動作検出装置20の代わりに、アー
マチュア13及びマグネットフレーム10のそれぞれに対向
して設置される剛性の高いベース25と、これらベース25
の間に掛け渡すように設けられた弾性体(板バネ)26
と、この弾性体(板バネ)26に取付けられた歪ゲージ
(抵抗ひずみ計)27とを備えた動作検出装置28が設けら
れている。
【0014】このように構成された巻上機用ディスクブ
レーキにおいては、ブレーキの解放時には、前述と同様
にアーマチュア13がマグネットフレーム10に引き寄せら
れる。このとき、アーマチュア13とマグネットフレーム
10に設置されたベース25がすきまδの分だけ近付くた
め、弾性体(板バネ)26が押し縮められることになる。
弾性体26が押し縮められると、その歪の変化を歪ゲージ
27が動作検出する。すなわち、弾性体26が押し縮めら
れ、歪に変化を生じると、歪ゲージ27自体の抵抗が変化
し、図示したブリッジ回路の出力電圧e2 が変化するよ
うになっている。従って、この出力電圧e2 を検出する
ことによってアーマチュア13の動作を検出確認すること
ができる。
【0015】このように本実施例によれば、マグネット
フレーム10とアーマチュア13に設置されたベース25に弾
性体(板バネ)26を掛け渡し、この弾性体26に歪ゲージ
27を設置してアーマチュア13の動作を検出するようにし
ているので、歪ゲージ27によりアーマチュア13の変位、
例えば 0.1mm程度でも十分にアーマチュア13の動作を検
出することができ、従ってブレーキの解放、動作を確実
に検出確認することができる。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、動作検出装置によ
りアーマチュアの動作状態を検出するようにしたので、
ブレーキの動作、解放の状態を正確に検出確認すること
のできる巻上機用ディスクブレーキを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻上機用ディスクブレーキの構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例である巻上機用ディスク
ブレーキの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例である巻上機用ディスク
ブレーキの歪ゲージの斜視図である。
【図4】エレベータの全体構成を示す図である。
【図5】エレベータの巻上機の構成を示す上面図であ
る。
【図6】従来の巻上機用ディスクブレーキの構成を示す
断面図である。
【図7】従来の巻上機用ディスクブレーキの構成を示す
断面図である。
【符号の説明】 1…巻上機、7…入力軸、9…マグネット、10…マグネ
ットフレーム、12…摩擦板、13…アーマチュア、20,28
…動作検出装置、23…圧電素子、24…押さえボルト、26
…弾性体(板バネ)、27…歪ゲージ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上機本体に取り付けられるマグネット
    フレーム内の電磁石への通電制御によりアーマチュアを
    吸引及び解放動作させ、このアーマチュア解放時に、ば
    ね力により前記アーマチュアを押付けて巻上用電動機に
    連結する入力軸に連動して回転動作する摩擦板との間に
    摩擦力を働かせて前記巻上用電動機に制動をかける巻上
    機用ディスクブレーキにおいて、前記マグネットフレー
    ム内に、前記アーマチュアの変位動作により押圧力を受
    ける圧電素子を設けたことを特徴とする巻上機用ディス
    クブレーキ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の巻上機用ディスクブレー
    キにおいて、前記圧電素子に加わる圧力の感度を調整す
    る押さえボルトを設けたことを特徴とする巻上機用ディ
    スクブレーキ。
  3. 【請求項3】 巻上機本体に取り付けられるマグネット
    フレーム内の電磁石への通電制御によりアーマチュアを
    吸引及び解放動作させ、このアーマチュア解放時に、ば
    ね力により前記アーマチュアを押付けて巻上用電動機に
    連結する入力軸に連動して回転動作する摩擦板との間に
    摩擦力を働かせて前記巻上用電動機に制動をかける巻上
    機用ディスクブレーキにおいて、前記マグネットフレー
    ムと前記アーマチュアとに掛け渡される弾性体と、この
    弾性体に設けられる歪ゲージとを備えたことを特徴とす
    る巻上機用ディスクブレーキ。
JP32196293A 1993-12-21 1993-12-21 巻上機用ディスクブレーキ Pending JPH07172739A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6601828B2 (en) 2001-01-31 2003-08-05 Otis Elevator Company Elevator hoist machine and related assembly method
CN103058091A (zh) * 2013-01-04 2013-04-24 浙江西子富沃德电机有限公司 电磁制动器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6601828B2 (en) 2001-01-31 2003-08-05 Otis Elevator Company Elevator hoist machine and related assembly method
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