JPH07172299A - 車両の座席姿勢制御装置 - Google Patents

車両の座席姿勢制御装置

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JPH07172299A
JPH07172299A JP32276193A JP32276193A JPH07172299A JP H07172299 A JPH07172299 A JP H07172299A JP 32276193 A JP32276193 A JP 32276193A JP 32276193 A JP32276193 A JP 32276193A JP H07172299 A JPH07172299 A JP H07172299A
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JP
Japan
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seat
vehicle
rail
mileage
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP32276193A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
洋 伊藤
Eiichi Fukuda
栄一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAHO SEISAKUSHO
KAHO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAHO SEISAKUSHO
KAHO SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAHO SEISAKUSHO, KAHO SEISAKUSHO KK filed Critical KAHO SEISAKUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】起伏の多い急勾配地に敷設されたレール上を走
行する車両において、レールの勾配の起伏にかかわら
ず、座席姿勢を水平に保持し着座姿勢を安定させて、乗
心地を良くし座席からの滑落を防止する。 【構成】 座席を前後傾動させる座席傾動機構と走行距
離測定部とを設け、レール各部の勾配を定点からの距離
と対応して記憶させた制御部により上記座席傾動機構を
制御して、座席を前後傾動させることにより、座席の姿
勢を水平に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の座席姿勢制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、急勾配地において、人員等を運搬
するために、ラックを形成したレールを敷設し、車両に
ピニオンを軸支して、ラックとピニオンとの噛合により
駆動力を確保して、急勾配地での走行を可能にした車両
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、起伏の多い
急勾配地に敷設されたレールにおいては、座席姿勢がレ
ールの勾配の起伏に沿って変化するため、着座姿勢が安
定せず乗心地が悪く、また、座席から滑落しやすく安全
上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、レール上を
走行する車両において、座席を車体に前後傾動自在に取
付けて、座席と車体との間に介設した座席傾動機構によ
り座席を傾動作動させるように構成すると共に、車両の
走行距離を検出する走行距離測定部と、レール各部の勾
配を定点からの距離と対応して記憶した制御部とを具備
して、走行距離測定部が測定した定点からの走行距離に
応じて座席傾動機構を作動させて座席の水平状態を保持
すべく制御することを特徴とする車両の座席姿勢制御装
置を提供せんとするものである。
【0005】
【実施例】本発明をモノレールカーに適用した実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0006】図1は、本発明に係る座席姿勢制御装置A
を具備した車両Bとしてのモノレールカー1及びレール
2を示している。
【0007】レール2は、図1及び図2で示すように、
角パイプ状の上下レール3,4 と、同上下レール3,4 間に
所定間隔を保持して配設した連結体5とで構成されてお
り、上レール3の下面一側には、アングル6を介して後
述のピニオン28に噛合するためのラック7を敷設し、同
下面他側には給電用レール8を敷設している。図中、9
は停車位置から所定距離だけ手前の上レール3に取付け
たマーカーである。
【0008】モノレールカー1は、図1で示すように、
人員乗降のためのドア10及び座席11を具備した車体12
と、シャシー13とで構成されている。
【0009】シャシー13は、図1及び図2で示すよう
に、前記レール2を跨ぐように形成されたシャシーフレ
ーム14内側下面に転動車輪15,16 を軸支してモノレール
カー1の重量を負担させ、同シャシーフレーム14の左右
内側の上下部に安定車輪17,18,19,20 を軸支し、上下レ
ール3,4 を挟持させてモノレールカー1の安定を保持す
るようにしている。
【0010】また、図1及び図2で示すように、シャシ
ーフレーム14の上面にインバータ21制御のモータ22を取
付けると共に、シャシーフレーム14のラック側サイドメ
ンバー23に設けた軸受部24を貫通した駆動軸25を設け
て、モータ22の出力軸26と駆動軸25の外側端部とをチエ
ン伝導機構27を介して連動連結し、駆動軸25の内側端部
にピニオン28を嵌着して、前記ラック7に噛合させてい
る。
【0011】上記のように、モノレールカー1はラック
7とピニオン28との噛合によって駆動されることにな
り、急勾配のレール2上でもスリップすることなく、駆
動軸25の回転数に比例した距離を確実に走行することに
なる。
【0012】また、駆動軸25には、図3で示すように、
その外側端部に電磁ブレーキ29を取付け、軸受部24とチ
エン伝導機構27の受動スプロケット30との間に、走行距
離測定部31としてのカウンタ32を取付けている。
【0013】カウンタ32は、図3及び図4で示すよう
に、略矩形状のスリット33を所定ピッチを保持して多数
形成した外形が円板状のスリット板34を、スリット板取
付ボス35を介して駆動軸25に嵌着すると共に、シャシー
フレーム14側に固着したセンサ取付台36を介して、前後
及び中央の磁気センサ37,38,39を上記スリット板34に近
接して配設し、各センサ37,38,39が発するパルス状出力
を制御部46に入力するようにしている。
【0014】なお、各センサ37,38,39の取付けピッチは
前記スリット33のピッチより僅か小さくしており、かか
る構成によって、駆動軸25の回転方向と回転数とを検出
することができ、ひいては、モノレールカー1の走行距
離や速度を検出することができる。図中、41はマーカー
検出部40としての磁気センサ、42,43 はバンパー、44,4
5 は前後リミットスイッチ、44a,45a はスイッチ蹴り金
具である。
【0015】かかるモノレールカー1において、座席11
は、図5で示すように、車体12に左右方向に傾動軸60を
横架し、同傾動軸60に座席11を支承する座席取付基板61
を逆三角形状の取付部62を介して前後傾動自在に軸支
し、同座席取付基板61の前端部に左右方向の枢軸63を介
して座席11の前端部を回動自在に枢着している。
【0016】また、上記取付部62から下方向に傾動アー
ム64を垂設し、同傾動アーム64の下端部と車体フレーム
65に突設したブラケット66との間に、座席傾動機構67を
介設し、座席傾動機構67の作動により、座席11を前後傾
動させるようにしている。
【0017】座席傾動機構67には、本体68中において減
速モータに連結したピニオンとロッド69に形成したラッ
クとを噛合させ、減速モータの正逆回転によってロッド
69を出入作動させるものや、油圧シリンダなどがある。
【0018】かかる構成によって、レール2の勾配に応
じ、座席傾動機構67を作動させることにより、座席11の
姿勢を水平に保持することができる。
【0019】70は座席姿勢検出装置であり、同座席姿勢
検出装置70は、図5及び図6で示すように、前記傾動ア
ーム64の下端から下方向に遮光棒71を垂設すると共に、
車体フレーム65から後方向にブラケット72を突設し、同
ブラケット72に前後方向の長孔73を2条形成し、同長孔
73を介して3個のスイッチ取付台74,74,74を取付位置前
後調整自在に取付け、各スイッチ取付台74の上面にそれ
ぞれ正逆側及び定位置光電スイッチ75,76,77を配設し
て、各光電スイッチ75,76,77が、前記傾動アーム64下端
から垂設した遮光棒71を検出できるようにしている。
【0020】かかる構成によって、座席11の傾斜姿勢を
正逆側及び定位置の3段階に検知することができ、しか
も、スイッチ取付台74,74,74の位置調整によって、検出
位置を調節することができる。
【0021】制御部46は、図7で示すように、マイクロ
コンピュータ47の入力側に、座席姿勢検出装置70、走行
距離測定部31、マーカー検出部40及び前後リミットスイ
ッチ44,45 を接続し、出力側にインバータ21、電磁ブレ
ーキ29、座席傾動機構67及び電源ブレーカー50を接続し
ている。
【0022】そして、マイクロコンピュータ47のメモリ
には、レール2の勾配を定点(例えば、始発駅)からの
距離と対応させて記憶させている。
【0023】次に、制御部46における制御動作について
説明する。
【0024】図8で示すように、座席姿勢制御がスター
ト(80)すると、車両Bの進行方向を判断し(81)、前進で
あれば(81F) 勾配の上下を判断し(82)、上り勾配であれ
ば(82Y) 上り勾配の始点であるか否かを判断し(83)、同
始点でなければ(83N) ステップ(83)に戻り、同始点であ
れば(83Y) 座席傾動機構67のモータに正転の指令を発し
(84)、座席姿勢検出装置70の正側光電スイッチ75からの
入力を監視して(85)、入力がなければ(85N) ステップ(8
5)に戻り、入力があれば(85Y) 前記モータに正転停止の
指令を発し(86)、上り勾配の終点を監視して(87)、同終
点でなければ(87N) ステップ(87)に戻り、終点であれば
(87Y) 前記モータに逆転の指令を発し(88)、座席姿勢検
出装置70の定位置光電スイッチ77からの入力を監視して
(89)、入力がなければ(89N) ステップ(89)に戻り、入力
があれば(89Y) 前記モータに逆転停止の指令を発し(9
0)、前後リミットスイッチ44,45 からの入力を監視して
(91)、入力がなければ(91N) ステップ(81)に戻り、入力
があれば(91Y) 座席姿勢制御を終了させる(92)。
【0025】また、ステップ(81)で後進の場合(81R) は
勾配の上下を判断し(82)、下り勾配であれば(82N) 下り
勾配の始点であるか否かを判断し(93)、同始点でなけれ
ば(93N) ステップ(93)に戻り、同始点であれば(93Y) 座
席傾動機構67のモータに逆転の指令を発し(94)、座席姿
勢検出装置70の逆側光電スイッチ76からの入力を監視し
て(95)、入力がなければ(95N) ステップ(95)に戻り、入
力があれば(95Y) 前記モータに逆転停止の指令を発し(9
6)、下り勾配の終点を監視して(97)、同終点でなければ
(97N) ステップ(97)に戻り、終点であれば(97Y) 前記モ
ータに正転の指令を発し(98)、座席姿勢検出装置70の定
位置光電スイッチ77からの入力を監視して(99)、入力が
なければ(99N) ステップ(99)に戻り、入力があれば(99
Y) 前記モータに正転停止の指令を発し(100) 、前後リ
ミットスイッチ44,45 からの入力を監視して(91)、入力
がなければ(91N) ステップ(81)に戻り、入力があれば(9
1Y)座席姿勢制御を終了させる(92)。
【0026】かかる制御動作によって、レール2勾配の
起伏にかかわらず座席11の姿勢を常時水平に保持するこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、レール上を走行する車
両において、座席を車体に前後傾動自在に取付けて、座
席と車体との間に介設した座席傾動機構により座席を傾
動作動させるように構成すると共に、車両の走行距離を
検出する走行距離測定部と、レール各部の勾配を定点か
らの距離と対応して記憶した制御部とを具備して、走行
距離測定部が測定した定点からの走行距離に応じて座席
傾動機構を作動させて座席の水平状態を保持すべく制御
することによって、起伏の多い急勾配の傾斜地において
も、座席を水平状態に保持して着座姿勢が安定すること
から、乗心地を良くなり、また、座席からの滑落を防止
して安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座席姿勢制御装置を具備したモノ
レールカー及びレールの側面説明図。
【図2】シャシーの正面説明図。
【図3】シャシーの一部拡大正面説明図。
【図4】走行距離測定部の側面説明図。
【図5】座席の構成を示す側面説明図。
【図6】座席姿勢検出装置の構成を示す説明図。
【図7】制御部の構成を示す説明図。
【図8】制御動作のフローチャート。
【符号の説明】 A 座席姿勢制御装置 B 車両 2 レール 31 走行距離測定部 11 座席 12 車体 46 制御部 67 座席傾動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール(2) 上を走行する車両(B) におい
    て、座席(11)を車体(12)に前後傾動自在に取付けて、座
    席(11)と車体(12)との間に介設した座席傾動機構(67)に
    より座席(11)を傾動作動させるように構成すると共に、
    車両(B) の走行距離を検出する走行距離測定部(31)と、
    レール(2) 各部の勾配を定点からの距離と対応して記憶
    した制御部(46)とを具備して、走行距離測定部(31)が測
    定した定点からの走行距離に応じて座席傾動機構(67)を
    作動させて座席(11)の水平状態を保持すべく制御するこ
    とを特徴とする車両の座席姿勢制御装置。
JP32276193A 1993-12-21 1993-12-21 車両の座席姿勢制御装置 Pending JPH07172299A (ja)

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