JPH07171016A - 設置形ドライヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】壁面等に設置して用いられる設置形ドライヤに
ついて、乾燥時間中に利用者にミニ知識的な情報を提示
したり、あるいは広告を行なったりすることのできるよ
うにする。 【構成】吹出し口４からの熱風の吹き出しを所定の条件
で制御する制御手段を有するドライヤ本体ユニット２
と、所望の情報を貯蔵しておいて電子的に表示する表示
ユニット３を備えた構成とし、そしてドライヤ本体によ
る熱風の吹き出しに連動させて貯蔵情報を表示ユニット
の画面に表示するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、壁面等に固定的に設置
されて手や髪などの乾燥に用いられる設置形ドライヤに
関する。

【０００２】

【従来の技術】設置形ドライヤは、一般に不特定多数の
利用者を対象としており、手や髪などの乾燥対象部位を
吹出し口に近づけるとこれを感知するセンサを有する
か、又は簡単な操作で済む押しボタンスイッチなどを有
しており、これらのセンサやスイッチの出力に基づいて
熱風を吹き出し、所定時間又は乾燥対象部位が吹出し口
から離れるまで熱風の吹き出しを継続するようになって
いる。従って、利用者は乾燥時間中はただ手や髪などの
乾燥対象部位を吹出し口に近づけているだけでよい。そ
の乾燥時間は、３０秒〜１分前後が一般であるが、この
時間は短いと言えば短いが利用の仕方によっては十分有
用に活用できる長さの時間でもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような設置形ドラ
イヤにおける乾燥時間の活用可能性に着目してなされた
のが本発明で、乾燥時間中に利用者に例えばミニ知識的
な情報を提示したり、あるいは広告を行なったりするこ
とのできる設置形ドライヤの提供を目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、壁面等に固定的に設置して用いられる設置
形ドライヤについて、熱風を吹き出す吹出し口を有する
と共に、この吹出し口からの熱風の吹き出しを所定の条
件で制御する制御手段を有するドライヤ本体と、所望の
情報を電子的に表示する電子式表示手段と、電子式表示
手段に表示するための情報を貯蔵する情報貯蔵手段とを
備えた構成とし、そしてドライヤ本体による熱風の吹き
出しに連動させて情報貯蔵手段の貯蔵情報を電子式表示
手段に表示するようにしている。

【０００５】ドライヤ本体における熱風の吹き出し制御
には、例えば吹出し口に対する乾燥対象物の近接を感知
するセンサとタイマの組合せによる制御、つまりセンサ
が乾燥対象物の近接を感知したら熱風の吹き出しを開始
させ、タイマの設定時間だけ吹き出しを継続させる制
御、また熱風の吹き出しを開始させる操作スイッチとタ
イマの組合せによる制御、あるいはセンサや操作スイッ
チを吹き出しの停止にも用いる制御などが可能である。

【０００６】また電子式表示手段としては、例えば液晶
ディスプレイや電光表示板あるいはＣＲＴなどを用いる
ことができ、これらは、ドライヤ本体の表面に一体式に
設けたり、またドライヤ本体に近接させて設置する分離
式で設けることができる。

【０００７】また情報貯蔵手段としては、磁気テープ式
や光ディスク式などのものを用いることができ、これら
は、電子式表示手段と共にユニット化したり、あるいは
ドライヤ本体に組み込むようにしたりすることができ
る。

【０００８】このような設置形ドライヤによると、何も
することがない乾燥時間を活用してミニ知識や商品情報
などを利用者に提供することができる。従って、例えば
喫茶店や食堂あるいは娯楽施設などにおける設置形ドラ
イヤの効用を高めることができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
本実施例は、図１に示すような分離形の設置形ドライヤ
１の例である。即ち、本実施例の設置形ドライヤ１は、
ドライヤ本体ユニット２及び液晶式のディスプレイを用
いた表示ユニット３よりなり、両ユニット２、３をそれ
ぞれ図１に示すような位置関係で壁面等に固定的に設置
して用いられる。

【００１０】ドライヤ本体ユニット２は、熱風の吹出し
口４を有すると共に、この吹出し口４の近辺に例えば赤
外線式のセンサ（図示せず）を備えており、この吹出し
口４に例えば手を近づけと、これをセンサが感知して吹
出し口４から熱風が吹き出し、予めタイマーで設定され
ている時間についてこの吹き出しを継続するようになっ
ている。

【００１１】一方、表示ユニット３は、ＶＴＲ式の情報
貯蔵手段（図示せず）を内蔵しており、ドライヤ本体ユ
ニット２における熱風の吹き出し動作に連動して情報貯
蔵手段に貯蔵の情報を表示画面３ｐに表示できるように
されている。

【００１２】以上の例は本発明の一実施態様であり、こ
の他にも、上述したような各種の態様が可能である。ま
た、既に設置されている従来の設置形ドライヤに表示ユ
ニット３のようなユニットを接続することで本発明によ
る“設置形ドライヤ”とするような態様も可能である。

【００１３】

【発明の効果】本発明による設置形ドライヤは、以上説
明したように、ドライヤ本体による熱風の吹き出しに連
動させて電子式表示手段に所望の情報を表示できるよう
になっているので、乾燥時間を活用してミニ知識や商品
情報などを利用者に提供することができ、設置形ドライ
ヤの効用を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による設置形ドライヤの斜視
図。

【符号の説明】 １ 設置形ドライヤ ２ ドライヤ本体ユニット ３ 表示ユニット ４ 吹出し口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁面等に固定的に設置して用いられる設
   置形ドライヤにおいて、熱風を吹き出す吹出し口を有す
   ると共に、この吹出し口からの熱風の吹き出しを所定の
   条件で制御する制御手段を有するドライヤ本体と、所望
   の情報を電子的に表示可能な電子式表示手段と、電子式
   表示手段に表示するための情報を貯蔵可能な情報貯蔵手
   段とを備え、ドライヤ本体による熱風の吹き出しに連動
   させて情報貯蔵手段の貯蔵情報を電子式表示手段に表示
   するようにしたことを特徴とする設置形ドライヤ。