JP3075138U - インターネットと共に使用される芳香ディスペンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブ・サイトからの送信に組み込まれ、特
殊な周波数を検出する可聴周波数デコーダを備えた芳香
ディスペンサを提供すること。 【解決手段】 インターネットと共に使用される芳香デ
ィスペンサは、特に、特定のウェブ・サイトで使用され
る周波数検出器により出される指令に応じて、容器に蓄
えられた各種の芳香を分与することができる。そのた
め、特定の周波数の存在が所定の周波数に合致すれば、
気密状態で芳香容器に取り付けられている弁を開放する
ように電磁弁が起動され、その芳香の蒸気が送風機によ
って吹き出され、空気と混合される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、芳香ディスペンサ、特にインターネット又はテレビジョン・プログ ラムと共に使用される芳香ディスペンサに関する。この芳香ディスペンサは、特 定のウエブ・サイトで使用される周波数を検出するために使用される周波数検出 器から出される指令によって、容器に蓄えられた各種芳香を分配することができ る。

【０００２】

【従来の技術】

データ処理速度を不断に追求することで、最新世代のコンピュータは人類に新 時代を切り開いてきた。コンピュータは、データの調査、他人との通信、発注、 税金納付等に使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これらの諸行為において、ユーザーとコンピュータとの対話は、テキ スト、図、音声に限られるので、ユーザーは、モニターの前で長時間過ごすと、 非常に飽きてしまう。この問題を解決するには、ユーザーとインターネットとの 対話を増やすことが唯一の解答であるように思われる。それ故、本考案は、前記 諸問題を緩和するか避けるべく、インターネットと共に使用される芳香ディスペ ンサを提供する。

【０００４】 本考案の主な目的は、ウェブ・サイトからの送信に組み込まれ、可聴周波数デ コーダが特殊な周波数を検出するとき、特定の周波数に対応する芳香を分配する 芳香ディスペンサを提供することにある。

【０００５】 本考案の他の目的は、商品の人気を高めるために、香水のような製品と共に使 用することができる芳香ディスペンサを提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る芳香ディスペンサは、インターネットと共に使用される芳香ディ スペンサであって、電源に接続される電源コネクター、入力信号を受信する信号 コネクター及び前記入力信号の特定周波数を検出する可聴周波数デコーダを有す る回路基板３と、前記可聴周波数デコーダが前記特定周波数を検出するとき、前 記可聴周波数デコーダからの制御信号を受信し、弁の動きを開始する電磁弁と、 少なくとも１種類の芳香を収容しかつ前記弁が気密状態に取り付けられた少なく とも１つの容器とを含み、前記弁が前記電磁弁により動かされるとき、前記芳香 が空気と混合される、インターネットと共に使用することができる。

【０００７】 前記電磁弁は、前記弁に取り付けられたソレノイドと、出口を有するエアダク トと、該エアダクトに取り付けられた送風機とを有し、前記弁が前記ソレノイド の起動によって動かされるとき、前記送風機も前記エアダクトへ空気の吹き出し を開始するように起動され、前記芳香が前記送風機によって空中に吹き出される 。前記電源は直流電源とすることができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案に係る芳香ディスペンサは、特定のウエブ・サイトで使用される周波数 を検出するために使用される周波数検出器から出される指令によって種種の芳香 を分配することができる。図１を参照するに、コンピュータを芳香ディスペンサ に接続した状態で、インターネット・ユーザーは、インターネットを介して特定 周波数を送り出すことのできる異なるウェブ・サイトのブラウズを行うために、 ブラウザー・ソフトウエアを実行する。特定周波数が周波数検出器で検出され、 特定の芳香の分配を起動することができる。

【０００９】 図２を参照するに、デュアル・トーン多周波（ＤＴＭＦ）信号がコンピュータ 又はテレビジョンのモニターで受信されると、周波数検出器が特定周波数の存在 を検出する。周波数検出器は、特定周波数を検出するとき、対応する出力口を起 動する信号発信する。その出力口の電磁弁が、芳香を入れた容器を開く。その後 、周波数検出器から送られた信号により送風機も回転され、その芳香をエアダク トを介してディスペンサから吹き出す。

【００１０】 図３〜５を参照するに、芳香ディスペンサが使用中のとき、電源コネクター４ が直流電源に接続され、信号コネクター５がモニター又はテレビジョンからの信 号を受信するために使用される。回路基板３の可聴周波数デコーダ１１〜１９は 、入力信号を監視し、その入力信号に対応する電磁弁７を起動する。異なる信号 が特定電磁弁７への独自のルートを有するように、ケーブル６が、回路基板３と 電磁弁７との間で接続される。可聴周波数デコーダ１１〜１９が特定周波数の存 在を検出すると、制御信号が電磁弁７と送風機１０とに同時に発信される。

【００１１】 特に図５を参照するに、電磁弁７が可聴周波数デコーダ１１〜１９からの信号 を受信すると、ソレノイド２２が、容器２６中の芳香の蒸気を送風機によってエ アダクト２４の中に引くように、中空の容器２６の蓋２１内の弁２５を動かす。 最終的に、エアダクト中の芳香の蒸気は、（例えば、モニター又はディスペンサ の正面１乃至２メートルの）空中に放散される。

【００１２】 例えば、バラの芳香のＤＴＭＦ信号は、５４１Ｈｚ、９４３Ｈｚである。バラ のためのＤＴＭＦ信号がコンピュータ又はテレビジョンのモニターから取り上げ られると、そのＤＴＭＦ信号は芳香ディスペンサ１へ送られる。５４１Ｈｚの周 波数の存在を検出するために使用される可聴周波数デコーダＩＣ４：ＬＭ５６７ １４、及び９４３Ｈｚの周波数の存在を検出するために使用される及びＩＣ９： ＬＭ５６７１９は、この特殊なＤＴＭＦ信号の存在を即時に検出する。その後、 バラの芳香を含む容器を覆う電磁弁７のソレノイド２２が起動され、その芳香の 蒸気が送風機１０によって容器出口２３からエアダクト２４へ送り込まれるよう に弁２５を動かす。

【００１３】 上記構成により、芳香ディスペンサ１は、インターネット・ユーザーとウェブ ・サイトとの対話を高めるように、インターネットと組み合わせることができる 。この処理能力を利用して、「引っ掻いて嗅ぐ」が印刷物に使用されるように、 ビジネスマン達は、電子商取引の促進に芳香ディスペンサを使用することができ るであろう。さらに、容器２６の数は、ユーザーの個人的な好みにしたがって決 定される。そのため、容器２６の数に制限はない。

【００１４】 本考案の特徴及び効果を本考案の構造と機能の詳細と共に上記したが、その開 示は例として挙げたのみであって、細部、特に形状、寸法、本考案の原理内での 部品の配置等に関して、請求項に使用された用語の広義で一般的な意味に従って 、最大限に変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る芳香ディスペンサに接続されたコ
ンピュータの正面図。

【図２】本考案に係る芳香ディスペンサの指令順序の機
能的ブロック図。

【図３】本考案に係る芳香ディスペンサの好ましい実施
例の斜視図。

【図４】図３における芳香ディスペンサに使用される制
御回路の回線図。

【図５】本考案に係る芳香ディスペンサの断面図。

【符号の説明】

３ 回路基板 ４ 電源コネクター ５ コネクター ７ 電磁弁 １１−１９ 可聴周波数デコーダ ２２ ソレノイド ２３ 出口 ２４ エアダクト ２５ 弁

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】インターネットと共に使用される芳香ディ
   スペンサであって、 電源に接続される電源コネクター（４）と、入力信号を
   受信する信号コネクター（５）と、前記入力信号の特定
   周波数を検出する可聴周波数デコーダ（１１−１９）と
   を有する回路基板３と、 前記可聴周波数デコーダが前記特定周波数を検出すると
   き、前記可聴周波数デコーダからの制御信号を受信し、
   弁（２５）の動きを開始する電磁弁（７）と、 少なくとも１種類の芳香を収容しかつ前記弁（２５）が
   気密状態に取り付けられた少なくとも１つの容器（２
   ６）とを含み、 前記弁（２５）が前記電磁弁（７）により動かされると
   き、前記芳香が空気と混合される、インターネットと共
   に使用される芳香ディスペンサ。
2. 【請求項２】前記電磁弁（７）は、前記弁（２５）に取
   り付けられたソレノイド（２２）と、出口（２３）を有
   するエアダクト（２４）と、該エアダクトに取り付けら
   れた送風機とを有し、前記弁（２５）が前記ソレノイド
   （２２）の起動によって動かされるとき、前記送風機も
   前記エアダクト（２４）へ空気の吹き出しを開始するよ
   うに起動され、前記芳香が前記送風機によって空中に吹
   き出される、請求項１に記載の芳香ディスペンサ。
3. 【請求項３】前記電源は直流電源である、請求項１に記
   載の芳香ディスペンサ。