JPH07170841A - コンバインの刈取部構造 - Google Patents

コンバインの刈取部構造

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JPH07170841A
JPH07170841A JP31697793A JP31697793A JPH07170841A JP H07170841 A JPH07170841 A JP H07170841A JP 31697793 A JP31697793 A JP 31697793A JP 31697793 A JP31697793 A JP 31697793A JP H07170841 A JPH07170841 A JP H07170841A
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reaping
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combine harvester
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Kazuto Ando
和登 安藤
Akihiko Nakaya
昭彦 中矢
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
Kozo Kitayama
浩三 北山
Yoshikazu Komiyama
善和 込山
Kazuhisa Shiotani
和久 塩谷
Tadayoshi Sato
忠義 佐藤
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバインの刈取部サイドカバーの構造を簡
素化して、部品点数の減少、重量軽減及びコスト低減を
はかる。また、引起し装置駆動構造を簡素化して、部品
点数の減少、重量軽減及びコスト低減をはかる。 【構成】 刈取部フレーム下端部から引起し装置上端部
への動力伝達をチエン伝導機構で行い、同チエン伝導機
構をカバーするチエンケースの一側面を延伸して、この
延伸部で刈取部サイドカバーを兼用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの刈取部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインにおいて、刈取部に配
設した第1引起し装置、第2引起し装置、刈刃装置、掻
込み装置、縦搬送装置等の各装置をカバーするために、
刈取部側面にサイドカバーを配設しており、同サイドカ
バーは、刈取部のフレームや各装置のカバーなどに突設
したステーに、掛け金等を介して取り付けられており、
着脱の便をはかって、上下2枚に分割したものでは、上
下のサイドカバーを合わせるために把手を設けたものも
ある。
【0003】また、上記各装置に動力を伝達するため
に、刈取部の刈取部フレームを上下回動可能に枢支した
枢支部に軸架した左右水平方向の動力伝達軸に原動機部
から動力を伝達し、ここで軸方向を変換して刈取部フレ
ームの内部を挿通した動力伝達軸を介して刈取部フレー
ム下端の下部ギアケースに動力を伝達し、同ギアケース
で再び軸方向を変化して引起し装置の引起しチエンを駆
動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、サイド
カバーの構造が複雑であるために、部品点数が増え重量
が大でコストがかさむという問題がある。
【0005】また、刈取部の引起しチエンを駆動するの
に、動力伝達軸を用いたために、2回の軸方向変換を要
し、構造が複雑になり部品点数が増加し、重量及びコス
トの面で不利であり、特に、小型機では全体の重量バラ
ンスが悪くなるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、自走可能の
機体の前方に、刈取部の第1引起し装置、第2引起し装
置、刈刃装置、掻込み装置及び縦搬送装置を取付けた刈
取部フレームの上端部を昇降自在に連結し、刈取部フレ
ームを挿通した動力伝達軸を介し上記各装置に原動機部
から動力を伝達して、穀稈の引起し、刈取及び刈取穀稈
の搬送を行うようにしたコンバインにおいて、刈取部フ
レーム下端部と第1引起し装置上端部との間に設けたチ
エン伝導機構をカバーするチエンケースの一側面を延伸
して側面延伸部を形成し、同側面延伸部で刈取部のサイ
ドカバーを兼用させたことを特徴とするコンバインの刈
取部構造を提供せんとするものである。
【0007】また、上記各刈取部フレームの下端部と第
1引起し装置の後上端部との間にチエン伝導機構を介設
して、第1、第2引起し装置に動力を伝達すべく構成し
たことにも特徴を有する。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明に係る刈取部構造を具備する
コンバインAを示しており、同コンバインAは、クロー
ラ2を装備した機体1上部左側に脱穀部3と選別部4と
を設け、その前方に刈取部5を昇降可能に取付けるとと
もに、機体上部右前部に運転部6を設け、その下方に原
動機部7を設け、その後方に穀粒タンク8を設け、最後
部に排藁処理部9を設けている。
【0010】脱穀部3は、図1で示すように、軸線を前
後方向とした扱胴11を回転自在に軸架し、同扱胴11の右
側後方に軸線を前後方向とした二番処理胴12を回転自在
に軸架して、扱胴11と二番処理胴12とを平面視において
左右方向に略平行に配置している。
【0011】選別部4は、図1で示すように、揺動選別
盤13と、唐箕14と、一番樋15と、一番コンベア16と、二
番樋18と、二番コンベア19とで構成されている。
【0012】刈取部5は、図1〜図3で示すように、機
体1の前部に刈取部フレーム20の上端を上下回動自在に
枢支すると共に、昇降油圧シリンダ21により上下昇降自
在とし、同刈取部フレーム20に下端から上端に向けて順
次、分草板22と、第1引起し装置23と、第2引起し装置
24と、刈刃装置25と、掻込み装置26と、株元搬送部27a
と穂先搬送部27b よりなる縦搬送装置27とを配設してい
る。
【0013】そして、原動機部7からの動力を、まず、
刈取部フレーム20の上端を枢支した上部ギアケース31に
伝達し、同上部ギアケース31→刈取部フレーム20の内部
を挿通する動力伝達軸32→下部ギアケース33→チエン伝
導機構34→第1引起しチエン35の順で動力を伝達するよ
うにしている。
【0014】そして、収穫作業に際し、圃場内でコンバ
インAを前進させると、分草板22で穀稈を分草し、第1
引起し装置23で左右方向に倒伏した穀稈を引起し、第2
引起し装置24で前後方向に倒伏した穀稈を引起し、掻込
み装置26で穀稈を後方に掻込みながら、刈刃装置25で穀
稈の根元部を切断し、縦搬送装置27で刈り取った穀稈を
後上方に起立状態から横臥状態に姿勢を変更させながら
搬送し、機体1の左側上部に設けた横搬送装置28で脱穀
部3の内部に穀稈の穂先部を搬入し、同穂先部を脱穀部
3の扱胴11の下側周面に沿わせて後方に搬送しながら脱
穀し、排藁は排藁処理部9を介して外部に排出し、脱穀
した穀粒を選別部4の揺動選別盤13上面に落下させ、揺
動選別盤13の揺動と唐箕14からの選別風とで選別して、
精穀を一番樋15に落下させて一番コンベア16で穀粒タン
ク8に搬送し、二番樋18に落下した穀粒は二番コンベア
19を介して脱穀部3の扱胴11に返送するようにしてい
る。
【0015】かかるコンバインにおいて、本発明では、
図1及び図4で示すように、刈取部5の第1引起し装置
23に動力を伝達するチエン伝導機構34をカバーするチエ
ンケース36の外側面を前方向に略三角形状に延伸させて
側面延伸部37を形成し、同側面延伸部37に刈取部5側面
のサイドカバーを兼用させている。
【0016】このように、チエンケース36の側面延伸部
37を刈取部サイドカバーに兼用させたことで、従来必要
であったサイドカバー支持用のステーや、掛け金や、脱
着のための把手等を要せず、構造が簡単になり、部品点
数がへり結果として軽量化をはかることができる。
【0017】また、チエンケース36の側面延伸部37の表
面に、上記掛け金や把手等がないので、デザインの自由
度を増加させることができる また、本発明では、下部ギアケース33から第1引起し装
置23への動力伝達をチエン伝導機構34によって行うよう
にしている。
【0018】すなわち、図5で示すように、前記チエン
ケース36の上端部に、動力伝達軸32を軸架して、同動
力伝達軸32に上チエン歯車39を固設して、チエンケー
ス36下端部内に軸架した下チエン歯車40との間にチエン
41を巻回懸架すると共に、上記チエンケース36の上端部
一側に第1引起し装置23の上端部を固着して、上記動力
伝達軸32の一側端部に第1引起し装置23の第1引起しチ
エン35を巻回した第1スプロケットホイール42を固着し
ている。
【0019】また、動力伝達軸32の他側端部にベベルギ
ア43を嵌着して、第2引起し装置24の第2引起しチエン
44の第2スプロケットホイール45に連動連結したベベル
ギア46に噛合させており、かかる噛合ベベルギア43,46
の外側をチエンケース36上端部他側に形成したギアケー
ス47で囲繞している。
【0020】かかる構成によって、従来用いられていた
動力伝達軸による引起し装置駆動方式に比べて、引起し
装置駆動のための構成要素が、ギアケース1個、軸1
本、ベベルギア1組だけ少なくてすみ、構造の簡素化及
び軽量化をはかることができ、特に、小型機において
は、全体の重量バランスを良くすることができる。
【0021】また、図6は、株元搬送部27a の株元搬送
チエン48を示しており、同株元搬送チエン48は、掻込み
装置26終端部近傍に軸支した前スプロケットホイール49
と、横搬送装置28始端部近傍に軸支した後スプロケット
ホイール50と、テンション機構51との間に巻回懸架され
ている。
【0022】テンション機構51は、枢軸57に中途部を回
動自在に枢支し、付勢手段(図示せず)で図上左周り方
向に付勢52したロッカー53の両端部に、それぞれ第1、
第2テンションホイール54,55 を軸支し、第1、第2テ
ンションホイール54,55 に株元搬送チエン48を巻回し
て、株元搬送チエン48に所定の張力を付与するようにし
ている。
【0023】特に、上記テンション機構51は、前後スプ
ロケットホイール49,50 から離れた位置に配置されてい
る。
【0024】かかる構成によって、ガイド56と株元搬送
チエン48との間に穀稈を挟持して、株元搬送チエン48の
回動によって、穀稈を掻込み装置26から横搬送装置28へ
縦搬送することができる。
【0025】特に、穀稈の搬送は、掻込み装置26から縦
搬送装置27へ、また、縦搬送装置27から横搬送装置28
へ、計2回の穀稈の受渡しが行われるのであるが、上記
テンション機構51を、前後スプロケットホイール49,50
から離れた位置に配置したことで、前後スプロケットホ
イール49,50 を穀稈の受渡しに最も適した位置に配置す
ることができて、株元搬送チエン48とガイド56との間で
穀稈を最適位置で挟持させることができ、更に、受渡し
中の穀稈に接触する構造物が無いので、搬送性能を向上
させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、チエンケースの側面延
伸部を刈取部サイドカバーに兼用させたことで、従来必
要であったサイドカバー支持用のステーや、掛け金や、
脱着のための把手等を要せず、構造が簡単になり、部品
点数がへり結果として軽量化をはかることができる。
【0027】また、下部ギアケースから第1引起し装置
への動力伝達をチエン伝導機構によって行うようにした
ことで、引起し装置駆動のための構成要素が少なくてす
み、構造の簡素化及び軽量化をはかることができ、特
に、小型機においては、全体の重量バランスを良くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る刈取部構造を具備するコンバイン
の全体側面図。
【図2】縦搬送装置及び掻込み装置の正面図。
【図3】刈取部の平面図。
【図4】チエンケースの横断断面図。
【図5】チエン伝導機構の展開説明図。
【図6】縦搬送装置の展開説明図。
【符号の説明】
A コンバイン 1 機体 5 刈取部 7 原動機部 20 刈取部フレーム 23 第1引起し装置 24 第2引起し装置 25 刈刃装置 26 掻込み装置 27 縦搬送装置 32 動力伝達軸 34 チエン伝導機構 36 チエンケース 37 側面延伸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐村木 仁 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 北山 浩三 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 込山 善和 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 塩谷 和久 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 佐藤 忠義 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能の機体(1) の前方に、刈取部
    (5) の第1引起し装置(23)、第2引起し装置(24)、刈刃
    装置(25)、掻込み装置(26)及び縦搬送装置(27)を取付け
    た刈取部フレーム(20)の上端部を昇降自在に連結し、刈
    取部フレーム(20)を挿通した動力伝達軸(32)を介し上記
    各装置に原動機部(7) 動力を伝達して、穀稈の引起し、
    刈取及び刈取穀稈の搬送を行うようにしたコンバイン
    (A) において、 刈取部フレーム(20)下端部と第1引起し装置(23)上端部
    との間に設けたチエン伝導機構(34)をカバーするチエン
    ケース(36)の一側面を延伸して側面延伸部(37)を形成
    し、同側面延伸部(37)で刈取部(5) のサイドカバーを兼
    用させたことを特徴とするコンバインの刈取部構造。
  2. 【請求項2】 上記各刈取部フレーム(20)の下端部と第
    1引起し装置(23)の後上端部との間にチエン伝導機構(3
    4)を介設して、第1、第2引起し装置(23)(24)に動力を
    伝達すべく構成してなるコンバインの刈取部構造。
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