JPH07170758A - 電力変換装置におけるブリッジ回路の短絡検出方法 - Google Patents

電力変換装置におけるブリッジ回路の短絡検出方法

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JPH07170758A
JPH07170758A JP5341938A JP34193893A JPH07170758A JP H07170758 A JPH07170758 A JP H07170758A JP 5341938 A JP5341938 A JP 5341938A JP 34193893 A JP34193893 A JP 34193893A JP H07170758 A JPH07170758 A JP H07170758A
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JP
Japan
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circuit
short
semiconductor switching
bridge circuit
power converter
Prior art date
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Pending
Application number
JP5341938A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hamamoto
一宏 濱本
Shigeki Nakajima
茂樹 中嶋
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力変換装置におけるブリッジ回路の短絡の
検出を簡単な検出方法によって実現させる。 【構成】 直流電源1の両端にコンデンサ2と2つの直
列接続した半導体スイッチング素子4と5より成るブリ
ッジ回路を並列接続して構成した電力変換装置におい
て、半導体スイッチング素子4への配線14にロゴウス
キー・コイル3を取り付け、このコイル3の両端に抵抗
6とコンデンサ7より成る検出回路12を接続してお
き、短絡が発生したときにコンデンサ7の両端において
検出される電圧を比較回路9において基準電圧8と比較
することによって短絡を検出し、この比較回路9からの
出力信号によって遮断回路10を介してゲート駆動回路
11からの駆動信号を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力変換装置を構成す
るインバータやコンバータ等におけるブリッジ回路の短
絡検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体スイッチング素子によって構成し
たブリッジ回路における上下アームの短絡は図3に示す
方法によって検出されていた。図3において、直流電源
101の両端に並列接続したコンデンサ102のマイナ
ス側端子と、直列接続した2つの半導体スイッチング素
子104と105より成るブリッジ回路における半導体
スイッチング素子105のエミッタ端子との間にダイオ
ード107を挿入しておき、ダイオード107と並列に
抵抗106と直列接続したホールCT103より成る回
路を設けた。半導体スイッチング素子104と105が
同時にオンとなるときは上下アーム間の短絡事故の発生
となるので、短絡電流が直流電源101から供給され
る。この短絡電流をホールCT103によって検出し、
このホールCT103を介して変換された検出電圧を比
較回路109において基準電圧108と比較することに
よって短絡事故発生を検出する。比較回路109からの
検出信号を遮断回路110に入力させ、半導体スイッチ
ング素子104と105をオン・オフ制御するゲート駆
動回路111から出力する駆動信号を遮断回路110か
らの指令信号により遮断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したホールCTを
挿入した短絡電流の検出方法では、検出回路を構成する
ホールCT103,抵抗106,ダイオード107およ
びこれら構成要素を接続する配線等によって電源インピ
ーダンスが大きくなり、半導体スイッチング素子のスナ
バ損失も大きくなる。また、インバータ入力部では静電
ノイズが発生し易いが、ホールCT103は静電ノイズ
に弱い欠点がある。従って、インバータを構成するブリ
ッジ回路の短絡電流検出にホールCTを使用することは
適当ではない。短絡電流を検出する手段としてはコンデ
ンサの放電電流を交流CTによって検出する方法もある
が、検出回路の構成が複雑になる欠点があった。本発明
は上述した従来技術の欠点を解消するためになされたも
のであって、ブリッジ回路を構成するアームの配線に設
けたロゴウスキー・コイルを介して短絡電流に起因する
ピーク電圧を検出する方法を提案しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る電力変換回路におけるブリッジ回
路の短絡検出方法は、直列接続した2つの半導体スイッ
チング素子より成るブリッジ回路のアームを構成する半
導体スイッチング素子への配線にロゴウスキー・コイル
を取り付け、このコイルの両端に接続したCR回路にお
けるコンデンサの両端電圧を比較して基準電圧と比較
し、ブリッジ回路における短絡電流を検出するものであ
る。
【0005】
【作用】ロゴウスキー・コイルを巻いた配線に短絡電流
iが流れるとロゴウスキー・コイルに電圧が誘起され
る。この誘起電圧をCR回路におけるコンデンサの両端
電圧VC として検出し、この検出電圧VC を基準電圧と
比較して短絡電流を検出する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明による実施例を示すブロック図
であり、直流電源1の両端にはコンデンサ2と2つの半
導体スイッチング素子4と5を直列接続して構成したブ
リッジ回路が並列接続してある。また、ブリッジ回路の
アームを構成する半導体スイッチング素子4への配線1
4にはロゴウスキー・コイル3が取り付けられており、
このロゴウスキー・コイル3の両端には抵抗6とコンデ
ンサ7より成る検出回路12が接続されている。この検
出回路12を構成するコンデンサ7の両端電圧は比較回
路9において基準電圧8と比較され、検出電圧が基準電
圧8以上となったときはこの比較回路9からの検出信号
より遮断回路10は作動し、半導体スイッチング素子4
をオン・オフ制御する駆動信号を送出するゲート駆動回
路11の駆動信号を遮断する。
【0007】図3は本発明に係るロゴウスキー・コイル
による短絡検出方法を説明するための回路図であって、
ロゴウスキー・コイル3を取り付けた配線14を流れる
短絡電流iによるロゴウスキー・コイル3への誘起電圧
をe,この誘起電圧eによるコンデンサ7の両端電圧を
C とすると、次式が成立する。
【0008】
【数1】
【0009】よって、(1)式から VC =−M/RC・i ……(2) ここに、Mは電流回路14とロゴウスキー・コイル3と
の相互インダクタンス,Rは抵抗6の抵抗値,Cはコン
デンサ7の静電容量とする。よって、短絡電流発生によ
り(2)式からVC を検出し、比較回路9において基準
電圧8とVC を比較し、VC >基準電圧8となると比較
回路9からの検出信号が遮断回路10に出力され、ゲー
ト駆動回路11からの駆動信号を遮断する。
【0010】図2は、本発明による他の実施例を示すブ
ロック図である。ロゴウスキー・コイル3′はブリッジ
回路のアームを構成する半導体スイッチング素子5への
配線16に取り付けられており、このロゴウスキー・コ
イル3′の両端には検出回路12が接続されている。ま
た、半導体スイッチング素子5をオン・オフ制御する駆
動信号は遮断回路10を介してゲート駆動回路11から
送出されているが、比較回路9によって短絡発生が検出
されると比較回路9からの検出信号により遮断回路10
が作動し、ゲート駆動回路11からの駆動信号を遮断す
る。即ち、ロゴウスキー・コイルを配線14側に取り付
けたときは半導体スイッチング素子4への駆動信号を遮
断するようにし、配線16側に取り付けたときは半導体
スイッチング素子5への遮断信号を遮断するように構成
する。
【0011】上述したロゴウスキー・コイルによる短絡
検出方法はブリッジ回路を構成する1つのアームにおけ
る短絡を検出するものであるので、複数のアームによっ
てブリッジ回路を構成している場合には、それぞれのア
ームにロゴウスキー・コイルを取り付けることが必要と
なる。図1における配線15にロゴウスキー・コイルを
取り付けるとアーム数と無関係にロゴウスキー・コイル
の取り付けは1箇所だけでよいが、どのアームが短絡し
たかは特定できない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電力
変換装置におけるブリッジ回路の短絡検出方法は、ブリ
ッジ回路のアームを構成する半導体スイッチング素子へ
の配線にロゴウスキー・コイルを取り付け、このコイル
の両端に接続したCR回路のコンデンサの両端電圧によ
って短絡電流を検出するものである。従って、ホールC
Tによる短絡検出方法よりも検出装置の寸法は小さくな
り、配線のインダクタンスを小さくできるのでスナバ損
失も小さくなる。また、ホールCTのように静電ノイズ
によるトラブルも発生せず経済的に優れた変換損失の少
ない短絡電流の検出方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による短絡検出方法の実施例を示すブロ
ック図。
【図2】本発明による他の実施例を示すブロック図。
【図3】本発明に係るロゴウスキー・コイルによる短絡
検出方法を説明するための回路図。
【図4】従来の短絡検出方法を示すブロック図。
【符号の説明】
1 直流電源 2,7 コンデンサ 3 ロゴウスキー・コイル 4,5 半導体スイッチング素子 6 抵抗 8 基準電圧 9 比較回路 10 遮断回路 11 ゲート駆動回路 12 検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続した2つの半導体スイッチング
    素子より成る電力変換装置におけるブリッジ回路におい
    て、 前記ブリッジ回路のアームを構成する半導体スイッチン
    グ素子への配線にロゴウスキー・コイルを取り付け、こ
    のコイルの両端に直列抵抗と並列コンデンサより成る検
    出回路を設け、前記並列コンデンサの両端電圧を検出し
    て比較回路に入力させ、この比較回路において基準電圧
    と比較することにより前記ブリッジ回路における短絡電
    流を検出することを特徴とする電力変換装置におけるブ
    リッジ回路の短絡検出方法。
JP5341938A 1993-12-13 1993-12-13 電力変換装置におけるブリッジ回路の短絡検出方法 Pending JPH07170758A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440392B1 (ko) * 2002-04-25 2004-07-14 한국전기연구원 크로우바 스위치 구동시스템
US7791853B2 (en) 2004-06-16 2010-09-07 Yazaki Corporation Control apparatus of semiconductor switch
JP2017099083A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 菊水電子工業株式会社 過電流保護回路
CN107750419A (zh) * 2016-05-19 2018-03-02 三菱电机株式会社 功率变换装置

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JP2017099083A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 菊水電子工業株式会社 過電流保護回路
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