JPH0717070U - 延縄用釣紐 - Google Patents

延縄用釣紐

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Publication number
JPH0717070U
JPH0717070U JP4911293U JP4911293U JPH0717070U JP H0717070 U JPH0717070 U JP H0717070U JP 4911293 U JP4911293 U JP 4911293U JP 4911293 U JP4911293 U JP 4911293U JP H0717070 U JPH0717070 U JP H0717070U
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JP
Japan
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fishing line
braid
fluorescent
longline
line
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Withdrawn
Application number
JP4911293U
Other languages
English (en)
Inventor
輝雄 古屋敷
Original Assignee
ナニハ繊維工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ナニハ繊維工業株式会社 filed Critical ナニハ繊維工業株式会社
Priority to JP4911293U priority Critical patent/JPH0717070U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釣紐の捻じれによる断線を防止して寿命を延
長でき、かつコストを上昇させることなく釣紐の位置を
目視でき、特に夜間における作業の安全性を向上できる
延縄用釣紐を提供する。 【構成】 釣紐10を構成する場合に、複数の合成樹脂
製糸11を交互に交叉するよう編み込んでなる組紐に蛍
光性糸12を一体的に編み込む。もしくはこの蛍光性糸
12を上記組紐の軸芯に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、延縄漁業に用いられる釣紐に関し、詳細には釣紐に生じる捻じれに よって糸が断線するのを防止でき、さらに特に夜間に海中から引き上げられた釣 紐を容易に目視できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、まぐろ漁業等に採用される延縄は、海中に投縄した一本の幹縄に間隔 を開けて枝縄を懸吊し、該枝縄の先端に釣針を取付けて行う漁法として知られて いる。このような延縄に使用される幹縄,枝縄には、従来、複数の糸を螺旋状に 撚り合わせてなるロープ状の釣紐を採用するのが一般的である(例えば、実開平 1−175571号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の複数の糸を撚り合わせた釣紐では、その構造上釣紐 に捻じりが生じると各糸の撚りが戻ってばらける場合があり、その結果糸同士の 絡み等によって断線し易く、寿命が短いという問題点がある。
【0004】 また従来の釣紐では、これを特に夜間において海中に投縄したり,あるいは海 中から引き上げたりする場合に、上記釣紐の状態を確認する手段がなく、この点 での改善が要請されている。この場合、上記釣紐に発光装置を取付けることが考 えられるが、このようにするとコストの上昇を招くことから現実的でない。
【0005】 本考案は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので、釣紐の捻じれによる断線 を防止して寿命を延長できるとともに、コストを上昇させることなく海中から引 き上げられた釣紐を目視でき、特に夜間における作業の安全性を向上できる延縄 用釣紐を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の合成樹脂製糸を交互に交叉するよう編み込んでなる組紐の軸 芯に蛍光性糸を挿入し、もしくは該組紐に蛍光性糸を一体的に編み込んだことを 特徴とする延縄用釣紐である。
【0007】
【作用】
本考案に係る延縄用釣紐によれば、合成樹脂製糸を交互に交叉させて編み込ん で網筒状の組紐を形成したので、該組紐に捻じりが生じても糸がばらけることは ない。その結果、従来の撚り合わせた場合の糸同士の絡みによる断線を防止でき 、それだけ寿命を延長できる。
【0008】 また本考案では、上記組紐の軸芯に蛍光性糸を挿入し、又は糸とともに蛍光性 糸を一体的に編み込んだので、夜間においてもわずかな光を当てることにより、 上記釣紐を海中に投縄したり,あるいは海中から引き上げたりする際に上記釣紐 位置,方向等の状態を目視によって確認することができ、特に夜間作業の安全性 を向上できる。
【0009】 さらに上記蛍光性糸は、例えば蛍光性合成樹脂糸により、あるいは合成樹脂系 に蛍光塗料を塗布することにより容易に実現でき、上述の発光装置を別途取付け る場合に比べてコストの上昇を抑制できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例による延縄用釣紐を説明するための図であり 、図1は本実施例の釣紐を示す側面図、図2はその釣紐を用いた延縄漁業を示す 概略図である。本実施例では、まぐろ漁業に採用される延縄に適用した場合を例 にとって説明する。
【0011】 図2において、1はまぐろ漁業用延縄であり、これは複数の浮子2により保持 された一本の幹縄3にこれの長手方向に間隔をあけて枝縄4,4・・を懸吊し、 この各枝縄4の下端に釣針5を取付けて構成されている。上記延縄1は、漁船6 の船尾6aに配設されたドラム装置7に巻回されており、このドラム装置7によ り海中に投縄されるようになっている。
【0012】 上記幹縄3及び枝縄4には、図1に示すように、本実施例の特徴をなす直径4 〜6mm程度の釣紐10が採用されている。この釣紐10は、一対のナイロンテ グス11a,11bからなる複数組の糸11をそれぞれ軸方向に互いに交叉させ て編み込んで形成された組紐により構成されており、この組紐の延長端は溶融固 化されている。上記釣紐10の各糸11の編みピッチは、該釣紐10の直径に対 して3〜9倍の範囲となっている。なお、この組紐は、これを軸方向に圧縮する と同図A部分に示すように網筒状に拡張されるように構成されている。
【0013】 また上記釣紐10内には、図示していないが、該釣紐の長手方向に間隔をあけ て錘りが固着たれた錘り糸が挿入配置されている。この錘り糸は上記釣紐10を 海中の所望深さに位置させるたものものである。なお、上記錘りは必ずしも配設 する必要はない。
【0014】 そして上記釣紐10には蛍光性糸12が上記各糸11とともに一体に編み込ま れている。この蛍光性糸12は上記1組のナイロンテグス11a,11bの表面 に蛍光塗料を塗布して形成されたものであり、これにより光が照射されると発光 するようになっている。
【0015】 次に本実施例の作用効果について説明する。 本実施例の釣紐10によれば、一対のナイロンテグス11a,11bからなる 複数の糸11を編み込んで組紐を形成したので、上記釣紐10に捻じりが生じて も糸11がばらけることはない。その結果、従来のらせん状に撚り合わせてなる ロープの場合のような絡みによる断線を確実に防止でき、それだけ寿命を延長で きる。
【0016】 また本実施例では、上記釣紐10に蛍光性糸12を一体に編み込んだので、該 釣紐10を海中に投縄したり,あるいは海中から引き上げたりする場合、特に船 の向きが変わっても上記釣紐10位置,方向を目視によって確認することができ 、操業性を向上できる。さらに上記ナイロンテグス11a,11bに蛍光塗料を 塗布して蛍光性糸12を形成したので該蛍光性糸が低コストで済み、発光装置を 採用する場合に比べて全体のコストを低減できる。
【0017】 さらにまた本実施例では、上記ナイロンテグス11a,11bを編み込んで釣 紐10を形成したので、引張り強度,柔軟性等の釣紐としての特性を確保しなが ら従来の釣紐より糸径を細くすることができ、従って幹縄3だけでなく枝縄4に も採用可能であり、ひいては軽量化に貢献できる。
【0018】 なお、上記実施例では、一対のナイロンテグス11a,11bからなる複数組 の糸11を編み込んで組紐を形成したが、本考案はこれに限られるものではなく 、例えば単一のナイロンテグスを複数本編み込んで組紐を形成してもよい。
【0019】 また上記実施例では、上記各糸11とともに蛍光性糸12を一体に編み込んだ 場合を例にとったが、本考案は蛍光性糸12を上記釣紐10の軸芯に挿入しても よい。このようにした場合は釣紐10の断面形状を円形に保持することができ、 この点からも強度を向上できる。さらに上記実施例では、合成樹脂製糸としてナ イロンテグスを採用したが、本考案の糸は勿論これに限られるものではなく、他 の合成樹脂製糸を採用してもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る延縄用釣紐によれば、複数の合成樹脂製糸を編み込 んでなる組紐の軸芯に蛍光性糸を挿入し、又は該組紐に蛍光性糸を一体的に編み 込んだので、釣紐の捻じれによる断線を防止して寿命を延長できる効果があり、 かつコストを上昇させることなく夜間においても釣紐の位置を目視でき、作業の 安全性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による延縄用釣紐を説明する
ための側面図である。
【図2】上記実施例の釣紐を用いた延縄延魚業を示す概
略図である。
【符号の説明】
10 釣紐 11 糸 12 蛍光性糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の合成樹脂製糸を交互に交叉するよ
    う編み込んでなる組紐の軸芯に蛍光性糸を挿入し、もし
    くは該組紐に蛍光性糸を一体的に編み込んだことを特徴
    とする延縄用釣紐。
JP4911293U 1993-09-09 1993-09-09 延縄用釣紐 Withdrawn JPH0717070U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4911293U JPH0717070U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 延縄用釣紐

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4911293U JPH0717070U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 延縄用釣紐

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717070U true JPH0717070U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12821991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4911293U Withdrawn JPH0717070U (ja) 1993-09-09 1993-09-09 延縄用釣紐

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305