JPH07169214A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH07169214A
JPH07169214A JP34097193A JP34097193A JPH07169214A JP H07169214 A JPH07169214 A JP H07169214A JP 34097193 A JP34097193 A JP 34097193A JP 34097193 A JP34097193 A JP 34097193A JP H07169214 A JPH07169214 A JP H07169214A
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JP
Japan
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guide shaft
chassis
plate
disk device
pair
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Application number
JP34097193A
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English (en)
Inventor
Kazumi Munekata
和視 宗片
Masami Miike
正美 三池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 00位置検出センサー自体の構造及びその移
動調整のための構造の簡素化を図ること。 【構成】 磁気ヘッドの移動案内用のガイド軸21をシ
ャーシ5の底面板5a上に押圧して固定するガイド軸押
え板42を底面板5a上でガイド軸21に沿って移動調
整自在に構成し、そのガイド軸押え板42上に磁気ヘッ
ドの00位置検出センサー49を取り付けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば直径が3.5イ
ンチ等のフロッピーディスクを記録、再生するフロッピ
ーディスク装置に適用するのに最適なディスク装置に関
し、特に、ヘッドの00(ゼロゼロ)位置検出センサー
の取り付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、直径が3.5インチ等のフロ
ッピーディスクを記録、再生するフロッピーディスク装
置では、図15に示すように、磁気ヘッドと一体に矢印
a、a′方向に移動されるシャッターアーム110の位
置を検出して、磁気ヘッドを基準ディスクの00(ゼロ
ゼロ)トラックに設定するための00(ゼロゼロ)位置
検出センサー100が用いられている。そして、従来の
00位置センサー100は、スライドベース101と、
その上部に配置されて、発光素子102aと受光素子1
02bが間隔を隔てて対向して埋設されたコ字状のフォ
トカプラ102と、工具係合用切欠き103とを合成樹
脂によって一体成形した特殊構造に構成されていて、ス
ライドベース101をシャーシ上に長穴104と止ネジ
105によって矢印a、a′方向に移動調整自在に取り
付け、工具係合用切欠き103に係合した工具によって
スライドベース101を矢印a、a′方向に移動調整す
るように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の00位
置検出センサーはシャーシ上で移動調整できるように特
殊構造に構成されていて、一般に市販されているフォト
カプラ等をそのまま使用することができず、著しくコス
ト高につくという問題があった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、00位置検出センサー自体の構造
及びその移動調整のための構造の簡素化を図ることがで
きるディスク装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスク装置は、ディスク状記録媒体の記
録及び/又は再生用のヘッドをガイド軸に沿って移動さ
せるディスク装置において、上記ガイド軸をシャーシ上
に押圧して固定するガイド軸押え板を上記シャーシ上で
上記ガイド軸と平行に移動調整自在に構成し、上記ヘッ
ドの00位置検出センサーを上記ガイド軸押え板上に取
り付けたものである。
【0006】
【作用】上記のように構成された本発明のディスク装置
は、ヘッドのガイド軸をシャーシ上に押圧して固定する
ガイド軸押え板で00位置検出センサーの移動調整板を
兼用することができるので、00位置検出センサーには
移動調整するための特殊構造を全く設ける必要がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を直径が3.5インチのフロッ
ピーディスクを用いるフロッピーディスク装置に適用し
た一実施例を図1〜図14を参照して説明する。
【0008】[フロッピーディスク装置の概要説明]ま
ず、図10〜図14によって、フロッピーディスク装置
の概要を説明する。
【0009】ディスク装置の一例であるフロッピーディ
スク装置1は、ディスク状記録媒体の一例である直径が
3.5インチの磁気ディスクからなるフロッピーディス
ク2を記録、再生するものであり、フロッピーディスク
2は扁平なディスクカートリッジ3内に回転自在に収納
されて使用される。なお、ディスクカートリッジ3には
上下一対のヘッド挿入口3aが形成されていて、そのヘ
ッド挿入口3aを開閉するシャッター(図示せず)が取
り付けられている。
【0010】そして、フロッピーディスク装置1は、板
金で形成されたシャーシ5と、そのシャーシ5より薄い
板金で形成されたシャーシ5の上部に取り付けられたカ
バー6と、合成樹脂で形成されてシャーシ5及びカバー
6の前端に取り付けられたフロントパネル7との3つの
外装部材によって扁平な箱型に形成されている。
【0011】なお、フロントパネル7にはカートリッジ
挿入口7aが形成されており、シャーシ5の下面にはプ
リント基板8がネジ止めされている。
【0012】そして、このフロッピーディスク装置1の
内部でシャーシ5の上部には、カートリッジホルダー9
が水平に配置されていて、従来公知の断面形状がほぼコ
字状で上向きのスライド板10aを有するホルダー昇降
機構10によってこのカートリッジホルダー9がシャー
シ上で平行運動によって上下に昇降自在に取り付けられ
ている。なお、カートリッジホルダー9の後端にはシャ
ッター開閉レバー9aが取り付けられており、スライド
板10aの前端に取り付けられたイジェクト釦10bが
フロントパネル7の前方に突出されている。
【0013】そして、このフロッピーディスク装置1の
内部のシャーシセンターP1 上でカートリッジホルダー
9の下部位置に、シャーシ5に水平に取り付けられたス
ピンドルモータ11が配置されていて、そのスピンドル
モータ11の垂直なスピンドル11aの上端にスピンド
ルモータ11のロータの上端に形成されたディスクテー
ブル12が水平に固着されている。
【0014】また、このフロッピーディスク装置1の内
部でディスクテーブル12の後方位置に、シャーシ5上
に取り付けられたヘッド移動装置14が配置されてい
る。
【0015】このヘッド移動装置14は、ヘッドキャリ
ッジ15と、その上部に板バネ16等を介して上下に回
転自在に取り付けられたヘッドアーム17と、これらヘ
ッドキャリッジ15及びヘッドアーム17の先端の上下
対向面に上下に対向されて取り付けられたヘッドである
上下一対の磁気ヘッド18と、ステッピングモータ19
のモータ軸19aに直結された水平なリードスクリュー
20と、そのリードスクリュー20と平行で水平なガイ
ド軸21等によって構成されている。なお、上下一対の
磁気ヘッド18がシャーシセンターP1 上に配置されて
いる。
【0016】そして、ヘッドキャリッジ15の一側部に
形成されたニードル15a(図3参照)がリードスクリ
ュー20上に係合され、ヘッドキャリッジ15の他側部
に一体に形成されたスラスト軸受15bがガイド軸21
の外周に摺動自在に挿入されている。
【0017】また、上側の磁気ヘッド18がカートリッ
ジホルダー9の後端側の中央部に形成された切欠き22
内に挿入されていて、ヘッドアーム17の一側面に一体
に形成された被ガイド突起17aがカートリッジホルダ
ー9の切欠き22の一側縁に形成されたガイドレール9
b上に摺動自在に当接されている。
【0018】[フロッピーディスクの記録、再生動作]
このフロッピーディスク装置1は、以上のように構成さ
れていて、ディスクカートリッジ3をフロントパネル7
のカートリッジ挿入口7aからカートリッジホルダー9
内に矢印a方向から水平に挿入すると、シャッター開閉
レバー23によってディスクカートリッジ3のシャッタ
ーが開蓋されると共に、ホルダー昇降機構10のスライ
ド板10aが矢印b方向にスライドされて、カートリッ
ジホルダー9が水平に下降される。そして、ディスクカ
ートリッジ3が水平に下降されて、内部のフロッピーデ
ィスク2がセンターコア2aによってスピンドル11a
及びディスクテーブル12に上方からチャッキングされ
ると共に、上下一対の磁気ヘッド18がディスクカート
リッジ3に形成されている上下一対のヘッド挿入穴3a
からディスクカートリッジ3内に挿入されてフロッピー
ディスク2の上下両面に接触される。
【0019】そして、スピンドルモータ11によってフ
ロッピーディスク2を回転駆動すると共に、ヘッドキャ
リッジ15をガイド軸21によって案内しながら、ステ
ッピングモータ19で回転駆動されるリードスクリュー
20によってヘッドキャリッジ15とヘッドアーム17
を一体に矢印a、b方向に移動させて、上下一対の磁気
ヘッド18によってフロッピーディスク2の上下両面の
記録、再生を行う。
【0020】そして、記録、再生後に、イジェクト釦1
0bを矢印a方向に押すと、カートリッジ昇降機構10
のスライド板10aが矢印a方向にスライドされて、カ
ートリッジホルダー9が水平に上昇される。そして、デ
ィスクカートリッジ3が水平に上昇されて、内部のフロ
ッピーディスク2がスピンドル11a及びディスクテー
ブル12から上方に離脱されると共に、上下一対の磁気
ヘッド18がディスクカートリッジ3の上下に離脱され
た後、ディスクカートリッジ3がシャッター開閉レバー
9aによってフロントパネル7のカートリッジ挿入口7
aから矢印b方向に排出される。
【0021】[シャーシとカバーの組立て構造の説明]
次に、図10及び図11によってシャーシ5とカバー6
の組立て構造を説明する。
【0022】まず、シャーシ5は底面板5aと、左右一
対の側面板5bと、後面板5cとがプレス加工によって
一体に形成されていて、このシャーシ5は上面及び前面
が開放された扁平な箱型に形成されている。
【0023】また、カバー6は天板6aと、左右一対の
側面板6bと、後面板6cとがプレス加工によって一体
に形成されていて、このカバー6は下面及び前面が開放
された扁平な箱型に形成されている。
【0024】そして、シャーシ5の左右一対の側面板5
bの前端(フロントパネル7側の端部)の外側に固定手
段である左右一対のダボ24が絞り加工等によって形成
されていて、カバー6の左右一対の側面板6bの前端
(フロントパネル7側の端部)に固定手段である左右一
対の切欠き25が形成されている。
【0025】また、カバー6の天板6aの後端(フロン
トパネル7側とは反対側の端部)側の左右両端に左右一
対のネジ挿通穴26が絞り加工等によって形成されてい
て、シャーシ5の左右一対の側面板5bの後端(フロン
トパネル7側とは反対側の端部)側の上端縁の内側にプ
レス加工によって一体に形成された左右一対のネジ止め
用突起27にはネジ立てされた左右一対のネジ穴28が
形成されている。
【0026】そこで、カバー6をシャーシ5に上方から
嵌合して、カバー6の左右一対の側面板6b及び後面板
6cをシャーシ5の左右一対の側面板5b及び後面板5
cの外側に嵌合させる。
【0027】そして、カバー6の左右一対の切欠き25
をシャーシ5の左右一対のダボ24に嵌合させた後に、
カバー6の左右一対のネジ挿通穴26に上方から挿入し
た固定手段である左右一対の止ネジ29をシャーシ5の
左右一対のネジ穴28に捩じ込んで締結するようにし
て、カバー6の天板6aの左右一対のネジ挿通穴26の
周辺部をシャーシ5の左右一対のネジ止め用突起27上
に固着するようにしたものである。
【0028】そして、この後に、シャーシ5及びカバー
6の前端にフロントパネル7を嵌合方式で取り付けれ
ば、フロッピーディスク装置1の一連の組立てが完了す
る。
【0029】このシャーシ5とカバー6の組立て構造に
よれば、カバー6によってシャーシ5の補強部材を兼用
させることができて、シャーシ5の捩り剛性が大幅に向
上する。
【0030】従って、シャーシ5の歪みや撓みを極力防
止することができて、シャーシ5の歪みや撓みによるオ
フトラックの増大や00トラックのずれ等を未然に防止
することができる。
【0031】また、カバー6をシャーシ5に対してガタ
ツキの全くない状態に固定することができるので、カバ
ー6のガタツキによる振動、衝撃等の悪影響を及ぼすこ
とがなくなり、記録、再生の特性を向上できる。
【0032】しかも、シャーシ5に対するカバー6の4
箇所の固定点のうち、2箇所はダボ24と切欠き25の
嵌合であり、残りの2箇所のみが止ネジ29によるネジ
止めであるから、シャーシ5に対するカバー6の脱着を
容易に行える。
【0033】なお、シャーシ5に対するカバー6の固定
点の数は上記した4箇所より多くても或いは少なくても
良い。そして、これらの固定点をスナップピン、カシメ
や溶接等の各種の固定手段で固定することが可能であ
る。
【0034】[オフトラック調整装置の説明]次に、図
1〜図4によって、オフトラック調整装置30を説明す
る。
【0035】まず、ステッピングモータ11が外装部材
であるシャーシ5及びカバー6の後面板5c、6cの外
側に配置されて、リードスクリュー20と一体にそのリ
ードスクリュー20の軸心P2 の周りに矢印c、d方向
に回転調整自在に取り付けられている。
【0036】即ち、ステッピングモータ19のモータハ
ウジング31の前端にモータ軸19aに対して直角な取
付用フランジ31aが一体に形成されていて、この取付
用フランジ31aによってステッピングモータ19がシ
ャーシ5の後面板5cに後方から当接されている。
【0037】そして、モータ軸19aが後面板5cに形
成された貫通穴32を挿通して内部に挿入され、そのモ
ータ軸19aにリードスクリュー20の後端が同一軸心
2上に固着され、リードスクリュー20の前端がシャ
ーシ5の底面板5a上に切り起された軸受33に回転自
在に支持されている。
【0038】そして、取付用フランジ31aに形成され
た左右一対のネジ挿通穴34に後方から挿通させた左右
一対の止ネジ35を後面板5cの内側に突出させるよう
に絞り加工された左右一対のネジ止め部36のネジ立て
された左右一対のネジ穴36aに捩じ込んで締結するこ
とにより、ステッピングモータ19を後面板5cの外側
に取り付けている。
【0039】この際、左右一対のネジ挿通穴34が円弧
状の長穴やバカ穴に構成されていて、これらのネジ挿通
穴34が左右一対の止ネジ35に対して遊嵌された状態
となっている。
【0040】そして、前述したようにシャーシ5に上方
から取り付けられたカバー6の後面板6cにはステッピ
ングモータ19に対する逃げ用の切欠き37(図11参
照)が形成されている。
【0041】そして、モータハウジング31の後面には
工具係合部である左右一対の工具係合穴38が形成され
ていて、円筒状のオフトラック調整用工具39の左右一
対の係合ピン39aがこれらの工具係合穴38に後方か
ら係合可能に構成されている。
【0042】[オフトラック調整動作]このオフトラッ
ク調整装置30は以上のように構成されていて、フロッ
ピーディスク装置1の組立て完了後に、外装部材である
シャーシ5及びカバー6の外側に配置されたステッピン
グモータ19をリードスクリュー20と一体に回転調整
することによって、オフトラック調整を行うことができ
る。
【0043】即ち、まず、前述した再生動作によって基
準ディスクの波形を再生しながら、ステッピングモータ
19によってリードスクリュー20のを矢印c、d方向
に回転駆動して、そのリードスクリュー20のラセン溝
20aで、ヘッド移動装置14のニードル15aを矢印
a、b方向に駆動して、上下一対の磁気ヘッド18を基
準ディスクの基準トラック(通常は00トラックから4
0パルス目のトラック)へシークさせる。
【0044】次に、図3に示すように、工具39の左右
一対の係合ピン39aをステッピングモータ19の左右
一対の工具係合穴に38に後方から係合して、この工具
39によってステッピングモータ19をリードスクリュ
ー20と一体に軸心P2 の周りに図2で矢印c、d方向
に回転調整する。
【0045】すると、リードスクリュー20が矢印c、
d方向に微調整されて、そのリードスクリュー20のラ
セン溝20aによってニードル15aが矢印a、b方向
に微調整され、基準ディスクの基準トラックに対する上
下一対の磁気ヘッド18のオフトラック調整(トラッキ
ングを行うこと)を行うことができる。
【0046】この際、オフトラック調整完了前は、左右
一対の止ネジ35を少し緩めておき、上記のオフトラッ
ク調整後に、これらの止ネジ35を完全に締結して、ス
テッピングモータ19をシャーシ5に完全に固定する。
【0047】従って、このオフトラック調整装置30に
よれば、フロッピーディスク装置1の組立て完了後に、
フロッピーディスク装置1の外部からの調整操作によっ
て、オフトラック調整を容易に行うことができるので、
調整後のオフトラック増大等の調整値のずれが発生しな
い。
【0048】[00(ゼロゼロ)トラック調整装置の説
明]次に、図1及び図2、図4〜図9によって、00ト
ラック調整装置40を説明する。
【0049】まず、ヘッド移動装置14のガイド軸21
の前後両端21aをシャーシ5の底面板5a上に載置し
て、その前後両端21aを底面板5a上に切り起された
前後一対の位置決め突起41に図2で矢印e方向から圧
着して固定するガイド軸押え板42が用いられている。
【0050】このガイド軸押え板42はステンレス薄板
等の板バネ材で構成されていて、断面形状がコ字状で下
向きに形成されて、ガイド軸21の全長とほぼ等しい長
さに形成された本体42aと、その本体42aの前後両
端部からガイド軸21側に向けてそのガイド軸21に対
して直角状に延出された前後一対の押えアーム42bと
が一体に形成されている。
【0051】そして、このガイド軸押え板42が前後一
対の位置決め突起41に対するヘッド移動装置14とは
反対側の側部でシャーシ5の底面板5a上にガイド軸2
1と平行に取り付けられている。
【0052】この際、底面板5a上に切り起された前後
一対のガイド突起43にガイド軸押え板42の本体42
aが前後一対の長穴であるガイド穴44によって遊嵌さ
れている。そして、本体42aの長さ方向のほぼ中央部
に形成された長穴であるネジ挿通穴45に上方から挿通
した止ネジ46を底面板5cに形成されたネジ立てされ
ているネジ穴47に上方から捩じ込んで締結することに
よって、その本体42aが弾性に抗して底面板5a上に
圧着されている。
【0053】そして、ガイド軸押え板42の前後一対の
押えアーム42bの下向きのV字状に屈曲された先端が
ガイド軸21の前後両端21aを底面板5a上及び前後
一対の位置決め突起41に図2で矢印e方向から圧着し
て、ガイド軸21を底面板5a上に固定している。
【0054】そして、止ネジ46を締結した状態で、前
後一対のガイド突起43及びガイド穴44によって案内
して、ガイド軸押え板42を底面板5a上でガイド軸2
1と平行な矢印a、b方向に移動調整することができ
る。
【0055】そして、ガイド軸押え板42の本体42a
上で、矢印a方向側に偏位された位置にセンサーネジ止
め用のネジ立てされたネジ穴48aを有するセンサー取
付部48が形成されている。
【0056】そして、一般に市販されているほぼコ字状
のフォトカプラで構成された00位置検出センサー49
がセンサー取付部49上に水平に載置され、この00位
置検出センサー49に形成されたネジ挿通穴50に上方
から挿通した止ネジ51をネジ穴48aに捩じ込んで締
結することによって、その00位置検出センサー49が
センサー取付部48上に固着されている。なおこの際、
00位置検出センサー49の背面に半田付けされた垂直
なセンサー基板49aの下端がセンサー取付部48の一
側部に形成されたスリット48bに上方から嵌合されて
00位置検出センサー49がガイド軸押え板42上に位
置決めされている。
【0057】そして、ヘッド移動装置14のヘッドキャ
リッジ15の一側部には00位置検出センサー49をO
N−OFFするシャッターアーム15cが一体に形成さ
れている。
【0058】次に、図1に示すように、00トラック調
整用工具53は、丁度ねじ回しに似た形状に構成されて
いて、グリップ53aの下部に延出されたシャフト53
bの下端が偏心カム53cに形成され、その偏心カム5
3cの下端面の偏心位置に回転中心ピン53dが一体に
形成されている。
【0059】そして、ガイド軸押え板42の本体42a
のネジ挿通穴45とセンサー取付部48との間にほぼ正
方形状に形成された偏心カム挿入穴54が形成されてい
て、その偏心カム挿入穴53の下部でシャーシ5の底面
5aに回転中心ピン挿入穴55が形成されている。
【0060】そして、外装部材であるカバー6の天板6
aには回転中心ピン挿入穴55の真上位置に工具挿入穴
56が形成されている。
【0061】[00トラック調整動作]この00トラッ
ク調整装置40は以上のように構成されていて、フロッ
ピーディスク装置1の組立て完了後に、外装部材である
カバー6の工具挿入穴56から工具53を挿入して、こ
の工具53によってガイド軸押え板42をシャーシ5の
底面板5a上で矢印a、b方向に移動調整することによ
って、00トラック調整を行うことができる。
【0062】即ち、まず、前述した再生動作によって基
準ディスクの波形を再生しながら、ステッピングモータ
19によってヘッド移動装置14を矢印a方向に移動し
て、上下一対の磁気ヘッド18を基準ディスクの00ト
ラック(通常は基準ディスクの最外周に00トラックが
配置されている)へトラッキングさせる。
【0063】次に、図1に示すように、工具53の先端
(下端)をカバー6の工具挿入穴56からフロッピーデ
ィスク装置1の内部に矢印f方向から垂直に挿入して、
図7に示すように、工具53の先端の回転中心ピン53
dをシャーシ5の回転中心ピン挿入穴55に挿入すると
共に、偏心カム53cをガイド軸押え板42の偏心カム
挿入穴54に挿入する。
【0064】そして、工具53のグリップ53aによっ
て工具53を回転中心ピン53dの周りに矢印g、h方
向に回転調整する。
【0065】すると、偏心カム53cによるカム作用に
よって、ガイド軸押え板42が止ネジ46による締結力
に抗してシャーシ5の底面板5a上で矢印a、b方向に
移動調整されて、そのガイド軸押え板42と一体に00
位置検出センサー49がヘッドキャリッジ15のシャッ
ターアーム15cに対して矢印a、b方向に微調整さ
れ、基準ディスクの00トラックに対する00位置検出
センサー49の00トラック調整(00トラックに対す
る位置決めを行うこと)を行うことができる。
【0066】そして、この00トラック調整後には、工
具53をカバー6の上方に抜き取り、図9に示すよう
に、カバー6の天板6aに密封部材である機銘板等のシ
ール57を接着して、工具挿入穴56をシール57で密
封して、フロッピーディスク装置1の内部へのゴミ等の
侵入を防止する。
【0067】なおこの際、図9に示すように、天板6a
のシール接着代に一部が重なるような凹み58が形成さ
れていて、後日にシール57を剥す時には、その凹み5
8に手指の爪等を挿入してシール57を容易に剥ぎ取る
ことができるように構成されている。
【0068】従って、この00トラック調整装置40に
よれば、フロッピーディスク装置1の組立て完了後に、
フロッピーディスク装置1の外部から工具53を挿入し
て、00トラック調整を容易に行うことができるので、
調整後の00トラックのずれ等の調整値のずれが発生し
ない。
【0069】そして、00位置検出センサー49の矢印
a、b方向への移動調整板をガイド軸押え板42で兼用
することができること、00位置検出センサー49を一
般に市販されているフォトカプラ等で構成することがで
きることから、この00トラック調整装置の構造の簡素
化、及び大幅なコストダウンを図ることができる。
【0070】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例え
ば、本発明はフロッピーディスク装置に限定されること
なく、各種のディスク状記録媒体を記録及び/又は再生
する各種のディスク装置に適用可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
ク装置は次のような効果を奏する。
【0072】請求項1は、ヘッドのガイド軸をシャーシ
上に押圧して固定するガイド軸押え板で00位置検出セ
ンサーの移動調整板を兼用することができるようにし
て、00位置検出センサーには移動調整するための特殊
構造を全く設ける必要がないようにしたので、部品点数
及び組立工数を削減して、構造の簡素化を図ることがで
きる。
【0073】請求項1は、00トラック調整のために0
0位置検出センサーを特殊構造に構成する必要がなく、
一般に市販されているフォトカプラ等をそのまま使用す
ることができるので、構造の簡素化と相まって大幅なコ
ストダウンを図ることができる。
【0074】請求項2は、上記ガイド軸押え板を板バネ
材で構成し、このガイド軸押え板に形成したネジ挿通穴
を上記シャーシへの止ネジに遊嵌させ、この止ネジで上
記ガイド軸押え板を弾性に抗して上記シャーシ上に押圧
して移動自在に取り付けたので、ガイド軸押え板のシャ
ーシ上での移動調整可能な取付け構造が簡単である。
【0075】請求項3は、上記ガイド軸押え板に上記ガ
イド軸の長さ方向の両端を上記シャーシ上に弾性的に押
圧して固定する一対の押えアームを一体に形成したの
で、ガイド軸押え板をシャーシ上で移動調整するにも拘
らず、一対の押えアームによってガイド軸をシャーシ上
に安定して固定できる。
【0076】請求項4は、上記ガイド押え板に工具の偏
心カムが挿入される偏心カム挿入穴を設けると共に、上
記シャーシに工具の回転中心ピンが挿入される回転中心
ピン挿入穴を形成したので、ねじ回しに似た工具の先端
の回転中心ピンをシャーシの回転中心ピン挿入穴に挿入
し、この工具の先端の偏心カムをガイド軸押え板の偏心
カム挿入穴に挿入して工具を回転中心ピンの周りに回転
操作すれば、偏心カムのカム作用によってガイド軸押え
板をシャーシ上で容易に移動調整することができるの
で、00トラック調整を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をフロッピーディスク装置に適用した一
実施例におけるオフトラック調整装置及び00トラック
調整装置の概要を示した一部切欠き斜視図である。
【図2】オフトラック調整装置を説明するステッピング
モータ取付部分の背面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】オフトラック調整装置及び00トラック調整装
置全体を示す平面図である。
【図5】00トラック調整装置を示す斜視図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【図7】図5のA−A矢視での断面図である。
【図8】図5のB−B矢視での拡大断面図である。
【図9】図9の(A)はカバーの天板の工具挿入穴を密
封したシールを示し、図9の(B)は図9の(A)のC
−C矢視での断面図である。
【図10】フロッピーディスク装置全体を示した斜視図
である。
【図11】シャーシとカバーの組立て構造を示す分解斜
視図である。
【図12】カバーを取り外した状態でのフロッピーディ
スク装置全体の平面図である。
【図13】カバー及びカートリッジホルダーを取り外し
た状態でのフロッピーディスク装置全体の平面図であ
る。
【図14】図10のD−D矢視での概略断面図である。
【図15】従来の00位置検出センサーを説明する斜視
図である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク装置(ディスク装置) 2 フロッピーディスク(ディスク状記録媒体) 5 シャーシ(外装部材) 5a シャーシの底面板 6 カバー(外装部材) 6a カバーの天板 14 ヘッド移動装置 15 ヘッドキャリッジ 15c ヘッドキャリッジのシャッター板 17 ヘッドアーム 18 磁気ヘッド(ヘッド) 21 ガイド軸 21a ガイド軸の両端 40 00トラック調整装置 41 ガイド軸位置決め用突起 42 ガイド軸押え板 42a ガイド軸押え板の本体 42b ガイド軸押え板の押えアーム 43 ガイド突起 44 ガイド穴 45 ネジ挿通穴 46 止ネジ 49 00位置検出センサー 53 00トラック調整用工具 53a 00トラック調整用工具のグリップ 53b 00トラック調整用工具のシャフト 53c 00トラック調整用工具の偏心カム 53d 00トラック調整用工具の回転中心ピン 54 偏心カム挿入穴 55 回転中心ピン挿入穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生
    用のヘッドをガイド軸に沿って移動させるディスク装置
    において、 上記ガイド軸をシャーシ上に押圧して固定するガイド軸
    押え板を上記シャーシ上で上記ガイド軸と平行に移動調
    整自在に構成し、 上記ヘッドの00位置検出センサーを上記ガイド軸押え
    板上に取り付けたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】上記ガイド軸押え板を板バネ材で構成し、
    このガイド軸押え板に形成したネジ挿通穴を上記シャー
    シへの止ネジに遊嵌させ、この止ネジで上記ガイド軸押
    え板を弾性に抗して上記シャーシ上に押圧して移動自在
    に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のディスク
    装置。
  3. 【請求項3】上記ガイド軸押え板に上記ガイド軸の長さ
    方向の両端を上記シャーシ上に弾性的に押圧して固定す
    る一対の押えアームを一体に形成したことを特徴とする
    請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】上記ガイド押え板に工具の偏心カムが挿入
    される偏心カム挿入穴を設けると共に、上記シャーシに
    工具の回転中心ピンが挿入される回転中心ピン挿入穴を
    形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3記載のディスク装置。
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