JPH07168964A - 現金自動入出機における保護装置 - Google Patents
現金自動入出機における保護装置Info
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- JPH07168964A JPH07168964A JP5312932A JP31293293A JPH07168964A JP H07168964 A JPH07168964 A JP H07168964A JP 5312932 A JP5312932 A JP 5312932A JP 31293293 A JP31293293 A JP 31293293A JP H07168964 A JPH07168964 A JP H07168964A
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- door
- paying
- inspection door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上部に上方へ開閉可能な操作パネルを有し、
その下方に点検扉を有する現金自動入出機において、点
検扉を含む現金自動入出機の周面を取り囲むとともに、
点検扉と開閉式の操作パネルとを共に破壊から保護し、
現金の盗難を防止するための現金自動入出機における保
護装置を提供する。 【構成】 現金を出し入れする操作パネル１の下方に回
動式の点検扉２を有するとともに、前記操作パネルが上
方へ開閉可能な現金自動入出機Ａにおける保護装置Ｂで
あって、前記点検扉を含む現金自動入出機の周面を、平
面視略コ字形の保護壁７で形成された本体８と、該本体
に対して回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉９とで近接
して取り囲むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操作
パネルの上面前縁部を係止し得る規制部９ａを突設して
なる。
その下方に点検扉を有する現金自動入出機において、点
検扉を含む現金自動入出機の周面を取り囲むとともに、
点検扉と開閉式の操作パネルとを共に破壊から保護し、
現金の盗難を防止するための現金自動入出機における保
護装置を提供する。 【構成】 現金を出し入れする操作パネル１の下方に回
動式の点検扉２を有するとともに、前記操作パネルが上
方へ開閉可能な現金自動入出機Ａにおける保護装置Ｂで
あって、前記点検扉を含む現金自動入出機の周面を、平
面視略コ字形の保護壁７で形成された本体８と、該本体
に対して回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉９とで近接
して取り囲むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操作
パネルの上面前縁部を係止し得る規制部９ａを突設して
なる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動入出機におけ
る保護装置に係わり、更に詳しくは点検扉を含む現金自
動入出機の周面を取り囲むとともに、点検扉と開閉式の
操作パネルとを共に破壊から保護し、現金の盗難を防止
するための保護装置に関する。
る保護装置に係わり、更に詳しくは点検扉を含む現金自
動入出機の周面を取り囲むとともに、点検扉と開閉式の
操作パネルとを共に破壊から保護し、現金の盗難を防止
するための保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、カードや通帳で手軽に現金を出し
入れすることができる現金自動入出機が普及し、金融機
関の本店支店ばかりでなくショッピングセンターや街頭
にも設置されている。
入れすることができる現金自動入出機が普及し、金融機
関の本店支店ばかりでなくショッピングセンターや街頭
にも設置されている。
【０００３】通常、この現金自動入出機には、現金を内
部に補給し、また取り出すため、あるいは保守点検のた
めに、現金を自動出し入れする操作パネルの下方に回動
式の点検扉を設けている。この点検扉は、現金を盗み出
す際の破壊目標になり、現にこの点検扉がこじ開けられ
る被害が最も多い。
部に補給し、また取り出すため、あるいは保守点検のた
めに、現金を自動出し入れする操作パネルの下方に回動
式の点検扉を設けている。この点検扉は、現金を盗み出
す際の破壊目標になり、現にこの点検扉がこじ開けられ
る被害が最も多い。
【０００４】そこで、前記点検扉を含む現金自動入出機
を保護するために、従来は図９に示すような保護装置を
採用していた。この保護装置１００は、現金自動入出機
１０１の点検扉１０２を含む周面を近接して取り囲んで
破壊に対して点検扉１０２等を保護するものであり、具
体的には平面視コ字形の保護壁で形成された本体１０３
で現金自動入出機１０１の点検扉１０２以外の側面を保
護し、該本体１０３に対して回動開閉可能且つ施錠可能
な開閉扉１０４で前記点検扉１０２の前面を保護するも
のである。そして、前記点検扉１０２を開閉する場合に
は、前記開閉扉１０４を開いて行うのである。
を保護するために、従来は図９に示すような保護装置を
採用していた。この保護装置１００は、現金自動入出機
１０１の点検扉１０２を含む周面を近接して取り囲んで
破壊に対して点検扉１０２等を保護するものであり、具
体的には平面視コ字形の保護壁で形成された本体１０３
で現金自動入出機１０１の点検扉１０２以外の側面を保
護し、該本体１０３に対して回動開閉可能且つ施錠可能
な開閉扉１０４で前記点検扉１０２の前面を保護するも
のである。そして、前記点検扉１０２を開閉する場合に
は、前記開閉扉１０４を開いて行うのである。
【０００５】しかし、機種によっては点検扉１０２より
上部にある操作パネル１０５も上方へ開閉可能な現金自
動入出機１０１もあり、従来の保護装置をそのまま採用
することができなくなった。つまり、このような前記操
作パネル１０５は、通常は側面視略Ｌ字形を有し、現金
自動入出機本体の上端に蝶番１０６等によって上方へ開
閉可能に取付けられ、前端部において施錠可能となした
ものであるが、従来の保護装置１００は、主に操作パネ
ル１０５より下方にある点検扉１０２を保護するもので
あるので、前記操作パネル１０５を破壊から保護するこ
とは困難であった。
上部にある操作パネル１０５も上方へ開閉可能な現金自
動入出機１０１もあり、従来の保護装置をそのまま採用
することができなくなった。つまり、このような前記操
作パネル１０５は、通常は側面視略Ｌ字形を有し、現金
自動入出機本体の上端に蝶番１０６等によって上方へ開
閉可能に取付けられ、前端部において施錠可能となした
ものであるが、従来の保護装置１００は、主に操作パネ
ル１０５より下方にある点検扉１０２を保護するもので
あるので、前記操作パネル１０５を破壊から保護するこ
とは困難であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、現金自動入出機の周
面を近接して取り囲んで点検扉等の保護をするととも
に、上方へ開閉式の操作パネルをも同時に保護すること
が可能な現金自動入出機における保護装置を提供する点
にある。
鑑み、解決しようとするところは、現金自動入出機の周
面を近接して取り囲んで点検扉等の保護をするととも
に、上方へ開閉式の操作パネルをも同時に保護すること
が可能な現金自動入出機における保護装置を提供する点
にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、現金を出し入れする操作パネルの下方に回
動式の点検扉を有するとともに、前記操作パネルが上方
へ開閉可能な現金自動入出機における保護装置であっ
て、前記点検扉を含む現金自動入出機の周面を、平面視
略コ字形の保護壁で形成された本体と、該本体に対して
回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉とで近接して取り囲
むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操作パネルの上
面前縁部を係止し得る規制部を突設してなる現金自動入
出機における保護装置を構成した。
決のために、現金を出し入れする操作パネルの下方に回
動式の点検扉を有するとともに、前記操作パネルが上方
へ開閉可能な現金自動入出機における保護装置であっ
て、前記点検扉を含む現金自動入出機の周面を、平面視
略コ字形の保護壁で形成された本体と、該本体に対して
回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉とで近接して取り囲
むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操作パネルの上
面前縁部を係止し得る規制部を突設してなる現金自動入
出機における保護装置を構成した。
【０００８】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の現金自動入出
機における保護装置は、操作パネルより下方にある点検
扉を含む現金自動入出機の下部を、本体の保護壁と開閉
扉とで近接して取り囲んで保護するとともに、上方へ開
閉可能な操作パネルの上面前縁部を前記開閉扉の背面上
縁に突設した規制部で当止して当該操作パネルの上方へ
の開放を不可能にするものである。
機における保護装置は、操作パネルより下方にある点検
扉を含む現金自動入出機の下部を、本体の保護壁と開閉
扉とで近接して取り囲んで保護するとともに、上方へ開
閉可能な操作パネルの上面前縁部を前記開閉扉の背面上
縁に突設した規制部で当止して当該操作パネルの上方へ
の開放を不可能にするものである。
【０００９】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図１は本発明の代表的実施例を
示す全体斜視図であり、図２は平面図、図３は正面図、
図４は側面図をそれぞれ簡略化して示し、図中Ａは現金
自動入出機、Ｂは保護装置を示している。
発明の詳細を説明する。図１は本発明の代表的実施例を
示す全体斜視図であり、図２は平面図、図３は正面図、
図４は側面図をそれぞれ簡略化して示し、図中Ａは現金
自動入出機、Ｂは保護装置を示している。
【００１０】前記現金自動入出機Ａは、前面上部に利用
者が現金を出し入れする操作パネル１を設けるととも
に、該操作パネル１の下方に管理者が現金を内部に補給
し、また取り出すため、あるいは保守点検のために回動
式の点検扉２を設けた構造のものである。前記操作パネ
ル１には、磁気カードや通帳を挿入する挿入口３や現金
を出し入れする現金入出口４、更にはＣＲＴ等の表示具
５等が設けられ、図示しない操作ボタンを操作して現金
を入出金するのである。そして、前記操作パネル１は、
通常は立起状態のフロントパネル１ａと略水平な水平パ
ネル１ｂとで側面視略Ｌ字形に形成され、例えば前記挿
入口３と現金入出口４等がフロントパネル１ａに形成さ
れ、前記表示具５が水平パネル１ｂに設けられている。
そして、操作パネル１の上端部、即ちフロントパネル１
ａの上端後縁部を蝶番１ｃ等で現金自動入出機本体Ａ１
に枢着し、該蝶番１ｃを中心に上方へ開閉可能となした
ものである。尚、操作パネル１の水平パネル１ｂの前端
部は現金自動入出機本体Ａ１に施錠可能となしている。
また、前記点検扉２は、現金自動入出機Ａの前面下部の
略全面に設けられ、一側を蝶番等によって枢着し、手前
側へ回動して開閉できるものである。
者が現金を出し入れする操作パネル１を設けるととも
に、該操作パネル１の下方に管理者が現金を内部に補給
し、また取り出すため、あるいは保守点検のために回動
式の点検扉２を設けた構造のものである。前記操作パネ
ル１には、磁気カードや通帳を挿入する挿入口３や現金
を出し入れする現金入出口４、更にはＣＲＴ等の表示具
５等が設けられ、図示しない操作ボタンを操作して現金
を入出金するのである。そして、前記操作パネル１は、
通常は立起状態のフロントパネル１ａと略水平な水平パ
ネル１ｂとで側面視略Ｌ字形に形成され、例えば前記挿
入口３と現金入出口４等がフロントパネル１ａに形成さ
れ、前記表示具５が水平パネル１ｂに設けられている。
そして、操作パネル１の上端部、即ちフロントパネル１
ａの上端後縁部を蝶番１ｃ等で現金自動入出機本体Ａ１
に枢着し、該蝶番１ｃを中心に上方へ開閉可能となした
ものである。尚、操作パネル１の水平パネル１ｂの前端
部は現金自動入出機本体Ａ１に施錠可能となしている。
また、前記点検扉２は、現金自動入出機Ａの前面下部の
略全面に設けられ、一側を蝶番等によって枢着し、手前
側へ回動して開閉できるものである。
【００１１】前記保護装置Ｂは、底板６の上面に平面視
略コ字形の保護壁７を固定して形成した前方且つ上方開
放の本体８に、平面視略Ｌ字形の開閉扉９を回動開閉可
能に蝶番１０にて枢着するとともに、後述の施錠装置１
１によって本体８に施錠可能に設けて構成したものであ
る。更に詳しくは、前記保護壁７は、両側の側壁７ａ，
７ｂ及び後壁７ｃから構成され、前記開閉扉９を閉じた
状態で、該開閉扉９で本体８の前面を閉止するのであ
る。そして、前記蝶番１０は前記側壁７ａの前端外側縁
と前記開閉扉９の一側外側縁間に固定して設けられてい
る。そして、開閉扉９を閉じた状態では、該開閉扉９の
両側背面が両側壁７ａ，７ｂの前端面に接合するように
している。そして、前記開閉扉９の背面上縁に前記操作
パネル１の水平パネル１ｂの上面前縁部を係止し得る規
制部９ａを突設している。尚、本実施例では、前記規制
部９ａで操作パネル１の表示具５が隠れないようにする
ため、開閉扉９の背面上縁の両側に規制部９ａ，９ａを
突設している。従って、前記開閉扉９は平面視略コ字形
となる。
略コ字形の保護壁７を固定して形成した前方且つ上方開
放の本体８に、平面視略Ｌ字形の開閉扉９を回動開閉可
能に蝶番１０にて枢着するとともに、後述の施錠装置１
１によって本体８に施錠可能に設けて構成したものであ
る。更に詳しくは、前記保護壁７は、両側の側壁７ａ，
７ｂ及び後壁７ｃから構成され、前記開閉扉９を閉じた
状態で、該開閉扉９で本体８の前面を閉止するのであ
る。そして、前記蝶番１０は前記側壁７ａの前端外側縁
と前記開閉扉９の一側外側縁間に固定して設けられてい
る。そして、開閉扉９を閉じた状態では、該開閉扉９の
両側背面が両側壁７ａ，７ｂの前端面に接合するように
している。そして、前記開閉扉９の背面上縁に前記操作
パネル１の水平パネル１ｂの上面前縁部を係止し得る規
制部９ａを突設している。尚、本実施例では、前記規制
部９ａで操作パネル１の表示具５が隠れないようにする
ため、開閉扉９の背面上縁の両側に規制部９ａ，９ａを
突設している。従って、前記開閉扉９は平面視略コ字形
となる。
【００１２】そして、前記保護装置Ｂの本体８内であっ
て底板６の上面に前記現金自動入出機Ａを載置し、その
点検扉２を本体８の前方開放側に位置させて配置する。
この状態で、現金自動入出機Ａの周面と保護装置Ｂの保
護壁７の内面及び開閉扉９の内面間の隙間は可及的に狭
く設定することが防盗性において好ましい。また、本実
施例では前記点検扉２の枢着側２ａと開閉扉９の枢着側
９ｂを一致させた例を示したが、点検扉２と開閉扉９と
が左右逆に開閉するように枢着することも可能である。
更に、本発明は前記操作パネル１の全体が上方へ開閉す
るのではなく、図５に示すように操作パネル１の水平パ
ネル１ｂのみがフロントパネル１ａに対して上方へ開閉
する構造であっても、前記同様に開閉扉９の規制部９ａ
によって水平パネル１ｂの上方への開放を防止できるの
である。
て底板６の上面に前記現金自動入出機Ａを載置し、その
点検扉２を本体８の前方開放側に位置させて配置する。
この状態で、現金自動入出機Ａの周面と保護装置Ｂの保
護壁７の内面及び開閉扉９の内面間の隙間は可及的に狭
く設定することが防盗性において好ましい。また、本実
施例では前記点検扉２の枢着側２ａと開閉扉９の枢着側
９ｂを一致させた例を示したが、点検扉２と開閉扉９と
が左右逆に開閉するように枢着することも可能である。
更に、本発明は前記操作パネル１の全体が上方へ開閉す
るのではなく、図５に示すように操作パネル１の水平パ
ネル１ｂのみがフロントパネル１ａに対して上方へ開閉
する構造であっても、前記同様に開閉扉９の規制部９ａ
によって水平パネル１ｂの上方への開放を防止できるの
である。
【００１３】次に、施錠装置１１について図６〜図８に
基づき説明する。この施錠装置１１は、開閉扉９の両側
から閂杆が出没し、本体８の両側壁７ａ，７ｂに係合さ
せる構造であるが、開閉扉９を閉じて本体８に施錠した
状態で、外部に露出している前記蝶番１０が破壊されて
も開閉扉９が本体８から外れないようにすることと、一
つのハンドル１２で開閉操作できるものである。
基づき説明する。この施錠装置１１は、開閉扉９の両側
から閂杆が出没し、本体８の両側壁７ａ，７ｂに係合さ
せる構造であるが、開閉扉９を閉じて本体８に施錠した
状態で、外部に露出している前記蝶番１０が破壊されて
も開閉扉９が本体８から外れないようにすることと、一
つのハンドル１２で開閉操作できるものである。
【００１４】即ち、本実施例では開閉扉９の遊端側であ
る側端９ｃおいて閂杆１３，…が出没し、枢着側９ｂに
おいて閂杆１４，…が出没する基本構成を採用してい
る。更に詳しくは、前記閂杆１３は、開閉扉９の遊端側
の背面に形成した凹部１５に出没可能とし、開閉扉９を
閉じた際に本体８の側壁７ｂの前端に突設した係合片１
６を該凹部１５内に受け入れ、係合片１６の側面に形成
した係合穴１７に、突出した閂杆１３の先端が係合する
ようにしている。一方、前記閂杆１４は、枢着側９ｂの
背面に形成した凹部１８に出没可能として、開閉扉９を
閉じた際に本体８の側壁７ａの前端に突設した係合片１
９を該凹部１８に受け入れ、係合片１９の側面に形成し
た係合穴２０に、突出した閂杆１４の先端が係合するよ
うにしてしいる。尚、開閉扉９を閉じて施錠した状態
で、前記蝶番１０が破壊されても、該開閉扉９は本体８
に対して上下左右の変位及び回転変位は開閉扉９と両側
壁７ａ，７ｂとの嵌合関係によって規制されているもの
とする。
る側端９ｃおいて閂杆１３，…が出没し、枢着側９ｂに
おいて閂杆１４，…が出没する基本構成を採用してい
る。更に詳しくは、前記閂杆１３は、開閉扉９の遊端側
の背面に形成した凹部１５に出没可能とし、開閉扉９を
閉じた際に本体８の側壁７ｂの前端に突設した係合片１
６を該凹部１５内に受け入れ、係合片１６の側面に形成
した係合穴１７に、突出した閂杆１３の先端が係合する
ようにしている。一方、前記閂杆１４は、枢着側９ｂの
背面に形成した凹部１８に出没可能として、開閉扉９を
閉じた際に本体８の側壁７ａの前端に突設した係合片１
９を該凹部１８に受け入れ、係合片１９の側面に形成し
た係合穴２０に、突出した閂杆１４の先端が係合するよ
うにしてしいる。尚、開閉扉９を閉じて施錠した状態
で、前記蝶番１０が破壊されても、該開閉扉９は本体８
に対して上下左右の変位及び回転変位は開閉扉９と両側
壁７ａ，７ｂとの嵌合関係によって規制されているもの
とする。
【００１５】そして、前記閂杆１３，…と閂杆１４，…
とを一つのハンドル１２で連動させる機構は、図８に示
している。即ち、前記開閉扉９の背面において、側端９
ｃ寄り位置に前記ハンドル１２の回転軸２１に固定され
た略Ｔ字形の回転体２２の中間アーム２２ａに、上下方
向へスライド可能に案内された連動杆２３の上端を枢着
するとともに、回転体２２の上アーム２２ｂと、枢着側
９ｂ寄り位置に回動可能に軸着された略Ｌ字形の従動回
転体２４の上アーム２４ａとを横方向に配した伝達杆２
５の端部にそれぞれ枢着し、更に前記従動回転体２４の
横アーム２４ｂに、枢着側９ｂ寄り位置に上下方向へス
ライド可能に案内された連動杆２６の上端を枢着してい
る。それにより、図８において前記回転体２２を時計回
りに回転させた際に、両方の連動杆２３，２６は共に上
昇する動作を行うのである。また、本実施例では、３本
の閂杆１３，…を上下方向に隔設し、横方向にスライド
変位可能に支持し、上段の閂杆１３は施錠板２７を介し
て前記回転体２２の下アーム２２ｃに枢着し、中段及び
下段の閂杆１３，１３は、それぞれ回動可能に軸着した
略Ｌ字形の従動回転体２８，２８の下アーム２８ａ，２
８ａに枢着し、各従動回転体２８の横アーム２８ｂは連
動杆２３に枢着している。従って、該連動杆２３が上昇
した際には、各閂杆１３，…が凹部１５から没入し、下
降した際には、逆に突出するのである。
とを一つのハンドル１２で連動させる機構は、図８に示
している。即ち、前記開閉扉９の背面において、側端９
ｃ寄り位置に前記ハンドル１２の回転軸２１に固定され
た略Ｔ字形の回転体２２の中間アーム２２ａに、上下方
向へスライド可能に案内された連動杆２３の上端を枢着
するとともに、回転体２２の上アーム２２ｂと、枢着側
９ｂ寄り位置に回動可能に軸着された略Ｌ字形の従動回
転体２４の上アーム２４ａとを横方向に配した伝達杆２
５の端部にそれぞれ枢着し、更に前記従動回転体２４の
横アーム２４ｂに、枢着側９ｂ寄り位置に上下方向へス
ライド可能に案内された連動杆２６の上端を枢着してい
る。それにより、図８において前記回転体２２を時計回
りに回転させた際に、両方の連動杆２３，２６は共に上
昇する動作を行うのである。また、本実施例では、３本
の閂杆１３，…を上下方向に隔設し、横方向にスライド
変位可能に支持し、上段の閂杆１３は施錠板２７を介し
て前記回転体２２の下アーム２２ｃに枢着し、中段及び
下段の閂杆１３，１３は、それぞれ回動可能に軸着した
略Ｌ字形の従動回転体２８，２８の下アーム２８ａ，２
８ａに枢着し、各従動回転体２８の横アーム２８ｂは連
動杆２３に枢着している。従って、該連動杆２３が上昇
した際には、各閂杆１３，…が凹部１５から没入し、下
降した際には、逆に突出するのである。
【００１６】また、他側の閂杆１４，１４は、回転可能
に軸着した略Ｌ字形の従動回転体２９，２９のそれぞれ
の下アーム２９ａに枢着し、各従動回転体２９の横アー
ム２９ｂをそれぞれ連動杆２６に枢着している。従っ
て、前記回転体２２が時計回りに回転し、該連動杆２６
が上昇した際には、各閂杆１４，１４が凹部１８から没
入し、下降した際には、逆に突出するのである。
に軸着した略Ｌ字形の従動回転体２９，２９のそれぞれ
の下アーム２９ａに枢着し、各従動回転体２９の横アー
ム２９ｂをそれぞれ連動杆２６に枢着している。従っ
て、前記回転体２２が時計回りに回転し、該連動杆２６
が上昇した際には、各閂杆１４，１４が凹部１８から没
入し、下降した際には、逆に突出するのである。
【００１７】また、開閉扉９の前面には錠前３０の鍵穴
３１を臨ませるとともに、該錠前３０の操作によって出
没する施錠杆３２が前記施錠板２６に関係づけて設け、
前記最上段の閂杆１３が突出した施錠状態にある場合
に、施錠杆３２が施錠板２６に形成した規制片３３に当
止し、閂杆１３，１４，…の没入を規制し、施錠状態を
維持するのである。
３１を臨ませるとともに、該錠前３０の操作によって出
没する施錠杆３２が前記施錠板２６に関係づけて設け、
前記最上段の閂杆１３が突出した施錠状態にある場合
に、施錠杆３２が施錠板２６に形成した規制片３３に当
止し、閂杆１３，１４，…の没入を規制し、施錠状態を
維持するのである。
【００１８】また、本実施例のハンドル１２及び鍵穴３
１は、開閉可能且つ開閉扉９に施錠可能なカバー３４で
外被されており、該開閉扉９を開く場合には、先ずこの
カバー３４を解錠して開くのであり、鍵穴３１を目標に
した破壊工作が更に困難になるのである。
１は、開閉可能且つ開閉扉９に施錠可能なカバー３４で
外被されており、該開閉扉９を開く場合には、先ずこの
カバー３４を解錠して開くのであり、鍵穴３１を目標に
した破壊工作が更に困難になるのである。
【００１９】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の現金自動入出機
における保護装置によれば、現金を出し入れする操作パ
ネルの下方に回動式の点検扉を有するとともに、前記操
作パネルが上方へ開閉可能な現金自動入出機における保
護装置であって、前記点検扉を含む現金自動入出機の周
面を、平面視略コ字形の保護壁で形成された本体と、該
本体に対して回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉とで近
接して取り囲むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操
作パネルの上面前縁部を係止し得る規制部を突設してな
るので、操作パネルより下方にある点検扉を含む現金自
動入出機の下部を、従来と同様に本体の保護壁と開閉扉
とで近接して取り囲んで保護することができるととも
に、上方へ開閉可能な操作パネルの上面前縁部を前記開
閉扉の背面上縁に突設した規制部で当止して当該操作パ
ネルの上方への開放を不可能にし、操作パネルをも保護
することができる。
における保護装置によれば、現金を出し入れする操作パ
ネルの下方に回動式の点検扉を有するとともに、前記操
作パネルが上方へ開閉可能な現金自動入出機における保
護装置であって、前記点検扉を含む現金自動入出機の周
面を、平面視略コ字形の保護壁で形成された本体と、該
本体に対して回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉とで近
接して取り囲むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操
作パネルの上面前縁部を係止し得る規制部を突設してな
るので、操作パネルより下方にある点検扉を含む現金自
動入出機の下部を、従来と同様に本体の保護壁と開閉扉
とで近接して取り囲んで保護することができるととも
に、上方へ開閉可能な操作パネルの上面前縁部を前記開
閉扉の背面上縁に突設した規制部で当止して当該操作パ
ネルの上方への開放を不可能にし、操作パネルをも保護
することができる。
【図１】本発明の代表的実施例を示す全体斜視図であ
る。
る。
【図２】同じく簡略平面図である。
【図３】同じく簡略正面図である。
【図４】同じく簡略側面図である。
【図５】同じく簡略側面図である。
【図６】施錠状態における本体と開閉扉との枢着部の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図７】施錠状態における本体と開閉扉の遊端部との関
係を示す拡大断面図である。
係を示す拡大断面図である。
【図８】開閉扉の裏カバーを省略した背面図である。
【図９】従来例を示す簡略平面図である。
Ａ 現金自動入出機 Ｂ 保護装置 １ 操作パネル １ａ フロントパネル １ｂ 水平パネル １ｃ 蝶番 ２ 点検扉 ３ 挿入口 ４ 現金入出口 ５ 表示具 ６ 底板 ７ 保護壁 ７ａ，７ｂ 側壁 ７ｃ 後壁 ８ 本体 ９ 開閉扉 ９ａ 規制部 ９ｂ 枢着側 ９ｃ 側端 １０ 蝶番 １１ 施錠装置 １２ ハンドル １３ 閂杆 １４ 閂杆 １５ 凹部 １６ 係合片 １７ 係合穴 １８ 凹部 １９ 係合片 ２０ 係合穴 ２１ 回転軸 ２２ 回転体 ２３ 連動杆 ２４ 従動回転体 ２５ 伝達杆 ２６ 連動杆 ２７ 施錠板 ２８ 従動回転体 ２９ 従動回転体 ３０ 錠前 ３１ 鍵穴 ３２ 施錠杆 ３３ 規制片 ３４ カバー
Claims (1)
- 【請求項１】 現金を出し入れする操作パネルの下方に
回動式の点検扉を有するとともに、前記操作パネルが上
方へ開閉可能な現金自動入出機における保護装置であっ
て、前記点検扉を含む現金自動入出機の周面を、平面視
略コ字形の保護壁で形成された本体と、該本体に対して
回動開閉可能且つ施錠可能な開閉扉とで近接して取り囲
むとともに、該開閉扉の背面上縁に前記操作パネルの上
面前縁部を係止し得る規制部を突設してなることを特徴
とする現金自動入出機における保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05312932A JP3129065B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 現金自動入出機における保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05312932A JP3129065B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 現金自動入出機における保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07168964A true JPH07168964A (ja) | 1995-07-04 |
| JP3129065B2 JP3129065B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=18035213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05312932A Expired - Fee Related JP3129065B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 現金自動入出機における保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129065B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100433135B1 (ko) * | 2002-01-04 | 2004-05-27 | 주식회사 네오테크 | 키오스크의 내부기기 보수를 위한 공간 확보장치 |
| GB2486420A (en) * | 2010-12-13 | 2012-06-20 | Scotia Safes Ltd | ATM security apparatus |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109394487B (zh) * | 2018-11-21 | 2021-04-06 | 深圳市倍轻松科技股份有限公司 | 一种多功能护理设备及制造方法 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP05312932A patent/JP3129065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100433135B1 (ko) * | 2002-01-04 | 2004-05-27 | 주식회사 네오테크 | 키오스크의 내부기기 보수를 위한 공간 확보장치 |
| GB2486420A (en) * | 2010-12-13 | 2012-06-20 | Scotia Safes Ltd | ATM security apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3129065B2 (ja) | 2001-01-29 |
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