JPH0716845B2 - 切削機械の材料位置決め装置 - Google Patents

切削機械の材料位置決め装置

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JPH0716845B2
JPH0716845B2 JP15666890A JP15666890A JPH0716845B2 JP H0716845 B2 JPH0716845 B2 JP H0716845B2 JP 15666890 A JP15666890 A JP 15666890A JP 15666890 A JP15666890 A JP 15666890A JP H0716845 B2 JPH0716845 B2 JP H0716845B2
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stopper piece
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positioning
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JP15666890A
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Inventor
数人 吉田
信隆 門口
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ハタリー精密工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、切削機械に搬入される材料を位置決めする材
料位置決め装置に関する。
(従来の技術) 切削機械として例えば開先加工機は、材料の搬入方向に
対して直交する方向に切削ヘッドが移動してその材料に
切削加工を行うようにしている。そして、この開先加工
機には、搬入される材料の先端端面位置を位置決めする
ための材料位置決め装置が備えられている。
従来の材料位置決め装置は、ストッパ片を材料の搬入路
の側部に切削ヘッドの移動方向に回動可能に軸支し、位
置決め時にストッパ片が搬入路内に進入して搬入される
材料を当接位置決めするセット状態と、切削時にストッ
パ片が搬入路から退避するリセット状態とに手動で切換
えるようにしている。
しかし、このような材料位置決め装置では、ストッパ片
のセット状態とリセット状態との切換えを完全に手動で
行わなければならない。
そこで、第5図に示すように、支軸1を支点として回動
可能に設けられたストッパ片2にスプリング3を張設
し、中立点4を堺としてストッパ片2をセット方向また
はリセット方向のいずれかに付勢するようにし、そし
て、ストッパ片2が材料の搬入路5内に進入されたセッ
ト状態で材料を搬入してストッパ片2に当接させて位置
決めした後、切削ヘッドが切削移動することにより、こ
の切削ヘッドに取付けたカッターカバー6がストッパ片
2のローラ7に当接してリセット方向に押圧し、ストッ
パ片2が中立点4を越えると、スプリング3によってス
トッパ片2がリセット状態に強制的に回動される。した
がって、ストッパ片2のセット状態からリセット状態へ
は自動的に移動するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のような位置決め装置では、ストッパ片のセット状
態からリセット状態への移動を自動化して手間を省くこ
とができ、しかも、ストッパ片を移動させるために高価
な駆動手段を用いることなく、スプリングを用いるだけ
で安価に構成できるが、ストッパ片をリセット状態から
セット状態に移動させるためには、依然として手動で行
わなければならず、また、ストッパ片をセット状態およ
びリセット状態に保持するためにはスプリングの張力は
ある程度強い必要があるため、セット状態のストッパ片
をカッターカバーで押圧する際にそのストッパ片やカッ
ターカバーに大きな力が加わり、カッターカバーの脱落
や破損を生じることがあり、しかも、リセット状態のス
トッパ片をセット状態に手動で移動させるのには非常に
強い力が必要である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、簡単
かつ安価な構成によってストッパ片のセット状態とリセ
ット状態とを自動的に切換えることができる切削機械の
材料位置決め装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、材料51の搬入方向に対して直交する方向に切
削ヘッド16が移動してその材料51に切削加工を行う切削
機械の材料位置決め装置31において、前記材料51の搬入
路13の側部に前記切削ヘッド16の移動方向に回動自在に
軸支され、重心の関係によって搬入路13内に進入するセ
ット状態に回動付勢され搬入路13に搬入される材料51の
端面が当接してその材料51を位置決めするストッパ片35
を有するとともに、このストッパ片35に当接部46を有す
る位置決め部材32と、前記切削ヘッド16に設けられ、こ
の切削ヘッド16の切削移動時に前記位置決め部材32の当
接部46に当接してその位置決め部材32をストッパ片35が
搬入路13から退避するリセット状態へ回動させるガイド
部材21とを備えたものである。
(作用) 本発明では、材料51を搬入する前の状態では、位置決め
部材32の重心の関係によってストッパ片35が材料51の搬
入路13に進入したセット状態に回動されている。
そのため、搬入路13に材料51を搬入することにより、材
料51の端面が位置決め部材32のストッパ片35に当接して
位置決めされる。
そして、位置決めされた材料51に切削加工を行うために
切削ヘッド16が移動されると、この切削ヘッド16のガイ
ド部材21が位置決め部材32の当接部46に当接して押圧
し、位置決め部材32はストッパ片35が搬入路13から退避
するリセット状態へ自動的に回動される。
また、切削加工後、切削ヘッド16が元の待機位置に復帰
移動することにより、位置決め部材32の重心の関係によ
ってストッパ片35が材料51の搬入路13に進入するセット
状態に自動的に回動される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を第1図ないし第4図を
参照して説明する。
第3図および第4図は開先加工機を示し、基台11の後部
側に材料を後方から搬入するローラコンベア12が配設さ
れ、このローラコンベア12の前側で材料の搬入路13の一
側に固定側クランプ14が配設されているとともに、搬入
路13の他側に固定側クランプ14に対して接離されて固定
側クランプ14との間で材料をクランプする移動側クラン
プ15が配設され、さらに、クランプ14,15の前側に材料
の搬入方向に対して直交する左右方向に移動してクラン
プされた材料に切削加工を行う切削ヘッド16が配設され
ている。
前記切削ヘッド16は、左右方向に移動されるカッター台
17の上面に突出された各回転軸に追込用カッター18、ス
カラップ用カッター19、開先用カッター20がそれぞれ取
付けられ、これらのカッター18〜20の前面側を包囲状に
覆うカッターカバー21がカッター台17に対して取付けら
れている。このカッターカバー21は、カッター18〜20の
前面を覆う前面板22、側面を覆う側面板23、上面を覆う
上面板24とから構成され、両側面板23は上端側の幅が狭
まるように傾斜されている。
そして、この開先加工機は搬入される材料の端面を位置
決めする材料位置決め装置31を備えており、この材料位
置決め装置31は、移動側クランプ15に装着された位置決
め部材32と、切削ヘッド16に装着されたガイド部材(こ
の実施例では前記カッターカバー21によって構成されて
いる)とから構成されている。
前記位置決め部材32は、第1図および第2図に示すよう
に、ほぼ中央にボス孔33を有する円筒状のボス部34が形
成され、このボス部34からストッパ片35と重り部36とが
それぞれ突出形成されており、そして、ボス部34のボス
孔33内にブッシュ37を嵌合するとともにボス部34の前後
にカラー38を配置し、ボス孔33に前方から挿入したボル
ト39を移動側クランプ15上に固定される支持体40の前面
に螺着することにより、このボルト39を中心として回動
自在に支持されている。
また、ストッパ片35には、後面に材料が当接するストッ
パ面41が形成され、先端前面にねじ孔42を有するボス部
43が形成され、このボス部43と前記ボス部34との間にリ
ブ44が形成されており、そして、ボス部34のねじ孔42に
は、ベアリング45を組込んで回動自在とした当接部とし
てのローラ46の前方から挿入したボルト47をカラー48を
介して螺着している。
また、重り部36は、ブロック状に形成されている。
そして、第1図には、ストッパ片35の重心O1と重り部36
の重心O2をそれぞれ示しており、そのストッパ片35の重
心O1の荷重P1よりも重り部36の重心O2の荷重P2のほうが
大きく、P1<P2の関係に設定されている。
なお、前記支持体40の側部に突設された突片40aには、
ストッパ片35が材料の搬入路13に進入した状態でそのス
トッパ片35の縁部が当接して回動を規制するボルト49が
螺着されている。
前記ガイド部材は、前記切削ヘッド16のカッターカバー
21から構成されており、切削ヘッド16の切削移動時に前
記位置決め部材32のローラ46に側面板23および上面板24
が当接して位置決め部材32を回動させるようになってい
る。
次に、本実施例の作用を説明する。
開先加工機では、材料51として例えば第1図に示すH型
鋼に追込加工、スカラップ加工、開先加工を行ったり、
角パイプや平板鋼の開先加工を行うことができる。
そして、この開先加工機に材料51を搬入する前の待機状
態では、第3図および第4図に示すように、切削ヘッド
16は最も右側の固定側クランプ14の前に配置され、移動
側クランプ15は固定側クランプ14との間の搬入路13に材
料51が搬入可能とする間隔をあけて配置されている。ま
た、移動側クランプ15に取付けられた位置決め部材32
は、ストッパ片35側よりも重り部36側の方が重い重心の
関係によって第1図反時計回り方向に回動付勢され、ス
トッパ片35が搬入路13内に進入したセット状態でストッ
パ片35の縁部がボルト49に当接して回動規制されてい
る。
そして、開先加工機の後方から両クランプ14,15の間の
搬入路13に材料51を搬入し、その材料51の端面を位置決
め部材32のストッパ片35のストッパ面41に当接させて位
置決めし、移動側クランプ15を作動させて材料51を両ク
ランプ14,15間でクランプする。
そして、各カッター18〜20を回転させた切削ヘッド16が
左方向に切削移動し、各カッター18〜20によって材料51
の端面を切削加工する。
このとき、切削ヘッド16の切削移動により、カッターカ
バー21の側面板23が位置決め部材32のローラ46に当接し
て左方向に押圧するため、ローラ46が側面板23の表面を
転動しつつ位置決め部材32が第1図時計回り方向に回動
し、ストッパ片35が搬入路13から退避していく。そし
て、カッターカバー21の側面板23の表面を転動するロー
ラ46が上面板24の上面に移るまで位置決め部材32は回動
し、その後は、第1図2点鎖線で示すように、位置決め
部材32の回動姿勢一定のままローラ46が上面板24の上面
を転動する。したがって、ストッパ片35が搬入路13に進
入してセット状態にあった位置決め部材32は、ストッパ
片35が搬入路13から退避したリセット状態に自動的に回
転移動される。
一方、材料51の切削加工完了後、左側に移動した切削ヘ
ッド16が右方向に移動し、元の待機位置に復帰する。
このとき、切削ヘッド16の復帰移動により、位置決め部
材32のローラ46が上面板24の上面を前記とは逆方向に転
動し、このローラ46が上面板24から側面板23に移ると、
前記のように位置決め部材32の重心の関係によってこの
位置決め部材32は第1図反時計回り方向に回動するた
め、ローラ46が側面板23の表面を転動しつつ位置決め部
材32が第1図反時計回り方向に回動し、そして、ストッ
パ片35の縁部がボルト49に当接した時点で回動が規制さ
れ、ローラ46から側面板23が離反する。したがって、ス
トッパ片35が搬入路13から退避したリセット状態にあっ
た位置決め部材32は、ストッパ片35が搬入路13に進入し
たセット状態に自動的に復帰される。
したがって、位置決め部材32のセット状態とリセット状
態とを自動的に切換えることができ、開先加工機の自動
化に対応することができる。
なお、前記実施例では、ガイド部材をカッターカバー21
にて構成したが、カッターカバー21とは別のガイドレー
ルなどにて構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、位置決め部材の重心の関係によってス
トッパ片が材料の搬入路内に進入するセット状態に自動
的に回動させるとともに、切削ヘッドの切削移動時にガ
イド部材によって位置決め部材のストッパ片が搬入路か
ら退避するリセット状態に自動的に回動させることがで
きるため、ストッパ片のセット状態とリセット状態との
切換えを完全に自動化して人手を省くことができ、簡単
な構造で安価にできるとともに切換動作も確実にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の切削機械の材料位置決め装置の一実施
例を示す正面図、第2図はその断面図、第3図は材料位
置決め装置を適用した開先加工機の平面図、第4図はそ
の正面図、第5図は従来の材料位置決め装置の正面図で
ある。 13……搬入路、16……切削ヘッド、21……ガイド部材と
してのカッターカバー、31……材料位置決め装置、32…
…位置決め部材、35……ストッパ片、46……当接部とし
てのローラ、51……材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料の搬入方向に対して直交する方向に切
    削ヘッドが移動してその材料に切削加工を行う切削機械
    の材料位置決め装置において、 前記材料の搬入路の側部に前記切削ヘッドの移動方向に
    回動自在に軸支され、重心の関係によって搬入路内に進
    入するセット状態に回動付勢された搬入路に搬入される
    材料の端面が当接してその材料を位置決めするストッパ
    片を有するとともに、このストッパ片に当接部を有する
    位置決め部材と、 前記切削ヘッドに設けられ、この切削ヘッドの切削移動
    時に前記位置決め部材の当接部に当接してその位置決め
    部材をストッパ片が搬入路から退避するリセット状態へ
    回動させるガイド部材と を備えたことを特徴とする切削機械の材料位置決め装
    置。
JP15666890A 1990-06-15 1990-06-15 切削機械の材料位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0716845B2 (ja)

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