JPH07167884A - 歯車検出装置 - Google Patents

歯車検出装置

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Publication number
JPH07167884A
JPH07167884A JP34201193A JP34201193A JPH07167884A JP H07167884 A JPH07167884 A JP H07167884A JP 34201193 A JP34201193 A JP 34201193A JP 34201193 A JP34201193 A JP 34201193A JP H07167884 A JPH07167884 A JP H07167884A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
sensor
detecting device
signals
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP34201193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Seki
英男 関
Tetsuya Kajiura
哲也 梶浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出対象となる歯車の歯のピッチにかかわら
ず、回転検知を正確かつ確実に行えるようにした歯車検
出装置を提供する。 【構成】 2つのホール素子30a,30bは、それぞ
れが歯車10の山10aと谷10bとを異なったタイミ
ングで通過するような間隔で配置されている。ホール素
子30aの出力信号S1 は差動増幅器11の入力端子I
1 、に入力され、ホール素子30aの出力信号S
2 は、遅延回路50で予定時間Δtだけ遅延させてから
入力端子IN2 に入力される。したがって、各ホール素
子30a、30bから出力される信号S1 、S2 の波形
が同位相かつ同一レベルであっても、差動増幅器11に
は、位相の異なった2種類の信号S1 、S4 が入力され
ることになり、その差分を検出することによって歯車の
回転検知が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車検出装置に係り、特
に、検出対象となる歯車の歯ピッチにかかわらず、その
回転の有無あるいは回転数を正確に検出できるようにし
た歯車検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、歯車の回転を検出する手段とし
て、小型、非接触、高信頼性という特徴を有するホール
素子が広く用いられている。図5は、一対のホール素子
を利用した従来の歯車検出装置の概略構成を示した図で
あり、図6はその主要部の信号波形を表した図である。
【0003】2つのホール素子30a,30bは、それ
ぞれが歯車10の山10aと谷10bとを異なったタイ
ミングで通過するような適宜の間隔で配置されている。
各ホール素子30a,30bの出力信号S1 、S2 は、
それぞれ差動増幅器11の第1および第2入力端子IN
1 、IN2 に入力され、出力端子OUTからは、図6に
示したように、各出力信号S1 、S2 の差分信号S
3 (=S1 −S2 )が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の歯車検
出装置では、図7に示したように、各ホール素子30
a,30bによる山30a(あるいは谷30b)の検出
タイミングが近接していると、各ホール素子30a,3
0bの出力信号S1 、S2 が略同位相かつ同一レベルと
なって差分信号S3 が小さくなってしまうため、回転検
出が困難になってしまうという問題があった。
【0005】しかも、検出対象が“はす歯車”等のよう
に、歯車の回転方向に対して山(谷)が傾斜して刻まれ
ている歯車であると、各ホール素子への山(谷)の接近
に伴なう磁束の変化が鈍くなるので、各ホール素子30
a,30bによる出力信号S1 、S2 の位相差が更に小
さくなってしまう。
【0006】そして、山30a(あるいは谷30b)の
検出タイミングが各ホール素子30a,30bにおいて
同一になると、各ホール素子30a,30bの出力信号
1、S2 が同位相かつ同一レベルとなって差分信号S
3 が全く表れなくなるので、回転検出が不可能になると
いう問題があった。
【0007】従来ではこのような問題に対処するため、
検出対象の歯車ごとに、その歯ピッチに応じてホール素
子30a,30bの間隔が設定された歯車検出装置をそ
れぞれ用意していた。ところが、これでは部品の共通化
ができず、汎用性が低いという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、検出対象となる歯車の歯のピッチにかかわ
らず、回転検知を正確かつ確実に行えるようにした歯車
検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、予定の間隔で配置され、歯車の山
および谷を非接触で検出する第1および第2のセンサ
と、第1および第2のセンサの出力信号の差分を出力す
る差動出力手段とを具備した歯車検出装置において、以
下のような手段を講じた点に特徴がある。 (1) 第1および第2のセンサ少なくとも一方と差動出力
手段との間に、信号遅延手段を設けた。 (2) 第1および第2のセンサ少なくとも一方と差動出力
手段との間に、信号レベル変換手段を設けた。
【0010】
【作用】第1および第2のセンサが歯車の山(あるいは
谷)を同一のタイミングで検出し、各センサから出力さ
れる信号が同位相かつ同レベルであっても、上記構成
(1) によれば、後段に接続された差動出力手段には、位
相の異なった2種類の信号が入力されることになるの
で、その差分を検出すれば歯車の回転検知を確実に行え
るようになる。
【0011】また、上記構成(2) によれば、後段に接続
された差動出力手段には、信号レベルの異なった2種類
の信号が入力されることになるので、その差分を検出す
れば歯車の回転検知を確実に行えるようになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本実施例の動作を詳細
に説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例である歯車検
出装置の構成を示したブロック図、図2は図1の信号波
形を示した図であり、前記と同一の符号は同一または同
等部分を表している。
【0014】本実施例では、ホール素子30bと差動増
幅器11との間に遅延回路50を設け、ホール素子30
bから出力された信号を予定時間Δtだけ遅延させてか
ら差動増幅器11に入力させるようにした点に特徴があ
る。
【0015】本実施例によれば、各ホール素子30a、
30bから出力される信号S1 、S2 の波形が、前記図
7に関して説明した場合のように同位相かつ同一レベル
となる場合であっても、差動増幅器11には、位相の異
なった2種類の信号S1 、S4 が入力されることになる
ので、その差分を検出することにより、歯車の回転検知
を確実に行えるようになる。
【0016】図3は、本発明の第2実施例である歯車検
出装置の構成を示したブロック図、図4は図3の信号波
形を示した図であり、前記と同一の符号は同一または同
等部分を表している。
【0017】本実施例では、ホール素子30bと差動増
幅器11との間に積分回路60を設け、ホール素子30
bから出力された信号のレベル(振幅)を実質的に減衰
させてから差動増幅器11に入力させるようにしてい
る。
【0018】本実施例によれば、ホール素子30a、3
0bから出力される信号波形が、前記図7に関して説明
した場合のように同位相かつ同一レベルとなる場合であ
っても、差動増幅器11には信号レベルの異なった2種
類の信号が入力されることになるので、その差分を検出
することにより、歯車の回転検知を確実に行えるように
なる。
【0019】なお、上記した第2実施例では、各ホール
素子30a、30bで検出された信号レベルに差を持た
せるために、一方の信号レベルを減衰させるものとして
説明したが、本発明はこれのみに限定されず、一方の信
号レベルを増幅するようにしても良い。
【0020】また、上記減衰あるいは増幅を、ホール素
子30a、30bのいずれの出力信号S1 、S2 に対し
ても行い、その際の減衰率あるいは増幅率を両者の間で
異ならせるようにしても良い。
【0021】さらに、上記した実施例では、減衰手段と
して積分回路を使用したが、分圧器等の他の適宜の手段
であっても良い。
【0022】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、一対
のホール素子から出力される信号波形が同位相かつ同一
レベルであっても、その後段に設けられた差動増幅器に
は、位相あるいは信号レベルの異なった2種類の信号が
入力されることになるので、その差分を検出することに
より、歯車の回転検知を確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示したブロック
図である。
【図2】 図1の各部の信号波形を示した図である。
【図3】 本発明の第2実施例の構成を示したブロック
図である。
【図4】 図3の各部の信号波形を示した図である。
【図5】 従来技術の構成を示したブロック図である。
【図6】 図5の各部の信号波形を示した図である。
【図7】 従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10…歯車、10a…歯車の山、10b…歯車の谷、1
1…差動増幅器、30a…第1のホール素子、30b…
第2のホール素子、50…遅延回路、60…積分回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予定の間隔で配置され、歯車の山および
    谷を非接触で検出する第1および第2のセンサと、第1
    および第2のセンサの出力信号の差分を出力する差動出
    力手段とを具備した歯車検出装置において、 第1および第2のセンサ少なくとも一方と差動出力手段
    との間に、信号遅延手段を具備したことを特徴とする歯
    車検出装置。
  2. 【請求項2】 前記信号遅延手段は、遅延時間を調整す
    る手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の歯車
    検出装置。
  3. 【請求項3】 予定の間隔で配置され、歯車の山および
    谷を非接触で検出する第1および第2のセンサと、第1
    および第2のセンサの出力信号の差分を出力する差動出
    力手段とを具備した歯車検出装置において、 第1および第2のセンサ少なくとも一方と差動出力手段
    との間に、信号レベル変換手段を具備したことを特徴と
    する歯車検出装置。
  4. 【請求項4】 前記信号レベル変換手段は、積分回路で
    あることを特徴とする請求項3記載の歯車検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のセンサはホール素
    子であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の歯車検出装置。
JP34201193A 1993-12-14 1993-12-14 歯車検出装置 Pending JPH07167884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34201193A JPH07167884A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 歯車検出装置

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JP34201193A JPH07167884A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 歯車検出装置

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Publication Number Publication Date
JPH07167884A true JPH07167884A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18350494

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34201193A Pending JPH07167884A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 歯車検出装置

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JP (1) JPH07167884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5863210A (en) * 1996-07-31 1999-01-26 The Whitaker Corporation Mounting bracket for modular jack

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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