JPH07167700A - 流量計 - Google Patents
流量計Info
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- JPH07167700A JPH07167700A JP31634393A JP31634393A JPH07167700A JP H07167700 A JPH07167700 A JP H07167700A JP 31634393 A JP31634393 A JP 31634393A JP 31634393 A JP31634393 A JP 31634393A JP H07167700 A JPH07167700 A JP H07167700A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- data
- value
- storage means
- volatile storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 異常発生時には、不揮発性記憶手段に記憶さ
れたデータの内、最新のデータを用いて流量計測データ
を書き換え、データの信頼性を高める。 【構成】 流量計測手段2で求めた積算流量値を所定の
タイミングで不揮発性記憶手段6に記憶し、過去からの
履歴として保持する。電池切れや電源異常等により電源
11の電圧が一旦低下した後に、初期化手段12の初期
化信号が出力されたとき、書き換え手段9が不揮発性記
憶手段6の記憶データの内、最新のデータを選択して、
流量計測手段2の積算流量値の初期値を設定する。これ
によって、電源の異常等で流量計測手段2の異常が発生
した後、電源の交換など必要な措置を施せば、異常発生
前の積算流量値を確実に修復し、継続して流量計測が可
能となる。
れたデータの内、最新のデータを用いて流量計測データ
を書き換え、データの信頼性を高める。 【構成】 流量計測手段2で求めた積算流量値を所定の
タイミングで不揮発性記憶手段6に記憶し、過去からの
履歴として保持する。電池切れや電源異常等により電源
11の電圧が一旦低下した後に、初期化手段12の初期
化信号が出力されたとき、書き換え手段9が不揮発性記
憶手段6の記憶データの内、最新のデータを選択して、
流量計測手段2の積算流量値の初期値を設定する。これ
によって、電源の異常等で流量計測手段2の異常が発生
した後、電源の交換など必要な措置を施せば、異常発生
前の積算流量値を確実に修復し、継続して流量計測が可
能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスやLPGガス
などの流体流量を計測する流量計に関するものである。
などの流体流量を計測する流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量計で、特開平2−1
90715号公報で示されるように、不揮発性記憶素子
を用いて、内部データを保護する構成のものが提案され
ており、例えば図3のような構成となっていた。
90715号公報で示されるように、不揮発性記憶素子
を用いて、内部データを保護する構成のものが提案され
ており、例えば図3のような構成となっていた。
【0003】図3の流量計において、31は流量検出手
段、32は流量検出手段で検出した流量信号より積算流
量値を求め、表示手段33に表示させる制御手段、34
は制御手段32で求めた積算流量値をバックアップデー
タとして記憶する不揮発性記憶手段、35はこれら各手
段を駆動する電池、36は電池35の電圧を検出する電
池電圧検出手段、37は電池35の電圧が回復するとリ
セット信号を出力するリセット回路である。
段、32は流量検出手段で検出した流量信号より積算流
量値を求め、表示手段33に表示させる制御手段、34
は制御手段32で求めた積算流量値をバックアップデー
タとして記憶する不揮発性記憶手段、35はこれら各手
段を駆動する電池、36は電池35の電圧を検出する電
池電圧検出手段、37は電池35の電圧が回復するとリ
セット信号を出力するリセット回路である。
【0004】上記構成において、制御手段32で求めら
れた積算流量値は揮発性RAM等の内部メモリ(図示せ
ず)内に保持されているが、電池35が消耗した場合に
は内部メモリのデータは消滅されてしまう。そこで、電
池電圧が所定値を下回ったことを電池電圧検出手段36
で検出し、このときに制御手段32で求めた積算流量値
を不揮発性記憶手段34に書き込んでいる。その後、電
池35を交換することにより、電池電圧が回復したこと
が検知されると、リセット回路37が動作して、不揮発
性記憶手段34に保持されている積算流量値を制御手段
32の内部データとして使用する。したがって、電池交
換すれば、交換前の積算流量値から継続して流量計測が
可能となる。
れた積算流量値は揮発性RAM等の内部メモリ(図示せ
ず)内に保持されているが、電池35が消耗した場合に
は内部メモリのデータは消滅されてしまう。そこで、電
池電圧が所定値を下回ったことを電池電圧検出手段36
で検出し、このときに制御手段32で求めた積算流量値
を不揮発性記憶手段34に書き込んでいる。その後、電
池35を交換することにより、電池電圧が回復したこと
が検知されると、リセット回路37が動作して、不揮発
性記憶手段34に保持されている積算流量値を制御手段
32の内部データとして使用する。したがって、電池交
換すれば、交換前の積算流量値から継続して流量計測が
可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成では、電池の消耗時のように電圧が徐々に低下し
た場合には有効であるが、リセット回路に急峻なパルス
状のノイズが入力された場合や、マイクロコンピュータ
自身が暴走した場合には、不揮発性記憶手段にデータが
記録される以前や、記録中に、リセット回路が動作する
可能性があり、データの信頼性の点で課題があった。
た構成では、電池の消耗時のように電圧が徐々に低下し
た場合には有効であるが、リセット回路に急峻なパルス
状のノイズが入力された場合や、マイクロコンピュータ
自身が暴走した場合には、不揮発性記憶手段にデータが
記録される以前や、記録中に、リセット回路が動作する
可能性があり、データの信頼性の点で課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、不揮発性記憶手段にデータを確実に保持し、信頼性
の向上を目的としている。
り、不揮発性記憶手段にデータを確実に保持し、信頼性
の向上を目的としている。
【0007】
【構成】上記目的を達成するため本発明の流量計は、流
体流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の
流量信号から積算流量値を求める流量計測手段と、少な
くとも積算流量値を含む前記流量計測手段の保持する流
量計測データを複数回記憶する領域を備えた不揮発性記
憶手段と、前記不揮発性記憶手段のデータの入出力を制
御するデータ制御手段と、前記各手段をを駆動する電源
と、前記電源の電圧が所定値を越えた時点で初期化信号
を出力する初期化手段とを備え、前記データ制御手段
は、前記不揮発性記憶手段に所定のタイミングでデータ
を書き込む書き込み手段と、前記初期化手段の初期化信
号入力時には前記不揮発性記憶手段の記憶データの内最
新のデータを選択して前記流量計測手段の流量計測デー
タを書き換える書き換え手段とを備えたものである。
体流量を検出する流量検出手段と、前記流量検出手段の
流量信号から積算流量値を求める流量計測手段と、少な
くとも積算流量値を含む前記流量計測手段の保持する流
量計測データを複数回記憶する領域を備えた不揮発性記
憶手段と、前記不揮発性記憶手段のデータの入出力を制
御するデータ制御手段と、前記各手段をを駆動する電源
と、前記電源の電圧が所定値を越えた時点で初期化信号
を出力する初期化手段とを備え、前記データ制御手段
は、前記不揮発性記憶手段に所定のタイミングでデータ
を書き込む書き込み手段と、前記初期化手段の初期化信
号入力時には前記不揮発性記憶手段の記憶データの内最
新のデータを選択して前記流量計測手段の流量計測デー
タを書き換える書き換え手段とを備えたものである。
【0008】また、不揮発性記憶手段は、最新のデータ
の記憶領域を示すデータ判定情報を記憶し、書き込み手
段は、流量計測データ、データ判定情報の順にデータを
書き込むように構成したものである。
の記憶領域を示すデータ判定情報を記憶し、書き込み手
段は、流量計測データ、データ判定情報の順にデータを
書き込むように構成したものである。
【0009】
【作用】上記構成により本発明の流量計は、電源電圧に
かかわらず通常動作中に、不揮発性記憶手段に積算流量
値等のデータを複数個記憶しており、電源電圧が低下し
た後再度回復した場合には、これらのデータの内最新の
データを、流量計測手段の保持する流量計測データの初
期値として設定する。
かかわらず通常動作中に、不揮発性記憶手段に積算流量
値等のデータを複数個記憶しており、電源電圧が低下し
た後再度回復した場合には、これらのデータの内最新の
データを、流量計測手段の保持する流量計測データの初
期値として設定する。
【0010】また、不揮発性記憶手段には、最新データ
を判定するデータ判定情報も記憶し、書き込みの際に
は、流量計測データが書き終わった後で、データ判定情
報を書き込む構成にして、書き込み最中の異常データが
リセット後の初期値とならない。
を判定するデータ判定情報も記憶し、書き込みの際に
は、流量計測データが書き終わった後で、データ判定情
報を書き込む構成にして、書き込み最中の異常データが
リセット後の初期値とならない。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図1を参照して説明す
る。図1は本発明の流量計のブロック図である。図1に
おいて、1は流量検出手段で、流量計本体を通過したガ
スの流量に対応した流量信号sを電圧等の電気信号とし
て発生する。2は流量計測手段で、流量検出手段1の出
力を基に積算流量値を求める。流量計測手段2は、流量
信号sを流量Qに変換する演算手段3と、演算手段3で
求めた流量Qを加算して積算値を求める積算手段4とで
構成される。5は表示手段で、流量計測手段2で求めた
積算流量値をLCD、LED等を使って表示する。6は
不揮発性記憶手段で、流量計測手段2で求めた積算流量
値を記憶する。不揮発性記憶手段6は例えば、E2PR
OMなどであり、データの書き換えが可能で、更に、デ
ータの書き込みや読み出し以外の時には、電圧を加えな
くても、データを保持している。7はデータ制御手段
で、不揮発性記憶手段6に対してデータの読み書きを制
御する。データ制御手段7は、不揮発記憶手段7へのデ
ータの書き込みを行う書き込み手段8と、不揮発性記憶
手段7からのデータを読み込み、流量計測手段2のデー
タの書き換えを行う書き換え手段9とで構成されてい
る。10は制御手段で、流量検出手段1の流量信号を基
に、表示手段5、不揮発性記憶手段6を制御しており、
流量計測手段2、データ制御手段7等で構成されてお
り、マイクロコンピュータを用いて実現している。11
はこれら各手段の電源となる電池である。12は初期化
手段であり、制御手段10に供給されている電源11の
電圧が動作保証電圧V0を下回った後、動作可能な所定
電圧V1(V0以上の値)を上回ると、初期化信号を出力
し、この初期化信号により、制御手段10を実現してい
るマイクロコンピュータの動作は初期化され、電源投入
時と同様の動作を示す。
る。図1は本発明の流量計のブロック図である。図1に
おいて、1は流量検出手段で、流量計本体を通過したガ
スの流量に対応した流量信号sを電圧等の電気信号とし
て発生する。2は流量計測手段で、流量検出手段1の出
力を基に積算流量値を求める。流量計測手段2は、流量
信号sを流量Qに変換する演算手段3と、演算手段3で
求めた流量Qを加算して積算値を求める積算手段4とで
構成される。5は表示手段で、流量計測手段2で求めた
積算流量値をLCD、LED等を使って表示する。6は
不揮発性記憶手段で、流量計測手段2で求めた積算流量
値を記憶する。不揮発性記憶手段6は例えば、E2PR
OMなどであり、データの書き換えが可能で、更に、デ
ータの書き込みや読み出し以外の時には、電圧を加えな
くても、データを保持している。7はデータ制御手段
で、不揮発性記憶手段6に対してデータの読み書きを制
御する。データ制御手段7は、不揮発記憶手段7へのデ
ータの書き込みを行う書き込み手段8と、不揮発性記憶
手段7からのデータを読み込み、流量計測手段2のデー
タの書き換えを行う書き換え手段9とで構成されてい
る。10は制御手段で、流量検出手段1の流量信号を基
に、表示手段5、不揮発性記憶手段6を制御しており、
流量計測手段2、データ制御手段7等で構成されてお
り、マイクロコンピュータを用いて実現している。11
はこれら各手段の電源となる電池である。12は初期化
手段であり、制御手段10に供給されている電源11の
電圧が動作保証電圧V0を下回った後、動作可能な所定
電圧V1(V0以上の値)を上回ると、初期化信号を出力
し、この初期化信号により、制御手段10を実現してい
るマイクロコンピュータの動作は初期化され、電源投入
時と同様の動作を示す。
【0012】次に、上記構成の動作を説明する。通常動
作時は、ガスが使用されると流量検出手段1から、流量
に応じた流量信号sが電圧信号の形で出力される。演算
手段3では流量信号sを基に流量Qを求める。例えば、
一定量のガスが通過する毎にパルス信号が出力されると
すれば、この出力パルス数sに、一定の重みgを掛け合
わせることで、通過流量Qが求められる。こうして、求
められた流量Qを積算手段4で加算することにより積算
流量値が求められ、更に、この値が表示手段5で表示さ
れることになる。また、ここで求められた積算流量値
は、不揮発性記憶手段6に記憶される。不揮発性記憶手
段6は、複数のデータ格納領域を備えており、一定時間
が経過する毎に、書き込み手段8を通じて、その積算流
量値が記憶されていく。不揮発性記憶手段6の複数のデ
ータ領域には、今回記憶したデータと共に、過去何回か
のデータも併せて記憶されている。
作時は、ガスが使用されると流量検出手段1から、流量
に応じた流量信号sが電圧信号の形で出力される。演算
手段3では流量信号sを基に流量Qを求める。例えば、
一定量のガスが通過する毎にパルス信号が出力されると
すれば、この出力パルス数sに、一定の重みgを掛け合
わせることで、通過流量Qが求められる。こうして、求
められた流量Qを積算手段4で加算することにより積算
流量値が求められ、更に、この値が表示手段5で表示さ
れることになる。また、ここで求められた積算流量値
は、不揮発性記憶手段6に記憶される。不揮発性記憶手
段6は、複数のデータ格納領域を備えており、一定時間
が経過する毎に、書き込み手段8を通じて、その積算流
量値が記憶されていく。不揮発性記憶手段6の複数のデ
ータ領域には、今回記憶したデータと共に、過去何回か
のデータも併せて記憶されている。
【0013】図2は不揮発性記憶手段6に記憶されるデ
ータ内容とその記憶領域の関係を示す図である。不揮発
性記憶手段6には積算流量値を書き込む領域がn個設け
られており、それぞれの領域はA0〜An-1で表される。
A0〜An-1の領域にはそれぞれ流量計測手段2でもとめ
られた積算流量値が記憶されているが、それらの値をB
0〜Bn-1とする。最初の書き込みタイミングで書き込ん
だ領域をA0とすれば、次のタイミングではA1、その次
にはA2というようにデータを順次書き込んでいく。そ
して、n個の領域すべてに、データを記憶し終わると、
再度、A0から順にデータを記憶していく。そのため、
書き込み手段8には、次の書き込みタイミングで、どの
領域にデータを書き込むかを判定するため、現在の最新
データの記憶領域かまたは、次のタイミングでデータを
書き込む領域を判定するための情報を記憶しておく。更
に、不揮発性記憶手段6にも最新のデータの記憶領域を
記憶しておく。不揮発性記憶手段6にもデータの記憶領
域を判定する情報を記憶しておくのは、初期化手段12
から、初期化信号が出力された時、書き込み手段8の記
憶データが、消失してしまうと、どのデータを最新デー
タとして、読み込むかの判定ができなくなるからであ
る。本実施例では、書き込み手段8には、現在の最新デ
ータの記憶領域を判別する情報としてk=0、1、2・
・・の様に整数値を記憶するものとする。この整数値k
は、データ領域Ak、データ内容Bkに対応している。以
後kを引き数と呼ぶ。また、不揮発性記憶手段6には、
引き数kに対応するデータ判定情報C=CK(k=0、
1、2、・・・・)の形で記憶する。このデータ判定情
報Cは引き数kそのものでも良いし、データ領域そのも
の(A0、A1、A2・・・)でも良いし、また、フラグ
の形で記憶しても良い。
ータ内容とその記憶領域の関係を示す図である。不揮発
性記憶手段6には積算流量値を書き込む領域がn個設け
られており、それぞれの領域はA0〜An-1で表される。
A0〜An-1の領域にはそれぞれ流量計測手段2でもとめ
られた積算流量値が記憶されているが、それらの値をB
0〜Bn-1とする。最初の書き込みタイミングで書き込ん
だ領域をA0とすれば、次のタイミングではA1、その次
にはA2というようにデータを順次書き込んでいく。そ
して、n個の領域すべてに、データを記憶し終わると、
再度、A0から順にデータを記憶していく。そのため、
書き込み手段8には、次の書き込みタイミングで、どの
領域にデータを書き込むかを判定するため、現在の最新
データの記憶領域かまたは、次のタイミングでデータを
書き込む領域を判定するための情報を記憶しておく。更
に、不揮発性記憶手段6にも最新のデータの記憶領域を
記憶しておく。不揮発性記憶手段6にもデータの記憶領
域を判定する情報を記憶しておくのは、初期化手段12
から、初期化信号が出力された時、書き込み手段8の記
憶データが、消失してしまうと、どのデータを最新デー
タとして、読み込むかの判定ができなくなるからであ
る。本実施例では、書き込み手段8には、現在の最新デ
ータの記憶領域を判別する情報としてk=0、1、2・
・・の様に整数値を記憶するものとする。この整数値k
は、データ領域Ak、データ内容Bkに対応している。以
後kを引き数と呼ぶ。また、不揮発性記憶手段6には、
引き数kに対応するデータ判定情報C=CK(k=0、
1、2、・・・・)の形で記憶する。このデータ判定情
報Cは引き数kそのものでも良いし、データ領域そのも
の(A0、A1、A2・・・)でも良いし、また、フラグ
の形で記憶しても良い。
【0014】ここで、電池11に異常が発生し、電源の
供給が停止された場合や、制御手段10を実現している
マイクロコンピュータが暴走した場合には、積算手段4
の積算流量値が消失したり、表示手段5の表示が消えて
しまうことになるが、不揮発性記憶手段6に記憶された
積算値は保持されている。この値は、初期化手段12か
らの初期化信号により、流量計測手段の内部データとし
て読み込まれることになる。初期化手段12から初期化
信号が出力されるのは例えば、次のような時である。電
池切れ後の電池交換など電源供給が一旦停止した後再開
された場合、制御手段10を実現しているマイクロコン
ピュータの暴走による異常動作を回避するため強制的に
初期化手段12の電圧を落とした場合、初期化手段12
にノイズが加わりここに加わる電圧が一時的に低下した
場合等である。いづれの場合であっても、初期化信号が
出力され、不揮発性記憶手段6の記憶データが読み込ま
れる。不揮発性記憶手段には、データ判定情報Cが記録
されており、データ書き換え手段9は、このデータを基
に今までに記録されたデータの内、最新のデータがどの
領域に保持されているのかを判断して、このとき選んだ
最新データを以て、流量計測手段2の積算流量値の初期
値を設定している。書き込み手段7による書き込みの時
間間隔を適当な値に定めることにより、一旦失われたデ
ータの修復は可能である。
供給が停止された場合や、制御手段10を実現している
マイクロコンピュータが暴走した場合には、積算手段4
の積算流量値が消失したり、表示手段5の表示が消えて
しまうことになるが、不揮発性記憶手段6に記憶された
積算値は保持されている。この値は、初期化手段12か
らの初期化信号により、流量計測手段の内部データとし
て読み込まれることになる。初期化手段12から初期化
信号が出力されるのは例えば、次のような時である。電
池切れ後の電池交換など電源供給が一旦停止した後再開
された場合、制御手段10を実現しているマイクロコン
ピュータの暴走による異常動作を回避するため強制的に
初期化手段12の電圧を落とした場合、初期化手段12
にノイズが加わりここに加わる電圧が一時的に低下した
場合等である。いづれの場合であっても、初期化信号が
出力され、不揮発性記憶手段6の記憶データが読み込ま
れる。不揮発性記憶手段には、データ判定情報Cが記録
されており、データ書き換え手段9は、このデータを基
に今までに記録されたデータの内、最新のデータがどの
領域に保持されているのかを判断して、このとき選んだ
最新データを以て、流量計測手段2の積算流量値の初期
値を設定している。書き込み手段7による書き込みの時
間間隔を適当な値に定めることにより、一旦失われたデ
ータの修復は可能である。
【0015】次に、図3のフローチャートを用いて上記
動作を説明する。ステップ101で、電池11の取り付
けにより、電源の供給が開始されると初期化手段12よ
り初期化信号が出力され、動作を開始する。ステップ1
02で、不揮発性記憶手段6に記録されているデータ判
定情報Cの値CKを読み込む。ステップ103で、CKよ
りデータ判定の引き数k(k=0、1、2、・・・n−
1)を判断し、書き込み手段8の内部データkを決定す
る。ステップ104では、ステップ103で決定された
引き数kに対応する領域Ak、即ち、最新データの記憶
されている領域を判定する。ステップ105では、領域
Akに記憶されているデータBkを基に積算流量値Qsを
書き換える。使用開始の時点では、Bkをすべて0、C
を任意の値に設定しておけば積算流量値Qsには0が登
録される。ステップ106では、ステップ105で書き
込まれた積算流量値が表示手段5で表示される。ステッ
プ107では、流量信号sの検出を判定する。ここで流
量信号sが発生していれば、ステップ108で流量演算
を施し新たに検出された流量値Q=s・gが求められ、
更にステップ109で今まで求めた積算流量値QsにQ
を加算することによりQsを更新し、ステップ110で
Qsが表示手段5で表示される。尚、ステップ107で
流量信号が検出されなければ、ステップ108〜110
の処理はの行わない。ステップ111では、不揮発性記
憶手段6への書き込みタイミングを判定する。書き込み
タイミングであれば、ステップ112でデータ書き込み
に関する引き数kの値を更新する。ステップ113で、
kが書き込み領域数nに等しければ、ステップ114で
kを初期値0に設定する。ステップ115では、引き数
kに対応する領域Akを判断し、ステップ116で領域
AkのデータBkに現在の積算流量値Qsを書き込む。ス
テップ117で、データ判定情報Cの値を引き数kに対
応するCkに変更する。その後、ステップ107に戻り
上記動作を繰り返す。初期化信号の出力は図3のフロー
チャートとは、関わりなく発生する割り込み機能であ
り、この信号が入力されると、無条件でステップ101
の処理が行われる。
動作を説明する。ステップ101で、電池11の取り付
けにより、電源の供給が開始されると初期化手段12よ
り初期化信号が出力され、動作を開始する。ステップ1
02で、不揮発性記憶手段6に記録されているデータ判
定情報Cの値CKを読み込む。ステップ103で、CKよ
りデータ判定の引き数k(k=0、1、2、・・・n−
1)を判断し、書き込み手段8の内部データkを決定す
る。ステップ104では、ステップ103で決定された
引き数kに対応する領域Ak、即ち、最新データの記憶
されている領域を判定する。ステップ105では、領域
Akに記憶されているデータBkを基に積算流量値Qsを
書き換える。使用開始の時点では、Bkをすべて0、C
を任意の値に設定しておけば積算流量値Qsには0が登
録される。ステップ106では、ステップ105で書き
込まれた積算流量値が表示手段5で表示される。ステッ
プ107では、流量信号sの検出を判定する。ここで流
量信号sが発生していれば、ステップ108で流量演算
を施し新たに検出された流量値Q=s・gが求められ、
更にステップ109で今まで求めた積算流量値QsにQ
を加算することによりQsを更新し、ステップ110で
Qsが表示手段5で表示される。尚、ステップ107で
流量信号が検出されなければ、ステップ108〜110
の処理はの行わない。ステップ111では、不揮発性記
憶手段6への書き込みタイミングを判定する。書き込み
タイミングであれば、ステップ112でデータ書き込み
に関する引き数kの値を更新する。ステップ113で、
kが書き込み領域数nに等しければ、ステップ114で
kを初期値0に設定する。ステップ115では、引き数
kに対応する領域Akを判断し、ステップ116で領域
AkのデータBkに現在の積算流量値Qsを書き込む。ス
テップ117で、データ判定情報Cの値を引き数kに対
応するCkに変更する。その後、ステップ107に戻り
上記動作を繰り返す。初期化信号の出力は図3のフロー
チャートとは、関わりなく発生する割り込み機能であ
り、この信号が入力されると、無条件でステップ101
の処理が行われる。
【0016】仮に、ステップ116の積算流量値を書き
込んでいる最中に、初期化信号が出力されたとしても、
この時点ではまだデータ判定情報Cはまだ更新されてい
ないので、一回前に記憶されたデータ判定情報Ck-1を
基に、データBk-1が選択されることになり、異常値が
積算流量値に書き込まれることはない。また、ステップ
117でデータ判定情報Ckを書き込んでいる最中に初
期化信号が出力されたとしても、既に、積算流量値の書
き込みは終了している。したがって、どの値が選択され
たとしても積算流量値そのものが異常値となることはな
い。
込んでいる最中に、初期化信号が出力されたとしても、
この時点ではまだデータ判定情報Cはまだ更新されてい
ないので、一回前に記憶されたデータ判定情報Ck-1を
基に、データBk-1が選択されることになり、異常値が
積算流量値に書き込まれることはない。また、ステップ
117でデータ判定情報Ckを書き込んでいる最中に初
期化信号が出力されたとしても、既に、積算流量値の書
き込みは終了している。したがって、どの値が選択され
たとしても積算流量値そのものが異常値となることはな
い。
【0017】本実施例では、不揮発性記憶手段に記憶す
るデータを積算流量値のみとしたが、それ以外にも、型
式号数の様に、設定内容によっては、流量計測値に影響
を及ぼす様なデータを記憶する形としても良い。また、
フルイディックガスメータの様に、複数の流量検出手段
の出力を比較して、流量補正演算を行う形態のものがあ
るが、この場合、補正値は刻一刻と変化する値であるの
で、この値も不揮発性記憶手段8に記憶するようにすれ
ば、積算流量値と同様の効果が得られる。
るデータを積算流量値のみとしたが、それ以外にも、型
式号数の様に、設定内容によっては、流量計測値に影響
を及ぼす様なデータを記憶する形としても良い。また、
フルイディックガスメータの様に、複数の流量検出手段
の出力を比較して、流量補正演算を行う形態のものがあ
るが、この場合、補正値は刻一刻と変化する値であるの
で、この値も不揮発性記憶手段8に記憶するようにすれ
ば、積算流量値と同様の効果が得られる。
【0018】また、本実施例では、不揮発性記憶手段6
へのデータの書き込みを一定時間の経過毎に行う構成と
したが、これを流量計測手段2の積算流量値Qsが一定
量以上増加した場合としても良い。例えば、家庭用のガ
スメータであれば、料金の支払額が1m3毎に変化する
体系となっているので、積算流量値Qsの値が1m3を越
える毎に不揮発性記憶手段6への書き込みを行うように
すれば、使用料金への影響度合いを極力小さくすること
が可能である。
へのデータの書き込みを一定時間の経過毎に行う構成と
したが、これを流量計測手段2の積算流量値Qsが一定
量以上増加した場合としても良い。例えば、家庭用のガ
スメータであれば、料金の支払額が1m3毎に変化する
体系となっているので、積算流量値Qsの値が1m3を越
える毎に不揮発性記憶手段6への書き込みを行うように
すれば、使用料金への影響度合いを極力小さくすること
が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
の流量計によれば次の効果が得られる。
の流量計によれば次の効果が得られる。
【0020】電源電圧の変動にかかわらず、所定のタイ
ミングで不揮発性記憶手段に積算流量値などの流量計測
に必要なデータを記憶し、更に過去何回かのデータを保
持している。そして、電源電圧が回復した場合には、不
揮発性記憶手段に記憶されたデータの内最新のものを選
択して、流量計測手段のデータの初期値を設定している
ので、電源異常、ノイズ等の影響により暴走が発生した
場合であっても、正常動作時のデータを確実に修復する
ことが可能になり、データの信頼性が向上できる。
ミングで不揮発性記憶手段に積算流量値などの流量計測
に必要なデータを記憶し、更に過去何回かのデータを保
持している。そして、電源電圧が回復した場合には、不
揮発性記憶手段に記憶されたデータの内最新のものを選
択して、流量計測手段のデータの初期値を設定している
ので、電源異常、ノイズ等の影響により暴走が発生した
場合であっても、正常動作時のデータを確実に修復する
ことが可能になり、データの信頼性が向上できる。
【0021】また、不揮発性記憶手段には、最新データ
を判定するためのデータ判定情報も記憶され、更に、書
き込みの際には、流量計測データが書き終わってから、
データ判定情報を書き込んでいるので、書き込み最中の
異常データをリセット後の初期値とすることがなくな
り、データの信頼性が更に向上する。
を判定するためのデータ判定情報も記憶され、更に、書
き込みの際には、流量計測データが書き終わってから、
データ判定情報を書き込んでいるので、書き込み最中の
異常データをリセット後の初期値とすることがなくな
り、データの信頼性が更に向上する。
【図1】本発明の実施例における流量計のブロック図
【図2】同流量計における不揮発性記憶手段の記憶デー
タの内容を示す説明図
タの内容を示す説明図
【図3】同流量計のフローチャート
【図4】従来の流量計のブロック図
1 流量検出手段 2 流量計測手段 6 不揮発性記憶手段 7 データ制御手段 8 書き込み手段 9 書き換え手段 11 電源 12 初期化手段
フロントページの続き (72)発明者 白沢 忠徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】流体流量を検出する流量検出手段と、前記
流量検出手段の流量信号から積算流量値を求める流量計
測手段と、少なくとも積算流量値を含む前記流量計測手
段の保持する流量計測データを複数回記憶する領域を備
えた不揮発性記憶手段と、前記不揮発性記憶手段のデー
タの入出力を制御するデータ制御手段と、前記各手段を
駆動する電源と、前記電源の電圧が所定値を越えた時点
で初期化信号を出力する初期化手段とを備え、前記デー
タ制御手段は、前記不揮発性記憶手段に所定のタイミン
グでデータを書き込む書き込み手段と、前記初期化手段
の初期化信号入力時には前記不揮発性記憶手段の記憶デ
ータの内最新のデータを選択して前記流量計測手段の流
量計測データを書き換える書き換え手段とを備えた流量
計。 - 【請求項2】不揮発性記憶手段は、最新のデータの記憶
領域を示すデータ判定情報を記憶し、書き込み手段は、
流量計測データ、データ判定情報の順にデータを書き込
む請求項1記載の流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31634393A JPH07167700A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31634393A JPH07167700A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167700A true JPH07167700A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18076062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31634393A Pending JPH07167700A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004205420A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Tokyo Gas Co Ltd | ガスメータ |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31634393A patent/JPH07167700A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004205420A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Tokyo Gas Co Ltd | ガスメータ |
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