JPH07167608A - 干渉計及び光走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

干渉計及び光走査型トンネル顕微鏡

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JPH07167608A
JPH07167608A JP31522893A JP31522893A JPH07167608A JP H07167608 A JPH07167608 A JP H07167608A JP 31522893 A JP31522893 A JP 31522893A JP 31522893 A JP31522893 A JP 31522893A JP H07167608 A JPH07167608 A JP H07167608A
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light
optical
optical probe
scanning
movement mechanism
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Application number
JP31522893A
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English (en)
Inventor
Masaru Muranishi
勝 村西
Hidehiko Shindo
英彦 神藤
Mamoru Kainuma
守 貝沼
Katsuhiko Kimura
勝彦 木村
Shozo Saegusa
省三 三枝
Katsuyuki Tanaka
勝之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相情報と光導波路の中に閉じこめられた光
の等位相線を測定可能とする。 【構成】 光源21より放射された光を複数の光に分割
する分割手段23と、それぞれの光の少なくとも一つの
振動数を変化させる少なくとも一つの周波数シフト手段
25、26と、それぞれの光を干渉させる干渉手段2
7、28と、干渉により発生したビートを検出する検出
手段29、30と、ビートよりそれぞれの光の情報を抽
出する抽出手段37と、光の波長より小さい領域より選
択して取り出す少なくとも一つの光プローブ16を備
え、試料に照射する測定光の他に振動数のわずかに異な
る参照光を用意し、光プローブで取り出した測定光と、
この参照光とを干渉させてビートを発生させ、このビー
トから狭い領域の光の位相を測定する。 【効果】 小さい領域の光の位相情報を知ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料表面の微細構造の
測定に係り、特に光学素子等の特性測定をを光学的に行
うのに好適な干渉計及び光走査型トンネル顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の走査型トンネル顕微鏡において
は、特開平4-77605号公報及び特開平4-162340号公報等
に開示されている。光走査型トンネル顕微鏡について
は、日本光学会発行「光学」第21巻、11号(1992年11
月)、780ページ及び応用物学会発行「応用物理」第61
巻(1992)、612ページに記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光走査型トンネ
ル顕微鏡あっては、非常に微小な領域の光を観察する手
段ではあるが、光の強度及び表面形状のみか測定でき、
光の位相や光路長が測定できなかった。また、光導波路
内を伝播する光の位相を測る手段がなかった。
【0004】本発明の目的は、微小領域の光の位相を測
定する手段を提供するとともに、光導波路に閉じこめら
れた光の位相を測定する手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る干渉計は、光源より放射された光を複
数の光に分割する分割手段と、それぞれの光の少なくと
も一つの振動数を変化させる少なくとも一つの周波数シ
フト手段と、それぞれの光を干渉させる干渉手段と、干
渉により発生したビートを検出する検出手段と、ビート
よりそれぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する
干渉計において、分割された少なくとも一つの光を放射
される光の波長より小さい領域より選択して取り出す少
なくとも一つの光プローブを備え、干渉手段は、それぞ
れの光プローブで取り出された光と分割されたそれぞれ
の光とを干渉させるとともに、干渉させる少なくとも一
つの光の振動数がそれぞれの周波数シフト手段で変化さ
せられている構成とする。
【0006】そして光源より放射された光を複数の光に
分割する分割手段と、それぞれの光の少なくとも一つの
振動数を変化させる少なくとも一つの周波数シフト手段
と、それぞれの光を干渉させる干渉手段と、干渉により
発生したビートを検出する検出手段と、ビートよりそれ
ぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する干渉計に
おいて、分割された少なくとも一つの光を放射される光
の波長より小さい領域より選択して取り出す少なくとも
一つの光プローブを備え、干渉手段は、それぞれの光プ
ローブで取り出された光と分割されたそれぞれの光とを
干渉させるものである構成でもよい。
【0007】また複数の異なる振動数の光を放射する光
源と、それぞれの光を周波数ごとに分割する分割手段
と、この分割した光を干渉させる干渉手段と、干渉によ
り発生したビートを検出する検出手段と、ビートよりそ
れぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する干渉計
において、分割された少なくとも一つの光を放射される
光の波長より小さい領域より選択して取り出す少なくと
も一つの光プローブを備え、干渉手段は、それぞれの光
プローブで取り出された光と分割されたそれぞれの光と
を干渉させるものである構成でもよい。
【0008】さらに光プローブを移動させる移動手段を
有する構成でもよい。
【0009】そして移動手段は粗動機構と微動機構とよ
りなり、粗動機構の移動範囲が微動機構の移動範囲より
も大きく、微動機構の移動範囲が粗動機構の位置決め精
度よりも大きく形成されている構成でもよい。
【0010】また微動機構は、ピエゾ圧電効果を利用し
たピエゾ圧電型のアクチュエータである構成でもよい。
【0011】さらに光プローブで取り出された光を干渉
手段に導く光路に光ファイバを用いた構成でもよい。
【0012】そして光プローブを移動させた際の光ファ
イバの光路長変化を検出する検出手段と、光ファイバの
光路長を変化させる光路長可変手段とを備えるととも
に、検出手段の検出結果に基づき光路長可変手段を駆動
し、かつ光プローブで取り出され干渉手段に入射される
光の位相ずれを防止する光路長安定化手段を具備した構
成でもよい。
【0013】また分割手段で分割されたそれぞれの光を
干渉手段に導く光路に光ファイバを用いた構成でもよ
い。
【0014】さらに光走査型トンネル顕微鏡において
は、光源より放射された光を試料に照射する光学系と、
この光による試料からの透過光、反射光及び散乱光、又
は試料近傍に発生するエバネッセント波を試料表面近傍
の一部の領域より選択して取り出す光プローブと、光プ
ローブを試料表面に沿って走査する走査機構と、光プロ
ーブを試料表面に対しほぼ垂直方向に動かす上下動機構
と、光プローブにより取り出された光を検出する光検出
器と、試料表面と光プローブとの間の間隔を計測する間
隔計測手段と、間隔計測手段の出力により間隔を一定に
保ち上下動機構を駆動する制御回路と、走査機構を駆動
し光プローブを試料表面の所定の領域へ走査させる走査
回路と、光プローブの走査に同期して光検出器の出力を
記録しかつ記録をもとに試料の情報を抽出する処理回路
とを有する光走査型トンネル顕微鏡において、光源から
放射された光を試料に照射する前に測定光と参照光とに
分割する分割手段と、その分割された測定光と参照光の
少なくともいずれか一方の周波数を変化させる少なくと
も一つの周波数シフト手段と、少なくとも一部の測定光
が試料に照射されて光プローブにより取り出された光と
少なくとも一部の参照光とを干渉させる干渉手段とを備
え、処理回路は、干渉手段で発生したビートを光検出器
で検出しビートより光プローブで取り出された光の強度
と位相の情報を取り出せるものである構成とする。
【0015】そして光源より放射された光を試料に照射
する光学系と、この光による試料からの透過光、反射光
及び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント波
を試料表面近傍の一部の領域より選択して取り出す光プ
ローブと、光プローブを試料表面に沿って走査する走査
機構と、光プローブを試料表面に対しほぼ垂直方向に動
かす上下動機構と、光プローブにより取り出された光を
検出する光検出器と、試料表面と光プローブとの間の間
隔を計測する間隔計測手段と、間隔計測手段の出力によ
り間隔を一定に保ち上下動機構を駆動する制御回路と、
走査機構を駆動し光プローブを試料表面の所定の領域へ
走査させる走査回路と、光プローブの走査に同期して光
検出器の出力を記録しかつ記録をもとに試料の情報を抽
出する処理回路とを有する光走査型トンネル顕微鏡にお
いて、光源より振動数の異なる複数の光が放射され、そ
の放射されたそれぞれの光を振動数ごとに分離する分離
手段と、分離されたそれぞれの光の少なくとも一部の測
定光を試料に照射して光プローブにより取り出された光
と分離手段で分離された少なくとも一部の参照光とを干
渉させる干渉手段とを備え、処理回路は、干渉手段で発
生したビートを光検出器で検出しビートにより光プロー
ブで取り出された光の強度と位相の情報とを取り出せる
ものである構成でもよい。
【0016】また光源より放射された光を試料に照射す
る光学系と、この光による試料からの透過光、反射光及
び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント波を
試料表面近傍の一部の領域より選択して取り出す少なく
とも一つの光プローブと、それぞれの光プローブを試料
表面に沿って走査する走査機構と、それぞれの光プロー
ブを試料表面に対しほぼ垂直方向に動かす上下動機構
と、それぞれの光プローブにより取り出された光を検出
する光検出器と、試料表面とそれぞれの光プローブとの
間の間隔を計測する間隔計測手段と、間隔計測手段の出
力により間隔を一定に保ち上下動機構を駆動する制御回
路と、走査機構を駆動しそれぞれの光プローブを試料表
面の所定の領域へ走査させる走査回路と、それぞれの光
プローブの走査に同期して光検出器の出力を記録しかつ
記録をもとに試料の情報を抽出する処理回路とを有する
光走査型トンネル顕微鏡において、複数の光プローブ
と、それぞれの光プローブで取り出されたそれぞれの光
の少なくとも一つの周波数を変化させる複数の周波数シ
フト手段と、それぞれの光プローブで取り出されたそれ
ぞれの光を干渉させる干渉手段とを備え、処理回路は、
干渉手段で発生したビートを光検出器で検出しビートに
よりそれぞれの光プローブで取り出された光の強度及び
光の位相差の情報とを取り出せるものである構成でもよ
い。
【0017】さらに測定光を干渉手段に導く光路に光フ
ァイバを用いた構成でもよい。
【0018】そしてそれぞれの光プローブを走査する際
の干渉手段に入射する測定光の位相ずれを検出する位相
検出手段と、測定光の位相を変調する位相変調器とを備
え、位相検出手段の検出結果に基づき位相変調器を駆動
し、かつそれぞれの光プローブを走査する際の干渉手段
に入射する測定光の位相ずれを防止する測定光安定化手
段を具備した構成でもよい。
【0019】また参照光を干渉手段に導く光路に光ファ
イバを用いた構成でもよい。
【0020】さらにそれぞれの光プローブを走査する際
の干渉手段に入射する参照光の位相ずれを検出する位相
検出手段と、参照光の位相を変調する位相変調器とを備
え、位相検出手段の検出結果に基づき位相変調器を駆動
し、かつそれぞれの光プローブを走査する際の干渉手段
に入射する参照光の位相ずれを防止する参照光安定化手
段を具備した構成でもよい。
【0021】そして光プローブは透明な物質よりなり、
端部に少なくとも一つの突起を有する構成でもよい。
【0022】また光プローブは透明な物質よりなり、端
部に少なくとも一つの突起を有し、それぞれの突起の少
なくとも一つの先端の曲率半径が光源から放射される光
の波長よりも小さく形成されている構成でもよい。
【0023】さらに光プローブは不透明な物質又は透明
な物質に不透明な物質を付着させた中空の物体で形成さ
れ、中空の物体に少なくとも一つの微細な穴が穿設され
ている構成でもよい。
【0024】そして光プローブは、不透明な物質又は透
明な物質に不透明な物質を付着させた中空の物体よりな
り、中空の物体に少なくとも一つの微細な穴が穿設され
るとともに、それぞれの穴の少なくとも一つの大きさが
光源より放射される光の波長よりも小さく形成されてい
る構成でもよい。
【0025】また光プローブにより透過光、反射光及び
散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント波が選
択して取り出される試料表面近傍の一部の領域の大きさ
は、光源より放射される光の波長より小さく形成されて
いる構成でもよい。
【0026】さらに走査機構は粗動機構と微動機構とよ
りなり、粗動機構の走査範囲が微動機構の走査範囲より
大きく、微動機構の走査範囲が粗動機構の位置決め精度
より大きく形成されている構成でもよい。
【0027】そして上下動機構は粗動機構と微動機構と
よりなり、粗動機構の走査範囲が微動機構の走査範囲よ
りも大きく、微動機構の走査範囲が粗動機構の位置決め
精度よりも大きく形成されている構成でもよい。
【0028】また試料は光導波路を有する光素子で形成
され、測定光の少なくとも一部が光導波路を伝播するよ
うに照射され、光プローブは、光導波路を伝播する光の
エバネッセント波を取り出すものである構成でもよい。
【0029】さらに走査機構の微動機構は、ピエゾ圧電
効果を利用したピエゾ圧電型のアクチュエータである構
成でもよい。
【0030】そして上下動機構の微動機構は、ピエゾ圧
電効果を利用したピエゾ圧電型のアクチュエータである
構成でもよい。
【0031】また光素子製造工程においては、前記いず
れか一つの光走査型トンネル顕微鏡を備え、基板上に薄
膜光導波路を作る導波路作成工程と、薄膜光導波路の光
学特性を測定しその結果に応じてその後のパターンを変
更し所定のパターニングを行うパターニング工程とより
なる構成とする。
【0032】さらに前記いずれか一つの光走査型トンネ
ル顕微鏡を備え、光導波路を有する光素子を作る作成工
程と、光走査型トンネル顕微鏡により光素子を検査する
検査工程とよりなる構成でもよい。
【0033】
【作用】本発明によれば、試料に照射する測定光の他に
参照光を用意し、測定光と参照光の振動数をずらしてお
く。試料に照射された光は試料によって、透過光、反射
光及び散乱光、又は試料近傍に存在するエバネッセント
波となる。光プローブを用いてこれらの光を、試料近傍
の試料表面の一部の領域から選択的に取り出す。この光
と参照光とを干渉させることにより、測定光と参照光の
振動数の差の振動数でビートが発生する。このビートか
ら光が取り出された狭いの領域の光の位相が測定され
る。試料表面の所定の領域について光プローブを走査し
各々の場所の位相を測定することにより、所定領域全体
の位相の状態が測定される。
【0034】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図21を参照しな
がら説明する。図1は図2に示す光走査型トンネル顕微
鏡の光学系42の説明図、図2は光走査型トンネル顕微
鏡の全体図、図3は複合プリズムの斜視図、図4は複合
プリズムの分解図、図5は複合プリズムの斜視図、図6
は複合プリズムの分解図、図7は光プローブ保持部近傍
の拡大図、図8は微動機構の拡大図、図9は微動機構の
ピエゾ圧電素子の斜視図、図10、11はピエゾ圧電素
子の断面図、図12、13はピエゾ圧電素子の変形の説
明図、図14から図19は微動機構の動作の説明図、図
20は光プローブ近傍の拡大図、図21はフォトダイオ
ードのフォトカレントを電圧に変換する変換回路の回路
図である。
【0035】図1に示すように、光源21より放射され
た光を複数の光に分割する分割手段23と、それぞれの
光の少なくとも一つの振動数を変化させる少なくとも一
つの周波数シフト手段25、26と、それぞれの光を干
渉させる干渉手段27、28と、干渉により発生したビ
ートを検出する検出手段29、30と、ビートよりそれ
ぞれの光の情報を抽出する抽出手段37とを有する干渉
計であって、分割された少なくとも一つの光を放射され
る光の波長より小さい領域より選択して取り出す少なく
とも一つの光プローブ16を備え、干渉手段27、28
は、それぞれの光プローブ16で取り出された光と分割
されたそれぞれの光とを干渉させるとともに、干渉させ
る少なくとも一つの光の振動数がそれぞれの周波数シフ
ト手段25、26で変化させられている構成とする。
【0036】レーザー光源1から放射された光はアイソ
レータ2を経由しビームスプリッタ(以下、BSと略
す)3で二つに分割される。BS3を通過した光は音響
光学素子(以下、AOMと略す)5で周波数シフトを受
け、複合プリズム7に入射する。図3は複合プリズム7
の斜視図であり、図4はその分解図である。BS3を通
過した光は複合プリズム7を形成するBS61に入射す
る。この光の一部はBS61で反射され、さらに全反射
ミラー63で反射され、BS64を通過してフォトダイ
オード(以下、PDと略す)19に入射する。BS3で
反射された光は全反射ミラー4で反射され、AOM6で
周波数シフトを受け、複合プリズム7に入射する。この
光の一部は、図4に示す複合プリズム7を形成するBS
62で反射され、さらにBS64で反射され、PD19
に入射する。
【0037】ここで、レーザー光源1から放射される光
の角振動数をω、AOM5での周波数シフトの量をΔω
1、AOM6での周波数シフトの量をΔω2、AOM5か
らPD19までの光路長をL1、AOM6からPD19
までの光路長をL2、AOM5で周波数シフトを受けP
D19へ入射する光の振幅をa1、AOM6で周波数シ
フトを受けPD19へ入射する光の振幅をa2とする。
AOM5、6で周波数シフトを受けるときの光の偏光方
向の変化が同じであった場合、AOM5で周波数シフト
を受けPD19へ入射する光と、AOM6で周波数シフ
トを受けPD19へ入射する光の偏光方向が一致し、二
つの光は干渉を起こす。このため、PD19での光の場
(電場もしくは磁場)A1は式(数1)のようになる。
【0038】
【数1】
【0039】すると、AOM5での周波数シフトとAO
M6での周波数シフトの差の振動数のビートが発生す
る。PD19には逆バイアスがかけてあり、PD19に
流れるフォトカレントI1はCを比例定数として式(数
2)のようになる。
【0040】
【数2】
【0041】但し、Δω=Δω1−Δω2、である。図2
1に示すような電流・電圧変換回路を用いてこのフォト
カレントを電圧に変換し、ロックインアンプ20への参
照入力とする。図21に示す電流・電圧変換回路は、折
れ点周波数fが式(数3)で与えられるハイパスフィル
ターとなっており、電流I1の直流成分が除去される。
この信号を以下、第1の参照信号と呼ぶ。 f=1/{2π(R1+R2)C}…………………………………(数3) AOM6で周波数シフトを受け、BS62を通過した光
の一部はBS9で反射され、PD18に入射する。AO
M5で周波数シフトを受け、BS61を通過した光の一
部はBS8、λ/4板10、λ/8板11及びBS12
を通り、カップリングレンズ13を介して光ファイバ1
5に結合される。この光は光ファイバ15中を伝播し、
反対側の端部の光プローブ16の部分で反射され、光フ
ァイバ15中を前記とは反対向きに伝播する。この光一
部はカップリングレンズ13でコリメートされ、BS1
2、λ/8板11及びλ/4板10通り、BS8で反射
され、BS9を通過してPD18に入射する。この時、
AOM6で周波数シフトを受け、PD18に入射した光
と、AOM5で周波数シフトを受け、光プローブ16の
部分で反射されてPD18に入射した光の偏光方向が一
致するようにλ/8板11及びBS12の向きを調節す
る。するとPD18に入射する二つの光も干渉を起こ
す。
【0042】ここで、AOM5からPD18までの光路
長をL3、AOM6からPD18までの光路長をL4、A
OM5で周波数シフトを受けPD18へ入射する光の振
幅をa3、AOM6で周波数シフトを受けPD18へ入
射する光の振幅をa4とする。するとPD18での光の
場(電場もしくは磁場)A2は式(数4)のようにな
る。
【0043】
【数4】
【0044】すると、AOM5での周波数シフトとAO
M6での周波数シフトの差の振動数のビートが発生す
る。PD18には逆バイアスがかけてあり、PD18に
流れるフォトカレントI2はCを比例定数として式(数
5)のようになる。
【0045】
【数5】
【0046】図21に示すような電流・電圧変換回路を
用いてこのフォトカレントを電圧に変換し、ロックイン
アンプ20への測定入力とする。この時に電流I2の直
流成分を除去する。この信号を以下、第1の測定信号と
呼ぶ。
【0047】a1、a2、a4、L1、L2及びL4が既知
で、時間的に変化しないものとする。この場合、ロック
インアンプ20で、第1の参照信号に対して第1の測定
信号を同期検波し、I2の交流成分の振幅と、I1とI2
の位相差とを求める。I2の交流成分の振幅はa3に比例
し、I1とI2との位相差はL3の1次関数となってい
る。このため、I2の交流成分の振幅からa3を、I1と
I2の位相差からL3を容易に求めることができる。a3
の2乗は、AOM5で周波数シフトを受けた光の、光プ
ローブ16の部分での反射率に比例する。さらに、光プ
ローブ16の部分での反射率は光プローブ16と光導波
路35の間隔に依存するため、I2の交流成分の振幅か
ら間接的に、光プローブ16と光導波路35の間隔を求
めることができる。I2の交流成分の振幅と、I1とI2
の位相差とは後述するシステムコントローラ41に入力
される。
【0048】一方、レーザー光源21から放射された光
はアイソレータ22を通り、BS(分割手段)23に入
射する。この光の一部はBS23を通過しAOM(周波
数シフト手段)25で周波数シフトを受け、複合プリズ
ム(干渉手段)27に入射する。図5は複合プリズム2
7の斜視図であり、図6はその分解図である。この光
は、複合プリズム27を形成する部品の一つであるBS
66に入射する。この光の一部はBS66で反射され、
さらに全反射ミラー68で反射され、BS67を通過し
てPD(検出手段)29に入射する。BS23に入射し
た光の一部はBS23で反射され、さらに全反射ミラー
24で反射され、AOM(周波数シフト手段)26で周
波数シフトを受け、複合プリズム27に入射する。この
光は、複合プリズム27を形成する部品の一つであるB
S65に入射する。この光の一部はBS67で反射さ
れ、PD29に入射する。
【0049】ここで、レーザー光源21から放射される
光の角振動数をν、AOM25での周波数シフトの量を
Δν1、AOM26での周波数シフトの量をΔν2、AO
M25からPD29までの光路長をL5、AOM6から
PD29までの光路長をL6、AOM25で周波数シフ
トを受けPD29へ入射する光の振幅をa5及びAOM
26で周波数シフトを受けPD29へ入射する光の振幅
をa6とする。AOM25、26で周波数シフトを受け
るときの光の偏光方向の変化が同じであった場合、AO
M25で周波数シフトを受けPD29へ入射する光と、
AOM26で周波数シフトを受けPD29へ入射する光
の偏光方向が一致し、二つの光は干渉を起こす。このた
め、PD29での光の場(電場もしくは磁場)A3は式
(数6)のようになる。
【0050】
【数6】
【0051】すると、AOM25での周波数シフトとA
OM26での周波数シフトの差の振動数のビートが発生
する。PD29には逆バイアスがかけてあり、PD29
に流れるフォトカレントI3はCを比例定数として式
(数7)のようになる。
【0052】
【数7】
【0053】但し、Δν=Δν1−Δν2、である。図2
1に示すような電流・電圧変換回路を用いてこのフォト
カレントを電圧に変換し、ロックインアンプ(抽出手
段)37への参照入力とする。この時に電流I3の直流
成分を除去する。この信号を以下、第2の参照信号と呼
ぶ。
【0054】AOM26で周波数シフトを受け、BS6
5を通過した光の一部はBS28で反射され、PD30
に入射する。AOM25で周波数シフトを受け、BS6
6を通過した光はミラー33で反射され、試料である光
集積回路34に照射される。光集積回路34には光導波
路35が設けられており、さらに光導波路35にはグレ
ーティングカップラ38が設けられている。光集積回路
34に照射された光はグレーティングカップラ38で回
折され、かつ光導波路35に閉じ込められ、光導波路3
5の中を伝播する。光導波路35中を伝播する光は光導
波路35の表面にエバネッセント波36を作る。エバネ
ッセント波36は光プローブ16で取り出され、光ファ
イバ15を伝播する。光プローブ16で取り出され、光
ファイバ15を伝播する光は、カップリングレンズ13
でコリメートされ、その一部はBS12で反射される。
BS12で反射された光はλ/4板31、λ/2板32
及びBS28(干渉手段)を通り、PD30(検出手
段)に入射する。この時、AOM26で周波数シフトを
受けPD30に入射する光と、AOM25で周波数シフ
トを受け、光プローブ16で取り出され、PD30に入
射する光の偏光方向が一致するようにλ/4板31、λ
/2板32の向きを調節する。するとPD30に入射す
る二つの光は干渉を起す。
【0055】ここで、AOM25からPD30までの光
路長をL7、AOM26からPD30までの光路長をL
8、AOM25で周波数シフトを受けPD30へ入射す
る光の振幅をa7及びAOM26で周波数シフトを受け
PD30へ入射する光の振幅をa8とする。するとPD
30での光の場(電場もしくは磁場)A4は式(数8)
のようになる。
【0056】
【数8】
【0057】すると、AOM25での周波数シフトとA
OM26での周波数シフトの差の振動数のビートが発生
する。PD30には逆バイアスがかけてあり、PD30
に流れるフォトカレントI4はCを比例定数として式
(数9)のようになる。
【0058】
【数9】
【0059】図21に示すような電流・電圧変換回路を
用いてこのフォトカレントを電圧に変換し、ロックイン
アンプ37への測定入力とする。この時に電流I4の直
流成分を除去する。この信号を以下、第2の測定信号と
呼ぶ。
【0060】a5、a6、a8、L5、L6及びL8が既知
で、時間的に変化しないものとする。この場合、ロック
インアンプ37で、第2の参照信号に対して第2の測定
信号を同期検波し、I4の交流成分の振幅と、I3とI4
の位相差とを求める。I4の交流成分の振幅はa7に比例
し、I3とI4の位相差はL7の1次関数となっている。
このため、I4の交流成分の振幅からa7を、I3とI4の
位相差からL7を容易に求めることができる。a7はエバ
ネッセント波36の振幅に比例する。このため、I4の
振幅から間接的にエバネッセント波36の強度を知るこ
とができる。またL7の内、AOM25からグレーティ
ングカップラ38までの光路長と光プローブ16からP
D30までの光路長が既知であった場合、L8からグレ
ーティングカップラ38から光プローブ16までの光路
長、すなわち光プローブ16での光の位相を知ることが
できる。また式(数9)から明らかなように、光プロー
ブ16で取り出される光が微弱でa7が小さかったとし
ても、a8を大きくすることによりI4の交流成分の振幅
を大きくすることができる。このため、光プローブで取
り出される光が微弱であったとしてもSN比の高い測定
が可能となる。a8を大きくした場合、I4の直流成分が
大きくなるが、これは前記のハイパスフィルターで除去
することができる。I4の交流成分の振幅と、I3とI4
の位相差とは後述されるシステムコントローラ41に入
力される。
【0061】図1に示す光学系ではレーザー光源1から
放射された光の一部が、アイソレータ2、BS3、AO
M5、BS61、BS8、BS12、カップリングレン
ズ13及び光ファイバ15を通り、光プローブ16で反
射され、光ファイバ15、カップリングレンズ13、B
S12、λ/4板31、λ/2板32及びBS28を通
り、PD30に入射する。しかし、レーザー光源1、2
1という異なる光源から放射された光は一般に干渉しな
い(もしくは、干渉しないようなレーザー光源の組を選
ぶことができる)。このため、レーザー光源1から放射
されPD30に入射する光の影響はI4の直流成分の増
加のみとなる。この影響は前記のハイパスフィルターに
よって取り除くことができ、上記の動作には影響を与え
ない(もしくは、そうすることが可能である)。また同
様に、レーザー光源21から放射されPD18に入射す
る光も存在するが、これも上記の動作には影響を与えな
い(もしくは、そうすることが可能である)。
【0062】なお、図1の機構系17は以下に説明する
図2の粗動ステージ44、45、46及び微動機構47
を省略して描いたものである。
【0063】図2に示すシステムコントローラ41は、
以下に説明する走査回路、制御回路、処理回路及び外部
インターフェースから構成される。走査回路は、光プロ
ーブ16を粗動ステージ45、46及び微動機構47を
用いて光導波路35上を走査させる機能を持つ。制御回
路は、ロックインアンプ20から入力されるI2の交流
成分の振幅から光集積回路35と光プローブ16との間
隔を求め、前記の走査の間この間隔を一定に保つべく粗
動ステージ44と微動機構47とを駆動する機能を持
つ。処理回路は、ロックインアンプ20、37からの出
力と、図7に示すレーザー干渉計49、76、ギャップ
センサ71〜74の出力と、走査回路と制御回路とから
粗動ステージ44、45、46及び微動機構47への出
力とを記録し、これに処理を加え種々の情報を抽出する
機能を持つ。外部インターフェースは本実施例で説明し
ている装置の外部から命令をうけ、走査回路、制御回路
及び処理回路を用いて後述する測定を行わせる機能と、
処理回路に記録されている内容や、抽出した情報を装置
外部へ出力する機能とを持っている。
【0064】システムコントローラ41は装置外部から
の命令により以下のことを行う。まず、光プローブ16
を粗動ステージ45、46及び微動機構17を用いて光
導波路35上の所定の領域に走査させる。この時、微動
機構の可動範囲は粗動ステージの位置決め精度よりも大
きく、粗動ステージの可動範囲よりも小さい。大きな範
囲の走査は粗動ステージ45、46を用いて行い、粗動
ステージ46、46の精度の足らない分を微動機構で補
正する。走査するときにファイバ保持部75の姿勢が変
化した場合、光プローブ16の位置がずれてしまう。こ
のため、図7に示すレーザー干渉系49、76とギャッ
プセンサ71〜74の出力からファイバ保持部75の姿
勢を検出し、微動機構47を用いてファイバ保持部75
の一定に保つように制御を行う。なお、微動機構47の
構成については後述する。レーザー干渉系49、76は
それぞれ参照ミラー77、78にレーザーの光束を2本
照射し、2本の光束の光路長の差からファイバ保持部7
5のz軸回りの回転角を検出する。ギャップセンサ71
〜74はそれぞれのセンサから参照ミラー79の間隔を
測定する。ギャップセンサ71〜74と参照ミラー79
の間隔をそれぞれG1、G2、G3、G4とすると、式(数
10)のように、 (G1+G2)/2−(G3+G4)/2……………………………(数10) なる量からファイバ保持部75のy軸回りの回転角を求
めることができる。また、式(数11)のように、 (G1+G3)/2−(G2+G4)/2……………………………(数11) なる量からファイバ保持部75のx軸回りの回転角を求
めることができる。
【0065】光導波路35の表面もしくは粗動ステージ
45、46の案内面が平でない場合、あるいは光導波路
35の表面と粗動ステージ46、46の案内面が平行で
ない場合、前記の走査の途中で光プローブ16と光導波
路35の表面の間隔は変化する。この場合、光プローブ
16が光導波路35に近づき過ぎると両者がぶつかって
しまうし、遠すぎると光プローブで光が取り出せなくな
ってしまう。そこで、光プローブ16と光導波路35の
間隔を一定に保つ必要がある。システムコントローラ4
1はI2の交流成分の振幅から光プローブ16と光導波
路35との間隔を求め、これを一定に保つように粗動ス
テージ44及び微動機構47を駆動する。
【0066】光プローブ16を走査すると光ファイバ1
5が変形し、光ファイバ15の光路長が変化する。する
とI3とI4の位相差を求めても、光プローブ16の部分
の光の位相を知る事ができなくなる。そこで光ファイバ
15の光路長の変化をI1とI2との位相差から求める。
そして光ファイバ15の光路長が一定になるように位相
変調器14を駆動する。位相変調器14は円筒状のピエ
ゾ圧伝素子の両端に穴のあいた板を接着し、この穴に光
ファイバ15を通し、板と光ファイバ15を接着した構
成となっている。電荷を与えることによりピエゾ圧伝素
子は軸方向に伸び縮みし、接着された光ファイバ15に
歪を与える。光ファイバ15の光路長はこの歪によって
変化する。システムコントローラ41は光ファイバ15
の光路長をI1とI2との位相差から求め、これを一定に
保つようにピエゾ圧伝素子に電荷を与える。
【0067】光プローブ16を走査し、光プローブ16
が所定の位置にきた時点で、システムコントローラ41
は、レーザー干渉計49、76からの出力とG1、G2、
G3、G4から光プローブ16の位置とを算出し、これを
記録する。これに同期してロックインアンプ37から出
力されたI4の交流成分の振幅とI3とI4の位相差とか
ら光プローブ16の位置でのエバネッセント波36の強
度と位相とを算出し、記録する。
【0068】システムコントローラ41は装置外部から
の命令に基づいて、光プローブ16の位置と、そこでの
エバネッセント波の強度と位相に関する情報を出力す
る。
【0069】微動機構47は図8に示すように、全く同
じ構造をしている4個のピエゾ圧電素子80、81、8
2、83からなっている。その内の1個を拡大した図が
図9である。個々のピエゾ圧電素子は円筒状の圧電セラ
ミックス85に電極91〜99を設けた構造となってい
る。図9の断面Aに対する断面図が図10であり、断面
Bに対する断面図が図11である。圧電セラミックス8
5は図10、11に示すように外向きに分極している。
このセラミックスは円筒の内側の電極99に対し、外側
の電極に正の電荷を与えた場合に円筒の軸方向に延びる
ものとする。電極99に対し、電極91〜98の電位を
高く(例えば、電位をvとし、v>0とする)した場
合、図12に示すように圧電セラミックス85はz軸方
向にΔzだけ延びる。v<0の場合はΔzだけ縮むこと
になる。電極99に対し、電極93、95の電位をvと
し(但し、v>0)、電極91、97の電位を−vとす
る。電極92、94、96、98の電位を電極99に等
しくする。すると圧電セラミックスは図13のように変
形し、圧電セラミックス85の上面はx軸のマイナス方
向にΔxだけ変位する。v<0の場合はx軸のプラス方
向に変位する。同様に圧電セラミックス85の上面をy
軸方向に変位させることが可能である。図14に4個の
ピエゾ圧電素子80〜83の上面を全てx軸のプラス方
向に変位させることにより、ファイバ保持部75をx軸
方向に動かすことができる。同様に図15のようにy軸
方向に、図16のようにz軸方向にファイバ保持部75
を動かすことができる。また図17のように、ピエゾ圧
電素子80、81をz軸方向に延ばし、ピエゾ圧電素子
82、83を縮めることにより、ファイバ保持部75を
y軸回りに回転させることができる。同様に図18のよ
うに、ピエゾ圧電素子80、82をz軸方向に延ばし、
ピエゾ圧電素子81、83を縮めることにより、ファイ
バ保持部75をx軸回りに回転させることができる。電
極99に対し、電極91、92、97、98の電位を正
にし、電極93、94、95、96の電位を負にする。
するとx軸の正方向とy軸の正方向の両方に同時に動か
すことができる。同様にx軸の正方向とy軸の負の方
向、あるは各々に対し、反対向きの方向に変位させるこ
とができる。すると図19に示すように、ピエゾ圧電素
子80をx軸正方向とy軸負方向に、ピエゾ圧電素子8
1をx軸負方向とy軸負方向に、ピエゾ圧電素子82を
x軸正方向とy軸正方向に、ピエゾ圧電素子83をx軸
負方向とy軸正方向に、それぞれ同時に変位させると、
ファイバ保持部75をz軸周りに回転させることができ
る。
【0070】図20は光プローブ16近傍の拡大図であ
る。光プローブ16は光ファイバ15のコア39を尖ら
せたものである。尖らせた部分の先端の曲率半径を、レ
ーザー光源21から放射される光の波長よりも小さくす
ることにより、エバネッセント波36をレーザー光源2
1から放射される光の波長よりも小さい領域から取り出
すことができる。このように光ファイバ15のコア39
の尖った部分は、コア39の部分のGeO2のドープ量
を22〜23mol%とし、光ファイバをHF水溶液と、NH4
F水溶液の混合液でエッチングすることにより作ること
ができる。これは、コア39とクラッド40のエッチン
グ速度の違いからこのような尖った部分が作られる。
【0071】本実施例では微小な光導波路35表面のエ
バネッセント波36の強度、位相及び光導波路35の形
状が測定できる。
【0072】本発明の他の実施例を図22及び図23を
参照しながら説明する。図22は光走査型トンネル顕微
鏡の光学系の説明図、図23は光プローブの部分の拡大
図である。本実施例は、図1から図21を用いて説明し
た実施例とは光学系の115部分と、試料の形状、試料
に光を照射する光学系及び光プローブの構成が異なって
いる。その他の点については図1から図21を用いて説
明した実施例と同じである。このため、ここでは光学系
の動作のみ説明する。
【0073】レーザー光源116は互いに偏光方向が直
交し、なおかつ周波数が異なる2種類の光を放射する。
この2種類の光の角振動数をω1、ω2とし、偏光ビーム
スプリッタ(以下、PBS、と略す)122の張り合わ
せ面に対し、角振動数ω1(以下、ω1の光と略す)の光
がP(入射面に対して平行)偏光に、角振動数ω2の光
(以下、ω2の光と略す)がS(入射面に対して直角)偏
光になるようレーザー光源116とPBS122の相対
位置が決まっている。レーザー光源116から放射され
た2種類の光の両方の一部はBS117で反射され、一
部は透過する。BS117で反射された2種類の光の両
方は偏光フィルター118を通ってPD119に入射す
る。偏光フィルター118は入射した光のうち、特定の
方向の直線偏光成分のみを透過する。偏光フィルター1
18を透過した光は、この特定方向に直線的に偏光した
光となる。偏光フィルター118のこの特定の方向は、
ω1の光の偏光方向と、ω2の光の偏光方向の両方に対し
て、45度の方向を向いている。このため、偏光フィル
ターに入射したω1の光とω2の光とは何れもその半分が
透過し、偏光方向は一致する。すると、PD119上で
二つの光は干渉を起こし、ビートを発生する。PD11
9には逆バイアスがかけてあり、角振動数Δω(=ω1
−ω2)の正弦波状の電流が流れる。この電流は例えば
図21に示すような回路で電圧に変換され、ロックイン
アンプ20への参照信号となる。
【0074】BS117を透過した2種類の光のうち、
ω2の光はPBS122で反射され、λ/4板141を
通り、反射ミラー142で反射され、λ/4板141を
通り、再びPBS122に入射する。この光はλ/4板
141を2回通る間に偏光方向が90度回転し、PBS
122の張り合わせ面に対しP偏光となっている。この
ため、再びPBS122に入射したω2の光はPBS1
22を透過し、さらに偏光フィルター121を通り、P
D120に入射する。
【0075】BS117を透過した2種類の光のうち、
ω1の光はPBS122を透過し、λ/4板124、λ
/8板125、BS126及びカップリングレンズ12
7を通り、光ファイバ129に入射する。この光は光フ
ァイバ129内を伝播し、光ファイバ129の入射した
側とは反対側の端部に設けられた光プローブ130の部
分で反射され、光ファイバ129内を最初とは逆向きに
伝播し、カップリングレンズ127、BS126、λ/
8板125及びλ/4板124を通り、PBS122に
入射する。この光の偏光方向はλ/4板124及びλ/
8板125を2回通る間に、PBS122を透過したと
きの偏光方向から90度回転している。このため、PB
S122の張り合わせ面に対しS偏光となっており、再
びPBS122に入射したω1の光はPBS122で反
射され、偏光フィルター121を通り、PD120に入
射する。偏光フィルター121の機能は偏光フィルター
118と全く同じであり、PD120に入射した二つの
光は干渉を起こし、ビートを発生する。PD120には
逆バイアスがかけてあり、角振動数Δω(=ω1−ω2)
の正弦波状の電流が流れる。この電流も例えば図21に
示すような回路で電圧に変換され、ロックインアンプ2
0の測定信号となる。
【0076】図1から図21を用いて説明した実施例の
場合と同じように、ロックインアンプ20は入力される
参照信号と測定信号とから、測定信号の振幅と参照信号
と測定信号の位相差とを求め、システムコントローラ4
1にこれを出力する。前記の通り、測定信号の振幅から
光プローブ130と試料111の間隔を、また参照信号
と測定信号の位相差から光ファイバ129の光路長を求
めることができる。前記のようにシステムコントローラ
41は光ファイバ129の光路長を求め、光プローブ1
30を走査しても光ファイバ129の光路長が変化しな
いように、位相変調器128を駆動する。
【0077】レーザー光源136は互いに偏光方向が直
交し、なおかつ周波数が異なる2種類の光を放射する。
この2種類の光の角振動数をν1、ν2とし、PBS13
4の張り合わせ面に対し、角振動数ν1の光(以下、ν1
の光と略す)がP偏光に、角振動数ν2の光(以下、ν2
の光と略す)がS偏光になるようレーザー光源136と
PBS134の相対位置が決まっている。レーザー光源
136から放射された2種類の光の両方の一部はBS1
35で反射され、一部は透過する。BS135で反射さ
れた2種類の光の両方は偏光フィルター137を通って
PD138に入射する。偏光フィルター137の機能は
偏光フィルター118と全く同じであり、PD138に
入射した二つの光は干渉を起こし、ビートを発生する。
PD138には逆バイアスがかけてあり、角振動数Δν
(=ν1−ν2)の正弦波状の電流が流れる。この電流は
例えば図21に示すような回路で電圧に変換され、ロッ
クインアンプ37への参照信号となる。
【0078】BS135を透過した2種類の光のうち、
ν1の光はPBS134を透過し反射ミラー114、1
13で反射されプリズム112に入射する。この光は、
プリズム112の反射面143で全反射する。反射面1
43上に試料111が置かれており、反射面143と試
料111表面近傍には、ここに入射したν1の光によっ
てエバネッセント波144が発生する。このエバセッセ
ント波144を光プローブ130で取り出す。光プロー
ブ130は、図23に示すように、端部に突起146を
設けた光ファイバ131と、光ファイバ129とを融着
部145で融着し、融着部145及び端部近傍を金薄膜
147でコーティングし、突起146の先端のみコーテ
ィング147に穴をあけた構造となっている。突起14
6の先端曲率半径、及び突起146の先端に開けられた
金薄膜147の穴の大きさはν1の光の波長よりも小さ
く、エバネッセント波144を光の波長よりも小さい領
域から取り出すことができる。光プローブ130で取り
出された光は光ファイバ131内を伝播し、カップリン
グプリズム139を通り、PD140に入射する。
【0079】BS135を透過した2種類の光のうちの
ν2の光は、PBS134で反射され、λ/4板133
及びλ/2板132を通り、BS126及びカップリン
グレンズ127を通り、光ファイバ129に入射し、光
ファイバ129内を伝播し、光プローブ130の部分に
到達する。光ファイバ129を伝播してきた光の一部は
融着部145で光ファイバ131に移行し、光ファイバ
131の端部で反射し、光ファイバ131をカップリン
グレンズ139の方へ伝播し、カップリングレンズ13
9を通りPD140に入射する。光ファイバ129を伝
播してきた光の別の一部は光ファイバ129の端部で反
射し、融着部145で光ファイバ131へ移行し、カッ
プリングレンズ139の方へ伝播し、カップリングレン
ズ139を通り、PD140に入射する。
【0080】PD140に入射するν1の光及びν2の光
の偏光方向が一致するように、λ/2板132及びλ/
4板133の向きを調節する。するとPD140上でν
1、ν2の光は干渉を起こし、ビートを発生する。PD1
40には逆バイアスがかけてあり、角振動数Δν(=ν
1−ν2)の正弦波状の電流が流れる。この電流は例えば
図21に示すような回路で電圧に変換され、ロックイン
アンプ37への測定信号となる。PD140に流れる電
流、もしくはこれを電圧に変換したものを観察し、得ら
れた正弦波の振幅が最大になるようにλ/2板132及
びλ/4板133の向きを調節することにより、PD1
40に入射するν1の光及びν2の光の偏光方向を一致さ
せることができる。
【0081】図1から図21を用いて説明した実施例の
場合と同じように、ロックインアンプ37は入力される
参照信号と測定信号とから、測定信号の振幅と参照信号
と測定信号の位相差を求め、システムコントローラ41
にこれを出力する。前記の通り、測定信号の振幅からエ
バネッセント波144の強度を、参照信号と測定信号の
位相差からエバネッセント波144の位相を知ることが
できる。
【0082】PD120にはω1の光及びω2の光の他
に、BS135、PBS134を透過し、反射ミラー1
14、113で反射され、試料111表面のエバネッセ
ント波となり、突起146で取り出され、融着部145
で光ファイバ129に移行し、光ファイバ129内を伝
播し、カップリングレンズ127、BS126、λ/8
板1258及びλ/4板124を通り、PBS122で
反射され、偏光フィルター121を通ったν1の光が入
射する。一般に異なる光源から放射された光は干渉しな
い(もしくは干渉しない光源の組を選ぶことが可能であ
る)。このため、PD120に入射するν1の光はビー
トの発生に関与せず(もしくはそうすることが可能であ
り)、PD120に入射するν1の光は上記の動作に影
響を与えない(もしくはそうすることが可能である)。
同様にPD140に入射するω1の光も存在するが、こ
れも上記の動作に影響を与えない(もしくはそうするこ
とが可能である)。
【0083】PBS122の動作が理想的でない場合、
即ちS偏光の光が透過したり、P偏光の光が反射したり
した場合、PD140にはω1の光とω2の光とが入射
し、角振動数Δωのビートを発生する。これは上記の動
作に影響を与えるが、ΔωとΔνをずらしておくことに
より、PD140で発生する角振動数Δωのビートの影
響はロックインアンプ37の同期検波機能によって除去
することができる。同様にPD120に入射するν1の
光及びν2の光によって発生する角振動数Δνのビート
の影響も除去することができる。
【0084】光学系以外は図1から図21を用いて説明
した実施例と同じであり、本実施例では微小な試料11
1周囲のエバネッセント波144の強度、位相及び試料
111の形状が測定できる。
【0085】本発明の他の実施例を図24を参照しなが
ら説明する。図24は光走査型トンネル顕微鏡の光学系
と走査機構と上下動機構の概略図である。間隔計測手
段、制御回路、走査回路、処理回路についてはこれまで
説明した実施例と同じであり、説明を省略する。
【0086】レーザー光源201から放射された光はレ
ンズ202で集光され、導波路205に結合される。導
波路205は基板204上に設けられており、基板20
4と導波路205とで光素子203を構成している。導
波路205に結合された光は導波路205内を伝播し、
その表面にエバネッセント波を発生させる。このエバネ
セント波は光プローブ206、207、208により光
導波路表面の異なった場所から取り出される。光プロー
ブ206、207、208は各々走査機構と上下動機構
を一体化した機構系209、210、211により、独
立に光導波路205表面を走査する。光プローブ207
で取り出された光は各々AOM212で周波数シフトを
受ける。AOM212で周波数シフトを受けた光は二つ
に分割され、その片方は、光検出器213に、もう片方
は光検出器214に入射する。さらに光プローブ20
6、208で取り出された光は各々光検出器213、2
14に入射する。前記の通り、光検出器213に入射し
た二つの光は干渉し、AOM212での周波数シフトの
周波数のビートを発生する。同様に光検出器214に入
射した二つの光は干渉し、光検出器213のビートと同
じ周波数のビートを発生する。光検出器213、214
で発生するビートをロックインアンプ215に入力し、
二つビートの位相差から光プローブ206と207で取
り出されたエバネッセント波の位相差を求めることがで
きる。
【0087】光プローブ206、207を導波路205
上の所定の場所に移動させ、そこに停止させる。この状
態で光プローブ208は光導波路205表面を走査す
る。こうすることで光導波路表面205エバネッセント
波の位相分布を知ることができる。
【0088】本発明の他の実施例として図25〜図27
を参照しながら光素子の製造工程を説明する。図25は
最終的に作られる素子の斜視図、図26はこれを作るた
めの製造工程を示す図、図27は同様の製造工程で作ら
れる別の素子である。
【0089】図25に、レーザー光源305から放射さ
れた光を集光点Pに集光させる光素子308を示す。レ
ーザー光源305から放射された光はSi34からなる
導波層303に結合され、導波層303内を伝播し、グ
レーティングカップラ306で回折され、集光点Pに集
光される。
【0090】図26に示すように、光素子308を作る
ためには、まず光導波路作成工程において、Si基板3
01上にSiO2からなるバッファー層302と、この
上に導波層303を成膜する。導波層303を構成する
Si34の回折率はバッファー層302を構成するSi
2の屈折率よりも大きく、光は導波層303内を伝播
する。
【0091】グレーティングカップラ306のパターン
は、光が導波層303内を伝播するときの等価屈折率に
対し、適正に選ばないと上手く集光できない。さらに、
等価屈折率は導波層303の厚さによって変化してしま
う。成膜においては膜厚の精度は低く、一般には膜厚は
設計値からずれてしまう。このため、等価屈折率もずれ
てしまう。このため、パターニング工程においてグレー
ティングカップラ306のパターンを1種類しか用意し
ていない場合、ほとんどの光素子はよく集光できない。
そこで、本実施例では異なる等価屈折率に対応するグレ
ーティングカップラ306のパターンを描画したフォト
リソのマスクを複数個用意する。この場合、隣同士の等
価屈折率に対応するパターンの中間の等価屈折率に対し
ても、十分な精度で集光できるようにパターンを用意す
る。
【0092】光導波路作成工程でバッファー層302と
導波層303を成膜した後、図1のAOM25で周波数
シフトを受け、BS66を通過した光をレンズ304で
集光し、導波層303に結合させる。この場合、レーザ
ー光源21の波長とレーザー光源305の波長を一致さ
せておく。レーザー光源この状態で光プローブ16を導
波路303に近づけ、結合された光が作るエバネッセン
ト波を取り出しながら、結合された光が伝播する方向へ
光プローブ16を走査する。前記の通り、光プローブ1
6で取り出された光の位相を測定することができる。光
プローブ16の変化と取り出されたエバネセント波の位
相とを比較することによって、導波路303内を伝播す
る光の波長を求めることができる。レーザー光源21の
真空中での波長をA、導波路303内を伝播する時の波
長をλとすると、等価屈折率NはN=A/λとなり、等
価屈折率を求めることができる。
【0093】用意した複数のマスクのうち、求めた等価
屈折率に対し、最もよく集光できるマスクのパターンを
導波層303上にパターニングし、グレーティングカッ
プラ306を作る。こうすることにより、膜厚の精度が
低くても十分な精度で集光できる光素子を作ることがで
きる。
【0094】パターニングが終わった後、組立工程にお
いてレーザー光源305を取り付ける。レーザー光源3
05を取り付けた後、検査工程において、レーザー光源
305を点灯させる。この状態で、図24を用いて説明
した実施例と同様な光走査型トンネル顕微鏡を用意し、
3個の光プローブを光素子308に近づける。図24を
用いて説明した実施例と同様に光プローブ206、20
7を導波路205上の所定の場所に移動させ、そこに停
止させる。この状態で光プローブ208は検査面Q上を
走査する。こうすることで、グレーティングカップラ3
06で回折された光の波面を測定することができる。波
面を測定することにより、集光点Pでの集光の状態を知
ることができ、製造した光素子308の良否を判定する
ことができる。
【0095】図27及び図28に示すような、方向性結
合器やY分岐に対しても同様な製造工程で製造すること
が可能である。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、測定光と参照光の振動
数の差の振動数で発生したビートにより、光源の波長よ
り小さい領域の光の位相情報が得られるとともに、光導
波路に閉じこめられた光の波面を測定することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光走査型トンネル顕微
鏡の光学系を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例である光走査型トンネル顕
微鏡の全体を示す図である。
【図3】複合プリズムの斜視図である。
【図4】複合プリズムを分解して示す図である。
【図5】複合プリズムの斜視図である。
【図6】複合プリズムを分解して示す図である。
【図7】光プロープの保持部近傍の拡大図である。
【図8】微動機構の拡大図である。
【図9】微動機構のピエゾ圧電素子の斜視図である。
【図10】ピエゾ圧電素子の断面図である。
【図11】ピエゾ圧電素子の断面図である。
【図12】ピエゾ圧電素子の変形を説明する図である。
【図13】ピエゾ圧電素子の変形を説明する図である。
【図14】微動機構の動作を説明する図である。
【図15】微動機構の動作を説明する図である。
【図16】微動機構の動作を説明する図である。
【図17】微動機構の動作を説明する図である。
【図18】微動機構の動作を説明する図である。
【図19】微動機構の動作を説明する図である。
【図20】光プローブ近傍の拡大図である。
【図21】電流電圧変換の回路図である。
【図22】光走査型トンネル顕微鏡の光学系を示す図で
ある。
【図23】光プローブ近傍の拡大図である。
【図24】光走査型トンネル顕微鏡の光学系を示す図で
ある。
【図25】光素子の斜視図である。
【図26】製造工程を示す図である。
【図27】他の光素子を示す図である。
【図28】他の光素子を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2 アイソレータ 3 ビームスプリッタ 4 全反射ミラー 5 音響光学素子 6 音響光学素子 7 複合プリズム7 8 ビームスプリッタ 9 ビームスプリッタ 10 λ/4板 11 λ/8板 12 ビームスプリッタ 13 カップリングレンズ 14 位相変調器 15 光ファイバ 16 光プローブ 17 機構系 18 フォトダイオード 19 フォトダイオード 20 ロックインアンプ 21 レーザー光源21 22 アイソレータ 23 ビームスプリッタ 24 全反射ミラー 25 音響光学素子 26 音響光学素子 27 複合プリズム 28 ビームスプリッタ 29 フォトダイオード 30 フォトダイオード 31 λ/4板 32 λ/2板 33 ミラー 34 光集積回路 35 光導波路 36 エバネッセント波 37 ロックインアンプ 38 グレーティングカップラ 39 コア 40 クラッド 41 システムコントローラ 42 光学系 43 粗動ステージ 44 粗動ステージ 45 粗動ステージ 46 粗動ステージ 47 微動機構 49 レーザー干渉系 61 ビームスプリッタ 62 ビームスプリッタ 63 全反射ミラー 64 ビームスプリッタ 65 ビームスプリッタ 66 ビームスプリッタ 67 ビームスプリッタ 68 全反射ミラー 71 ギャップセンサ 72 ギャップセンサ 73 ギャップセンサ 74 ギャップセンサ 75 ファイバ保持部 76 レーザー干渉系 77 参照ミラー 78 参照ミラー 79 参照ミラー 80 ピエゾ圧電素子 81 ピエゾ圧電素子 82 ピエゾ圧電素子 83 ピエゾ圧電素子 85 圧電セラミックス 91 電極 111 試料 112 プリズム 113 114 反射ミラー 115 光学系 116 レーザー光源 117 ビームスプリッタ 118 偏光フィルター 119 フォトダイオード 120 フォトダイオード 121 偏光フィルター 122 偏光ビームスプリッタ 124 λ/4板 125 λ/8板 126 ビームスプリッタ 127 カップリングレンズ 128 位相変調器 129 光ファイバ 130 光プローブ 131 光ファイバ 132 λ/2板 133 λ/4板 134 偏光ビームスプリッタ 135 ビームスプリッタ 136 レーザー光源 137 偏光フィルター 138 PD 139 カップリングプリズム 140 PD 141 λ/4板 142 反射ミラー 143 反射面 144 エバネッセント波 145 融着部 146 突起 147 金薄膜 201 レーザ光源 202 レンズ 203 光素子 204 基板 205 導波路 206 光プローブ 207 光プローブ 208 光プローブ 209 機構系 210 機構系 211 機構系 212 音響光学素子 213 光検出器 214 光検出器 215 ロックインアンプ 301 Si基板 302 バッファー層 303 導波層 304 レンズ 305 レーザ光源 306 グレーティングカップラ 308 光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三枝 省三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 田中 勝之 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源より放射された光を複数の光に分割
    する分割手段と、それぞれの光の少なくとも一つの振動
    数を変化させる少なくとも一つの周波数シフト手段と、
    それぞれの光を干渉させる干渉手段と、該干渉により発
    生したビートを検出する検出手段と、該ビートよりそれ
    ぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する干渉計に
    おいて、前記分割された少なくとも一つの光を前記放射
    される光の波長より小さい領域より選択して取り出す少
    なくとも一つの光プローブを備え、前記干渉手段は、そ
    れぞれの光プローブで取り出された光と前記分割された
    それぞれの光とを干渉させるとともに、前記干渉させる
    少なくとも一つの光の振動数がそれぞれの周波数シフト
    手段で変化させられていることを特徴とする干渉計。
  2. 【請求項2】 光源より放射された光を複数の光に分割
    する分割手段と、それぞれの光の少なくとも一つの振動
    数を変化させる少なくとも一つの周波数シフト手段と、
    それぞれの光を干渉させる干渉手段と、該干渉により発
    生したビートを検出する検出手段と、該ビートよりそれ
    ぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する干渉計に
    おいて、前記分割された少なくとも一つの光を前記放射
    される光の波長より小さい領域より選択して取り出す少
    なくとも一つの光プローブを備え、前記干渉手段は、そ
    れぞれの光プローブで取り出された光と前記分割された
    それぞれの光とを干渉させるものであることを特徴とす
    る干渉計。
  3. 【請求項3】 複数の異なる振動数の光を放射する光源
    と、それぞれの光を周波数ごとに分割する分割手段と、
    この分割した光を干渉させる干渉手段と、干渉により発
    生したビートを検出する検出手段と、該ビートよりそれ
    ぞれの光の情報を抽出する抽出手段とを有する干渉計に
    おいて、前記分割された少なくとも一つの光を前記放射
    される光の波長より小さい領域より選択して取り出す少
    なくとも一つの光プローブを備え、前記干渉手段は、そ
    れぞれの光プローブで取り出された光と前記分割された
    それぞれの光とを干渉させるものであることを特徴とす
    る干渉計。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の干渉計におい
    て、光プローブを移動させる移動手段を有することを特
    徴とする干渉計。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の干渉計において、移動手
    段は粗動機構と微動機構とよりなり、前記粗動機構の移
    動範囲が前記微動機構の移動範囲よりも大きく、該微動
    機構の移動範囲が前記粗動機構の位置決め精度よりも大
    きく形成されていることを特徴とする干渉計。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の干渉計において、微動機
    構は、ピエゾ圧電効果を利用したピエゾ圧電型のアクチ
    ュエータであることを特徴とする干渉計。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項記載の干渉
    計において、光プローブで取り出された光を干渉手段に
    導く光路に光ファイバを用いたことを特徴とする干渉
    計。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の干渉計において、光プロ
    ーブを移動させた際の光ファイバの光路長変化を検出す
    る検出手段と、光ファイバの光路長を変化させる光路長
    可変手段とを備えるとともに、前記検出手段の検出結果
    に基づき前記光路長可変手段を駆動し、かつ前記光プロ
    ーブで取り出され干渉手段に入射される光の位相ずれを
    防止する光路長安定化手段を具備したことを特徴とする
    干渉計。
  9. 【請求項9】 請求項1、2又は3記載の干渉計におい
    て、分割手段で分割されたそれぞれの光を干渉手段に導
    く光路に光ファイバを用いたことを特徴とする干渉計。
  10. 【請求項10】 光源より放射された光を試料に照射す
    る光学系と、この光による前記試料からの透過光、反射
    光及び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント
    波を試料表面近傍の一部の領域より選択して取り出す光
    プローブと、前記光プローブを試料表面に沿って走査す
    る走査機構と、前記光プローブを前記試料表面に対しほ
    ぼ垂直方向に動かす上下動機構と、前記光プローブによ
    り取り出された光を検出する光検出器と、前記試料表面
    と前記光プローブとの間の間隔を計測する間隔計測手段
    と、該間隔計測手段の出力により前記間隔を一定に保ち
    前記上下動機構を駆動する制御回路と、前記走査機構を
    駆動し前記光プローブを前記試料表面の所定の領域へ走
    査させる走査回路と、前記光プローブの走査に同期して
    前記光検出器の出力を記録しかつ該記録をもとに前記試
    料の情報を抽出する処理回路とを有する光走査型トンネ
    ル顕微鏡において、前記光源から放射された光を前記試
    料に照射する前に測定光と参照光とに分割する分割手段
    と、その分割された該測定光と該参照光の少なくともい
    ずれか一方の周波数を変化させる少なくとも一つの周波
    数シフト手段と、少なくとも一部の前記測定光が前記試
    料に照射されて前記光プローブにより取り出された光と
    少なくとも一部の前記参照光とを干渉させる干渉手段と
    を備え、前記処理回路は、前記干渉手段で発生したビー
    トを前記光検出器で検出し該ビートより前記光プローブ
    で取り出された光の強度と位相の情報を取り出せるもの
    であることを特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  11. 【請求項11】 光源より放射された光を試料に照射す
    る光学系と、この光による前記試料からの透過光、反射
    光及び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント
    波を試料表面近傍の一部の領域より選択して取り出す光
    プローブと、前記光プローブを試料表面に沿って走査す
    る走査機構と、前記光プローブを前記試料表面に対しほ
    ぼ垂直方向に動かす上下動機構と、前記光プローブによ
    り取り出された光を検出する光検出器と、前記試料表面
    と前記光プローブとの間の間隔を計測する間隔計測手段
    と、該間隔計測手段の出力により前記間隔を一定に保ち
    前記上下動機構を駆動する制御回路と、前記走査機構を
    駆動し前記光プローブを前記試料表面の所定の領域へ走
    査させる走査回路と、前記光プローブの走査に同期して
    前記光検出器の出力を記録しかつ該記録をもとに前記試
    料の情報を抽出する処理回路とを有する光走査型トンネ
    ル顕微鏡において、前記光源より振動数の異なる複数の
    光が放射され、その放射されたそれぞれの光を振動数ご
    とに分離する分離手段と、分離されたそれぞれの光の少
    なくとも一部の測定光を前記試料に照射して前記光プロ
    ーブにより取り出された光と前記分離手段で分離された
    少なくとも一部の参照光とを干渉させる干渉手段とを備
    え、前記処理回路は、該干渉手段で発生したビートを前
    記光検出器で検出し該ビートにより前記光プローブで取
    り出された光の強度と位相の情報とを取り出せるもので
    あることを特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  12. 【請求項12】 光源より放射された光を試料に照射す
    る光学系と、この光による前記試料からの透過光、反射
    光及び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネッセント
    波を試料表面近傍の一部の領域より選択して取り出す少
    なくとも一つの光プローブと、それぞれの光プローブを
    試料表面に沿って走査する走査機構と、それぞれの光プ
    ローブを前記試料表面に対しほぼ垂直方向に動かす上下
    動機構と、それぞれの光プローブにより取り出された光
    を検出する光検出器と、前記試料表面とそれぞれの光プ
    ローブとの間の間隔を計測する間隔計測手段と、該間隔
    計測手段の出力により前記間隔を一定に保ち前記上下動
    機構を駆動する制御回路と、前記走査機構を駆動しそれ
    ぞれの光プローブを前記試料表面の所定の領域へ走査さ
    せる走査回路と、それぞれの光プローブの走査に同期し
    て前記光検出器の出力を記録しかつ該記録をもとに前記
    試料の情報を抽出する処理回路とを有する光走査型トン
    ネル顕微鏡において、複数の光プローブと、それぞれの
    光プローブで取り出されたそれぞれの光の少なくとも一
    つの周波数を変化させる複数の周波数シフト手段と、そ
    れぞれの光プローブで取り出されたそれぞれの光を干渉
    させる干渉手段とを備え、前記処理回路は、前記干渉手
    段で発生したビートを前記光検出器で検出し該ビートに
    よりそれぞれの光プローブで取り出された光の強度及び
    光の位相差の情報とを取り出せるものであることを特徴
    とする光走査型トンネル顕微鏡。
  13. 【請求項13】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、測定光を干渉手段に導く
    光路に光ファイバを用いたことを特徴とする光走査型ト
    ンネル顕微鏡。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の光走査型トンネル顕
    微鏡において、それぞれの光プローブを走査する際の干
    渉手段に入射する測定光の位相ずれを検出する位相検出
    手段と、前記測定光の位相を変調する位相変調器とを備
    え、前記位相検出手段の検出結果に基づき前記位相変調
    器を駆動し、かつそれぞれの光プローブを走査する際の
    干渉手段に入射する前記測定光の位相ずれを防止する測
    定光安定化手段を具備したことを特徴とする光走査型ト
    ンネル顕微鏡。
  15. 【請求項15】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、参照光を干渉手段に導く
    光路に光ファイバを用いたことを特徴とする光走査型ト
    ンネル顕微鏡。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の光走査型トンネル顕
    微鏡において、それぞれの光プローブを走査する際の干
    渉手段に入射する参照光の位相ずれを検出する位相検出
    手段と、前記参照光の位相を変調する位相変調器とを備
    え、前記位相検出手段の検出結果に基づき前記位相変調
    器を駆動し、かつそれぞれの光プローブを走査する際の
    干渉手段に入射する前記参照光の位相ずれを防止する参
    照光安定化手段を具備したことを特徴とする光走査型ト
    ンネル顕微鏡。
  17. 【請求項17】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、光プローブは透明な物質
    よりなり、端部に少なくとも一つの突起を有することを
    特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  18. 【請求項18】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、光プローブは透明な物質
    よりなり、端部に少なくとも一つの突起を有し、それぞ
    れの突起の少なくとも一つの先端の曲率半径が光源から
    放射される光の波長よりも小さく形成されていることを
    特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  19. 【請求項19】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、光プローブは不透明な物
    質又は透明な物質に不透明な物質を付着させた中空の物
    体で形成され、該中空の物体に少なくとも一つの微細な
    穴が穿設されていることを特徴とする光走査型トンネル
    顕微鏡。
  20. 【請求項20】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、光プローブは、不透明な
    物質又は透明な物質に不透明な物質を付着させた中空の
    物体よりなり、該中空の物体に少なくとも一つの微細な
    穴が穿設されるとともに、それぞれの穴の少なくとも一
    つの大きさが光源より放射される光の波長よりも小さく
    形成されていることを特徴とする光走査型トンネル顕微
    鏡。
  21. 【請求項21】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、光プローブにより透過
    光、反射光及び散乱光、又は試料近傍に発生するエバネ
    ッセント波が選択して取り出される試料表面近傍の一部
    の領域の大きさは、光源より放射される光の波長より小
    さく形成されていることを特徴とする光走査型トンネル
    顕微鏡。
  22. 【請求項22】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、走査機構は粗動機構と微
    動機構とよりなり、該粗動機構の走査範囲が前記微動機
    構の走査範囲より大きく、該微動機構の走査範囲が前記
    粗動機構の位置決め精度より大きく形成されていること
    を特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  23. 【請求項23】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、上下動機構は粗動機構と
    微動機構とよりなり、該粗動機構の走査範囲が前記微動
    機構の走査範囲よりも大きく、該微動機構の走査範囲が
    前記粗動機構の位置決め精度よりも大きく形成されてい
    ることを特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  24. 【請求項24】 請求項10、11又は12記載の光走
    査型トンネル顕微鏡において、試料は光導波路を有する
    光素子で形成され、測定光の少なくとも一部が前記光導
    波路を伝播するように照射され、光プローブは、前記光
    導波路を伝播する光のエバネッセント波を取り出すもの
    であることを特徴とする光走査型トンネル顕微鏡。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の光走査型トンネル顕
    微鏡において、微動機構は、ピエゾ圧電効果を利用した
    ピエゾ圧電型のアクチュエータであることを特徴とする
    光走査型トンネル顕微鏡。
  26. 【請求項26】 請求項23記載の光走査型トンネル顕
    微鏡において、微動機構は、ピエゾ圧電効果を利用した
    ピエゾ圧電型のアクチュエータであることを特徴とする
    光走査型トンネル顕微鏡。ことを特徴とする
  27. 【請求項27】 請求項10〜26のいずれか1項記載
    の光走査型トンネル顕微鏡を備え、基板上に薄膜光導波
    路を作る導波路作成工程と、該薄膜光導波路の光学特性
    を測定しその結果に応じてその後のパターンを変更し所
    定のパターニングを行うパターニング工程とよりなるこ
    とを特徴とする光素子製造工程。
  28. 【請求項28】 請求項10〜26のいずれか1項記載
    の光走査型トンネル顕微鏡を備え、光導波路を有する光
    素子を作る作成工程と、前記光走査型トンネル顕微鏡に
    より該光素子を検査する検査工程とよりなることを特徴
    とする光素子製造工程。
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