JPH07167547A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH07167547A JPH07167547A JP31484393A JP31484393A JPH07167547A JP H07167547 A JPH07167547 A JP H07167547A JP 31484393 A JP31484393 A JP 31484393A JP 31484393 A JP31484393 A JP 31484393A JP H07167547 A JPH07167547 A JP H07167547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerator
- condenser
- suction port
- base
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D23/00—General constructional features
- F25D23/003—General constructional features for cooling refrigerating machinery
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/141—Removal by evaporation
- F25D2321/1412—Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2323/00—General constructional features not provided for in other groups of this subclass
- F25D2323/002—Details for cooling refrigerating machinery
- F25D2323/0021—Details for cooling refrigerating machinery using air guides
Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 凝縮器の冷却および除霜水の蒸発を効率よく
行なう。 【構成】 機械室30の基盤34に冷却器31の除霜水
を溜める蒸発皿45を一体形成する。吸込口35の後方
で蒸発皿45の上方に凝縮器28を配置する。凝縮器2
8より後方の蒸発皿45に整流板43を配置する。整流
板43の後方にファン29を取付けた仕切り板42を設
けて、仕切り板42内に圧縮機27を配置する。ファン
29を駆動させると、空気が吸込口35から吸い込まれ
て空気流路37へ導かれる。空気は整流板43によって
凝縮器28全体に均一に流れて凝縮器28を冷却する。
行なう。 【構成】 機械室30の基盤34に冷却器31の除霜水
を溜める蒸発皿45を一体形成する。吸込口35の後方
で蒸発皿45の上方に凝縮器28を配置する。凝縮器2
8より後方の蒸発皿45に整流板43を配置する。整流
板43の後方にファン29を取付けた仕切り板42を設
けて、仕切り板42内に圧縮機27を配置する。ファン
29を駆動させると、空気が吸込口35から吸い込まれ
て空気流路37へ導かれる。空気は整流板43によって
凝縮器28全体に均一に流れて凝縮器28を冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凝縮器をファンにより
強制冷却させる冷蔵庫に関する。
強制冷却させる冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、凝縮器をファンによって強制冷却
する冷蔵庫は、実公昭62−34221号公報に開示さ
れるように、図7,8の如く、冷蔵庫本体1の下部の機
械室2内が仕切板3によって区画され、一方に主凝縮器
4およびファン5が配置され、他方に圧縮機6および補
助凝縮器7が配置され、補助凝縮器7の上部に冷却器
(図示せず)からの除霜水を貯留する蒸発皿8が設けら
れている。この冷蔵庫では、まずファン5の駆動によ
り、吸込口9から空気を吸い込んで主凝縮器4を冷却す
る。そして、冷却後の空気は圧縮機6の冷却をも促し、
その大部分は機械室2後面の排出口10から庫外へ放出
される。また、圧縮機6を通過した一部の空気は、補助
凝縮器7および蒸発皿8を通って機械室2前面の排出口
11から排出される構造となっており、このとき、蒸発
皿8内の除霜水は補助凝縮器7の熱によって蒸発する。
する冷蔵庫は、実公昭62−34221号公報に開示さ
れるように、図7,8の如く、冷蔵庫本体1の下部の機
械室2内が仕切板3によって区画され、一方に主凝縮器
4およびファン5が配置され、他方に圧縮機6および補
助凝縮器7が配置され、補助凝縮器7の上部に冷却器
(図示せず)からの除霜水を貯留する蒸発皿8が設けら
れている。この冷蔵庫では、まずファン5の駆動によ
り、吸込口9から空気を吸い込んで主凝縮器4を冷却す
る。そして、冷却後の空気は圧縮機6の冷却をも促し、
その大部分は機械室2後面の排出口10から庫外へ放出
される。また、圧縮機6を通過した一部の空気は、補助
凝縮器7および蒸発皿8を通って機械室2前面の排出口
11から排出される構造となっており、このとき、蒸発
皿8内の除霜水は補助凝縮器7の熱によって蒸発する。
【0003】また、機械室の基盤に蒸発皿を一体形成し
た冷蔵庫は、実開昭61−91777号公報に開示され
るように、図9の如く、冷蔵庫本体15下部の機械室1
6の基盤17に、蒸発皿18が一体形成されており、蒸
発皿18の内側に圧縮機19が配置されている。この冷
蔵庫では、圧縮機19が蒸発皿18内に位置しているの
で、冷却器から排水口20を通して貯留される除霜水が
圧縮機19の熱によって蒸発する。また、基盤17に蒸
発皿18を一体形成することにより、貯水容積が大きく
取れて、除霜水のオーバーフローを防止している。
た冷蔵庫は、実開昭61−91777号公報に開示され
るように、図9の如く、冷蔵庫本体15下部の機械室1
6の基盤17に、蒸発皿18が一体形成されており、蒸
発皿18の内側に圧縮機19が配置されている。この冷
蔵庫では、圧縮機19が蒸発皿18内に位置しているの
で、冷却器から排水口20を通して貯留される除霜水が
圧縮機19の熱によって蒸発する。また、基盤17に蒸
発皿18を一体形成することにより、貯水容積が大きく
取れて、除霜水のオーバーフローを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公昭62−34221号公報記載の冷蔵庫では、機械室
2を仕切り板3によって単純に区切っているだけで、吸
込口9から主凝縮器4へ空気を均一に導く手段がないの
で、吸込口9から排出口10への空気流が偏流、すなわ
ち主凝縮器4全体に空気が流れず、冷却効率を低下させ
ていた。そして、補助凝縮器7においては、除霜水の蒸
発が可能であるが補助凝縮器7側への空気流は少なく、
補助凝縮器7を効率的に冷却させることが困難であっ
た。また、吸込口9に埃等が堆積して目詰まりが生じる
ため掃除が必要となるが、吸込口9が本体1下部の機械
室2前面に設けられているので、吸込口9の掃除は困難
であった。そのため、堆積した埃等により空気吸入量が
減少し、長期運転時に主凝縮器4の冷却不足等による冷
蔵庫の故障原因となる可能性が大であった。さらに、本
体1前面の吸込口9から、ファン5および圧縮機6の運
転音が漏れるという欠点があり、ユーザーに不快感を与
えていた。
公昭62−34221号公報記載の冷蔵庫では、機械室
2を仕切り板3によって単純に区切っているだけで、吸
込口9から主凝縮器4へ空気を均一に導く手段がないの
で、吸込口9から排出口10への空気流が偏流、すなわ
ち主凝縮器4全体に空気が流れず、冷却効率を低下させ
ていた。そして、補助凝縮器7においては、除霜水の蒸
発が可能であるが補助凝縮器7側への空気流は少なく、
補助凝縮器7を効率的に冷却させることが困難であっ
た。また、吸込口9に埃等が堆積して目詰まりが生じる
ため掃除が必要となるが、吸込口9が本体1下部の機械
室2前面に設けられているので、吸込口9の掃除は困難
であった。そのため、堆積した埃等により空気吸入量が
減少し、長期運転時に主凝縮器4の冷却不足等による冷
蔵庫の故障原因となる可能性が大であった。さらに、本
体1前面の吸込口9から、ファン5および圧縮機6の運
転音が漏れるという欠点があり、ユーザーに不快感を与
えていた。
【0005】また、実開昭61−91777号公報記載
の冷蔵庫では、蒸発皿18内の除霜水を圧縮機19の熱
だけで蒸発させているので、蒸発時間が長くかかり、十
分な蒸発を行なうことができなかった。しかも蒸発皿1
8を大きくしているので、小型冷蔵庫への実施が不可能
であった。さらに、蒸発皿18内に圧縮機19が配置さ
れているので、例えば、冷蔵庫の故障、あるいは移動に
よる長期不通電状態のとき、蒸発皿18に残った除霜水
を捨てることができず、本体15の移動時に除霜水が蒸
発皿18から落水して室内を汚してしまう可能性があっ
た。
の冷蔵庫では、蒸発皿18内の除霜水を圧縮機19の熱
だけで蒸発させているので、蒸発時間が長くかかり、十
分な蒸発を行なうことができなかった。しかも蒸発皿1
8を大きくしているので、小型冷蔵庫への実施が不可能
であった。さらに、蒸発皿18内に圧縮機19が配置さ
れているので、例えば、冷蔵庫の故障、あるいは移動に
よる長期不通電状態のとき、蒸発皿18に残った除霜水
を捨てることができず、本体15の移動時に除霜水が蒸
発皿18から落水して室内を汚してしまう可能性があっ
た。
【0006】本発明は、上記に鑑み、凝縮器の冷却およ
び除霜水の蒸発を効率よく促進させることができる冷蔵
庫の提供を目的とする。
び除霜水の蒸発を効率よく促進させることができる冷蔵
庫の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、冷蔵庫本体21の底部に、冷媒を圧
縮して気体にする圧縮機27および冷媒を冷却して液化
する凝縮器28を備えた機械室30が配置され、前記凝
縮器28をファン29により強制冷却する冷蔵庫におい
て、前記機械室30に吸込口35から排出口36へ至る
空気流路37が形成され、該空気流路37に前記凝縮器
28が配され、該凝縮器28に均一に空気を流す整流板
43が設けられ、該整流板43が前記機械室30の基盤
34に一体に形成され、該基盤34に冷却器31の除霜
水を溜めて蒸発させる蒸発皿45が形成されたものであ
る。
段は、図1の如く、冷蔵庫本体21の底部に、冷媒を圧
縮して気体にする圧縮機27および冷媒を冷却して液化
する凝縮器28を備えた機械室30が配置され、前記凝
縮器28をファン29により強制冷却する冷蔵庫におい
て、前記機械室30に吸込口35から排出口36へ至る
空気流路37が形成され、該空気流路37に前記凝縮器
28が配され、該凝縮器28に均一に空気を流す整流板
43が設けられ、該整流板43が前記機械室30の基盤
34に一体に形成され、該基盤34に冷却器31の除霜
水を溜めて蒸発させる蒸発皿45が形成されたものであ
る。
【0008】そして、凝縮器28の冷却を促進させるた
め、吸込口35が基盤34の前面から下側に回り込んで
形成され、前記吸込口35の開口面積が後方へ向かうほ
ど小さくなるよう形成されている。なお、基盤34の前
側が蒸発皿45と区画され吸込口35を有した空気流入
部52が、基盤34に着脱自在とし、吸込口35の掃除
を行なう。また、ファン29に対して吸込口35を隠す
位置に整流板43を配置して騒音の防止をする。
め、吸込口35が基盤34の前面から下側に回り込んで
形成され、前記吸込口35の開口面積が後方へ向かうほ
ど小さくなるよう形成されている。なお、基盤34の前
側が蒸発皿45と区画され吸込口35を有した空気流入
部52が、基盤34に着脱自在とし、吸込口35の掃除
を行なう。また、ファン29に対して吸込口35を隠す
位置に整流板43を配置して騒音の防止をする。
【0009】そして、蒸発皿45の蒸発を促進させるた
め、整流板43を蒸発皿45に立設し、前記整流板43
を吸水性材料により形成して、整流板43に抗菌剤を含
有させている。また、凝縮器28を、裸チューブ28a
と該裸チューブ28aに連設され放熱用のフィンを備え
たフィンチューブ28bとから構成し、前記裸チューブ
28aを蒸発皿45の除霜水に浸水するよう配置する。
さらに、基盤34に蒸発皿45の除霜水を排出させる水
抜き孔50を設けてもよい。
め、整流板43を蒸発皿45に立設し、前記整流板43
を吸水性材料により形成して、整流板43に抗菌剤を含
有させている。また、凝縮器28を、裸チューブ28a
と該裸チューブ28aに連設され放熱用のフィンを備え
たフィンチューブ28bとから構成し、前記裸チューブ
28aを蒸発皿45の除霜水に浸水するよう配置する。
さらに、基盤34に蒸発皿45の除霜水を排出させる水
抜き孔50を設けてもよい。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、凝縮器28を冷却
するときにファン29を駆動させると、ファン29によ
って機械室30の前側の吸込口35から空気が吸い込ま
れ、吸い込まれた空気が空気流路37へ導かれる。この
とき、空気はファン29に向かって流れる偏流となる
が、吸込口35からの空気は整流板43によって遮断さ
れるので、整流板43に当って整流板43に沿って流れ
る。これによって、吸込口35から整流板43へ至る空
気は後側へ真っすぐに流れ、凝縮器28全体に均一な空
気が流れて、凝縮器28の冷却が促進される。
するときにファン29を駆動させると、ファン29によ
って機械室30の前側の吸込口35から空気が吸い込ま
れ、吸い込まれた空気が空気流路37へ導かれる。この
とき、空気はファン29に向かって流れる偏流となる
が、吸込口35からの空気は整流板43によって遮断さ
れるので、整流板43に当って整流板43に沿って流れ
る。これによって、吸込口35から整流板43へ至る空
気は後側へ真っすぐに流れ、凝縮器28全体に均一な空
気が流れて、凝縮器28の冷却が促進される。
【0011】そして、凝縮器28を通過した空気は圧縮
機27を冷却して排出口36より排出される。なお、圧
縮機27およびファン29等の運転音が整流板43によ
って遮断され、吸込口35からの漏洩が少なくなる。さ
らに、吸込口35に埃等が溜まったときは、空気流入部
52を取り外すことにより、吸込口35の埃等を容易に
取り除くことができるまた、蒸発皿45に溜まった除霜
水を蒸発させるとき、整流板43が除霜水を吸い込み、
ファン29による空気が整流板43に当ることにより除
霜水の蒸発が促進される。このとき、整流板43は抗菌
剤によって、水垢、ヌメリおよびカビ等の発生が抑えら
れる。
機27を冷却して排出口36より排出される。なお、圧
縮機27およびファン29等の運転音が整流板43によ
って遮断され、吸込口35からの漏洩が少なくなる。さ
らに、吸込口35に埃等が溜まったときは、空気流入部
52を取り外すことにより、吸込口35の埃等を容易に
取り除くことができるまた、蒸発皿45に溜まった除霜
水を蒸発させるとき、整流板43が除霜水を吸い込み、
ファン29による空気が整流板43に当ることにより除
霜水の蒸発が促進される。このとき、整流板43は抗菌
剤によって、水垢、ヌメリおよびカビ等の発生が抑えら
れる。
【0012】そして、除霜水に浸水している凝縮器28
の裸チューブ28aの熱によっても、直接除霜水を蒸発
させる。
の裸チューブ28aの熱によっても、直接除霜水を蒸発
させる。
【0013】さらに、冷蔵庫の移動あるいは引っ越し等
によって長時間運転しないときは、水抜き孔50から残
留除霜水を排出させる。
によって長時間運転しないときは、水抜き孔50から残
留除霜水を排出させる。
【0014】
【実施例】本実施例の冷蔵庫は、図5の如く、冷蔵庫本
体21に、前面開口した冷凍室22および冷蔵室23の
二つに区画された断熱箱体24と、前記冷凍室22およ
び冷蔵室23を開閉する各外扉25,26と、前記本体
21を支える脚21aとを備えている。そして、前記本
体21の底部に、冷媒を圧縮して気体にする圧縮機2
7、冷媒を冷却して液化する凝縮器28および該凝縮器
28を強制冷却するファン29を備えた機械室30が配
置されている。また、前記冷凍室22の後部には、冷却
器31および冷気循環用ファン32が配され、冷凍室2
2および冷蔵室23を連通するダクト33を介して冷気
が循環される。
体21に、前面開口した冷凍室22および冷蔵室23の
二つに区画された断熱箱体24と、前記冷凍室22およ
び冷蔵室23を開閉する各外扉25,26と、前記本体
21を支える脚21aとを備えている。そして、前記本
体21の底部に、冷媒を圧縮して気体にする圧縮機2
7、冷媒を冷却して液化する凝縮器28および該凝縮器
28を強制冷却するファン29を備えた機械室30が配
置されている。また、前記冷凍室22の後部には、冷却
器31および冷気循環用ファン32が配され、冷凍室2
2および冷蔵室23を連通するダクト33を介して冷気
が循環される。
【0015】前記機械室30は、図1,2の如く、前記
圧縮機27、凝縮器28およびファン29を載置する基
盤34と、本体21の底面21b、両側壁、後壁21c
とに囲まれた空間により形成されている。機械室30に
は、前記ファン29によって前側の吸込口35から後側
の排出口36へ至る空気流路37が形成されている。そ
して、機械室30の基盤34と本体底面21bとの間
は、前側が低く、後側が高くなっており、中央付近から
後側に向かって傾斜している。
圧縮機27、凝縮器28およびファン29を載置する基
盤34と、本体21の底面21b、両側壁、後壁21c
とに囲まれた空間により形成されている。機械室30に
は、前記ファン29によって前側の吸込口35から後側
の排出口36へ至る空気流路37が形成されている。そ
して、機械室30の基盤34と本体底面21bとの間
は、前側が低く、後側が高くなっており、中央付近から
後側に向かって傾斜している。
【0016】前記基盤34は、合成樹脂により矩形の凹
状に形成され、その周壁38の上部に鍔部39が設けら
れ、該鍔部39が本体底面21bに取付けられている。
そして、基盤34の前壁38aには空気を吸い込む前記
吸込口35が設けられ、後壁38bの一側の側壁38c
寄りに前記排出口36が設けられている。前記吸込口3
5は、細長の矩形に形成された穿孔で、この穿孔が基盤
34の幅方向に複数個規則正しく並べられて配置され、
基盤34の前壁38aから底面に回り込んで形成されて
いる。そして、吸込口35は、後側へ向かうほど穿孔の
開口面積が小さく、かつ幅方向に穿孔の数が少なくなっ
ている。
状に形成され、その周壁38の上部に鍔部39が設けら
れ、該鍔部39が本体底面21bに取付けられている。
そして、基盤34の前壁38aには空気を吸い込む前記
吸込口35が設けられ、後壁38bの一側の側壁38c
寄りに前記排出口36が設けられている。前記吸込口3
5は、細長の矩形に形成された穿孔で、この穿孔が基盤
34の幅方向に複数個規則正しく並べられて配置され、
基盤34の前壁38aから底面に回り込んで形成されて
いる。そして、吸込口35は、後側へ向かうほど穿孔の
開口面積が小さく、かつ幅方向に穿孔の数が少なくなっ
ている。
【0017】そして、前記基盤34には、その前壁38
aの吸込口35から吸い込まれた空気を後方へ導く左右
一対の案内板40と、該両案内板40に連通した斜板4
1と、前記吸込口35の後方で前記斜板41の上方に配
置された凝縮器28と、凝縮器28の後方に該凝縮器2
8への空気流を均一に流す整流板43と、該整流板43
の後方に前記排出口36を囲う仕切り板42と、該仕切
り板42に取付けられたファン29と、仕切り板42の
後方に配された圧縮機27とを備えている。そして、基
盤34の前側が空気流入部、中央部が前記冷却器31か
らパイプ44を介して落下する除霜水を溜めて蒸発させ
る蒸発皿45、仕切り板42に囲まれた圧縮機部の三つ
に区画されている。
aの吸込口35から吸い込まれた空気を後方へ導く左右
一対の案内板40と、該両案内板40に連通した斜板4
1と、前記吸込口35の後方で前記斜板41の上方に配
置された凝縮器28と、凝縮器28の後方に該凝縮器2
8への空気流を均一に流す整流板43と、該整流板43
の後方に前記排出口36を囲う仕切り板42と、該仕切
り板42に取付けられたファン29と、仕切り板42の
後方に配された圧縮機27とを備えている。そして、基
盤34の前側が空気流入部、中央部が前記冷却器31か
らパイプ44を介して落下する除霜水を溜めて蒸発させ
る蒸発皿45、仕切り板42に囲まれた圧縮機部の三つ
に区画されている。
【0018】前記案内板40は、薄板状の平板で、吸込
口35の両側から後方に向かって狭くなるよう傾斜して
立設されており、その始端部は両側壁38c,38dに
連通され、その終端部は後方へ向かって少し真っすぐに
形成されている。案内板40の高さは基盤34の周壁3
8と同じ高さとされ、基盤34と一体に形成されてい
る。
口35の両側から後方に向かって狭くなるよう傾斜して
立設されており、その始端部は両側壁38c,38dに
連通され、その終端部は後方へ向かって少し真っすぐに
形成されている。案内板40の高さは基盤34の周壁3
8と同じ高さとされ、基盤34と一体に形成されてい
る。
【0019】前記斜板41は、断面視略三角形に形成さ
れており、吸込口35からの空気を後方に向かって斜め
上方に導くよう傾斜面が設けられている。そして、両案
内板40の終端部を幅方向に沿って連通しており、斜板
41の高さは案内板40より少し低くされ、基盤34と
一体に形成されている。
れており、吸込口35からの空気を後方に向かって斜め
上方に導くよう傾斜面が設けられている。そして、両案
内板40の終端部を幅方向に沿って連通しており、斜板
41の高さは案内板40より少し低くされ、基盤34と
一体に形成されている。
【0020】そして、斜板41には、それと別体の前記
凝縮器28を支持する2個の支持板46が直交して設け
られており、該支持板46は、薄板状の平板で、両側壁
38c,38dから等間隔の位置にそれぞれ奥行き方向
に沿って立設されている。そして、高さは斜板41と同
じとされ、その上端には凝縮器28が係合して嵌まり込
む複数の切欠47が形成されている。
凝縮器28を支持する2個の支持板46が直交して設け
られており、該支持板46は、薄板状の平板で、両側壁
38c,38dから等間隔の位置にそれぞれ奥行き方向
に沿って立設されている。そして、高さは斜板41と同
じとされ、その上端には凝縮器28が係合して嵌まり込
む複数の切欠47が形成されている。
【0021】前記仕切り板42は、薄板状の平板で、L
字状に屈曲して立設されている。そして、前記排出口3
6を囲むように仕切り板42の長辺側42aが幅方向に
沿って配されて一側の側壁38cに連通し、短辺側42
bは後壁38bに連通している。仕切り板42の短辺側
は、他側の側壁38dと離れており、この場所に、冷却
器31からの除霜水がパイプ44を介して落下する。ま
た、仕切り板42の高さは、本体底面21bの高い方に
当接する高さとされている。この仕切り板42に囲まれ
た内側に前記圧縮機27が支持具27aを介して基盤3
4に固定され、短辺側42bには円形の連通孔48が設
けられており、該連通孔48に取付け具29aを介して
前記ファン29が取付けられている。
字状に屈曲して立設されている。そして、前記排出口3
6を囲むように仕切り板42の長辺側42aが幅方向に
沿って配されて一側の側壁38cに連通し、短辺側42
bは後壁38bに連通している。仕切り板42の短辺側
は、他側の側壁38dと離れており、この場所に、冷却
器31からの除霜水がパイプ44を介して落下する。ま
た、仕切り板42の高さは、本体底面21bの高い方に
当接する高さとされている。この仕切り板42に囲まれ
た内側に前記圧縮機27が支持具27aを介して基盤3
4に固定され、短辺側42bには円形の連通孔48が設
けられており、該連通孔48に取付け具29aを介して
前記ファン29が取付けられている。
【0022】前記整流板43は、薄板状の平板で、一側
が前記ファン29に対して吸込口35を隠すように側壁
38dに連通され、他側が側壁38cと離れている。整
流板43の高さは本体底面21bの傾斜部に当接する高
さとされている。また、整流板43には、前記凝縮器2
8が係合するスリット49が設けられている。
が前記ファン29に対して吸込口35を隠すように側壁
38dに連通され、他側が側壁38cと離れている。整
流板43の高さは本体底面21bの傾斜部に当接する高
さとされている。また、整流板43には、前記凝縮器2
8が係合するスリット49が設けられている。
【0023】前記支持板46、仕切り板42および整流
板43は、それぞれ吸水性のある多孔質材等により形成
されており、インサート成形により基盤34と一体に形
成されている。また、支持板46、仕切り板42および
整流板43には、銀をゼオライトにイオン結合させた銀
ゼオライト等の抗菌剤が含有されており、防カビ機能を
果たしている。
板43は、それぞれ吸水性のある多孔質材等により形成
されており、インサート成形により基盤34と一体に形
成されている。また、支持板46、仕切り板42および
整流板43には、銀をゼオライトにイオン結合させた銀
ゼオライト等の抗菌剤が含有されており、防カビ機能を
果たしている。
【0024】そして、前記基盤34の前壁38aと前記
案内板40および斜板41との空間、前記案内板40お
よび斜板41と整流板43との間の空間、整流板43と
仕切り板42との間の空間、仕切り板42と後壁38b
に囲まれた空間および連通孔48が、図2に示す矢印方
向に空気が流れる前記空気流路37とされている。ま
た、前記案内板40、斜板41、仕切り板42および両
側壁38c,38dに囲まれる凹み(図2中、斜線部
分)が前記蒸発皿45とされている。
案内板40および斜板41との空間、前記案内板40お
よび斜板41と整流板43との間の空間、整流板43と
仕切り板42との間の空間、仕切り板42と後壁38b
に囲まれた空間および連通孔48が、図2に示す矢印方
向に空気が流れる前記空気流路37とされている。ま
た、前記案内板40、斜板41、仕切り板42および両
側壁38c,38dに囲まれる凹み(図2中、斜線部
分)が前記蒸発皿45とされている。
【0025】前記凝縮器28は、裸チューブ28aと該
裸チューブ28aに連設され放熱用のフィンを備えたフ
ィンチューブ28bとから構成されており、図3の如
く、フィンチューブ28bが上側、裸チューブ28aが
下側となる2層構造とされ、前記フィンチューブ28b
は基盤34の前面から整流板43までの間、幅方向に折
れ曲がりながら配置され、前記裸チューブ28aは蒸発
皿45の除霜水に浸水するよう配置されている。そし
て、前記裸チューブ28a側に圧縮機27が連通され、
フィンチューブ28b側に毛細管(図示せず)を介して
冷却器31が連通されている。
裸チューブ28aに連設され放熱用のフィンを備えたフ
ィンチューブ28bとから構成されており、図3の如
く、フィンチューブ28bが上側、裸チューブ28aが
下側となる2層構造とされ、前記フィンチューブ28b
は基盤34の前面から整流板43までの間、幅方向に折
れ曲がりながら配置され、前記裸チューブ28aは蒸発
皿45の除霜水に浸水するよう配置されている。そし
て、前記裸チューブ28a側に圧縮機27が連通され、
フィンチューブ28b側に毛細管(図示せず)を介して
冷却器31が連通されている。
【0026】なお、基盤34の一側の側壁38cの前側
には、図4の如く、除霜水を排出させる水抜き孔50が
設けられており、ドレンプラグ51を抜くことにより任
意に除霜水を排出できる。
には、図4の如く、除霜水を排出させる水抜き孔50が
設けられており、ドレンプラグ51を抜くことにより任
意に除霜水を排出できる。
【0027】上記構成において、圧縮機27が駆動して
冷凍室22および冷蔵室23の冷却が行われ、ファン2
9によって機械室30の前側の吸込口35から空気が吸
い込まれ、凝縮器28を強制冷却する。吸い込まれた空
気は、通常基盤34の中心からずれた位置にあるファン
29に向かって直線的に流れようとする偏流となるが、
吸込口35からの空気はその一部が整流板43によって
遮断されるので、空気が一旦整流板43に当ってから一
側の側壁38cに向かって流れる。そして、整流板43
に遮断されない空気はそのまま後側に向かって流れる。
これによって、吸込口35から整流板43へ至る空気は
後側へ真っすぐに流れ、凝縮器28の上側のフィンチュ
ーブ28b全体に均一な空気が流れて、凝縮器28の冷
却が促進される。なお、圧縮機28およびファン29等
の運転音は整流板43によって遮断され、吸込口35か
らの漏洩が少なくなる。
冷凍室22および冷蔵室23の冷却が行われ、ファン2
9によって機械室30の前側の吸込口35から空気が吸
い込まれ、凝縮器28を強制冷却する。吸い込まれた空
気は、通常基盤34の中心からずれた位置にあるファン
29に向かって直線的に流れようとする偏流となるが、
吸込口35からの空気はその一部が整流板43によって
遮断されるので、空気が一旦整流板43に当ってから一
側の側壁38cに向かって流れる。そして、整流板43
に遮断されない空気はそのまま後側に向かって流れる。
これによって、吸込口35から整流板43へ至る空気は
後側へ真っすぐに流れ、凝縮器28の上側のフィンチュ
ーブ28b全体に均一な空気が流れて、凝縮器28の冷
却が促進される。なお、圧縮機28およびファン29等
の運転音は整流板43によって遮断され、吸込口35か
らの漏洩が少なくなる。
【0028】そして、凝縮器28を通過した空気は整流
板43と仕切り板42との間を通り、ファン29および
連通孔48を介して圧縮機27を冷却して排出口36よ
り排出される。
板43と仕切り板42との間を通り、ファン29および
連通孔48を介して圧縮機27を冷却して排出口36よ
り排出される。
【0029】また、運転中、冷却器31に霜が付着する
と除霜が行われ、基盤34の蒸発皿45に除霜水が溜ま
る。このとき、整流板43、仕切り板42および支持板
46に除霜水が吸い込まれ、整流板43ではファン29
による空気が整流板43に当たって幅方向に沿って流れ
ることにより除霜水が蒸発する。仕切り板42では空気
の流れとその後側に位置する圧縮機27の熱が伝達され
て蒸発する。そして、支持板46では切欠47に係合し
ている凝縮器28の熱が伝達されて除霜水の蒸発が促進
される。さらに、除霜水に浸水している凝縮器28の裸
チューブ28aの熱によっても、直接除霜水が蒸発す
る。
と除霜が行われ、基盤34の蒸発皿45に除霜水が溜ま
る。このとき、整流板43、仕切り板42および支持板
46に除霜水が吸い込まれ、整流板43ではファン29
による空気が整流板43に当たって幅方向に沿って流れ
ることにより除霜水が蒸発する。仕切り板42では空気
の流れとその後側に位置する圧縮機27の熱が伝達され
て蒸発する。そして、支持板46では切欠47に係合し
ている凝縮器28の熱が伝達されて除霜水の蒸発が促進
される。さらに、除霜水に浸水している凝縮器28の裸
チューブ28aの熱によっても、直接除霜水が蒸発す
る。
【0030】ここで、整流板43、仕切り板42および
支持板46に除霜水を吸い込ませると、その影響により
水垢、ヌメリあるいはカビ等が発生する恐れがあり、冷
凍室22および冷蔵室23には直接影響を与えないが、
衛生的によいとはいえない。しかし、各板42,43,
46には抗菌剤が含有しているので、水垢、ヌメリおよ
びカビ等の発生を抑えることができる。
支持板46に除霜水を吸い込ませると、その影響により
水垢、ヌメリあるいはカビ等が発生する恐れがあり、冷
凍室22および冷蔵室23には直接影響を与えないが、
衛生的によいとはいえない。しかし、各板42,43,
46には抗菌剤が含有しているので、水垢、ヌメリおよ
びカビ等の発生を抑えることができる。
【0031】そして、上記のように除霜水の蒸発が行わ
れるが、例えば、冷蔵庫の移動あるいは引っ越し等によ
って長時間電源を抜いた運転停止状態のとき、蒸発皿4
5に除霜水が残っている場合は、基盤34のドレンプラ
グ51を抜いて残留除霜水を水抜き孔50から排出させ
ることができる。
れるが、例えば、冷蔵庫の移動あるいは引っ越し等によ
って長時間電源を抜いた運転停止状態のとき、蒸発皿4
5に除霜水が残っている場合は、基盤34のドレンプラ
グ51を抜いて残留除霜水を水抜き孔50から排出させ
ることができる。
【0032】このように、吸込口35が後側へ向かうほ
ど穿孔の開口面積を小さくして、基盤34に整流板43
を設けて後側への空気流の偏流を防止しているので、空
気が後方に向けて平行に流れ、凝縮器28全体に均一な
空気を流すことができる。したがって、凝縮器28の冷
却が効率よく行われ、冷蔵庫の性能を低下させることは
ない。しかも、整流板43がファン29に対して吸込口
35を隠す位置に設けられているので、圧縮機27およ
びファン29等の運転音が吸込口35から漏れるのを防
止でき、冷蔵庫の騒音の低減が図れる。
ど穿孔の開口面積を小さくして、基盤34に整流板43
を設けて後側への空気流の偏流を防止しているので、空
気が後方に向けて平行に流れ、凝縮器28全体に均一な
空気を流すことができる。したがって、凝縮器28の冷
却が効率よく行われ、冷蔵庫の性能を低下させることは
ない。しかも、整流板43がファン29に対して吸込口
35を隠す位置に設けられているので、圧縮機27およ
びファン29等の運転音が吸込口35から漏れるのを防
止でき、冷蔵庫の騒音の低減が図れる。
【0033】また、基盤34に蒸発皿45を形成し、蒸
発皿45に配置した整流板43、仕切り板42および支
持板46を吸水性の多孔質材等で形成しているので、除
霜水を各板42,43,46に吸い込ませることができ
る。したがって、各板42,43,46に吸い込んだ除
霜水を凝縮器28および圧縮機27の熱やファン29に
よる空気流を利用して蒸発させることができるので、効
率のよい除霜水の蒸発が行える。さらに、凝縮器28を
裸チューブ28aとフィンチューブ28bとからなる2
層構造にし、裸チューブ28aを除霜水に浸水させるこ
とにより、凝縮器28の熱によって直接除霜水を蒸発さ
せることができるので、蒸発皿45を大きくする必要が
なく、冷蔵庫の小型化が可能となる。しかも、蒸発皿4
5、整流板43、仕切り板42および支持板46を基盤
34と一体に形成しているので、基盤34の軽量化が図
れ、各部品の取付け工程の削減によるコストダウンが可
能となる。
発皿45に配置した整流板43、仕切り板42および支
持板46を吸水性の多孔質材等で形成しているので、除
霜水を各板42,43,46に吸い込ませることができ
る。したがって、各板42,43,46に吸い込んだ除
霜水を凝縮器28および圧縮機27の熱やファン29に
よる空気流を利用して蒸発させることができるので、効
率のよい除霜水の蒸発が行える。さらに、凝縮器28を
裸チューブ28aとフィンチューブ28bとからなる2
層構造にし、裸チューブ28aを除霜水に浸水させるこ
とにより、凝縮器28の熱によって直接除霜水を蒸発さ
せることができるので、蒸発皿45を大きくする必要が
なく、冷蔵庫の小型化が可能となる。しかも、蒸発皿4
5、整流板43、仕切り板42および支持板46を基盤
34と一体に形成しているので、基盤34の軽量化が図
れ、各部品の取付け工程の削減によるコストダウンが可
能となる。
【0034】ところで、上記実施例の冷蔵庫では、空気
の吸込口35に埃等が堆積して目詰まりが生じる可能性
がある。この場合、堆積した埃等によって空気吸入量が
減少し、長期運転時に凝縮器28の冷却不足等による冷
蔵庫の故障原因となりかねない。そこで、図6の如く、
基盤34の前側が蒸発皿45と区画され吸込口35を有
した空気流入部52とされ、該空気流入部52が基盤3
4に対して着脱自在とされている。該空気流入部52の
吸込口35には、フィルタ53が設けられており、基盤
34内への埃等の侵入を防止している。そして、基盤3
4には、空気流入部52と係合する係合部54が3カ所
設けられており、空気流入部52をスライドさせて着脱
させる。
の吸込口35に埃等が堆積して目詰まりが生じる可能性
がある。この場合、堆積した埃等によって空気吸入量が
減少し、長期運転時に凝縮器28の冷却不足等による冷
蔵庫の故障原因となりかねない。そこで、図6の如く、
基盤34の前側が蒸発皿45と区画され吸込口35を有
した空気流入部52とされ、該空気流入部52が基盤3
4に対して着脱自在とされている。該空気流入部52の
吸込口35には、フィルタ53が設けられており、基盤
34内への埃等の侵入を防止している。そして、基盤3
4には、空気流入部52と係合する係合部54が3カ所
設けられており、空気流入部52をスライドさせて着脱
させる。
【0035】このように、空気流入部52を取り外して
吸込口35の掃除が行えるので、吸込口35に堆積する
埃等による目詰まり状態を防止でき、凝縮器28の冷却
性能を低下させることがない。
吸込口35の掃除が行えるので、吸込口35に堆積する
埃等による目詰まり状態を防止でき、凝縮器28の冷却
性能を低下させることがない。
【0036】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0037】例えば、上記実施例では、整流板43、仕
切り板42および支持板46を吸水性のある多孔質材に
より形成したが、各板42,43,46を基盤34と同
じ材料により一体形成して、各板42,43,46の表
面に吸水能力の高い紙材、フェルト等を貼着してもよ
い。また、蒸発皿45の壁面となるその他部分にも紙材
等を貼着すると、さらに除霜水の蒸発効果が向上する。
切り板42および支持板46を吸水性のある多孔質材に
より形成したが、各板42,43,46を基盤34と同
じ材料により一体形成して、各板42,43,46の表
面に吸水能力の高い紙材、フェルト等を貼着してもよ
い。また、蒸発皿45の壁面となるその他部分にも紙材
等を貼着すると、さらに除霜水の蒸発効果が向上する。
【0038】また、吸込口35の形状は矩形に限らず、
他の形状でもよい。また、吸込口35の穿孔の大きさを
小さくして開口面積を小にしていたが、穿孔の数を減ら
して開口面積を小さくしてもよい。
他の形状でもよい。また、吸込口35の穿孔の大きさを
小さくして開口面積を小にしていたが、穿孔の数を減ら
して開口面積を小さくしてもよい。
【0039】さらに、水抜き孔50の配置は、基盤34
の側壁38cに限らず、蒸発皿45の位置であればどの
場所に設けてもよい。また、多数設けてもよい。
の側壁38cに限らず、蒸発皿45の位置であればどの
場所に設けてもよい。また、多数設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、吸込口を基盤の下側へ回り込んで形成し、吸入
口の開口面積を後側へ向かうほど小さくしているので、
下側からの空気に邪魔されることなく効率よく空気流入
量を増やすことができる。また、基盤に整流板を設けて
後側への空気流の偏流を防止しているので、空気が後方
に向けて平行に流れ、凝縮器全体に均一な空気を流すこ
とができる。したがって、凝縮器の冷却が効率よく行わ
れ、冷蔵庫の性能を低下させることはない。しかも、整
流板がファンに対して吸込口を隠す位置に設けられてい
るので、圧縮機およびファン等の運転音が吸込口から漏
れるのを防止でき、冷蔵庫の騒音の低減が図れ、ユーザ
ーに不快感を与えない。
よると、吸込口を基盤の下側へ回り込んで形成し、吸入
口の開口面積を後側へ向かうほど小さくしているので、
下側からの空気に邪魔されることなく効率よく空気流入
量を増やすことができる。また、基盤に整流板を設けて
後側への空気流の偏流を防止しているので、空気が後方
に向けて平行に流れ、凝縮器全体に均一な空気を流すこ
とができる。したがって、凝縮器の冷却が効率よく行わ
れ、冷蔵庫の性能を低下させることはない。しかも、整
流板がファンに対して吸込口を隠す位置に設けられてい
るので、圧縮機およびファン等の運転音が吸込口から漏
れるのを防止でき、冷蔵庫の騒音の低減が図れ、ユーザ
ーに不快感を与えない。
【0041】また、基盤に蒸発皿を形成し、蒸発皿に配
置した整流板を吸水性材料によって形成しているので、
除霜水を整流板に吸い込ませることができる。したがっ
て、整流板に吸い込んだ除霜水を凝縮器および圧縮機の
熱やファンによる空気流を利用して蒸発させることがで
き、効率のよい除霜水の蒸発が行える。なお、整流板に
は抗菌剤を含有させているので、水垢、ヌメリおよびカ
ビ等の発生を抑えることができる。
置した整流板を吸水性材料によって形成しているので、
除霜水を整流板に吸い込ませることができる。したがっ
て、整流板に吸い込んだ除霜水を凝縮器および圧縮機の
熱やファンによる空気流を利用して蒸発させることがで
き、効率のよい除霜水の蒸発が行える。なお、整流板に
は抗菌剤を含有させているので、水垢、ヌメリおよびカ
ビ等の発生を抑えることができる。
【0042】さらに、凝縮器を裸チューブとフィンチュ
ーブとからなる2層構造にし、裸チューブを除霜水に浸
水させることにより、凝縮器の熱によって直接除霜水を
蒸発させることができるので、蒸発皿を大きくする必要
がなく、冷蔵庫の小型化が可能となる。しかも、蒸発皿
および整流板を基盤と一体に形成しているので、基盤の
軽量化が図れ、各部品の取付け工程の削減によるコスト
ダウンが可能となる。
ーブとからなる2層構造にし、裸チューブを除霜水に浸
水させることにより、凝縮器の熱によって直接除霜水を
蒸発させることができるので、蒸発皿を大きくする必要
がなく、冷蔵庫の小型化が可能となる。しかも、蒸発皿
および整流板を基盤と一体に形成しているので、基盤の
軽量化が図れ、各部品の取付け工程の削減によるコスト
ダウンが可能となる。
【0043】そして、空気流入部を取り外すことによ
り、吸込口の掃除が容易に行えるので、吸込口に堆積す
る埃等による目詰まり状態を防止でき、凝縮器の冷却性
能を低下させることがなく、しかも冷蔵庫の延命効果が
向上する。
り、吸込口の掃除が容易に行えるので、吸込口に堆積す
る埃等による目詰まり状態を防止でき、凝縮器の冷却性
能を低下させることがなく、しかも冷蔵庫の延命効果が
向上する。
【0044】また、水抜き孔から除霜水を排出できるよ
うにしているので、冷蔵庫を移動させるとき、残留除霜
水が蒸発皿から落水するのを防止でき、部屋を汚すこと
はないといった優れた効果がある。
うにしているので、冷蔵庫を移動させるとき、残留除霜
水が蒸発皿から落水するのを防止でき、部屋を汚すこと
はないといった優れた効果がある。
【図1】本発明の一実施例における冷蔵庫の機械室の斜
視図
視図
【図2】冷蔵庫の機械室の平面図
【図3】機械室の側断面図
【図4】基盤の水抜き孔の斜視図
【図5】冷蔵庫の断面図
【図6】他の実施例の基盤の空気流入部の斜視図
【図7】従来の冷蔵庫の一部破断側面図
【図8】同じく機械室の平面断面図
【図9】他の従来の冷蔵庫の機械室背面図
27 圧縮機 28 凝縮器 28a 裸チューブ 28b フィンチューブ 29 ファン 30 機械室 34 基盤 35 吸込口 36 排出口 37 空気流路 43 整流板 45 蒸発皿 50 水抜き孔 52 空気流入部
Claims (8)
- 【請求項1】 冷蔵庫本体の底部に、冷媒を圧縮して気
体にする圧縮機および冷媒を冷却して液化する凝縮器を
備えた機械室が配置され、前記凝縮器をファンにより強
制冷却する冷蔵庫において、前記機械室に吸込口から排
出口へ至る空気流路が形成され、該空気流路に前記凝縮
器が配され、該凝縮器に均一に空気を流す整流板が設け
られ、該整流板が前記機械室の基盤に一体に形成され、
該基盤に冷却器の除霜水を溜めて蒸発させる蒸発皿が形
成されたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】 吸込口が基盤の前面から下側に回り込ん
で形成され、前記吸込口の開口面積が後側へ向かうほど
小さくなるよう形成されたことを特徴とする請求項1記
載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 基盤の前側が蒸発皿と区画され吸込口を
有する空気流入部とされ、該空気流入部が前記基盤に着
脱自在とされたことを特徴とする請求項1または2記載
の冷蔵庫。 - 【請求項4】 ファンに対して吸込口を隠す位置に整流
板が配置されたことを特徴とする請求項1,2または3
記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 整流板が蒸発皿に立設され、前記整流板
が吸水性材料により形成されたことを特徴とする請求項
1,2,3,または4記載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 整流板に抗菌剤を含有させたことを特徴
とする請求項5記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 凝縮器は、裸チューブと該裸チューブに
連設され放熱用のフィンを備えたフィンチューブとから
構成され、前記裸チューブが蒸発皿の除霜水に浸水する
よう配置されたことを特徴とする請求項1ないし6記載
の冷蔵庫。 - 【請求項8】 基盤に、蒸発皿の除霜水を排出させる水
抜き孔が設けられたことを特徴とする請求項1ないし7
記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31484393A JPH07167547A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31484393A JPH07167547A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167547A true JPH07167547A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18058276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31484393A Pending JPH07167547A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167547A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064601A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫 |
CN1316217C (zh) * | 2003-12-09 | 2007-05-16 | Lg电子株式会社 | 内置冰箱的散热装置 |
CN100400991C (zh) * | 2003-12-01 | 2008-07-09 | Lg电子株式会社 | 内置冰箱的散热器 |
KR20120029254A (ko) * | 2010-09-16 | 2012-03-26 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
US8161762B2 (en) | 2004-01-08 | 2012-04-24 | Panasonic Corporation | Refrigerator |
JP2013011421A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Daikin Industries Ltd | コンテナ用冷凍装置 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31484393A patent/JPH07167547A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100400991C (zh) * | 2003-12-01 | 2008-07-09 | Lg电子株式会社 | 内置冰箱的散热器 |
US7878015B2 (en) | 2003-12-01 | 2011-02-01 | Lg Electronics Inc. | Radiating apparatus of built-in refrigerator |
CN1316217C (zh) * | 2003-12-09 | 2007-05-16 | Lg电子株式会社 | 内置冰箱的散热装置 |
US8161762B2 (en) | 2004-01-08 | 2012-04-24 | Panasonic Corporation | Refrigerator |
JP2007064601A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷蔵庫 |
KR20120029254A (ko) * | 2010-09-16 | 2012-03-26 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
JP2013011421A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-17 | Daikin Industries Ltd | コンテナ用冷凍装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6997008B2 (en) | Defrost water draining unit for a refrigerator | |
US3785168A (en) | Household refrigerator | |
JPS6342190B2 (ja) | ||
JPH07146054A (ja) | 冷蔵庫 | |
KR101635647B1 (ko) | 냉장고 | |
JPH07167547A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPS5952181A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5011905B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2001021257A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH1019449A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP3757643B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
CN112197491A (zh) | 衣柜 | |
JP2006275474A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH0791811A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2003056970A (ja) | 冷蔵庫 | |
CN220750480U (zh) | 制冷设备 | |
CN219913596U (zh) | 冰箱 | |
JP2004010085A (ja) | 飲料ディスペンサ | |
CN210980515U (zh) | 衣柜 | |
JP3966359B1 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5328623B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2778880B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2001280805A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2008002735A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2006064195A (ja) | システムキッチン収納型冷蔵庫 |